FUJITA'S BAR
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2011-01-29

最近読んだ本

テーマ:

鬱病でも、本は読める。ただ、進むのが遅いだけ。読める時は一気に行くんだけど、ダメな時はさっぱり手につかない。言葉そのものよりも、感覚でたどる感じでしょうか。




「赤目四十八瀧心中未遂」 (車谷長吉著 文春文庫)


前から読みたかったので、挑戦してみました。日のあたらない場所で生きている、世捨て人のような生活ぶりが、今の自分にシンクロしているような気がします。20代の中盤に太宰治を読みふけった頃が懐かしくなるような物語でした。


行き場を失った者同士が、自然に吸いつき合うような雰囲気がいい。オシャレで清潔な恋愛ではないけれど、ドロドロした躍動感がみなぎっているように思います。居場所というのは、心のあり方によっていかようにもできる。人間の心の本質を見抜かれたような感覚が、心に深く突き刺さっていく。静かに、そしてジワジワと…。


“しかし”は、“併し”。“食っている”は、“食うている”という風に記述するこのセンス。言い回しが独特でいいですね。何だか、生々しい感じがして。




「悪魔のいる天国」 (星新一著 新潮文庫)


お金がないので、ブックオフで105円で購入。集中力が長続きしない現状では、軽いショート・ショートが最適。星先生はソフトなタッチの作品が多いですが、この本は、わりとダークなカラーで展開。「シンデレラ」なんかは、ちょっと切なくなりました。「かわいいポーリー」はブラックで笑えるし、「契約者」は爆笑しました。




「未来いそっぷ」 (星新一著 新潮文庫)


これも、ブックオフで105円。星先生、どうもすいません。こちらはどちらかというと、ほのぼの、コミカル路線。おとぎ話なんかを、面白くもじってます。俺のオススメは、「オフィスの妖精」。ああ、こんなマシンで仕事したい!




「レベル7」 (宮部みゆき著 新潮文庫)


これもまた、ブックオフで105円。656ページもあるので、お得感がぐうっとアップ。さすがに、読み終わるのに5日くらいかかりました。ムダに長いので、後半のダラダラ感がちょっと気になりましたが、それなりに面白いとは思います。執筆された時代が古いこともあって、あまり新鮮さはありませんでした。


もっとダークな世界かと思ったんですが、意外と甘っちょろい結末。う~ん、やっぱりこれ、ファンタジーですね。




「文士の魂・文士の生魑魅」 (車谷長吉著 新潮文庫)


車谷先生の文章をもっと読んでみたくて、近所の本屋に唯一あった1冊を購入。これはどうも、色んな文学作品を、独自の視点で批評している、文学エッセイのようですね。


ある意味偏向的ではあるけれど、作者の個性がにじみ出た、ハードボイルドな文章だと思います。やっぱり彼の文章は、何だかカッコいい。




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2011-01-26

クロッシング

テーマ:洋画

悪いことはできません。いいこともなかなかできません。 …世の中、一寸先は闇!


韓国映画のアレではなく、こっちはアメリカ映画。原題は、「Brooklyn’s Finest」。意味は、「ブルックリンの警官たち」。3人の警官の行動が交差する、という意味でこんな日本語タイトルがついたんじゃないかと。昨年の10月公開だったんですが、新潟では今頃やってます。


監督は、アントワン・フークア。脚本は、マイケル・C・マーティン。撮影は、パトリック・ムルギア。音楽は、マーセロ・サーヴォス。


出演は、リチャード・ギア、イーサン・ホーク、ドン・チードル、ウェズリー・スナイプス、ウィル・パットン、エレン・バーキン…すっげえ豪華キャスト。


さて、映画ですが、ドロドロの作品に仕上がりました。人間の心の闇に潜む、イライラ感とムラムラ感がたっぷり込められています。ホロ苦く、汗くさい男のドラマを、しっかり身構えてご覧下さい。


ニューヨークの犯罪多発地区であるブルックリンが舞台。定年間近のベテラン警官、麻薬捜査官、潜入捜査官の3人が、それぞれの事情により、感情に変化が起きていく…。



主演は、誰だかわかりません(笑)。3人が全員主役のようでもあるし、全員脇役のようでもある。何とも、変てこな映画です。それぞれのショートストーリーを、無理矢理1本にまとめたような感じ。


老警官を演じるのは、リチャード・ギア。できるだけ何もしたくないような、のっそりキャラですね。一応真面目なんだけど、面倒はごめんだ、って感じ。でも、時折りキリッとした顔になるんですよねえ。主役としては薄いなあって思います。「ジャッカル」を思い出しますな。


麻薬捜査官を演じるのは、イーサン・ホーク。彼は、だんだんいい俳優になっていきますねえ。こういう役をやらせるとピカイチ。ハマり過ぎて笑っちゃいました。イライラする彼は、何ともセクシー。


潜入捜査官を演じるのは、ドン・チードル。う~む、ちょっとなあって感じ。だって、真面目そうなんだもん。麻薬の密売グループにいる顔じゃないなあ。彼の瞳って、優しそうなんですよね。どうせなら、ウェズリー・スナイプスと役柄を交代して欲しかった。ウェズリーファンは、ちょっとガッカリするかも。


出番は少ないですが、エレン・バーキンが貫禄充分でした。カッコいいねえ、オバハン。妖艶な微笑みは、まだまだ健在。イタズラっぽい笑顔で、FBIのお偉いさんを楽しそうに演じてました。



この映画はどんな映画ですか、と聞かれたら、変な映画です、と答えましょう。はっきり言って、後味はよくありません。彼女とデートで見るのには向かないでしょう。野郎同士で行くか、1人でじっくり見るのをオススメします。性格の全く違う3人でワイワイ見るのも面白いかも。終わった後で、思う存分言い合って下さい。


たぶんこの映画、ヒットしなかったんでしょう。先週から始まったばかりなのに、今週はもう昼1回のみになりました。で、この金曜で終わるらしい(苦笑)。何となく、こんな内容じゃないかって予測してましたから、さほどショックではありませんでしたが。くれぐれも、期待して見るのはやめましょう。



警察官は、正義の味方なのか?その問いに対する答えは、イエスであり、ノーである。(うっふっふ、これは、「サイコ」の名セリフ。年末に見た「ヤマト」に出てきたデスラーのセリフはこのパクリだったので、名セリフランキングには入れなかったんだよ~ん)


正確には、法の番人みたいなもんでしょうか。法律を乱す者を取り締まるのが役目。正義の味方というのは、言わば、お約束ごと。警官だって人間だもの。生身の感情を持った生き物なんだもの。


世の中、白と黒ばっかりじゃない。澄んだ水があれば、淀んだ水もある。真面目で清潔な人間だけでは、世界は動かないのだ。ダークでグレイな部分を担当する人間は、どうしても必要なのだ。



この映画をどう見るか。つまんない、といって簡単に片付けてしまうか。もっと深読みしてみるか。それは、見る人次第。俺は、途中から視点を変えて楽しみました。


本作は、人間の心の面白さを表現しています。ああ、ここはこうすればいいのに、あそこはああすればいいのに、って思いたくなる。でも、そんなもんなんですよ、人間って。


後悔しない生き方をしたい、って誰もが思うけど、後悔しない日って、たぶん1日もない。人生は、選択の連続。運命の分かれ道でどっちを選ぶか、どっちが正解かなんて、誰にもわからない。



だから、この映画に登場する男たちの行動は、それまで押さえ込まれた思考が飽和状態になったからこそ、であると俺は思うんですね。みんな、いっぱいいっぱいだったんですよ、きっと。


そう考えると、彼らに親近感が湧いてくる。正統派の方向でなく、崩壊の方向へ展開していく姿が、とても痛ましく、もの哀しい。本当はこうしたかったんだろ、あんた、って肩をたたいてやりたくなる。



男たちは、がんばる。死に物狂いでがんばる。だけど、がんばってもどうにもならないことがある。我慢できないことが、どうしてもある。そんな時、どうするか。感情を爆発させるか、黙ってこらえるか。


男たちは、選択した。自分の人生だから、自分で決める。後悔はない。もともと、選択肢なんてないのかもしれない。それが、運命だったのかもしれない。


男たちよ、自分の信念に従って行動せよ。最後に左右するのは、自分の本心だから。




…男は誰もみな、孤独な兵士。笑って死ねる人生、それさえあればいい。


  ─── 「野性の証明」主題歌、「戦士の休息」より ───






【鑑賞メモ】

鑑賞日:1月26日(水) 劇場:ユナイテッドシネマ新潟 11:45の回 観客:約15人

今日は体調がよかったので、久々に女池まで1人で行きました。


【上映時間とワンポイント】

2時間12分。劇中に流れる「グレート・プリテンダー」がナイスでした。この歌詞の意味を考えると、泣けてくるなあ。ナイト・アンド・ザ・シティ。


【オススメ類似作品】


「トレーニング・デイ」 (2001年アメリカ)

監督:アントワン・フークア、出演:デンゼル・ワシントン。本作は、この映画の続編という感じがします。監督同じだし、イーサン・ホーク出てるし。彼のその後、ってところかな。


「アサルト13 要塞警察」 (2005年アメリカ)

監督:ジャン・フランソワ・リシェ、出演:イーサン・ホーク。ジョン・カーペンター監督作品をリメイク。この映画のイーサンは、本作とおんなじキャラのような気がします。警察官と犯罪者が、力を合わせて戦う映画!


「シー・オブ・ラブ」 (1989年アメリカ)

監督:ハロルド・ベッカー、出演:アル・パチーノ。エレン・バーキンの映画も1本ご紹介。ラストシーンで、エレン姐さんを口説くアル・パチーノのセリフが爆笑。ちなみに、本作でリチャード・ギアが口ずさむ歌は、「シー・オブ・ラブ」でしたね。リチャード、ヘタだったなあ(笑)。






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2011-01-25

ソーシャル・ネットワーク

テーマ:洋画

あらら、そうおっしゃる?ネットワークで熱湯沸く。 …フラれた反動で、億万長者!


“social network”とは、“社交的な通信網”という意味。“facebook”は“顔本”。というか、“顔が掲載されている台帳”といったところでしょうか。SNSというのは、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略だそうです。


原作は、ベン・メズリック著「facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」。監督は、デヴィッド・フィンチャー。脚本は、アーロン・ソーキン。撮影は、ジェフ・クローネンウェス。音楽は、トレント・レズナー&アッティカス・ロス。製作総指揮は、ケヴィン・スペイシー。


出演は、ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク、アーミー・ハマー、マックス・ミンゲラ、ブレンダ・ソング、ルーニー・マーラ。


さて、映画ですが、知的好奇心を刺激する、スタイリッシュな作品に仕上がりました。セリフの量が圧倒的に多いので、字幕を読むのが忙しい。独特のリズムがあるので、ある意味ジェットコースター・ムービーと言えるかも。洪水のような言葉のラッシュの合間に、チラリと垣間見える微妙な感情の演技にもご注目。


頭の回転が速すぎて、彼女と話が噛み合わずにフラレた学生が、腹いせに女子学生の人気ランキングサイトを立ち上げる。男子には大ウケだったが、女子全員から嫌われることに。そんな彼に、あるエリート兄弟が近づいて来た…。



主演は、ジェシー・アイゼンバーグ。彼の演技は素晴らしい。頭のいい男って、こういう雰囲気があると思う。感情を表現するのが下手なキャラを演じるのがうまい。それだからこそ、微妙な演技が光るんですね。最後の最後まで、彼のクールな演技にシビレました。


彼の相棒を演じるのは、アンドリュー・ガーフィールド。心優しい、ナイーブなキャラです。個性の強い主人公に対して、ソフトなポジションを好演しています。中盤からはいろいろ大変なことになりますが、母性本能をくすぐるかもしれんなあ。さて、女性のみなさんの反応はいかに?


中盤から登場するもう1人の仕事仲間を演じるのは、ミュージシャンのジャスティン・ティンバーレイク。彼がまた面白い。才能のある者同士って、意気投合するか、反発し合うかのどっちかだと思うんですが、彼のキャラは、この映画にピッタリとハマりました。天才ってすごいなあ。


双子のエリート兄弟を演じるのは、アーミー・ハマー(2役)。いやあ、笑かしてもらいました。で、一番かわいそうなのは、ヒロインを演じたルーニー・マーラ。出番が少ない上に、怒ってばっかり(笑)。でも、彼女の逆鱗に触れたおかげで、すごい発想が湧いたんだから、功労者の1人でしょうな。



この映画はどんな映画ですかと聞かれたら、思考のアクション映画であると答えましょう。そのくらい、興奮します。先ほど、ジェットコースターと言いましたが、能動的に楽しむ人には、面白い映画であり、受動的に見せられていると思う人には、ただ疲れるだけの映画という意味です。PG12だけど、ほんのちょっとエロがあるだけなので、全く問題なし!


問題は、宣伝方法ですね。チラシやポスターの絵柄を見て、俺は犯罪映画かと思いました。天才ハッカーが技を駆使して世界中の金庫からゴッソリいただく…なんてのを想像しちゃいました。SNSが何かもわからない俺にとっては、その程度の認識です。だからこれ、何とかなりませんかねえ?




本作に登場する天才は、本質を見抜くのが早く、直感で話す。相手の反応が待てない。悪気はないが、ストレートに言い過ぎて、相手を傷つける。そして、常に最短距離で行動。無邪気で無欲で、面白い方向へすっ飛んで行く。そこが気持ちいい。


周りの人物の反応は、実に様々。賛同してくれる者、反発する者、嫉妬する者…。その人間模様が、スピーディに展開していく。そのリズム感が、心地いい。カッコよくて、クールです。


天才は、孤独なものである。しかし、この天才は優しくて良心的だと思う。映画だから美化されている部分もあるでしょうが、映画を見る限り、魅力的な主人公だと思う。癇癪起こさないし、基本的に優しい。人の気持ちに鈍感だけど。



走って走って、立ち止まる。考えて、決断して、行動する。とにかく早い早い。若いっていいなあ。失敗なんて恐れない。というか、失敗するなんて考えてないところがいいじゃないですか。

そして、微妙な感情のやり取りがいい。ラストシーンは、ハッピーはアンハッピーか。俺はハッピーだと思います。賛否両論。わかる人にはわかる。若さは、現在進行形。ここからまた何かが始まるのだよ。



天才は、忘れた頃にやって来る。 …世の中の埋もれた天才たちよ、恐れずに行動せよ!






【鑑賞メモ】

鑑賞日:1月17日(月) 劇場:ワーナーマイカル県央 11:50の回 観客:約15人

ほぼ大半が女性でした。そうか、レディースデイだったんだ。


【上映時間とワンポイント】

2時間。最後の最後にチラッと字幕が出ます。大した情報じゃありませんが、一応念のため。


【オススメ類似作品】


「レインマン」 (1988年アメリカ)

監督:バリー・レヴィンソン、出演:ダスティン・ホフマン。黙々と自分の思考を続ける様子は、この映画を連想します。天才は、得意な領域で勝負すべし!


「アマデウス」 (1984年アメリカ)

監督:ミロス・フォアマン、原作・脚本:ピーター・シェーファー、出演:F・マーリー・エイブラハム。モーツァルトを演じるトム・ハルスの天真爛漫な演技が印象的でした。天才を相手にするのって、やっぱり疲れる?


「グッドモーニング・ベトナム」 (1987年アメリカ)

監督:バリー・レヴィンソン、出演:ロビン・ウィリアムズ。マシンガントークの映画といえば、やっぱりコレでしょう。エイドリアン・クロナウアーのDJは、伝説のハイテンション。ルイ・アームストロングが流れる中盤のシーンで見せる、憂いの表情にもご注目。






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2011-01-24

U-NOTE 9 「自殺未遂」

テーマ:ケガ・病気

1月19日の夜に、感情が爆発。



ロープは、前から用意してあった。実行する場所も、あらかじめ決めていた。


死にたい。死にたい。死にたい。よし、もう死んでしまおう。


行動に勢いがついてしまっていた。


暴走する。暴走する。暴走する。車は、雪道を突っ走る。



心のどこかで、止めなきゃ、って思った。自分で自分を止めなきゃ、って思った。


でも、もうブレーキが利かなくなった。どんどん一直線。



しかし、ミスった。車にロープを積んでいたつもりが、積み忘れていたらしい。取りに戻らなくちゃ。


慌てた。手が震える。運転が怪しい。ひとまずコンビニで休憩。ひどく興奮。



友達2人にメールを打った。誰かに何かを伝えたかった。わかって欲しかった。


家族を迎えに行く時間まであと45分。もうどうでもよくなった。


俺は、この世にいらない人間。余計な存在。もう、終わらせてしまいたい。



車を発進させる。ケータイが鳴る。鳴る。鳴る。うるせえな、俺は死ぬんだよ。


信号待ちで、反射的に開いてしまう。メールが1件、着信が2件、伝言メッセージが1件。


1人は、必死で止めようとしているみたい。


1人は、冗談だと思っているらしい。



面倒くさいなあ、メールなんかしなければよかった。


さっさと死ねばいいのに、見苦しい俺。


やっぱり、甘えているのかな。



ガソリンが残り少ないことに気づく。ランプが点灯している。でもまあ、もうしばらくは持つだろう。


でも、途中でガス欠になって立ち往生したらマヌケだ。変な場所で凍死もイヤだ。


仕方なく、ガソリンスタンドに入る。給油している間も、ケータイはガンガン鳴る。


何か言わなきゃと思ったが、手が震えてボタンが操作できない。


給油は、あっという間に終わる。仕方なく、また別のコンビニへ。



もう1人の友達からも、メールが来ていた。どうやら、冗談だと思っているらしい。


震える手で、何とかメールを打った。とりあえずまだ実行していない、と。


早くロープを取りに戻らなきゃ。



時計を見ると、約束の時間10分前だった。家族を迎えに行く時間だ。どうしよう。


時間通りに行かないと、怪しまれて探されるかもしれない。


首吊りが途中で失敗すると、後遺症が残るっていうから。



何しろ、判断力が低下している。そういう病気だから。


ああ、面倒くさい。とりあえず思考は一時停止。家族を迎えに行こう。




家族を家まで送った。 『…ちょっと用事を済ませてくる。』


メールが来ていた。『…これから向かう。』


ええ~っ?



何だか、ややこしくなって来た。


あ、しまった。ロープを取って来るのを忘れた!俺のバカ!



ケータイが鳴る…仕方なく取る。


『…おい、大丈夫か、生きてるか?』


『…大丈夫じゃねえよ。』



もうこっちに向かっているらしい。仕方ない。今日はとりあえずやめた。


ファミレスの駐車場で待ち合わせ。待っている間、家族に電話。


様子が変だったから、心配していたらしい。


妻と娘を泣かせてしまった。悪い夫だ。サイテーの父親だ。



友達が到着。店の中に入って、一部始終を話す。


彼もまた、鬱病患者。もう1年半治療を続けている“先輩”である。


こんなところまで来やがって、という反面、よく来てくれたって思う自分がいる。



一部始終を話す。


興奮している自分と、どこか冷静な自分がいる。


イラ立つ自分と、どこか怯えている自分がいる。



奴は、辛抱強く話を聞いてくれた。病友だから、気持ちがわかるのかも。


あのまま家に帰っていたら、また激昂しておかしくなっていたかもしれない。


そう思うと、恐ろしかった。自分が恐かった。


自分が死ぬのはいい。家族に危害をくわえたらおしまいだ。



だから、奴が来てくれてよかったんだと思う。


話しながら、気持ちがだんだん落ち着いてきた。


手の震えは、まだ止まらない。


コーヒーカップは、両手じゃないと持てない。



閉店時間まで店にいた。


蛍の光が流れても、しつこく粘った。




外に出ると、雪がどんどん積もっていた。


ありがとう。今日は助かった。気をつけて帰ってくれ。


大丈夫、もうバカやんないよ。じゃあな。



家に帰って、家族に詫びた。


また、泣かれた。




自殺未遂の未遂。何ともマヌケな話である。


ロープをちゃんと積んでいたら?


メールを打たなかったら?


ガソリンがたくさん入っていたら?


友達がすっ飛んで来なかったら?



この世にもういなかったかもしれない。


でも、恐くなって結局やめたかもしれない。


手が震えて、ロープが結べなくて断念したかもしれない。


中途半端にやって死に切れず、後遺症が残ったかもしれない。



わからない。


でも、何かの力が働いて、止められた。


俺は、とりあえずまだ生きている。死ねばよかったのかどうか、よくわからない。




鬱病は、恐ろしい病気である。


面倒くさい病気である。


何とも、強敵。


その夜、身にしみてわかった。





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2011-01-14

マルドゥック・スクランブル 圧縮

テーマ:アニメ・特撮

圧縮・凝縮・癇癪・感触・決着。 …窮鼠、銃をぶっ放す!


昨年11月に公開された話題作が、ついに新潟にも登場。“マルドゥック・スクランブル”とは、マルドゥック市が定める、人命保護を目的とした緊急法令のこと。


原作は、冲方丁(うぶかた とう)の同名SF小説(第24回日本SF大賞受賞)。監督は、工藤進。脚本は、冲方丁。キャラクターデザインは、鈴木信吾&中井準。音楽は、Conisch。主題歌は、本田美奈子の「アメイジング・グレイス」。アニメーション制作は、GoHands。


声の出演は、林原めぐみ、八嶋智人、東地宏樹、中井和哉、磯部勉、田中正彦、若本規夫、かないみか。


さて、映画ですが、とってもハイクオリティな作品に仕上がりました。細部にも徹底的なこだわりがあって、見ていてとても気持ちがいい。やっぱり、日本のアニメーションは最高ですね!


未成年娼婦のバロットは、雇い主の怒りに触れ、車ごと爆破されて重傷を負う。『…死にたい…でも死にたくない…どうして私なの?』 死の淵をさまよいながら、彼女は覚醒する。生まれ変わった身体とともに…。



主人公バロットの声を演じるのは、林原めぐみ。ベテラン声優の声は、安心して聞けるからいいなあ。ただ、彼女の声は極上過ぎて、15歳の女の子っぽくないのが難点かも(笑)。まあその辺は、オトナの世界を味わった経験があるっていう設定だということで納得しましょう。


バロットをサポートするスーパーネズミ、ウフコックを演じるのは、八嶋智人。人間っぽくないところがかえってよかったかも。いい意味での違和感。


敵役のボイルドを演じるのは、磯部勉。おお、シブい声優を起用してますなあ。最近では「いばらの王」でしたが、やっぱり「MONSTER」のルンゲ警部がサイコーでした。い~い声してます。もう60歳だそうですが、いつまでも元気にがんばって下さい。


チンピラ悪役の1人、ミディアム・ザ・フィンガーネイルを演じるのは、若本規夫。ノリノリだったんで爆笑でした。今にも『…ワーナーマイカルのポップコーン!』って言いそうでしたねえ、あっはっは。



本作は、アニメが好きな人はもちろん、あまり好きじゃないという人にもオススメしたい1本。俺は原作を知らないので正しい評価はできませんが、とってもカッコよくて、コーフンしました。丁寧に、誠実に作られているのがよくわかります。PG12ですが、エロはありませんので、保護者の方は安心して下さい。視覚的にちょっとエグいけど、正統派だから大丈夫。俺的にはむしろ、若い世代にいっぱい見てもらいたいと思う。



原作者の冲方丁は、原作をそのまま映像化してもよいものか悩み、アニメにしやすいプロットを作って持っていったら、原作と違うじゃないですか、って言われて付き返されたらしい。原作者なのに(笑)。映画を作る側も、本気だったってことですね。作品に込められた魂は、美しくスクリーンに映し出されました。お見事です。


エンディング・テーマは、本田美奈子の「アメイジング・グレース」。本作が公開された11月6日は、彼女の命日だったそうです。命の大切さを、真の人間性を追求した、スタイリッシュなアクションを堪能した後は、彼女の歌声で癒されて下さい。 (初日舞台あいさつの記事を参考)




人にはそれぞれ、生きる権利がある。義務ではなく、権利だと思うんです。権利は、主張しないと手に入らないものが多い。黙ってやられるか、立ち向かうか。戦って、もぎ取るか。


先日見た「アヒルの子」が、俺の中でこの映画につながってきます。言葉を持たず、武器も持たずに彼女は戦った。そう、戦う心があれば、言葉も武器も、そして仲間もちゃんとついてくるのだ。この映画を見ていると、そう思えてくる。そのためには、言うべきことは、ちゃんと言わないといけない。



バロット嬢は、自分の存在価値について悩みます。そして、彼女なりの選択をします。生きるか死ぬかの決断は、自分で決める。生きることは大変だけど、生きることは面白い。そして、生きるために戦うことはカッコいい!


圧縮された感情は、凝縮されて癇癪を起こし、自分という感触を得て、1つ1つ決着をつけていく。子供の心が大人の扉を開くのは、自分がもっと自分らしくなるためである。性別や年齢は関係ない。本来の自分に気がついた時が、覚醒の時なのだ!



窮鼠、猫を噛む。追い詰められた少女は、牙を剥く。 …全身を武器にして、自分の本当の人生を生きろ!





【鑑賞メモ】

鑑賞日:1月8日(土) 劇場:T-JOY新潟万代 20:50の回 観客:約30人

会社のM先輩が誘ってくれて、車で連れて行ってくれました。ありがとうございます。ご心配かけてすみません。


【上映時間とワンポイント】

1時間5分。全部で三部作になるそうです。続編の公開は、今年の秋の予定。


【オススメ類似作品】


「攻殻機動隊」 (1995年)

監督:押井守、原作:士郎正宗、声の出演:田中敦子。本作を見て、真っ先に思い出すのは、やっぱりコレでした。TVシリーズも、オススメです。戦う女は、美しい。3月には新作映画が劇場公開されるらしいですね。楽しみ!


「BLOOD」 (2000年)

監督:北久保弘之、原作:プロダクションIG、声の出演:工藤夕貴。時間が短いハイクオリティなアニメといえば、やっぱりコレでしょう。戦う女の子は、美しい。TVシリーズは見ていないけど、面白いのかな。


「MONSTER」 (2004~2005年日本テレビ)

監督:小島正幸、原作:浦沢直樹、声の出演:木内秀信。ボイルド役の磯部勉の魅力を堪能したい人は、このシリーズを見ましょう。ドイツ連邦捜査局の、ハインリッヒ・ルンゲ警部役です。






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2011-01-14

U-NOTE 8 「イライラ」

テーマ:ケガ・病気

会社を休んで1ヶ月が経過し、もう1ヶ月延長になりました。


1ヶ月の休養、とは言われていたけど、1ヶ月で治る人は、稀だそうです。そんなわけで、毎日家でグダグダしています。DVD見たり、読書したりもできるけど、何だか基本的に何もかもおっくうなんですね。


1つ何かすると、もう疲れてしまう。あれやんなきゃ、これやんなきゃって思うんだけど、身体の動きがスローモーに感じる。はた目には普通に見えるらしいけど、心の中は葛藤してます。



イラッとくる時がある。それがたまると、イライラする。それが飽和状態になると、我慢しきれなくなって、怒りが爆発する。本来ならこらえられるはずなのに、できなくなる。感情が制御できなくなる。できなくなる。できない。できないよう。



医者からは、どんどん放出したらいい、と言われました。小さなイライラをため込まずに、家族や友達にグチればいいって。イラッとした時点で、すぐに感情を出せばいいって。それができれば苦労しないよ。病気になんかならないよ。


でも、それをやんなきゃ。言いたいことを、もっと言わなきゃ。誰かに、聞いてもらわなくちゃ。「アヒルの子」の彼女みたいに、もっともっと戦わなきゃ。



自分の気持ちに正直になるって、難しい。自分の心と向き合うって、難しい。簡単なことほど、難しい。難しいと思うから、難しいんだろうか。



とにかく、今の俺の仕事は、休むこと。しっかり休養すること。無理しないこと。


だから、無理しないように、がんばって休みます。



友達のみんな、迷惑かけてごめん。また話相手になって下さい。




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2011-01-12

アヒルの子

テーマ:邦画

号泣・剛球・豪速球! …涙とハナミズの制裁を食らえ!


日本映画学校製作のドキュメント映画。2010年5月から全国順次ロードショーで、ついに新潟でも公開。何だかスゴそうなので、「瞳の奥の秘密」と2本続けて見ました。監督は、小野さやか。製作総指揮は、原一男。撮影は、山内大堂。音楽は、小倉里恵。出演は、小野さやか監督ご自身と、家族と同級生たち他。


さて、映画ですが、かなり強烈な作品に仕上がりました。いやはや、凄い映画を作ったもんです。荒削りですが、鮮烈な輝きを放つ、勇気の1本。見る方も、それなりの覚悟をして臨みましょう。体調の悪い方は、ご遠慮下さい(笑)。



監督・主演は、小野さやか。2005年に製作した映画で、当時は20歳。今年で26歳になるのかな。終始機嫌の悪そうなおねえちゃんです。登場の仕方に度肝を抜かれ、泣きっぷりに魅せられ、行動に喝采しました。彼女は、天才というか、鬼才ですね。このほとばしるエネルギーで、どんどん映画を撮って下さい。


ストーリーは、ありません。彼女自身が、ストーリーです。彼女の生き様が、行動した結果が、物語としてスクリーンに映し出されます。武器は、気合いとド根性のみ!




世の中には、処世術に長けた人と、そうでない人がいる。自分を語る言葉を持つ人と、そうでない人がいる。自分の意見をうまく話せる人と、そうでない人がいる。


マシンガントークで説教をする人には、人の気持ちの深いところは理解できない。攻撃は最大の防御。攻撃的な性格の人の方が、得をする世の中だから。言ったもん勝ちの世界だから。



だけど…だけど、である。正義を語る人は、本当に正しいのか。それは、自分にとっての正義であり、単純に強引に、押し付けていいものではない。正常に見える他者が異常で、異常を演じる自分こそが正常かもしれないから。


説教に立ち向かう言葉を持たない弱さが、傲慢な敵を助長させてしまう。このまま自滅するか、立ち向かうか。本作の彼女は、反撃することを選択したのである。勇敢な彼女に拍手を送りたい。



彼女の両親は、ご立派な方々である。マニュアル的な模範回答は、聞くだけ虚しい。娘としての彼女は、彼らに理解できる言葉を持たず、それを正確に伝える術を持たない。ここに悲劇がある。


心に届かない言葉。言いたいことが伝わらないのは悲しい。正しい言葉は、恐ろしい。人を生かす言葉と、人を殺す言葉がある。正論は、容易に人の心を殺してしまう。自分は正しく生きていると思い込んでいる人ほど要注意。



この映画はどんな映画ですかと聞かれたら、変な映画です、と答えましょう。変てこだけど、パワフル。ぶっ飛んでいるけど、健気。ガサツだけど、とっても繊細。かわいそうで、かわいらしい作品。


毒を吐き出す直前のような気持ち悪さと、吐いた直後の放心状態が、交互に訪れるから、観客も忙しい。吐いても吐いても、吐ききれない何かがある。見ている側と重なる部分が、確かにある。


作品を生み出す、ということはこういうことなのかもしれない。孤独からしか生まれないものがある。重圧からの解放は、ある一線を越えないと、得られないものなのかもしれない。



俺は、彼女がうらやましいです。俺は日本映画学校に入れなかった男。彼女の境遇は不幸だったかもしれないけど、この学校に通うことができただけで幸運だと思うし、いい仲間に恵まれたことは幸せであると思うんです。


彼女は、この映画を撮らなかったらきっと死んでいたんじゃないでしょうか。死ぬ気で、本気で撮った本作は、彼女の魂の直球。1人でも多くの観客に、この剛速球を受け止めて欲しいと思います。



あこがれの日本映画学校の卒業生として、誇りを持って突き進んで欲しいです。今村昌平監督(元学長)も、きっとあの世で喜んでいることでしょう。優れた監督が、また1人誕生しました。


これからも、いい作品を産み出して下さい。俺が実現できなかった夢を、どうか貴女がかなえて下さい。 …負けるな!ガンバレ!小野さやか!







【鑑賞メモ】

鑑賞日:1月6日(木) 劇場:シネウインド 19:40の回 観客:2人


【上映時間とワンポイント】

1時間32分。(オリジナルは1時間15分だそうな) 何だかとても長く感じたなあ、疲れた~。


【オススメ類似作品】


「マリと子犬の物語」 (2007年東宝)

監督:猪股隆一、出演:船越英一郎。新潟県中越地震のわんこ映画。愛犬マリと離れ離れになる場面で、“号泣少女”佐々木麻緒ちゃんが絶叫して盛り上げます。い~い泣きっぷりでした。


「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」 (1999年アメリカ)

監督・脚本:ダニエル・マイリック、出演:ヘザー・ドナヒュー。低予算で手作り感タップリで、涙とハナミズの映画といえば、やっぱりコレでしょう。カメラ持って森をドタバタするだけのバカ映画です。


「幻の湖」 (1982年東宝)

監督・脚本:橋本忍、出演;南條玲子。本作の彼女がいきなりアレ持って登場した時は、思わずこの映画を思い出してしまいました。暑苦しいキャラも、この映画の主人公といい勝負です。


「秋のソナタ」 (1978年スウェーデン)

監督・脚本:イングマール・ベルイマン、出演:イングリッド・バーグマン。母親と娘の、親子ゲンカ映画。晩年のバーグマンの熱演が切ない1本。これは、女同士の戦いでもあるかも。



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2011-01-12

瞳の奥の秘密

テーマ:洋画

“瞳の演技”にご注目。 …目は、口ほどにモノを言う!


2009年の、スペイン・アルゼンチン合作映画。アルゼンチン・アカデミー賞において13部門受賞、米アカデミー賞においても最優秀外国語映画賞を受賞した話題作が、ついに新潟でも公開。年末に見に行きたかったのですが、病気のこともあって年明けとなりました。


原作は、エドゥアルド・サチェリ。監督・編集は、アルゼンチンのファン・ホセ・カンパネラ。脚本は、原作者と監督の共同。撮影は、フェリックス・モンティ。音楽は、フェデリコ・フシド。


出演は、リカルド・ダリン、ソレダ・ビジャミル、ギレルモ・フランチュラ、パブロ・ラゴ、ハピエル・ゴディーノ。最初の4人がアルゼンチンの俳優で、最後の彼はスペインの俳優。


さて、映画ですが、大人の風格が漂う、シブい作品に仕上がりました。これは、かなりグレードの高い映画だと思います。スリリングな展開と、ほのかなラブロマンスに目が釘付け。最後まで、じっくりとご覧下さい。


裁判所の仕事を引退した男が、25年前に扱った事件を回想しながら、小説を書き始める。何故そんなことをする必要があるのか、自分でもよくわからないままに、当時の記憶をひも解いていくのであった…。



主人公エスポシトを演じるのは、リカルド・ダリン。ヒゲをたくわえた、53歳のオヤジです。眉間のシワが貫禄ありですが、シブい役柄かと思ったら、情熱的でおっちょこちょいな、憎めないおっさんでした。これは、やきもきするわ(笑)。


彼の相棒パブロを演じるのは、ギレルモ・フランチェラ。このおっさん、めちゃくちゃ面白いです。酔っ払いでどうしようもないけど、頭が切れる男。飲み屋でもキレるので、みんなに大迷惑。でも…カッコいいんだなあ。


エスポシトの上司イレーネを演じるのは、ソレダ・ビジャミル。41歳の、大人の女性…い~いでんなあ。エスポシトとイレーネの、現在と25年前を、それぞれご本人が演じているところがスゴい。メイクも演技も自然で驚きました。この2人の間に流れる空気が、何だか魅力的なんですね。



この映画はどんな映画ですか、と聞かれたら、大人の映画です、と答えましょう。見応えは充分。ギャグありシリアスな場面あり、ハラハラドキドキ、ミステリアスな場面があれば、切ない場面もあります。後半からは、目が離せなくなることでしょう。


本作を見る上での一番のポイントは、タイトル通り、“瞳の演技”に尽きると思います。表情やしぐさももちろんですが、情熱的なラテンの魂を、瞳の炎で感じ取っていただきたいと思うのです。相手を見つめるまなざし、息づかい、心の揺れ…五感を澄まして、ゆったりと味わってみて下さい。



人と人が対話する上で一番大切なのは、心の交流だと思うんです。相手がいる以上、そこには気持ちが入ります。機械的な会話ではなく、声色やトーンの強弱で、相手との信頼関係というものが見えてくる。キャッチボールというのは、球をしっかり受け取ってから投げ返すもの。打ち返すのとは、呼吸が違う。


いい役者の演技は、そういう要素を感じさせてくれるもんだと、俺は思います。だから、これは優れた映画であると思う。本当にいいものって、簡単に言葉にできないもんなんですよね。



本当に伝えたいことは、できるだけストレートに発した方がいい。でもそれは、あくまでも相手との信頼関係が土台になってのことである。だからこそ、人の気持ちを考えられる人間になる必要があるのではないでしょうか。


思いが伝わらないことは苦しい。伝わった時は嬉しい。いい関係を築いている人同士の会話は、美しい。その時に応じて、ちょうどいい距離を保つことも大切。いやあ、映画ってホントに勉強になりますね。



瞳の奥の秘密は、自分でも気が付かない領域かもしれない。それを感じたら、きれいに受け取って、しなやかに伝えてあげましょう。 …そのためにも、相手の瞳をしっかりとよく見て。




【鑑賞メモ】

鑑賞日:1月6日(木) 劇場:シネウインド 17:05の回 観客:約5人

シネウインドの皆様、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。10日の新年会は、やっぱり行けませんでした。すいません。何しろ、こんな身なもんで…。



【上映時間とワンポイント】

2時間9分。やや長めですが、けっこうあっという間でした。



【オススメ類似作品】


「殺人の追憶」 (2003年韓国)

監督・脚本:ポン・ジュノ、出演:ソン・ガンホ。仲間割れしてケンカして、ドタバタしているうちに捜査が進んでいく面白さとしては、この映画といい勝負でしょう。こっちは下品でヒドい世界なので、野郎向きです。


「恋愛小説家」 (1997年アメリカ)

監督・脚本:ジェームズ・L・ブルックス、出演:ジャック・ニコルソン、ヘレン・ハント。ちぐはぐでユーモラスな男女の駆け引きを楽しみたい人には、これがオススメ。上品な映画なので、女性向きかも。


「ドンファン」 (1995年アメリカ)

監督・脚本:ジェレミー・レヴェン、出演:ジョニー・デップ。これは、男性にも女性にもオススメ。見終わった後のいい感じは、本作と似ているかも。ブライアン・アダムスの主題歌も最高。やっぱり、ラテン系っていいもんですね。





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2011-01-11

三越のフランス近代絵画展に行きました

テーマ:美術

新春三大美術展のイベントで、新潟三越7階で開催された、「吉野石膏コレクション フランスの近代絵画 ~印象派からピカソまで~」を見に行って来ました。


ガラスケース越しの観覧なので、細部まではっきりとは見えませんでしたが、モネやルノワール、ミレー、ゴッホ、ユトリロ、ローランサンなどの巨匠の作品を一堂に集めてあるので、その圧倒的な迫力に感動してしまいました。



で、俺の最大のお目当ては、シャガールです。今回は、「夢」「翼のある馬」「グランド・パレード」の3点を見ることができました。やっぱりいいなあ、シャガールは。長岡の展示会に行った感覚が蘇ってくるようです。それぞれの絵の前で、目をつぶって深呼吸をしました。ああ、気持ちがいい。彼の絵から出てくるオーラって、独特のものがあるんだよなあ。


俺の汚れた心に、澄んだ空気が入ってくる。かぐわしい天の香りが染み込んでくる。素晴らしい。来てよかった。これでまたちょっとがんばれる。何だか、そう思えました。



ルノワールの絵は優しい。ミレーの絵は美しい。モネの絵は、何だか恐かった。ゴッホの絵は、力強かった。



美術鑑賞って、いいもんですね。俺は、絵のことは詳しくないけど、また何か機会があったら、見に行きたいと思います。いい絵は、人の心を育てる。それはきっと、間違いない。




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2011-01-07

U-NOTE 7 「ドンブラコ」

テーマ:ケガ・病気

大波、小波、ドンブラコ。



苦しい時があると思えば、わりと平気な時もある。


気持ち悪くなることはあっても、気持ちよくなることはないみたい。


荒れるか、平穏かのどっちかみたい。



どうも、そういうもんらしい。


医者の話では、順調に回復しているという。


もうすぐ、仕事を休んで1ヶ月になろうとしているけど、このままいくと、延長になるかな。



せっかくだから、もう少し休むべきか。


13年間、休みなしで働き続けたようなもんだからね。





昨日、今年最初の映画を見ました。


ランキング記事でヘトヘトになったので、ちょっとしばらく休みます。


少し元気が出たら、また書きますね。





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