FUJITA'S BAR
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2011-05-26

トゥルー・グリット

テーマ:洋画

強い意志と根性があれば、戦力は後からついてくる。 …やると言ったら、絶対やるのよ!


“true grit”とは、“真の勇気”という意味。1969年に公開された、「勇気ある追跡」をリメイク。原作は、チャールズ・ボーティスの同名小説。監督・脚色は、ジョエル&イーサン・コーエン。撮影は、ロジャー・ディーキンス。音楽は、カーター・バーウェル。製作総指揮は、スティーヴン・スピルバーグ。


出演は、ヘイリー・スタインフェルド、ジェフ・ブリッジス、マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン、バリー・ペッパー、ブルース・グリーン、マイク・ワトソン。


さて、映画ですが、言葉で言えないくらいの、深い感銘に満ちた作品に仕上がりました。西部劇って、派手なガンアクションだけじゃない。理屈よりも、感情に迫ってくる映画です。画面から漂ってくる空気を五感で感じながら、彼らと一緒に旅してみましょう。


雇い人に撃ち殺されてしまった牧場主の14歳の娘マティは、父親の遺体を引き取りに行って、復讐を誓う。逃走した犯人を追跡するために、飲んだくれだが腕はたしかな保安官を雇う。別件で同一犯を追っていたテキサスレンジャーの男も加わり、3人の旅が始まった…。



主演は、ヘイリー・スタインフェルド。本作で、映画デビューの新人女優。撮影時は、まだ13歳だったそうな。決して美少女ではありませんが、強い意志を持った1人の女性をしっかりと演じています。大人とも対等にやり合う姿は、見ていて気持ちよかった。おさげ髪が似合う、凛々しい女の子です。


連邦保安官コグバーンを演じるのは、名優ジェフ・ブリッジス。アイパッチをした風貌は、なかなかカッコいいオヤジぶりでした。頑固者だけど、根は優しいおっさんが、どうしてこんな小娘に従うことになるのか、興味津々ですね~。61歳の男の、シブい演技をとくとご覧下さい。


テキサスレンジャーのラビーフを演じるのは、役者として脂がのってきたマット・デイモン。ヒゲをたくわえたその姿は、最初はホントに彼なのかどうか疑うほどでした。役柄としてはマヌケなシーンもありますが、キメるところはキッチリキメますので、最後までどうかご注目。



逃走犯チェイニーを演じるのは、ジョシュ・ブローリン。悪の親玉を演じるのは、バリー・ペッパー。うっほっほ、こりゃすげえ。いかにもなワルではなく、筋の通ったワルという雰囲気がいいですね。好きでこんなことやってんじゃねえ、生きるためにやってんだ、というオーラがビンビンに感じられます。


それにしても、主役の3人のキャラのバランスがいいこと。わあわあぎゃあぎゃあ言いながらも、1つの目的のために荒野を突き進む姿は、何だかワクワクしますねえ。



1969年版の「勇気ある追跡」は、子供の頃TVのロードショー(淀川さんの日曜洋画劇場だったかな)で見ただけなので、細かいところまでは覚えていません。でもあのテーマ曲は有名だし、全体に明るい雰囲気だったように記憶しています。


しかし、本作のトーンは、かなり暗め。その導入部分だけで、これは、ただの娯楽としての映画じゃないな、という空気を感じさせます。さすがはコーエン兄弟、といったところでしょうか。「ノーカントリー」のような、何とも言えない不気味な匂いが、画面から放出されていきます。



コーエン兄弟は、この映画を、単なるリメイクではなく、原作により忠実になるように再映画化したとコメントしています。だから、前作ではジョン・ウエイン主演ですが、本作の主演は、ヘイリー・スタインフェルド嬢だと思うんですね。俺としては。


1人の少女が、父親を殺された。彼女は泣きじゃくるのではなく、その悲しみを怒りに変え、犯人を追跡する決意をした。やると言ったらやるのよ、野郎ども、あたしの言うこと聞きなさい!


腕力ではかなわないけど、意志は強固。しょうがねえなあと思いながらも、男たちは彼女に協力していく…。何だか、カッコいいじゃありませんか。管理職の女性のみなさん、この映画に興味を持ちませんか?



人は、理屈ではなく、感情で動くもの。やらなきゃ、という義務感の気持ちだけでは、肝心のところでの踏ん張りが違う。やりたい、何としてでもやるんだ、という強い心が、ピンチをチャンスに変えていく。


人が何人が集まると、自然と役割ができていく。ここは俺がやる、後は頼んだぞ、というような関係…くうう、カッコいいなあ。シブいなあ。大人ってカッコいいじゃん。女の子って、カッコいいじゃん。オヤジって、カッコいいじゃん!



この映画は、単なる娯楽映画ではありません。生きていくことの厳しさや、不条理な運命や、差別や、ずる賢いこともいっぱい詰まっています。顔をしかめるような場面もありますが、そこがリアルでよろしい。安心して見られる西部劇なんて、面白くもなんともない。


だから、お上品なオネエサマ方は、どうかご遠慮下さい。泥まみれになっても、目的に向かって突進するような、生き抜くパワーを求める人に、この映画をオススメしたい。シビアな世界を、一緒にさすらいましょう。



ラストの解釈は、人それぞれだと思います。でも俺的には、シブい終わり方だと思いました。人を呪わば穴二つ。仇討ちでも、人の命を奪う行為は、それなりの代償を払わなくてはいけない。それが、世の中の道理かもしれない。何かを得るためには、何かを失うことを覚悟しなければいけないのだ。


逆に、何もかも失った人は、その代わりに大切なものを得た、という考えることも可能でしょう。俺は、色んなものを失ったけど、今、新しい何かを、心の中で構築しているのかもしれない。療養中の身だけど、本作を見たことで、何かが俺の中で弾けました。何かが…確かに。



ファイト一発、有言実行。 …みんな、アタシについて来なさい!





【鑑賞メモ】

鑑賞日:5月24日(火) 劇場:T-JOY新潟万代 11:35の回 観客:5人

全員、おっさんの1人客でした。PG12なので、小学生は保護者をゲットして下さい。


【上映時間とワンポイント】

1時間50分。前半は静かなので、お疲れの人は睡魔にご注意。コーヒーでも買っておきましょう。


【オススメ類似作品】


「勇気ある追跡」 (1969年アメリカ)

監督:ヘンリー・ハサウェイ、原作:チャールズ・ボーティス、出演:ジョン・ウェイン。興味のある人は、前作もチェックしてみましょう。ラストは当然、本作とは違います。ジョン・ウェインは、この映画でアカデミー主演男優賞を獲得しました。好評だったので、続編も作られたそうな。


「3時10分、決断の時」 (2007年アメリカ)

監督:ジェームズ・マンゴールド、原作:エルモア・レナード、出演:ラッセル・クロウ。最近記憶に新しい西部劇と言えば、やっぱりコレですね。1957年に公開された「決断の3時10分」のリメイク作品。ラッセル・クロウと、クリスチャン・ベールの、息詰まる男の闘いがスリリングでした。あのピーター・フォンダも出ています。


「ひとごろし」 (1976年大映)

監督:大州斎、原作:山本周五郎、出演:松田優作。日本の時代劇からも1本。上意討ちを命じられた弱い侍が、剣豪に挑む物語。弱い者が、強い者にどうやって立ち向かうのか?抱腹絶倒の爆笑時代劇です。


「母をたずねて三千里」 (1976年フジテレビ 全52話)

監督:高畑勲、原作:エドモンド・デ・アミーチス、声の出演:松尾佳子。強い意志を持った子供が、大人たちの心を動かしていく物語と言えば、やっぱりコレでしょう。第42話からの、パブロ・フアナ兄妹編が俺のお気に入り。ああ、男の友情っていいなあ!




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2011-05-20

富江 アンリミテッド

テーマ:アニメ・特撮

“恐怖の数珠つなぎ”ってそういう意味か! …狂気あふれる、グロテスクな脱力感にキミは耐えられるか?


“unlimited”とは、“限りのない、無制限の”という意味。原作は、伊藤潤二の同名マンガ。映画としては、8作目になります。まさか、こんな長寿シリーズになるとは…。さほど期待はしてませんでしたが、やっぱり気になって見に行っちゃいました。


監督・脚本は、井口昇。撮影は、長野泰隆。音楽は、中川孝。


出演は、荒井萌、仲村みう、多田愛佳、大和田健介、大堀こういち、川上麻衣子。



さて、映画ですが、トホホな作品に仕上がりました。あっはっは、これはヒドい。こんな映画を金出して劇場で見る俺も大したもんだ。安っぽくてチープなので、恐さはゼロ。むしろ、シュールな笑いを狙った、マニアックな作品と言えるでしょう。一般人のみなさんは、見ない方がよろしい。


美しい姉と、大人しくて目立たない妹。ある日姉は、落下してきた鉄骨に串刺し(笑)になって死んでしまう。しかし、転校生として現れた謎の少女は、死んだ姉にそっくりであった…。



主演は、荒井萌。美少女というよりは、地味で大人しい女の子という印象。演技力はゼロに近いけど、驚いたり、恐怖におびえる表情を楽しむぶんにはいいでしょう。カメラ好きという設定ですが、カメラさばきがムチャクチャで笑えました~。やる気あんのかね、この子。


富江を演じるのは、仲村みう。彼女はもともと、原作の富江と同じところにホクロがあったそうな。グラビアアイドル出身だけあって、スリムな体型をしています。表情も何となく妖艶な雰囲気…おお、これはイイのではないか~と思いきや、セーラー服姿がちょっと痛い。う~む、これではニセモノ女子高生ですなあ。荒井萌が童顔の16歳、仲村みうは20歳…ううむ、苦しい。これはツラい。どう見てもOLにしか見えん!



主人公の友達を演じるのは、多田愛佳。AKB48の渡り廊下走り隊の女の子だそうな。まあ、この映画は、演技関係ないから。軽~い気持ちでOKですよ~。それから、主人公の憧れの先輩を演じるのは、大和田健介。ACジャパンのCMで、おばあちゃんの手を引いてあげた高校生だそうな。大丈夫、みんなドヘタだから。


両親役は、大堀こういちと川上麻衣子。狂っていくオヤジはぶり秀逸でした。慌てふためく母親も普通によかった。川上さん、何だってこんな映画出ちゃったんだろう?何だか、変に期待しちゃうじゃん!



井口監督と言えば、「片腕マシンガール」や「ロボゲイシャ」などで有名な、キワモノ監督。彼が「富江」を監督するというので、どうなるんだろうと期待していたんですが、やっぱりアカンかった。シリーズ8作目ともなると、いい加減マンネリになりそうだから、ある意味賭けの部分もあるんでしょうが…。でも、彼のファンは大喜びでしょうな。


彼の次回作は、「電人ザボーガー」。ううむ、ますます気になってきたぞ!



富江という女は、何とも言えない不思議な魅力を持った謎の少女。彼女にかかわった男たちは、その妖艶な魅力ゆえに、次々と人生を狂わせていく…という物語のはずなんですが、本作では、富江本人が狂ってしまう(笑)。あれえ、富江ってこんな女だったっけ…?


俺は、シリーズ全部を見たわけじゃないので、詳しいことはよくわからんのですが、本来の富江の魅力がどうも変な方向に行っているようで、かなりの違和感を感じました。「13日の金曜日」シリーズで、ジェイソンが宇宙へ行ってしまった話を見た時のような、変てこな違和感。



富江自身は、あくまでもクールで妖艶な女でいて欲しい。後半のゲテモノぶりは、「妖怪ハンター ヒルコ」かと思いました(笑)。ああ、こんな映画、誰にもオススメできない!ああ、俺の富江はどこに行ってしまったんだ!(テメエの女じゃねえだろ)


ホラー映画としてはトロい。特撮映画としてもショボい。人間ドラマとしても薄い。まあ、お化け屋敷のアトラクション程度のシロモノってことで。超恐がりの彼女ならそれなりに盛り上がるかもしれないけど、デートには使えないと思います。


しかも、R15ときたもんだ。こんなの恐がれるのは、小中学生くらいだろうに。何から何までイカンですなあ。何かいいところないのか、この映画は!


そういうわけなので、本作は、思い切り笑い飛ばしちゃいましょう。どこで失笑を買うかわからないという点で、ドキドキしながら楽しみましょう。あはは~、何だこれって思っても、脳内変換で無理矢理恐がって下さい。ああ、だんだんと常軌を逸していく恐怖…さあ、あなたは、どこまで正気でいられるか?


菅野美穂、宝生舞、酒井美紀、遠藤久美子、宮崎あおい、あびる優といったスター女優を輩出したこのシリーズは、一体どこまで行くんでしょう。 …次の餌食になるのは、一体誰だ?




【鑑賞メモ】

鑑賞日:5月18日(水) 劇場:T-JOY新潟万代 13:15の回 観客:5人

全員、男の1人客でした。みんな、深いタメ息ついて帰っていったなあ。


【上映時間とワンポイント】

1時間25分。何だか、すっげえ長く感じてしまった。


【オススメ類似作品】


「片腕マシンガール」 (2007年)

監督・脚本:井口昇、出演:八代みなせ。井口監督と言えば、やっぱりコレでしょう。いじめによって弟を殺された女子高生が、復讐を誓って立ち向かう物語。犯人の両親がモンスターペアレンツで、拷問を受け重傷を負った彼女は、失った左腕に改造手術を受けて、片腕マシンガールとして甦った。グロな迫力場面満載の、井口ワールドが炸裂!世の中がイヤになった女子高生は、これを見ろ!


「富江」 (1999年)

監督:及川中、原作:伊藤潤二、出演:菅野美穂。やっぱり、シリーズ1作目が一番好きです。菅野美穂の富江が、一番雰囲気があったように記憶しています。暗闇で佇む彼女は、妖艶な魅力にあふれていました。及川監督は、「ひぐらしのなく頃に」などでも活躍中。


「富江 最終章 禁断の果実」 (2002年)

監督:中原俊、原作:伊藤潤二、出演:安藤希、宮崎あおい。女の子が振り回されるという点では、こちらもなかなかよろしい。ちょっとレズ的な香りもするので、シリーズの中でも異彩を放っていたように思います。オロオロする宮崎あおいが、とってもキュート。




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2011-05-16

ブラックスワン

テーマ:洋画

光と影は、表裏一体。 …自分の心の闇としっかり向き合え!


“black swan”とは、“黒鳥”という意味。ちなみに、白鳥は“swan”。チャイコフスキー作曲のバレエ音楽「白鳥の湖」で登場するキャラクターで、両者は同一人物が演じます。


監督は、ダーレン・アロノフスキー。脚本は、マーク・ヘイマン&アンドレ・ハインズ。撮影は、マシュー・リバティーク。音楽は、クイント・マッセル。衣装デザインはエイミー・ウエストコットですが、出演者が着用しているレオタードのデザインは、竹島由美子。(ドイツ在住、バレエダンサー兼衣装デザイナー)


出演は、ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス、バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー。



さて、映画ですが、美しいサイコスリラー作品に仕上がりました。いやあ、何ていったって、一番こわいのは、人間の心。そして、自分の心。心のありようによって、周囲のあらゆるものは、どんなものにも化けてしまう。これは、ちょっとばかり恐い世界ですよ。心して劇場へ足を運んで下さい。


本作の大きな特徴は、終始映画が一人称で進んでいくところ。主人公の視点で、主人公の心理状態そのままの心象風景で、物語が進んでいきます。そんなバカな、という場面も度々出ますが、それはあくまでも、彼女が見たまま、感じたままの世界だということ。観客はぜひ、そういう視点で楽しんでみたらいいと思います。



ニューヨーク・シティ・バレエ団が開催する、新シリーズの演目が、「白鳥の湖」に決定する。芸術監督のルノワは、ベテランのプリマ・バレリーナを引退させ、若く才能のあるダンサーたちの中から数名を選抜し、オーディションを実施する。プリマ候補の1人であるニナは、気持ちが高ぶっていくのを感じるのであった…。



主演は、ナタリー・ポートマン。イスラエル出身で童顔の彼女は、30歳になった今も、清楚な輝きを放つ、稀有な女優。「レオン」の女の子も、立派なレディに成長しました。本作では、真面目で几帳面な女の子が、プレッシャーに押しつぶさそうになりながらも、必死で乗り越えようとする熱演で、スクリーンの温度を上げました。アカデミー最優秀主演女優賞受賞、あらためておめでとうございます。


変な言い方で失礼かもしれませんが、彼女は、痛ぶられると映える女優。恐がる表情、怯える表情、苦悩する表情、泣き顔…ああ、何もかもがグッときます。何だか、ドSになってしまいそう(笑)。「宮廷画家ゴヤは見た」では、廃人になるまで虐げられ、「ブーリン家の姉妹」では、男たちを手玉にとったあげく、ギロチンで首チョンパでした。イジめられればイジめられるほど、彼女はより美しくなっていく…ああ、かわいそうなニナ!


それでも、彼女が美しく可憐なイメージを損なわないのは、体全体から漂う“気品”である、と俺は思うのです。彼女は、姿勢がいい。立ち姿が美しい。今回はバレリーナなので、心ゆくまで彼女のしなやかな肢体をご堪能下さい。R15だけど、どきついエロはありません。ただ、表情は充分エロいですよ~。



バレエの芸術監督ルノワを演じるのは、フランスの名優、ヴァンサン・カッセル。セクシーでんなあ。清純な女の子に、スゲエ言葉でビシビシ“指導”していく…うう、おいしいポジションだなあ。彼女を淫らな存在に育て上げていく仕事…これはいい。風呂屋の番台よりも魅力的な仕事だ!…ニナ、危うし!


ニナの“ライバル”であるリリーを演じるのは、ミラ・クニス。「ザ・ウォーカー」で、デンゼル・ワシントンにくっついていった小娘ですな。彼女は、バンバン世俗的な女。ヤクやるわ、酒飲むわ、男を逆ナンするわで、ナタリーニナとは正反対。お互いにない部分を持っている。まさに、白鳥と黒鳥。彼女は面白いけど、やっぱりニナと比べれば…ガンバレニナ!



ニナの母親を演じるのは、バーバラ・ハーシー。このオバちゃんも、結構怖い。自分も元バレリーナで、娘のために道をあきらめたという設定なもんだから、娘に対する愛情がハンパじゃない。英才教育まるだしの堅物女で、自分のプログラム通りに動かないと、イラッとくる…気をつけろ、ニナ!


そして、引退を余儀なくされたベテランプリマを演じるのは、懐かしや、ウィノナ・ライダー!最初は彼女だと全然気がつきませんでした。エンドロールで驚愕!パンフで確認すると、やっぱり彼女でした。もう40歳になるんですね。出番は少なかったけど、とても印象的でした。彼女の言葉はとても重く、心に迫ってくる。いいじゃん彼女、今度はぜひ、ホラー映画で主役張って下さい。



本作は、一般受けするかどうかはわかりませんが、映画の醍醐味を味わう意味で、幅広い人に見て欲しい作品です。好き嫌いはあるだろうけど、今の時代だからこそ、こういう映画があっていいと思うから。カップルで行くもよし、友達同士でもよし、1人でじっくり見るのもよし。そして、見た後で、いろいろ考えて欲しいんです。




黒鳥という鳥は、生まれたばかりの雛は、白い色をしています。大人に成長するにつれて、羽根の色が黒くなり、口ばしは赤くなります。うっふっふ、何だかエロいですねえ。とってもセクシー。


人間誰しも、心の中に明るい部分と暗い部分がある。明るく振舞っている人の心にも、ダークな世界はあるし、悪ぶっている人の心の中にも、ソフトな世界はちゃんとある。そのバランスをうまく取りながら、人間は生きているのです。(俺は、そのバランスが崩れて病気になりました~)



ニナは、幼い頃から純粋で無垢で大人しいキャラでいることを、半ば強制されて育ちました。母親の願いをかなえることが第一で、そのためにバレエを一生懸命練習し、先生を言うことをよく聞いて…。


ニナの白い肌は、清純な心の象徴でしょう。その肌に、異変が起きる。最初はさほど気にしなかったようであるが、それが重大なことに発展していく…負けるな、ニナ!



きれいなものであればあるほど、小さな染みが目立つもの。清純無垢な心にダークな部分を見つけた時に、人はどうするか。押し込めて、隠そうとすればするほど、かえって際立ってしまう…ああ、おそろしや。美しい人って、悩みが多いんでしょうね。


彼女には、理解者が必要だった。今までは、うまくいっていた。しかし、そのバランスが崩れると、誰を信用していいかわからなくなる。脇役たちのセリフや行動が中途半端なのは、ニナの心象風景をそのまま映像として表現しているからだと思う。いい人に見えたり、イヤな人に見えたり…。



もがいてもがいて、悩んで悩んで、苦しんで、人は強くなっていく。さあ、彼女は、このハードな世界をうまく乗り越えられるでしょうか?自分の答えを見つけることができるでしょうか?気になる人は、劇場で確認すべし。



悪魔は、いつも傍らにいて、囁いている。 …たまには、耳を傾けてみませんか?





【鑑賞メモ】

鑑賞日:5月15日(日) 劇場:ワーナーマイカル県央 20:45の回 観客:約20人

久しぶりに、1人でレイトショーに行きました。身体的には、大丈夫でしたよ。


【上映時間とワンポイント】

1時間50分。衣装デザイナーのエイミー・ウエストコットが、プロのダンサーたちに、『一番好きなダンスウエアは?』と質問したところ、皆、口を揃えて『YUMIKO』と答えたそうです。それがきっかけで、オファーが来たそうな。(パンフ記事より)


【オススメ類似作品】


「リパルジョン/反撥」 (1964年イギリス)

監督・脚本:ロマン・ポランスキー、出演:カトリーヌ・ドヌーヴ。大人しい女性が、だんだん精神を病んでいく映画といえば、やっぱりコレでしょう。モノクロであることと、カトリーヌの美しさが、恐怖感をジワジワと際立たせます。余計な部分がないところがいい。これも、一人称視点の傑作です。


「ベジャール そしてバレエはつづく」 (2009年スペイン)

監督:アランチャ・アギーレ、出演:ジル・ロマン。フランスマルセイユ出身の偉大な振付師、モーリス・ベジャール亡き後、後継者となったジル・ロマンと、モーリス・ベジャール・バレエ団のダンサーたちの、新たなる挑戦を追ったドキュメンタリー映画。バレエの過酷さはもちろん、楽しさも描かれた力作。


「ショーガール」 (1995年アメリカ)

監督:ポール・バーホーベン、出演:エリザベス・バークレー。本作を見て、女同士の戦いが生ヌルいと感じた人は、これでスカッとしましょう。スターになるには、ライバルをどんどん蹴落とすのだ!ホントに蹴落としているので爆笑です。内容がヒド過ぎて、有名になった珍作映画。


「昴」 (2009年日本・中国・韓国・シンガポール合作)

監督・脚本:リー・チーガイ、原作:曽田正人、出演:黒木メイサ。記憶に新しいバレエ映画なので、一応ご紹介。内容が原作とかけ離れていて、コケたという噂もある怪作。黒木メイサは、鉄仮面マッチョ女優ですが、ダンスはうまいので、ブラックスワンだけの役だったら踊れるかも?



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2011-05-16

U-NOTE 15 「悪夢」

テーマ:ケガ・病気

日曜日の朝方、夢でうなされました。




仕事をしている夢です。慣れた仕事のはずなのに、全くうまくいかない。時間だけがどんどん過ぎて、焦る・焦る・焦る。


気持ち悪くなって、うずくまり、うつぶせに倒れてしまいました。


でも、誰も反応なし。


みんな俺のことを無視して、平気で俺の上を歩いていくのです。まるで、そこには何もなかったように。


幽霊になった気分でした。


俺、もしかして死んでしまったか?


お~い、俺はここにいるよ。誰か答えてくれ。


そのまま、床に自分の体が溶け込んでいくように感じました。




そこで、目が覚めました。汗ビッショリ。動悸が激しい。


自分の顔を触って、体を触って、実体が存在していることを確認しました。


妻を起こして、夢の内容を伝えて、手を握ってもらいました。


大丈夫、大丈夫…。




最近、体調がよかったもんだから、少し調子にのっていたかもしれない。




会社を休職して、5ヶ月。もうすぐ復帰できるかな、なんて思ってました。


『…まだ、焦っちゃいけない。』


しばらく、娘の寝顔を見て、深呼吸を続けました…。





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2011-05-13

ヤコブへの手紙

テーマ:洋画

自分の役割に気づいた者は、幸いである。 …人の心は、人の心によって救われるのだ。


話題の映画が、ついに新潟でも公開。監督・脚本は、クラウス・ハロ。音楽は、ダニ・ストロムベック。(2009年、フィンランド映画)


出演は、カーリナ・ハザード、ヘイッキ・ノウシアイネン、ユッカ・ケイノネン、エスコ・ロイネ。


さて、映画ですが、シンプルでありながらも力強い作品に仕上がりました。短い上映時間にもかかわらず、ぐいぐい引き込まれてしまいました。信仰を持つ人にも、持たない人にも、平等に伝わるあたたかい心。人間同士は、出会うべくして出会っているのかもしれないな…という印象でした。


終身刑で服役していらレイラは、恩赦によって12年で釈放される。行くあてのない彼女は、盲目の牧師の家にヘルパーとして雇われる。届いた手紙を読み上げて、返事を代筆するというもの。全くやる気のない彼女であったが…。



主演は、カーリナ・ハザード。一見して、コワモテのオバちゃんです。出くわしたら、一発でぶっ飛ばされそうな雰囲気。前半では、彼女の罪状がわからないため、ますます謎の女。これはコワい。まさにミザリー級。それだけベテランのいい女優さんなんでしょう。彼女の微妙な変化に、よく注目しておいて下さい。


牧師を演じるのは、ヘイッキ・ノウシアイネン。かなりの老齢で、お人よしの正直者のジイさん、というイメージ。長年、誠実に生きてきたことが、細かい仕草でわかる。そして、人を疑うことを知らない無防備さも。危ないぞ、ジイさん、このオバちゃんに殺されるぞ!あ~、ずっとハラハラ。


郵便配達の男を演じるのは、ユッカ・ケイノネン。牧師とは古い付き合いのようで、コワモテのレイラを警戒している。出番が少ないので、どういう男なのかよくわからないけど、気が小さい臆病者のようです。



映画は、この3人を中心に展開します。セリフや描写は極力最小限に抑え、表情や立ち振る舞いだけで、微妙な心情を表現しているので、よく見ておいて下さい。結構クスリとする場面もあるので。


本作は、挫折を味わったことがある人にオススメしたい。もう自分はおしまいだ、自分には何の価値もないと思い込んでいたとしたら、ダマされたと思ってこの映画を見てみて下さい。きっと何か得るものがあると思います。



人を信じやすい人と、疑いやすい人がいる。それは、今までどんな人に出会ってきたかどうかに左右される。しかし、いい人に囲まれているのにひねくれている人もいれば、悪い人に騙され続けても、正直な人もいる。この違いって、何なのでしょうね。


レイラオバちゃんと、牧師の関係は、まさにその対極にいるように思える。それは、彼女が元服役囚で、彼が現役の牧師であるということにも関係している。つまり、立場の違いが、お互いの人間としての価値を決めてしまっているようにも思えるのだ。



牧師は彼女に対して、穏やかに話しかける。その温厚な態度が、彼女を帰って苛立たせる。上から目線で見やがって、このクソジジイ!そういうオーラが、プンプンしているんですねえ。そういう意味では、サスペンス映画としての要素もある。


映画の中盤から、様々な出来事が起こります。殻を被っていた本来の人間性が、むき出しになっていきます。罪人といえども、牧師といえども、生身の人間であることには変わりない。映画は、そういう細かい部分を、丁寧に描写していきます。



本作は、フィンランドアカデミー賞を最多4部門で受賞しました。アメリカアカデミー賞にも、外国語映画賞フィンランド代表として出品。カイロ国際映画祭でもグランプリと脚本賞を受賞しています。世界各国の観客に熱く支持された、優しくてあたたかい映画をぜひ一度ご覧下さい。



直接会って伝えること、電話で話すこと、メールで伝えること、そして、手書きの手紙で伝えること。人が人に心を伝える手段は、無限にある。この映画は、手紙の魅力と同様に、直接の対話の重要性もきちんと伝えています。そして、終盤にはそれらを超えた世界があることを、観客は知るでしょう。


「愛は寛容であり、愛は情け深い。」(新約聖書コリント人への手紙第13章) 2人が何故出会うことになったのか、出会うことによって何が変わったのか、映画を見終わった後で、考えてみて下さい。





【鑑賞メモ】

鑑賞日:5月12日(木) 劇場:シネウインド 10:00の回 観客:約20人

あと1日で上映終了だったので、ギリギリ間に合いました。よかった~。


【上映時間とワンポイント】

1時間15分。短いけど、内容は濃いです。


【オススメ類似作品】


「この森で天使はバスを降りた」 (1996年アメリカ)

監督:リー・デヴィッド・ズロトフ、出演:アリソン・エリオット。刑務所を出所して、小さな町の喫茶店で働くことになった女性の物語。よそ者で犯罪者の彼女が、ドタバタしながらも、人々の心を癒していく人間ドラマ。自然の美しさが印象的でした。


「4分間のピアニスト」 (2006年ドイツ)

監督・脚本:クリス・クラウス、出演:ハンナー・ヘルツェプルング。刑務所に服役中の21歳の問題児ジェニーは、ピアノ教師としてやってきた80歳のバアさんに才能を見出される。練習を拒否するジェニーと、バアさんとの熱き死闘が始まる。女性版「あしたのジョー」として有名になった傑作。ストレスのたまったおねーちゃんたちは、コレを見よ!


「暗いところで待ち合わせ」 (2006年ファントム)

監督・脚本:天願大介、原作:乙一、出演:田中麗奈。一人暮らしをしていた盲目の女性ミチルの家に、殺人容疑で警察に追われている男が逃げ込む。気づかれないようにしていたが、ミチルは誰かがいることに気づいてしまう。彼は、彼女に危害は加えず、むしろ大ケガしそうになるところを助ける。こうして、2人の変てこな共同生活が始まるのであった…。




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2011-05-11

八日目の蝉

テーマ:邦画

親って何だろう?愛情って何だろう? …善と悪の境界線は?


酒の記事ばっかり書いてたので、ここは酒飲みオヤジのブログか?と思われてもいけないので、そろそろ“本業”を再開しましょう。昨日、ようやく新しい映画を見てきました。


原作は、角田光代の同名小説(中央公論文芸賞受賞)。監督は、成島出。脚本は、奥寺佐渡子。撮影は、藤澤順一。音楽は、安川午朗。主題歌を歌うのは、中島美嘉。


出演は、井上真央、永作博美、渡邉このみ、小池栄子、田中哲司、森口遥子、市川実和子、平田満、余貴美子、田中泯、劇団ひとり。


さて、映画ですが、理屈やモラルを超えた、人間の心情に焦点を当てた作品に仕上がりました。映画の世界に入り込めれば深い世界を味わえますが、斜めに構えて見れば、なんじゃこりゃ、という風になってしまいそう。賛否両論でしょうが、大半の人は感動できるでしょう。人の心ってものの本質を考えれば。


不倫の果てに身ごもった子供を、中絶せざるをえなかった女。彼女は、本妻が生んだ子供を一目だけ見て終わりにしよう、けじめをつけようと思った。しかし、泣いている赤ん坊を抱き上げてしまった時、心の中に何かが弾けるのを感じた。気がつくと、赤子を抱えて走っていた…。



主演は、井上真央。TVドラマ「キッズ・ウォー」の前蹴り少女も、いっぱしの女優に成長しました。以前に書いたTVドラマ「あんみつ姫」の時にも感じたことですが、彼女は、視線が凛々しい。幼少の頃に心の問題があった人は、どこかおどおどしたり、人と視線を合わせるのが恐いといった症状があったりすることがよくあるもんですが、彼女は、しっかりを相手の目を見つめている。それは、彼女を育てた人が、子供の目を見てちゃんと話していたからじゃないかと思う。


彼女は、心の闇を抱えたまま大人になったけど、自分の目でしっかりとものを見ている。その複雑な表情の奥に、必死でひたむきに生きている彼女の生命力を感じるのです。子役の渡邉このみちゃんを、よく見ておいて下さい。


誘拐犯を演じたのは、永作博美。彼女にとって、本作は生涯にとっての代表作になるでしょう。TVドラマ「週末婚」や、「ドッペルゲンガー」では、トンデモな状況に振り回されるコメディ女優としてのイメージが強かったんですが、「人のセックスを笑うな」では松山ケンイチを振り回し、「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」では、強健な精神力で主役を圧倒する名演技を見せて、演技力の凄まじさを披露。


そして、本作。脚本を読んだ時にすでに泣いてしまったという。『…難役だけど、飛び込んでみよう、やってみたいと強く思いました。』 昨年の5月に出産した経験もあって、この映画に何かを感じたのかもしれないですね。全身全霊で演じていました。永作ファンは必見です。現在40歳。これからもガンバレ!


そういえば、子供を背負って歌うシーンがあるんですが、歌うまいな~なんて思っていたら、もともとアイドル歌手じゃん!ribbonというグループを知っている人は、筋金入りだと思います。そして本作で彼女が歌った歌は、あの歌です。今の時代にちょうどいいあの歌。符合するように、サントリーモルツの缶ビールが画面に登場。そう、アレです、アレ。(これ以上は言えない)



ルポライターを演じるのは、小池栄子。今回は、何やらワケありの役。「接吻」の時のクールな役どころとは180度違いますので、こちらもご注目。いやあ、今回は、いい女優さんが揃っているなあ。市川実和子も、重要な役どころで、いい縁起してましたのでよく見ておいて下さい。


極めつけは、エンジェルホームの教祖を演じた、余貴美子。ヘアスタイルといい、雰囲気といい、ショッカーの怪人みたいで爆笑でした。すげえ、あの眼光で睨まれたら、気絶してしまいそう。さすがはプロです。彼女はもう、どんな役でもOKですね。この路線で、ドンドン変な役を演じていって欲しいところ。


子供を奪われた母親を演じるのは、森口遥子。冒頭に登場するのは彼女なので、よく見ておいて下さい。彼女の演技は、迫力がありました。鬼気迫る熱演をお見逃しなく。…ああもう、誰が助演女優賞もらってもおかしくない!



女性陣のパワーが物凄いので、その分、男性陣の影が薄いこと(笑)。だって、ロクな男が出てこないんだもん!問題の浮気オヤジを演じるのは、田中哲司。いい俳優だけに、こういう役もウマい。真央ちゃんの恋人役は、劇団ひとり。演技はドヘタですが、チャラ男なのでセーフ。「嫌われ松子の一生」とおんなじキャラでしたね。平田満は、普通にいいおじさんでした。


しかし、特筆すべきは、田中泯のおっちゃんでしょう。まさか彼が登場するとは夢にも思っていなかったので、画面に登場した時に息をのみました。おお、カッコいい!シブい!出番はわずかですが、存在感が尋常じゃありません。ちなみに、「たそがれ清兵衛」で剣の達人を演じた人です。男性諸君、ここはキチンと見るべし!



あとそれから、オヤジの皆様、本作にはエロはありませんので、変な期待をしてはいけません。濡れ場も一応ありますが、見えそうで見えないので、どうかイライラせぬよう。劇団ひとりの乳首だけはドアップですが。そういうわけなので、この映画、親子や家族で行っても大丈夫です。母親と娘という組み合わせがベストかも。




母性というのは、言葉では理解しているつもりですが、男である自分には、100%の理解は不可能であるように思います。ただ、映画を見ていると、わかってあげたいという気持ちになる。妊娠を告げる時の女性の気持ちを、映画の男性はまるで考えていないように見える。愛の本質って何だろうな、って考えずにはいられません。


俺は、できちゃった婚で家庭を持ちました。前に何度もお話しているのでおわかりでしょうが、子供は授かりものであると思っています。娘からは、幼い頃に、もう一生分の親孝行をしてもらいました。そのかわいい盛りを奪われた、母親の気持ちはいかばかりだったことでしょう。そう考えると、森口遥子のサイコクラッシュぶりも無理はないと思う。



普通に見れば、被害者と加害者。どちらが悪いかは、一目瞭然。しかし、この映画には、その奥にあるダークゾーンに注目して欲しいのです。母親としての情念、無念の思い、慈しみの深い世界を。


一体誰が悪いのか。誰が正しくて、誰が間違っているのか。観客も、混乱します。映画館を出てから、しばらくして考え込む…。そこが大事。本作は、よく咀嚼して、ゆっくりと消化しましょう。女性のみなさんは、自分自身の答えが出るまで、考えてみて下さい。男はバカだから、たぶん永遠に理解できないテーマだと思うから。



蝉は、地上に出てから七日間で寿命を終えるという。しかし、八日目を生きた蝉がいたら?その蝉は幸福か不幸か?映画の中に重要なセリフが出てきます。みんなで考えましょう。俺も考えます。


愛という字は、受ける心と書きます。そして心こそが、愛の中心。理屈じゃない。モラルという言葉で単純にくくれるものじゃない。そういう不可解な部分を、人間はみな持っているのです。



相手がどんな状態であろうと、受け入れてあげる。それが愛。愛が流れれば、愛情が注がれる。伝われば愛し合うことになり、伝わらなければ、ただの身勝手な自己愛に終わってしまう。


幸せな時間は、ほんの一時かもしれない。だけど、永遠に心に残るもの。それは、愛というものが本来、永遠のものであるから。俺は、そんな風に思います。





【鑑賞メモ】
鑑賞日:5月10日(火) 劇場:ワーナーマイカル県央 12:55の回 観客:約20人

半分くらいが、ジイさんでした。だから変な期待しちゃいけませんって…あ、俺もそっちの仲間?


【上映時間とワンポイント】

2時間27分。中島美嘉の歌うエンディングテーマも、しっかり聴きましょう。いい歌ですね~。


【オススメ類似作品】


「氷点」 (1966年大映)

監督:山本薩夫、原作:三浦綾子、出演:若尾文子。本作を見て、真っ先に思い出したのはコレです。娘を殺した犯人の娘を、被害者の母親が育ててしまう物語。何も知らずに…。


「長い散歩」 (2006年キネティック)

監督・原案:奥田瑛二、出演:緒形拳。他人の子供を、ジイさんが連れまわす映画。目的は、母親の虐待から守るためだった。楽しい旅が始まったが、次第に追い詰められて…。


「アイ・アム・サム」 (2001年アメリカ)

監督:ジェシー・ネルソン、出演:ショーン・ペン。唯一の家族である父親から引き離され、毎晩のように家に帰ろうとするダコタ・ファニング嬢がとってもかわいくて素敵でした。ケーキを持っていったショーン・ペンが転倒する場面は爆笑。いい転び方ですなあ。




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2011-05-09

ワイン

テーマ:酒&タバコ

ワインって、オシャレなお酒ですよね。


俺は、ワインのこともよくわかりません。(だったら書くなっつーの)


でも、ワインも好きです。安い物しか飲んだことないけど。



赤ワインはフルボディ、白ワインは辛口が好きです。ロゼは、あんまり飲まないかな。


肉料理は赤、魚料理は白とか言うけど、俺にとっては関係ありません。その時の気分で決まっちゃう。



ワインは、口あたりがいいから、おいしいとゴクゴク飲んじゃう。これがヤバい。


冷酒と同様に、侮るべからず。ゆっくりと味わいましょう。香りや色の美しさも忘れずに。



よく、どっちが高いワインか当ててくれ、なんていう場面があります。


俺はそういう時、まずい方を高いワインだと言うことにしています。


安いワインは、飲みやすい。


高いワインは、美味すぎて味がよくわからない。


俺的には、そういうことにしています。(これが結構当たる)


当ててから、『…う~ん、こっちの方がなんとなく一味違う。』 なんてテキトーに言っておけばOK。



いいじゃん、そんなの。知識なんてなくたって、お酒を楽しむ心があればいいんです。


何度も言いますが、お酒は気分で味わうもの。心で楽しむもの。これが俺のモットー。


気心の知れた友達、恋人、家族…いい仲間と飲むお酒は、何でもおいしい。



ワインは、ゆったりした時間を過ごす時にちょうどいい。


夕方の時間帯に、アナログレコードを聴きながら飲むワインは最高~。


おつまみは、チーズを軽くつまむ。


部屋の電気は付けないで、黄昏タイムをしみじみ味わう…。



大人のひととき。グラスの向こうに男のロマン。


ワインも、いいお酒です。





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2011-05-08

日本酒

テーマ:酒&タバコ

日本酒を飲めるようになったのは、30代後半くらいからです。(俺もまだ子供かな~)


だから、はっきり言ってドシロウト。もっとも、ビールもウイスキーも素人ですが。まだまだ、どのお酒がいいかなんて全くわかりません。でも、日本酒も好き。



最初に飲んだのは、冬の寒い夜だったと思う。悪寒もするし、冷たいビールを飲むのに抵抗があって、よし、今日はひとつ熱燗に挑戦しよう、というのがきっかけでした。たまたま、もらったお酒があったから。


日本酒には、独特の香りがあります。子供の頃は、このニオイが大キライだったんですが。とにかく寒くて寒くて。人肌よりちょっと熱めくらいにして、お猪口についで、すうっと…。



おお、何だろう、この感覚。喉から胃に向かって、じわ~っとしみ込みながら、体内に入ってくる。これは、ビールともウイスキーとも違う感覚。よし、もう一口…うううおああ、これ、いいわあ。


飲み慣れてないから味はよくわかりませんが、体に吸収されていく感じが、何とも気持ちがいい。ほほう、これが日本酒かあ。おお、何だか身体があったまってきたぞ~。


その夜は、よく眠れました。日本酒バンザイ!



春になると、ヒヤで飲むようになりました。ワンカップ大関とか、よく飲みましたね。ただ、ビールと同じペースでは飲めない。ゆっくりと、チビチビ、味わうように飲む。そうしないと、頭がクラクラしてしまう。


恐いのは、冷酒です。冷たくて口当たりがいいから、グビグビいっちゃう。そして、突然回ってくる。イカン、これじゃまるでドラッグじゃねえか。冷酒では、何度も失敗しました。『…兄ちゃん、一杯どうだ?』なんて言われるとつい、ホイホイ飲んじゃうもんだから気をつけなきゃ。



聞いたところによると、アルコールは体温と同じ温度になると回りだすとか。だから、熱燗はすぐに回る。冷酒は、体温と同じになるまでにタイムラグがある。それで、突然クラッとくるらしい。ははあ、やっぱり日本酒って、ビールやウイスキーとは違うんですね。


今では、熱燗は超熱め。ヒヤは常温で飲んでいます。それが好みになりました。冷酒はおいしいけど、おそるおそるチビチビ…ああちくしょう、ヌルくなっちゃうじゃねえか!



俺が普段飲んでいるのは、黄桜、菊正宗などのパック酒。たまに麒麟山とか菊水。ビンボーなので、越乃寒梅とか緑川とか八海山とか久保田とかはそうそう飲めません。だから、おごってもらって飲みます(笑)。


いいお酒は、常温のヒヤで飲むのが一番。喉ごし・キレ・後味…何もかも最高です。飲みながら、思わず姿勢を正してしまうくらい、とってもおいしいんです。この間飲んだ久保田はうまかったなあ。



お酒には、それぞれ個性がある。だから、飲み方も違って当たり前。身体に回ってくるリズムも違う。だから、飲み屋のカウンターでは、その人が何を飲んでいるかを確認することも大事かと。お酒をおいしそうに飲む人って、飲むこと自体を楽しんでいる場合もあるから、いいタイミングを邪魔しないように話すのがコツ。


ビールは、最初の一口が最高ですよね。プハーッてやるその瞬間までは至福のひとときだから、ごっくんごっくんの時に不用意に話しかけちゃダメです。『…かあーっ、うめえなあ!』なんて一言が出てから、『…今日は、いい感じですか?』なんていう風に切り出せばいい。



でも、日本酒は難しい。飲んで、ふう~って息ついて、しばらく無言になるわずかな時間がある。アレですね、お茶をのんでほ~っとするひととき。あれって、大切ですよね。自分の精神モードが切り替わる瞬間なのかな。


だから、ふう~の後しばらくして、周りをキョロキョロし始めたら、ちょうどいいタイミング。『…しみじみ飲んでいらっしゃいますね~。』なんて風に。『…兄ちゃん、イケる口か?』 『…はあ、あんまり強くないんですけど。』 『…よし、一杯行け!』 うっしっし、これはおごってもらえるいいパターン。(タカリじゃねーか)



日本酒は、とにかく奥が深い。俺もまだまだ勉強中です。知識やウンチクでなく、自分の感覚を中心とした楽しみ方をしたい。『…森林の中にいるような感じがする。』 『…波の音が聞こえてくるようだ。』 『…これを飲むとアレを思い出すなあ。』 とか、さり気なく言えるようになりたいなあ。


日本酒を、飲んでしみじみ思い出す。胸の奥底、冬のぬくもり。




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2011-05-07

酔っ払いのプロ

テーマ:酒&タバコ

“酔う”という言葉を広辞苑で調べてみると、“酒を飲んで酒気が全身にまわる。理性や感覚が乱れる。”と記述されています。“酔っ払う”は、“ひどく酒に酔う。泥酔する。”とあります。


どうせ飲むなら、楽しく飲みたい。それが、俺のモットーです。



子供の頃、俺はお酒というものがとても怖かった。お祭りや盆・正月になると、身内や親戚が集まってお酒を飲むんですが、必ず困った人が出てくるので、絡まれるのがイヤだったんです。


酒癖の悪い人は、普段はおとなしい人が多い。普段鬱積した感情を、酔っ払うことで周囲にぶちまける。俺は、かわいくない子供だったので、そういう大人によくイジメられました。


子供であれば、お祭りなどのイベントはワクワクするものですが、俺はそうではありませんでした。また何かイヤなことがあると思うと、憂鬱でしょうがありませんでした…。



そんな調子ですから、大人になってお酒の席が増える度に、恐怖を感じずにはいられませんでした。高校生の頃からビールやウイスキーを飲んでいたから、お酒を飲むこと自体には抵抗なかったんですが、自分が酔っ払ってしまうことが怖かったんです。子供の時体験したような、イヤな人間に変貌するんじゃないかって。


ところが、割りと大丈夫だったんです。



お酒がじわーっと体に染み込んでくると、何とも言えない、いい気分になります。体の余計な力が抜けていきます。う~い、って感じで、口調もゆったりになってきます。ああ、気持ちいい。


でも、ある瞬間、ハッとするんです。俺、悪い状態になっていないだろうか?誰かに迷惑をかけていないか?周囲に嫌がられることをしていないか?



どうやら、杞憂だったようです。『…別に、普通だよ。全然変わらない。』 それが大半の意見でした。そうか、このくらいなら問題ないのか。何だか、うれしくなってまた飲みました。


酒そのものが悪いんじゃない。飲む人の人間性の問題なんじゃないか?



俺は考えました。世の中には、色んな人がいる。気難しい人、気さくな人、饒舌な人、寡黙な人…。社会が機能するためには、嫌なことも率先してやらなければならない。好きなことができなくて、思うようにいかなくてストレスがたまっている人もいれば、幸せいっぱいな人もいる…。


子供の頃にさんざん見た、あの酒癖の悪い人たちを、何だか違った感覚で思い出しました。みんな、辛かったんだなあって。だけど、関係ない人に迷惑をかけたらダメだよ。



飲み屋で出会った人の中には、カッコいいおじさんたちもいっぱいいて、いろいろと教えてもらいました。カウンターの隅で静かに一人で飲んでいた人が、酔っ払って激昂したジジイをサッとなだめた時は、すげえと思いました。『…兄ちゃん、わりいな。』って感じでサラッと。


いつも笑顔で、俺の話を楽しそうに聞いてくれる人もいました。その人が来ると、周りがとってもやわらかい空気に満たされるようで、不思議な人でした。機嫌の悪い時もあるけど、決して他の客に迷惑をかけなかった。そして何よりも、酒に強い。


俺は、このおじさんを、酔っ払いのプロだと認識しました。世の中には、こんな人もいるんだ。そう思うと、何だかうれしかった。俺、こういう人になりたい。酔っ払いのプロになりたい!



今通っているお店にも、酔っ払いのプロはゴロゴロいます。ガラの悪いチンピラ酔っ払いじゃなく、大人の男の飲み方ができる人。面白いおっちゃんもいるし、下ネタばっかりのジイさんとか、洋楽に詳しいオジサマとか。


カウンターにそういう人たちが並んで座っていると、店の雰囲気が変わるんですよね。こういう夜は、アタリです。いつまでもここにいたいって思う。そんな機会は、滅多にあるもんじゃないから。



お客にとって理想のお店があるように、お店にとっても理想のお客があると思うんです。お店のスタッフは、どんなお客でももてなしてくれる。だからこそ、お客の方も、そのお店にとっての理想のお客になれるように努力すべきだと思うんです。そうやって、いい関係ができていく。それが、おれの信条。



俺は、すぐに酔っ払う。ああ、酔ったなあ。『…ねえ、俺、酔ってるよねえ?』って聞いてみると、『…いいえ、全然。』と言われてしまいます。あれえ、おかしいなあ。俺としては相当酔っていると思うんだがなあ。どうやら、俺は顔に出ないらしいんです。そして、悪態もつかないし。


『…ねえ、俺って、いいお客、悪いお客?』 『…何を言ってるんですか、いいお客様に決まっているでしょ。』 本当かどうかわからないけど、そう言われるのはうれしいこと。『…だからね、一度酔って暴れたところを見て見たい!』


おお、そんなこと言うか。じゃあ、1回くらい暴れても大丈夫だな。しっかり覚えとこう。



お酒は、楽しく飲むのがいい。飲む時の会話や思考は、明るい方向に、楽しい方向に向かうのがいい。世の中、イヤなことばっかりだけど、今ここに座っている間は、心が平穏でありたいと思う。それは、飲み屋に行く人の共通の気持ちじゃないでしょうか。


男は誰しも、人に言えない秘密がある。心の奥底に閉じ込めた深い傷もある。酒を通して分かり合うことは、とっても素晴らしいこと。働く顔でもない、父親の顔でもない、自分が素になれる場所が、そういう仲間が、男には必要なのだ。



短い人生。これからどれだけの人に出会えるかわからない。だから、俺は飲み屋に行く。大人の男の時間を過ごすために。


映画館に行く時は、観客のプロを目指す。そして、飲み屋に行く時は、酔っ払いのプロを目指すのだ。





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2011-05-06

ウイスキーが、お好きでしょ

テーマ:酒&タバコ

20代の時、ウイスキーは、憧れのお酒でした。


今どきは、ボトルキープというと、焼酎を入れる人がほとんどですが、俺はウイスキー。


俺の青春時代は、ボトルキープはウイスキーが断トツでした。



居酒屋での飲み会は、ビールで乾杯して、二次会はスナックでウイスキー。これが定番でした。でも、俺はお酒があんまり強くないから、水割りで飲みます。ハイボールは好きじゃない。あくまでも水割り。



1991年に石川さゆりが歌ったCMソング「ウイスキーが、お好きでしょ」という歌があります。当時はSAYURIという名前でクレジットされていました。いい歌ですよね~、これ。アメブロのコラムでモテ歌うんぬんという記事がありましたが、迷わずこの曲をコメントしちゃいました。現在は、ゴスペラーズがカバーしていますね。



初めて行った店で、ウイスキーのボトルを入れると、『…お、兄ちゃん、ウイスキー飲むんか。』と話しかけられたりします。『…はあ。何か、焼酎よりウイスキーが好きなんですよねえ。』


ちなみに、俺の好きな銘柄は、ホワイトホースの12年モノ。ファインオールドの太い瓶じゃなくて、細い方。白い馬のマークで、12って書いてあるやつです。バーボンよりは、スコッチウイスキーが好き。ホワイトホースは、口あたりがよくて、ストレートで飲める美味しさ。ウイスキーが飲めないという女性でも、『…あ、これいいかも。』なんて反応、結構ありますから。


俺の時代は、リザーブ、オールド、白角、ローヤル、フォアローゼス、カティサーク、ワイルドターキー、IWハーパー、J&B、VSOPとかだったなあ。



行き付けのスナックBLでは、ホワイトホース。スナックBTでは、ローヤルが入っています。どちらも俺の家から歩いて行ける店。行き付けは、それが一番いい。タクシーとか、代行の心配がいらないお客になれるから。


実は、俺は家ではウイスキーを飲みません。ウイスキーは、外で飲むお酒と決めているから。理由は、特にありません。昔からの、ただの習慣。



ウイスキーは、ビールと違って、心が上品になるような、気高いお酒。ビールで高揚した心を、落ち着かせてくれる力がある。冷静に、クールにふるまえる魔法の液体。いい飲み方をしていると、それなりのいい顔つきになるものです。


ウイスキーの香りは、大人の匂い。じわじわとしみ込んでいくあの感覚…。家で飲んでいる時には味わえない、大人の時間。至福のひととき。だから、外で飲むお酒。自分をリセットさせてくれる、頼もしい相棒。



俺は、お酒のことはよくわかりません。詳しくもないし、ウンチクも知りません。だから、お酒トークは、自分の五感で感じたことを話します。知識は、知っている人から聞けばいい。大切なのは、味わう喜びを知ることだから。


だから、酒にうるさくない男です。安心して話しかけて下さい。一緒にカウンターに座った人とは、40%くらいの確率で仲良くなれます。悪酔いしている人や気難しい人、お店の女性以外とは話さないタイプの人もいますから。



カラオケで盛り上がる時も、俺はウイスキーの水割りを好みます。喉に心地いいから。ウイスキー飲んでると、いい声が出るんだよね~。ポップスもニューミュージックも、演歌もアニソンも洋楽も、何でも歌います。


ただ、若い頃に歌えた歌が、だんだん息切れするようになっちゃいました(汗)。そういう時は、またビールを飲む。テンション上げて、XJAPANを歌っちゃうぜ!



ウイスキーに合うのは、ゆったりしたリズム。ラテン系とかブルースとか、自然な呼吸でのれる楽曲がいいです。もう44歳なので、若者ソングばっかり歌ってると、“無理してる感”があってダメだもんね。


自分に合った酒を飲み、自分に合った話で盛り上がり、自分の好きな歌を歌う。それは、幸せな時間。戦う男たちの、しばしのひととき。戦士の休息。



ホワイトホースは、スコットランド軍の酒場兼定宿であった「白馬亭」が由来であり、自由と独立の象徴として生まれました。だから、このお酒には、神聖なおもてなしの心が宿っています。


ウイスキーを愛する人は、誇りある気高い人。 …ウイスキーよ、永遠なれ!





PS.今日の夜、フジテレビ系「僕らの音楽」で、日本屈指のブルースマン・憂歌団の木村さんが出演するらしい。楽しみだぜ!










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