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2008-01-31

1月を終えて

テーマ:エッセイ

【今月行かなかった映画とその理由】


「茶々 天涯の貴妃」

宝塚出身の女優って、ロクなのがいないので、生理的にパスです。どうせつまんないだろうから、チャチャ入れたくなるだけだし。


「アース」

本物だと思うと、余計に嘘くさくなるような気がして、見るのが何だか恐いなあ。眠くなりそうだし。


「銀色のシーズン」

安っぽいタイトルだなあ。予告編でネタバレしまくりだし、何の魅力も感じない。主役が瑛太というのも、萎える要因の一つ。いくら田中麗奈が出ていても、これは行く気になれない。


「ビー・ムービー」

今度はハチだそうな。このポスターのハチ君、とても悪そうですね。かわいさなど微塵もない。娘に 『見に行きたいか?』 と聞いたら 『…別に。』 と言われました。


「テラビシアにかける橋」

児童文学うんぬんは、もうしばらくいいかな、って感じです。娘の成長次第では、見に行く機会もあろうかと。




今月見に行った劇場映画は、全部で8本でした。毎年のことながら、1月というのは大作ばかりで、前半は行く映画がほとんどありませんでした。仕事もバタバタしているせいで、記事を書くのも遅かったので、記憶が薄れてから書くありさま。イライラしたり、ストレスたまったりしていると、思ったように書けないもんです。


最近は、書ける時と書けない時の差が、だんだん極端になっていくように思います。だから、全然書かない日が続いたかと思うと、一気にドカンと書いちゃう日があったりする。読む方はたまったもんじゃないかもしれないけど、こういう性格なので、どうかご了承下さい。


アクセス数は、12日の695が最高でした。普段は150~200くらいなので、ぶったまげました。あり得ない数字なので。きっと何かの間違いでしょう。最近気づいたんですが、“映画熱” という言葉が、やたらとそこらじゅうで使われる一般用語になってしまったようです。このブログを始めた時は、この言葉で検索すると、すぐにここが見つかったもんなんですが、いつの間にかありふれた言葉になっちゃったみたい。だから、間違えてここに来たりするんでしょう。面倒になったら、そのうちブログのタイトルを変える可能性もあるかも。


それにしても、全然書かないのに、毎日のように読みに来てくれる常連のみなさんには、ありがたいやら申し訳ないやらで、不思議な気分です。こんな読みにくい文章でお恥ずかしい限りですが、こういう風にしか書けないのであきらめて下さい。固定客数でいうと、昨年までは約75人、今年の今現在で、85~90人くらいになりました。新しいお客様になってくれた約10数人の皆様、何もできませんが、どうぞよろしく。


オヤジ世代になると、グチが多くなるのはしょうがない。このブログも、イヤミにならない程度に毒をおりまぜていくつもりですので、消化不良にならないようにお気をつけ下さい。気分が悪くなったらすぐに読むのを中止し、他の人のブログへ行って、新鮮な空気を吸いましょう。読みすぎると、心身の健康を害し、社会的な信頼を損なう恐れがありますのでご注意。


今年も、自分のスタイルを貫けるように、全力でがんばります。では、2月もどうぞよろしく。



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2008-01-31

テーマ:邦画

イライラするような、生ヌルい映画。 …コノヤロウ、いっそのこと、俺が調教したろか!


「ベティ・ペイジ」 はお色気映画でしたが、こっちは一応エロ映画です。タイトルは、“masochism” のM。いわゆる “マゾ” というやつです。ちなみにフリッツ・ラングの古典的名作 「M」 は “murder” いわゆる殺人のMです。ヒッチコックの 「ダイヤルMを廻せ!」 も同様。当然、本作にもこの要素は含まれていると思いますが…。題字のMという文字も、何だか妙にエロい。


監督は、廣木隆一。原作は、馳星周の同名小説。出演は、美元(みをん)、高良健吾、大森南朋、田口トモロヲ、なすび、奥田恵梨華。原作者の馳氏もチョイ役で出演しています。


さて、映画ですが、どこから見ても、中途半端な仕上がりとなりました。変に何かを期待したのがいけなかったかも。普通の女が、普通にヤバくなっていくだけの物語って感じ。好きにしてくれ、という印象。


満たされない思いを抱えた、28歳の主婦。経済的にも恵まれ、夫も真面目に働くし、幼い息子も素直で元気。そういう状況であるからこそ、心の闇が次第に広がっていく。軽い気持ちで出会い系サイトに手を出し、ダークサイドに堕ちていく…。


主演の美元は、日本と韓国のハーフだそうな。モデル出身で、演技をするのは本作が初めて。演技そのものは、はっきり言ってダイコン。ただ突っ立っているだけのデクノボウ女優ですが、こういう汚れ役を堂々と演じた意気込みは買ってあげましょう。本作は、素人の女が巻き込まれていく内容なので、そのド素人ぶりがかえってよかったのか、違和感はありませんでした。まあ、どこにでもいそうな、フツーの女。


だけど、激しい場面なのに、体に傷がつかないようにおっかなびっくり動いている “遠慮感” が癪にさわった。悪いけど、彼女という素材では、Mという世界を表現するのは難しいんじゃないでしょうか。もっと体当たりの演技ができなかったかと思うと、ちと残念。Mの入り口だけちょっと覗いちゃった、うふふという感じ。


準主役の高良健吾は、雰囲気がなかなかいい。押し黙った視線。根は真面目だけど、暴走するとブレーキが効かない性格。野獣の牙を隠し持った、ストイックな青年。彼のような男も、きっといっぱいいるんだろうなって思います。彼の演技、また見てみたいですね。


田口トモロヲは、いかにもキャラだったので、あまり新鮮味がなかった。そりゃそうだ、「仮面ライダー THE NEXT」 でハサミジャガーを演じた後だもんね。なすびも、イヤミな男を楽しそうに演じていたけど、彼って悪い奴に見えないから、ちょっと無理感があったかな。こういう役は、波岡一喜や柄本祐にやらせた方が格段にうまいッス。


特筆すべきは、大森南朋。彼は、やっぱり素晴らしい俳優だと思います。本作では、妻の様子の変化に気づきながらも、直接問い正す勇気がなくて苦悩している夫を好演していました。現実の世界では、こういう行動しか取れないダンナさんはきっと多い。言いたいことが言えない、微妙な表情にご注目下さい。


こう言うのもなんですが、俺、美人が苦手なんです。美人と一緒にいると、何だか疲れてしまう。外を一緒に歩いても、比べられてしまいそうでイヤだ。何でオマエみたいな奴がこんなイイ女と、という視線を感じてしまう。自分に不釣合いな人に対しては、遠慮してしまうんですね。小心者だから。


むしろ、欠点だらけの女の中に、魅力的な部分を見つけてあげる方が楽しい。俺だけがわかる、彼女の魅力ってやつです。それは、心で会話しないと、出てこないもの。あたしなんか…って思っている人が、俺の言った言葉で笑顔になってくれるのは、とても心地がいいもんです。そして、その人から教わることも多い。


だから、美人の奥さんをもらうと、大森君みたいに不安な日々を送ることになるかもしれない。そう思うと、彼の苦悩が他人事に思えないんですね。相手が美しいと、自分もふさわしい人間にならないといけない。体型やら、着る服やら、いちいち気にしないといけなくなってしまう。それは…息が詰まる。


絵に描いたような理想的な夫婦って、どこか危ういところがあるもの。完璧過ぎて、壊れやすい一点があるのかもしれない。本作の題材は、そういうダークな魅力にあふれていると思う。だから、もうちょっとがんばって欲しかったなあ。まあ、一般映画の中で表現しないといけないんだから、こんなもんなのかも。


この女優さんだと、やれることが限られているように思う。今まで普通に暮らしてきた人妻が、些細なきっかけによって、妖しい世界に引きずり込まれていく…という過程を表現する力が乏しい。いけないわ、もうやめて、でも…もっとちょうだい、みたいなエロ感も出ない。ただ、淡々と堕ちていくだけ。喜怒哀楽が全く伝わってこない。これじゃ、観客は置いてけぼりになってしまうのではないでしょうか。


個人的には、あまり魅力のない女だと思います。美人だからこそ、余計にイライラ。彼女を見ていると、だんだんムカついてくる。…ちくしょう、男をバカにしやがって、キサマなんかヒドい目にあっても自業自得ってもんだ。同情なんかするもんか。そんな中途半端なMぶりじゃ、プロのお姉さんたちに失礼だぞ。わかってんのか!


何だかこの映画を見ていると、観客の “S” の部分が刺激されるような気がする。そうか、それが狙いか。妻に話したら、『じゃあ、映画がMなんだよ。』 と言われました。なるほど、そういうことか。この映画を見る観客の視点は、Sが最適なんだ。映画館を出た後は、心の中でこの女をなぶり者にして、S願望を満たしましょう。 …うわ、そっちの方がヤバい気がする!…皆様、くれぐれも覚悟してご覧下さい。




【鑑賞メモ】

鑑賞日:1月30日 劇場:シネ・ウィンド 20:00の回 観客:約8人

H支配人に用事があったので、映写室を覗いてから客席に着きました。…うひひ、役得。


【エンドクレジット】

普通に終わります。オオヤユウスケの、何ともいえない歌が印象的でした。


【オススメ類似作品】


「夜がまた来る」 (1994年ビデオチャンプ)

監督:石井隆、出演:夏川結衣。石井監督の最高傑作であると同時に、夏川結衣の代表作。いたぶられ、なぶり者にされてもなお光り輝くその姿は、永遠の女神と言っていい。本作の美元は、彼女のカラダを張った演技を見て、どうか勉強し直して下さい。


「アリエッタ」 「ラ・ヴァルス」

監督:実相寺昭雄、出演:加賀恵子。知る人ぞ知る、伝説のアダルトビデオ。巨匠・実相寺のしつこい演出が際立つ、徹底したエロ作品。ワケありの主婦が、高収入の仕事に就く。それは、出口のない地獄の始まりだった。いたぶられながらも、次第に輝きを増していく、微妙な年代の女。美人ではない、地味な顔立ちの女優をあえて選んだ、監督の着眼点にもご注目。…というか、監督のシュミですね、きっと。



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2008-01-30

ベティ・ペイジ

テーマ:洋画

美人でお人よしだと、苦労が多いんですね。 …そこがまた、彼女の魅力なのかも。


タイトルは、人の名前です。1950年代のアメリカでトップのピンナップ・ガールとして君臨した、伝説のセクシー・モデルの物語。R15なので、中学生以下は入れません。高校生はOK。


監督は、メアリー・ハロン。名前からわかるように、女性です。出演は、グレッチェン・モル、クリス・バウアー、ジャレッド・ハリス、サラ・ポールソン、カーラ・セイモア、リリ・テイラー。


さて、映画ですが、健全なお色気が充満する、ムチムチプリン映画に仕上がりました。女に免疫のない純情な男性諸君には、鼻血ブーものです。勉強のつもりでしっかり見るべし。


主演のグレッチェン・モルは、演技力はイマイチ。モデルの役なんだから、その辺は問題ないでしょう。むしろ、カラダを張った役だから、ボディで勝負。さすがにナイスな体型をしています。それと、あっけらかんとした表情が魅力。屈託のない笑顔は、見る者の心を和ませてくれます。


美人にも、いろいろなタイプがいます。やっぱり人から注目を集めやすいからか、“見られる” ということに慣れている人もいれば、すごく恥ずかしがりやの人もいる。中には、自分が醜いと思っている人も。俺的には、顔かたちよりもむしろ、表情の美しさとか仕草に魅力を感じたりしますが。ちなみに本作の主人公は、自分がキレイであるという自覚のある、堂々とした美人。しかも、性格がいいときたもんだ。そりゃああんた、男が放っておかないでしょう。


ヌードになれるモデルや女優さんは、写真家や映画監督にとって貴重な存在です。いやいや、世の男たちにとっても宝物でしょう。とてもありがたい人たちだと思うんです。…だから、誇りを持って脱ぎましょう!


今どきは、エロDVDが氾濫しているから、何でもたやすく手に入ってしまうご時世。俺が思春期の頃なんか、エロ本ひとつ買うのに、すごい苦労をしなくてはならなかったもんです。だからこそ、ありがたみがあるというもの。いけないことをしているんだ、という罪悪感が興奮を呼び、うしろめたい気持ちがあるからこそ、モデルさんの笑顔に救われたもんです。『…いいのよ、坊や。』 なんていう風にね。


現実の女性と付き合うと、それはそれで大変なもの。そこからまた学ぶものですが、やっぱり願望というか、理想というか、少年の夢というか、男のロマンというか、そういうの、大事にしたいんですよね。個人的に。


この映画は、見る人の年代や性別によって、感じ方がまるで違うと思います。だけど、主人公が一生懸命に生きているということは、みんなにちゃんと伝わると思う。プロの仕事として、誇りを持ってがんばる姿は、この上なく美しい。人に夢を与える職業って、いいもんですね。


女性監督が演出すると、露骨にエロくならないのがいい。だから、むしろ女性たちにウケると思う。1人の女としての生き方を、じっくりとご覧下さい。男はみんな脇役です。


にんべんに夢と書いて “儚い” と読みます。人の見る夢ははかないもの。だからこそ、その夢のような瞬間をいつまでも記憶していたい。この映画は、ベティ・ペイジを愛した全ての人に贈る、彼女からの心のメッセージとなるでしょう。リアルタイムで彼女を知った世代の方たちには、きっとたまらないものがあると思う。お世話になった彼女に敬意を表しましょう。 …いよっ、この幸せモノ!




【鑑賞メモ】

鑑賞日:1月27日 劇場:Tジョイ新潟 13:50の回 観客:約15人

「4P」が終わってちょうど始まったので、ついでに見ちゃいました。やはり、大半が女性だったかな。


【エンドクレジット】

オールディーズをバックにオマケ映像が流れます。後は普通に終わります。


【オススメ類似作品】


「さくらん」 (2007年アスミックエース)

監督:蜷川実花、原作:安野モヨコ、出演:土屋アンナ。女性が監督した、女の映画。男が見ても、充分面白かったッス。ちなみに、本作の予告編のナレーションを担当したのは土屋アンナです。


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2008-01-29

4分間のピアニスト

テーマ:洋画

スイッチON、1、2、3!電流火花が鍵盤を走る!…天下無敵のトンデモ・ピアニスト登場!


話題の映画がようやく新潟でも公開。ああ、待ち遠しかったなあ。ちなみに、4分間だけピアニストになれる変身モノではありません。タイトルからもわかるようにピアノ物ですが、オシャレな文科系の映画ではありません。4分間という時間に人生の全てをかける、スリリングでエキサイティングなド根性ムービー。


ちなみに、タイトルを略すると 「4P」 になりますが、これはヤバいのでやめましょう。せめて 「4ピ」 …いやいや、これもどうだか…うーむ、よい子はフツーに言いましょうね。


監督・脚本は、クリス・クラウス。ドイツ映画界の若手だそうです。本作品は、2007年ドイツアカデミー賞において、作品賞と主演女優賞を獲得しました。


出演は、ハンナー・ヘルツシュプルング、モニカ・ブライブトロイ、スヴェン・ピッピッヒ、リッキー・ミューラー、ヤスミン・タバタバイ。…微妙に舌噛みそうな名前。


さて、映画ですが、いやあ、すごいのなんの。これ、今までのピアノ映画の概念をくつがえすようなパワーを秘めています。興奮しっぱなしの1時間55分でした。金を払って見る価値は充分にあります。公開してからだいぶ経っているので、少し深く突っ込んだ文章でご紹介します。


服役中の無愛想な女が主役。誰にでもケンカ売ってしまいそうなギラギラした女。そんな彼女に、ピアノの才能があることを見抜いたピアノ教師のバアさんは、彼女を教育しようとするが、これがなかなか一筋縄ではいかない。…コノヤロウ、そっちがその気ならこっちにも考えがあるぜ!ど付き合い、ののしり合いながらも、2人は運命の道を突き進んでいくのであった。


しかしまあ、このねーちゃん、腕っぷしが強い。ケンカして拳をケガしても、その手で平然とピアノを弾く。指をかばうとか、微塵もありません。いーじゃん、すげーじゃん!この強靭な最強ハンドが、不可能な演奏を可能にするのだ。


主演のハンナー・ヘルツシュプルングは、1200人のオーディションで主役の座を射止めたそうな。本作で映画デビューした、期待の新人女優。彼女の鋭い眼光が、ハングリーな状況を加速する。


産経新聞に掲載されていた岡田敏一氏の記事によると、この映画は女性版 「あしたのジョー」 らしい。なるほど確かに、少年院でボクシングを習った矢吹丈とカブりますね。だけど本作は、いわゆる “スポ根” とは違う世界のような気がするんです。


ピアノを題材にした映画といえば、「ピアノ・レッスン」 「シャイン」 「海の上のピアニスト」 「戦場のピアニスト」 などがあります。最近では 「ピアノの森」 「神童」 が記憶に新しい。これらの映画に共通するイメージとしては、“気品” とか “格調” という言葉でしょう。ピアノというもの自体から連想するものって、そういう感じなんでしょう。


しかし、この映画は一味も二味も違う。魂のぶつかり合いではあるけれど、肉体的なものではなく、精神の奥深いところにあるもの。何かのきっかけで、自分の心に眠っていたものが覚醒する時がある。2人の出会いはまさに、運命の導火線であった。


感性の敏感な人は、本当は気性が激しい。感受性が強い人ほど、喜怒哀楽が豊かなもの。おとなしい人ほど、胸に秘めているものは深く、重い。その重いものを突き上げる衝動とは何か。起爆剤となるものは一体何か。


映画では、感情表現がとてもキメ細かく演出されています。人の心こそは、謎めいていて恐ろしくて、いじらしく美しいもの。そのひとつひとつが、画面に生き生きと映し出される。観客は、自分の中に閉じ込めていた感情を、もう一度引き出したくなってしまう。そうなのだ、彼女たちがやろうとしていることは、自分にとっても深い意味があるのだ。できなかったこと、悔やんでいること、こだわっていることに対して正面から立ち向かう、その姿に何を見るか。


恋愛や友情といった感情を超えた関係って、やっぱりある。心の深い領域で結びついた関係は、絶対的であり、永遠性を持つものなんでしょう。きっとそれは、最高のパートナー。


表現力を持っている人ほど、いつも苦悩しているもんです。心の中にあるものを形にしたいのに、どうしていいかわからない。だけど、ある一点を超えた瞬間、凄まじいまでの力が湧きあがっていく。それは、マグマのような勢いで噴出し、どこまでも広がっていく。湧きあがる情熱が、ほとばしる情念が、美しい音色となって表現されていく。誰のためでもない、自分自身のための音楽。そして、最高の観客に聞かせたい、自分だけの旋律。


このねーちゃんにとってピアノは、人間として正気を保つ唯一の手段なんだと思います。これがなかったら、ただのゴロツキ少女で終わったことでしょう。野獣がチョコレートを食っておとなしくなるように、彼女にはとりあえずピアノを与えておけ。そしたら、悪さはしない。彼女には、ピアノが最高の表現手段。だから、ピアノを弾きまくっている時の恍惚の表情を、しっかりと見てあげて下さい。


ラストの4分間の演奏は、映画史上に残る名場面となりました。はっきり言ってスゴいです。こんな弾き方したら、普通の人ならきっと手が血だらけになるでしょう。ムショで鍛えた鋼鉄の指、ウルトラ・アイアン・フィンガーが奏でる、極上のトンデモ演奏を見逃すな!





【鑑賞メモ】

鑑賞日:1月27日 劇場:Tジョイ新潟 11:35の回 観客:約12人

映画館が改装になったら、整理券を取らないといけなくなっちゃった。誰も並んでいなかったのに、面倒くさいなあ。


【エンドクレジット】

普通に終わります。すぐに帰っても大丈夫。


【オススメ類似作品】


「神童」 (2007年ビターズ・エンド)

監督:萩生田宏治、原作:さそうあきら、出演:成海璃子。主演の成海ちゃんは、凄みはないけど天才少女としてのふてぶてしさがかわいかった。主役のうたちゃんは、原作ではケンカ好きの野球少女だった。本作のハンナー・ヘルツシュプルングだったら、きっと原作に近い演技ができるかもしれない、と個人的に思います。


「シャイン」 (1995年オーストラリア)

監督・原作:スコット・ヒックス、出演:ジェフリー・ラッシュ。神経が繊細過ぎてイカれてしまう、実在の天才ピアニストの物語。ピアノを弾く時以外はヘタレです。その落差がたまらなく魅力的でした。パッケージの有名な写真の下半身は、確かフルチンだったような気がしますが。


「ピアノ・レッスン」 (1993年オーストラリア)

監督・脚本:ジェーン・カンピオン、出演:ホリー・ハンター。口が利けない新妻は、ピアノを弾く時だけ表情がやわらかくなる。娘役のアンナ・パキンがとてもかわいかった。エロい映画ですが、女性監督のおかげで露骨にならずにすみました。情念あふれる秀作です。

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2008-01-26

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ

テーマ:アニメ・特撮

“わからん” と不平を言うよりも、すすんで行動に移すべし。 …文句言ってるヒマがあったら立ち向かえ!


まず、このタイトルがよくわからん。“negative” は “否定的、消極的” という意味。それが “happy” の前につくとどうなるのか。“negative peasonality” だと “控えめな性格” という意味になるらしいので、“negative happy” は “ささやかな幸せ” といったところでしょうか。“chain saw edge ” はそのまんま “電動ノコギリの刃”。さあ、これをどう訳すか。“小さな幸せを運ぶ、チェーンソーの刃” というのはどうでしょう?英語の堪能な方は考えてみて下さい。


原作は、滝本竜彦の同名小説。ひきこもりで大学を中退したスゴい経歴の持ち主。きっと集中力は人一倍でしょう。監督は、北村拓司。CM畑の人で、本作で長編映画デビューだそうな。映画はPG12なので、小学生は保護者同伴です。何がどういけないのかさっぱりわからんけど。


出演は、市原隼人、関めぐみ、浅利陽介、三浦春馬、野波麻帆、板尾創路、新上博巳。


さて、映画ですが、ストーリーそのものよりも、臨場感に重点を置いた仕上がりとなりました。大人ではなく、思春期の視点でご覧下さい。


またしても、主役がヘタレです。最近は、ヘタレじゃない主人公を探す方が難しいみたい。そのヘタレ男が、夜中に公園でぽつんと座っている謎の女に出会う。ナンパ気分で声をかけた次の瞬間、どこからともなくチェーンソー男が登場し、格闘が始まった!あいつは誰?彼女は何故戦う?…そもそもこれは現実なのか?


主役の市原隼人は、「リリイ・シュシュのすべて」 で主演したあの彼。ヘタレ度は筋金入りですね。しかし、本作を見ていると、それなりに大物になってきた感じもする。映画のナレーションも担当しているので、ちょっとクールな一面も見せています。…ヘタレを極めつつある俳優ってことで。


ヒロインの関めぐみは、最近は俺的にポイントが高い女優になっています。「ハチミツとクローバー」 で切ない恋心を演じ、ヘタレ映画 「アヒルと鴨のコインロッカー」 でも際立った個性を見せ、「笑う大天使」 では、カンフーアクションもこなしていました。本作の役柄も、戦う女。パンフの記事では、『…今までにない大胆なアクションを披露』 とありますが、そんなことないですよ。


とにかく、関ちゃんはいい。「ハチクロ」 では文科系の女だったので、今回は体育会系かと思いきや、やっぱり知性を感じさせるしなやかキャラ。戦いが好きなバカ女ではなく、何かワケありで戦っている雰囲気がある。だから、ムチャクチャなストーリーでも、何かを感じさせる役者が演じることによって、映画は説得力を持つ。


以前、デカい女は嫌いだ、とさんざん書きましたが、関ちゃんは別格です。長身で細長い手足を繰り出すアクションは、なかなか妖艶でした。あまり強そうじゃないところがいい。危なっかしくて、ハラハラします。「あずみ」 の上戸彩より数倍魅力的でした。キメポーズも美しい。次は、栗山千明と戦わしてみたい。


親友役の浅利陽介は 「続・三丁目の夕日」 に出ていたヘタレヤクザですね。本作では、主人公を強力にサポートする変人を力強く演じています。行動力がありすぎて女にモテないタイプかも。こういう友達はいた方が面白い。彼は意外とイケる俳優になれるかも。演技力はまだ未知数なので、今後に注目したいところ。柄本祐と共演したら楽しい演技をしそうですね。


もう1人の親友役の三浦春馬は 「恋空」 のイケメン兄ちゃんですな。この3人がつるんでいたら、コイツがモテるに決まってんじゃん。イヤな野郎だぜ。演技はドヘタで見ていられなかった。まあ、出番が少ないのでとりあえずセーフかと。次は容赦しないので、ちゃんと演技の勉強しとけ。


板尾のおっちゃんは、学校の先生役。 「真夜中の弥次さん喜多さん」 のホット師匠、「仮面ライダー THE FIRST」 の怪人、「大日本人」 の怪獣と、キワモノ役者として不動の地位を築きつつあります。本作では、大人の視点で少年たちを見つめる役。 …いいポジションでんなあ、メチャメチャホットでんがな。


映画を見ていて感じたことは、“現場の視点” にこだわった作品であるということ。普通に見ると、どういう設定で、どんな理由でそれが起きているのかを考えていまいますが、これは考えるヒマがない。目の前で起きていることに対して、自分は何ができるのか。若い柔軟な心を持っているからこそ、立ち向かえるんだと思う。理屈をこねてばかりで行動しない卑怯者よりも、彼らの方が立派だしカッコいい。


この映画は、やはり感性で読み取る作品です。見る人によって、感じるものがきっと違うと思うから、若い人たちは、自分の感じたことを大切にして欲しい。だから俺は、これはこういう風に感じろとか言いません。人によっては最高傑作かもしれないし、駄作かもしれない。でも俺にとっては、刺激的な作品でした。行動しなければわからない世界って、絶対にある。


ネガティブな思考って、ついついしがちなもの。前向きにならなきゃって焦っても、ダメな時ってあるもんです。だから、マイナス思考の自分を認めてあげて、浸っちゃう方がスッキリすることもある。そしてさんざん落ち込んだ後は、地に足をしっかり付けて、ゆっくり起き上がればいい。 …さあ、反撃開始だ!




【鑑賞メモ】

鑑賞日:1月20日 劇場:ユナイテッドシネマ新潟 15:45の回 観客:約50人

おっさんが多かったような気がします。携帯を何度も開くバカオヤジが1人。


【エンドクレジット】

エンディング後にオマケ映像あり。大したものでもないので、急ぐ人は帰っても大丈夫。


【オススメ類似作品】


「笑う大天使」 (2005年ジェネオン)

監督:小田一生、原作:川原泉、出演:上野樹里。タイトルは “笑うミカエル” と読みます。関ちゃんを含む3人のお嬢様がカンフーアクションするトンデモ映画。後半には、巨大怪獣上野樹里も登場。…いよっ、ミカエル美人!


「回路」 (2001年大映)

監督:黒沢清、出演:加藤晴彦。ヘタレ男がパソコンを習っているうちに、得体のしれない幽霊が出た。ヒロインの麻生久美子が華奢なのと、パソコン先生役の小雪がデカいところが本作と通じています。ヘタレとデカ女という組み合わせは、ある意味伝統かも。ということは、「ラストサムライ」 なんかもヘタレ映画か?


「狼少女」 (2005年バサラピクチャーズ)

監督:深川栄洋、出演:鈴木達也。空想が得意なヘタレ少年と、コワモテ転校生少女と、いじめられっ子ビンボー少女の物語。さあ、誰がヘタレで誰が狼か、小学生の視点でお楽しみ下さい。けっこういい映画です。





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2008-01-23

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師

テーマ:洋画

利発そうでない理髪師の、キレまくり映画。 切れ味最高の、血に飢えたカミソリ・スプラッター誕生。


“スウィーニー・トッド” とは、主人公の名前です。もともとは違う名前でしたが、ワケあって改名しました。


原作は、スティーヴン・ソンドハイムのミュージカル舞台劇。監督は、巨匠・ティム・バートン。


出演は、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム・カーター、ローラ・ミシェル・ケリー、ジェイン・ワイズナー、アラン・リックマン、ティモシー・スポール、エド・サンダース、ジェイミー・キャンベル・バウアー。


さて、映画ですが、予想通りの出来といった感じです。特別すごくもないし、悪くもない、というのが正直な感想。ティム・バートン作品がお好きな人は、たっぷり楽しめると思います。ただし、「パイレーツ・オブ・なんとか」 で夢中になった “にわかジョニデファン” の人は少しご注意。決してオシャレな映画ではありませんので、覚悟して見て下さい。R15なので、中学生以下は入れませんのでご注意。


この映画の主人公も、ある意味ヘタレです。真面目でお人好しの男がヒドい目に合わされ、復讐を誓う。奇しくも彼の職業は、理髪師だった…。


黒を基調とした画面に、赤い血の色が妖しく映える。お化け屋敷の中のような雰囲気は、なかなか居心地がいい。あり得るようで、あり得ないような微妙な物語。しかも、やっぱりミュージカル。殺人鬼が歌って踊ります。何だかカッコ悪いなあ。できれば、黙って殺してくれ。


ミュージカル映画は、基本的に苦手分野です。恋愛映画と同様、できればパスしたいところですが、内容によっては見る。今回は、物語に興味を持ったので劇場に行きました。フタを開けてみれば、厚みはなく薄っぺらいシロモノですが、ここはひとつ、ビジュアル重視でいきましょう。この映画を楽しむコツは、その辺にあると思います。


ジョニー・デップについては何度も書きましたが、今回もちゃめっ気たっぷりに演じてます。「チャーリーとチョコレート工場」 の延長線上ということで、いいんじゃないでしょうか。彼が歌がうまいかどうかはともかく、その役者根性を評価しましょう。彼が今まで出演した映画って、大半が変人の役。マトモな役は数えるほどしかありません。だけど、どんな映画に出ても、役者としてのグレードは少しも色あせない。そこが彼の魅力であると思うんです。


ヘレナ・ボナム・カーターは、「眺めのいい部屋」 のお嬢さん役で世界を魅了した女優ですが、いつの間にか汚れ役専門の、キワモノ女優になってしまいました。彼女の頬骨の形は見事。ジョニーの頬骨もなかなか。こりゃあ、頬骨対決ですな。2人とも、アゴの力が強そうなので、まずいパイも食えるってわけだ。


アラン・リックマンは、最近では 「ハリー・ポッター」 で有名ですが、俺的にはやっぱり 「ダイ・ハード」 ですねえ。いかにもな悪役って、今どきはけっこう貴重だと思う。ショーン・ビーン同様、大事にしたい男です。


ジョニー・デップって、やっぱり悪人に見えない。殺人鬼役であろうと、何かワケがあるんじゃないかってみんな思ってしまいそう。うらやましい男ですねえ。今回は、演技力はあんまり関係ないみたいですけど。この記事を書いているうちに、アカデミー賞の候補が発表になったらしく、主演男優賞にノミネートされたそうな。 ええっ、この映画でもらわない方が…。余計なお世話でしょうか。


ジョニーの演技力って、実は俺的にはまだ未知数な部分が多いんです。確かにうまい役者ではあるけれど、渾身の演技はまだ開花してないんじゃないかって思う。だからこそ、“何かやってくれる感” がある。それが最大限に発揮された時こそ、オスカーをもらうべきでしょう、なんて思ったりします。


この映画、よく考えるといろいろ変です。大体、床屋が殺人鬼ってどうよ。職人のはしくれの立場で本音を言わせてもらえば、商売道具を人殺しに使うなんて言語道断だっつーの。スゴ腕の理髪師らしいけど、実はあんまり真面目に仕事してなかったんじゃないのかな。俺だったら、違う武器を使うと思う。仕事に誇りを持っているなら、なおさらのこと。


あるいは、カミソリそのものに、何か魔力が宿ってたりして。それを持つと、無性に人を殺したくなるとか。それだったら面白いけど、床屋できないじゃん。できれば、床屋という部分をもっと活用した演出にできないものか。こういうネタって、今どきは新鮮味に欠けるからこそ、もうひと工夫欲しいところですね。


「リバティーン」 を見た時、ジョニーは悪役をやりたがっているのかな、って思った。彼の場合、嫌われようとしても、結果的に好かれてしまうので、そういうジレンマに悩んでいるのかも。今はチヤホヤされているからやりにくいと思うけど、いつかきっと、彼にしかできない魅力的な悪役を演じて欲しい。


ちなみにパンフの記事によると、舞台のスウィーニーを演じたのは、50~60代の俳優が多かったらしい。ジョニーも年をくって、そういう域に達したら、もう一度この役を演じてみてはいかが。今の彼では、ちょっと青くさいから。





【鑑賞メモ】

鑑賞日:1月19日 劇場:ワーナーマイカル県央 21:00の回 観客:約60人

やっぱり女性客が多かったように思います。帰る時にみんな 『…疲れた。』 って言ってたなあ。


【エンドクレジット】

普通に終わります。すぐに逃げても大丈夫。


【オススメ類似作品】


「シザーハンズ」 (1990年アメリカ)

監督:ティム・バートン、出演:ジョニー・デップ。人造人間エドワード君は、博士の急死により、みなしごになってしまう。本作はカミソリですが、この映画ではハサミです。無表情なジョニーが、何とも切ない気持ちにさせてくれる、忘れられない映画。クリスマスの時期に見るのがオススメ。


「ハンニバル・ライジング」 (2007年アメリカ)

監督:ピーター・ウェーバー、出演:ギャスパー・ウリエル。“復讐” という視点から見れば、本作よりこっちの方がイケてます。必殺仕事人のような、ストイックな処刑シーンがすごかった。どうせ青くさい殺人鬼なら、このくらいがちょうどいい。マザコンだっていいじゃん。唯一の難点は、彼が成長してもアンソニー・ホプキンスにならんだろうということ。


「マーティン 呪われた吸血少年」 (1977年アメリカ)

監督:ジョージ・A・ロメロ、出演:ジョン・アムプラス。噛み付かない吸血鬼少年は、ナイフで人を斬って血を吸います。本作を見ていて、何だかこの映画を思い出しました。

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2008-01-20

シルク

テーマ:洋画

シルクというよりは、ポリエステル100%みたいな手触りでした。豪華なわりに、安っぽい映画。


“シルク” とはそのまんま “絹” です。原作は、アレッサンドロ・バリッコの同名小説。「海の上のピアニスト」 のおっちゃんですね。監督は、フランソワ・ジラール。音楽は、坂本龍一。それから、日本の衣装デザインは黒澤和子であることにもご注目。


出演は、マイケル・ピット、キーラ・ナイトレイ、アルフレッド・モリーナ、役所広司、芦名星、中谷美紀、國村隼、本郷奏多。何だかスゴいキャストですねえ、これだけで話題充分。


さて、映画ですが、ヘタレ君の妄想映画に仕上がりました。このバカに、周りの者たちがとことん振り回されます。新婚さんで出張の多いご家庭にはオススメできないような、アブナイ作品。…ヘタレダンナは気をつけろ!


フランスの製糸工場では、蚕が謎の疫病にかかり、存亡の危機。遥か極東の日本という国に、いい繭があるらしいという情報を得て、1人の青年がはるばるやって来た。時は幕末。物騒になりつつある日本の地で彼は、1人の女に出会った…。


この映画、PG12なので、小学生以下は保護者の同伴が必要です。理由は、エロがあるから。でも、虐待や拷問があるわけでもなく、自然なセックスシーンだけなので、俺的には問題ないと思います。ただ、親子で黙って画面見ているのも、何だか余計に恥ずかしかったりして。


主演のマイケル・ピットは、お坊ちゃん育ちのお人よし青年という感じ。頭もいいし真面目なので、普通に暮らしていれば、幸せになれるタイプの男なんでしょう。世の中、こういう人間ばっかりだったらいいんだけどね。


ヒロインを演じるキーラ・ナイトレイは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」 の尻軽女として有名。でも俺的には 「ドミノ」 でガム噛みながらヌンチャク振り回していた、イカレ女のイメージが強い。グラサンかけてタバコ吸って、銃をぶっ放す。そしてとどめはヘソピアス!本作の役は、貞節な新妻。思いっきり怪しいです。ダンナのいない間に男を連れ込んでいるに違いない!


で、問題の女を演じた芦名星ですが、彼女、面白い女優だと思います。内容はネタバレになるので言いませんが、「バベル」 の菊池凛子よりこっちの方がいい。演技力はまだ未知数ですが、彼女の他の作品、ちょっと見てみたい。


役所広司、國村隼、中谷美紀は、安心して見ていられます。それぞれの役どころをきっちり演じていました。美紀姉ェの流暢な英語、カッコよかったッス。娼婦の役なので、“松子” とカブりますね。


とにかくこの映画、イライラします。この男、行動力という点ではどうなんでしょう。妄想する男というのは、孤独で抑圧された願望が核となるもの。彼自身の心の描写が全くないので、見ている方はさっぱりわからん。お前、好きにしたらいいじゃん、って感じ。


逆に、キーラの方の描写はところどころあるので、ああ、こういう女なんだなってわかる部分はある。だけど、彼女の存在自体が怪しいから、余計にわからなくなったりして。…で、問題の女はもっとわからない。わからない連中がわからない妄想で盛り上がる。ああ、どうしたらいいんでしょう。


この映画のコピーは 『…遥か極東の国で、彼は何に出会ったのか?』 …ううむ、俺は何を見に来たんだったっけ?映画を見ている最中、何度も考えてしまいました。大体、シルクなんて途中からどうでもよくなったみたい。俺としては、絹のよさを語る場面なんか欲しいなあって思うですよね。エロシーンにも生かされると思うんだけどなあ。


予告編の印象と、本編がだいぶ違うのでご注意。ネタバレ予告編は許せないけど、ウソの予告編もどうかと。やっぱりいろんな意味で、トホホ映画として記憶に残したい1本でした。「愛の流刑地」 の方がまだマシだと思います。


世のヘタレ青年たちよ、中途半端なポジションでは女をモノにできないぞ。行くなら本気で行け。ダメならあきらめろ。どっちつかずでは、どっちでもいいのかって思われても仕方ない。あっちブラブラ、こっちぶらぶらみたいなキンタマ袋人生で終わっちゃうぞ。…どうしたらいいかは、テメエの頭で考えろ!




【鑑賞メモ】

鑑賞日:1月19日 劇場:ワーナーマイカル県央 18:55の回 観客:5人

俺の他は、熟年カップルが2組だけでした。…初日なのに淋しいこと。


【エンドクレジット】

普通に終わります。早くカミさんのもとに帰ってあげましょう。


【オススメ類似作品】


「グッド・シェパード」 (2007年アメリカ)

マット・デイモン主演。仕事はプロだけど、女には免疫がない男のヘタッピーな恋愛ぶりが笑えます。


「ちりとてちん」 (NHKで放映中の朝ドラ)

貫地谷しほり主演。ヘタレ女ぶりが笑えます。主演なのに脇役みたいなところが泣かせます。マイナス思考だけど、やる時はしっかりやる女。不器用で魅力的な彼女の演技、危なっかしくて目が離せません。五木ひろしも登場して、ますます絶好調!



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2008-01-14

映画コラム その17 「ネタバレ予告編を何とかしろ!」

テーマ:映画コラム

最近、いかにもな予告編が多い。昨年だけでも、「トランスフォーマー」 「それでも僕はやってない」 「ダイ・ハード4.0」 「守護神」 「リーピング」 「インベージョン」 「ブレイブ・ワン」 「自虐の詩」 「バイオハザードⅢ」 …はい、これらの映画に共通することは何でしょう?それは、予告編の段階で、ストーリーやクライマックスがすでにネタバレしているということです。


映画を人一倍楽しみたい人にとって、これほど残酷なことはありません。全く、何を考えているんでしょうか。そう考えると、「大日本人」 なんかがんばった方かもしれない。あのヒッチコック監督も、「サイコ」 の予告編でネタバレしたくない心境を語っていたじゃないですか。


予告編というのは、できるだけネタバレせずに内容の面白さを宣伝することに意義があると思うのです。その点は、このブログが心がけていることでもあります。それを見せちゃったら何にもならんじゃないの、というような重要場面が、ドンドン予告編で流れている現実を、俺は憂いています。


以前お話した女性のように、ストーリーがわかっている方が安心できるという人ならいざ知らず、大抵の人は知らない方が楽しめると思うんですが。推理小説を人に紹介するのに、犯人をバラすようなもんです。「恋空」 を見に行かなかった理由の1つも、予告で内容をバラしているからに他なりません。こんな予告編を喜ぶ観客が多くなってきたということなんでしょうか。


もっとヒドいのになると、観客をカメラの前に立たせて、『…いやあ、感動しました。』 なんて言わせてるのもある。俺はそんなのを見ると、よほど人を感動させる自信がないんだなあって思いますけど。暗視カメラで、恐がっている観客の表情を映すホラー映画の予告編もたまにある。それも、恐がらせる自信がないんでしょう。ホントにスゴいのは、口コミでちゃんと広がるもんです。


感動するかどうかは、観客の勝手。中途半端な作品に限って、ムダに宣伝費を使っている気がするんです。どうせなら、映画をよりいいものにするためにお金を使って欲しい。それが映画ファンとしての本音です。


だから、観客をバカにしたような予告編を、今年はチェックしたいと思います。次の年末ランキング記事のカテゴリーに、ベスト予告編とワースト予告編を追加することを考えています。たかが予告だからって軽く考えている輩は、首を洗っておいて下さい。 …俺、しっかり見てますから。


観客は誰でも、いい映画をいい状態で見たいと思っているはずなんです。面白さを半減させるような予告編は、どうか自粛して下さい。製作に携わる方々、ひとつよろしくお願いします。




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2008-01-14

マリと子犬の物語

テーマ:アニメ・特撮

素晴らしいトンデモ映画でした。 泣いて笑ってツッコめる、ド根性わんこサバイバルムービー。


これは、新潟県民として見なければならん映画だと思い、家族3人で行きました。2時間4分という上映時間は子供には少し長いかもしれませんが、映画館の子供たちは静かに見ていました。「AVP2」 のバカ親子が来なくてよかったなあ。


監督は、猪股隆一。ドッグトレーナーは、宮忠臣。音楽は、久石譲。主題歌は、平原綾香。


出演は、船越英一郎、松本明子、広田亮平、佐々木麻緒、宇津井健、高嶋政伸、小野武彦、小林麻央、徳井優、いち(犬)。


さて、映画ですが、気合いの入ったストレートな作品に仕上がりました。内容は、3年前に起こった新潟県中越地震の時の山古志村で起きた実話。脚色されているし、トンデモな場面も多いけど、肝心な部分はちゃんと伝わるでしょう。新潟県民の辛抱強さがよく出ていると思いました。


“マリ” は、人間はなく犬の名前です。名前からもわかるように、メス犬です。それが、3匹の子犬を産みました。しかし、幸せだったのもつかの間、…あの地震が襲いかかる。


前にも書きましたが、中越地震が起きた時に、俺は映画館にいました。ユナイテッドシネマ新潟で 「ゴッドファーザー三部作 一挙上映会」 というのがあって、PARTⅡを見ている時に発生。暗闇で、揺れ動くものが視界にない状態で体感した振動は、今でも体が覚えています。おお、もしかして劇場で死ぬことになるのか、なんて一瞬思ったもんです。


この映画は、中越地震で起こった出来事ですが、地震そのものの恐怖よりも、人間の心にテーマを絞った作品でもあるので、そこをよく見て欲しいと思います。公開してからもうだいぶ経つので、感動しましたという記事はたくさん出ているでしょう。だからここでは、あくまでも俺の視点でお話したいと思います。


しかしまあ、昔から動物モノって、「○○物語」っていうのが多い。「子猫物語」 「小象物語」 「南極物語」 「タスマニア物語」 「ハチ公物語」 …ね、いっぱいあるでしょ。ちなみに本作の、原作本のタイトルは 「山古志村のマリと三匹の子犬」。映画のタイトルって誰が決めるんでしょうね。


さて、出演者を見てみましょう。船越英一郎といえば、誰よりも崖を知っている男として有名ですが、今回は探偵役ではなく、市役所で働く男を演じています。ヤマコシのフナコシが、崖っぷちに追いつめられる映画、ってなことで。


子役の佐々木麻緒が素晴らしい。見事な泣きっぷりでした。これだけ一生懸命泣かれると、実に気持ちがいい。泣く・泣く・泣く・泣きわめく・泣き叫ぶ!まさに、“号泣少女” と呼ぶのがふさわしい。あたしは泣いてんのよ、と全身で表現しています。見ていて、マリよりこの子が先に死ぬんじゃねえかと心配になりました。泣き方がヘタな子供たちは、彼女の泣き方を参考にすべし。この泣き方だったら、デパートですぐにオモチャ買ってもらえるかもしれないよ。コドモは泣くのが商売だ、がんばって泣け!


お兄ちゃん役の広田亮平は、寡黙で心やさしい少年役。線は細いけど、素朴でなかなかよろしい。神木ピー助なんかよりずっと好感が持てると思う。高嶋政伸は、一応自衛隊員らしく見えるが、走り方がちょっと怪しかった。犬より訓練されていない感じがします。


というわけで、特筆すべきはやっぱり犬でしょう。柴犬だからこそいい。これがシェパードとかボクサーだったら、楽勝で生き残れる感じがするもんね。小柄な柴わんこが懸命にがんばる姿っていうのが、感動を呼ぶんだと思う。見ている方も力が入るってもんです。


パンフの記事によると、柴犬は調教が難しいんだそうです。飼い主にしかなつかないから。かわいいじゃありませんか。この辺、ドッグトレーナーの宮氏のプロの手腕が光ります。わんこの演技をどうぞお見逃しなく。ちなみに、実際は雑種だったそうな。映画のエンディングで、本物のマリの写真が登場するので、その勇姿をよくご覧下さい。


地震の特撮にもご注目。6分の1のミニチュアを製作して撮影した倒壊シーンはすごかった。やりすぎると震災の被害者のみなさんを傷つけることになるし、かといってCGで簡単にすますわけにもいかない。だけど、地震の恐ろしさを伝えるのも大切だと思うので、徹底的にやったことを俺は評価します。映画を見れば、誠実な演出であることがわかると思う。


これ、どういう映画かと聞かれれば、わかりやすい、いかにもムービーです。しかし、真剣に気合いを入れて撮っていることはよくわかる。その空気が、画面を通して伝わってくるんです。事実だけを伝えるならドキュメント映画になるところですが、あえて娯楽映画のスタイルをとっているので、子供たちに楽しみながら学んで欲しいという姿勢が垣間見えます。観客のノリを考えて作っている。実際、場内の空気は素晴らしかった。


涙もろい人や、涙腺の弱い人は、ハンカチよりミニタオルを持っていった方がいいでしょう。鼻かんでいる人もいっぱいいたから、できればポケットティッシュもあった方がいい。俺もさすがに泣かされました。いや、これは泣いた方が気持ちがいい映画です。ガマンしていると、余計に目や鼻が赤くなって余計に泣き顔になっちゃうのでご注意。せっかくだから、泣いてしまいましょう。泣いたもん勝ちです。


この映画でシラケる人もいるでしょうが、ここはひとつノリでいきましょう。お笑いライブを見に来て、笑えなかったら損した気分になるでしょ。“泣ける映画” というフレコミの映画は、むしろ泣きたくなるようなバカ映画であることが多い世の中、この映画は徹底して泣かそうとしています。ようし、そこまでやってくれるなら、泣いてやろうじゃねえか!


先ほども触れましたが、この映画、よく考えるとトンデモな場面がいっぱいです。だから、ひねくれた人も退屈しません。俺なんか、みんなが泣いている時に爆笑したくなったシーンもあって、ヤバかったです。おい!って何度もツッコミたくなりましたが、出演者と犬の熱演に免じて見逃してやりましょう。ヤボなことは、言いっこなし。後で思い出して、好きなだけツッコミましょう。いろんな意味で、楽しめる作品です。


ただ、唯一気になったのは、スタジオジブリのマスコットキャラクターのデザイン。これ、いくらなんでもバカすぎませんか?これじゃ、マリじゃなくてのらくろじゃねえか!天下のジブリだから、きっと文句言えなかったんでしょう、かわいそうに。ちなみに名前は “オーウェン” (応援) だそうで。おせじにもかわいいとは言えないので、むしろ、足引っ張っている感じがしますが。


人は、ヒドい目にあった方が成長するもの。何で俺ばっかり、とふさぎこんでしまう人もいれば、あいつがこんなことしなければ、と人のせいにする人もいる。だけど、がんばってもどうにもならないことって確かにある。それをどう受け止め、どう乗り越えるか。それは、その人の持っている力に頼るしかない。


彩ちゃんが、どうしてマリを飼いたいと思ったのか。どうしてそこまで心を砕くのか。その心の奥に湧き上がるものを、劇場でよく見てあげて下さい。絆って一体何だろう、って考えてみて下さい。…この映画がきっと教えてくれます。やさしさは…強さに変化するもの。


この映画、俺的にはトンデモ映画です。しかし、それは褒め言葉。イケてる映画です。泣けて笑えてツッコめる、稀有な作品。ご家族揃ってお楽しみ下さい。そして、見終わった後にああだこうだといい争いましょう。話題豊富な珍作です。


俺には、マリのセリフが聞こえてきそうでした。ここはこういう字幕をつけたら面白い、って考えて1人で笑っています。年末に見たバカ映画 「ミッドナイトイーグル」 よりも数億倍面白い、ド根性わんこサバイバルムービー誕生。ブラッディ・マリをナメんなよ!




【鑑賞メモ】

鑑賞日:1月13日 劇場:ワーナーマイカル県央 12:35の回 観客:約200人

老若男女入り乱れて、笑い声とすすり泣きと号泣とハナカミ音が轟いていました。…劇場一体感。


【エンドクレジット】

平原綾香の歌が流れ、本物の山古志村のスナップ写真が次々と出ます。すぐに帰る人は、ほとんどいなかったように思います。せっかくだから、最後までマリに付き合ってあげて下さい。最後のメッセージもしっかりお読み下さい。


【オススメ類似作品】


「南極物語」 (1983年フジテレビ)

出演:高倉健。これは、忘れられないトンデモ映画。極寒の南極に置き去りにされたわんこの無念さは、本作を上回るテンション。ラストシーンでは、高倉健を食い殺すかと思ってハラハラしたもんです。


「ハチ公物語」 (1987年松竹)

主演:仲代達矢。これは、主人が急死してしまって、結果的に置き去りにされた犬の映画。本作と同じく柴わんこです。いわゆる、有名な渋谷のハチ公の物語。仲代オヤジが犬と一緒にフロに入るシーンが気持ち悪かった。




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2008-01-13

シネ・ウインド新年会に参加。

テーマ:その他

どうもご無沙汰しておりました。そろそろ記事を再開したいと思います。


年末年始の忙しさをかいくぐって、ランキング記事を鬼のように書きまくってヘトヘトになり、今年1本目の劇場記事を出した時点でついに力尽きまして、しばらくずっとくたばっていました。


昨年もそうだったけど、年末ランキングの記事の時だけ、やたらとアクセス数が多い。順位も一時的に107位くらいに上がってしまったので、ちょっと焦りました。やっぱり200位くらいがいいなあ。ずうっと書いていないので、ようやく150位くらいになってホッとしたところ。イチゲンさんはもういなくなったことでしょう。常連の皆様、お待たせしました。なんちゃって。


年初めの仕事の忙しさも一段落したので、今日からようやく劇場に行くことができそう。その前に、新たな出会いがあったことを記録しておきたいと思います。


さて、新潟市には 「新潟市民映画館シネ・ウインド」 という映画館があります。90人くらいしか入れない小さな映画館なんですが、ここで上映される作品は、ホントにすごいものばかり。最近はシネコンがすっかり幅を利かせていて、大作を中心としたプログラムが主流。いい映画がどんどん闇に埋もれていく現状に対して、いいものを自信をもって上映する、プライドと気品にあふれた貴重な映画館です。


昨年見た 「赤い文化住宅の初子」 「もがりの森」 「ヒロシマナガサキ」 「陸に上がった軍艦」 「ダフト・パンク・エレクトロマ」 「レベル・サーティーン」 「コマンダンテ」 といったグレードの高い作品は、全てこの劇場で見ました。ローカル情報雑誌 「にいがたタウン情報」 の劇場スケジュールでも、トップページに君臨している劇場。そんなすごいところの新年会に、縁があって参加することになりました。


きっかけは、「月刊ウインド」 に掲載されていた記事でした。 『…機械部品の製造に携わっている方を探しています。』 どうやら、映写機の老朽化が進み、部品がかなり消耗しているとのこと。それをたまたま読んだので、映画を見に行ったついでに、名刺を渡しておいたところ、連絡をもらったというわけです。


たまたまその日は、“映画館の裏側見せます” というファンの集いがあるということで、映写機をじかに見られるという魅力もあって、誘われるままにシネウインドに行きました。そしたら、まったくの新規のお客は、何と俺1人。 …うわあ。


支配人のHさんと副支配人のIさん、にいがた映画塾のYさん、にいがた国際映画祭のKさんたちに親しく話しかけてもらって、夕方まで映画談義をした後、新年会の会場である 「ととや」 に行きました。この店の店長が、ウインドの会員なんだそうな。ここのカレー鍋、おいしかったですよ。ユナイテッド・シネマ新潟から近い場所にあるので、地元の方はぜひどうぞ。


会場には、約30人くらいの人たちがいました。まったく初めてだからどうしていいやらわからなかったけど、あたたかく声をかけてもらい、映画話で盛り上がりました。


俺も、初参加のくせに調子こいちゃって、熱く語ってしまいました。ご迷惑かけてすいませんでした、皆様。中でも、「妖星ゴラス」 の話で意見が合ったSさんに感謝してます。それから、「北京原人」 を熱く語ったIさんや、「幻の湖」 のNさん、「アパートの鍵貸します」 のIさんにもお礼を言います。そして、かわいいイラストの入った名刺をくれたHさん、横でいろいろお世話してくれてありがとう。とても楽しかったです。


普通だったら、こういった新年会に参加するなんてことは、まずないでしょう。何だか、縁っていうのはありがたいもんですね。たくさん勉強させてもらいました。…映写機の部品、作ってみたいなあ。


そういうわけで、とても刺激的な時間を過ごせたので、俺の人生の中でも記念すべき日となりました。みなさん、とてもグレードが高い、いい人たちです。俺なんか、まだまだ映画少年だと思います。彼らが選ぶ映画は、きっといいものであることは間違いない。そういう信頼を胸に、これからも通いたいと思います。


シネコンで上映されるありきたりの映画に飽きた人は、シネウインドに1度お越し下さい。小さいけれど夢がいっぱいつまった、いい劇場です。もしかしたら、ここで生涯最高の1本に出会えるかも。


シネウインドの皆様、これからもがんばって下さい。俺も、今年1年がんばって映画を見ます。またお会いしましょう!




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