FUJITA'S BAR
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2016-01-11

映画 「ブリッジ・オブ・スパイ」

テーマ:洋画
いい仕事をした後は、一杯やりたくなっちゃいますね。


今年の3本目は、現在公開中の本命、スピルバーグ監督作品を選びました。

トム・ハンクスは、弁護士を演じます。

「フィラデルフィア」では、デンゼル・ワシントンに弁護される役でしたが、

今度は彼が、窮地に追い込まれた人たちを救う役割です。



事実に基づいた物語であり、内容もさんざん宣伝されているので、

ほとんど全部ネタバレしているようなもんなんですが、

そこは、スピルバーグ。


スリリングでワクワクドキドキするような、面白い映画になりました。


トム・ハンクスはもともと、俺的にはコメディ俳優だったので、

人を楽しませたり、いい気分にさせたりする演技がうまい。

「すべてをあなたに」では、若者をやる気にさせるおっさんを演じ、

「ターミナル」「キャスト・アウェイ」では、おろおろして泣きまくり、

でも最後は、キリッとしたいい顔で映画を締めくくった。

「ロード・トゥ・パーディション」でも、根っからのワルには見えなかったし、

「フォレスト・ガンプ」は、ある意味天才だと感じたものです。


だから、安心して見ていられる、いい役者さん。

弱い者の目線で、ユーモアたっぷりに演じてくれる、頼もしい男。



彼ならきっと、何とかしてくれる。

そういうオーラが、にじみ出ているようなんです。


彼がたとえ失敗しても、きっと何か理由があるんだろう、と思う。

そのくらい、たくさんの信頼を得ている、大物俳優と言っていい存在。


…憧れますねえ。



そして、ソ連のスパイを演じるマーク・ライアンスの名演にもご注目。

味のある、いい演技をするじいさんだなあ…かっけえ。

彼には、長い間諜報活動をしていたという雰囲気がある。


トムとマークの駆け引き。

ため息が出るくらい、男の品格に満ちています。






トムの役柄は、民間の弁護士ですが、国の依頼を受けて、水面下の仕事をします。

タイトルは、原題だと「spies」という複数形になっています。

ここが、ポイント。


「ブリッジ」は、「橋」という意味ですが、

彼の役柄を考えると、「橋渡し役」とも解釈できますね。


地味になりやすい題材ですが、スピルバーグの「スパイス」が効いて、

何ともゴージャスでおいしい味付けになりました。



本作は長尺ですが、見ていて、全然飽きません。

「杉原千畝」を先に見ていて、よかったと思いました。


やっぱり、スパイ映画というジャンルは、面白いですね。



正義は、国や人によって違うけれど、

根底にあるヒューマニズムは、世界共通。

どうしたら、うまくことがおさまるか。

それを何とかするのが、人間の英知というものでしょう。


知恵と勇気は、愛情から生まれる力なのだから。






…王者の風格を持った良質な映画を、ぜひ映画館でご堪能下さい。








【作品データ】


監督・製作:スティーヴン・スピルバーグ

脚本:ジョエル&イーサン・コーエン マット・チャーマン

撮影:ヤヌス・カミンスキー 音楽:トーマス・ニューマン

出演:トム・ハンクス マーク・ライランス スコット・シェパード

   エイミー・ライアン セバスチャン・コッホ アラン・アルダ

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2016-01-11

映画 「ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲」

テーマ:洋画
獣の本能を呼び覚ませ。 …狂っているのは、どっちだ!



少年の物語の後は、少女の物語でバランスを取ろうと思い、観賞しました。

すげえ~ これ、主役はわんこだわ~



250匹のわんこが、街中を疾走します。かっけえ~

「ジュラシック・ワールド」の恐竜はCGですが、こっちは本物の迫力。


この映画、すごく気に入ってしまいました。



13歳のリリは、両親が離婚し、母親の“新しい男”と暮らしています。

2人が旅行に行くので、彼女はしばらくの間、元ダンナにあずけられることに。

しぶしぶ承知する父親でしたが、わんこのハーディーが一緒でびっくり。


犬はダメだ~!

どうやら、雑種犬を飼うと、高い税金を払わなくてはならないらしい。

いったんは家に入れるも、部屋を別にされたハーディーは吠えまくる。


これじゃあ、眠れやしない。

娘からは嫌われるし、警察には通報されるし…


アタマにきた父親は、車でわんこを遠くに連れ出し、路上に置き去りにしちゃう。


人間に飼い慣らされた素直なハーディーは、途方に暮れる…

車にひかれそうになったり、腹が減ってゴミをあさったり…


さっきの映画は、少年がさまようお話でしたが、

こっちはなんと、わんこがさまようお話だったんです。


…さあ、一体どうなる?

ハーディーは、果たして生き残れるのか?



ここまで書くと、女の子とわんこの美しい愛情物語かと思うかもしれませんが、

この映画、が「PG12」であることにご注目。



はっきり言って、ホラー映画でしたよ~♪



本作は、わんこ大好きな方は、覚悟してご覧下さい。

飼い犬であろうと、家畜であろうと、獣であることに変わりはないですから。



…わんこやってるのも、楽じゃなねえんだよ!


そんな叫びが伝わってくるような、いぶし銀ワイルド映画に仕上がっています。



思い出すのは、イタリア映画「猛獣大脱走」ですかねえ。

小学生の頃に地元の映画館で見たら、すげえコワかったんだけど、

大人になってから見ると、肝心の動物が少なくてショボかったっけなあ。



とにかくこの映画は、いたいけなお子様には、刺激が強過ぎるかもしれないので、

保護者の方は、見終わった後にちゃんとフォローしてあげて下さいね。



わんこが主役というと、「流れ星銀」とか、「カムイ外伝」の赤ですね。

台詞がないけど、動きや表情で、ちゃんと物語として成立している。


今思うと、「メビウス」と「ザ・トライブ」を見ていたのが効いてきています。


台詞が少ない方が、あるいは全くない方が、画面の情報量に集中できる。

「兵士、その後」もそうだし、のあのあシアターでやった「4分間のピアニスト」も、

冒頭の沈黙がよかったんですよね~ あ、「包帯クラブ」もそうだったかな。




ありきたりのお決まりパターンの映画ばっかり見ている人は、戸惑うでしょう。

動物愛護協会が何を言おうが、この映画はOKです。

「ほえる犬は噛まない」なんて、まだカワイイもんじゃないですか。


犬を殴る、銃で撃ち殺す。

すっげえ~ ここまできたら、とことんやっちゃえばよろしい。


「ザ・コーヴ」なんて、イルカにじゃなくて、

イルカ漁をする人たちを虐待するために作られた、悪魔のドキュメンタリーだから。


こっちの方が、普通に気持ちがいい。


俺は、生き物を扱う仕事をしているので、奴らの側についてやりたくなっちゃう。

ああ俺はきっと、豚たちに食い殺される日が来るのだろう。



狩る側と、狩られる側。

殺す側と、殺される側。

虐げる側と、虐げられる側。

飼う側と、飼われる側。

ご主人様と、忠実な僕…



そのバランスが、崩れたら?

その立場が、いつか逆転したら?



強い者が、生き残る。

弱い者には、死、あるのみ。



恐ろしいけど、理不尽だけど、これが現実。




でも、この映画は、決して暗い世界じゃない。

きちんと、ロマンあふれる、情緒たっぷりの秀作なんです。



13歳の女の子は、まだ大人になり切っていない年代。

着替えやらチャリで転倒やら、やたらとパンツ見せのサービスがあります。


血の気の多いわんこたちバトルの合間に、ムダにロリシーンがチラホラ。

これは絶対、狙っていますね~


まさに、野生的本能を刺激する映画と言えるでしょう(笑)

わんこが好きじゃない男性諸君は、女の子の生足で楽しんで下さい☆




本作には、多くのわんこたちが登場します。

エンドロールを見ていると、ファーストネームだげがズラズラ出てくるところが。

これはもしかして、出演したわんこたちの名前なのかな…って思いました。


施設から借りたわんこたちなんですが、撮影が終わった後に、里親を募ったところ、

たくさんの応募が殺到して、全部のわんこが、新しい飼い主に出会えたそうです。


ムンドルッツォ監督、いい仕事しましたね☆




豚は、接し方ひとつで、育ち方が変わっていきます。

犬ならなおさら、飼い主の内面が大きく影響していくでしょう。

豚舎には猫がいるので、最近は猫のことも少しわかってきましたが、

犬という動物は、俺にとって、まだ未知の生き物。



わんこと深い交流ができる人なら、きっと何か感じるものがあるかもしれない。


何とも、不思議な力を持った、美しい映画です。




今年はサル年ですが、年末と年頭にわんこ映画を見てしまいました。

ヒツジ年だった昨年は、ひつじのショーンとかあったから、

今年は、おさるのジョージが映画になるのかな…なんて。

(アメリカは日本の干支に合わせて映画作ってませんから)



…ああ、血だらけのわんこと、少女のパンチラが、脳裏に刻まれてしまった!






【作品データ】


監督:コーネル・ムンドルッツオ

脚本:コーネル・ムンドルッツオ カタ・ウェーベル ビクトリア・ベトラニー

撮影:マルツェッル・レーブ 音楽:アシャー・ゴールドシュミット

動物コーディネーター・テクニカルアドバイザー:テレサ・アン・ミラー

出演:250匹のわんこ

   ジョーフィア・プショッタ シャーンドル・ジョーテール

   ラースロー・ガールフィ リリ・ホルバート



 (2014年ハンガリー・ドイツ・スウェーデン合作 PG12 上映時間:119分)




☆第67回カンヌ映画祭「ある視点」部門グランプリ、パルムドッグ賞受賞作品


☆タイトルの意味は、ホームページで監督が語っていますが、

 映画を最後まで見てからの方がよろしいかと思います。
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2016-01-11

映画 「ふたつの名前を持つ少年」

テーマ:洋画
生きるために、約束を守るために、逃げて逃げて、逃げまくれ!


東京では昨年の8月に公開された映画ですが、新潟でもようやく見ることができました。

来月にはDVDが発売されるそうなんですが、やっぱり劇場で見たかったので。

今年最初に見る映画は、大作を避けて、インディーズ系でいきたかったのもあって。


本作は、文部科学省特別選定作品ですが、過酷で残酷な場面もありますので、

ある程度の覚悟をしてご覧下さい。



主人公は、ユダヤ人の8歳の少年。

1942年、ポーランドのユダヤ人強制居住区から脱走した彼は、

過酷な状況の中で、必死にサバイバルをしながら、生き抜いていく。


野宿をして、物乞いをして、出会う人に優しくされたかと思えば、利用されたり、

銃弾が飛び交う中を疾走したりして、ひたすら、画面を駆け抜ける。


果たして少年は、どこまで逃げたらいいのだろうか…




原題は、「RUN BOY RUN」。

このまんまの方がふさわしい気がしますが、

ドイツ映画の「ラン・ローラ・ラン」を思い出しちゃって、

コメディ映画かと誤解されてしまうのを懸念したのかもしれませんね。


このタイトルだと、スパイ映画みたいで、ドキドキ感が増す効果があるかも。

それからさらに、主演俳優は、実は○○だった…という驚きも、

このタイトルだからこそ、意味が深くなったと俺は思いました。

(○○のところは、記事の最後に明かします)



戦後70年ということは、アウシュビッツ収容所解放70周年でもあるわけで、

本作が2015年の夏に公開されたことが実にタイムリーでした。



「ソフィーの選択」「ライフ・イズ・ビューティフル」「シンドラーのリスト」

「戦場のピアニスト」など、ホロコーストを題材にした映画は多いですが、

ひたすら子供にスポットを当てたロードムービースタイルは、実にスリリング。


スピルバーグ監督の「太陽の帝国」だと、飢えた子供が飯をもらって食う場面が

すごくリアルで印象に残ったけど、本作は実に“お行儀”がいい。

文部科学省のお墨付きなんていらねえから、もっとブチかましてもらいたかったなあ。

できれば、「シティ・オブ・ゴッド」みたいなノリで。



子供だって人間なんだから、追いつめられたら何だってする。

韓国映画の「クロッシング」もそうでしたが、

育ちのいい子供って、どんな状況でも本質は変わらないのだろうか…って。


「クロッシング」の少年も、本作の少年も、父親との約束を必死で守ろうとする。

きっと、いいお父さんだったんだろうなあ… 俺にはわかんないや。



日本だと「火垂るの墓」「誰も知らない」「赤い文化住宅の初子」など、

子供だけで何とか生きようとする作品を思い出すけど、

戦争中にたくましく生き抜く子供の話って、「はだしのゲン」くらいなのかな。

戦後にたくましく生きる子供は、スポ根ものでいっぱいあるもんね。




「逃げる」と言う字は、兆しとしんにゅうの組み合わせ。

何かを察知して、行くということなんだと思います。

侍的には、逃げるのは卑怯、みたいな感じもありますが、

明らかに危険だったり、殺されると思ったら、逃げますわな。


「銀の匙」の校長先生も、「生き残るための逃げはありだよ」って言ってたし。

一時的に危険を回避して、反撃のチャンスをうかがうという作戦もある。



原題に使われている言葉が「RUN」であることに、注目したい。

一応、この言葉にも、逃げるという意味があるけれど、

逃げることを強調するなら「RUNAWAY」の方がふさわしい。


しかし彼は、何も悪い事をしていないのだ。

ただ、ユダヤ人に生まれたというだけで、殺されようとしているのだ。


彼は、ひたすら走る、走る、走る。

正体を隠し、偽名を使って、追っ手から必死で逃れる。



追われるから、危険を感じて反射的に逃げてしまう。

武器を持った大人に、子供が腕力で勝つことは難しいから。


彼は、知恵を使い、大人から学んだことを最大限に生かし、

不運な出来事すら、生きるための“武器”に変えていく。



人間は、過酷な状況に追い込まれると、隠された能力が発動する。

幸運にも平穏な人生を生きることが許された人は、それはそれで幸せだと思う。

しかし、不幸な状況に陥り、世の中の理不尽にさらされた人こそ、

真の優しさや、強さの意味がわかるんだと俺は思いたいのです。




少年よ、ただひたすら、人生を駆け抜けろ。



…行き着いたところが、君が目指すべき居場所になるのだから。







【作品データ】


監督:ペペ・ダンカート 原作:ウーリー・オルレブ

脚本:ハインリッヒ・ハッディング

撮影:ダニエル・ゴットシャルク 音楽:ステファヌ・ムーシャ

出演:アンジェイ・トカチ カミル・トカチ ジャネット・ハイン

   ライナー・ボック エリザベス・デューダ イタイ・ティラン


 (2013年ドイツ・フランス合作 上映時間:108分)



☆主人公は、双子の兄弟が2人1役で演じています。

 彼らは、700人のオーディションの中から選ばれ、

 外交的なアンジェイと、内向的なカミルが演じ分けているそうです。

 愛くるしい笑顔と、厳しい表情を見比べて、映画をお楽しみ下さい。








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2016-01-08

U-NOTE Ⅱ 「あの頃に戻りたい、とは思わない」

テーマ:ケガ・病気
ドラえもんに、「人生やりなおし機」という道具が出てきます。

今の思考と心を持ったまま、自分の好きな年齢に戻ることができる。


俺はこれ、絶対に使いたくありません。

だって、また同じ苦しみを味わうことになるから。


過去の失敗をいくら悔やんでも、覆水盆に返らず。

大きな失敗ばかり際立つけれど、小さな成功もちゃんとしている。

こうして生きていられるだけで、奇跡の連続の積み重ねなのだから。



年寄りになると、「若い頃はよかった」と、愚痴をこぼしたくなるもの。

でもそれは、「今の自分はダメだ」と言うのとおんなじだと思う。


俺なら、「若い頃は若いなりによかったし、今は今なりに味がある」と言いたい。



俺は今、いい年をしてこんなにヘタレですが、

30代前半までは、「無敵」の時期がありました。


神奈川から新潟に戻って、実家が嫌で、ひとり暮らしを始め、

新しい街で新しい仲間ができて、居場所ができた頃…

自分の信念を貫くことを徹底し、職場ではどんどん意見を言い、

上司であろうが社長であるが、ケンカも恐れなかった。


結婚して子供が生まれ、家族を持つようになると、さらにがんばった。

打たれ強く、ストレスを気力で跳ね返し、疲労回復も早かった。

夜遅くまで仕事をして、終わってから飲みに行った。

過酷な仕事をやり遂げた後の、ビールがうまかった…


そんな時期に、子育てができたことが幸運だった。

今思うと、あんなパワーをよく出せたなあと思う。




うつで倒れた時は、全てが終わったと感じました。

何もかも、崩壊してしまった…と思い込んだものです。


しかし、何かの「終わり」は、別の何かの「始まり」でもありました。


かつての「無敵さ」は、「危うい強さ」だったんです。

ハリボテだらけの、ガラス細工のような「自信」でした…

ああ、恥ずかしい(汗)



でも、その「偽物の自信」のおかげで、激動の時期を乗り越えたのだから。

ブログを始めたのも、この時期だったし、

娘が頭蓋骨を骨折して入院したのも、この頃だった…


あの時の俺だからこそ、がっつり対処できたんだと思います。

あの頃の俺に、ありがとう。おつかれ。よくがんばった。



そのツケが、後になってやって来たのかもしれません。

あんなムチャクチャな生き方を、一生続けられるわけがない。

俺は、倒れるべくして、倒れたんです。


力を未来から「前借り」して、がんばっていたんですね、きっと。



今は、借金の返済に励んでいる生活ですが、

精神的な借金も、少しずつ返しているような状態なのかもしれない。


それは、それ。



でも、今だからこそ、味わえるものも、確実にあるんです。

心を病んだからこそ、新たに見える領域が広がったのです。


それは、間違いない。



俺はもともと、弱虫で、泣き虫の、いくじなし。

それが、自信たっぷりに生きた時間があったのだ。


すげえ、昔の俺、カッコいいじゃん!


今の俺には、そんなこと無理ですう~



そんなわけで、「人生やりなおし機」なんていりません。

もらっても、ヤフオクで売り飛ばしちゃいます。

それで商売しようとかいう才能もないんで(笑)


大体、人生をやり直すとか、リセットとか、無理ですから。

映画「バタフライ・エフェクト」を見た人なら、

人生をやりなおすと、また別の問題が起きることが容易に想像できるでしょう。


今の記憶を持ったまま、昔の自分に戻るのって、苦しいと思う。

記憶をなくして戻るのなら、意味ないし…ね。



だから、あの頃はよかった、と思うことはあっても、

あの頃に戻りたいとは、絶対思いません。


できることなら、さっさと人生を終えてしまいたい男なので。



昔を、「古きよき時代」と呼ぶのは、嫌いなんです。

それって、「今は悪しき時代」とでも言いたいのでしょうか。


そういう時代を作ってしまった自分自身の責任は、棚に上げて。



昔には、いい面もあれば、悪い面もあるはず。

同様に、今にも、いい面と悪い面があるはず。


自分の都合のいいところだけを強調して、都合の悪いところには目をつぶる…

そういう「卑怯な大人」にだけはなりたくないと、子供の頃から思っていました。



俺は、数々の失敗をして、色んなものを失いました。

だけど、後悔は、不思議とあまり感じないのです。

自分に嘘をついて、ごまかして生きるのが嫌だったから。


「男は、負けるとわかっていても、戦わねばならない時がある」

俺が、この言葉を何度も使う理由は、ここにあります。


子供の頃に見た「ウルトラセブン」最終回と、

映画「マジンガーZ対暗黒大将軍」から学んだことです。


あの時、泣きながら画面を見つめていた桑畑少年は、

そのまんま大人になってしまい、今でも泣き虫のまんまです(笑)


だから俺は、若者を見下したりしない。

年上だからって、自動的に尊敬したりなんかしない。

権力がある人、金持ちの人とは、上手に距離を取りたいと思う。

欲望や利害だけで付き合う関係は、簡単に崩壊しちゃうから。




俺の心の中には、弱虫で泣き虫だった「少年」が棲んでいる。

俺の心の中には、生意気で強気だった「青年」が棲んでいる。

俺の心の中には、娘が生まれたことを感謝した「父親」が棲んでいる。

俺の心の中には、うつの恐怖と戦い続けている「戦士」が棲んでいる…



心は、ずっとつながっている「生き物」なのだ。


だから、ブツ切りにしたり、

都合のいいところだけ、自慢気に話したりするもんじゃない。


俺は、どこに出しても恥ずかしい男だけど、

俺の生き方は、俺にしかできないと思っています。



俺と同じ人生を生きたとしても、俺にはなれません。

俺が、俺の人生を生きるからこそ、俺になれるんです。


だから、大失敗した俺も、小さな成功を味わった俺も、俺そのもの。

俺の人生は、この一度だけで充分。


今更、過去になんか戻ってたまるか。


俺は、今を生きるだけで、精一杯なんだから。

せいぜい、明日のことを考えるだけで、精一杯なんだから。



今日を生き抜いた奇跡に、感謝。

明日を迎えられたら、また全力で、明日を生きるだけ。


死ぬ時は、死ぬ。

生きていれば、また会える。

人間同士なんて、そんなもの。



だから、後悔したくない。

その時の「最善の選択」があったからこそ、

今、こうして記事を書いている俺が、いるんだから。

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2016-01-06

U-NOTE Ⅱ 「居場所」

テーマ:ケガ・病気
昨日はあれから、DVDを返却に行く用事があったので、外出。

ついでに、カフェに立ち寄りました。


お店にはお客がいなくて、俺ひとりでした。

いつものコーヒーを頼んで、しばしの会話。


せっかくなので、スヌーピーの記事を消したことを話したら、

どうしてなんですかと聞かれ、あれこれ説明しているうちに、

原作「ピーナッツ」の話になり、いくつかのエピソードを語ってみたんです。


ご主人と、バイトの女の子が、ゲラゲラ笑って、俺の話を聞いてくれました。

相手が聞く体制になってくれると、語る方も熱を帯びてくるもの。

ずっと1時間くらい、延々としゃべってました。


2人とも、原作を読んでみたくなったそうです。

それは、嬉しい。


映画はオススメしないけど、原作を読んでもらえたら、そっちの方がいい。



俺は、人が喜んで聞いているか、嫌々ながら聞いているか、すぐにわかります。

だから、相手がつまんなそうにしていたら、話題を変えます。

俺と話すこと自体が嫌なら、黙るか、席を立ちます。

そのくらいのマナーは、48年も生きていれば、自然に身に付くことだから。



このカフェは、実に居心地がいい。


もともと最初にドアを開けたのも、うつのリハビリ中だったから、

俺の事情も大体は理解してくれているし、決して差別したりしない。

だから、どんなコンディションの時でも、来れるんです。



話を聞いてもらえるのは、ありがたい。


いつも、家族がそばにいて、何でも聞いてくれるわけじゃない。

話したい時に限って、誰もいない時もあるし、相手にも事情がある。


そんな時は、外に出て、自分の居場所を探す。

行ってみて、居心地が悪ければ、他へ行けばいい。


昨日の俺の、ちょうどいい居場所は、カフェでした。

お店が忙しければ、2人一緒に話を聞いてもらうなんて、無理。

たまたま俺が行った時間が、ちょうどいいタイミングだったみたい。


俺の話が一段落したところで、いつもの常連客たちがやって来ました。

にぎやかになり始めたところで、俺は店を出ます。

5席しかないカウンターは、すぐに埋まると思いますから。



話を聞いてもらえて、助かった。

有難いことだから、ありがたい…



悶々としていた空気が、少しばかり澄んできて、

鬱々としていた気分が、少しばかり楽になって…



そこが、大事。



すごく楽しむと、反動がくるから。

そっちの方が、怖いから。


少しだけ、いい気分になれれば、それでいい。

多くは、望まない。


誰かの「生きる力」を、ほんの少し分けてもらえるだけで、充分。

俺は、それで回復できますから…



レンタル店に行って返却して、また5枚ほど借りました。

昨日のうちに、3枚見ました。


元気ではないけれど、仕事に行く力が湧いてきました。



今日は、ちゃんと出勤できました。



仕事が終わる時につぶやく歌は、「百八円の恋」の、あのフレーズ。


…普通の毎日で、いいから♪



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2016-01-05

U-NOTE Ⅱ 「反省・猛省・自己嫌悪」

テーマ:ケガ・病気
ランキング記事を書き終わって、すっきりしたと言いたいところですが、

やっぱり、何かくすぶっているような、妙な感触があったので、

少し、愚痴を言います。(嫌な人はスルーして下さい)




「I LOVE スヌーピー」の記事を、まるごと消去しました。

お叱りコメントをいただいたこともありますが、

いくらうつがひどい状態だったとはいえ、

ああいうことを書いてしまった自分が許せなくて…


まだ公開中の映画だから、何かの間違いであれを読む人がいたらと思うと、

せっかく楽しく見た人の気分を、俺が台無しにしているかと思うと、

これ以上、誰かを不快にさせてしまうのが嫌になったんです。



たしか、「シャッター」という映画記事で、ある実験をしたことがありました。

否定の言葉を羅列して、どこまでヒドい文章が書けるか。

ねらいは当たり、お叱りコメントやメッセージをたくさんいただいて、

大笑いして楽しんでいたものです。


今は、そんな余裕も力もないので、ただ、ひっそりと続けているだけ。



追記の記事を書こうかとも思ったんですが、

何だか俺は、あの映画の記事を書く資格がないような気がして、

心の中に封印することにしました。




最近は、TSUTAYAのDVDレンタルで、

過去のアニメーション作品を借りられるので、

飲みながら見て、涙をぽろぽろこぼしたりしています。


「ピーナッツ」は、セラピーの教材として、優れているんですよね。

字幕スーパーで見ると、マンガを読んでいるような錯覚が起きて、

少年だった頃の切ない記憶が、よみがえってくるようです。


俺にとっては、心のバイブルのような物語でした。



チャーリー・ブラウンと、ライナスの関係が素晴らしい。

それだけを、ただ、言いたかった。


もっと、いい状態で見たら、全然違う文章を書いていたと思う。

ただ、あの時は、生死の境をさまよっていたので、あんな風になってしまった。

見なければよかったのかもしれないけれど、

居場所がなくて、家にも帰れなかった状態では、仕方がなかった。



心の中から、色んな思いが、あふれてくる。

それはきっと、うまく言葉にできないことだし、

言葉に出したら、また誰かを傷つけてしまう。



今の俺は、まだ、この作品を語れる立場にない。


病状がもっと回復して、心の中の整理がついたら、

いずれ、改めて書くことができたらいいな、と思います。




言うべきこと。

言ってはいけないこと。

言っても言わなくてもいいこと。



大人になっても、この区別のつかない人はたくさんいます。

軽い気持ちで言った言葉が、人を傷つけ、

思い切って言った言葉は、空振りしてしまうし、

人を喜ばせようとした言動が、人を怒らせてしまう。



悲しいことだけど、それが現実。

ひとりで勝手に考えて、ひとりで勝手に悩んで、ひとりで勝手に死んで行く…


無様ですね。







映画「百円の恋」は、もう賞味期限が過ぎたころだと思うし、

たぶんこれから見ようとする人もいないと思うので、

少し内容をお話ししちゃいます。



この映画のクライマックスって、すっげえ無様なんです。

中盤から盛り上がっていくんだろうな~と思った人は、

思いっきり肩透かしを食らいます。


しかし俺は、そこが「美しい」と思いました。


絵に描いたような、スカッとしたラストを期待した人は、

みんなこの映画を、酷評しています。


ラストの場面でも、「何故主人公の表情をもっと映さないんだ!」と怒る人…


あれだから、いいのに。

そこが、いいのに。


傷だらけでむくんで、涙と鼻水でグショグショになった顔なんて、

誰にも見られたくないはず。


一番好きな人の前だから、

生まれて初めて、自分を人間らしく扱ってくれた人たちのために、

必死でがんばって、生まれて初めてがんばって、

すっきりしたかったのに、認めてもらいたかったのに…



救いようがないくらい、無様。


そんな自分を、好きな人が、目を反らさずに、見つめている。




映画は、安藤サクラの表情は一切映さず、

彼女を見つめている新井浩文を、かすかに映すだけ。



ぶすーっとした顔で登場した彼女は、

この映画で、2回泣きます。


泣く度に、何かが少しずつ、変わっていく。

思い切り泣ける相手がいることで、心が強くなっていく。



「百円の恋」が面白くなかった人は、

「ラブファイト」だったらいいかも。

エンディングがファンモンだし。

「武士道シックスティーン」も「ピンポン」もさわやか系だった。



でも俺は、このわかりくい「百円の恋」に惚れてしまった。



世の中、わかりやすい映画ばっかりじゃない。



人は、そんなにわかりやすくない。

人は、そんなに簡単に説明できる生き物じゃない。


笑いながら泣く人もいれば、

泣きながら笑う人もいる。

笑いながら怒る人もいれば、

無表情で泣く人もいる。



人の心を、ちゃんと表現できている映画は、優れた教材になります。



今年の正月は、外に出ないで、家でずっとDVDを見て過ごしました。


「百円の恋」を、2回見ました。


この映画を見ていると、うつを克服しようとリハビリした頃を思い出すんです。

ウォーキングしていて、カフェを見つけたこと。

近所のジムに通って、生まれて初めてサンドバッグを叩いたこと。


どん底から這い上がり、生まれ変わろうとしたこと…



映画が終わる頃に、クリープハイプの「百八円の恋」が画面に流れます。

この歌で、映画が完成していく。


スタートラインにも立てているかどうかわからない女を、

男の腕が、力強く引っ張っていくシルエットが、グッときます。



カッコいい自分になんか、なれなくていい。

無様な自分から顔を反らさないで、しっかり見つめてあげて、

自分で自分を、力強く引っ張っていくような、

もうひとりの自分を、育てていかなくちゃ。




2015年の最初に見た映画が、いつまでも心に残ったのは不思議なこと。

コンディションはあまりよくなかったような気がするけど、

すごくいい力を注いでもらったような気分になったことは、よく覚えている。



元気があるから見られる映画もあれば、

元気がない時だからこそ、心にしみる映画もある。



俺は、まだまだ勉強不足だし、映画のことをよく知らない。

残りの人生の中で、あと何本の作品に出会えるかわからないけど、

自分の思ったことを、何でもかんでも露骨に表現するのは、控えよう。


そういう話は、飲み屋のカウンターですればいいのである。



毒のない、無難な言葉は、味気ない。

ノンアルコールビールみたいなもんかも。


俺の文章には、毒があります。

俺の心に猛毒があるので、どうしても出ちゃうんです。



今回のことを反省し、もっと品のいい文章が書けるように努力します。




(でも、またやっちゃったら、その時はゴメンね)





今日は、お休みです。

安定剤を飲んで、DVDを見たり、うたた寝したりして過ごします。



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2016-01-03

2015年映画熱ランキング その5 ~名台詞編~

テーマ:ランキング
1.『…憎まねえと殴れねえだろ。』(百円の恋)


“バナナマン”新井浩文が、嫌なおっさんを殴ってこう言います。

ボクシングは紳士のスポーツですが、こいつは殴りたくなりますなあ。


でも、こいつはこいつで、味のある奴なんですよね。

しかしまあ、変な奴らばっかり出てくるけど、実際にいそうなんですよね。




2.『…寒さもまた、大切な調味料なのだ。』(リトルフォレスト冬/春)



農産物は温度管理が大事ですが、自然の厳しさに耐えて生き残る力こそ、

真のおいしさに近づくのではないかと、個人的に思います。


人間も、厳しい状況に耐えた人ほど、強くなっていくんじゃないかな。




3.『…殺して生きるか、生きて殺されるか。』(ハーモニー)



とにかく、台詞の多い映画でした。

深くで緻密な言葉の羅列に、ショボい映像が気にならなくなるほど。

もしかして、台詞を際立たせるために、あえてビジュアルをスカスカにしたのかも…




4.『…殺しのライセンスは、殺さない権限でもある。』(007 スペクター)



殺しちゃいけないと言われるから、殺したくなる。

殺せと言われれば、殺したくなくなっちゃう。


「権限」を与えられるということは、恐いことでもあります。




5.『…いなくなる、は、自然なことですよ。』(欲動)



命が残り少なくなった夫と旅にでた妻に、

コーヒーを淹れてくれた現地の男が、こうつぶやきます。


生まれることも、死ぬことも、あるがままに受け入れるのが一番。




6.『…水滴が美しいのは、抵抗の少ないところを移動するから。

   人間はいつも、逆のことをしている。』(天才スピヴェット)



子供がこんなに深い言葉を発するとは、やはり天才ですね。

わざわざ遠回りして、困難な道を選んでしまう人は、たくさんいます。

みんなが楽で簡単な人生を生きることができればいいんでしょうが、

それでは、人間らしさも同時に失ってしまうような気がします。




7.『…どれだけ本物に見えるかじゃない。

   どれだけ自然に見えるかなんだ。』(アットホーム)



國村隼の、味のある台詞です。

偽物には、偽物の美学がある。

堂々として、周囲に溶け込むことが、生きるために必要なスキルなのかも。




8.『…何だよ、愛してると言ったらケンカになるのかよ。

   二度と言うもんか!』(チャップリンからの贈りもの)



普段言わないことを言うと、怪しまれて、痛くない腹をさぐられたりします。

普段から言い過ぎていると、言葉そのものが、軽くなってしまう。


相手の状態をよく観察した上で、タイミングよく的確な言葉をかけられるといいですね。




9.『…長い戦争だったんだね。』(I LOVE スヌーピー)



読書感想文を書くパートナーが、赤毛の女の子になったことで、

チャーリーブラウンは張り切って、難しい本に挑戦します。

図書館で見つけた「戦争と平和」があまりにも分厚いので、こう言います。


でもチャーリー、その本を読んでくれたことを本当に喜んでくれたのは、

赤毛の女の子じゃないくて、“彼女”だと思うよ。




10.『…あなたが変わっているおかげで、世界はこんなに美しい。』

    (イミテーションゲーム)



変わり者と言われている人は、他の人が想像もできないような力を秘めているもの。

それをうまく引き出してくれる環境があってこそ、力を最大限に発揮できる。

才能のパートナーは、友達だったり、恋人だったり、理解ある上司だったり…


誰かがたどった道をたどるのは容易いけれど、

何もないゼロの状態から、何かを生み出すのは、至難の業。


産みの苦しみが大きければ大きいほど、達成した時の喜びは大きいのだ。




11.『…真実は美しくない。だけど、人を自由にさせる。』(ゼロの未来)



なるほど、これもまた、天才だからこその名台詞ですな。

限りなくゼロに近いのと、全くの無は違う。

あることを証明することの難しさと、

ないことを証明することの難しさは、やっぱり違う。


俺はきっと、これを見たから、「007 スペクター」を楽しめたのかも。

で、「天才スピヴェット」「イミテーションゲーム」を見たからこそ、

この映画も楽しめたんだと思う。


やっぱり、俺の中で、映画はちゃんとつながっているんですね。




12.『…古いけど、ポンコツじゃない。』(ターミネーター新起動)



新しければ、いいってもんじゃない。

古ければ、価値があるってもんじゃない。


必要とされるものは、生き残るし、

不要になったものは、廃棄されていく。


今は、まだ大丈夫。

でも、次の瞬間には、影も形もなくなってしまうかもしれない。

そう思うと、何にでも価値が出てくるような気がしませんか。


だから、ものを捨てられない人は、優しい人なんです、きっと。




13.『…日本で音を間違えるとどうなる? スシのネタにされるんだ!』

    (ボーイ・ソプラノ)



日本での公演を控えた、メンバーたちのジョーク。

ネタという意味をちゃんと知ってたら、かなりレベルの高い切り口になりますね。




14.『…今から、傷つけるよ!』(心が叫びたがっているんだ)



礼儀正しくことわってから、怒りを相手にぶつける女の子。

もともとおしゃべりで、話す能力は人一倍高かったのに、

ある出来事が原因となって、言葉を発することができなくなってしまった…


閉ざされた扉を開くのは、外部から無理矢理じゃいけない。

開きたいと思う心が、内部から熱を帯びてこそ、最初の数ミリが動くのだ。


ずっと使っていなくて封印されていた部分だからこそ、

心のクレ556をさしてあげて、ゆっくりほぐしてあげましょう。





15.『…相手が望んでいる答えを言う必要はない。』(エクソダス 神と王)



こういう「余裕」を持った教育をしてくれる人に育てられた人は、幸運ですね。

俺なんか、相手が望む言葉を言い続けなければいけない環境にいましたから…

考える基準が、常に相手にあると、自分の心はいつも不安定になる。

人の機嫌ひとつで、抹殺されてしまう危険性がつきまとうから。


自己を意識し、素直に考えて出た言葉こそが、自分を表現していく指標となる。

自分が本当に望んでいることがわかってこそ、澄んだ瞳で人の心と向き合えるのだ。




16.『…そうですね、私、かわいいですから。



主人公が実際にかわいいかどうかは別にして、

病んでる感は充分にある雰囲気を持った名台詞ですな。


嫌味には、さらなる嫌味をもってお返しする。

目には目を、ではなく、ナイフには銃を、といった感じでしょうか。


こいつきっと、大きなトラブルに巻き込まれるわ~


危うくもふてぶてしい女。

「百円の恋」とは、正反対の世界にいる女ですね。


かわいさは武器であり、鎧である反面、弱点でもある。

どうせなら、後半はもっとぶちかまして欲しかったな。




17.『…本物はもっとハンサムですよ。』(博士と彼女のセオリー)



あなたがホーキング博士ですか?と聞かれて、彼はこう答えました。

さすが、ジョークも超一流ですね☆


俺も、街角であなたが桑畑四十郎ですか?と聞かれたら、そう答えるとしましょう。

本物は、三船敏郎ですから。




18.『…誰かに言われたからじゃない。村人たちみんなの意志なんだ。』

    (海難1890)



目の前に困っている人がいたら、迷わず助ける。その人が誰であろうと。

そういう、心の本質を認め合った友情は素晴らしいと思う。


時間を越えて、国同士が育んで来た絆は、大切にしていきたい。

本来なら、どんな国の人も、そういう心を持っているはずだから。


日本人はおめでたいのかもしれないけど、それこそが、日本の最大の長所。

今も日本は、色んな国に、色んな種を撒き続けています。




19.『…誇らしいのう。』『…誇らしいぜ。』(バケモノの子)



少年が育っていく姿を見て、大泉洋とリリー・フランキーがつぶやきます。

自分たちが愛情を注いだ存在が、立派になってひとり立ちしていく。


それは、何にも代えがたい、極上の喜びとなって、心に残るものです。





20.『…言葉もない。だが、これだけは言える。神が最初に泣かれた。』

    (グローリー 明日への行進)



自由のための行動ゆえに殺されてしまった同志の家族たちを前に言います。

血を流してでも、命を失っても、やらねばならないことが、現実にある。


民衆を率いていくのが、牧師だからこそ、こういう言葉が出てくるんだと思います。

神が味方をしたくなるような、人道的で勇気ある行動こそ、祝福されるのだ。





21.『…君は、それでいいのか。』(杉原千畝)



仕事だから、しなくてはならないこと。

仕事だから、してはいけないこと。

仕事をすることは、規律に従うことは当然なんですが、

その枠を超えて、人としてそれでいいのか、という問題は、

誰もが一生のうちに何度もぶち当たる壁だと思います。


迷った時は、心の声に従え。

これは、俺の座右の銘です。


どこかで悔いを残したら、いつか誰かに語る自分の人生が、恥ずかしいから。




22.『…髪形、変えたな。』(スター・ウォーズ フォースの覚醒)


ハン・ソロが、久しぶりにレイアに会った時に言います。


この短い台詞に、色んな思いが込められています。

映画を見終わった後、何度も何度も、この台詞を思い出しました。

えっ、何でかって?

そりゃあ、ここまで言えば、想像がつくってもんでしょう。

俺にこれ以上、言わせないで下さい。

あ、気づいちゃった?

…イヤな予感がする。





23.『…この世界に戻ったのか?』『…立ち寄っただけだ。』

    (ジョン・ウィック)



キアヌ・リーブス扮する殺し屋が、古い仲間に聞かれて、こう答えます。

そうだねキアヌ、全然カッコよくなかったから、立ち寄るだけにした方が賢明だね。

もう戻らなくていいから、無理しなくていいから…ね。




24.『…自分のゴーストに従え。』(攻殻機動隊 新劇場版)


これって、スター・ウォーズの「フォースに従え」とニュアンスが似てますね。

自分が本来持っている心が指し示す方向こそが、進んで行く道となる。


命令や強制もされないからこそ、自らの意志で、共に立ち向かうことができるのだ。





25.『…いや、大丈夫だ。』(日本の一番長い日)



ほとんどの人が、サザエの殻の例え話が名台詞だと言うでしょう。

しかし俺は、この言葉が、心に残りました。


役所広司が切腹する場面で、介錯が必要ですかと聞かれて、こう答えます。

すげえ、切腹中に、普通に人と会話しているなんて…!

しかも、彼の口調は、とても穏やかです。


やるべきことをやり切った男の清々しさを感じさせる、絶妙な一言でした。


一昨年前に見た「蜩ノ記」も、彼が主演でしたね。

彼は、サムライを演じるために生まれてきた男。


昨年は、「バケモノの子」で宮本武蔵を思い出し、

この映画でまた、男の生き様を学びました。



映画は、人生の教科書であり、

名台詞こそ、人生の教訓である。



いい場面を、旬な時に、じっくり味わう。

これこそが、俺の人生の醍醐味なのです。



この喜びを味わうために、今年も俺は、映画館に通います。










以上で、2015年映画熱ランキング記事は終了です。

ほとんどが記憶に頼って書いていますので、

細かい点で違っているかもしれませんので、どうぞご容赦下さい。


今年も、ブログが続くようにがんばりますので、よろしくお願いします。


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2016-01-02

2015年映画熱ランキング その4 ~ワースト編~

テーマ:ランキング
1.フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ


これはヒドい。

エロ映画としても、女性のための恋愛映画としても、アカンでしょう。

主演女優さんがキレイな人だっただけに、かわいそうになりました。


これって「ルルの時代」のパクリみたいなもんじゃん~

原作は主婦が書いたそうですが、想像力が足らん!


この映画に出てくる青年実業家、全くといっていいほど仕事していませんね。

たぶん、すぐに会社を誰かに乗っ取られるのは確実かと。


続編を出す勇気があるなら、やってもらいましょう。

俺、ちゃんと見に行っちゃいますから(笑)




2.I Love スヌーピー



誰が何と言おうが、この映画はヒドいと思います。

世の「ピーナッツ」ファンがどう思っているのかはわかりませんが、

俺が12歳で心を病んだ時に、シンプルな言葉で救ってくれた“恩”があるので…


たぶん、健常者が見るぶんには、これでいいんだと思います。


でも、俺は違う。


これって、「ドラえもん」のアレと同じくらいのシロモノかもしれませんね。

きれいなところだけ、オイシイところだけ、つまみ食い。


おぞましい。

鳥肌が立っちゃうくらい、気持ち悪い…


俺は、劇中のチャーリー・ブラウンが、痛々しくて仕方ありませんでした。

彼がかわいそうで、画面から何度も何度も、顔を反らしました…


心を病んだ者が、健全なキャラを演じるのは、苦痛なんです。

きっと、映画が終わった後の彼は、ベッドで号泣しているかもしれない…


映画を見た時のコンディションが最悪だったから、そう感じたのかも。

そうだったとしても、それがまた、俺の中で、大きな意味を持つのです。


今は、やっぱりこの映画、見ておいてよかったのかも…って思います。



チャーリー、君は今、どんな気分だい?

俺は、ライナスになって、安心毛布の端を、君に握らせてあげたい。



(この映画記事は、事情があって削除しましたのでご了承下さい)





3.カリフォルニア・ダウン


一応、ヒューマニズム映画みたいなスタイルなんですが、

うっわ~ これはヒドい!

レスキューするのはいいんだけど、何と、自分の家族しか助けない!

他は、どうなろうが、お構いなし。


自分たちだけ、助かればいい。

他の奴らなんて、知ったことか!


う~む… ある意味、アメリカそのまんまで、潔いかも。


おかげさまで、全編、笑いっぱなしでした。

ここまで自己中心に徹すると、逆に気持ちがいい。



俺がもし遭難しても、俺のことは遠慮なく見捨てて、

家族を助けに行ってくれ。


お前が来たら、「もうダメだ」と思うから。





4.風に立つライオン



これもまた、試写会が当たったので、見に行った映画です。

さすが、さだまさしの歌が原作だけあって、いかにもな作品でした。


いや~ やりたい放題ですなあ~


大沢たかおは、「眉山」でも医者の役だったし、TVドラマ「JIN」もあって、

すっかり白衣の似合う俳優になりましたね☆


でもこれは、ちょっと…いやいや、かなり“やり過ぎ”だと思います。


「がんばれ」を連呼するのって、健常者には心地いいのかもしれないけれど、

俺みたいな人間にとっては、拷問なんです。


「関白宣言」の続きで出た“あの歌”でも、がんばれを連呼する歌詞があったなあ。

あの歌詞は、うつの自殺を奨励しているような感じがして、苦痛なんです。



「がんばれ」は、人にではなく、自分に対して言う言葉だそうな。

本当にそう思っているなら、さださんの歌が、全部嫌味に聞こえてきます。


そんなことを言う自分も嫌だし、ああ、何だか切ない。



俺にはきっと、一生かかっても、理解できない世界なんだと思う。


この映画を、俺なんかが見ちゃって、ごめんなさい。


でも、正直に言います。


この映画が、大嫌いです。





5.ソレダケ



石井監督の最新作が劇場で見られるということで、行って参りました。

いやあ、相変わらず、青くさいですね~


とっかかりは抜群。

中盤にかなり盛り上げて、終盤はドッチラケ…


さすが、彼のスタイルは不変ですな。


これからも、中学生みたいな映画を、撮り続けて欲しいです。


唯一の見どころは、村上淳を、正しく起用しているということ。

「新宿スワン」なんか、実にもったいなかったから。


でもやっぱり、彼の映画って、つまんないのが多いなあ

きっと、そこがいいんでしょうね。





6.おんなのこきらい



これはぜひ、女子の方に見ていただきたい。

「サッドティー」とは違った角度で、考えさせてくれますよ。


世の中、きれいごとだけでは、やっていけない。

それはわかっているんだけど、百も承知なんだけど…


でも、この映画、俺的には中途半端でした。

だって、主人公がアレなんだもん。


冒頭から、悲しくなってしまいました。

だから、クライマックスは…

やっぱりなあ、という感じ。


どうせなら、もっとひねりましょうよ、監督。

そこまでやるんなら、その先まで突き進みましょうよ。


そんなところできれいにまとめちゃって、それでいいんですか?


まあ、俺みたいなおっさんの意見なんて、どうでもいいか。

世の中の女の子は、こんな風な思考なのかもしれない…


それはそれで、勉強になります。


ただ、ホントにそれでいいのか、世の女子たちに、考えてもらいたいですね。




7.エクソダス 神と王



聖書の「十戒」を題材にした、宗教映画です。

「ノア」もヒドかったけど、これもヒドいですね~


まあ、聖書そのものがヒドい書物なんだから、仕方ないか。




8.ソロモンの偽証 後編


前半にあれだけ盛り上げておいて、

エンディングに、名曲「アルビノーニのアダージョ」を使用して、

俺的には、続編への期待感がすごかったんですが、



…まさかの、大コケ(涙)


ブログでは、それなりの文章を書いたかもしれませんが、早く忘れたいです。

まつこちゃんが、かわいそう過ぎる…


彼女と、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀共演で、スピンオフ映画撮ってもらえないかな。

でないと、彼女の魂が、浮かばれないって。


いじめられている友達を助けることって、勇気ある、尊い行為なんだってことを、

俺は、物語の中で、教えて欲しかった。


賢明な読者諸君は、前編だけを見て、想像力を膨らませて欲しい。


どうしても後編を見たいと思うのなら、止めません。



見てしまった後悔と、見なかったことの後悔。

さて、どっちがいいか、自分で決めて下さい。


はい、警告はしましたよ。

後は、自己責任で。

見るも見ないも、あなた次第です。




9.ナイト・クローラー



期待したほどには、暴走していませんでした。


世の中の評価は、ものすごいみたいなんですが、俺的には、イマイチ。

この仕事、俺がやったら、もっとすごい結果出しているかもしれないから。


ジェイク・ギレンホールは、いい俳優だと思います。

今回は、イカレた役柄だけど、彼なりに好演していると思います。


でもそれは、アメリカでの評価でしょ。


悪いけど、日本には、もっとすごい俳優がたくさんいます。

この題材で、日本を舞台にしたら、かなりヤバイかも…


塚本晋也、村上淳、滝藤賢一、手塚とおる…

ああ、次々と浮かんでくる、リストアップが怖い。



狂っている映画なら、日本がダントツにスゴいと思いますよ。





10.ジョン・ウィック



日本大好きなキアヌ・リーブス主演ですが、

褒めてあげたい気持ちでいっぱいなんですが、

彼の苦労を労ってあげたいんですが、

功績を称えてあげたい気持ちでいっぱいなんですが…


これ、かなりヒドいですね(笑)



ターゲットはたぶん、日本人じゃなくて、

日本大好きなアメリカ人なんじゃないかと思います。



ぜひ、トム・クルーズの「アウトロー」とジョイント企画してもらいたい。

ジャック・リーチャー VS ジョン・ウィック。


手足の長さで、ジョン・ウィック優勢か。

小刻みな素早さで、ジャック・リーチャー優先か。


まあ、どうでもいいけど(笑)
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2016-01-02

2015年映画熱ランキング その3 ~アニメ・特撮編~

テーマ:ランキング
1.心が叫びたがっているんだ



今年見た中で、一番出来がよかったので、これがベスト。

青くさいところが、青春していてなかなかよろしい。


心を病むには、それなりの原因がある。

それは、触れられたくないことだけど、

誰かにわかってもらいたいことでもある。


主人公の女の子に共感する人が多ければ多いほど、

この映画が生まれた意味がある。


もともと元気いっぱいだった人なら、

自然治癒力だって強いはずだと、俺は思うんです。


友達というのは、そう簡単にできないものだけど、

心の波長が惹かれ合うと、自然に感情の回路が出来上がっていく。


後はお互いが、どれだけ歩み寄るか、相手を理解しようとするかにかかっている。


日本人らしい、いい映画です。

本作が、心を病んだ青少年たちの、いい教材となりますように。





2.バケモノの子



試写会が当たったのでたまたま見ることができたんですが、

そうでなかったら、自分ではまず行かなかったと思います。


期待していなかった分、意外な面白さを味わえました。


「ここさけ」は、女の子が主人公。

こちらは、男の子が主人公。


役所広司と津川雅彦の師弟関係は、「宮本武蔵」を思い出させてくれます。

お互い、あのまんまの関係で演じてくれたので、俺の心にヒット。


たぶん、世間の評判とは、違うところで楽しんでいるんだと思います(笑)


「オズの魔法使い」も「ハリー・ポッター」も「千と千尋の神隠し」も、

どうやって戻って来るかがテーマでしたが、本作は、行き来が自由!(爆笑)


これはオイシイ。

俺、この世界で生きてみたいです☆





3.攻殻機動隊 新劇場版



ああ、初々しい素子がたまらん。

全身擬体化されているのに、何でこんなにセクシーなんだろう。


きっと、あんな機能やこんな機能も充実しているんだろうなあ…


ムッフッフ。





4.スター・ウォーズ フォースの覚醒




本来ならもっと上位にランクインしたいところですが、

まあ、俺的には、このくらいのポジションということで。


新章スタートということで、精神的には盛り上がっています。


娘が大人になるまでは生きようと思いますので、

このシリーズが、俺の命をつないでくれるかもしれませんね。


BB-8が、かわいいですね☆



あのライトセーバーは、俺、使いたくないなあ。

だって、自分の手首が切れそうなんだもん(汗)




5.ハーモニー


めっちゃ期待したんですが、

内容もめっちゃ面白かったんですが、

総合的には、中途半端だったかな…


その理由は、ズバリ「絵柄」に魅力を感じなかったからです!

アニメーションの最大の魅力は、やっぱりビジュアル。

次に声優、そして音楽。


俺が本作を5位にランクインさせたのは、物語が優れていたから。

きっと原作は、素晴らしいんだと思います。


絵柄が作り物くさいので、エロアニメかダッチワイフにしか見えませんでしたけど(笑)

乙一の「陽だまりの詩」みたいな印象ですね。


きっとこれも、計算された絵柄なのかもしれないけれど、

世のアニメファンの印象は、どうだったのかな。





6.ベイマックス


意外といい出来で、娘も面白いと言っていたので、ランクイン。

これって、日本人向けに作られたのかなあ。


そう思いたくなるような、鏡餅みたいな、木魚みたいなデザインでしたね。

(実際は、鈴をイメージしたんだとか)




7.屍者の帝国


「ハーモニー」よりも、絵柄は充実していますが、

こっちは、中身が無理矢理だったような印象…


この力量で、「ハーモニー」作ってくれよ!


内容は、ホモで死体愛好家の、夢とロマンあふれる倒錯した世界です。


…変態、万歳!




8.ミュータント・タートルズ


亀だって、やればできるんだぜ。

浦島太郎に助けられた奴は、チキン野郎だ。

ナメんなよ、人間ども!


そんな、“アメリカから日本への挑戦状”とも言える、変てこな映画。

のろのろイメージの亀が、まさかの忍者!

その意外性がウケたのか、すっかり長寿シリーズになっちゃいました。


待て待て、ニンジャ・タートルズたちよ。

日本には、ガメラという怪獣がいるんだぞ。忘れんなよ。


そのうち、合体技で、映画化もありなんじゃないの~?




9.シン・シティ 復讐の女神



ビジュアル的にも、物語的にも、なんじゃこりゃ~な映画です。

おいおい、お前、それだけかよ!なんて感じで、延々とツッコミができます。


目は疲れるけど、バカばっかりで、楽しい気分になりますな。

俺も、この世界で生きることを許されるなら、行ってみたい。


たぶん、一晩で死にますな(笑)





10.ターミネーター 新起動 ジェネシス



長寿シリーズですが、やっぱり公開されれば見に行きたくなるのが人情。


シュワちゃん、まだまだ健在ですなあ~

「ロボコップ」の新作がヒドかったので、

こっちはそれなりに評価してあげたいと思いました。


ターミネーターは、2で盛り上がって、3でコケました。

エドワード・ファーロングがヤク中になっちゃったせいですね。

4は、せっかくクリスチャン・ベールが出て盛り上がったのに、

大御所シュワちゃんのせいで、なかったことになっちゃった。


おい、クソオヤジ、ちゃんと責任取って、次を盛り上げろよ~!



(次がコケたら、五郎丸にオファーが来たりして)


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2016-01-01

2015年映画熱ランキング その2 ~邦画編~

テーマ:ランキング
1.百円の恋


文句なしでダントツで、この映画です。

もう、この映画に惚れました。

生涯で忘れることのできない、大切な恋人を得た気分です。


いちいち説明するのが面倒くさいので、

見たい人は見て欲しいし、

別にどうでもいい人は、見なくてよろしい。


一言だけ、言いましょう。


俺の命を、救ってくれた映画なんです。



クリープハイプを、カラオケで熱唱するウザいおっさんを見たら、俺かも(笑)

主題歌「百八円の恋」は、もうすでに百十円となった今では、

本作も、賞味期限が過ぎちゃった“期間限定映画”なのかもね。




2.白河夜船



吉本ばなな原作だそうで、女を勉強するのにいい教材だと思いました。

「百円の恋」の影響もあって、安藤サクラが“都合のいい女”を演じています。


彼女の脱力感、いいですね~


彼氏が井浦新というゴージャズな組み合わせもナイス。

脇役に谷村美月をやらせたのが、絶妙。


はなっから、普通の観客をターゲットにしていないところも気に入った!




3.欲動


何てったって、杉野希妃です。

彼女は、プロデューサーとしても女優としても、すごいですねえ。


「ほとりの朔子」を見てからずっと気になっていたんですが、

本作も、素晴らしい演技でした。

どっちも、脇役なんですけどね(笑)


主演した「禁忌」は、残念ながら劇場で見られなかったので、DVDで観賞。

新潟で公開されてたら、絶対見に行っただろうけどなあ。


綾野剛はどうでもいいので、彼女が出演していたことで、3位!




4.野火



塚本晋也が、戦争映画を撮った!

まるで、血の匂いが漂ってくるような、力作でした。


監督ご自身も、新潟の映画館シネウインドに2回も足を運んで下さって、

アンコール上映も行われたりして、新潟で大人気。


終わった後の余韻が、「マタンゴ」に似ていますね☆





5.杉原千畝



歴史というのは、現政権に都合の悪いものは封印・黙殺される側面があるもの。

俺が学校で習ったことと、現代の授業では、きっと全然違うんでしょうね。


日本人として生まれた以上、自国の歴史を誇っていいと思う。

嘘をついてまで守るものでもないし、

真実を曲げてまで、他国に媚びる必要もない。


年末に見た映画ですが、俺の心を熱くしてくれた映画だったので、ランクイン。

ギリギリまで尺を縮めて、要所要所を丁寧に描いている、優しい秀作です。




6.ソロモンの偽証 前編


宮部みゆき原作のサスペンスで、2部作というだけあって、期待いっぱいで観賞。

素晴らしい出来でした~


ただし、前編だけ。


この映画は、前編だけ見て、後編は見ないで、

一生ワクワクしながら、充実した人生を送りましょうね☆




7.GONIN サーガ


このシリーズ、好きなんですよねえ~

ビートたけしがバイク事故を起こした直後で、眼帯して出演していたのが懐かしい。

本木雅弘も椎名桔平も、若い~ セクシ~


本作は、20年も経ってからの、まさかの続編!

すげえ、「GONIN2」はなかったことになっているんですね(笑)

大竹しのぶが堂々とセーラー服着てたのがすごかったです。

余貴美子がキックミット蹴る姿も、カッコよかった。


で、本作は、あの人とあの人が、サプライズ出演!

主題歌に、あの歌を使ってくれたことが、俺の涙腺を刺激しました。


若い奴らにはわかんねえだろ、やーい!(笑)




8.日本のいちばん長い日


戦後70年になってから、良質の戦争映画が続々と作られて、いいことです。


戦前であろうが、戦中であろうが、戦後であろうが、人間の本質には変わりがない。

この映画は、戦争を終わらせるために命をかけた男たちの、熱いドラマです。

リメイクだから、前作の方がよかったという意見も多数ありますが、

今の時代に、これが堂々と作られたことに、意義があると思うのです。


「杉浦千畝」も、「海難1890」も、「ムルデカ」も、「氷雪の門」も、

みんなどこかでつながっている、日本の大切な歴史なんですね。




9.リトル・フォレスト 冬/春


自分が農業に従事しているせいもあって、

今までと違った視点で、映画を楽しめるようになりました。


自分で収穫した作物を、自分のアレンジで楽しんで食すって、素敵ですね☆


春/夏編もよかったですが、こちらもなかなかよかったです。




10.ジヌよさらば


松尾スズキ監督というから、きっと変てこな映画だろうと思って見たら、

思った以上に変てこで、脳が狂いそうになりました。(もうすでに狂っていますが)


「ジヌ」というのは「銭」のこと。

お金のかからない生活の話ではなく、お金を使わない生活の話。


やっぱりおかしいなあと思うことばっかりだけど、

これを作っちゃった監督の心意気に敬服して、ランクイン。



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