FUJITA'S BAR
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2008-02-29

2月を終えて

テーマ:エッセイ

【今月見に行かなかった映画とその理由】


「エリザベス・ゴールデン・エイジ」

ケイト・ブランシェットって、貧相で男運がなさそうに見える。そりゃ、ヴァージン・クィーンと呼ばれるわな。


「母べえ」

すでに 「北の零年」 の記事で、世の中のサユリストを敵に回してしまっているので、あえて言いましょう。母ちゃんじゃなくて、バアちゃんだろ!


「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」

ナタリー・ポートマンは、いくつになってもロリキャラさせられるんですねえ。まあ、放っておきましょう。


「団塊ボーイズ」

タイトルのセンスが抜群に悪いですね。もっと段階を踏んで考えましょうよ。


「結婚しようよ」

もうしてるもん。イヤなこった。


「エンジェル」

金なら1枚、銀なら5枚…という映画ではありません。しかし、この主演女優、美しくないなあ。


「いつか眠りにつく前に」

退屈そうだから、見ているといつか眠りにつきそうだなあ。後悔する前に、やめときましょう。




今月見に行った劇場映画は、全部で11本でした。今年の累計は19本。もっといっぱい見ているブロガーはたくさんいるでしょうが、俺としてはがんばった方だと思います。


この時期は、賞レースと関係ないようなショボい映画が一気に公開されるので、俺のような男はまことに忙しい。仕事も忙しくて、DVDもあんまり見られなかったりして、ストレスはたまる一方。自然と、大作が後回しになるのはいつものことですね。


やっぱり、ちょっとお客さんが増えたような気がする。アクセス数が多いのは大抵1月だけなんだけど、2月になってもあまり数字が減らないみたいです。こんな文章ばっかり読んでると、生活に悪影響を及ぼすといけないから、ほどほどにしましょうね。ああ、早く200位以下に落ちたい。


映画の見方って、年代で変わっていくものなんだろうかって、最近よく考えます。年をくうと愚痴も多くなるし、複雑な悩みも増える。それは仕方ないことなんだけど、だからといって世の中こんなもんだとあきらめムードになるのもイヤだ。いい意味でのこだわりは、これからも貫いていきたいもんです。


若い頃のようには活発に動けないけど、その分じっくり物事を考えることができる。ゆっくり動くからこそ見えてくるものがある。無理して若いもんと張り合う気はありません。肩の力を抜いて、自分のできることをやり続けるだけです。無理なことやっても、長続きしないもんね。


そうそう、映画熱第4巻を製本しました。今回は一番ぶ厚くて、237ページ。(ちなみに半年分) うーむ、我ながら記事がムダに長い。読む方も疲れるだろうなあ。世のブロガーのみなさんのように、もっと短くてシンプルな記事を書きたいもんですが、性格がクドいもんで。


結局、インフルエンザにはかかりませんでした。ちぇっ、家に閉じこもってDVDを見るチャンスだったのに。その代わり劇場に出かける回数が増えたからいいか。猛吹雪でもレイトショーに行く元気があるんだから、大したもんでしょ。新潟県人は辛抱強いのだ。


スクリーンの、光を求めて幾千里。花も嵐も踏み越えて、行くが男のド根性。まぶた閉じればあの時の、熱い鼓動がよみがえる。これぞ魂、映画熱。男のロマンがほとばしる! …では、3月もよろしく。




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2008-02-28

ペルセポリス

テーマ:アニメ・特撮

絵柄は面白いけど、中身はいたって普通の話でした。 まあ、勉強にはなるかと。


“persepolis” とは、ギリシャ語で “ペルシャの都市” という意味。現在は世界遺産に登録されているそうな。


原作・監督・脚本は、マルジャン・サトラピ。自伝グラフィック・ノベルを自分で映像化したらしい。つまり、やりたい放題ということですな。基本的にモノクロ作品ですが、一部カラーあり。


声の出演は、キアラ・マストロヤンニ、カトリーヌ・ドヌーヴ、ダニエル・ダリュー、サイモン・アブカリアン、フランソワ・ジェローム、ガブリエル・ロペス。…大物がいますね。


さて、映画ですが、イランの作品である以外は、特にどうということはないと思います。この主人公、俺的には魅力がありませんでした。まあ、フツーのお嬢さんの物語です。「ラスト・コーション」 と同類項。


絵柄はそれなりに面白い。表現の手法もまあまあ。イランの人たちの暮らしや考え方の勉強になります。でも、それだけ。これだけ材料が揃ってたのに、何の盛り上がりもないまま終わってしまった…残念。


予告編が面白そうだったから、余計に落差があったかもしれないなあ。てっきり活動家の話かと思ったんですが、なんちゃってレジスタンスのレベルじゃん。どうしたかったんだろ、彼女。


はっきり言ってつまんなかった。カンヌ映画祭で絶賛されたそうですが、俺にはわかんないです。これだったら、日本にはもっとすごいアニメがいっぱいあるじゃん、と言いたい。まあ、選ばれた高尚な人にだけわかるんでしょう、きっと。俺ごときには無縁な世界です。どうぞ、勝手に盛り上がって下さい。


絵柄は、「ちびまる子ちゃん」 の不良版という感じ。アバ、ビージーズ、アイアン・メイデン、ブルース・リー、ゴジラなどのスターが、ショボいデザインで登場。ブルース・リー師匠のポスターの貧弱さには爆笑でした。


俺的には、神様が笑えました。うーむ、神様って、案外こんなヤツかもしれない。 …これはリアルだ!


これはどんな映画ですかって聞かれたら、どうでもいい映画ですと答えます。それがどうした、という感じですね。本作で思い出すのは、サリンジャーの 「ライ麦畑でつかまえて」 かな。金持ちの息子がショボい冒険をする変てこな小説でしたが、名作ということになっていたので余計に混乱したもんです。この映画も、傑作ということになっていますので、反論の余地はないんでしょう。まあ、お好きにどうぞ。


「ロッキー2」 で使用された 「アイ・オブ・ザ・タイガー」 を歌う主人公の場面がピークだったかなあ。そうやって気合いを入れて何するのかと思ったら…それだけかい!ウルトラつまんねえ映画じゃん!これ、思いっきりハズレでした。以上。



【鑑賞メモ】

鑑賞日:2月27日 劇場:シネ・ウインド 20:55の回 観客:3人

俺とおっさんとご婦人。全員1人客。帰り道は吹雪でした。…すっげえ疲れた。


【エンドクレジット】

普通に終わります。すぐに帰っても大丈夫。


【オススメ類似作品】


「マイ・ガール」 (1991年アメリカ)

監督:ハワード・ジーフ、アンナ・クラムスキー。勝気でナマイキな女の子が、周りに迷惑をかけながら成長する物話。マコーレー・カルキン少年が相手役を好演。もっと早く素直になればよかったね。


「狼少女」 (2005年バサラ・ピクチャーズ)

監督:深川栄洋、出演:鈴木達也。本作よりはるかにスケールの小さい、ショボい題材ですが、そこで表現されている内容はずっと深い。孤独な少女の心を開く鍵は、やっぱり素直であること。わかっちゃいるけど、うまくいかない。そこがいい。この映画を見た後の余韻は、とても素晴らしいものがあります。





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2008-02-27

潜水服は蝶の夢を見る

テーマ:洋画

これがホントの目玉オヤジだ! 目ん玉ひんむいて、とくと見よ!


原作は、ジャン・ドミニク・ボビーの同名自伝。雑誌 「ELLE」 の編集長だった彼は、突然の発作により身体の自由がきかなくなる。唯一動かせるのは、左目のみ。まばたきで言葉を語り、何と本を一冊書き上げてしまった!本人が書いた原作があるという時点で、思いっきりネタバレですねえ。いくらネタバレしない映画熱でも、これはしょうがないってもんです。だからこの映画は、彼の内面の世界を味わうことにしましょう。


監督は、ジュリアン・シュナーベル。本業は画家だそうな。「バスキア」 のおっちゃんですね。撮影監督は、ヤヌス・カミンスキーで、プロデューサーは、キャスリーン・ケネディ。うーむ、スピルバーグの影がチラつくなあ。


出演は、マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ・ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ、エマ・ド・コーヌ、マックス・フォン・シドー、ニエル・アレストリュプ。


さて、映画ですが、なかなか面白く、興味深い仕上がりとなりました。芸術的にも見る価値はあるし、ブラックなギャグもメガヒット。こんなに暗い題材なのに、見た後の気分はとても明るかったように思います。


本作を見ていると、表現方法っていろいろあるんだなあと感心させられます。言葉じゃない何かが、画面の奥から迫ってくる感じがしました。ありきたりの描写しか知らない人は、肩透かしをくらった気分になるかも。ここでそうくるか、っていう妙な雰囲気。とても刺激的な時間を過ごせました。


映画そのものは、いたってシンプル。余計なものを極力排除し、伝えたいことを最大限に映し出す。シュナーベル監督って、撮り方が面白い。映画監督としてどうなのかは、俺にはわかりませんが、才能のある人であることは間違いない。うまく説明できないけど。


例えば、全然関係ない環境映像を使用したりする。その映像自体が持つ力ではなく、このタイミングでこれを入れるセンスの良さが光る、ということだと思うんです。ここは普通ならこうくるだろ、って思っている人はムカツクかもしれないけど、俺はその意外性を楽しめました。まあ、俺も変な人間ですから。


この映画、どんな映画ですかと聞かれれば、いい映画ですと答えます。大切なことを表現している作品であることは間違いないから。ただその手段が、万人に受け入れられるかどうかはわからない。だからこそ、実在の主人公の内面に迫ることができたと思うんです。


フキンシンな表現で恐縮ですが、病気の人や、身体が不自由な人が主人公の映画を健常者が見ると、自分は健康で幸せだ、なんて思う部分が少なからずあるもの。だけど、この映画は絶対違う。俺なんか、主人公がうらやましくなったりする場面が随所にありました。彼は、幸せだと思う。それは、自分の力で切り開いたものであるからこそ尊い。その辺が、この映画を味わうポイントかもしれませんね。


あることを伝えるのに、ありきたりの方法をとらないのが芸術家。こういう映画もありだと思う。そして、その創造性を発揮させるきっかけを作った、ジャンの原作に敬意を払いたい。そこに込められた魂の物語を、しっかりと心に刻みましょう。


人間、死ぬ気になれば何でもできる。もうダメだと思ったら、ジャンを思い出せ。彼の肉体が滅びたら、きっと目玉だけつるんと抜けて、手足がピュルピュルと生えていくことでしょう。そうしたら、茶碗風呂で産湯の用意をしなきゃね。 フォーエバー、僕らの目玉オヤジ! …その勇姿よ、永遠なれ。




【鑑賞メモ】

鑑賞日:2月25日 劇場:T-JOY新潟 21:05の回 観客:3人

俺と、カップルが1組だけ。孤独感が増幅されて相乗効果。


【エンドクレジット】

普通に終わります。この映像が流れる意味を考えながら、劇場を後にしましょう。


【オススメ類似作品】


「ダンサー・イン・ザ・ダーク」 (2000年デンマーク)

監督:ラース・フォン・トリアー、出演:ビョーク。盲目になりつつある、貧しいシングルマザーの泣き笑い物語。このオバチャン、危なっかしくてドキドキしました。工場で踊るのはアブナイのでやめましょう。ラストシーンの解釈は、見る人によって様々。俺的には、本作に通じるものがあります。ビョークは、病苦と覚えました。



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2008-02-24

魁!男塾

テーマ:アニメ・特撮

男ってバカです。 バカだからカッコいい。 そして…バカは美しい!


原作は、宮下あきらの同名マンガ。監督・脚本・主演は坂口拓。主題歌は、ザ・バックホーン。その他出演は、照英、山田親太朗、尾上寛之、麿赤児、榊英雄、中島知子、山田辰夫、つじあやの。ナレーションは、千葉繁。…「北斗の拳」 じゃん!


さて、映画ですが、とことんバカです。だから楽しい。居心地がいい。男だけだと、いらん気を使わなくていい。求められるのは、気合いとド根性!…男が強さに憧れる理由は、一体何か。


“男塾” とは、名前の通り習い事をする全寮制の私塾です。例えて言うと、戸塚ヨットスクールみたいなもんでしょうか。厳しい訓練と掟をカラダで学び、一人前の男を育てていく道場。今どきの相撲部屋よりは、血の通った施設だと思いますが。


監督・主演の坂口拓は、香港でいうとドニー・イェンみたいなポジションかと。速いアクションとクールなマスクが魅力の人気俳優。彼自身も熱狂的な原作ファンだそうで、30代になったら男塾の映画撮ろうって、勝手に決めていたそうです(爆笑)。声が弱々しいのがちと残念。


塾長の江田島平八役を演じた麿オヤジは、ピッタリで笑えました。このカオの迫力なら、ゴロツキ集団を束ねられそうだ。照英富樫もよかったと思う。真面目にキャスティングされたバカ映画です。


全編バカで、とにかく楽しい。低脳だけど、格闘センスと体力は超一流!ゴチャゴチャ言うな、オレと勝負しろ!男の子はそうやっていろいろ学ぶんですね。俺はケンカが強くなかったから、憧れちゃうなあ。


一応塾なので、勉強もします。掛け算の九九を気合い入れて叫ぶシーンは爆笑でした。すげえ、ちゃんと原作に忠実に作ってある!照英のアタマ悪そうな演技が最高でした。


俺は、工業高校出身だから、野郎だらけの空間の居心地のよさがわかります。中学生の時、女の子に全然相手にされない暗い男だったこともあって、女がいない学校に行きたかったのが本当の理由。…あ、でもホモじゃないですよ。ちゃんと結婚して子供もいますし。…だけど、美しい美少年に会ったらわかんないなあ。


女だらけの空間と、男だらけの空間って、同じようでやっぱり違うもんだと思います。どんな面子が揃っても、必ず役割が生まれるもの。リーダーを張る奴、作戦参謀になる奴、ケンカっ早い奴、なだめる奴、口数の多い奴、聞き役に回る奴、からかわれる奴、寡黙な奴…。これって、どんな集団でも同じ。


本作では、“強さ” が男の価値を決める基準になります。強さといっても、ケンカだけじゃない。総合的な強さ。それで、その集団のポジションが決まる。そこからチームワークという技術が磨かれていく。


男の最大の魅力は、いざとなったらバカになれるということ。言葉は悪いけど、本気で何かを成し遂げるには、驚異の集中力が必要になる。その究極の戦闘モードが “バカになる” ということであるととらえていただきたい。


一時期、女の映画ばっかりになった時代があった。男が脇役に回って久しいけど、最近、男を表現する映画が増えてきた。これは、喜ばしいことである。女の映画は女性監督に任せましょう。男の映画はやっぱり男が作って欲しいなあ。そのバカっぽい表現を見て、女は男を理解して下さい。…わっかんねえだろうけどなあ!


バカは才能です。自分はバカだって悩んでいる少年は、この映画を見て自分のバカを磨け!ここ一番という場面で、最大の力を発揮する原動力こそが、バカヂカラだ!男なら、超一流のバカを目指せ!



  (…さあ、バカって何回言ったでしょう? …あ、いちいち数えんじゃねえよ、バカ!)





【鑑賞メモ】

鑑賞日:2月18日 劇場:ユナイテッドシネマ新潟 21:00の回 観客:約25人

やっぱりメンズデーに行くのがスジってもんでしょう。…野郎ども、かかってきやがれ!


【エンドクレジット】

ザ・バックホーンの主題歌 「刃」 が流れます。この歌を聞いて、己の刀を磨け!


【オススメ類似作品】


「逆境ナイン」 (2005年日本テレビ)

監督:羽住英一郎、原作:島本和彦、出演:玉山鉄二。気合いとド根性の熱血野球バカ映画。ガオシルバータマテツが、スバラシイ演技を見せてくれます。そうかあ、野球って1人でもできるんだ。「仮面ライダー響鬼」 の明日夢くんも出ています。コワモテ校長は男・藤岡弘!ウホホ、本作の塾長との勝負が見てみたい!


「VERSUS」 (2000年ウェブコプロデュースカンパニー)

監督:北村龍平、出演:坂口拓、榊英雄。本作で激しいバトルを繰り広げた2人は、この映画の2人です。ありえないようなアクションセンスが笑える1本。ハイキックで首チョンパってどうよ。ちなみに 「響鬼」 に出ていた松田賢二もこの映画に出ています。「怖い顔」 の兄ちゃんですよね。




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2008-02-24

底抜けにちりとてちん

テーマ:TV

いよいよ佳境に入ってきた 「ちりとてちん」。 草若師匠の最期を、我が家でも家族全員で見届けました。幸せな生涯だと思います。師弟愛って、美しいですね。


このドラマをずっと見ていますが、未だに主人公の影が薄いのが笑えます。そこが面白い。こんな不器用で危なっかしい主役はいないでしょう。…ホンマに大丈夫やろか。


貫地谷しほりという女優は、ホンマにオモロイ。うまいのかどうかわからないけど、他の若手女優にないものを確実に持っています。時おり、ゾクっとするような表情を見せた瞬間、内面に秘めたものが輝きを放つ。


全体的に、ムチャクチャな物語だと思います。誰が主役かわからんし、ゴチャゴチャしている。毎回15分だから、そういうもんなんでしょう。


しほりちゃんの、ボケる “間” が面白い。数秒沈黙して 『…えっ?』 というあのタイミングです。お約束のようなこの場面、年齢層の高い人にもウケるんじゃないでしょうか。で、やっぱり小草若の 『…そ~こ~ぬ~け~に!』 は名セリフですなあ。俺が言うと、娘がやめろって言いますが。


落語は、人に何かを伝えていく職業。師匠から弟子に伝え、いいものを未来に伝えていく職人芸。製作スタッフも、役者さんも、いいものを視聴者に伝えようとするいい姿勢が感じられるドラマです。


視聴率がどうの、紅白歌合戦で無視されたの、スペシャル番組が全部深夜枠だったのといろいろ迫害を受けている番組ですが、ファンは確実にいると思います。だって、面白いもん、これ。


このドラマから学ぶことは多い。生きるということ、人と関わるということはどういうことか。人生の先輩も、これから社会人になる人にもオススメしたいドラマです。


しほりちゃんって、何ともいえない表情をする時がある。瞳がセリフを超えているというか、何だか凄みがあるんです。嫌な役をやったら相当コワいだろうなあ。


来週からは、A子ちゃんといよいよ女の対決モードですね。A子ちゃんのコワモテビームも悪女風で面白いけど、本気出したらB子ちゃんの方が絶対恐いと思う。ガンガン思いっきりやって欲しい。包丁持って格闘してくれたら楽しいだろうなあ。


ちょっと小耳に挟んだんですが、しほりちゃん、今度民放ドラマで主演やるとか。へえ、それはすごいね………えっ?おいおい、ホント?大丈夫かよ、あんた!キミが主役なんて珍しいから、「ちりとてちん」 がてっきり最初で最後かと思ってました。 うわー、また心配せにゃならん。 …ホンマに大丈夫やろか。




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2008-02-23

アース

テーマ:洋画

宗教団体の宣伝みたいな映画でした。 映像は最高、中身は最低。


今頃何だよ、と言われそうですが、どういうわけか、見るハメになってしまいました。世界中が絶賛しているこの映画ですが、不安が的中してしまいました。もうこの映画の記事を書くブロガーもいないだろうし、見に来る人もほとんどいないと思うので、今回は辛口の熱燗でいきたいと思います。


監督は、アラステア・フォザーギル。出演は、地球の動物のみなさん。ギャラは生肉でしょうか。日本語吹替版ナレーションは、渡辺謙。


さて、映画ですが、何ともうさんくさい仕上がりとなりました。せっかくの映像が台無しですね。ご愁傷さまです。一応ドキュメンタリー映画のスタイルをとっていますが、メッセージの伝え方が露骨なので、俺的には嫌悪感タップリのシロモノです。はっきり言ってキモチワルイ。


“地球温暖化ブーム”って、まだ続いているらしい。「不都合な真実」 がいいかげんな映画だったし、イマイチ内容がよくわからない。進化論と同じくらいのレベルだと思う。温暖化という理論は否定しないし、それもあるとは思うけど、何もかも温暖化のせいだって短絡的に結びつけていくのは、危険な思想ではないでしょうか。


最近の本屋で見る限りでは、反論本の方が多くなったように思います。ついこの間までは “地球氷河期論” で騒いでいた人たちはどこへ行ってしまったんでしょうね。こっちの方が金になるから鞍替えしたんでしょうか。


北極の氷が溶けてなくなっていく映像を見せて 『…大変だ、温暖化のせいだ!』 って言えばわかりやすい。シロクマが泳いでいる場面を見せて 『…早く何とかしないと、このクマちゃんが生きる場所がなくなっちゃう!』 っていうのもわかりやすい。砂漠化が進んで動物たちが困っている、なんていう理屈も同様。何もかも温暖化のせいだそうです。まるでキーワードのようにこの言葉が使われている。…ノストラダムスとおんなじ。


耳に心地いい理論って、一度は疑ってみた方がいいんです。やたらと情報を鵜呑みにする傾向のある人は特に。詐欺師だって、インチキ商法だって、いいことばっかり言うでしょ。うまい話、おいしい話、甘い言葉にはくれぐれもご注意下さい。世の中、そう単純な理屈で片付けられないことが多いから。


環境問題というのは、真剣に考えなければならない。それはわかる。しかし、本作では、見ている者に考える隙を与えずに、情報のシャワー漬けにしようとしているように感じるんです。これではまるで宗教の常套手段。みんながそう思っているんだから、疑問の余地はない、だから余計なこと考えずに言うこと聞きなさい、ってか。メッセージって、伝え方によって全然内容が変わっちゃうからなあ。どうなんでしょう?


人を動かす方法で、一番簡単なのは “脅迫” なんです。脅かして、不安にさせて、こうすれば大丈夫ですよ、これさえあれば心配いりませんよ、これで幸せになれますよ、っていう手法。子供が親におねだりする時も、みんな持っているんだよ、って言うもんね。何とかしないと大変なことになるよ、って脅かすのが一番効果的。だけど、無理矢理動かした後の反動は、とても大きいんです。


誰かに何かを伝える、ということは簡単じゃない。ブログの文章だって同じです。言い方一つで、どうにでもとれる。そういう意味では恐い。だから、誤解ばかりされる人は、人と話すのが恐くなってしまうんだと思います。そのつらさは人一倍わかる。俺だって、命令や強制は好きじゃないから。


本作を見て気になることは、見ている者をコントロールしようとしている意図がミエミエだということ。確かに正しいことなのかもしれないけど、伝え方が乱暴だと思う。弱い者を力でねじ伏せようとする雰囲気がする。そのことを、見ている側も作っている側も気づかないとしたら、それは恐ろしいと思うんです。俺の考え過ぎならいいんだけど…。


ドキュメンタリーというのは、伝え方次第で、結論がコントロールできる。TVの報道番組と同じです。政治家やタレントがこんなこと言いました、街の声を聞いてみましょう、あれはけしからんですね、ははあ、なるほど、こんなことが許されていいんでしょうか…俺、そういういうの大キライ。意図的なアンケートやデータ集計も信用しない。


しかしねえ、面白いんですよ。以前 「あるある大事典」 のことに触れましたが、以前は善玉だった食材が、今では悪役になっていることに誰も疑問を抱かない。先週あれを食えって言われて、今週はこれだってなるともう先週のことは忘れている。完全に刷り込まれていた証明だもんね。何の疑問も抱かず言われた通りにする方が恐ろしいことなのに。


学校や会社で、あるいは社会のルールとして守らねばならないことはたくさんある。それは当然としても、何を食べるかとか、どの情報を取り入れるのかくらい、自分で選びたい。自由には責任が伴うのだ。おかしいと思ったら、納得いくまで考える。俺はそういう男です。


この映画、子供は500円で見られるそうな。いいじゃん、見たらいい。見て考えて欲しい。大人の意見も一応聞いて、自分の答えを出してみるといい。それを覚えておいて、大人になった時にもう一度考えてみたらいい。一生かけてもわからないかもしれない。それでもいい。考え続けるということは、戦い続けるということだから。答えがわからない疑問であるからこそ、考える価値があるってもんです。



動物たちの映像は素晴らしい。これを見るだけでもかなり勉強になる。余計な解説の方が邪魔くさい。獣たちは、環境がどんなに変化しようが、ちゃんと適応して生きている。食う者と食われる者。正義も悪もない。これを撮影したスタッフの情熱に敬意を表したい。画面を見れば、ちゃんとわかる。


海面でジタバタ泳いでいるシロクマの姿が、情報の洪水に押し流されようとしている現代人と重なる。足のつかない場所で、方向もわからない状態で、どこへ行けばいいのか。そこに行けばエサ場がある、きっと生きる糧がある、自分に必要な何かがある。そういう場所を求めて、人の心は旅をするのだ。


生きるために必要な嗅覚を磨け。美味か毒か嗅ぎ分ける能力が、人間には備わっている。言葉が難しくてわからなくても、直感で見抜け。そうすることで、心が研ぎ澄まされていく。自分の心を信じることが出来れば、人にも環境にもやさしくなれる。…俺は、そう思います。




【鑑賞メモ】

鑑賞日:2月17日 劇場:ユナイテッドシネマ新潟 14:15の回 観客:約50人

幅広い年齢層のお客がいっぱい。母親と娘という組み合わせも多かったように思います。


【エンドクレジット】

普通に終わります。すぐに帰っても大丈夫。


【オススメ類似作品】


「ヒロシマナガサキ」 (2006年アメリカ)

監督:スティーヴン・オカザキ、出演:被爆者のみなさん。ともすれば、意図が誤解されてしまうこの題材ですが、素晴らしい作品に仕上がりました。本来、ドキュメンタリー映画とはこういうものなんじゃないかって思います。見る側に考えさせる時間をタップリ与えている点が、俺的には好ましく思えました。オカザキ監督は、きっと人格者である。映画を見て、そう感じます。




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2008-02-20

やわらかい手

テーマ:洋画

このオバチャン、なかなかイカしてます。 オー・マイ・ゴッドハンド!…おお、最強の癒しキャラ!


どうも最近、エロ映画が続くなあ。本作もR15指定ということで、かなりオトナ向きの文章になると思います。よい子のみなさんはどうかご遠慮下さい。 …つーか、ガキはこんなもの見るんじゃねえ!


監督は、サム・ガルバルスキ。原案・脚本は、フィリップ・ブラスバン。2007年ベルリン映画祭で大ウケした話題の映画。イギリス・フランス・ベルギー・ドイツ・ルクセンブルグ合作…世界中が協力して、何作ってんだか。


出演は、マリアンヌ・フェイスフル、ミキ・マノイロヴィッチ、ケヴィン・ビショップ、シボーン・ヒューレット、ドルカ・グリルシュ、ジェニー・アガター。…さっぱりわからん。


さて、映画ですが、スバラシイ傑作の誕生です。この作品には、暗い世相を吹き飛ばす力があると思う。ストレスのたまった大人のみなさんに強烈オススメしたい。あなたの健全なエロ願望を満たしてくれる、スジの通った稀有な作品。死ぬほど笑えて、グッときます。…これ、いい映画ですよ。


孫が難病にかかってしまい、大金を工面しなければならなくなった中年の未亡人が主人公。特技も職歴もないオバサンには、全く仕事がない。そんな時、“接客係募集・高給” という張り紙を見つける…。


人間誰しも、一つくらい秀でたものがあるもんです。このオバチャンの唯一の武器は、“やわらかい手” でありました。この手で接客業だそうです。もうわかりますね。…え、まだわからない?鈍感だなあ、アレですよ、アレ!


部屋に入ると、壁に小さな穴があいています。そこはちょうど腰の位置。お金を払ってそこに○○を入れると、部屋の向こうで待機している “やわらかい手” が、貴方を天国に連れて行ってくれるというわけです。…はい、もうわかりましたね。そういう映画です。


この映画、一歩間違えると露骨で下品なものになってしまう。しかしながら本作は、ある意味 “気品” というものを感じさせる何かがある。素材はエロでも、中身はいたって真面目。だからこそ余計に笑えるんですね。すごい映画もあったもんです。いやあ、驚きました。こんな作品、滅多にお目にかかれませんよ。


そういう仕事をしたことがない彼女は、とまどいながらも、次第にプロの技を開花していく。お客が喜ぶと、技にも磨きがかかっていく。それは、彼女の人生の中で何を意味するのか。


ここで大切なのは、何かを得た時に、何かを失うということ。生きていれば度々そういうことはある。その時に、どう乗り越えるか、どう消化していくかで、その後の生き方が変わってくるもの。彼女の場合、年くってからの急激な変化ということをプラスして考えれば、並大抵なことじゃないでしょう。立派です。見事です。人間、いつどうなるかわかったもんじゃない。いろいろ学ばさせてもらいました。


平坦な人生を生きている人には、きっとわからないのかもしれない。でも、どんな人でも苦悩はある。彼女の生きる姿勢を見て、何かを感じてもらえたらそれでいい。…後は、底抜けに笑いましょう。


ヌイてヌイて、ヌキまくれ!心の中のわだかまりも、涙も悔しさも、この腕で、この指先で、芯から昇天させてしまえ!男たちは、彼女の羽毛布団のようなぬくもりハンドで、見も心も清められよ!地獄であろうが天国であろうが、居心地よくするために人生がある。その手で…幸せをつかむべし!




【鑑賞メモ】

鑑賞日:2月15日 劇場:シネ・ウィンド 20:35の回 観客:約10人

オバチャン2人組が大ウケしてました。やっぱり、この年代はたまらないんでしょうなあ。


【エンドクレジット】

普通に終わります。すぐに帰っても大丈夫。


【オススメ類似作品】


「フル・モンティ」 (1997年イギリス)

監督:ピーター・カッタネオ、出演:ロバート・カーライル。無職で金に困った男たちが、何とストリッパーになる!トンデモな内容ですが、なかなか笑えるし、切なく泣けて面白い。人生で挫折を味わった者は、何にだってなれる。マヌケなんかじゃない。一生懸命にがんばる男は、美しく輝くのだ。



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2008-02-19

チーム・バチスタの栄光

テーマ:邦画

「トリック3」 でいいじゃん。 仲間由起恵が竹内結子にスイッチしただけ。 …どんと来い、医療殺人!


ネッシーの次は、バチヘビ…じゃなかった、バチスタです。バチスタとは、バッチいスターではなく、心臓手術のこと。ブラジルの心臓外科医ランダス・バチスタ氏の名前を取って、バチスタ手術と命名されたそうな。


原作は、海堂尊の同名小説。この人、現役の医師だそうで。監督は、中村義洋。「アヒルと鴨のコインロッカー」 のおっちゃんですな。製作はTBSで、主題歌はEXILE。いかにもだなあという雰囲気がプンプン。期待しなくて正解でした。


出演は、竹内結子、阿部寛、吉川晃司、池内博之、玉山鉄二、井川遥、田口浩正、田中直樹、佐野史郎、平泉成、野際陽子、國村隼、上田耕一、ベンガル、山口良一。


さて、映画ですが、医療現場の勉強になる…くらいしか言えないですね。パッとしない映画でした。途中で犯人がわかっちゃったし、ギャグも寒かった。原作は 「このミステリーがすごい」 大賞を受賞したそうですが、何の驚きもなかったなあ。つまんないオチだってことが、衝撃のラストかと。


日本の医療の最新設備を誇る大病院があった。そこには、“チーム・バチスタ” と呼ばれる優秀な心臓手術チームがある。ところが、最近になって立て続けに手術が失敗。これはもしかして、殺人の疑いが…。病院内で調査をすることになり、厚生省から1人の男がやって来た。


たぶん、小説の方は面白いんだろうなって感じがします。映画は、残念ながらTVドラマレベルのテンション。スクリーンに映すには、かなりショボい出来でした。まあ、TBSが作ったんだからしょうがないか。ドラマ好きなおねえちゃんたちには、ちょうどいいかも。


主演の竹内結子は、「クローズド・ノート」 の先生とおんなじで、不器用でお人よしのキャラ。残念ながら、俺的にアウトです。ソフトボールの練習もいいけど、医者としての顔を演じることに力を注いで欲しかった。プロとしての存在感は微塵もなく、何だかバイトの女の子みたいでした。ぎこちなさと不器用さは違う。何もかもが全てわざとらしかったので、見ていて何度も顔を背けたくなりました。悪いけど、彼女は底が見えたかもしれない。


阿部寛は、何やっても同じキャラだから、別に何も期待していなかったので、まあこんなもんでしょう。誰が見ても上田教授そのまんまです。彼は、この調子でこれからも行くんでしょうね。本人がこれでいいと思っているんだから、これ以上のレベルには絶対ならない。本人が役者として満足しているなら、何も言うことありません。


この2人がコンビを組んで捜査を進めていくんだから、何の盛り上がりもない。ギャグのキレも悪い。やっぱり仲間由起恵じゃないとうまく絡めないんでしょうか。見れば見るほど切なかった。パンフの記事によると、原作ファンが彼のキャスティングを熱望したそうな。…本当?熱望じゃなくて捏造じゃないだろうな?


他の役者さんに対して書くと、ある意味犯人を示唆することになってしまう可能性があるので、あえて割愛させていただきます。割とすぐにわかっちゃったし、お前かよ、つまんねえなって感じなので、衝撃も感動もありません。やっぱり、キャスティングと監督のセンスが致命傷のように思えて仕方がありません。題材自体は面白いから、もっとちゃんとした映画にできたと思うんだけどなあ…残念。


中村監督のスタイルが、俺にはイマイチ溶け込めません。きっと、今どきの人にはウケるんでしょうが、何と言うか、映画として軽いんですよね。心から湧き上がってくるものが乏しいというか、投げやりな演出という感じがする。「アヒルと鴨…」 同様、こじんまりした作品でした。それが彼の持ち味なのかもしれないけど、俺は好かないなあ、こういうの。


俺がこの映画に期待したのは、“医療現場の空気” でした。実際、こんなもんなんですかねえ。何がリアルかはよくわからないけど、本作から感じたことは、“冷たくて、寂しい世界” ということでした。人の心を表現する場面がオーバーアクション過ぎて、かえってイヤミだったと思う。何だか医療メーカーのCMみたいでした。


タイトルの “栄光” という言葉がかすんで見える。ハリボテのような作品が、原作の力で曳航されて、何とか動いている…といったイメージかと。きっと、賛否両論の世界ですね。


この映画を見て、心臓外科医を目指す若者が増えてくれれば、それはいいことだと思います。心臓を治療するには、心臓が強くないとね。ハートがなくては、人は救えない。だから…この映画にももう少しハートが欲しかった。機械的・事務的・都会的な感触がどうも…。ははは、俺、イナカもんですから!




【鑑賞メモ】

鑑賞日:2月13日 劇場:ワーナーマイカル県央 21:35の回 観客:約15人

笑い声もすすり泣きも一切聞こえない、静かな、静かな空間でした…。


【エンドクレジット】

普通に終わります。バチが当たらないうちにさっさと帰りましょう。


【オススメ類似作品】


「海と毒薬」 (1986年海と毒薬製作委員会)

監督:熊井啓、原作:遠藤周作、出演:奥田瑛二。本作とテーマは異なると思いますが、根っこの部分では共通点があると思います。医者って、やっぱりああいう人とこういう人に分かれていくんでしょうか。引きずってはいけないこともあるでしょうが、なくしてはいけないものも、やっぱりある。


「救命士」 (1999年アメリカ)

監督:マーティン・スコセッシ、脚本:ポール・シュレイダー、出演:ニコラス・ケイジ。「タクシー・ドライバー」 のタクシーが救急車に変わっただけの映画。医療に携わる者が、忘れてはいけないものは何か。イカレていても、これだけは必要なもの…みんなで考えましょう。





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2008-02-17

ウォーター・ホース

テーマ:洋画

くそう、この怪獣は火を吹かんのか! しかも、かわいくない上に、生態系を破壊する。 …ダメじゃん。


“ウォーター・ホース” とは、水が出るホースではなく、“water horse” つまり “水の馬” という意味。スコットランドのネス湖に出る伝説の生物のことだそうな。いわゆる “ネッシー” というやつですな。


原作は、ディック・キング・スミス。監督は、ジェイ・ラッセル。音楽は、ジェームズ・ニュートン・ハワード。


出演は、怪獣、少年、以上。他はどうでもいい。まあ、エミリー・ワトソンが母親役で出ています。このオバチャンも結構怪物だと思いますが。


さて、映画ですが、ひたすらバカで笑えます。子供でも大人でも首をかしげるような、徹底した中途半端さが魅力かと。まあ、少年の夢ムービーなので、何も考えずに少年の目線で楽しみましょう。


内気な少年の父親は、戦争に行ってなかなか帰って来ない。寂しい少年は、湖の近くで変なものを拾う。それは、妖しい光を放っていた。…家に持ち帰って、さあ大変!


“ネッシー” といえば、あの有名な写真がニセ物だったのが判明したのが記憶に新しい。バカだなあ、ニセ物くさいのがいいのに、心霊写真と同様、こういうのはアートなんですよ。写真そのものを通して、ロマンと想像力を掻き立てるのが面白いんじゃん。そういう点をフォローする場面もあるので、そこはよかった。この映画で最大級に評価したい部分です。


しかしまあ、ネッシーのデザインがイケてませんねえ。貧弱で貧相で、生臭そうです。ちぇっ、もうちょっとカッコいい怪獣をしたんだけどなあ。こいつを見ていると、何だかイライラムラしてくる…ああ、キモチワルイ。感情移入なんて、とてもできそうもない。ただの獣です。コイツよりチュパゲラ の方が魅力的だと思います。


巨大生物という点では、ほどよくデカくてOK。しかし、実際こんなやつが湖にいたら、生態系がメチャクチャになるでしょうなあ。ブラックバスより迷惑な生き物。食欲も旺盛だし、やっぱり少年が飼うにはしんどいと思う。金持ちか国にバックアップしてもらった方がいいかと。でも、おせじにもかわいいとは言えないし、カッコよくもないので、人気は出ないでしょう。…やっぱりこいつ、殺しちゃいましょう!


時代設定が第二次大戦の最中なので、湖から首を出していると、潜望鏡と間違えられたりする。砲撃されたりなんかして、戦うかと思いきや、ひたすら逃げるだけ。小さい人間にはすごむのに、何とも情けないですなあ。お前、怪獣としての誇りはないのか?ちっとは反撃して暴れろ!全くもって、魅力ゼロ。


じゃあ、この映画で何が面白いのかというと、俺的には主人公の少年です。こいつ、何がすごいって、怪力の持ち主。あのネッシーにダイレクトにつかまる腕の強さは超人的と言えるでしょう。手綱もないのに、ヒレもないのに、腕だけでつかまってるんですよ!これ、スゴいじゃん!お前、「筋肉番付」 で優勝できるよ、きっと。


「まんが日本むかしばなし」 のオープニング映像では、龍の子太郎がでんでん太鼓を片手に、もう一方の手一本でつかまっていた。でもこれは、ウロコをつかんでいたのかもしれない。「エラゴン」 では、翼がある分、安定していたのかもしれない。だけど本作では、なんにもないつるんとした首を、腕だけで抱えています。それだけでもすごいのに、そのまま水中にドボン。ゴボゴボいいながら必死でつかまっている!さらに水上にジャンプ!まだ離れない!いいぞ、少年!ロデオ大会でもきっと優勝だ!象も絞め殺せるぞ!


そんな少年の母親がエミリー・ワトソン。エミリーといえば、「奇跡の海」 でストイックな信仰心あふれるヤラセ女を生き生きと演じ、「レッド・ドラゴン」 で犯人のチンコを愛撫した最強怪物女。このかーちゃんに育てられた少年は、きっとたくましく成長していくことでしょう。将来楽しみだ。食うに困ったらネッシーを食えばいいもんね。


そんなわけでこの映画、少年の夢がいっぱい詰まった珍作です。 …キミならどんな夢を見る?




【鑑賞メモ】

鑑賞日:2月13日 劇場:ワーナーマイカル県央 18:50の回 観客:6人

猛吹雪で路面が凍結した夜だったので、ガラガラでした。…いや、この映画にしては入った方かも?


【エンドクレジット】

普通に終わります。すぐに帰っても大丈夫。


【オススメ類似作品】


「ドラえもんのび太の恐竜2006」 (2006年東宝)

藤子・F・不二雄原作。映画版もいいけど、俺的には原作マンガが好きです。このリメイク版では、原作の絵柄を重視したデザインが際立ってよかった。致命傷は、ピー助の声が神木隆之介だったこと。声変わりした恐竜は、やっぱりキモチワルイ。コレ以来、彼のことを神木ピー助と呼ぶようになりました。DVDを再発売する時は、彼の声を消して収録した音声トラックを特典につけてくれ。放送禁止用語の “ピー” という音にしろ。そうしてくれたら、俺、買います!


「ウルトラマン 第15話 恐怖の宇宙線」 (1966年TBS)

監督:実相寺昭雄の名作。少年が空き地のドカンに落書きしたショボい怪獣が、ホンモノになって巨大化してしまう。その名は “ガヴァドン”。俺の妻が一番好きなウルトラ怪獣です。ちなみにAとBがいます。どんなデザインか、キミは覚えているかな?


「アイアン・ジャイアント」 (1999年アメリカ)

監督:ブラッド・バード、原作:テッド・ヒューズ、声の出演:ジェニファー・アニストン。ちょっとマニアックなアニメです。地味でダサいロボットと友達になった少年の物語。しかし…実はモノスゴイ機能が搭載されていた!中盤以降のハイテンションな展開は、マジで興奮しました。本作よりずっとイケてます。



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2008-02-16

ネタバレDVD探検隊 ~生物パニック編~

テーマ:ネタバレDVD探検隊

今年もやります。最初はやっぱり巨大生物ものでいきましょう。息をのむような下らなさに、見ている側もパニックになってしまう!映画熱が厳選したゴミ映画3本をご紹介します。…さあ、これを見る勇気があるか?




「クロコダイル」 (2001年アメリカ)


タイトルからわかるように、ワニです。10メートルの巨大ワニが、人間を食いまくる。しかもこのワニ、海に出ます。デカいから、サメも食っちゃう。泳ぐ早さはサメより遅いみたいですが。


イカレたサーファーたちが、足をわざとナイフで切って、血ィ出しながらサーフィンをする。サメに追われるのがスリルなんだそうな。それを撮影して喜ぶ映画監督。そんなイカれた奴らは、食い殺されても文句言えないでしょう。案の定、どんどん食われていきます。うわはは、バーカ!


しかし、10メートルという設定は微妙だなあ。あるシーンではデカく見えても、別のシーンだと異様に小さかったりする。で、恐るべきは、ワニの消化能力。さっき人間1人食ったばかりなのに、もうおかわりしようとする。おまえはギャル曽根か!こいつ、つかまえて飼おうにも、エサ代がえらく大変みたいだから、やっぱり殺しちゃいましょう。


だんだん減っていく男たち。スタイルのいいねーちゃんたち2人が生き残るのは定番でしょうか。楽しそうに逃げていく姿は、レジャー気分。やっぱり女は強いなあ。さて、生き残った男はあと1人。これはラストがどうなるか。男女ペアでラブラブで終わるか、彼女が死んでもう1人の女とくっつくか。女だけ生き残ってレズになるか、見ものです。


洞窟におびきよせて、爆弾でドッカーン。あっさり死んだかと思いきや。おねーちゃんがコノヤロとキックしたら、途端に復活。彼女をバクリ。結局恋人カップルが生き残り、最後のオニゴッコが始まる。逃げまくって、草のツルでアアアーとターザンして、崖からジャンプ。水の中にドボン。ワニも追いかけてダイブ。すると、下に尖った岩が!あらら、グサ。うぎゃあと悲鳴を上げて、ワニ君絶命。気のせいか、かなり小さくなったみたい。爆弾で死んでいた方が、怪獣としてはカッコよかったかもね。思いっきりマヌケでした。


その後、何もなかったように2人でイチャついて終了。…とりあえず、ハンドバッグ屋でも開いたら?




「サーベルタイガー・パーク 百万年ぶりの餌食」 (2005年アメリカ)


パッケージの絵がバカです。いくらなんでも、キバが長過ぎるだろ!これは、顔の長さと同じくらいあるでしょうか。それが顔の下半分にニョッキリ生えてるんだから、はっきりいってジャマだと思います。これじゃ、歩きながら引きずっちゃうでしょう。獲物を狩る時は姿勢を低くしないといけないから、地面に刺さっちゃいますねえ。で、ほどよくデカくて、車を3台くらい踏み潰してますが、これも当然ながらウソです。本編を見たら、車に入れるくらいの小ささでした。


「ジュラシックなんとか」 みたいに太古の生物を蘇らせて、テーマパークを開いて一山当てようと企む詐欺師のオヤジが登場。カビの生えた安い設定ですねえ。金持ちの出資者を招いてプレミアパーティーが始まった。その頃、園内では恐ろしいことが…。


ゲートに異常が発生。さては侵入者か。こういう時は大抵、警備員がのん気だったりする。『…きっと故障だから問題ないでしょう。』 ってことになる。で、見に行った奴が食われる。なかなか戻って来ない。『…あいつ、サボッてるな、けしからん奴だ。』 こっちはこっちで、カップルがいちゃつくところを監視カメラでじーっと見てたりする。…うう、こんな奴ら、さっさと全員食われちまえ!


どうやら、実験中のネコが逃げ出したらしい。うわあ、そりゃ大変…って、え?今、ネコって言った?あれれ、サーベルタイガーじゃないの? 『…ネコを逃がすな、つかまえろ!』 あ、やっぱりネコみたいですね。せめてトラと言って欲しかったなあ。そうか、ネコかあ。おサカナくわえて逃げ出したんでしょうか。ここはサザエさんの出番かな。ただのネコが、どうしてサーベルタイガーになるんでしょう?


『…緊急事態です。お客を帰しましょう!』 『…バカ野郎!大事な金ヅルだぞ。封鎖はダメだ。お前らで何とかしろ!』 …避難しようと言ったら、非難されちゃいました。あっはっは。


よし、作戦だ。施設の電力を全てオンにして、そこら中が明るくなれば、ビックリして逃げてくる。そこをつかまえよう!…ネコの脳ミソ以下の連中ですな。うまくいったらいいことしてあげるわ、なんて言われて奮い立つバカ男。あのう、すいません、こいつら早いとこブチ殺して下さいな。


しかしまあ、会話もバカです。過去に恋人を3人も亡くしている女がいて、その女に言い寄られる男。 『…1人だったら悲劇だが、3人となると…不注意だな。』 『…ただの偶然よ!』 うわはは、ナイスボケ!ここだけ爆笑でした。本筋と何の関係もないけど。


実験室のサンプルで、ホルマリン漬けになったサーベルネコの胎児も爆笑でした。100円ショップで売っているようなショボいデザイン。何だか、泣きたくなるようなチープな造形。バカ満載のゴミ映画です。情け容赦ないウルトラバカホルモン攻撃に、キミの脳は耐えられるか?


で、3匹のトラ…いや、ネコが暴れながら人を食い殺す。首がチョン切られ、手足がバラバラにされ…っておい!器用過ぎるって!あのバカ長いキバで引き裂いたのか?すげえ技術だなあ。肉食獣って、噛み付いて引きちぎるんじゃなかってっけ。ははあ、きっとキバがノコギリ状に…ってそれはないな。


とうとう金持ち連中にバレて、大騒ぎ。右往左往しながら食われる人々。ネコだと思うとデカいけど、トラだと思えばいたって普通サイズ。詐欺師のおっさんは、追い詰められて、建物のオブジェの下敷きになって絶命。トラは人間が射殺。以上、終わり。くっだらねえラストだこと。せめて、追いかけながら木の周りをグルグル回って、バターになっちゃうとか、気の利いたオチはないんでしょうか。ひたすらバカです。教訓、バカは百万年たってもなおらない!




「アイス・スパイダー」 (2006年アメリカ)


スキー場にクモが出ました。おおっ、巨大グモか!…と思いきや、以外に小さい。胴体が犬くらいでしょうか。これなら、格闘しても勝てそう。思いっきりCG合成で、色がムダにカラフルでチャチい。その代わり、いっぱいいる。こいつら見てると、恐怖を感じるよりもムカついてくるような…ああ、くそう、片っ端から足をへし折ってやりてえ!


遺伝子操作で生物兵器を研究中に事故が起きて、実験体が逃げ出したそうな。はいはい、そうですか。よくあることですねえ。で、何でアイス・スパイダーなの?はあ、普通のクモなら寒さに弱いけど、こいつは平気だそうな。そりゃそうでしょう、ただのCGだもん。見ている方が凍りつきそうですね。ああ、寒い設定。


このクモ、どうやら肉食獣のようです。普通、クモって体液を吸うんじゃなかったっけ。こいつらは、噛み切って人間をバラバラにします。ノコギリのようなアゴの持ち主ですね。しかも、食い散らかすだけ。食うんなら、全部食わんかい!人間だって限りない食糧なんだぞ。食べ残すなんてお行儀が悪いじゃん!


主人公は、スキーの元選手で、ケガで引退した男。観光客を相手にスキー指導をして生計を立てていた。彼に挑戦していいとこ見せようという若者が現れ、彼を挑発。勝負するが、あっさり負ける。ガキになめられてヘコむ主人公。


ヒロインは、研究員らしい。施設に行ったら、仲間がバラバラ死体に!クモの巣にグルグル巻きにされて、食料になっていた。きゃあ、大変よ!警報を鳴らすヒロイン。まもなく、いかつい男たちが到着。床に血があるのに、『…警報の誤作動だろう。』 なんてのん気なこと言ってます。ヒロインのねえちゃんが 『…増援を出して!』 と頼んでも 『…兵士はこれで全部だ。我々で何とかする!』 


極秘任務だそうですが、きっと予算をケチったんでしょう。…あらら、あっという間に食われてるし。銃を撃っても当たらない。クモがすばやいというよりも、こいつらの射撃がヘタなんだと思います。もっと訓練しとかんかい!


そうこうしているうちに、観光客にも被害が出始める。行方不明者の捜索に、主人公も参加することに。何でも、警備隊の隊員が全員カゼをひいて出動できないんだそうです。…ロクな奴がいないなあ。ここの治安は誰が守るんだ?大人はみんな役に立たないから、ボクちゃんががんばるってか。


しかしまあ、ここにはショットガンくらい置いてないんでしょうか。みんなただ逃げるだけ。ヒロインのねえちゃんがスキーのストックで、えいえいってやってますけど…ダメだと思いますよ。車でひき殺すのはいいけど、効率が悪そう。俺だったら、ナタを使うかな。チェーンソーなんかもいいぞ。火炎放射器とかないの?あ、高いから買えんってか。…ダジャレ言ってる場合じゃねえぞ!お前ら、もっと緊張感出せよ!


いい加減退屈であくびが出てきたところで、主人公の活躍場面に。発炎筒でクモたちをおびきよせて、得意のスキーで滑走。もうちょっとカッコいいクライマックスにならんのかなあ。まあ、期待なんかしてないけど、スキーで滑りながら攻撃とかできんの?ホントにただ逃げるだけなんですね。戦う気なんてさらさらないってか。


攻撃部隊の射程内にうまく誘い込み、機銃の一斉射撃でオダブツ。よかったね、やっと弾が当たって。主人公はヒロインをゲットして有頂天。今度はキミのお腹の上を滑走しようか…なんて言ってクドくつもりだな。俺的には、おねえちゃんに改造されて、クモ男として再登場してもらいたい。スキーをいっぱいはいて滑走するクモ男!…やっぱりカッコ悪いよなあ。



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