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2013-11-25

U-NOTE 682 「家族」

テーマ:ケガ・病気
「家族」という言葉を聞いて、どんなイメージが浮かぶでしょう。


「あたたかさ」でしょうか。
「安心」でしょうか。

俺の場合は、「恐怖」「不安」「ギスギスした冷たさ」「憎悪」です。

子供の頃から、家族と一緒にいると、落ち着かなかった。
ひとりの時間の方が、はるかに安心できた。

ひとりなら、誰からも文句を言われないし、怒られないから。


だけど、心を病んでからは、ひとりも怖くなってしまった時期があります。

ひとりになると、「幻聴」が聞こえてくるから…


記憶というのは、楽しいものよりも、苦しくつらい出来事の方が鮮明に残る。
非難され、罵倒され、激しく責め立てられた古傷は、瞬時に再生される。

もう終わったことなのに、もう済んだことなのに、遠い過去のことなのに、
今この瞬間にも、何倍にも増幅されて、弱った心に襲い掛かってくるのです。


立ち直りが早い人には、理解が難しいと思う。
強い心を持った人には、縁のない話だと思う。

人間の本当の怖さを知らない人には、退屈な内容だと思う。


俺は、幽霊があまり怖くありません。
むしろ、親しみを感じます。

だって、所詮は、元人間なんだもん。


俺が怖いのは、今、生きている「現実の人間たち」です。

だから、自分自身だって、正直、怖いです。

俺なんか、次の瞬間には何をするかわからない男だから。


怒りに震えて、人を殺すかもしれない。
人から恨まれて、殺されるかもしれない。

人を殺すくらいなら、人から殺された方がいい。
人を殺すくらいなら、自分を殺す方がいい。

何度も何度も何度も、自殺を考えました。
実行しようとしても、邪魔が入ったり、手際が悪くて失敗したり…

結局、今日まで、この馬鹿はのうのうと生きています。


親から、「お前は生まれない方がよかった」と言われ、
社長から、「お前はいない方がいい」と言われ、
ネットでも多くの人から、「お前なんかブログやめてしまえ」と言われ続けてきました。

でも、のうのうと、今でも執筆しています。

俺の存在価値って、何なんでしょうね。


成人した頃から、「自分は結婚しない」と思ってきました。
自分の遺伝子を持った子供が生まれるなんて、ありえないと思ってきました。

しかし、運命というのは、わからないものです。

俺は、32歳にして、自分の家族を得ました。


周りの人たちは、幸せに見えたかもしれませんが、
俺は内心、不安と恐怖に怯えていたんです。

俺みたいな人間が、家族を幸せにできるはずがない…って。
いつか、自分のせいで、家族が崩壊してしまう…って。

だけど、俺の「新しい家族」は、俺を否定しませんでした。

俺と違って、明るくて、楽しそうに生きています。

俺は、今日まで「父親」というポジションで、存在を許されています。


発病した時は、もう終わりだと思いました。

がんばって築いたものが、一瞬で崩壊したと思いました。

だけど、壊れ切ってはいなかったんですね…


味方だと思った人が、牙を剥いて敵になり、
優しかった人が、次の瞬間には鬼になる…

ネットは、生身の現実世界よりも、恐ろしいと思いました。

居心地のいい場所を作ろうとしても、何度も壊されました。
度重なる嫌がらせに耐えかねて、自分で壊したことも無数にあります。

所詮、俺は、人を助けたり、相談にのったりできる男じゃなかったんです。

自分自身すらコントロールできない人間が、人の力になれるはずもない…


やっぱり、無理なことは長続きしないものです。

グルっぽも、読者同士の交流も、今ではほとんどなくなりました。

嫌がらせコメントや、悪質メッセージもほとんど来なくなりました。

ブログのコメントも、順調に減っています(笑)

だけど、アクセス数だけは、不思議とあまり変わらないんですよね(汗)


俺は、人と付き合うのがうまい人間じゃない。

だから、勝手に「いい人」だと勘違いしないで欲しい。

俺はただ、弱い者の気持ちが痛いほどわかるから、そういう視点でものを考えられるだけ。

強い味方にはなれないし、頼れる存在にもなれない。

話は聞いてあげられるけど、解決してあげられる力はないんです。


今、数人の読者たちが、リアルタイムで俺を応援してくれています。

しかし、どうか皆様、無理をしないで欲しい。

俺は、いつ何をするかわからない男だから、
俺からいつでも逃げられる体制でいて欲しい。

俺は、去る者は追わず、来る者は選ぶ男です。

誰とでも付き合えるほど、心は広くないから。



社会復帰をしたとはいえ、心にはまだ「爆弾」を抱えています。

俺に悪意を持っている人たちは、俺がいつ壊れるかを楽しみにしています。

爆発するのは、俺の本意ではないので、可能な限り、食い止めようと思います。

でも、約束はできないけど。


できるだけ、無理のないように、冷静さを保ちたいと思います。

できるだけ、無理のないように、自分らしく生きたいと思います。

できるだけ、無理のないように、家族を守りたいと思います。


俺は、あらゆる場所で、存在を否定された男。

アメーバにも、いつまでいられるか、わかりません。

この世にも、いつまで存在を許されるか、わかりません。

だけど、ここまでせっかくがんばったんだから、もう少しだけがんばってみようと思います。


今は、それくらいしか言えないんです。


昨日は、いい映画を見て、いい気分になれました。

嫌な現実世界を、ほんのひととき忘れられて、生きる喜びを実感しました。


俺は、映画を見て文章を書くのが、楽しいんです。

それを、8年続けられてきたことが、誇りなんです。


だから、もし許されるのなら、もう少しここでこうしていたい。

この場所もまた、自分の努力で築き上げたもののひとつだから。


ここで、自分の背負った荷物を、少しずつおろしていきたいから。




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2013-11-24

映画 「かぐや姫の物語」

テーマ:アニメ・特撮
やんわりと、優しく包んでくれる、真綿のようなぬくもりを感じる映画です。


高畑監督が、ついに動きました。
全世界待望の、極上のクオリティを誇る傑作の誕生です。

予告編でイメージしていたものを軽く超越して、
映画ファンとして、この上ない喜びを感じました。


かぐや嬢を見て、これは「アルプスの少女ハイジ」だと直感しました。

教えて~おじいさん~おし~えて~おばあさん~

服を脱ぎ捨てながら疾走するシーンは、第1話のクライマックスを思い出します。
パワフルな躍動感は、アニメ「日常」のみおちゃんより迫力がある(笑)

この女、ただもんじゃねえ~


実際、こんな女に惚れたら、振り回されっぱなしで疲弊するかもしれません。

だけど、みんな、彼女を愛してしまう。

そんな、「限りない魅力」が、彼女にはあるんです。


冒頭から、驚きの連続でした。

「ホーホケキョ となりの山田くん」でも、
超アナログなことをデジタルでやっていましたが、
今回は、さらに「贅沢度」が増しています~

まるで、紙芝居の絵が、そのまま動いているような錯覚になるんです。

これぞ、アニメーションの原点なんじゃないかな…と俺は思うんです。


こんな素敵で美しい世界を味わえるなんて、生きていてよかった。

うつで苦しんだ夜に、思いとどまってよかった。

俺には、生きるための「理由」が、少しずつ増えているのです。


色んな人がいて、色んな性格の人がいる。

同じように愛されても、育ち方は千差万別。

いじめられても、虐待されても、育つ命は育つ。

大切にされても、はかなく散ってしまう命もある。


おじいさんとおばあさんは、自分の子供ではない赤ん坊を受け入れる。

きっと、その年になるまで、子供が授からなかったのかもしれない。

天からの贈り物として、それはそれは「大切に」育てました。


血はつながっていなくても、心がつながっていれば大丈夫。

愛してくれる者に、愛される者は少しずつ似ていくものだと思う。

愛してくれる人に、より愛されやすい自分になれるように、努力するのである。


しかしながら、本作のかぐや嬢は、一味違うんですね。

自分が感じたことを素直に表現し、相手の話はきちんと聞く。

言うべきことは言い、仕方がない時は、素直に従う…


本当に「いい子」なんです(涙)


「いい子」は、追いつめられていくんです。

「いい子」は、心を病んでいくんです。


彼女が感情を爆発させると大変だけど、
彼女が沈んだ表情を見せる方が、ずっとつらい気分になる。


気がついたら、彼女と一緒に、泣いたり笑ったりしていました。


この映画は、年齢や性別に関係なく、
心が敏感な人にも、心が鈍感な人にも、オススメしたいと思います。

見る者の視点によって、様々な捉え方があっていい。

肯定できる人と、否定する人の意見が分かれてもいい。

そこで「何を感じるか」が大事なんです。


俺は、うつで苦しんだ数年間のもやもやを、この映画で乗り越えられる気がしています。


「風立ちぬ」では、ストイックに生きる人の美しさを、
この映画では、人との心のふれあいから生まれる生命力を、
それぞれの巨匠から、優しく教えていただきました。

悩んだことも、苦しんだことも、全て、自分の魂の肥やしになる。


かぐや姫は、決して、悲劇の主人公じゃない。

何かに気づくために、人生というものがあるなら、
彼女は、一番大切なことに気づいたんだと思う。

その「瞬間」は、つらいのかもしれない。
堪え難い「痛み」を感じるのかもしれない。

だけど、その向こうに、きっと何かがある…

俺は、そう思うんです。


エンドロールで、二階堂和美の歌を聴きながら、色んなことを考えていました。

この映画は、確実に、見る者の想像力を刺激します。


俺は、映画を愛するひとりの人間として、この映画に出会った幸運をかみしめています。


今日まで、生きてこられて、本当によかった。





【作品データ】

監督・原案:高畑勲 原作:「竹取物語」 脚本:高畑勲 坂口理子 
作画監督:小西賢一 美術監督:男鹿和雄 音楽:久石譲 主題歌:二階堂和美
声の出演:浅倉あき 高良健吾 地井武男 宮本信子 高畑淳子 田畑智子

 (2013年東宝 上映時間:137分)


☆小さいお子様は、冒頭部分で楽しんで、後半は眠くなるかもしれません。
 お母様は、そのまま静かに寝かせてあげて、わが子の愛しさを感じてあげて下さい。



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2013-11-23

最近読んだ本

テーマ:
「動物農場」(ジョージ・オーウェル著 ちくま文庫)

豚のイラストが表紙になっていたので、飛びつきました(笑)

農場で飼育されている動物たちが、反乱を起こして独立しようとする物語です。
ここでは、豚が重要な役どころになっているので、興味深く楽しみました。

レジスタンス物というか、プロレタリア文学というか…
世の中には、「支配する者」と「虐げられる者」の2種類しかいないのかなあ。


荒唐無稽なお話なんですが、これがなかなか緻密で、よくできている。
リアルに、家畜の世界で生きているような感覚になっちゃいますね。

130ページくらいの中編なので、気軽に読めると思います。

ラストの文章は、かなり笑えます~

著者のジョージ・オーウェルは、インド生まれ。この物語は、1945年に出版されました。

農業って、奥が深いですねえ。



「子どもの無縁社会」(石川結貴著 中公新書ラクレ)

社会から孤立している家庭は、想像以上にたくさんあるらしい。

わけありで、出生届を出してもらっていない子供。
戸籍がないから、学校にも通わせてもらっていない。

住民登録されていない子供たちが、平日の昼間に外で遊んでいる。
近所の誰にも目撃されていない子供が、マンションの一室に籠もっている。

虐待が行われているのに、救うことができない児童相談所。
人知れず、声なき声で、泣き続けている、幼い命…

「居所不明児童生徒」は、年間で1000人以上いるそうです。

ある日突然、教科書を机に残したまま、消えてしまう少女の話は、ぞっとしました。

興味本位ではなく、真摯に向き合って調査をした著者の姿勢が素晴らしいと思います。




「やってはいけない健康法」(奥村康著 知的生きかた文庫)

豚の仕事をしている性質上、「免疫力」という言葉に敏感になりました。

人間の健康を考えることは、豚の健康にもつながるんじゃないかな…なんてね。

この著者のおっちゃんは、なかなか面白いことを言います。

中でも、「タバコが体にいい」という話は、実にありがたい内容でした。

コレステロールや、メタボの話など、常識を斜めに見ている感じがカッコいいです。

よくわからん常識を「柔軟に笑い飛ばす」のは、実に気持ちがいい。

うさんくさい要素もありますが、かなり勉強になる本です。

自分に合った健康法って、やっぱりありますよね。




「感じよく話せる大人の言い方辞典」(ベストライフネットワーク著 だいわ文庫)

ちょっとした言い回しや、さりげなく丁寧な言い方を知っていると、
目上の人との会話がスムーズになります。

「何を伝えるか」と「どう伝えるか」を考えることは、脳を活性化させます。

ネットでも、言葉が足りなくて気まずくなってしまったり、
乱暴に言い過ぎて、失敗した人もいるでしょう。

同じ内容でも、言い方を工夫することで、言葉が生きてくるんですよね。

社会人はもちろん、これから社会人になる人にも、オススメの1冊です。




「極限世界のいきものたち」(横山雅司著 彩国社)

何となく面白そうって感じて手に取ったんですが、これが予想以上に面白い。

どんな過酷な状況でも、そこにうまく適応した生物って、いるんですねえ。

水を飲まないカンガルーネズミ、石油に生息するセキユバエ、
鉄を食って生きる鉄細菌、自分自身よりデカい胃袋を持つオニボウズギスなど、
驚愕の性能を誇るボディを持つ、不思議な生き物がたくさん登場します。

コアラは、盲腸を発達させることにより、
ユーカリの葉から効率よく栄養分を吸収できる体になったそうな。

俺なんか、苦しい環境に耐えられなくて、逃げてばっかりの人間だから、
彼らがとてもカッコいい存在に思えました。

でも、お前らがすごいと感じる力は、俺が人間という生き物だからなんだぜ。


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2013-11-23

U-NOTE 681 「脆い心」

テーマ:ケガ・病気
今週の木曜日は、生きた心地がしませんでした。


俺のせいで、豚が死んでいく。
俺が見つけられなかったせいで、治療が遅れる。
俺がしっかり見ていなかったせいで、助かる命が失われてしまう。

俺のせいで、俺のせいで…


子供の頃から、何か悪いことが起こると、
直感的に「自分のせいじゃないか」と考えてしまう癖がある。

成功しても、ことごとく嫌味を言われる。
業績をあげても、まず、褒められることはない。

仕事や学業は「できて当たり前」
「そのくらいでいい気になるな」と言われた。

その反面、どんな小さな失敗も、この世の終りのように怒られた。
俺を怒っているその顔は、とても生き生きして見えた。
まるで、俺の非を見つけることが、生きがいであるかのように。

濁った瞳の気持ち悪い輝きが、今でも鮮明に焼きついている。
勝ち誇ったような「歪んだ笑顔」が、心に深く巻きついている。


俺の存在が、誰かを楽しませているとしたら、そういうことなんだと思う。


「いいこと」は、誰かのおかげ。

「悪いこと」は、自分のせい。


そういう思考で固まってしまった自分は、人間として「失敗作」なんだと思う。

でも、そうなってしまったものは、もうどうしようもない。



今の仕事を始めて、もう少しで半年になります。

自分なりに一生懸命がんばって、生きるための土台を築きたいと思っていますが、
それは、何かあるとすぐに音を立てて崩れてしまうような、脆い性質のもの。


何かをコツコツ築き上げては、誰かに壊されたり、自分で壊したり…

これからも、ずっとこんなことが続いていくのかもしれないです。


「そんなことない」と言ってくれる人も、何人かいますが、
「そんなことない」ことはないんです。

俺が感じていることこそ「真実」なのだから。


今週は、よっぽど頓服薬を飲もうかと思いましたが、
夜は激しい疲労を感じて、バッタリと眠りました。

まだ、再発というほど、ヤバいレベルじゃないんだ思います。

一般の人が感じる範囲での、ストレスなんだと思います。


前の会社の社長は、「胃がキリキリ痛むくらい悩まなきゃダメだ」と豪語していました。

悩み過ぎて病気になった社員は、難癖をつけて廃棄。

俺は、利用されるだけ利用されて、切り捨てられました。

俺が無能なのか、経営陣が無能なのか、誰にもわかりません。


今いる会社でも、同じことになる可能性は充分にあります。

それがわかっていても、俺はがんばってしまう。

必死に考え、真剣にがんばってしまう。

それが、いいことなのか、悪いことなのかは、誰にもわからない。

でも、「仕事」だから、ついがんばってしまう。

倒れるまで、がんばってしまう…


俺は、弱点だらけの、脆い心を持った人間です。

それを、隠したりはしません。

自分をごまかして生きても、心は磨かれないから。


自分らしく。

俺らしく。


自分の弱い心と向き合いながら、来週も豚のお世話をします。


明日は、待ちに待ったお休み。

ゆっくり、朝寝坊しようと思います。




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2013-11-21

映画コラム 「感動を封印するなかれ」

テーマ:映画コラム
久々に、映画コラムを執筆します。


ある映画を見て、感動したとします。
でも、一緒に見た友達が「つまんなかったね…」と言ったら?

話を合わせますか?
それとも、意見を衝突させますか?

それは、どっちも嫌ですよね(笑)


俺は、基本、映画はひとりで行きます。
その理由は、「感動を大切にしたいから」です。

観客の数だけ、感じ方があるんだから、感想はバラバラでいい。
必ずしも、みんなと同じように感動する必要はないと思うんです。

しかし、今どきは、ありのままの感想を言うと、ひんしゅくを買うことがある。
まるで、「この映画に感動しない奴はバカじゃん」と言いたげなご様子。

同じものを見ても、感じ方は色々あっていいでしょうにね。


例えば、スポーツカーを見たとしましょう。

車好きな人は、「カッコいい」と思うかもしれません。
好みによっては、「ダサいデザインだ」と思うかもしれません。
子供が見たら、「よくわからんけどすげえ」と思うかもしれません。
女性が見たら、「チャラい奴が乗ってそう」と思うかもしれません。
中年男性が見たら、「オレには縁のないクルマだな…」と思うかも。

だけど、家族を交通事故で失った人が見たら、どうでしょう。
クルマ好きで浪費家のダンナがいる奥様が見たら、どう感じるでしょう。

そして、そもそも、「車」という存在を知らない人が見たら…?


こんな風に、見る人の視点や思考、好みによって、感じ方はまるで違う。

だから、「優等生」にならなくてもいいんです。


この映画は「名作」だから、みんなが感動するはず。
そう思い込んでいても、10人に1人くらいは「つまんない」と感じていい。

むしろ、「みんなが同じように感動する映画」なんて、気持ち悪い。
感動の深さだって、感動する角度だって、みんなバラバラでいい。

だからこそ、面白いのだから。


世の中には、自分が思ったように相手が反応しないと、不機嫌になる人がいます。
そういう人からの「感動の押し付け」ほど、見苦しいものはない。

赤ん坊じゃないんだから、大人になってまで「情操教育」されるのはゴメンだ。
自分の感じ方を、自分の表現で堂々と語れるのが、健全な大人だと俺は思います。


「みんながこう言うから、その通りに感じないとおかしい…」
「自分だけがこう感じているのは、自分がおかしいからかもしれない…」

そんな風に感じている人がいたら、それは、周りの方が百倍おかしいんです。

「自分の感じ方」こそ、一番大切なことなのだから。


「みんなはこう言うけど、自分はこう思う」
「みんなはけなすけど、自分は面白いと思う」
「今回は、珍しくみんなと意見が合った」

そういう感情を、そういう感じ方を、どうか「封印」しないで欲しいのです。

すぐに言葉にできなかったら、それでもいい。
その「感覚」をしっかり覚えておくことで、それは「心の蓄え」になるんです。

ある日、ふとした時に、その感覚が「表現」できる瞬間が来る。
何気ない日常の中で、愛する人と一緒にいる時に、その感覚が生きてくるのです。


「感動」するのは、心が生きている証拠。
「人と違う」のは、素晴らしい個性がある証拠。

そういう「真の心」を共有できる人とは、信頼できる関係になれる。
その相手が異性だったら、真のパートナーになれるかもしれない。

「自分がない」と嘆く人は、自分の感情を押し殺しているだけのこと。
何かを見て「感じる」こと自体は、悪いことでも何でもないのだから。

ただ、それを「表現」する時に、一工夫必要な時がある…ってこと。


みんなが「面白い」と言っている時に、「これ、つまんない」とは言えないですよね。
だから、わざわざ言わなくてもよろしい。

ただ、「つまらないと感じた気持ち」は、大切に取っておいて欲しいんです。

そういう心があれば、横で感動している友達に、野暮なことは言いませんよね。



俺流に言うと、まず「感覚」があって、次に「思考」が始まります。

感じ取ったことの正体を、思考することで、突き止めていくんですね。

面白いと感じたのなら、何がどう面白いのかを考える。

つまらないと感じたのなら、その原因を具体的に考える。


期待し過ぎたり、体調がよくなかったりすると、目が曇ったりしますよね。

そういう経験を積むと、「いい状態」で映画を見るコツがわかってきます。

苦い経験も、ラッキーな体験も、次に生きてくるのです。


俺は、映画ブログを始めて8年半になりますが、
いまだに、自分の思うように文章が書けません。

だけど、その時に感じたことを、新鮮なうちに書き記しています。

それが、俺の「感情の記録」だから。


年間128本見た年もあったけど、たくさん見ればいいというものでもない。

ちなみに今年は、先日書いた「マラヴィータ」で64本目。

見たい映画はたくさんあるけれど、仕事や体調で見られないものもある。

だから、運よく見ることができた映画も、「縁」だと思うんですね。


映画を映画館で見られることの幸福をかみしめながら、
今年も、できるだけ多くの映画を見て、俺なりの文章で記事を書くつもりです。

おかげさまで、昨日のアクセス数は、1016アクセスでした。

俺の映画記事を待ってくれている皆様に、心から感謝します。


俺の感じ方は、俺限定でいい。

どうか、あなたの感じ方を、大切にして下さい。


それが、かけがえのない宝物になっていきますから。





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2013-11-19

映画 「マラヴィータ」

テーマ:洋画
女の涙こそは、男が行動するための原動力である。


マーティン・スコセッシ製作総指揮、リュック・ベッソン監督&脚本、
ロバート・デ・ニーロ主演の、超豪華競演映画の登場です。

デ・ニーロが銃を構える…
それだけで、俺の心は躍ります。

「マチェーテ」でも、「タクシー・ドライバー」ネタが炸裂して爆笑でしたが、
この映画も、なかなかよろしいと思います。


元マフィアのボスで、かつてはブイブイ言わせた男が、一転して、お尋ね者になる。
総力をあげた追跡と、腕利きの殺し屋が、彼の一家を狙って来る。
年老いた男は、果たして逃げ切れるのか?家族の命を守れるのか…?


本作のキャスティングで一番よかったのは、ミシェル・ファイファーを起用したこと。
彼女の、鬼気迫る表情が、画面の温度を熱くしたことは間違いない。

やっぱり、リュック・ベッソン監督は、女を追いつめる演出が見事です。

「グラン・ブルー」では、ダイバーに惚れた女を追いつめた。
「ニキータ」では、主人公に希望と絶望を交互に与え、行動するための推進力に変えた。
「ジャンヌ・ダルク」では、栄光と挫折の中での、いっぱいいっぱいの女の心を描いた。

そして、「レオン」は、逃げ場所のなくなった少女のために、
寡黙で不器用な男が、くすぶっていた魂を燃やす物語。


今回のミシェルは、なかなかすごいです。

彼女は、アル・パチーノ、ジャック・ニコルソン、ハリソン・フォード、
ショーン・ペンたちと堂々の共演をした大女優。

本作では、彼女の「眼光鋭い表情」にご注目下さい。


詳しくは、ネタバレになるので言えませんが、
彼女の「表情」を通して映画を見ると、より深い世界を感じられると思います。

デ・ニーロ演じる主人公が、どうしてこんなに魅力的なのか、
ミシェルのしなやかで美しい演技を見ていれば、わかるでしょう。


いい女を愛した男は、いい男になっていく。
いい男を愛した女は、より美しくなっていく。

そして、愛する人のためなら、何だってできるのだ。


男が命を懸けるのは、命よりも大切なものを守るため。

男が本気で怒るのは、大切なものを汚された時だけ。

男が、命を投げ出して戦うのは、果たしてどんな時だろう?


この映画は、単なるコメディかもしれない。

若い世代には、あまりウケないかもしれない。

でも俺は、この映画が好きです。


男って、カッコ悪いところが、カッコよかったりするんです。


これはぜひ、「大人の男たち」に見てもらいたい映画です。









【作品データ】

監督:リュック・ベッソン 製作総指揮:マーティン・スコセッシ
原作:トニーノ・ブナキスタ 脚本:リュック・ベッソン マイケル・カレオ
撮影:ティエリー・アルボガスト 音楽:エフゲニー&サーシャ・ガルペリン
出演:ロバート・デ・ニーロ ミシェル・ファイファー ディアナ・アグロン
   ジョン・デレオ トミー・リー・ジョーンズ スタン・カープ

 (2013年アメリカ・フランス合作 PG12 上映時間:112分)





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2013-11-17

気持ちのいい会話

テーマ:酒&タバコ
飲み屋のカウンターには、色んなお客がいます。


明るくて賑やかな人。

暗くてジメジメしている人。

すぐに笑う人。

すぐに怒る人。

すぐに泣き出す人…


お酒を飲んで酔っ払うと、普段隠れている人格が出てきます。

すぐに酔う人もいれば、全く酔わない人もいます。

美味しそうに飲む人がいれば、苦虫を噛んで飲む人もいます。


俺は、話題をできるだけ「明るい方向」に持っていこうと心掛けています。

このカウンターに座前よりは、軽い気持ちになって帰ることができればOK。

お店の女の子にも、お店に来るお客にも、同じ気持ちで話しかけています。


だって、その方が気持ちよく飲めるんだもん(笑)



酔っ払いジイさんには、色んなタイプがいます。


ひとりで泥酔してやって来て、女の子が目の前に来ないと怒る人。

女性が2人しかいない店で、カウンターのひとり客がたくさんいたら、
従業員のおねえちゃんが大変になるのは、容易に想像がつきそうなもんですが、
ジイさんたちは、頑固に「接客」を要求するんですよね…

それでいて、自分たちは、女の子を楽しませる会話ができるかというと、
カミさんや嫁の悪口とか、新聞記事やワイドショー受け売りの社会批判ばっかり(涙)

若い娘相手に、そんなこと言っても、永遠に尊敬なんか得られませんよ。


それでも、ここにいる時以外は、社会でちゃんと生きている人たちなんだろうから。

普段は尊敬されて、威厳のあるジイさんたちなんだから。

そんな男たちが、唯一、子供みたいに甘えられるのが、ここなのかもしれない。

そう思うと、彼らを憎む気にはなれないんですね。


俺だって、あと10数年したら、お年寄りです。

俺の世代って、中途半端なんですよね。

若い世代でもなければ、年配でもない。

ジイさんたちから、「最近の若い奴らは…」って言われると、
自分がその中に入っているのかどうか、わからなくなっちゃう。

「すみません、若いって何歳までですか?」と聞いて、自分が入っていなかったら、
俺より若いもんたちに向かって、「お前ら、よく聞いとけよ!」なんて言ったり(笑)

もちろん、俺が入っていたら、「すみません。若いもんを代表して謝ります」と言います。


相手のジイさんだって、気持ちよくお酒を飲みたいはずなんですよね。



俺は、人の話を聞く時に、注意していることがあります。

それは、この人が、最終的に何を望んでいるのか、ということ。


誰だって、お酒は「気持ちよく飲みたい」もの。

誰だって、「気持ちよく会話したい」もの。


お酒に酔うと、普段はできない「深い会話」ができるんです。

俺は、人間として未熟ながらも、その「醍醐味」を知っています。

だから、飲み屋は楽しいのです。


年季の入ったジイさんたちから、教わることは多い。

脳をフル回転させて、感性を総動員させて、話を効く訓練をします。


ここには、人生の全てがつまっている。


飲み屋に通って、20年以上が過ぎました。

俺の居場所は、そこらじゅうにあります。


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2013-11-17

U-NOTE 680 「ボキャブラリー」

テーマ:ケガ・病気
「ボキャブラリー」は、「語彙」(ごい)という意味。

「ボキャブラリーが豊富」な人は、同じ内容を、色んな表現で伝えることができる。

意味をわかりやすく説明できて、例え話も的確で面白い。

「面白く話す」ことは、「人を楽しませる」能力でもあります。


ボキャブラリーを増やすコツは、「会話を楽しむ心」が大切だと思います。

そのためには、年齢や性別や性格に関係なく、色んな人と話すことが大切。


俺が、ひとりで飲み屋に通うのも、そういう楽しさがあるからなんです。

飲み屋こそは、脳を活性化させるための要素が盛りだくさんの場所なんですね。


例えば、自分がハマっている趣味があるとしましょう。

同じ趣味を持っている人なら、その魅力を語り合うのは容易ですが、
何も知識を持たない人に、その魅力を理解してもらうのは、簡単ではありません。

同年代ならまだしも、年上の人や老人に、どこまでうまく説明できるか。
異性や、思春期世代や、幼稚園児にどこまで理解させることができるか。

これって、脳を使うんですよ~


俺は、自分の趣味が映画だということが周りに知られているので、
飲み屋でも、映画のことを聞かれることが多いんですが、
その人によって、感想がまるで違うんですね。

自分の好きな映画がけなされたり、嫌いな映画が褒められたり、
人があまり見ないところに注目していたり、感動したり…

同じものでも、見る人によって、全く違う世界になってしまうんです。


人同士が仲良くなるきっかけって、「同じ価値観」を持っていたり、
「同じ趣味」を持っていたり、「同じ好み」だったりと、
お互いの「共通点」を見つけることで「共感」を得る…という場合が多いです。

しかしながら、何を見ても全て「共感」できる関係など、稀有なことだと思います。
俺としては、お互いの感覚の「違う部分を楽しむ」ことこそ、大切なんじゃないかと。

予想通りじゃない反応を示すからこそ、味があって面白い。
予想通りに反応してくれないと機嫌が悪くなるような関係は、どうしても無理がある。


「わかってくれなきゃ嫌だ」と思う人は、ちゃんと伝える努力をしているのか。
「あいつの言うことがさっぱりわからん」と嘆く人は、理解する努力をしているのか。


俺は、相手の言っていることがわからないと感じると、
自分が理解できる言葉に「変換」して、理解しようと努力します。

『…それは、こういう意味だと理解してよろしいですか。』

『…そうじゃないけど、ある意味、それに近いかも…』

相手にそう言わせることができれば、お互いの関係はそれだけ進展したことになる。

こんがらがった紐をほどくように、

濁った水が、時間をかけて2層に分かれて澄んでいくように、

時間をかけて、じっくりと「理解」を深めていくんですね。



俺が、ある映画を見て感動したとします。

それを、映画など全く見ない、酔っ払いのジイさんに説明するのは大変。
大変だけど、その作業が、実に面白いんですね。

自分が何故、感動したのか。
それを、人に説明することにより、自分の理解も深まっていくのです。

映画ブログを執筆するようになって、そういう力が強くなりました。

映画を愛するひとりの観客として、心を磨く手段になるのです。



俺は、うつ病を患って、大変な苦痛を味わいました。

それを、メンタルの知識など持たない、酔っ払いのジイさんに説明するのは大変。
大変だけど、その作業もまた苦痛なんだけど、俺にとっては意味があることなんです。

自分が何故、病気になったのか。
それを、人に説明することにより、自分の心をより理解することができるのです。

うつの記事を書くようになって、自分が精神病である事実を受け入れました。

うつに苦しむひとりの患者として、心を磨く手段になるのです。



映画をバカにする人たちには、なかなか理解してもらえません。

精神病を疎ましく思う人たちには、なかなか理解してもらえません。

最終的に理解してもらえなかったとしても、それはそれでいいと思います。

ただ、「伝える努力」だけは、やめたいと思わない。


愛情や友情は、伝えることをあきらめた時点で、枯れ始めるもの。

伝わらなかったら、伝わるようにするにはどうしたらいいか考える。

方法を変え、言葉を変え、言い方や口調を変えて、自分の力で努力をする。

その姿勢が、人の心を育てるのだ。


男に生まれたからには、男を磨き続けたい。

映画好きになったからには、映画を見る力を極めたい。

精神病になったからには、自分にしか見えない真実を、体を張って確かめたい。

そんなことをしている間に、俺の寿命なんてあっという間に終わってしまうかも。



病気になる前は、「考えることが大好き」だった。

病気になったら、「考え過ぎるからそうなる」と言われた。

でも今、また、色んなことを考え始めている。

もしかしたら、以前にも増して、考えることが増えてしまったかも…


だって、「考えること」って楽しいんだもん。

だって、「人と話すこと」って面白いんだもん。


そういう自分であることが、「自分らしい生き方」なのかもしれないです。


俺が思考し続ける限り、俺のボキャブラリーは増えていくんです。

昨日の俺と、今日の俺は、違う生き物なんです。

そして、明日の俺は、今の俺が想像できないような「何か」を発見していることでしょう。


今は、そういう生き方が「心地いい」と感じられるんです。


飲み屋でしか話せないこと。

ブログでしか話せないこと。

特定の相手だから、話せること。

誰にも話していない、封印された思い出の数々…



俺の物語は、まだ続きます。





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2013-11-17

豚コラム その57 「寒い朝」

テーマ:豚コラム
映画熱 ~since 2005~


新潟は、朝晩の気温がぐっと下がって参りました。

先日、朝に豚舎を見回っていたところ、子豚がいるところがスースーしている…
見ると、自動カーテンが半分開いている。

寒いと、豚たちは体をくっつけ合って眠るんですよね。
まるで、南極のペンギンみたいで、面白い。


豚舎内の気温が設定温度以上になると、自動的に窓が開くしくみになっているので、
ははあ、これはきっと、温度が下がって、今、カーテンが閉まりつつあるんだな。
自動カーテンは、ゆっくりと開閉するので、もう少ししたらまた見に来よう。

そんな風に思って、10分後くらいに戻ってみると、まだカーテンが開いている。
ずいぶんゆっくり閉まるんだなあ…なんて思ったんですが、
これはもしかして、カーテンが故障してるんじゃないの?

直感的にそう思って、社長にすぐに報告したら、
どうやら、夜中にワイヤーが引っ掛かって動きが止まったらしいとのこと。

夜の何時からこの状態だったのかと思うと、豚がかわいそうになりました。
寒い外気が入って来る中で、体を寄せ合って暖まっていたんですね。


ぬくぬくとした快適な環境よりも、飢えと寒さを味わった方が、生命力が強くなる。
先日読んだ本のことを思い出して、豚たちを見つめました。

幸い、この豚舎では、肺炎も起こらず、急病になる豚も出ませんでした。

社長からは、よく気がついたな、と言われました。

これからもっと寒くなるので、しっかりと管理していきたいと思います。

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2013-11-14

ルドン展に行きました

テーマ:美術
この間の日曜日に、新潟市美術館に行きました。

11月2日から開催された「ルドン展」を見るためです。
予め前売り券を買っておいたんですが、さすがに先週は三連休で混むだろうと思い、
一週間遅らせて見に行きました。

雨の降りが激しく、悪天候だったのと、お昼時を狙って行ったせいもあって、
お客は少なめでした。

安心して、じっくり1時間半くらいかけて周りました。


オディロン・ルドンは、1840年にフランスの南西部、ボルドーに生まれました。

次男で病弱で、集団にうまく溶け込めなかった彼には、絵の才能がありました。

彼の描く作品は、とても独創的で、幻想的で、魅惑的です。

今の感覚で捉えたら、単なる「キモいイラスト」に見えるかもしれませんが、
当時は斬新で、前衛的なイマジネーションだったと思うんですね。


個人的に、彼の絵は、色のついたものより、白黒の世界の方が好きです。

会場に飾ってある絵に当てる照明が暗めに設定してあったのが、とてもよかった。


彼は、生首と眼球がとても好きだったんですね(笑)

女性の絵は、横顔がとても多い。

正面を向いている絵は、目を閉じていたり、うなだれていたり…

きっと、女性とまともに向き合うのが苦手だったのかな…?

そんなシャイな性格が、作品世界を掘り下げているように感じます。

彼の絵をずっと見ていると、不思議な世界でいざなってくれそうな気がするんです。

きっと、話したら楽しい人だったんでしょうね。

彼と同じ時代を生きてみたいなあ、なんてちょっと思いました。


今回は、新しい発見もたくさんありました。

まず、「読書する人」という絵が、とても気に入りました。
ヒゲぼうぼうのじいさんが、ゆったりした椅子にすわって、デカい本を読んでいます。
これ、図書館とかに飾ったら、カッコいいでしょうね~

次に、「モルガの海」という絵も、好きになりました。
地味な作品ですが、不思議な安堵感があったんですね。
こういう海岸で、一週間くらい過ごしてみたいな…なんて思いました。

最後は、「そして人間が現れた。彼が出てきた、彼を引き寄せる大地に訊ねながら、
暗い光に向かって道を切り開いていった」という作品です。

この絵を見て、俺はとても感動しました。
闇の住人にとって、周囲の世界は漆黒の闇です。
いきなり強い光を浴びると、目がつぶれてしまう。

それは、凍傷になった皮膚に熱湯をかけるようなものなんです。

この絵のタイトルの「暗い光」という表現が、とても気に入りました。
やんわりとほのかに感じられる光の方が、優しく感じられるんです。

絵画って、奥が深いですね。



ルドンは、76歳で、この世を去りました。

きっと、幸せな生涯だったのではないかと思います。








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