FUJITA'S BAR
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2014-03-31

映画 「平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊」

テーマ:アニメ・特撮
「ウルトラファイト」みたいな「ライダーファイト」でした。


娘が「仮面ライダーディケイド」のファンなので、急に見たいと言い出して、
仕方がないので妻も連れて3人で行って参りました。

しかしまあ、毎回長いタイトルだなあ(笑)
こんな早口言葉みたいなタイトルは、おっさんに優しくありませんな。

年に2回も3回も劇場版が出ると、子供を持つ親は大変だろうなあ…なんて。


ライダーを映画館で見たのは久しぶりのことでした。

ストーリーは、「ザ・適当」です。

ライダーをたくさん出すのが目的みたいだから、面倒くさい話は一切ありません。

全編が戦闘シーンみたいなものなので、お子様は大喜びでしょう。


今回は、仮面ライダー1号本郷猛、藤岡弘、と、
仮面ライダーX神啓介、速水亮と、
仮面ライダーZX村雨良、菅田俊がゲスト出演します。

本郷猛が変身ポーズをするだけで、俺の年代は熱くなりますなあ。
変身すると、体型がスリムになるところが、まさに「変身」ですね(笑)

神啓介は、白衣を着たお医者さん役で登場。
Xの変身ポーズは、相変わらずカッコ悪いけど、すっげえ懐かしい。
ライドルスティックのアクションは、何度見ても、すっげえ恥ずかしい(涙)

村雨良は、まさかの○○○○役で登場。
あれ~どっかで見たことある顔だなあと思っていたら、うひゃあ!

菅田俊といえば、古くは「汚れた英雄」「修羅の群れ」など、
東映映画の脇役で活躍したおっちゃんなんですね。
最近では「ロストクライム」「アウトレイジ」などでも活躍していますが、
やっぱり彼の代表的なキャラは、ZXですよね~

スーパー1のオーディションで落選した苦い経験が、彼の役者魂の原点かもしれません。
オヤジの意地をぶつけた彼の渾身の演技を、しっかり見届けてあげて下さい。



あ~ ちくしょう。

やっぱり、仮面ライダーって面白いじゃん!



最新作「仮面ライダー鎧武(ガイム)」は、鎧をまとった武者のイメージ。

フルーツが頭の上で弾けて、鎧を装着して変身します。

プリキュアが、ヒラヒラしたコスチュームで格闘技やってるかと思えば、
仮面ライダーは、魔法使ったり、フルーツと合体したり…

まさに、今どきのよくわからん要素をふんだんに取り入れて、
世の中の半歩先を行く、最前線のカッコよさを追求していますなあ~


子供が夢中になるには、こういった「新鮮さ」が必要なんですね、きっと。


俺的には、刀を振り回すヒーローが増えてくれるのが嬉しい。

日本人の男の子は、やっぱりチャンバラの楽しさを学んで欲しいのだ!



本作は、平成ライダー15人と、昭和ライダー15人が、激突します。

ライダーが30人もいると、もう何が何だかわかりません(笑)

でも何だか、楽しそうでいいじゃん。


そもそも、平成ライダーと昭和ライダーが、何ゆえ戦わねばならんのか?

その理由は…

ざっくり言うと、「気に食わんから」です(笑)

何故「気に食わない」かは、劇場で確認して下さい。


まあ、俺としては、「未来少年コナン」の、コナンとジムシーみたいなもんかな。

「機動戦士ガンダム」の、アムロとシャアを見守るセイラの気持ちになりました(笑)


ヒーローは、戦うのが商売。

戦う理由があれば、誰にでも勝負を挑んでしまうのだ。

大義名分こそは、最大の武器。

ヒーローに、休息はないのだ。


世の中には、悪がいっぱい。

極悪もいれば、ショボいワルもいる。


突き詰めていけば、「正義の味方」という存在にも、ダークな部分は存在するのだ。

ヒーロー同士、カラーが違うからこそ、いい感じでぶつかれるのだ。


さあ、若者諸君、よく考えよ。

さあ、チビっ子たちよ、よく考えてごらん。


「正義」には、「矛盾」がつきまとう。

どんなに「いい人」でも、「心の闇」は存在する。


キミにとって、真のヒーローとは何か。

キミが理想とする、ヒーローの正しいあり方とは何か。


人はみな、自分が憧れるヒーローになれる素質を持っている。

なりたいものがあるから、志というものが生まれるのだ。


さあ、考えよ。

男たちよ、考えよ。


キミが戦う相手は、一体誰なのか。


俺は、いつも何かと戦っている。

自分の「弱い心」とも戦っている。


しかと見よ。

己の周りを、しっかりと見よ。


味方だと思っていた存在が敵となり、敵だと思っていた存在が、味方になる。

今は、そういう「混沌」とした世の中なのだ。


だからこそ、柔軟な思考を持つべし。

目まぐるしく移り変わる「現実」を見失うべからず。


大事なのは、「今」の「自分」の「感じ方」なのだ。


惑わされるな。

人の意見を盲信するな。

信じるべき存在を、見失うな。


誰にどう否定されようとも、己が信じる道を行くべし。



…男は、いつも心に変身ベルト。どんな敵にも、ライダーキィィィィィック!







【作品データ】

監督:柴崎貴行 原作:石ノ森章太郎 脚本:米村正二
アクション監督:宮崎剛 音楽:中川幸太郎 山下康介
出演:佐野岳 井上正大 半田健人 桐山漣 藤岡弘、
   板尾創路 雛形あきこ 速水亮 菅田俊


 (2014年東映 上映時間:98分)


☆エンドロール終了後に、お知らせがいっぱいあります。





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2014-03-30

映画 「夢は牛のお医者さん」

テーマ:邦画
生き物と向き合うことは、人の心を育てます。


新潟の民放局「テレビ新潟」製作のドキュメント映画です。

生徒が9人しかいない小学校で、3頭の牛が「新入生」として入学します。

「体重が400kgになったら出荷する」という約束で、
子供たちは一生懸命に牛たちの世話をします。

生徒の1人、高橋知美さんは、「牛の卒業式」で大粒の涙を流し、
「将来は、獣医になりたい」と誓うのでした。


今から27年前にローカルニュースの企画として放送され、
「ズームイン!朝」でも大きな反響があり、映画化の運びとなりました。

徳光和夫氏は、TVの生放送で泣いたのはこれが初めてだったらしく、
「泣きの徳光」と呼ばれる原点になった題材なんだそうです。


俺も、畜産業に携わる人間として、これは見ておかねばと思い、
休日の今日、シネウインドに駆けつけました。

劇場は満員御礼で、様々な年代の人たちが熱心に鑑賞されていました。
時折、笑い声やすすり泣きも聞こえて、観客のみなさんの雰囲気もよかったです。

まるで、みんなが家族になって、画面の子供たちを育てているような気分に(笑)


先日ご紹介した「銀の匙」にも、「経済動物」という言葉が登場しますが、
この映画も、畜産業を理解する上で、極上の教材だと思います。

俺的には、豚が登場したのがオイシかったですね(笑)



何年か前に「ブタがいた教室」という映画をご紹介したと思います。

今日見たこの映画の方が、教育効果という点で優れているように感じます。

感傷だけで終わってしまうと、教育効果は薄れます。

その気持ちを「生きるための推進力」に昇華させてこそ、やる意味がある。


本作は、まさに「生きた教材」と言えるでしょう。

この作品に出会えたことを、とても幸運に感じました。

連日、体を酷使して、ひどく疲れていましたが、これはどうしても見たくて、
大渋滞を覚悟で、2時間かけて新潟市内の映画館に行ったかいがありました。


「銀の匙」ファンの皆様にも、超オススメ映画ですよ☆



俺は、今の仕事に就いてから、もうすぐ10ヵ月になります。

豚のことは、未だに全然わかりません(笑)

でも、この映画を見て、理解できる部分が確かにあります。

それを、俺はまだ、言葉でうまく説明できません。

それがわかったら、また改めてお話できればと思います。


はっきり言えるのは、彼女が流した涙の「意味」が、痛いほどわかること。

考えても考えても、悩んでも悩んでも、答えが出ないということ。

だから、この業界で働く人たちは、みんな「自分なりの思考」によって、
生き物に向き合っているんだろうと思うんです。


それが、「生きる力」になるから。


知美さんの姿を見ていると、ただひたすら、尊敬の気持ちが湧いてきます。

こういう人たちに支えられて、「食の安全」が守られているんだと思うから。

命を重んじながらも、経済的に経営が成り立つように努力することで、
日本の畜産業の品質が保たれ、おいしい食卓が守られるのです。

俺もがんばって、早く一人前になりたいと思います。



「天職」という言葉がある。

知美さんにとって、獣医という仕事は、まさに「天職」なんだと思う。

もちろん、努力が必要である。

その努力をしようとする「強い精神力」が大切である。

好きなことだから、がんばれる。

どうしてもやりたいことだからこそ、がんばれる。

そうせずにはいられない「何か」があるからこそなのである。


大粒の涙をぽろぽろこぼして、全身で「何か」を学ぶ姿が、神々しい。

彼女もまた、色んな人から愛されて、協力してもらって、自分の道を進むことができた。


彼女の家族や友達が、とてもあたたかい。

がんばろうとする若者に、正しい力を与えられる社会は、健全である。

そういう「愛情」が、彼女の夢を育ててくれたのかもしれない。


記録映像やスナップ写真の彼女は、いい笑顔をしている。

彼女の父親のまなざしが、すごく優しい。

娘の笑顔を守ろうとする、素晴らしい男だと思う。

子供が自然に笑うことができる環境は、とても美しい。

いいものをたくさん吸収してこそ、人の心が育っていくのだから。


彼女の「強烈な記憶」は、いつしか「強い意志」に変わり、数々の「奇跡」を生んだのである。




生き物と向き合う人は、生き物に感謝できる人である。

人の心と向き合う人は、人の気持ちを大切にする人である。

そして、自分の心と向き合う人は、志のしっかりした人になれると思う。


己の役割は、考えて考えて考え抜いた人こそが到達できる領域なのかもしれない。



この映画に出会うことで、若者たちの未来が広がりますように。


…俺も、がんばらなくちゃ。







【作品データ】

監督:時田美昭 製作著作:テレビ新潟
出演:高橋知美 高橋家のみなさん 牛のみなさん 豚のみなさん
ナレーション:横山由依(AKB48)
エンディングテーマ:Uru「卒業写真」

 (2014年 上映時間:86分)



☆文部科学省 選定

☆農林水産省 推薦

☆日本獣医師会 推薦

☆新潟県獣医師会 推薦

☆日本映画ペンクラブ 推薦


☆Uruは、新潟県三条市在住のアマチュアシンガー。
 荒井由実の名曲をカバーして、本作のメッセージを伝えてくれています。
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2014-03-30

第2回 のあのあシアター開催のお知らせ

テーマ:酒&タバコ
4月6日(日) PM3:00から、のあのあシアターを開催することが決まりました。

今回のテーマは、「意外性」。上映する映画は、次の2作品です。




「変態男」2005年フランス・ベルギー合作 上映時間:103分

監督・脚本:ヴィンセント・ラノー
出演:カルロ・フェランテ クリスティーン・グルロワ


【解説】

「ユーロサスペンス」というシリーズがあるらしく、
ホラー映画「変態村」に続く第2弾としてDVD化されたようなんですが…

この映画、はっきり言ってホラーではありません。
原題は「ORDINARY MAN」なので、「普通の男」の物語です。

なんでまた、こんな邦題がついてしまったのか…?
そこを考えながら、映画をお楽しみ下さい。


あるカップルを乗せた車がハイウェイでトラブルとなり、男が殺されてしまう。
殺害した犯人は、女を殺さずに、車のトランクに監禁する…

主人公が、「平凡なおっさん」であるところが、本作のポイントです。

「平凡」であるがゆえに、手際は悪いわ、何を考えてんだか…
犯罪映画を見慣れた人は、たぶん相当イライラするでしょう。


でもね、俺は思うんです。

「普通」であることが、いかに恐ろしいかということを。

映画を見終わってから、もう一度、このタイトルについて考えてみて下さい。





「ひとごろし」1976年日本 上映時間:82分

監督:大洲斎 原作:山本周五郎 脚本:中村努
出演:松田優作 丹波哲郎 岸田森


【解説】

松田優作といえば、「強い男」のイメージが強いですよね。

しかしながら、本作の彼は、トンデモなく「弱い男」なんです(笑)

このタイトルから想像すると、カッコいいアクション映画かな…と思うんですが、
中身は、なんじゃこりゃ~な内容なんですねえ。

スゴ腕の剣豪を演じるのは、丹波哲郎。
彼に対して仇討ちを挑むのが、「弱い」松田優作なんです。

弱い男は、何とかして知恵を絞ります。

映画が始まって15分くらいはかったるいですが、
20分を過ぎた頃に、この映画のタイトルの意味がわかります。

まさか、こんな展開になるなんて~!

1時間20分くらいしかない短い映画なので、軽い気持ちでお楽しみ下さい。





どちらの作品も、「え~っ これでいいのかよ~?」とツッコミたくなるような展開です。

映画を見ながら、「何で自分はこんなモノ見てるんだろう」と戸惑うことでしょう。

その「宙ぶらりんな感覚」が、映画を楽しむためには非常に大切なんですね。


前回は、「楽しくて笑える映画」をチョイスしました。

今回は、少しばかり「精神の冒険」をお楽しみ下さい。



会場は、ショットバーのあのあ。

詳しくは、0256(93)1571までお問い合わせ下さい。



映画の前後に、桑畑の短いトークが入ります。

春のひとときを、ご一緒に楽しみましょう。





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2014-03-28

袴田事件、急展開。

テーマ:TV
今朝の新聞記事を見て、驚きました。


2010年11月に記事を書いた、
ドキュメンタリー映画「BOX 袴田事件 命とは」を
記憶していらっしゃる読者の方は、おわかりだと思います。


「釈放」

「元被告」

「警察が証拠捏造」

様々なキーワードが、突き刺さります。

あの映画を見た時の衝撃が、甦ります。



俺の心は、震えました。



この映画を見ておいて、よかったと思いました。






☆映画の記事をお読みになりたい方は、こちらをクリックして下さい。





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2014-03-23

波平、いいじゃん。

テーマ:TV
今日、久しぶりに「サザエさん」を見ました。


過去三週にわたって、土曜日に飲む機会が重なってしまい、
日曜日は夕方まで寝ている始末でした…トホホ。

だから昨夜は、大人しく家飲みして、夜12時には寝ました。
おかげで今朝は、ちゃんと起きられました。

一週間分の疲れもあって、10時に起きたんですが(笑)


何にも予定がない休日は、久しぶり~

いくつか雑用もこなしましたが、基本、DVDを見ながらゴロゴロしていました。


そのおかげで、気になっていた「サザエさん」を見ることができたんですね。


永井一郎が死去して、波平役の後継者になったのは、茶風林。

行きつけのカフェのウェイターの兄ちゃんに聞いた話では、
「名探偵コナン」のメグレ警部そのまんまですよね~という感想でした。

たまたまTVをつけたら、「ちびまる子ちゃん」の途中でした。

う~む… 永沢君が出ていますね~(笑)
これとおんなじ声なんだよなあ、と思いながら、熱燗で始めました。


2本目になった頃に、「サザエさん」が始まりました。

ドキドキしながら、本編を見てみると…


お~っ ちゃんと「波平」の声になっているじゃん~!

俺、何だか感動して、ウルウルしました。


まだぎこちない部分はあるものの、ちゃんと「波平」を演じている。

メグレ警部とも、永沢君とも、声のオーラが違う。

さすがはプロ。使い分けているんですね。



考えてみれば、晩年の永井氏は、声の張りが衰えていたことは否めない。

ばかもーん!という怒鳴り声を聞く度に、どこか安心したものでした。


その「微妙な雰囲気」を、茶風林氏は、見事につないでいるように感じるのです。

俺は、彼の声に、「波平」を見ました。

彼は、本気でこの役に取り組んでいます。

もう少し時間が経てば、もっともっと「波平」らしくなっていくことでしょう。


思えば、カツオ役に抜擢された富永みーなだって、最初は大人しかった。

しかし今では、いっぱしの「カツオ」になり切っています。

「ドラえもん」の新メンバーだって、当初は違和感があったものの、

時間が経てば、その役柄になじんでいくものなのです。


生身の人間が演じている以上、キャラにも「寿命」というものがある。

新しい人に代わった時に、ファンがあたたかい愛情を注いであげれば、

命が吹き込まれた新しいキャラに生まれ変わって、これからも存続していく。


作り手は、観客のために。

観客もまた、作り手と共に、先に進んで行くのです。


長く続いているものには、ちゃんとした理由がある。

長く愛され続けているものには、ちゃんとした理由がある。


俺は、今日の「サザエさん」を見て、何だか嬉しくなりました。


茶風林波平さん、これからもがんばって、僕らを叱って下さい。


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2014-03-23

豚コラム その65 「それでも豚は寄って来る」

テーマ:豚コラム
相変わらず、色んな失敗をします。


注射をうまく打てなくて、豚にケガをさせてしまったり、
余計なストレスを与えてしまってしまったり…

温度管理がうまくできなくて、寒い思いをさせてしまったり、
パイプが詰まって餌箱が空に近いことに気づかなかったり…

重症の豚を見落としたり、死なせてしまったり…


俺は、つくづく、生き物の世話ができない男だと思います。

何度も何度も同じことを注意され、同じ失敗をします。


何かがうまくいくと、何かを怠ってしまいます。

たまにうまくいくこともありますが、一日の最後に失敗したりします。

その瞬間、がんばった時間が全て台無しになってしまいます。


豚に、申し訳ない。

上司に、申し訳ない。

社長に、申し訳ない。

会社に、申し訳ない。

そして、お客様に、申し訳ない…


しょっちゅう、自己嫌悪になります。


俺みたいな人間が、この仕事をしていていいんだろうか、と思います。



だけど、

豚は、寄って来ます。


俺が豚舎に入って、通路を歩くと、ブヒブヒ言いながら寄って来るんです。


彼らは、別に、俺が好きなんじゃない。

ただ、匂いをかいでいるだけなんです。

自分たち以外の匂いを感じると、興味を持って近づくのです。


匂いをかごうとして、鼻を近づけて来る。

触ってあげようとすると、逃げたりするんです。

だから、近くに手を出すと、さらに寄って来ます。


そして、自分から鼻をくっつけます。

触られると逃げるけど、近い位置で警戒がとけると、案外すんなりです。


子豚は、優しく触ると、興味深々でどんどん寄って来ます。

大きい豚は、ダイナミックに鼻を掴んでやると、力相撲みたいに遊べます。


俺には、豚という存在が必要だし、

豚もまた、人間を必要としています。


これもまた、運命的な出会いかなあ、と思います。


たまたま出会った、共存する関係。

豚たちは、自分の生を精一杯生きています。



豚に教わることは、とても多いです。


屈託のない瞳が、愛しい。


足りないものだらけの男ですが、がんばってお世話させてもらっています。






ぶた
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2014-03-22

映画 「LIFE!」

テーマ:洋画
妄想力こそは、男の秘めたパワーなのだ。


ベン・スティラーが監督・主演した、渾身の勝負作。

予告編がネタバレし過ぎじゃねえの、という不安を抱えながら映画館へ。

その予感は、見事に的中しました~ うえ~ん(涙)


というわけで、本作は、予告編を見ないで鑑賞しましょう。

キャッチコピーも、何だか怪しいと思ったんだよなあ…

俺が想像した通りの展開で、着地点もほぼピッタリでした。


あ~ちくしょう、自分の豊かな想像力が恨めしい。


もっと言わせてもらえば、俺の方がもっとすごい妄想をしていました。

これは、一歩間違うと、とんでもないホラー映画になっちゃいますね(汗)



本作は、いわゆる「普通の人」にオススメします。

退屈な日常を送っている人。

刺激を求めている人。

ワクワクドキドキするような、未知の体験に憧れている人。

勇気がなくて、新しい世界の扉をなかなか開けない人…

そういう人は、この映画を見て、ご自分の人生に生かして下さい。



では、俺みたいな人間は、この映画をどう楽しむか。

目には目を。妄想には妄想を。

映画の彼を上回る妄想力で、映画の向こう側にトリップしちゃいました。


彼は、人との会話の途中で、自分の妄想に浸ってしまい、
気がつくと、かなりの時間が経っていることあります。

その要領で、彼の上を行く妄想を、映画を見ながら膨らませるのです。


これぞまさに、「妄想対決」。


結果的に、映画のストーリーよりも、ものすごい世界に浸ってしまいました。

それは、ここではとても書けませ~ん(笑)

バーのカウンターで、この話で盛り上がったお客にだけ、こっそり教えようかな☆



お金を払って同じ映画を見ても、人によって感じる世界は違うもの。

みんなが同じように感動する映画なんて、この世に1本も存在しない。

1000人の人が見たら、1000通りの感想があっていい。

人の真似をして「面白かった」「いい映画だった」と言う必要はない。


映画を見て、自分の魂が感じたことを、正直に言えばそれでよろしい。

その上で、誰かと同じ感想だったら、その時こそ初めて、深い話ができるというもの。


自分を偽って「感動したつもり」になるのが、人として一番寂しいことだから。


映画を見た直後に、うまく感想が言えないこともある。

そういう時は、その感覚を覚えておいて、心の中である程度寝かせておけばいい。

感情に思考が追いついた時点で、少しずつ「言葉」が浮かんでくるものだから。


くれぐれも、慌てて無理矢理「結論」を出さなくていいんです。

一週間くらい考えてもいい。

一年くらい考えて、ようやくたどり着くこともある。

どうせなら、一生考え続けて「ライフワーク」にしたっていい。


そうすることで、自分の心と向き合っていけるのだから。


どう考えたらいいか、人に聞いてばかりだと、自分の思考力は退化していく。

どう感じたらいいかまで、人に聞いていたら、自分の感性はしぼんでいく。


「いいもの」を「いい」と感じる感覚は、ちゃんと心に備わっている。

その「感じたこと」を、どう「出力」するかが、会話のセンスなのである。


「つまらない」と感じたら、どこがどう「つまらない」のかを考える。

「面白い」と感じたら、何がどう「面白い」のかを考える。


誰が誰に伝えるかによって、表現方法も千差万別。

そこが、人間の面白いところなのである。


この映画は、当たり前に見たら、つまらないかもしれない。

だけど俺は、「つまらないもの」を「つまらないまま」で終わらせたくない。

だから、映画を見ながら、視点を変えて楽しむのである。


そういう意味では、この世に「つまらない映画」は存在しない。

見方によって、いくらでも楽しむことができるし、

話し方や伝え方によって、いくらでも面白い会話にすることができるのだから。


だから、この映画は面白いですか?と聞かれたら、

はい、面白いですよ、と答えます。

それを聞いて見に行った人が、何だ、面白くねえじゃん、と言ったら、

俺は、こう言い返してやります。


『…俺が見るから、面白いんだよ。』



さあ、この映画、面白いのか、面白くないのか。

勇気ある方は、劇場の扉を開けて下さい。


ちなみにキャッチコピーは、「この映画の主人公は、あなたです」

なるほど、これは深読みしたくなるコピーですね(笑)

このコピーの通りに、思う存分楽しみました☆



真の冒険は、心の中にこそあるもの。

「妄想力」が「推進力」になり、

「願望」という名のジェットエンジンに点火する。



踏み出せば、加速しまくれ、どこまでも。


…心が熱を帯びた分だけ、奇跡は起こるのだ。







【作品データ】

監督:ベン・スティラー 原作:ジェームズ・サーバー
脚本:スティーヴン・コンラッド
撮影:スチュアート・ドライバーグ 音楽:シオドア・シャピロ
出演:ベン・スティラー クリステン・ウィグ シャーリー・マクレーン
   キャスリン・ハーン アダム・スコット ショーン・ペン

 (2013年アメリカ 上映時間:114分)


☆本作は、2度目の映画化だそうです。
 (1947年に公開された「虹をつかむ男」が初映画化)
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2014-03-21

映画 「銀の匙」

テーマ:邦画
「おいしい食べ物」には、ちゃんとした理由があるのだ。


「匙」とは、「スプーン」のこと。
「銀の匙を持つ者は、一生食うに困らない」という言い伝えがあるそうな。

陣内孝則主演のヤクザ映画「疵」を思い出しますね~


ブログでも何度も紹介した、週刊少年サンデー連載の人気マンガが、実写映画化。
とりあえず、俺は見なければならん立場なので、家族3人で行って参りました。

結果は… まあ


原作ファンからすれば、かなり不満もあるでしょうが、
全く知らない人の視点で見れば、「入門編」としてちょうどいい。

この映画を通して、農業に関心を持ってくれる人が増えてくれたら、俺は嬉しい。

思春期の皆様、ぜひデートに本作をご利用下さい。


何といっても、まず、キャスティングのビジュアルが笑えます。

登場した人の顔を見ると、役柄がすぐにわかってしまう(!)

ここまでやってくれると、実に気持ちがいい。


主演の八軒君は、Sexy Zoneの中島健人。主題歌を歌うのは、ゆず。

うひゃ~ 爽やか過ぎる~ おっさんは赤面してしまう~



俺が持っている八軒君のイメージは、「熱い男」なんです。

ところが、本作の八軒君は、なかなか熱くならないんですなあ…

まあ、これをマジで演じたら、相当暑苦しい演技になっちゃうかも。


アニメの出来はなかなかいいので、原作のイメージを損なっていないと思います。

でも、実写は、生身の青年が演じるんだから、アイドル使えばこんなもんでしょ。


だから、映画で物足りなさを感じた人は、ぜひ原作をお読み下さい。

そして、八軒君の熱い言葉に、何かを感じて欲しいです。



俺としては、たくさんの子豚が歩く場面が見たかったんですが、なかった…

卵ごはんをおいしく食べる場面があるかと思ったんですが、なかった…

マロン号はどんなビジュアルで登場するんだろうとワクワクしてたんですが、なかった…

駒場君のピッチングはどんなにカッコいいだろうかと期待したんですが、なかった…


うは~ これは時間尺内に詰め込み過ぎて、かえって大味になったかも。


でもね、豚の屠殺シーンがあったのはよかったと思う。

この場面だけは、俺にとって貴重な映像でした。

やっぱりこの物語は、すごく勉強になります。



この映画に出てくる言葉で注目して欲しいのは、「経済動物」。

この言葉の意味を、よく考えていただきたいと思うのです。


ご承知の通り、俺は、養豚場で働いている男です。

種付け・出産・離乳・肥育・出荷までを一通り行う農場です。

しかし、屠殺(屠蓄)は、他に委託しています。


生きたまま豚を食べる人は、滅多にいないでしょう。

殺して血抜きをして、切りさばいて加工して料理して、初めて口に入るというもの。

だから、豚肉の値段には、「殺し代」も含まれているというわけになります。


人殺しは、犯罪です。

殺しを依頼した人と、実際に殺した人とは、どちらが罪が重いでしょうか。


俺は、たくさんの豚を育てていますが、同時に、たくさんの豚を殺しています。

それは、生きるためです。

食べなければ、死んでしまう。

どうせ食べるなら、おいしく食べたい。

せっかく食べてもらえるなら、おいしいものを食べてもらいたい。


そして、安心して食べられるおいしい豚肉を、安く提供したい。

おいしいものを作るのって、すごく手間と人手が要るんです。

安さだけを追求したら、品質がおろそかになってしまうかもしれない。

品質だけを優先したら、高価な食材になってしまう。


脂がのって、食べやすくておいしい豚肉には、秘密があるんです。

どういう餌を与えるか、どういう環境で育てるかがとても大切なんです。


自然の動物を狩って食べる方法もあれば、

生まれた動物を育てて、大きくなってから食べる方法もあります。

どんなものを食べたかで、肉質や味はまるで変わっていくものなんです。


同じ味をキープして、同じ品質を保つ。

これって、すごい職人技なんですよ~


機械でいくら自動化しても、大事な部分は人間の感覚が必要なんです。

心をこめて、いい仕事をしてくれる人がいるから、おいしい肉が食べられる。

ルールや規則を守って、丁寧に仕事をしてくれる人のおかげで、安全が守られる。


そして、我々農業者も、おいしく食べて下さるお客様のおかげで、生きていける。

そういう社会のシステムができているのは、多くの人の努力があったからこそ。

その恩恵を受けて、こうしておいしいものが食べられるんですね。


大蝦夷農業高校の生徒は、「生きた教育」を受けて、すくすく育っています。

現実の問題に真正面から取り組み、矛盾や理不尽と戦う心を養っています。


大人であるとか、子供であるとかは、関係ない。

命とどれだけ真剣に向き合ったかで、人は変わるんです。


俺は、この仕事に就いて、今まで知らなかった多くのことを学んでいます。

そして俺は、「銀の匙」に出会ったことで、考える力がさらに強くなりました。

答えの出ない問題を、一生考え続けるのも、なかなかいいもんです。


映画だから、いい部分があると思う。

アニメだから、ちょうどいい部分もあると思う。

原作マンガだからこそ、伝わってくるものがある。


どの媒体でもいい。「銀の匙」という世界に触れてもらえたなら、

その瞬間から、あなたの人生は変わります。

大きく変わるかどうかは、見る側の姿勢によります。

吸収しようという気持ちが大きければ、より大きなものを得られるでしょう。


俺は、悩みながら、不安や恐怖と戦いながら、毎日、この仕事をしています。

ブルーのツナギを来て、白い長靴を履いて、タオルを頭に巻いて。


流す汗の向こう側に、

生傷から流れる血の向こう側に、

あふれ出す涙の向こう側に、


…きっと、何かがあると思うから。





【作品データ】

監督:吉田恵輔 原作:荒川弘 脚本:吉田恵輔 高田亮
撮影:志田貴之 音楽:羽毛田丈史 主題歌:ゆず
出演:中島健人 広瀬アリス 市川和宏 黒木華 上島竜兵 中村獅童
   吹石一恵 西田尚美 吹越満 哀川翔 竹内力 石橋蓮司

 (2014年東宝 上映時間:110分)


☆原作者の名前は、「あらかわ ひろむ」と読みます。
 女性漫画家で、3人のお子さんを産んでいます。すごい人ですね~


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2014-03-17

映画 「地球防衛未亡人」

テーマ:アニメ・特撮
またこんなもの作りやがって…面白いじゃねえかっ!


カルトの巨匠・河崎実監督最新作が、ついに新潟で公開されました。

主演は、今をときめく壇蜜。
彼女が、地球防衛軍のエースパイロットとして、怪獣と戦っちゃいます。

役名は、そのまんま「ダン隊員」(笑)

さらには、彼女の上司が、何と森次晃嗣 ←ウルトラセブンのモロボシダン!

そのまた上司が、沖田駿一 ←ウルトラマンAのTAC山中隊員!


う~ん、この文章を理解できる読者は、ごく一部だろうなあ。


モロボシダンは、ウルトラマンレオで、ドSキャラを演じた男。

その彼が、「中間管理職」なんですよ~

もう、それだけで爆笑でした…



さて、映画ですが、今回もスバラシイ作品に仕上がりました。


ダン隊員は、最愛の夫を怪獣に殺された、復讐に燃える未亡人。

しかも、未だに○○だそうな~!

しかも、怪獣を攻撃すると、何やらモヤモヤして、感じてしまうそうな…


その謎は、映画を見たらわかります。…いや、わかんないか(笑)


本作は、エロスだけではなく、ちゃんと社会派的な要素もあります。

尖閣諸島問題、竹島問題、原発の問題…

各国との軋轢も、実にシャープに表現しています。

みんなが言いたかったことを、ギャグを織り交ぜて気持ちよくぶっ放す。

これは、河崎監督だからこそできる芸当でしょう。


ちなみにこの映画、たった1週間で撮影されたそうです(笑)

素晴らしい!彼はきっと、スピルバーグよりも天才かもしれません!



地球防衛軍の名称は、「JAP」(笑)

戦闘機の名前は、「ジャップヤロー」(爆笑)

このネーミングセンスは、もはや芸術的ですね☆


「ネタバレDVD探検隊」でもご紹介した、電エースもゲスト出演します。

 (まあ、映画の進行にはほとんど関係ありませんでしたが…)



今回、俺が見に行った日は、実は初日でした。

映画上映終了後に、河崎実監督と、なべやかん氏の舞台挨拶があったんですね~

お二人の爆笑トークに、観客のテンションは最高潮でした。


パンフレットにサインをして頂いて、

ついでに、ショットバーのあのあ様宛に、色紙サインを頂きました。

だって、「かにゴールキーパー」を上映して大ウケだったもんね~


俺、上映会を企画した時は、本作がシネウインドで上映されるなって知らなかった。

上映した当日に、うまい棒という関連アイテムが登場したこと。

タイミングよく、この映画の宣伝ができたこと。

運よく初日に行くことができて、監督に会えて、サインをもらえたこと…


何だか、それぞれの偶然が、とても嬉しく感じます。

色んな思いがこみ上げてきて、観客たちと一体となって笑っている自分がいました。


やっぱり、特撮映画って、素晴らしい世界です。

こういう仕事ができる、河崎監督を尊敬します。


サインをもらった時の力強い握手の余韻が、今でも感覚として残っています。

これは、プロレスを見に行って藤原に殴られた時の感覚と同じくらい、宝物にしたい。

やっぱり、本物っていいですよね~

彼には、この路線で、末永く活躍して欲しいです。



ダン未亡人は、心の闇を抱えている。

その苦悩は、誰も理解できない。

夫の命を奪った仇を討つために、彼女の闘志は燃え上がる。

しかし、その思いだけでは、怪獣を倒すことはできない。

何かが、足りないのだ。


それを、観客は、一緒に考えてあげましょう。

彼女が色っぽく悶絶する姿を堪能しながら、一緒に戦いましょう。


何故、今、彼女が戦うのか。

何故、今、彼女がこの役柄を演じたのか。


俺は、精神の深い世界で、彼女と一緒に戦いました。

だから、すごく爽快感がありました。



己の心の奥に眠る、本来の魂を呼び覚ませ。

偽りの思いを断ち切り、本当に望んでいる姿を取り戻せ。

自分が今、何をすべきなのか。

自分は今、何をしたいのか。


行け!ダン隊員!

今こそ、封印された力を解放せよ。


…限りなく美しい、エロスの世界の扉を開くのだ!






【作品データ】

監督:河崎実 脚本:河崎実 右田昌万
撮影:須賀隆 音楽:黒澤直也 主題歌:Only Love Hurts
出演:壇蜜 大野未来 福田佑亮 森次晃嗣 沖田駿一
   堀内正美 きくち英一 モト冬樹 福本ヒデ
   なべやかん ノッチ TABO 山口敏太郎

 (2014年トラヴィス 上映時間:84分)


☆監督の話によると、石原都知事に試写会の招待状を出したけど、来なかったそうです(笑)
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2014-03-16

映画 「ロボコップ」

テーマ:アニメ・特撮
人の感覚と、機械的な判断とは、どちらが優れているのでしょうね。


俺が20歳の時に公開された、ポール・バーホーベン監督の「ロボコップ」は、
色んな意味で斬新で衝撃的な映画でした。

日本の特撮ヒーロー「宇宙刑事ギャバン」にインスパイアされたらしいのですが、
俺的にはやっぱり、石ノ森章太郎の「ロボット刑事」が元ネタだと思っています。

だって、カッコいいじゃん、こういうのって(笑)

パクリであろうが何であろうが、面白いもんができればそれでいいんだもん~


俺としては、「ターミネーター」よりも、「ロボコップ」の方が断然好きなんです。

すぐに壊れてしまうような、あの「ポンコツ感」がたまらないんですね(笑)

これはきっと、「人造人間キカイダー」や「電人ザボーガー」にも通じるもの。


機械も人間も、「いつ壊れてしまうかもしれない」ところが、ハラハラするんです。



さて、前置きが長くなりましたが、今回の映画、面白い要素があります。

劇場シリーズとしては、4作目になるのかな。

初期のシリーズに比べると、ドロドロ感が弱くなってソフトになりました。

物語の性格上、エグい場面はありますが、正視に堪えないほどではありません。


俺としては、動きがシャープになり過ぎちゃっていて、
いかにも中に人が入っている感がありましたけど(笑)


しかしながら、この黒いコスチューム、なかなかカッコいいです。

今回は、車ではなくバイクに乗って移動するので、仮面ライダーみたいです(笑)


こういう映画は、「リブート」と呼ばれているらしいです。

「リブート」とは、「再起動」という意味。「リメイク」とは違う種類のもの。
停滞していたシリーズに、新たに命を吹き込むようなイメージでよろしいかと。


そういう意味で、新しい「設定」が加わりました。


これまでのロボコップは、人間としての記憶がフラッシュバックして、
主人公が悩み苦しんでいましたが、
本作では、「人間感覚モード」と「機械モード」を切り替えられるみたいなんですね。

で、ロボコップの面倒を見る博士役が、何とゲイリー・オールドマン!

ロボコップの苦悩もあれば、それをコントロールする博士の苦悩もある。


冷静な判断が必要とされる時に、人間の感情というのは邪魔なのかもしれない。

余計なストレスを感じずに、クールに物事を処理できれば、ずっと楽なのかも…


本作では、ロボコップという存在が必要とされる理由も、きちんと描いています。

そして、自分の意志とは関係なく「改造」されてしまった男の悲しみも…


「サイボーグ009」は、「人間であって人間でない哀しみ」を描きました。

「ロボット刑事」も「キカイダー」も、機械であるがゆえの悩みを表現しました。


今回の新しい「ロボコップ」は、石ノ森作品に捧げるオマージュなのかもしれませんね。

黒いコスチュームデザインは、何だか「ハカイダー」を連想しちゃうし(笑)



「正義」と「悪」は、人間の永遠のテーマです。

「正義が勝って、悪が滅びる」のは、単なるおとぎ話かもしれない。

強くても弱くても、勝つ時は勝つし、負ける時は負けてしまうもの。

「運がいい」とか「協力者に恵まれている」という要素もあるでしょう。

「ひとりで戦える」ほど、世の中は甘くないんですよね…


何もかも機械的に判断して生きていけたら、どんなに楽かもしれない。

物事に悩まずに、クールにスルーしていけたら、苦しまないのかもしれない。

でも、そういう人生って味気ないし、あっという間に終わってしまうのかも。


俺は、物事を何でも器用にこなせる人よりも、

不器用で、悩んでばかりの人の方が好きです。


手塚治虫作品でいうと、「火の鳥 復活編」に登場する「ロビタ」に魅力を感じます。

不完全であり、不器用であり、何度も失敗をしてしまうのが、人間の本質だと思うんです。


自分がうまくできると思い込んでいる人は、弱い人を許せない。

自分は何をやってもダメだと思い込んでいる人は、強い人を妬む。


誰もが、「できること」と「できないこと」があるんですよね。


「ロボコップ」は、普通の人間から見たら「怪物」かもしれない。

しかし、自分の脳で判断し、自分の心で感じることができれば、俺は人間だと思う。

不完全だからこそ、それを補うように、他の部分が発達していく。

弱い誰かを守るためにこそ、その人の「強さ」が必要なのだから。


「ロボコップ」は、「ロボット」ではなく「サイボーグ」である。

「完全な人間」など、どこにもいないし、機械なんてすぐに壊れるのである。

機械は、人間が面倒をみてあげなければ、ちゃんと動けないんですから。


だから、みんな「不完全」でちょうどいいと思うんですよね。



俺はやっぱり、「ロボコップ」というキャラクターが好きです。

映画の出来がどうであれ、物語がどうであれ、公開されれば、やっぱり見たい。



うつの人間にとっては、「機械モード」に切り替えることが自由にできたら、

体調の悪い時に働くのにいいなあって思いますけど、

それをやっちゃったら、ずっとそうしたくなってしまうかもしれないですね(汗)


やっぱり、生身の心で、生身の感覚で物事を捉えて味わうことが、大事なのかもしれない。

つらい時はつらいなりに、苦しい時は苦しいなりに、上手に生きてみたいと思います。



「力を持つ者」には、その人なりの苦悩があり、

「力を持たない者」も、その人なりの苦悩がある。


「悩む」ことも、「苦しむ」ことも、生きている証拠。

「心が生きている」からこそ、「苦悩」を感じられるというもの。



「ロボコップ」の雄姿は、「人間の心の強さ」の象徴。


「自分の弱さ」から目を背けずに戦える力こそ、真の強さなのだ。









【作品データ】

監督:ジョゼ・パリージャ 脚本:ジョシュア・ゼトゥマー 
原作:エドワード・ニューマイヤー マイケル・マイナー
撮影:ルラ・カルヴァーリョ 音楽:ペドロ・ブロンクマン
出演:ヨエル・キナマン アビー・コーニッシュ
   ゲイリー・オールドマン マイケル・キートン
   サミュエル・L・ジャクソン

 (2014年アメリカ 上映時間:117分)

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