FUJITA'S BAR
2010-08-29

ベスト・キッド (吹替)

テーマ:洋画

最高のガキは、最高の大人によって育てられる。 …力も技も、正義の心も。


1984年に登場した名作「ベスト・キッド」が、装いも新たに復活。今回は、中国が舞台で、イジメられ少年が教わる格闘技はカンフー。そして、師匠はジャッキー・チェン!それなのに、原題はそのまんま「THE KARATE KID」ってどうよ。それじゃあ、中国に失礼だろ!アメリカ人にとっては空手もカンフーも一緒か?


監督は、ハラルド・ズワルト。脚本は、クリストファー・マーフィー。原案は、ロバート・マーク・ケイメン。出演は、ジェイデン・スミス、ジャッキー・チェン、タラジ・P・ヘンソン、ウェンウェン・ハン、チェンウェイ・ワン。


さて、映画ですが、少々の難はあるものの、まずまずの仕上がりとなりました。シリーズを知らない人が見ても大丈夫です。知ってる人は、お約束のネタで楽しみましょう。


大人の事情、中国に引っ越してきた少年は、初日からイジメに遭ってしまう。『…大嫌いだ、こんな国!アメリカに帰りたいよう、うえ~ん。』 泣いている彼を救ったのは、管理人のおじさんだった…。



主演は、ジェイデン・スミス。ウィル・スミスの息子だそうな。親父さんの影響でしょうか、ダンスがとてもうまい少年で、お調子者のキャラクター。柔軟な身体と、繊細な精神で、意地悪な奴らに立ち向かいます。演技がどうのこうの、実際強いのかどうかどうかは気にせずに、弱い者ががんばる姿を応援してあげましょう。


カンフーの師匠は、ジャッキー・チェン。彼をキャスティングできた功績を讃えたいと思います。プロデューサーとしても名を連ねているウィル・スミスの尽力でしょうか。彼も今年で56歳。ほどよくくたびれた感があって、なかなか味がありました。本作には、「スネーキーモンキー蛇拳」のネタなんかもあったりしますので、オールドファンはたまらんでしょう。彼の人間性の素晴らしさを、画面から感じ取りましょう。



しかしまあ、驚いたことに、字幕版で上映している映画館が、新潟には1つもありませんでした。何だか、そういう時代になっちゃったんですねえ。仕方なく吹替版で見たんですが、TVでロードショー番組を見ているみたいで、何だか安っぽかった。字幕派の皆様は、DVDで見た方がいいかも。(でも、ジャッキーの声が御馴染みの石丸博也だったので、まあ許せる範囲かな)




ジェイデン君は、パッと見、イジメられるタイプの男の子に見えない。むしろ、すぐに友達が作れそうな雰囲気がある。ただし、ケンカが強そうじゃない。ここがポイントですね。映画の最後まで、彼が強くなったようには感じられませんでした(笑)。でも、それはそれ。等身大の子供たちが見て、何かを感じればいいのだ。


イジメというのは、どこにでもある。環境によって、集団のスタイルによって、イジメの内容も性質も変わっていく。本作の少年は、たまたま自分が一番苦手とする環境に置かれてしまったということなのかもしれない。最初からヒップホップ少年の集団に入れば、むしろ注目されたかもしれなかったのに。


しかし、彼を取り巻く環境は、ケンカが強い者こそが最強、という特殊な環境であった。そこでは、彼の特技は全く役に立たないばかりか、むしろマイナス要因。しかも、仲良くなった女の子は、イジメ集団のリーダーが好意を寄せる彼女…ううむ、それが決定打か。


転校生で、外国人で、言葉が通じなくて、友達もいない。イジメる側にとって、彼は格好の獲物であったのかもしれない。そしてさらにイジメグループのリーダーは、カンフーの道場のエースであった…ザ・最悪。中国のカンフーって、弱い者イジメをするための道具なのか?



それは、映画を見て判断して下さい。ジャッキー師匠の教えと、教わるジェイデン君の姿勢をよく見て、カンフーとは何たるかを学びましょう。観客も一緒に。


本作のジャッキーは、最初から彼を助けたりしない。むしろ、係わり合いを避けようとする。できることなら、見て見ぬふりをしようとする。しかし、やはり放っておけなかった。そこがリアルですね。ここがこの映画の注目すべきところ。子供を甘やかさない。自分でできることは自分でやらせる。無言の彼の行動が、何だか味わい深くていい。


無条件で助けない。これはある意味、少年を大人扱いしてくれているのかもしれない。一人前の男として、対等に付き合おうとしているのかもしれない。自分ができなかったことを、やり残したことを、少年の瞳の中に重ねているのかもしれない。



教育というのは、どちらかがしっかりしていれば成り立つもんですが、教えようという思いと、学ぼうとする思いが一つになれば、最高の結果をもたらす。愛情というのは、しっかりした土台ができてこそ、初めて流れていくものですからね。


教えられてわかることと、自分で学び取って身に付けること。どちらも大事なこと。男の子は、色んな目にあってこそ、強くなっていくんだと思う。ヘビーな体験を乗り越えたということが、見えない実績として心に蓄積されていく。だからこそ、つらい目にあっている人の気持ちがわかるってもんでしょう。ジャッキー師匠は、そういう目をしてると思うんです。



少年は、いつか大人になる。それは、ある瞬間に訪れる。そして、大人の男の顔つきになっていく。卑怯な生き方をしている人は、子供の顔のままである。表面的には大人でも、中身はわがままなコドモである。それは、表情や仕草を見ればすぐにわかっちゃうもんね。


心が汚いと、きれいな心に嫉妬するようになる。自分より優れたものを認めたくないから。自分を高めるよりも、人を引きずり下ろすことを考えてしまう。しかも、無意識に…。これは、とっても恐ろしいこと。そのまま一生を終えるとしたら、それは幸せなんだろうか…俺には、わからない。



人間の強さって何だろう?弱さって何だろう?力って何だろう?思いやりって何だろう?優しさって何だろう?子供の純粋な問いに、俺はちゃんと答えてあげられるだろうか?


理屈ではなく、感覚でしかわからない世界がある。イジメを楽しんでいるような心が、俺には理解できない。怒られ続けて、バカにされ続けて大人になった俺には、強い者が一方的に弱い者を痛めつけることが我慢できない。そういう感覚が麻痺していくことが大人になることじゃない。



おっさんも、昔は少年だった。今でも、少年の心は残っている。大人特有の“上から目線”ではなく、子供の目線で語る言葉を持っていたいと思う。自分が乗り越えた世界でなかったら、人に語る資格なんかない。子供は、そういう大人の心を見抜くもんだから。どんな悪ガキでも、自分が聞きたい話は、ちゃんと聞くもんです。


ちょっとがんばったら、うまくいくことがある。いくらがんばっても、うまくいかないことがある。すぐに結果が出ることと、なかなか出ないことがある。わかりやすい答えが用意されていることもあれば、答えがないこともある。人の数だけ真実があり、人の数だけ正義がある。 …さあ、今どきの子供たちは、この映画を見て何を感じるか?



ジャッキー師匠は、多くを語らない。変なプライドも持たない。教え子と対等な立場で、自分のやるべき事をやる。その姿を、俺は美しいと思う。聞いた言葉はすぐに忘れても、してもらったことはいつまでも心に残るものだから。


空手には空手の、カンフーにはカンフーの、マーシャルアーツにはマーシャルアーツのよさがある。日本人には日本人の、中国人には中国人のよさがある。そして、アメリカ人にはアメリカ人のよさがある。理解しようとしない心が、陰湿なイジメを生むのだ。攻撃が最大の防御なら、防御もまた最大の攻撃かもしれない。さあ、よく考えてみよう。



本作の教材は、空手ではなくカンフーである。だから本作のタイトルは、「カンフー・キッド」にすべきである。 …アメリカ人よ、本質を誤るな!





【鑑賞メモ】

鑑賞日:8月18日(水) 劇場:ユナイテッドシネマ 20:30の回 観客:10人

予告編は字幕なのに、本編が吹替だと、何だかトホホですね。確かジェイデン君の声は、矢島晶子だったかな。クレヨンしんちゃんですね。


【上映時間とワンポイント】

2時間20分。子供が見るにはちと長いなあ。でも、これも修行ですね。


【オススメ類似作品】


「ベスト・キッド」 (1984年アメリカ)

監督:ジョン・G・アビルドゼン、出演:ラルフ・マッチオ。全ては、ここから始まった。パット・モリタ師匠の教えは素晴らしかった。ワックスオン、ワックスオフの練習は、本作のジャケットのアレに生かされています。あの大技も、この映画をきちんと踏まえていますね。ちなみに、この映画の原題は、「THE KARATE KID」。このタイトルは、この映画にこそふさわしい。いっそのこと、日本語タイトルもこのまんまにすりゃよかったのに。そうすりゃ、本作のタイトルはちゃんとしたものになったのに…なんて思います。


「スネーキーモンキー蛇拳」 (1976年香港)

監督:ユエン・ユーピン、出演:ジャッキー・チェン。本作の修行で使用した、あの道具が出てきます。えっ、蛇拳なんてどうでもいい?まあまあ、そう邪険にしなさんな。





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2010-08-14

借りぐらしのアリエッティ

テーマ:アニメ・特撮

小さい体でデッカい態度。 …非力でも、精神力なら負けないわ!


原作は、イギリスの作家メアリー・ノートンが1952年に執筆した、児童向けのファンタジー小説「ボロワーズ」(シリーズ全5巻)の第1作「床下の小人たち」。


監督は、米林宏昌。企画は、宮崎駿。脚本は、宮崎駿、丹羽圭子。作画監督は、賀川愛、山下明彦。音楽・主題歌は、フランスの歌手でありハープ奏者でもあるセシル・コルベル。


声の出演は、志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、藤原竜也、三浦友和、樹木希林…あはは、声優が1人もいません。ついにここまできちゃいましたねえ。


さて、映画ですが、わかりやすくてシンプルな作品に仕上がりました。全ての世代をカバーできる作品だと思うので、何でもいいから面白いのが見たいと言う人には、無難な1本でしょう。小技が効いている、小粒だけど楽しい映画です。


療養のために、母親が昔住んでいた古い屋敷にやって来た12歳の翔は、庭先で小人の少女と遭遇する。彼女たちは、この家の床下でひっそりと暮らしている種族であった。彼らにとって、人間は危険な存在。彼らの運命の歯車は、この瞬間に大きく狂い始めたのであった…。



米林宏昌監督は、大学生の時に「耳をすませば」を見て憧れ、平成8年にスタジオジブリに入社。「耳をすませば」といえば、新潟県が誇る偉大な近藤喜文監督(故人)の名作。そうでしたか、そういうことなら見に行かねばならんですなあと思い、娘を連れて映画館に行きました。


この映画の見どころは、何といっても美しい色彩感覚だと思います。それから、映画館ならではの音響効果。人間も植物も、ちゃんと呼吸をしているように感じました。観客も小人になったつもりで、全身の五感で味わい ながら楽しみましょう。



主人公アリエッティの声を演じるのは、志田未来。うまいかどうかはともかく、これがちょうどいいのかも。どうも俺は、声優にどっぷり浸かったアニメ世代なもんで、まだ違和感があるんだけど、最近はだんだん抵抗がなくなってきました。だから、評価うんぬんではありません。まあ、今どきはこんなもんかと。


翔の声を演じるのは、神木隆之介。「サマーウォーズ」ではヘタレ役がピッタリで笑えましたが、本作では、病弱な少年。これもまた、ちょうどいいのかも(笑)。俺みたいなおっさんではなく、思春期の女の子たちの視点でストライクゾーンならOKなのだ、ってことで。


藤原竜也が演じたスピラーが、「未来少年コナン」のジムシーに似ていたのは爆笑でした。だって、あんなもんぶら下げてあんなこと言うんだもん。まさしくジムシーですねえ。俺はこの兄ちゃんが何となく気に入りました。


アリエッティの両親の声は、三浦友和と大竹しのぶ。寡黙でクールな父親と、おしゃべりで賑やかな母親は、これまたちょうどいい組み合わせですこと。翔のばあちゃんの妹が竹下景子で、屋敷の管理人のバアさんが樹木希林…うぷぷ。


とにかくこの映画は、わかりやすくてちょうどいい。あんまり考えなくていいから、精神が疲れている人にオススメしたいです。ちょっぴりワクワクドキドキ、ほどよく緊張、ほどよくハードな展開、そして、ほどよく癒されていく…せっかくだから、しばし現実を忘れましょう。




小さいということは、周りの世界がとっても大きく見えるということ。人間、視点が変われば見えるものが変わる。走っている時には見えないものも、歩けば見える。立ち止まればもっと見える。見えるものが変われば、感じる世界も変わる。世の中は広い。一方向だけでは、視野が狭くなってしまうものだから。


“借りぐらし”という言葉の響きがいいですね。俺は借家に住んでいるので、自分の家を持っていません。あくまでも、ここを借りて住んでいる立場です。極端な言い方をすれば、地球上のものは全て、人間ごときが所有できるものではないと思う。あくまでも、生きている間だけ一時的に借りているだけのものなんじゃないかと。



アリエッティの家族は、人間の家の床下に住んでいます。賃貸契約ではなく、こっそり内緒で住んでいます。だけど、うしろめたさは感じられない。姿形は人間だけど、彼らには彼らの人生哲学があるのでしょう。物静かな父親の雰囲気から、彼らがたどってきた世界を想像してみましょう。


翔にとっては、いま住んでいるこの屋敷も、間借りした住居。居心地の悪い思いと、生きることへの情熱を失っている気持ちが複雑に絡み合った状態で出会ったアリエッティが、とても魅力的に見えたんだと思います。よかったねえ、アリエッティ。元気なガキんちょじゃなくて。おいおいすげえぞ、みんな来いよ!なんて大騒ぎされたら、きっとすぐに殺されてしまったかもしれないからね。



俺は、20代の時に、引っ越したばかりのアパートで幽霊に遭遇したことがあります。恐かったけど、今日からここに住むことになりました、怪しい者ではありません、って必死に訴えたら、翌日からはもう出ませんでした。どんな人が来たのか、興味を持ってあいさつに現れたのかなって思ったもんです。(わたしの恐怖体験の記事参照)


今思うと、そういう体験がいくつかあったから、住んでいる家が自分だけのものだっていう意識を持たなくなったのかもしれない。家賃を払ってるんだから俺に所有権があるなんてのは、その場所にずっといる者にとっては関係ないもんね。19歳の時に松山の寮にいた時なんか、壁を這っているゴキブリを見つけた時も、ごくろうさんなんて言ったもんです(笑)。


俺は、可能な限り他人の居心地のいい世界を乱したくないと思って生きています。おせっかいとか、押し付けがましい親切ってのも苦手。人を苦しめてまで、自分の利益を獲得したいって思わない。だからきっと、いつもビンボーくじを引いちゃうんですね。怒られ役も多いけど、それもまた重要な役割ってことで。



俺がもし、アリエッティを見たらどうするだろう?その時になってみないとわからないと思うけど、気がつかないふりをしてあげるべきなんだろうか。でも、彼女はちょっと無防備過ぎるから、そのままだとヤバいよってことは教えてあげないといかんのかな。放っておくと、どんどん調子に乗ってきそうだから(笑)。


この世は、人間だけの世界じゃない。そう思えば、そう見えてくるもの。想像力や妄想力があるからこそ、違う世界にコンタクトできるのだ。そんなものあるはずがない、と思っている人には絶対到達できない。それでいいのだ。見たい人には見える。見たくない人には見えない。それで世の中うまくいっているのだから。



アリエッティの種族には、借りぐらしをしている生きている者以外に、サバイバルをして生きている者もいるらしい。絶滅危惧種らしいので、見つけた人はそうっとしておいてあげて下さいね。彼らには彼らの事情があるようなので。


ファンタジーというのは、どこか非現実的なところが鼻についてしまうものなんですが、本作は、実にさり気なく表現されています。もしかしたら、ホントにいるかもしれないって思えたら、きっとその瞬間に新しい感覚が目覚めたかもしれませんね。


映画を見た日の夜は、耳をすまして聞いてみましょう。アリエッティの息づかいが、小さな足音が、かすかに響いてくるかもしれないから。でも、聞こえたとしても、気がつかないふりをしてあげましょうね。



う~ん、でももしかしたら、それを狙った空き巣スタイルを考える輩がいるかもしれんなあ。ずいぶんデッカい足音で、ずいぶんデッカいアリエッティが、真っ赤な衣装を着て…うっへ~!お嬢ちゃん、あたしアリエッティよ、なんてダミ声であいさつされたら、絶叫しましょう!全力で相手の全存在を否定しましょう。逃げていったら、塩じゃなくて角砂糖を投げつけてやりましょう!鬼は~外!


まあ、それは冗談ですが、ゴキブリの這いまわる音がしても、おお、アリエッティじゃん、って思えたらサイコーじゃないですか。(違うか)


小人って、いると思います。理由はカンタン。いた方が面白いから。いると思えばいるのです。ほうら、あなたの傍らに…ウッヒッヒ。


でも俺なら、スピラーと友達になりたいなあ。あいつはきっと、胃袋が丈夫だぞ。『…おっさん、いい獲物をゲットした。酒のツマミにしてくれ。』 いいねえ、そういう関係。飛んでいるハエとか、弓で射抜いてくれそうだし。その場で食っちゃいそうだし。いいじゃん、スピラー!今度は、俺ん家に来いよ!



アリエッティは、好奇心旺盛な14歳の少女。気が強くて繊細。真っ赤な服に身を包み、洗濯ばさみで髪をセット。腰には、待ち針ソードを装着。そして靴は…おお、こいつはすげえ!お前、くの一か!


小さいからってナメんなよ。デカけりゃいいってもんじゃなくてよ。小さいからこそ、見えるものがあるのよ。粋な姉ちゃん、アリエッティ。少しのごはんでお腹はいっぱい。 …エコロジー民族万歳!





【鑑賞メモ】

鑑賞日:8月11日(水) 劇場:ワーナーマイカル県央 18:05の回 観客:約20人

ずいぶん早く劇場に着いたんですが、店員の対応が遅くて、開場ギリギリでした。おいおい、売店がずっと無人の状態なのは、やっぱりよくないと思うよ!


【上映時間とワンポイント】

1時間34分。ケルト音楽のBGMも、何だか心地いい感じで、ちょうどいい。


【オススメ類似作品】


「西の魔女が死んだ」 (2008年)

監督:長崎俊一、原作:梨木香歩、出演:サチ・パーカー。本作の色彩感覚に近い映画は、やっぱりこれじゃないかと。中学3年生の女の子が、“魔女”の屋敷でお世話になることに。魔女修行の第一歩は、イチゴジャムを作ることから始まります。見た後で、観客にも魔法がかかるような、心地よい1本。もしかしたら、ここにもアリエッティがいるかもしれませんね。


「ボロワーズ」 (1997年イギリス・アメリカ)

監督:ピーター・ヒューイット、原作:メアリー・ノートン、出演:ジョン・グッドマン。俺は残念ながら未見なんですが、本作の実写映画が存在するので一応紹介しておきます。イギリスでは、TVシリーズもあったとか。興味のある人は調べてみて下さい。


「ジャージの二人」 (2008年)

監督・脚本:中村義洋、原作:長嶋有、出演:堺雅人。おっさん2人が、山の中にある別荘で夏を過ごす物語。全然さわやかじゃないところが笑えます。ジャージを着る時のカッコいい音楽は爆笑でした。


「ゴキブリたちの黄昏」 (1987年)

監督・脚本:吉田博昭、出演:小林薫。これもある意味、類似作品かと。実写とアニメを合成した異色作品。烏丸せつこが演じたゴキブリ女は、セクシーでかわいかったなあ。


「聖戦士ダンバイン」

説明するまでもないでしょう。ショウ君の肩の上に、小さい女が乗っかって…ダンバインじゃん!チャム・ファウ、エルフィノ…懐かしいなあ。俺のオーラちからで、アリエッティに羽をつけてあげたい。






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2010-08-08

ザ・コーヴ

テーマ:洋画

イルカに取り憑かれているのは、彼らの方じゃないのか? …この暴走ぶりに恐怖を感じてしまう。


“cove”とは、“入り江、小さな湾”という意味。サンダンス映画祭を経て、米アカデミー賞で絶賛されたという“問題の映画”が、ついに新潟でも公開。 …さて、その中身は?


監督は、ルイ・シホヨス。脚本は、マーク・モンロー。編集は、ジェフリー・リッチマン。音楽は、J・ラルフ。


出演は、リック・オバリー、ルイ・シホヨス、サイモン・ハッチンズ、チャールズ・ハンブルトン、マンディ・レイ・クルークシャンク、カーク・クラック。


さて、映画ですが、極めて短絡的な作品に仕上がりました。直感として、キモチワルイ映画。一方向からしか物事を見ない、彼らの思考こそが恐ろしいと思いました。アメリカ人って、嫌いなものはとことん嫌いなんですね。


アメリカの人気TV番組「わんぱくフリッパー」の調教師として巨万の富を蓄えたリック・オバリー氏は、ストレスを与えたせいで殺してしまったイルカを目の当たりにして、これはイカンと目覚めたそうな。それからは、世界中のかわいそうなイルカたちを解放するために、第一線で戦ってきたという。彼が攻撃対象に選んだのは、日本の和歌山県太地町にある、イルカの追い込み漁であった…。


えっ、それは一方的だろって?そんなことないでしょう。この映画を見たら、これで普通ですよ。相手を悪く言えば言うほど、自分たちの正義は高まると本気で信じている連中なんですから。彼らが熱っぽく語れば語るほど、その言葉が、その行為が虚しく感じてしまったのは事実ですから。



言わんとしていることは、確かにわかる。撮影の努力も、百歩譲ってご苦労様と言ってあげましょう。だけど、やり方が卑怯過ぎる。調査がずさん過ぎる。日本人をバカにし過ぎている。そういう態度の端々が、画面に表れている事実を、彼らはどこまで気づいているだろうか?これは、品性も知性のかけらもない、わがままで自分勝手な表現だと思う。


映画を見ていて、ムカついてしょうがありませんでした。太地町の猟師たちの暮らしとか、生活事情とか、彼らは全く無視。イルカを大量に殺戮する、邪悪な原住民といったレベルの扱いです。生活のために仕事をしている彼らをいくら攻撃したところで、真の解決はあるのか?戦う相手を間違っていないか?


筋の通った主張であれば、批判だとしても真摯に受け止めようという気はするけど、いくら何でもこれはヒドい。アメリカ人って、こんなもんでコロッと騙されてしまうくらい貧弱な国民なの?



本作を見て、俺なんかは逆に、日本ってすごいなあって思いました。猟師たちのプロの仕事ぶりに、かえって興味を持ちました。「靖国」の刀鍛冶のじっちゃんと同じように、職人の技をじっくり見てみたいと思いました。


「いのちの食べ方」という映画を以前紹介しましたが、生き物を殺して食べるという行為は、ごく当たり前のことなんです。魚や肉というものは、最初からスーパーって売っているような形ではありませんから。「ブタがいた教室」でも、俺なんか、さっさと食っちゃえばいいのにってずっと思ってました。食べるためには殺さなきゃいけない。その仕事を誰かがやってくれるから、俺は今日も食事にありつける。そう思ったら、“残酷”なんて言葉は出てこない。


「築地魚河岸三代目」では、“いただきます”という言葉の意味をちゃんと説明していた。本作でも築地が登場しますが、あまりにも幼稚な扱いだったので、思わず噴き出してしまいました。これを見ると、太地で捕獲したイルカが築地で解体されているように思えますが(爆笑)。アメリカ人の想像力って貧弱だなあ。ホントにこれ、優れたドキュメンタリー映画なの?アメリカ人が見て面白ければ、それでいいの?


彼らの説明によると、築地は世界の魚市場のトップに君臨しているそうです。そうだったのか、そいつはすげえなあ。ホントかどうか知らんけど、わざわざ教えてくれてありがとう。築地で働く皆様、世界一の仕事、毎日ごくろうさまです。今日も誇りを持って、おいしい魚をさばきまくって下さいね!



しかしまあ、映画の最初の方はまだそれなりに真剣に見ていたんですが、どうも何だかおかしいぞ、と思って途中から見方を変えました。だって、攻撃する側がバカ過ぎるんだもん。


彼らが日本の悪口を並べれば並べるほど、日本ってすごいなあって思えるから面白い。アタマの悪い下品な輩はどっちの方なのか、ようく考えてみよう!


俺は、日本に生まれてよかったと思うし、日本人であることに誇りを感じています。別に活動家でもないし、思想家でもない。ただ、そう思うだけ。だから、同じ日本人がバカにされれば腹が立つし、日本人が褒められれば素直にうれしい。盲目的に自虐的な発想がキライなだけです。



彼らは、太地町に、『…イルカ漁をやめるなら、その分の資金援助をする。』 と申し出て断られたそうです。ホントかなあ?たぶんウソじゃねえの?イルカ漁の全収入を賄えるほど、彼らは金持ちなんでしょうか?せっかくだから、受け入れてみるのもいいんじゃないの?で、思いっきりふっかければいい。


例えばこうです。『…毎年多額の資金を調達してくれるなら、その間イルカ漁は中止しよう。その代わり、入金が1秒でも遅れたら、直ちにイルカ漁を再開する。その時は、もっと大量にやるからな!』 ってな感じで。


まあ、これは冗談ですが。実際、イルカが小さな魚たちを食い荒らしているせいで漁獲高が現象していることにも、映画の中で触れていた。彼らは、イルカのせいじゃない、海洋汚染のせいだって主張しているけど、産業廃棄物を一番タレ流しているのはどこの大国だ?原油流出で大量の海洋汚染をしたのはどこの大国だ?



大国の潜水艦のソナーによって、クジラやイルカが方向感覚を失って、衝突事故で大量に死んでいるという情報は、彼らには届いていないのか?本作では、日本の田舎町を攻撃してさぞかしいい気分になっただろうから、次回作はぜひアメリカ海軍と戦ってね!命なんて惜しくないでしょ、自分が殺したイルカの霊を成仏させるためだったら、すすんで海の藻屑になったって平気ですよね。イルカのエサになったって本望ですよね。


さあ、いつまでも弱い者イジメしている時間はないですよ。アメリカ国防長官と刺し違えても、イルカの大量殺戮を止めて下さいね。それとも、クジラはOK?イルカだけダメ?じゃあ、シャチは?サメ漁だったらいいの? 2作目が公開されて生き残った暁には、今度は韓国の犬料理を攻撃しなきゃいかんでしょうな。それとも、イルカさえ生き残ればいいのだ、他はどうでもいいって白状しますか?


イルカの肉には、水銀が多く含まれていて有害だそうです。妊婦は絶対食っちゃいかんそうです。そんな猛毒の塊のような生物と戯れたり、楽しそうにハグしたり、キスしたりする彼らの子供は大丈夫なんでしょうかね?食ったらダメだけど、ハグやキスはいいんですね。なるほど、正しい知識を持ってイルカと接しましょうということですね。


自分たちが行動する場面ではカッコいい音楽を流して、イルカ漁の場面では悲しい音楽を流す。いかにもだなあ。ここで興奮して下さい、さあここは泣くところですよ。わかりましたか、日本人はこんなひどいことをしているんですよ。イルカショーを巨大ビジネスに築いた自分たちは、ちっとも悪くないんですよ。悪い奴を懲らしめているんだから、正義の味方なんですよ……おえ~っぷ!



何てキモチワルイ映画だろうって思う。だけど、見ないことには何も語れない。だから俺は、金をちゃんと払って劇場で見ました。勉強させていただきました。暴走しているのは誰か。自分を見失っているのは誰か。自分の罪を他人になすりつけようとしているのは誰か。それを賞賛しているのは誰か。風上に立ってうれしそうにしているのは誰か。


「不都合な真実」「アース」で感じたのは、巨額な金が絡んでいるということ。環境問題も、地球温暖化ビジネスも、それで儲かる人がいるからこそ、人が動く。人が動けば金も動く。誰も確認できない数値やデータなんて、いくらでも改ざんできるんだから。


騙している本人が、実は騙されていることはよくある。画面を見ながら、よく考えてみましょう。本当の被害者は誰なのか。本当の加害者は誰なのか。自分は正しいと躍起になって主張する人物の言っていることを、よく聞いてみて下さい。本当にその通りなのか?



参考までに、ウィキペディアを検索してみました。うっわ~、すげえすげえ、色んな話が出てくるわ、もう大変。俺なんか、カワイイもんですね。興味ある人は、ぜひ覗いてみて下さい。イルカ漁の現場が立ち入り禁止になったには誰のせいなのかなど、詳しい情報も出てますので。だけど、このブログはあくまでも映画の話題中心なので、必要以上には触れないことにします。気になる人は調べてみて下さい。



そもそもイルカって、そんなにいい生き物なの?今までは愛嬌があってかわいいなあ程度の感覚はありましたが、本作を見ていると、だんだんイルカの存在自体がキモチワルイ存在になってきました。映画の後半、口を開けたイルカの姿が何だかおぞましいと思った。こんなに毒々しい生き物なんか、見たくないし、触りたくもない。俺は、この映画でイルカが嫌いになりました。


イルカショーなんてこの世からなくなってしまえばいい。そうすれば、イルカ漁もやめざるを得なくなるんじゃないの?ねえ、オバリーのおっちゃん。世界中のイルカショーを妨害しましょうよ。どうせテロやるなら、もっと効果的にやろうよ。みんながイルカを嫌いになれば、ショーなんかなくなるって。猛毒の塊だから、近寄ると死ぬぞって脅せばいい。


そして、あんたが調教して凶暴なイルカを育てて、人間を襲うように仕向ければいい。あっはっは、そうすれば、嫌われ過ぎて逆に殺されるか。でも、少なくとも乱獲はなくなるよ。「ファインディング・ニモ」で、世界中のカクレクマノミが乱獲されたことを忘れちゃいけないよ。過去の過ちを全く反省していないのは、どこの国なんでしょうかねえ。“大量虐殺”なんて言葉、原爆を落とした国がよく言えるもんだってんだ。



そんなにイルカが好きなら、イルカ教を作って教祖になっちゃえばいい。何たって、イルカは神様の使いなんでしょ?それで、あんたが殺したイルカの魂が浮かばれるのかどうかは知らんが。そうやって、一生イルカの怨霊に取り憑かれていればいいさ。あんたには、それしかないみたいだから。そうしないと、きっと精神がもたないと思うから。どうぞ、お好きに。



一般の人は、この映画を見てどう思うんだろう?あらあ、イルカちゃんかわいそう、って涙を流すのかなあ?で、かわいそうだからイルカショーなんてやめましょうって言う?言わないでしょう。弱い者に罪をなすりつけていじめるのが、一番簡単だもんね。そうやって自分は正義の側にいられると思うんだよね。


俺は、とてもそんな仲間には加われない。バカにされても憎まれても、自分が感じたことを正直に話したいって思う。本当にイルカがかわいそうだって思うなら、こんな卑怯な手段を選ぶか?こんな短絡的な方法で天下を取ったつもりなのか?脳がおかしくなっているのは、一体誰なんだ?



俺は、この記事で大量の読者を失うと思う。それでいい。中傷コメントも大歓迎。どうぞ好きなだけバカにして下さい。ウソをついて人に媚びるよりは、本当の気持ちを吐き出して嫌われる方が絶対いいから。


正直、まだ頭が混乱しています。だけど、落ち着くまで待っていたら、記憶がどんどん薄れてしまう。そう思うと、今しかない。暴走してるかもしれないけど、ありのままの気持ちを書き残しておきたいから。



視野が狭くなっているのは誰か?俺の脳が貧弱なのか?俺の心が歪んでいるのか?俺の感覚が狂っているのか?それとも…?


俺は、俺の見たままを、俺の言葉で語ります。それが、自分で決めたルールだから。これから見る人は、覚悟して行きましょう。 …答えは、観客のあなたが劇場で出して下さい。




【鑑賞メモ】

鑑賞日:8月8日(日) 劇場:シネウインド 12:00の回 観客:約60人

観客のみなさんの、イライラした息づかいがリアルに場内に漂ってくるのを感じました。もしかして、考えていることはおんなじ?でも、本作を公開してくれたシネウインドはエラい。1週間限定なので、8月13日まで公開しています。見たい人は、お早めに!


【上映時間とワンポイント】

1時間31分。PG12指定なので、小学生以下は保護者同伴で。見た後は、家族で激論を交わしましょう。どうでもいいけど、パンフレットの表紙のセンスは最悪ですなあ、アタマ悪そうで、短絡的で。


【オススメ類似作品】


「いのちの食べ方」 (2005年オーストリア・ドイツ合作)

監督・撮影:ニコラウス・ゲイハルター、出演:地球上の食べ物と、働く人たち。これほどシンプルに伝わる映像もないでしょう。理屈はいりません。食育の原点は何かを、この映画で考えましょう。


「イルカの日」 (1973年アメリカ)

監督:マイク・ニコルズ、原作:ロベール・メルル、出演:ジョージ・C・スコット。イルカを人工的に操作して、大統領暗殺を企むという、何とも回りくどい物語。イルカって、ホントに頭いいのかどうか疑問ですが。


「ダンス・ウィズ・ウルブス」 (1990年アメリカ)

監督・主演:ケビン・コスナー。原作:マイケル・ブレイク。バッファローのダイナミックな狩りのシーンは名場面ですが、これも視点を変えればただの殺戮ですな。やっぱり、イルカだけはダメだって言います?


「グエムル 漢江の怪物」 (2006年韓国)

監督・脚本:ポン・ジュノ、出演:ソン・ガンホ。魚が海から上がって、走って来て人を襲います(爆笑)。食糧にされる側の恐怖を味わえ、人間ども!というサカナたちの叫びが聞こえる…ワケないか。アメリカ映画では、ジェームズ・キャメロン監督のデビュー作「殺人魚フライングキラー」なんてのもあります。 …やっぱり、魚食おうよ!





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2010-08-08

インセプション

テーマ:アニメ・特撮

夢の中へ、行ってみたいと思いませんか? …ウフッフ~!


“inception”とは、“創始、発足”という意味。(アドバンストフェイバリット英和辞典より) 映画では、“新たな意識を植え付ける”というような意味で使われているみたいです。さて、その真意は?


監督・脚本は、クリストファー・ノーラン。撮影は、ウォーリー・フィスター。音楽は、ハンス・ジマー。


出演は、レオナルド・ディカプリオ、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン・アーサー、エレン・ペイジ、渡辺謙、キリアン・マーフィー、トム・ハーディー、トム・ベレンジャー、マイケル・ケイン。


さて、映画ですが、視覚的に面白く、知的に興奮する作品に仕上がりました。こういう映画が堂々と作られるようになるって、何だか素敵ですね。こういう脳トレだったら、一日中やってもいいなあ。これは、新しいSFスパイ映画だ!


主人公コブは、潜在意識のエキスパート。他人の夢に侵入してアイディアを盗むという、泥棒のプロ。 ある時、仕事中に“異変”が起きてしまう。ハメられたかと思って憤慨するコブであったが、ある条件と引き換えに、難解なミッションを依頼されてしまうのであった…。



主演は、絶好調のレオナルド・ディカプリオ。トラウマを引きずったキャラとしては、「シャッター・アイランド」とカブりそうですが、俺的には、その延長上にある人物であるように見えました。彼はやっぱり、苦悩する男がよく似合う。トレードマークの眉間ジワも、これでいっそう深くなって渋みが増すことでしょう。俺にとっては、「タイタニック」こそが悪夢だったもんね。現在35歳。燃えろ、レオ!


レオの相棒を演じるのは、ジョセフ・ゴードン・アーサー。「リバー・ランズ・スルー・イット」で子役としてデビューした彼も、29歳の立派な男に成長。知的で物静かな風貌は、パッと見ただけで“やり手の男”であると感じさせるだけの説得力がある。ちょっと窪塚洋介の雰囲気に似ている感じもするような、細身の兄ちゃん。トラブルが起きた時の対処能力は極めて高く、頼りになる男としてコブに信頼されているのがよくわかります。中盤での、アクロバティックな見せ場が素晴らしいのでご注目。


コブにミッションを依頼する実業家を演じるのは、渡辺謙。ノーラン監督は、「バットマン・ビギンズ」の時に出番が少な過ぎたのを残念に思っていて、彼をイメージして今回の脚本を書いたそうです。なるほど、出番は増えましたが、存在感はさほどでもない(笑)。これは、宣伝で誇張し過ぎかもしれんなあ。扱いのレベルは、「ブラックレイン」の高倉健とか、「メジャーリーグ3」の石橋貴明くらいかな。でも、大役お疲れさまでした。



スパイ映画には、ボンドガールが欠かせない。本作にも、2人の女が登場します。一番手は、魔性の女。演じるのは、フランス出身のマリオン・コティヤール。おお、魅力的だけど、何だかコワい女。ストーカーのようでもあり、癒しキャラのようでもある。存在感があるようでないような、よくわからん微妙な雰囲気がいい。詳しくは書けないので、彼女の正体については劇場で確認して下さい。


二番手のボンドガールは、コブをサポートする女子大生。演じるのは、何とエレン・ペイジ嬢!「X-MEN ファイナル」で壁抜け少女を演じ、「ハードキャンディ」でチン切り少女を演じ、「ジュノ」では妊婦少女を演じたスーパーガールが、本作では思いっきり普通の女の子を演じてました(爆笑)。真面目にやってんだけど、笑えてしょうがない。あどけない顔で、ホントにあどけない女の子なんだもん!レオ、ダマされちゃイカンぞ、チンコを切り落として壁抜けするかもしれんから気をつけろ!


ミッションのターゲットになる、富豪の息子を演じるのは、キリアン・マーフィー。絵に描いたような、アメリカのいい男といった感じ。床屋のポスターに写っていそうな、すぐに忘れそうな顔。たぶん、スーパーマンの格好も似合いそう。この個性のなさが、本作にとって必要な要素だったんでしょう。スバラシイ、ナイスなキャスティングでした。


大物としては、マイケル・ケインが登場。ノーラン監督の「バットマン」シリーズでもレギュラーだったこともあって、おなじみのおっさんですな。今回の役柄は、パリの大学教授。コブの義父でもあるそうな。やっぱり彼は、おやっさんキャラなんですね。もう1人は、トム・ベレンジャー。こっちは、スーパーマン男のおやっさん的キャラ。こういうオヤジ達がどっしり構えていてくれるからこそ、若者は安心して暴走できるんですねえ。



この映画はどういう映画ですかと聞かれたら、ムチャクチャな映画です、と答えましょう。人間の頭の中を、夢の世界を表現すること自体が荒唐無稽なんだから、映像も斬新になって当たり前。いやあ、こんなムチャクチャな話をよくぞここまで映像で表現してくれたもんだって、何だかすごく感心してしまいました。細かい点で問題はあるけど、この映画をメジャー製作できた快挙を、素直に讃えましょう。ノーラン監督はエラい!


これは、知的好奇心にあふれたカップルには、もってこいのデート素材になるでしょう。ものをあまり考えない人にとっては、苦痛な映画かもしれませんからご注意。それから、頭が良すぎる人も要注意。ほどよく無邪気な発想ができる人の方が、素直に楽しめると思います。アタマのやわらか度がよくわかる映画、ってことでひとつよろしく。


本作の見どころは、アナログ撮影にこだわった斬新な映像感覚。無重力のシーンは、「2001年宇宙の旅」のようでした。ノーラン監督ご本人も、キューブリック作品に影響を受けたらしい。日本の新幹線もお好きだそうで、画面にしっかり登場します。念願の日本ロケだったようですね。ぜひまたお越し下さい。


見どころのもう一つは、登場人物の精神世界。目に見えない無形な部分を映像で表現するのって、大抵はイメージシーンになってしまいそうですが、彼の表現力はズバ抜けています。緻密に設計された荒唐無稽な世界は、一種の美しさを感じさせます。ゴチャゴチャしていながらも、見事に調和しているのがスゴい。


その世界が微妙に歪むことによって、精神の歪みを感じさせる手法が鋭い。出演者と観客が同じ世界でさまようような、変てこな感覚に襲われます。一時流行った3Dアートのような、画面に吸い込まれるような、何とも不思議な体験。これは、柔軟な心を持った若者に見てもらいたい作品。というか、俺ももっと若い頃にこれを見たかったなあ。



俺は個人的に、精神世界を探求することに興味があるので、とても楽しく見ることができました。場面によっては死ぬほど笑いました。俺的には、1人でじっくり見たい映画ですね。見た後にも、妄想で延々と盛り上がってずっとニヤニヤしてました。


これは、誰かのフォロー解説なんかどうでもいいって感じになっちゃう。自分が見て感じたことこそが大切だから、それを自分の中で消化した上で、初めて人と話せるというものではないかと。そうでないと、せっかく刺激を受けた感性が霞んでしまう恐れがある。それは、もったいないことなんです。


だから、これからこの映画を見ようと思う人は、余計な知識を持たずに行った方がベターですね。あなたの感覚で、あなたの感性を磨いて下さい。ノーラン監督がインセプションした内容は、観客一人一人によってきっと違いますから。



イギリス出身のクリストファー・ノーラン監督は、1998年に「フォロウイング」で長編映画デビュー。完全オリジナル脚本の映画化は、これ以来だそうな。ちなみに主人公のコブという名前は、「フォロウイング」に登場する謎の男と同一(あっちはコッブでしたが)。オリジナルへのこだわりと関連性を感じますね。


彼の作風って、何だかとっても知性的。素材がオリジナルじゃなくても、人の脚本でも、きちんと自分流に調理してしまう。ううむ、やっぱり天才じゃないかと思います。弟ジョナサン・ノーランの小説を元にした「メメント」も、ノルウェー映画のリメイク「インソムニア」も、アメコミが原作の「バットマン・ビギンズ」「ダークナイト」も、スタイルにこだわりを持っている感じがしたから。


夢という世界を、幾重にも緻密に設計して、“階層”という形で見せるアイディアは面白いと思いました。無意識の感覚って、まさに無重力のようなもの。そこにあえて人工的に重力を発生させることによって、リアルさが生まれるのかも。現実にはない世界なのに、確かにそこに存在するような感覚。新しい世界って、こういう風に作られていくんですね、きっと。



人間って、同じものを見ても、人によって見方は違うし、感じ方も違う。好き嫌いや個性によっては、180度違って見えるものもある。誰もがみんな、自分の見たいものを見るものだし、見たくないものは見ない。というか、見たければ見える。見たくなければ見えない。そういうものなのかもしれない。


思い込みの強い人ほど、見え方や感じ方が強烈である。感性というのは、暴走すると恐いのだ。愛憎のもつれという根っこにあるのは、些細なボタンのかけ違いから起きるもんだしね。人を理解しようと思うなら、その人が見ている世界を、同じ目線で見ることが必要。心の中に入る時は、くれぐれも細心の注意を払って…。



夢の世界というのは、何でもありの世界。発想次第でどうにでも展開する、自分ワールド全開の場所。それはとても楽しい反面、危険なフィールドでもある。夢をコントロールするのって、結構大変なもんですから。


“こうなったらいいな”と思う方向に行動すれば、どこまでも楽しい展開があるけど、“こうなったらどうしよう”と思った瞬間から、恐怖の悪夢に豹変する。人間誰しも、心配事や悩み事を抱えているもんだから、心自体がなかなか自由になれないものなのだ。


俺は、夢の世界で暴走することがたまにあります。それは、エキサイティングで楽しくて、興奮する体験。思い込みの強さこそがボルテージを高める。アドレナリンとドーパミンをカクテルして一気飲みして、濃ゆい空間を維持していくような感覚。初夢なんか、こういうモード全開で見たいもんです。



“無意識”なんていうと、フロイトとかユングとか出てきそうですが、もっと感覚的に捉えてみたいと思うんです。本来持っている能力であり、わけあって封印されている感覚って、絶対あるから。理屈や常識を超えた世界でこそ発揮される力って、何だかロマンがあっていいじゃないですか。


そういう意味では、人間の居場所って無数に存在するんです。肉体がいる場所と、心が棲んでいる場所は必ずしも一致しないこともあるから。心も身体も、気持ちよくて居心地のいい場所に行こうとするもの。居たくないところからは離れたい。気に入ったところには、また行きたいって思うものだから。


直感とか、無意識な行動とか、違和感という感覚を、俺はとても大切に考えています。思わずしてしまったこと、何となく口から出た言葉、反射的な行動、アドリブ、物悲しさ、虚しさ、湧き上がってくる情熱…探せば、いろいろあるでしょう。そのどれもが、自分の心から生まれたもの。それには、何かきっと深い謎がある。



俺は、友達が言った印象的な言葉を、いつまでも覚えていることがよくあります。その場では何だろうな、くらいの感覚しかなかったものが、時間が経ってからつじつまが合うことがある。ああ、だからなんだ、と思って後からそれを言っても、相手はとうに忘れていることが多い。そんなこと言わねえよ、って言われて終わり。でも、俺は確かに聞いているんです。その人の心の声を。


本当に言ったのかもしれない。言わなかったのかもしれない。会話を録音していないから、証拠はない。でも、俺が彼の言葉として受け取って考えた事実は本当。記憶は、無意識のチャンネルとリンクしている。感覚が研ぎ澄まされていれば、自由自在に行き来できる。考える前に、感じることが大切なんですね。


つい先日も、中学の時の友達と飲み会をしたんですが、その時ゲストで呼ばれた飲み屋の女の子を前にして、俺の特殊能力が炸裂。初対面かと思ったら、一度だけ会話してたんですね。彼女と交わした些細な会話を、俺がその場でちょうど思い出して、真意を聞いたら謎が氷解。なるほどそういうことかと俺が感心したら、彼女も『…よく覚えていましたね。』って感心してくれた。…ほうら、俺がいた方が盛り上がるじゃん!これって、超能力?



数分前までは他人同士だった人が、急に近しい関係になるのって、何だかプチ奇跡のようで楽しい。飲み屋には、そういう雰囲気があるのだ。酔いがさめれば忘れても、またいつか思い出す記憶…ああ、何てロマンチックなんだろう!


自分の心の扉と、人の心の扉は、開け方が違う。開く方法も、開く方向も違う。鍵も当然違うし、開く時の重さも違う。気づかれずに侵入していくスリル。知らないうちに心に入られてしまっている恐怖…ああ、何というエロティシズム!


プロの行動は、さり気ないもの。最小限の力で大きな成果が得られるように、ムダな動きがないからかもしれない。プロの犯罪者は、相手が気がついた時には、すでに仕事を終えているのだ。できるだけ、気持ちよく、オイシイものだけ頂いて去っていく…。ルパンがクラリスから盗んでいったもの…ああ、ニクいなあ。



俺は、夢であろうが現実であろうが、居心地のいいところであればOKだと思う。人から認められることよりも、自分がいいと思えるかどうかの方が大事。居心地が悪い場所を、居心地がいい場所に構築していく努力もまた楽しい作業。あらゆるセンスと知力を総動員して、自分の幸せ空間を創っちゃいましょう。


騙す者と、騙される者。愛する者と、愛される者。追う者と、追われる者。映画を作る者と、映画を見る者。そして、ブログ記事を書く者と、記事を読む者。 …さあ、あなたは悪い奴にダマされていませんか?ホントに大丈夫ですか?あなたがあなたらしく生きるために、よく考えて!



本作は、色んな意味で、手強い映画です。映画熱の読者のみなさんはきっと個性豊かだから、感想も十人十色でしょう。それでいい。いや、そうでなくちゃいかん。桑畑はあんなこと言ってるけど、自分はこうだな、っていう感覚こそが大切ですから。当たり前に思っていたことも、一度は疑ってみよう。


知らないうちに、インセプション。あれえ、いつのまに俺こんなことやってんだろ…と思ったら、よく考えましょう。知らないうちに、ノーランに操られているかも知れないぞ! …あなたの心の中に、いつの間にか棲みついているのは一体誰?





【鑑賞メモ】

鑑賞日:8月1日(日) 劇場:ワーナーマイカル県央 14:25の回 観客:約100人

途中から入ってきた老夫婦と思われる熟年カップルが俺の真後ろに座り、小声でやたらしゃべるわ、モノを食う音がうるさいやらで、ちょっと閉口。ようやく静かになったと思ったら、今度はデカいイビキが始まって、そこらじゅうに響いてました。知性のかけらもないジイさんだなあと思いましたが、彼はきっと夢の中で違う映画を見たことでしょう。うるさいクソジジイは、さっさと眠らせてしまうノーラン監督って、やっぱりスゴい!


【上映時間とワンポイント】

2時間28分。夢の中では、時間の経つ感覚が違うそうです。さあ、この映画を長く感じるか、短く感じるか。


【オススメ類似作品】


「悪夢探偵」 (2007年海獣シアター)

監督・脚本・撮影・美術・編集:塚本晋也、出演:松田龍平。本作を見て、真っ先に思い出したのはコレです。他人の夢の中に入れる特殊能力を持った男が、女刑事とコンビを組んで、殺人事件の犯人を追う物語。いやいやながら仕事をする松田君が爆笑でした。女刑事を演じるのは、ミュージシャンのhitomi。ちなみに、「悪夢探偵2」では、女子高生の悪夢に潜入します。


「メメント」 (2000年アメリカ)

監督・脚本:クリストファー・ノーラン、出演:ガイ・ピアース。ノーラン作品では、これが一番好きです。記憶が10分しかもたない男が主人公の、ドタバタ不条理サスペンス映画。これは、「博士の愛した数式」よりも過酷ですね。ムカついて殴った女を次に見た時にはすっかり記憶が飛んでいて、『…誰にやられた?』とあっさり言った場面は爆笑でした。


「フォロウイング」 (1998年イギリス)

監督・脚本・撮影:クリストファー・ノーラン、出演:ジェレミー・セオボルド。ノーラン監督の、記念すべきデビュー作。作家志望の青年が、創作のヒントを得るためにコッブという男を尾行する。しかし、見つかってしまってさあ大変!覗き趣味も、ほどほどにしないといけませんなあ。


「ブレインストーム」 (1983年アメリカ)

監督:ダグラス・トランブル、出演:クリストファー・ウォーケン。人間の思考や意識を共有できるという、画期的なマシーンが登場する、SF映画の傑作。人間が死ぬ時に見る映像って一体どんなもんだろうって、ワクワクしながら見たっけなあ。この映画に出演したナタリー・ウッドが、本作の彼女とつながっているように思えるのは、俺だけではないでしょう。


「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」 (1984年東宝)

監督・脚本:押井守、原作:高橋留美子、声の出演:平野文。リアルな夢の世界と、現実との境界線がわからなくなってしまう不条理をテーマにした、アニメ史上に残る金字塔。この作品の後に、押井監督の劇場版「ルパン三世」も企画されましたが、実現しませんでした。今のノーラン監督なら、実写で実現できるかも?


「ウルトラセブン」 第31話 「悪魔の住む花」

監督:鈴木俊継、脚本:上原正三、出演:森次浩司。人間の体内に他人が侵入するといえば、やはり「ミクロの決死圏」ですが、俺的にはコレです。宇宙最近ダリーによってモンスターになってしまった香織ちゃんを演じるのは、これがデビュー作となった松坂慶子。ミクロ化したセブンが、彼女の体の中をさまようところは、子供心ながらにコーフンものでした。そして、人間の体の中でエメリウム光線を発射。(爆笑) …殺す気か!


「シャッフル」 (2007年アメリカ)

監督:メナン・ヤポ、出演:サンドラ・ブロック。時間軸が混乱する映画としては、これも捨てがたい1本。夫の死の真相を知りたくて、サンドラ姉さんが時間の旅をします。…ところで、今日は何曜日?




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2010-08-01

7月の残り香

テーマ:エッセイ

7月に見に行った劇場映画は、全部で5本。今年の累計は39本になりました。


仕事が忙しくなってきたのはいいのですが、突発的に殺人的な仕事量をこなさなきゃいけないので、毎日ヘトヘトになって帰って来ています。いつまでも若くないので、ペースも落ちてきていますし。ウチの会社は何をしても怒られる体質なので、毎日バカにされながら働いています。ああ、力がでない~。


今月は、娘の11歳の誕生日でした。7歳の時に事故で頭蓋骨を骨折して皆様にご心配をかけたこともありましたが、おかげ様で元気に育っています。最近は、宮沢賢治にハマっているようなので、「セロ弾きのゴーシュ」と「銀河鉄道の夜」のアニメを見せてあげました。自分の感覚で、しっかり見るんだよ。



最近思うのですが、面白い映画って、年齢とともに変わっていくような気がしています。若い頃は、とにかく何でも吸収しようという貪欲さがあるので、手当たり次第に見ていましたが、年を取るとそう体力も持たない。少ない力で、効率よくいい映画を探したいと思うのが人情。


雑誌を読んだり、広告やホームページを見たりする時に、魅力を感じたら行くようにしています。ネタバレし過ぎる予告編を供給する映画は、作品そのものに力がない場合が多い。俺も5歳の時から映画館に行っている男なので、普通の人より感覚は鋭いと思う。その“嗅覚”が、年齢とともに研ぎ澄まされていくのを感じます。



これは話題作だからとりあえず見ておこう、なんて考えは、最近は全くなくなりました。みんなが見る映画は、記事を書く人もいっぱいいるんだから、彼らにまかせておけばいい。俺みたいな人間が書いたところで、一般人にウケるはずもないし、時間と労力のムダですから。


映画熱は、俺の個人的な文章だから、俺のやりたいようにやる。読者のみなさんに楽しんでもらえるように一応の努力や工夫はしていますが、肝心な部分を曲げてまで記事を書くつもりもありません。今回の記事はつまらなかったからパケ代返せ、なんて言われても、それは違うんじゃないのってこっちが言いたくなる。


俺は、誰からも金もらってませんから。好きで書いているだけだから。評論家になったつもりもないし。そんなこと言われたら、プロの評論家に失礼じゃないですか。道楽で書いているアマチュアのおっさんをいじめないで下さいよ。ちゃんとしたプロの文章を読みたかったら、こんなところに来ちゃいけませんよ。



俺は、自分と向き合うために、このブログを書いています。俺という一人の人間が、この時代を本気で生きた証しとして、力ある限り書き続けたいと思っています。人の迷惑になるような文章を書くつもりはありませんが、不快に感じられた人には申し訳ないと思います。ごめんなさい。だから、もう来ないでね。



暑くなると、思考の波が変わる。機能する部分が、微妙にスイッチしていく。もしかしたら、普段使っているところが休んでいるのかもしれませんね。暑いからこそ、浮かぶ発想がある。快適じゃない状況であればあるほど、脳は活性化していくのだ。


映画熱って、我ながら暑苦しいタイトルだなあって思う(笑)。このクソ暑いのに、こんなタイトルのページ開いたら、余計に暑くなるでしょうなあ。で、読みにくい文章でさらにイライラがヒートアップ!


だから、読者の皆様、そんなにがんばって読まなくていいですから。マメに毎日来なくていいですから。いつも面白いとは限らないから。つまんない記事の方が、実際多いですから(苦笑)。



だけどね、これだけは本当です。自分の心に嘘はついていないということ。ウケを狙うために借り物の言葉を使ったり、自分の本心でないことを書いたりしません。よくも悪くも、自分が感じたことをそのまま書くようにしています。ずっと長く読んでくれている人は、きっとわかってくれると思うから。


何度も重ねて言いますが、人の言葉を鵜呑みにするような人間になってはいけません。自分の感性を押し殺してまで、人に同調する必要はありません。自分の感覚で捉えて、自分の頭で考えることこそが大切なんです。自分にとって本当に必要な情報は何か。それを見極めるために、自分の大切なものを失わないために、自分の優れた部分を育てるために。



世の中には、理不尽なことが多い。今月見た映画を通して思うことは、まっすぐ素直に生きることが、いかに難しいかということ。だけど、自分の人生なんだから、自分に嘘をついてまで屈することはない。自分を貫いた結果がヒドいものだったとしても、そこからまた何かを学べばいい。志が正しければ、それなりの成果がありますから。


この世を去る時に、自分の人生がいかに楽しかったかを語れる人になりたいと思う。だからこそ、記憶のしっかりしている時に書き残すのだ。本人が忘れても、ブログが覚えていてくれる。そして、魂の記憶は永遠なのだ。



今日、「インセプション」を見て来ました。次の記事はコレです。手強い映画だけど、面白かった。時間はかかるだろうけど、近いうちに出したいと思います。こういう映画を見ると、脳が活性化するんですね。今の俺にとって、必要な栄養でした。まだまだ続くぜ、映画熱!



くたびれているけど、桑畑は健在です。読者の皆様、8月も暑苦しい文章を書くと思いますので、どうぞよろしく。






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