FUJITA'S BAR
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2015-11-30

U-NOTE Ⅱ 「7日間勤務を終えて」

テーマ:ケガ・病気
昨日無事に、75頭を出荷することができました。

その前の晩は、飲み会でしたが(笑)



いよいよ、明日から12月に入ります。

毎年、この時期は、俺の心が一番不安定になります。

その理由は、“発病した時期”だから。



冷たい風が吹き、霜が下りて、ミゾレやアラレが降るようになると、

“あの時の情景”が、鮮明によみがえるのです。



先週はできるだけ、明るい話をしたいと思って、あんな感じになりましたが、

今週は少しばかり、弱音を吐くかもしれません。

だけど、できるだけブログは休まずに、書き続けようと思うんです。

どんな苦しい時でも、「書く」ことによって、吐き出してきた経緯があるから。



今日は、代休。

昨日は休肝日にしたので、薬を飲んで早めに休みました。

朝6時くらいまで、ずっと目覚めなかったですよ。

娘が学校に行くので、いつもの時間にちゃんと起きて、

一緒に朝食を摂って、朝のコーヒーをゆっくり飲む。


安定剤が効いているのか、動悸はあまり激しくないみたいです。

不安感はずっと続いているけど、まだ、大丈夫。



実は、金曜日に、実家からまた「攻撃」があり、

つまんないことでクソ親父がイラついていたんですが、

俺が、普通の状態でないことを察知してくれた妻と娘が、

連携プレーで、防波堤になってくれました。


申し訳ないな…と思う反面、とても助かりました。

おかげで、土曜日の飲み会は楽しかったし、嫌なことを一時だけ忘れられた。

そこでエネルギーをチャージできたから、昨日の仕事ができたんだと思う。



俺の職場は、家族で経営している、老舗の養豚場です。

ご両親と兄弟の4人で、20年間がんばってきた農家。

社長が60代後半になられて、息子たちに後を任せるために、

従業員を、2人雇いました。それが、Cさんと俺。

今年の春から、事業拡大の計画が始まって、新たに24歳の新人を入れたんですが、

彼は残念ながら、先週で辞めていきました。


休みが少ないし、まめに色んなことをしないといけないから、

若者にとっては、長続きさせることが難しいのかもしれませんね…



俺は、まだ勤務して2年半の半人前ですが、すでに肥育舎の大半を任されています。

これから、人手が必要になるのに、人がいなくなってしまうのは、かなりの痛手。

Cさんの落胆する姿を見ていられなくて、たくさんお話ししました。



農家の人は、打たれ強い。

大問題が起きても、大惨事があっても、いつまでもくよくよしない。

できることをやって、家族で一丸となって、困難に立ち向かう。


製薬会社の人、農協の人、家畜保健所の人、担当獣医の先生たちが、

迅速に対応して、素晴らしいチームワークで、プロ集団としての力を発揮します。


誰が偉いわけでもない。

みんながそれぞれ、自分のできることをがんばって、いい仕事をする。

その結果、「いい商品」が生まれるんですね。



ただでさえ、仕事が忙しい時に、働き手がいなくなる。

前の会社だったら、責任のなすりつけ合いでヒートアップしていたところでしょう。

しかし、ここは違う。


不満は言ってもきりがないし、愚痴ってばかりも、解決にはならない。

ここの人たちは、とにかく、よく体を動かす。

酷使するのではなく、適度に休憩をはさんで、じっくりと、確実に仕事をこなしていく。



映画「ラストサムライ」に出てくる共同体のように、完成されたシステムが、そこにある。

俺は、トム・クルーズになった気分(全然似てませんが)で、彼らのために、働く。





彼らを見ていると、助けたくなるのである。

助けずには、いられないのである。


それは、理屈じゃない。

人に説明できることじゃない。


気がつくと、体が勝手に動いてしまうのである。


不思議ですね。



給料をもらっているから、雇われているから、働く立場ではあるけれど、

報酬や待遇だけを考えたら、もっと楽で簡単な仕事があるかもしれない。



この仕事ができる人は、「選ばれた者」なのかもしれない。


豚たちに噛まれながら、おしくらまんじゅうみたいになりながら、

俺の心は、何だか、「不思議な心地よさ」を感じているんです。





療養していた頃は、職場そのものがストレスだった。

今は、自分のストレスの根っこにあるものの「正体」がわかったので、

被害が最小限になるように、家族に協力してもらって、立ち向かっています。




昔からの飲み仲間は、もう20年以上の付き合い。

俺も含めて、みんな相変わらずです。

安心して、素の自分をさらけ出せる、貴重な存在。


彼らと話すと、自分がすっかり忘れていたことを、リアルに思い出す。

俺って、そんなに、「ダメな人間」じゃなかった…

俺には短所も多いけど、長所だってちゃんとある。

それを、ちゃんと覚えていてくれるのが、長い付き合いのメリットでしょうな。




俺が12月の前半に発病して、診断書を持って(前の)会社に行った時、

恐ろしいほどに、対応が冷たかった。

病気になったことで、ショックを受け、

病名で、さらにショックを受け、

ボロクソに罵倒されたことで、一生消えない、深い傷を負ってしまった。



もう、再起不能と思い、毎日、何かに怯え、死の誘惑がやって来て、

得体の知れない「何か」と闘い続けた、あの頃…



若い頃は、言いたいことを遠慮なく主張し、職場にしがみつくことはしなかった。

上司と喧嘩して、社長とも喧嘩して、辞めたこともあった。

でもそれは、「会社をよくするための気持ち」が動機にあるので、うしろめたさはゼロ。


会社が倒産。(1回)

仕事が減ってきた頃に、他の会社から引き抜かれる。(2回)

働き過ぎて、体を壊す。(2回)

使いものにならないと言われ、リストラされて、強引に「自主退職」に追い込まれる。(1回)


俺は、仕事が嫌で辞めたことは、一度もないんです。

だから決して、「怠け者」じゃない。

それだけが、自分を支えている、プライドと自信でした。



うつになって、自我が崩壊して、自殺ばかり考えて、

それでも、家族や友達、お店のママさんたちに支えられて、

俺は、長いトンネルを抜けることができました。



何とか回復してきて、あともう少しだけ傷病手当の受給期間があったけど、

意を決して、ハローワークに行き、再就職活動を始める。


同じ職種は、年齢で断られ、

未経験の職種もまた、年齢で断られ…


光が見えない状態で、毎日毎日ハロワに通って、窓口のおねえさんと顔なじみになって、

一生懸命に問い合わせてくれて、募集年齢を越えていても、アタックしてくれて…



そんな時に、今の職場の求人票を目にしたのです。

募集は、45歳まで。俺はその時、46歳でした。

ダメもとで応募したところ、「2日後に面接に来てくれ」と言われたんです。


結果は、採用。


87キロくらいあった体重を、ジム通いで7キロくらい落としたとはいえ、

体が重くて、ぜえぜえ言いながら、息切れと筋肉痛の見習い期間…



あれからもう、2年半経つんですね。

俺、あの頃の自分が、愛しくて仕方ないです(笑)


ちあきなおみの「紅い花」(GONINの主題歌)の歌詞に、こんなフレーズがあります。


  昔の自分が なつかしくなり 酒をあおる

  疲れた自分が 愛しくなって 酒にうたう


何度聴いても、心にしみる名曲ですね。




俺は、気がついたら、かなりおっさんになっていた。

年上の人からは、若造扱いされ、年下の青年からは、さんづけで呼んでもらって、

同年代からは、ガキっぽいとからかわれ…



俺には、色んな顔があります。


夫としての、顔。

父親としての、顔。

職場での、顔。

初対面の人と話す時の、人なつっこいお調子者の、顔。

酔っ払いモード全開の、顔。

映画を熱く語る時の、顔。

カラオケを熱唱する時の、顔。

ひとりでしんみり、静かに飲んでいる時の、顔…


男には、色んな顔があっていい。




社長は、行き場のなかった俺を、拾って下さいました。

この農場のために、できる限りのことをさせていただきたいと思います。

可能であるなら、骨を埋める覚悟で、仕事をさせていただくつもりです。



40代後半にして、ようやく見つけた「居場所」。

7日間勤務は疲れたけれど、心は晴れやかです。



心配事や、不安感は消えていないけど、たしかにそこにあるけど、

それが、いつもよりも、小さく感じられる…


人の心って、そういう風にできているのかもしれませんね。




今日は、車のタイヤ交換をして、妻の買い物に付き合って、

帰りにミスドでも買って帰ろうか、なんて思っています。



でも、基本はゆっくり。

今日は、心と体を休める日。

そう決めたから、それでいい。




ジョージ・ウィンストンのアルバム「ディセンバー」を部屋に流しながら、

お気に入りのカップで、レモングラスのハーブティーを、ゆっくり飲む。


うつに苦しむ人への、俺のオススメのスタイルです。













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2015-11-27

大人のコラム 「何でも人括りにするんじゃねえ」

テーマ:酒&タバコ
今週は、大人のコラム週間になってしまいました、

たまには、こんなスタイルもいいもんです。


オヤジというのは、気がつくと、愚痴ばっかりこぼす存在だと思います。

まあ、オバチャンも似たようなもんだと思いますが(笑)


言いたくなる気持ちもわかるし、

言いたくても言えない気持ちも、よくわかる。


だから、上手に小出ししましょうね。




明日の夜は、飲み仲間の忘年会なので、ブログは休みます。

そんなわけで、今夜は、もう一発かまします。





最近は、情報がやたらとあふれているので、取捨選択が大変でございます。

映画ブログを書いている人の記事をたまに読むと、

みんな同じようなことが書いてある…


公式ホームページとか、ウィキペディアとか、大手サイトの紹介文とか…


なるほど、これって、本のあとがきを読んで、読書感想文を書くようなもんですな。



…ただのカンニングじゃん!



俺は、人の文章をブログに引用する時は、「○○より」と、ことわりを入れます。

ギャグで書く場合は、ネタとして黙って利用することもありますが、

基本、できるだけ、自分の言葉で表現するようにしています。



…だって、人の真似ばっかりして、楽しいか?




さて、前置きが長くなりましたが、本題にいきます。


本屋に行くと、「わかりやすい○○」「簡単に覚えられる○○」といったような、

バカ丸出しのようなタイトルの本が、実にたくさんあります。


俺は、中学生の頃、参考書を探す時に、よく騙されたものです。


書籍や文章というものは、著者や編集者のセンスによって、

いくらでも簡単になるし、難解にもなっちゃう。

筆者が「簡単」だと思っても、読み手にとっては決して「簡単」じゃない。



わかりやすく言うと、

簡単にまとめると、

一言で言えば、こうなります…って、なってねえよ!





かつて、黒澤明監督に、インタビューした若い女性記者が、こう質問したそうです。

『…監督にとって映画とは、一言で言うとズバリ、何ですか?』


彼は、こう答えたそうです。

『…君は馬鹿か。人が人生をかけて取り組んでいるものを、

 一言で簡単に言えるわけがないだろう。』



彼の対応は、正しいと思います。

「質問に対しての答えになっていない」と言う人がいるかもしれませんが、

そもそも、質問の仕方がおかしいし、失礼でしょう。



以前、「TVチャンピオン」というバラエティ番組があって、

優勝した人に必ず聞く“お約束”のようなキーワードでした。

あなたにとって、○○とはズバリ、何でしょうか?って。

番組的には、予め答えを用意してもらっているのがミエミエでしたが、

たぶん、その女性も、そのノリで聞いたんでしょうねえ。




地下鉄サリン事件や、阪神淡路大震災が起きた当時、ニュースでよく耳にした言葉。

『…昨日までの動きを、簡単にまとめました。』


俺は、イラッときました。

…人の不幸を、簡単にまとめるな!




個性的な人を見ると、『…ああ、典型的な○○タイプの人ですね。』と言う。

犯罪者に精神科の通院歴があると、必ず結び付けて報道される。

犯罪者がアニメやマンガ、ゲーム好きだと、必ず関連付けて報道されてしまう。


人は、みんな違う生き物なのに。

精神病にも、色々あるのに。基本、大人しくて無害な人が多いのに。

アニメやゲームをすると、自動的に犯罪者になるわけじゃないのに。



あいつは、○○の家系だから、悪い奴に違いない。

あの家は、家柄が悪いから、ろくな連中じゃない。

ウチの子がおかしくなったのは、悪い友達に影響されたからだ、なんて。



老人の犯罪が急増しています、だって?

老人が多いんだから、あたりまえじゃん!

外国人の犯罪が急増しています、だって?

外国人が多いんだから、あたりまえじゃん!

夏になると、水の事故が増えます…って、ああもう!




因果関係というのは、そんなに単純じゃないし、

学問や文化も、簡単に説明できるほど、薄っぺらじゃない。


簡単に覚えたことは、簡単に忘れてしまう。

何となく聞いたことは、右から左に受け流してしまう。

噂がひとり歩きしたり、風評被害が起きる要因は、こういうところにあります。



入り口や、入門は、さらっとでいいでしょう。

ただ、それがすべてだと、思わないで欲しい。


俺だって、豚の仕事をする前と今では、豚に対しての認識が大きく変わりました。


広く浅く、色んなことを知っている人。

一般常識や、流行の世界に明るい人。

世間知らずだけど、一部の領域に関しては、やたらに詳しい人。



俺は、「芸能人の○○に似てる」とか言われるのが、嫌いです。

誰か知らんが、そんな野郎と一緒にするな!と言いたい。



『…お前みたいな変な奴は、見たことがねえ。』


そう言われるのが、一番嬉しいかな。



俺は、誰にも似ていません。

だって、俺は俺以外の何者でもないですから。


「似ている」「おんなじタイプ」と思うのは、その人の勝手。

それを、いちいち否定しません。

勝手に、そう思えばよろしい。



俺は、やたらと群れるのを、嫌います。

基本は、単独行動。

ただ、思考や感覚の幅を広げるのに、人との会話が重要なのです。



たぶん俺は、短い時間だけ一緒にいると、楽しい男なのかもしれません。

だけど、ずっと一緒にいると、たちまちウザがられてしまう自信があります。



「いい人」を演じるのは、基本、疲れるもんだから。



無理してまで、人に合わせる必要はありません。

無理してまで、人が期待する行動をする必要もありません。

無理してまで、相手に好かれようとしても、ボロが出ます。


無理がたたると、俺みたいに、心が崩壊します。




だから俺は、期待を裏切ることに、むしろ快感を覚えるところがあります。

ざまあみろ、勝手に人を決めつけやがって。



貴様らの枠に簡単に収まるほど、俺は単純じゃねえ。




何故なら、人は、変わっていくものだし、成長していくもの。

いつも同じじゃないからこそ、「今」が貴重になる。



感性も、脳細胞も、固定された途端に、退化していく。



だから、目の前にいる大切な人を、よく見つめて欲しい。

自分が思う以上に、相手の心は絶えず変化していくものだから。



今日の幸福は、明日には崩壊するかもしれない。

今日の友情は、明日には崩壊するかもしれない。


簡単にできたものは、簡単に崩壊します。

これは、俺の経験上、間違いないこと。



その反面、今日崩壊したことが、明日には奇跡の復活を遂げる時もあるんです。




苦労して身につけたものほど、いざという時に強固である。

苦悩して理解したことほど、自分の最大の武器になる。




情報や、選択肢が多いと、悩みや迷いも多くなってしまいます。

何が大切か、何が余計か。

やたらと人に聞いても、ググっても、考えない人は、さらに混乱するだけ。


惑わされるな。

心眼で、見極めよ。



今の自分にとって、一番大事なことは何か。

それを常に頭に置いて、混乱した世界を生き抜くべし。



流されてばかりだと、心も思考も漂流してしまうから。






俺にとって、映画とは何か。


そう聞かれたら、今は、こう答えることにしています。


『…俺が、俺らしく生きるための、習い事です。』



この答えは、10年後には、変わるかもしれない。

もしかしたら、明日には、違うことを言っているかもしれない。


次の瞬間には、しなやかに変化していく。

それが、人間という存在の不思議さであり、面白さでもある。



天気と同じように、生き物は、いつも同じじゃない。

それを知っているだけで、人生はどんどんカラフルになっていく。



俺は、どのタイプにも属さない男として、生きていきます。

朱に交わっても、簡単には赤くなりません。

赤くなったふりはしますが、いつでも青になります。


つかみどころのない、うなぎのような男。

自分でも未だに、よくわからない部分が無数にあるんですから。




俺を、「典型的な○○タイプの男」と自信を持って断言できる人は、

いつでも挑戦してきて下さい。お待ちしています。



…すかさず、斬り返してみせますから。











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2015-11-26

大人のコラム 「悪口の境界線」

テーマ:酒&タバコ
昨夜は、中途半端な記事になってしまって、

カテゴリーとしては「メンタルコラム」的な文章になってしまいました。

「大人のコラム」と言うよりは、「酔っ払いオヤジの愚痴」レベルですな(笑)


酔っ払うと、思考の核が、ぼやけちゃうことがあるんですよね…


今週は、映画に行けないと思うので、最新映画記事を読みたい人は、

来週くらいまでお待ち下さい。





そんなわけで、昨日の続きをもう少し、考えてみたいと思います。



「悪口」を広辞苑で引いてみると、「人を悪く言うこと」とあります。

なあんだ、そのまんまじゃん! 大したことねえな、広辞苑。


と言ってしまえば、俺は、広辞苑の悪口を言ったことになるのかな?



「批評」や「批判」は、「感想」や「意見」の中に含まれると思う。

俺の中では、「悪意のある言葉」が、「悪口」にあたるんじゃないかと。



「悪口」を、相手に向かって堂々と言うのは、「罵倒」「非難」になるのかな。

「悪口」を、相手がいないところで言うのは、「陰口」「噂話」になるでしょう。

「悪口」を、独り言でつぶやく分には、「愚痴」なのかな…



俺は、「陰口」や「噂話」を、あまり信用していません。

本人との会話による情報が、一番の判断基準になります。


しかし、相手の「言葉」そのものを、鵜呑みにしたりはしません。

その人の、全身から伝わってくるオーラを、感じ取るのです。



うまく言えないけど、いい印象のある人。

うまく言えないけど、嫌な感じのする人。

うまく言えないけど、謎めいた人…



「何となく」とか、「違和感を覚える」とかって、大事なんです。

俺は、言葉にできない感情を、心の奥にしまっておく能力があります。

すっきりした答えが出ないことを、脳の奥にストックしておく能力があります。


だいぶ経ってから、ある瞬間に、「これだ!」と気づくことがあるんですね。




で、本題に戻ります。



「悪口」というのは、「相手を一方的に攻撃する言葉」と定義したい。


語られる言葉に、「自分の気持ち」が入っていないから、恐ろしいのです。




ああされて、こう思った。

あんなこと言われて、悲しかった。

ひどいことをされて、悔しかった。


あくまでも、「自分」を主役にして、語って欲しいんですね。



何もかも、あいつのせいだ。

あいつが来てから、ろくなことがない。

あんな奴と、仲良くするな。

あんな奴、いなくなってしまえばいい。



それは、「自分」を主役として、言っているのか。

「みんな」という「得体の知れない存在」を主役として、言っているのか。



俺は、そこに、一線を引きたいんですね。



自分にとって「悪人」でも、他の人にとっては「善人」かもしれない。


単に、その人が「嫌い」なら、それはそれで構わない。

だけど、「あいつはみんなに嫌われている」と言うと、話が変わってしまう。


個人的に思うなら、その人の感性の問題で済まされる。

大勢を巻き込んで言うのは、「主役が不在」になってしまうんですね。


「みんなが言っているから」

「それが常識だから」

「みんなやってることだから、問題ない」



いいや、問題ありです。



「悪口を言う」こと自体は、悪いことじゃないのかもしれない。

「言い方」や「視点」によって、凶器にもスパイスにもなる。



人は、人を批判せずには、生きていけない。

人は、人を傷付けずには、生きていけない。


何故なら、人は「比べる」ことによって、思考の領域を広げるからです。



あれはダメ、これはダメだと、何も言えない人間になってしまう。

極度に失敗を恐れるようになり、行動力や会話力が乏しくなってしまう。


失言したっていい。

失敗したっていい。

誤解したっていい。

間違って覚えてしまってもいい。


気づいた時に、ちゃんと謝ればいい。

気づいた時に、原因を学べばいい。

気づいた時に、正しく認識し直せばいい。

気づいた時に、笑い話にすればいい。



自分の過ちを素直に認める潔さがある人なら、

人の間違いを、堂々と指摘することができるはず。


そして、いつまでもネチネチ言わずに、爽やかに処理してしまえばいい。


それが、俺の思考の基本。




ところが、「言ってもわからない人」という輩がいる。

言い方を工夫しても、遠回しに言っても、伝わらない。

その人は、「人の話を聞く能力」が乏しいんだと思う。



一度や二度ならいいけど、理不尽なことを延々とされるのは、やっぱり困る。



そこで、「愚痴を言う」ことをオススメしたい。

「愚痴を聞いてくれる人」がいるのは、幸せなことである。


「愚痴」を広辞苑で引くと、「言っても仕方のないことを言って嘆くこと」とあります。

お、いいじゃん。まさにその通り。さすがは、広辞苑。



嫌なことをされたら、怒っていいし、文句を言っていい。

ただ、「怒り方」や「言い方」に、一工夫あればよし。


その代わり、いい点を見つけたら、ちゃんと褒めてあげて欲しい。



よくて、当たり前。

悪かったら、激怒。


これでは、ギスギスした世の中になってしまうでしょ。



俺は、父親から罵倒ばかりされて育ったから、心が捻くれているのかもしれません。

だけど、人として、何が一番大事かは、少しずつ理解しているつもりです。


48歳にもなって、まだ子供みたいなことで悩んでばかりですが。



でもね、

小さいことをおろそかにしていると、

だんだん、感性が濁っていくのが、わかるんです…



俺は、

どんな小さなことでも、悪いことをしたら、謝るようにしています。

どんな小さなことでも、嬉しかったら、お礼を言います。


「ありがたい」という漢字は、「有り難い」と書きます。


してもらって当たり前、という考えからは、絶対に浮かんでこない気持ちですね。






ありがとう。

ごめんなさい。

いただきます。



俺の好きな言葉の、ベスト3です。




ありがたいと思うから、また、がんばれる。

悪かったなあと思うから、次は優しくしてあげようという気持ちになる。

おいしい食事ができる喜びを実感できるからこそ、この仕事ができる。



不平不満、大いに結構。

愚痴はどんどん、ぶちまけろ。


聞いてもらって、聞いてあげて、

助けてもらって、助けてあげて、



与える方が、先になってもいい。

もらう方が、先になってもいい。


大事なのは、「好循環」させていくこと。

「悪循環」の恐ろしさを人一倍知っている俺だから、力説するのです。




もう、「地獄」はたくさん。

少しでもいいから、「安息」を、味わって欲しい。


俺は、汚れている人間だから、

清らかな心や、健全な感性に触れるだけで、幸福感を得られる。





桑畑は、色んなカラーの人たちに支えられて、何とか生きています。


俺は、みんなが思っているほど、いい人間ではないし、

みんなが思っているほど、極悪人ではないつもりです。




もうダメだ、と思った時に、優しい言葉をかけてくれる人。

暴走してどうにもならない時に、真摯な言葉をかけてくれる人。



俺は、「ダメな人間」の部類に入る男だけど、

「完全なダメ」には、なり切っていないと思っています。


少しでも、人間らしい部分が残っているうちは、まだ大丈夫。



豚の鼻を撫でながら、自分に、「よしよし」とつぶやいています。




大人には、誰でもなれる。

でも、大人でい続けることは、なかなかできないこと。



俺は、「大人の男」になりたい。



倒れそうで、倒れない。

死にそうで、なかなか死なない。


そんな、マカロニウエスタンの主人公みたいな、

一部の人にしか理解できない男を、

一生かけて、演じてみたい。



悪口は、必要悪なんです。

要は、使い方の問題。





すいません、もうすでに、かなり酔っ払っています。


また、戯言を書いてしまった。

不快に感じた人がいたら、ごめんなさい。



しょうもない男は、薬を飲んで、布団に入ります。





おっさんの愚痴に付き合って下さった、心優しい読者の皆様に、感謝です。


今夜も、ありがとう。


おやすみなさい。いい夢を。















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2015-11-25

大人のコラム 「人の悪口と、自分の自慢話」

テーマ:酒&タバコ
これは、俺自身、気をつけなければならないと思っていることです。


俺が嫌いなものは、「陰口」と「弱い者いじめ」。

つまり、「自分は安全な場所にいて、一方的に攻撃する」ことに満足を感じる人。


俺が今、勤務している会社は、7つ目ですが、職種としては、20以上を経験。

どの勤務先にも、それぞれ「独自の暗黙ルール」というものがありました。


これがまあ、ヒドいもんなんですね。



職場には、「威張る順番」というか、「社員格付けランキング」みたいなものがあって、

「この人に逆らっちゃダメ」みたいな、面倒なお約束があったりするんです。


権力を持つ者がこうだと、周りは大変迷惑します。


そういう人の基本思考は、「人の悪口と、自分の自慢話」の場合が多い。




「あいつはダメだ」と決め付けることで、自分を高く見せようとする。

かえって、イメージが悪くなることに、本人は気づいていません。

遠回しに伝えようとしても、感性が鈍感なので、どこ吹く風。

いいなあ、ある意味、羨ましい…


その反面、「過去の栄光」を、何百回と話します。

もう、耳に火星人ができるくらい、クラシカルな話題を、自慢タラタラ話す。

みんなうんざりしていることに、本人は気づいていません。

自分の話に感動していると思い込んでいる、ウルトラ勘違い野郎なんです。



こういう人の脳は、すでに死んでいると思っていい。

新しい刺激や、感性を広げるといったことに、まるで興味がない。


彼らの口癖は、『…昔はよかった。』が圧倒的に多い。

昔がよかったということは、「今はダメだ」とでも言いたいのでしょうか。

それは、「昔の人は立派で、今の人は無能だ」ということ?



こういう文章を書いていること自体がすでに、悪口なんだと思う。

でも、俺的には、「攻撃」ではなく、「反撃」なんです。

嫌なことをされなければ、俺は、むやみに人を否定したりしません。

あまりにひどいことを言うから、我慢できなくなって、言い返すのです。


それは果たして、「子供っぽい行動」でしょうか。

ひたすら忍耐・我慢・辛抱して、やり過ごすのが「大人の行動」なんでしょうか。



俺は、自分を騙したり、裏切ったりしてまで、迎合しようとは思いません。

男には、絶対に譲れない一線というものがある。

そうしないと、心が歪んでしまうから。

そういうことをおろそかにしていると、感性が雲ってしまうから。



その「歪み」が、「弱い者いじめ」に発展していく。

抑圧された感情が、「妬み」になり、人の成功を喜べない人格を形成していく。


人が褒められると、自分が馬鹿にされた気分になる人、いませんか?

幸福そうな人を見ると、自分が不幸になった気分になる人、いませんか?



そう感じてしまうのは、「視点に柔軟性がない」からです。

いつも、固定した角度でしか、物事を見ていないからです。



「相手の立場になって考えなさい」と、子供の頃に、教わったでしょう。

でもこれって、とても難しくて、高度な思考技術なんです。


頭でわかったつもりになっていても、心で実感する世界は、全く別。

自分の行動を冷静に観察できない人は、人の気持ちが永遠にわからない。



気持ちや感情の本質は、損得とは関係ないところにあるんですから。



自分に利益があるから、あいつと仲良くしよう。

自分にとって不利益だから、あいつは無視しよう。

都合のいい時だけ友達になり、都合が悪ければ、他人になる。


ああ、何て寂しい生き方なんでしょう。




俺の友達には、いい奴もいれば、嫌な奴もいます。

いい人とだけ付き合おうとするから、無理がある。

自分自身が、相手にとって「どんな人」なのか、ちゃんと考えなくちゃ。



理想の異性を見つけたら、相手も理想の人を探していて、アウトだった。

そんなパターンが、昔からありますよね。


自分が相手を好きだからといって、自動的に相手から好かれるはずもない。

相手に好かれるように、愛されるように、努力する姿勢がなくちゃ…ね。



自分独自の感覚を持つこと自体は、大切なことですが、

柔軟性がない「固定観念」では、周囲を振り回すだけ。



俺は今まで、色んな人を見てきました。

修羅場をくぐり抜けた回数も、そこそこあります。



人の振り見て、我が振り直せ。

我が振り見せて、人を正せ。



人を変えたかったら、自分から変わらなくてはならない。

自分が何も努力しないで、相手だけを変えようとするのは、虫がいいというもの。



己が10動いて、相手が1か2動けば、それで奇跡です。



人の悪いところばかり見える人は、いいところも見てあげましょう。

自分の自慢話ばかりする人は、たまには自分を反省しましょう。



弱い立場になったことがない人には、弱い者の気持ちは理解できません。

失敗したことがない人は、成功の価値の本質がわかりません。

殴られれば痛いし、悪口を言われれば、傷つくのが当たり前。



敏感であるべきことに鈍感な、困った人たち。

鈍感でいいようなことに敏感な、困った俺…


ああ、人間って、面倒くさい。



でもきっと、面倒くさいから、面白いのかも。





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2015-11-24

大人のコラム 「秘密」

テーマ:酒&タバコ
飲み屋のカウンターで、初対面の女の子に話しかける時、

いきなり『…何歳?』と聞く男がよくいます。


若い子だと、正直に答えてくれる場合もありますが、

基本、失礼だと思います。


俺流に言えば、「野暮」。



こういう時は大抵、『…何歳に見えます?』なんて答えられて、

しばらくの間、年齢当てクイズが展開することになります。


その次は、かなり高い確率で、『…どこに住んでるの?』になり、

その次は、『…仕事は?』『…彼氏いるの?』


まるで、警察の取調べですな(笑)


しかし、困ったことに、そういう輩は、

せっかく教えてもらった情報を、すぐに忘れちゃうんです。


で、次に会った時に、またおんなじ質問をしちゃうんです…(涙)



こんな調子では、会話が盛り上がるはずがないですよね。





俺は、人の顔と名前を覚えるのが得意ではないので、あえて、聞きません。

だって、名前だって、まずは、自分から名乗るのが筋ってもんでしょ。

人の年齢を聞くのなら、自分の年齢を明かしてからにしなさいって。


与えないで、もらうことばっかり考えている人は、会話の内容が貧しい。

自分がいい思いをすることが優先だから、相手を喜ばせようという発想がない。




俺は、その人をまず、「キャラ」で覚えます。

顔や名前は、とりあえず置いといて、会話した「内容」を記憶しておくんですね。


だから、次に会った時に、顔や名前を忘れていても、大丈夫。

話しているうちに、思い出すもんなんです。


『…そういえば、前に、こんな話で盛り上がったね。』

彼女の表情とか仕草、リアクションなどを、俺はちゃんと覚えているんです。

だから、前回の会話の続きにすぐ突入できます。

会えば会うほど、お互いの理解は深まっていく、というスタイル。



俺は、映画では、「観客のプロ」を自称しますが、

飲み屋では、「酔っ払いのプロ」を目指しています。


お店にとって、「来て欲しいお客」になる努力をする。

それもまた、大人の男のたしなみだと思うんですね。




子供の頃は、何でも正直に話しなさい、と指導されます。

嘘ついてはいけません。隠し事はいけません。


それは、大人が管理するのに、都合がいいから。



俺は、誰でも1つや2つくらい、「人に言えないこと」があるものだと思っています。

誰にも知られたくないこと。

できれば、触れられたくないこと。


それが、当たり前なんです。



「秘密」を持つこと自体は、悪いことじゃない。

そりゃあ、犯罪や、人を貶めたことを隠蔽するのは、ダメでしょう。


でも、誰にも迷惑をかけないレベルの、「小さな秘密」は、問題ないと思うんです。



おしりに吹き出物があるとか、いんきんたむしとか、痔になったとか…

彼氏とうまくいってないとか、最近少し太ったとか…

そんなこと、いちいち公表しなくてよろしい。

俺は、そんなことに全然興味ないから。


それよりも、君が一番話したいこと、聞いて欲しいことを、話題にしようよ。

俺もまた、君が一番元気になる方向へ、話を持っていきたいから。



大人になるということは、「秘密」を持つということ。

「秘密を守れる」人は、「約束を守れる」人になれます。


そういう小さなことから、「信頼」というものが生まれる。



『…誰にも言わないから、こっそり教えて!』

こういう奴は、120%以上の確率で、人に言いふらすもんです。


だから俺は、人の秘密を無理矢理聞き出すのは、大嫌い。

言いたくないことを、無理に話させること自体、心の大きな負担になる。


勇気を出して、話してくれたことは、しっかり胸にしまっておく。

それが、信頼してくれた気持ちに対する、俺の礼儀というもの。



「秘密」を打ち明けても大丈夫な相手なのか、よく考えてから話して欲しい。

みんなにこっそり話しているのなら、すでにそれはもう「秘密」ではないもんね。



真剣に、話してくれたこと。

深刻なことを、打ち明けてくれたこと。

言わずにはいられなかった、つらいこと。


聞いた側にも、「責任」があるんです。



立ち入った話を、気軽に聞いてはいけない。

気安く、人の不幸をネタにしてはいけない。


嘘をついているかどうかは、すぐにわかる。

たとえそれが嘘でも、その先にある気持ちを聞いてみたくなる時もある。


ボロが出たら、容赦なくつっこめばいいんだから(笑)



人と人が出会って、親しくなれる確率は、非常に低いもの。

一時的に仲良くなるのは、誰にでもできるけど、

長期にわたって、いい関係を築くのは、簡単じゃない。



それは、そうしようと思って、しているんじゃない。

気がついたら、それだけ時間が経っていた、というのが理想ですね。




誰にも言えないこと。

でも、誰かに聞いて欲しいこと。



誰もが、1つや2つは、確実に持っているものなんです。


それがわかっている人は、優しくなれる。




昨夜開けたウイスキーは、アイランズ・シングルモルト「タリスカー」。

「レモンハート」の作者、古谷三敏氏の評では、

「ハードボイルドが似合う、男の酒」と言われています。



ロックグラスに丸い氷を入れて、ゆっくりと味わっています。


次に生まれ変わっても、俺はやっぱり、男として生きたい。

そんな思いにさせてくれる、深い味わいのある、いいお酒です☆




では、ほろ酔い気分のところで、おやすみなさい。

明日も、何か書こうと思いますので、よかったらお付き合い下さい。



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2015-11-23

大人のコラム 「接客の本質にあるもの」

テーマ:酒&タバコ
読者の皆様、こんばんは。


桑畑は、今日も汗ビッショリになって働いて参りました。

午前中に、75頭出荷して、午後からは、子豚を130頭ほど移動させました。


今、風呂上がりのビールを味わいながら、この記事を書いています。



「大人のコラム」は、カテゴリーとしては分類していないんですが、

「酒&タバコ」の中に組み込んで、新シリーズとして語るコーナーにしました。


記念すべき第1回は、「接客」について、俺が思うことをお話ししましょう。




現在、俺の行きつけのお店は、スナックが6軒、居酒屋が2軒、焼き鳥屋1軒、

串焼き屋が1軒、ショットバーが1軒、カフェが1軒の、合計12軒です。

あまり稼ぎがないので、以前ほどには行ってませんが、時折、顔を出します。


よく行く店。

たまに、行く店。

めったに、行かない店。

忘れた頃に、行く店。

他に行くところがないから、仕方なく行く店(笑)


そんな風に、状況によって、うまく使い分けるんですね。




さあ、ここからが本題。


俺が、お店を選ぶ基準は、一体何でしょう?

賢明な読者諸君はすでにおわかりのことと思いますが、

「接客がきちんとしているお店」が、俺の中で重要なウエイトを占めるんですね。



俺は別に、グルメ志向でもないし、オシャレにもあまり興味はありません。

だから、いちいち写メ撮ってブログにアップしたりしないですよね。


俺は、「居心地のよさ」を重視する男なんです。





基本的に俺は、単独行動が好きな男。

誰かと一緒にいると、相手の気持ちを考えないといけないので、疲れてしまう。

その時の気分で、あっちへ行ったり、こっちに来たり、というのが楽しい。


たまたま入った店のカウンターで、初対面の人と盛り上がることもあるし、

心地良い「静けさ」を味わって、深い領域に到達することもある。


それは全て、「接客」にかかっているんですね。


「接客」の第一歩は、「共感」だと俺は思います。





俺が困るのは、お客の気持ちを無視して、自分本位に会話する人たち。

敏感な人はすぐにわかると思うけど、会話がすぐに終わっちゃうんですよね。


例えば、『…今日はかなり寒くてね…』と俺が言ったとします。

『…いや、全然寒くなんかないですよ。Tシャツと短パンで充分!』


俺は、養豚場で働いているから、温度変化に敏感なんです。

その日の気温によって、仕事の内容が左右されてしまうと言っていい。


接客のしっかりしたお店の主人なら、そんな応対はしません。


(…あ、桑畑さん、今日は仕事が大変だったんだな)

(…もしかして桑畑さん、風邪でもひいたのかな)

そんな風に感じ取ることができたら、出てくる言葉は違ってくると思いませんか?



これは、「接客マニュアル」に書けないことなんです。

その人の、感性の問題なんですね。



高級ホテルなどで、上得意のお客様にトラブルがあったら、

『…それはお困りでしょう。私どもにおまかせ下さい。』くらいは言うのかも。

でもそれは、お金をたくさん払ってくれるお客だから、かもしれません。


報酬や賃金とは関係なく、本質的なところで反応することが、人として大事なんです。



俺が住んでいる街に、有名な焼き鳥屋があるんですが、

俺、その店が大嫌いなんです。

たしかにおいしいお店なんだろうけど、雰囲気が嫌なんです。

うまいもの出せば文句ねえだろ、という傲慢な態度がどうも…

そこは繁盛しているし、人気もあるんですが、俺は行きません。




俺はたぶん、世の中の人と、味覚がズレているのかもしれません。

でも、それならそれでいいと思っています。


例えば、俺が一番好きなビールは、キリンラガービールですが、

スーパーやコンビにで買うビールと、中身はおんなじ。

でも、行きつけのお店で注いでもらうと、味わいが違うんですね。


それは、ビールと一緒に、「愛情」を注いでもらっているのかもしれない。



『…家飲みの方が、安くていいじゃん。』

『…わざわざ外に出て飲む奴の気が知れない。』

『…何でビール1本がこんなに高いの?』


そんなことをブツブツ言う輩は、家飲みで幸せを感じたらいいでしょう。


俺も、家飲みは好きですが、外飲みが、それ以上に好きなんですね。


お店で飲むお酒の料金には、場所代や、接客の手間が含まれているんです。

それが、いいんです。



いい接客をするお店には、また行きたくなるもの。

居心地がいいから、忘れられない場所になる。

落ち込んでいても、そこに行けば、元気が出るような気がする…


そういうお店が、好きなんです。



俺も、生身の人間。

お店のご主人も、生身の人間。


俺がどんなコンディションであろうが、あたたかく迎えてくれる、セーフティーゾーン。

お店のママやマスターの愚痴を聞いてあげるのも、大人の男のたしなみ。


元気な方が、元気のない方の話を聞いてあげればよろしい。

そういう関係って、すごく大人だって思いませんか?



お店には、色んなお客がやって来ます。

品性のいい人がいれば、お行儀の悪い人もいます。


いつも、いい雰囲気とは限らない。

悪いお客に絡まれて、煮え湯を飲まされることもしばしば。

でもそれは、お店のせいじゃないんです。


俺の一番の行きつけのお店は、そういうお客を実力行使で追い出します。

普段おとなしい人が、すごい迫力で、叩き出すんですね☆


基本的に、「お金をたくさん落としてくれる人がいい客」という認識のお店は、

俺みたいなビンボー人は、優先順位が低いから、ガサツな扱いになりやすいもの。


だけど、本質が優れている人は、立ち振る舞いが違うんですね。




「人の気持ちを大切にするお店」は、長く愛されます。

ズル賢い人の方が、お金儲けは上手かもしれないけど、いずれ、報いを受けるかもしれない。


俺の記憶の中には、人が良過ぎてつぶれたお店もあったけど、

そこで過ごした楽しい時間は、永遠に心に刻まれています。

いつかまたどこかで会えたら、たくさんお礼を言いたい人がたくさんいます。



俺は、人の気持ちを、大切にする男。

結果よりも、過程や動機を重視する男。

お人よしで、だまされてばっかりですが、

面倒くさくてわかりにくい男と言われていますが、

情けないとか女々しいとか、ネット上で悪口を言われ続けていますが、


そういう自分が、嫌いじゃないんです。


そういう風に思われても仕方ないようなキャラなんですから(笑)



男は、カッコよくなりたいと願う生き物。

女は、キレイになりたいと願う生き物。



カッコいいね、と言われれば嬉しいし、カッコ悪いね、と言われれば悔しい。

キレイだね、と言われれば嬉しいし、醜いね、と言われたら、悲しい。


でもそれは、見た目のカッコよさですか?

中身のカッコよさですか?



人と長く付き合うと、色んなものが見えてくる。

人と深く会話すると、新しい発見がたくさんある。



さあ、今夜は、ここまで。

今宵はこれから、新しく買ったウイスキーを開封します。


「共感」に関しては、また改めて語ります。



おやすみなさい。また明日。





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2015-11-21

映画 「劇場霊」

テーマ:アニメ・特撮
ああ、こいつに殺されてみたい。


Jホラーの巨匠・中田秀夫監督の最新作ホラー映画。

彼は「リング」で有名になりましたが、その前に「女優霊」があるので、

そっちを“Jホラーの原点”と呼ぶ人も多いみたいですね。


俺としても、「リング」よりも「女優霊」の方が好きなので、

今回は、公開初日に早速見て参りました。



内容はあまり話しなくないのですが、俺の良識の範囲内で、少しだけ。

(情報を入れたくない人は、ここで読むのをやめてね)



この映画の“主役”は、球体関節人形。

「イノセンス」では、小柄なロリ顔の少女人形だったので、カワイかったですが、

本作では、等身大のリアル整形なので、ダッチワイフ並みに迫力があります(笑)


いいねえ~

この女に殺されてみたい~


でも、男と女では、殺し方が違うみたいなので、女バージョンを希望します。


“人間の主人公”は、島崎遥香(たぶんAKB48の女の子)。

主人公をサポートする男性役は、町田啓太(たぶん劇団EXILEの男の子)。

Jホラー常連の、柳憂怜、諏訪太朗もチョイ役で登場します。



アイドルタレントになって5年になる水樹沙羅は、イラついておりました。

歌手の水樹奈々、AV女優の水樹りさとは関係ありませんので、間違えないように。

(誰も間違えねーよ)


女優を目指す彼女は、脇役だけでなく、本格的な仕事をしたいと言う。

マネージャーのおばはんは、舞台のオーディションで出てみては、と提案する。

運よく沙羅は、脇役で合格するが、主演は同じ事務所の先輩であった。


その舞台には、小道具として、ある「人形」が使用される。

舞台稽古が始まった日から、次々と怪異が起こるのであった…




う~ん、この映画のタイトル、「人形霊」の方がよくねえか?

あ、でもそれ、韓国映画にあったね、たしか。

俺のブログでも紹介記事を書いたような気がする。

ちびまる子ちゃんみたいな格好した女の子が、ロープでおっさんを持ち上げる映画!

あれは、人形よりも、あの女の子の方がコワかったなあ。

(ちなみに、顔は岡村孝子風だったと思う)



「劇場霊」というからには、劇場に取り憑く霊であって欲しいんだけど、

映画を見ていると、どうもやっぱりそうじゃねえようなあ。


ここはひとつ、「激情霊」ということで、観客に納得してもらいましょうか。



内容は、トビー・フーパーの「スペース・バンパイア」がネタですな。

アメリカ映画で、「マネキン」というラブコメ映画があったけど、あれにも似てる。

あと、伊藤潤二の「富江」とか、楳図かずおの「洗礼」とか…


Jホラーに詳しい人なら、「呪死霊」という作品をご存知でしょう。

あの第1話「呪われた人形」の監督は、中田秀夫なんですよ~

やっぱり、おんなじ演出をやってましたね。なつかし~



この映画は、俺みたいなおっさんよりも、思春期のみなさんにたっぷり恐がって欲しい。

俺はひたすら、笑いをこらえるのに必死でした。


楽しい~

このねえちゃん人形と、寝技で格闘して、関節技をキメてやりたい。

きっと、冷たい身体をしているんだろうなあ…うっひっひ。




タイトルは合っていないけど、シチュエーションは、「女優霊」路線です。

あちらは、映画の撮影時に起こる怪事件。

こちらは、お芝居の舞台稽古中に起こる怪事件。


スタッフの1人になった気分になって、ご覧下さい。




それから、女優さんの演技がどうのこうの、という余計な詮索は控えましょう。

だって、ホラー映画って、新人さんの登竜門であり、ビッグチャンスなんだから。


細胞が若いうちに、恐がる演技をのびのびとやっちゃいましょう。

これから役者を目指す女の子たちは、どんどんホラー作品に応募してね☆




さて、問題です。

本作の“人形モンスター”は、何故、人を襲うのでしょう?

恨み、でしょうか?

嫉妬、でしょうか?



たぶん、ちがいますね。


俺は、“あのセリフ”を聞いた時に、ひとつの仮説を立ててみました。

考えに変更がなければ、年末のランキング記事の時に、お話しします。


さあ、一緒に考えましょう。



『…ちょうだい…ちょうだい…ちょうだい…』



…お前は、クレクレタコラかっ!










【作品データ】

監督:中田秀夫 企画:秋元康

脚本:加藤淳也 三宅隆太

音楽:川井憲次 主題歌:Thinking Dogs

出演:島崎遥香 足立梨花 高田里穂 町田啓太

   中村育ニ 小市慢太郎 柳憂怜 諏訪太朗


 (2015年松竹 上映時間:99分)




☆AKB48が好きな人には、関連作として「伝染歌」もオススメしておきます。






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2015-11-21

映画 「ハーモニー」

テーマ:アニメ・特撮
居心地のいい世界が、幸福とは限らない。


先日紹介した「屍者の帝国」に続いて、プロジェクト・イトウの第2弾。

「ハーモニー」とは、「調和」という意味で、本編に登場するシステムの名称。



高度に発達した近未来社会においては、人間が生まれると同時に、体内に

制御装置みたいなものを埋め込まれ、成長や行動、飲食物の摂取までが、

国の中央制御管理装置によって、一律にコントロールされていた。


その「閉ざされた世界」の中で、人々は、みんなと同じであることに安心し、

保証された平和な生活を営み、「調和」の取れた人生をエンジョイするのである。



俺は原作読んでいないので、自分の印象だけで語っていますが、大体、こんなイメージ。



俺自身、争い事や物事や騒音、罵倒の中で育ってきた人間なので、

こういう世界に一度住んでみたい気はするんですが、たぶん、なじめないかもしれない。



だって、気持ち悪いんだもん。




主人公は、WHO螺旋監察官という肩書きを持つ、トァンという女性。

彼女には、3人で心中しようとして失敗し、先立たれた同性の“恋人”ミァハがいた。

もう1人生き残った親友キアンは、過去を忘れたかのように、ヌルい生活に浸っている…


トァンは、優秀でありながら、心のどこかにもどかしさを抱えている。



ある日、キアンが目の前で“不可解な行動”をする。

それは、死んだはずのミァハからの「挑戦状」であり、「招待状」でもあった…



全編、高度なセリフの連続なので、体調のいい時に見ることをオススメします。

「屍者の帝国」でも、観念的な言葉が多かったので、カラー的にはかなり知的。

ですが、そんなに難しい表現はしていないので、思春期の思考で充分楽しめます。


ただ、映画はPG12なので、小学生の少年少女のみなさんは、

身近な大人をうまくたぶらかして、劇場に連れて行ってもらって下さい。




調和と取れている世界というのは、基本、美しい。

乱れている世の中は、危険だけど、アブナイ魅力がある。

小林よしのり氏の言葉では、「戦争」の対義語は「平和」ではなく「秩序」らしい。

「秩序」が保たれているからこそ、「治安がいい」ということになる。


格闘技の試合だって、ルールがあるからこそ、「競技」として認められている。

ルール無用なら、途端に喧嘩や殺し合いや戦争になってしまうから。


「人の良心」や「正義感」ほど、あてにならないものはない。

「親友」や「約束」「保証」なんていう言葉も、一度は疑ってみるといい。



俺は、子供の頃は、あまりみんなの中に入り込めなかった。

「仲良しごっこ」のような関係は、いとも簡単に破綻するし、長続きしない。

「利害が一致」すれば、「いい関係」でいられるけれど、

何か問題が起きれば、すぐに「無関係な他人」になっちゃうのである。


それは、俺のコミュニケーション能力が低かったこともあるけど、

楽しそうに遊んでいる奴らの「仲間」になることが、俺には苦痛だったのである。



人間、おかしくもないのに、笑えない。

悲しさや悔しさを感じなければ、涙も出ない。

人の心の痛みを知らなければ、傷つけることなんて平気でできちゃう。


誰かと親しくなることは、楽しくてわくわくするけれど、ある意味、恐いのである。

だから、「自分の立ち位置」というものを、時々、確認してみたらいい。



トァンは、ミァハに魅力を感じていたけど、完全には心を許していなかった。

彼女が言っていることが「矛盾」に満ちていても、反論できなかった。

それを言ったら、「関係」が終わってしまうことを恐れたのかもしれない。

逆に、彼女の言い分をとことん受け入れることで、彼女を解放したかったのかも…



本作は、絵柄がシンプルである。


言い換えれば、「限りなく機械的」である。


発達したCG技術なら、もっと細かい表情や動作も可能なのに、

あえて、「ぎこちない動き」にさせているように見える。

これは、「機動警察パトレーバー2」で感じたあの感覚に似ている。


たぶん、「わざと」そうしたのではあるまいか。




映画は所詮、「作り物の世界」。

物語自体もまた、「虚構の世界」。


それを承知で、わたしたちは、映画館に入る。

お金と時間という「代償」を払って…



本作から感じ取れる感情は、「憂い」と「嘆き」と「憤り」。


「心が叫びたがっているんだ。」は、ストレートな正統派作品であった。

しかしこっちは、なかなか手強い作品と言えると思う。


観客を、とことん突き放し、静かに、華麗に「暴走」していく、女の魂たち。




心というのは、不思議である。


思考は、感情によって左右され、感情もまた、思考によって影響を受ける。

理屈ほど、感情的なシロモノはないのだ。



決まった結論にいかにたどり着くかを重視するのが、思考による行動。

感覚の行き着く先を確認するために突っ走るのが、感情による行動。



俺の経験では、思考より感情の方が力が強く、スピードも速い。



コンピュータというのは、ただの「高速計算機」だと思っている。

人間というのはこんなものだから、こういう風に管理すればいいだろう。

現時点で「最良」と思われるスタイルで、システムが起動する。


しかし、人間というのは、時間とともに「変化」していく存在。

最初はスムーズでも、どこかで「不具合」が生じる。

そこで、「微調整」や「改良」が必要になる。


優れた最新式システムほど、弱点も多いのである。

高度で複雑なスキャンをする分だけ、いざとなると脆いのである。




この映画は、骨格としては、実に単純だと思う。


しかし、それを想像力でここまで膨らませた、原作者の偉業は大きい。

生きることに苦悩し、己の存在を疑い、血を吐くような熟考があったのだろう。



原作を読んだ人には、またしても不評なのかもしれないが、

俺は、面白い試みを映画界に吹き込んだんじゃないかと思う。




当たり前のことが、当たり前でなくなる時。

信頼していたものが、信頼できなくなる時。


今、目の前で起きたことが、理解不能な時。



誰かの言った「都合のいい言葉」で自分を無理矢理納得させ、物陰に隠れるか。

みんなが行く方向にとりあえず一緒に逃げて、誰かに守ってもらうか。




頭のいい人ほど、よく考えて欲しい。

俺は、頭は悪いけど、自分の頭の使い方を知っている。


思考力がすば抜けている人は、感覚が乏しいから、人を追い詰めてしまう。

感覚が鋭い人は、思考力が間に合わないから、言葉がうまく出ないだけ。



「言ったもん勝ち」という言葉って、すごく悲しい。

「勝ち組」「負け組」という言葉には、痛みを感じてしまう。

「平等」「平和主義」という言葉は、吐き気をもよおすほど、気持ち悪い。



本作は、ビジュアルよりも、会話劇として見た方が、面白い。

映像はイメージとして、思考のためのオプションという位置づけがちょうどいい。

(思い切って視覚をカットして、音声だけ聞いてみると、世界観がひろがるかも)




最近は、アニメーション映画が続きましたが、やっぱり、日本のアニメってすごい。

絵を描く技術や、動かす技術は世界中で発達しているけど、

精神世界を表現する領域は、日本がダントツでトップだと思う。




この映画を、劇場でリアルタイムに見ることができて、幸運でした。


第3弾「虐殺機関」の公開が、待ち遠しいですね。




優れた映画というのは、時間が経てば経つほど、心に浸透していくもの。

見終わった直後には、よくわからなかったことが、だんだん見えてくる。


それは、感情というものが、深いものである証拠。


放出は、一瞬。

吸収は、ゆっくり。


運動する時の、呼吸の感覚に似ていますね。



この映画は、慌しくガツガツ見るんじゃなく、

じっくりと、心を落ち着けて味わいましょう。



今、あなたが存在している世界は、居心地がいいですか。

それとも、逃げ出したくなるような、ひどい世界ですか。



その「感覚」は、「正しい」と、胸を張って言えますか?




「幸福」を追求したら、キリがない。

「不幸」を嘆いてばかりでも、キリがない。


自分の心は、今、どんな世界にいる?




そこが「間違った世界」であると感じたら、遠慮なく、ぶち壊すがいい。



…己の魂が、一番行きたがっている場所へ、突っ走るべし!









【作品データ】


監督:なかむらたかし マイケル・アリアス

原作:伊藤計劃 脚本:山本幸治

キャラクター原案:redjuice

キャラクターデザイン・総作画監督:田中孝弘

メカデザイン・エフェクト作画監督:渡辺浩二

演出・CGI監督:廣田裕介

音楽:池頼広 主題歌:EGOIST

アニメーション制作:STUDIO4℃

声の出演:沢城みゆき 上田麗奈 州崎綾 榊原良子 大塚明夫

     三木眞一郎 チョー 森田順平



 (2015年東宝 PG12 上映時間:120分)



☆タイトルの正しい表記は、<harmony/> です。

☆マイケル・アリアス監督は、「鉄コン筋クリート」のおっちゃんですね。



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2015-11-21

U-NOTE Ⅱ 「そろそろ映画。」

テーマ:ケガ・病気
先日、病院で薬を2週間分もらってきまして、今、飲んでいます。

これから「気をつけなければいけない時期」にさしかかっているので…


今週は、5日勤務だったので、今日と明日は2連休です。

上司が不在な時も多かったので、1人でちょっと大変でしたけど。

それでも何とかトラブルにもうまく対処できて、仕事をこなすことができました。



実家とのトラブルは、今のところ、目だった動きもないので、知らん顔してます。


昨夜はしっかり眠剤と安定剤を飲んで、眠れました。

今朝の目覚めは、まあまあ。

娘が部活で学校に行くので、普通に起きて、一緒に朝ごはん。

軽い話ができるだけでも、父親としては嬉しいものです。


のあのあシアターが終わってからは、一度も飲みに出ていません。

風邪をひいたこともあって、ずっとおとなしくしていました。

咳も出なくなって、ようやく回復してきたようなので、

そろそろ、



映画館に行こうかと思います。


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2015-11-18

U-NOTE Ⅱ 「悪夢妄想殺人シミュレーション」

テーマ:ケガ・病気
うつに悩まされると、悪夢をたくさん見ます。

夜中にイヤな汗をかいて、目が覚めた時の、虚脱感…

この病気に苦しんだ人なら、わかってもらえると思います。


以前紹介した本「B型自分の説明書」の中に、

たしか「自分の中で迷子になる」という記述があったと記憶しています。


まさに、その通り。


俺はB型なので、心が暴走すると、妄想が止まりません。

どこまでも突っ走って、何かに激突して、我に返ります。


その能力が、いい方に発揮されれば、発想力になる。

逆に、悪い方に作用すれば、犯罪者になってしまう。


基本、人間は「自分が面白いように」連想していく習性があるので、

正常な思考であれば、常識的な発想の範囲で楽しめます。


しかし、病んだ心は、そうはいかない。



俺は、若い頃から、憎らしい奴がいると、そいつを妄想の中でボコボコにしていました。

実際にはできないから、像増力を駆使して、無意識にデトックスをしていたのです。


その究極が、「悪夢妄想殺人シミュレーション」です。

これは、俺が持っている能力の1つです。

(たぶん、少なくとも長所ではない)



①どうやって、殺すか。

②殺した後、どうするか。

この2つを考えるだけでも、相当な時間と労力を使います。


飲み屋のカウンターで、若者の愚痴を聞く時も、俺は簡単に言います。

『…そいつ、ぶっ殺しちゃうか!』


飲みながら、色んな殺人をシミュレーションをして、盛り上がります。

で、結局は、「死体の後始末が面倒」という理由で、「各自の宿題」になります。


そういう会話をするだけで、心がすっとする場合もあるのです。



今では少し落ち着きましたが、俺はここんところずっと、

親父を殺す妄想ばかりしていました。

あいつがこの世にいる限り、俺の心に平穏はない。

いざとなったら、殺してしまえばいい!


もちろんそれはあくまでも「最後の手段」であって、俺の望むところではありません。



だから、憎悪の塊になった心を浄化するために、この能力を使いました。


夢というのは、押さえ込まれた感情や、願望、欲望がストレートに出ます。

俺は、夢の中で、親父を数十回はブチ殺していると思います。


親父単独を殺したり、家族全員を殺したり、その前に予め離婚しておいたり…

少なくとも、7通りくらいのフォーメーションが出来上がりました。


で、死体を隠蔽するとか、そんな卑怯なことはしない。

現場にいるうちに、自分で110番通報して、自白して自首。

警官が到着するまでに、用意しておいたとっておきのスコッチを飲んで、一服。



刑務所の中で、取調べが終わった後に自殺を図って、止められて、独房入り。

壁に頭をぶつけるので、拘束着なんか着せられたりして。

薬づけにされて、ようやく意識が安定したところで、美人の精神科医が登場。

ボロクソにののしられ、でもその人は、有名な博士だったりして、俺は研究対象に。

調査やテストに協力すれば、ご褒美にタバコがもらえたりして、何となく話す…


ムショ仲間で、親しい友達が何人もできて、シャバに出たら起業しようか、なんて。

時間がいっぱいあるから、読書をたくさんして、自分で本も書いたりして。

格闘技に興味ある奴がいたら、俺の得意技を教えてあげたりして。


「映画熱」というブログは、強制的にやめさせられて、アメーバから消滅。

変わりに、「殺人熱」なんていう連続小説を書いたりして。

それが売れたら、今度は強烈な恋愛小説を書いたりして。

そのモデルとなるのが、美人の精神科医だったりして。

で、恋敵になるのが、国選弁護人だったりして。



俺は、連続シリーズで夢を見る能力もあるので、

ストーリー性のある悪夢を、うまくつなげて、バリエーションを楽しめます。

途中でトイレに起きても、すぐに寝れば続きが見られるコツがあるんですね。



そんなわけで、時間尺で見ると、殺人の場面よりも、ムショの場面の方が長い(笑)

う~む、これでは、せっかくの憎悪のエネルギーが、しぼんでしまう。


でも、一度くらいムショの生活を味わってみたいという願望もあるので、

その時になって慌てないように、今から心の準備をしておこうと思います。

(すでにもう、何の話をしているのかわからなくなってきました)



とにかく、そんな妄想をずーっと続けてきたので、いつしか疲れてしまいました。

親父はすでに、俺の心の中でバリエーション豊かに何十回も殺されています。

だから、実際殺す時になって、どの殺し方がいいか、迷うかもしれない。

このカードは、一生に一度しか切れないので、熟考が必要ですね。



以前、本気で自殺しようとして、遺書を書き始めたことがありました。

しかし、この遺書がなかなか書き終わらず、大学ノート4冊くらいで中断。

遺書が完成しないうちに、死ぬ気が薄れてしまって断念したことがありました。

今思うと、実にパワフルな自殺志願者だなあと思います。


俺は、どうせやるなら本気でやってしまう男なので、常に何事も真剣勝負です。

シミュレーションをして反復練習をしておくと、現場で慌てなくなります。

予想外の事が起きることも想定して、あらゆる可能性を考慮します。


人間の生き死にが絡むことって、そう何度もチャレンジできませんから。




そんな調子で、ずっと心の中で殺戮を繰り広げてきたので、もうヘトヘトです。

人を殺すのも、自分を殺すのも、実際にやるとしんどいんでしょうね。



悩んでばかりでも、苦悩してばかりでも、鬱々としてしまう。


心を病んでいる人は、一見、マイナスエネルギーの塊のようだけど、

実際は、どこかに絶大なプラスエネルギーを秘めているものなんです。


そういう時は、想像力を解放して、心の領域を広げてあげるといい。

思考力の範囲も、理解力の深さも、かなりのレベルまで拡張することが可能だから。



俺は、何もかも失ってホームレスになったら、上野公園あたりを徘徊して、

「話、聞きます。1時間500円」という看板を出して、座り込んでみたい。

500円分の食料やお酒でもOK。

お金のない子供は、肩もみでもしてくれればOK。

ワイドショーが取材に来たりして。

人気が出て、予約制になったりして。

占い師にスカウトされたりして。


で、外国人ヤクザに刺し殺されて、ゲームセット(笑)

殺されて死ぬのもある意味俺の願望の1つなので、それもまたよし。



こんな風に、俺の妄想は、俺という人間が生きている限り、延々と続いていくのです。

困ったもんですね。




で、気がつくと、俺は、妻と娘という家族がいる。

毎日、仕事に行っている。

家に帰って風呂に入り、ビールを飲んでいる。


まだ、実際に誰も殺していないし、一応、社会人として存在が許されている。

ああ、不思議な気分。


俺の心なんて、いつ暴走するかわからない。

俺の命なんて、いつ終わってしまうかわからない。

誰にもわからないし、俺にもわからない。


その時が来たら、粛々と行動するのみ。

まだ、その時ではない、というだけ。



今、という確かな時間。

過去、という過ぎ去った時間。

明日、という未知の時間。


どこを、大切にするか。

どの部分に、重きを置くか。



自分の頭で、考えてみるといい。

自分の感覚で、味わってみるといい。



それをおろそかにしていると、時間だけがどんどん過ぎていくだけ。


俺には、お金も地位もないけど、時間と想像力だけはある。

自分の時間を、大切に。

自分の感じ方を、忘れずに。



感性があってこその、想像力。

想像力があってこその、妄想力。



夢と願望あふれる、憎悪と怨念がほとばしる、官能的な男のロマン。


…さあ、自分だけの「悪夢妄想殺人シミュレーション」に浸ってみよう!




(酔いがまわってきたので、今夜はこれにて終了。おやすみなさい)

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