FUJITA'S BAR
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2006-09-30

9月のつぶやき

テーマ:エッセイ

【今月行かなかった映画とその理由】


「UDON」

予告編がつまらなそうだったのと、主役が貧相で魅力ゼロなのでパス。


「イルマーレ」

サンドラ・ブロックの演技は興味あるけど、韓国映画のリメイクと聞いてパスしました。どうせなら、オリジナルの方を見てみたい。


「ブライアン・ジョーンズ ~ストーンズから消えた男~」

行きたかったけど、仕事の都合で間に合わなかった。ローリング・ストーンズのことはよくわからないので、ちゃんとした記事は書けそうもないけどね。できれば見たかった。


「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」

現在放映中の本編を見ていないので。面白そうな感じはするけど。


「ラフ」 「バックダンサーズ」 「シュガー&スパイス風味絶佳」

理由は言うまでもありません。守備範囲外なので。




さて、今月劇場で見た映画は9本。1年間トータルで82本になりました。


今月はとにかくハズレが多い。期待したものほどつまらん出来だったように思います。反対に、ついでに行ったようなものがアタリだったりするので、わからんもんですね。


しかし、空き巣犯人がつかまってよかった。心配して下さった皆様、どうもありがとう。この場を借りてお礼申し上げます。


それから、行きつけのスナックが突然閉店したのも驚いた。まだ通って1年経つかどうかくらいだから、ショックは少ないけど、残念でたまりません。また新しい店を探さねば。これについては、書きたいことがあるので、いずれお話します。


そうそう、TVドラマ 「Dr.コトー」 に蒼井優が出るらしいですね。裏番組の 「嫌われ松子の一生」 も気になるけど、こっちの方が面白そう。蒼井ちゃんは、CMにも出てるし、何だか忙しそう。体こわさんように、本業をしっかりがんばって下さい。


最近は、だんだん記事を更新するタイミングが遅くなってきたみたい。いえいえ、怠けてるわけではありません。パソコンに向かっても、全然言葉が出てこない時がやたらあって、頭がちっとも回転しない。こんな時はやめることにしています。


それでいて、書ける時はものすごく書く。ノリノリで夜3時くらいまで平気で書きまくる。そういうもんなのかなあ。


ブログを続けていると、自分の中がよくわかってくる。心の中にしまいこんだものも、時たま顔を出す。それらをひとつひとつ丁寧にほどいて、よく見つめた上で、きれいにしまってあげる。これって、とても大切なこと。


映画を見ていて、既視感(デジャヴ)を感じる時って、必ず過去の体験と重なっているもの。昔見た映画をもう一度見た時に、その時は気がつかなかったことを発見することもある。


これって、映画が生き物なのではなく、映画を見ている俺らが生きているってこと。不思議だし、面白い。


人生なんて、ほんの一瞬で終わってしまう。そのわずかな時間に、どれだけのことを味わえるかも限られています。経験は、数ではなく、その内容の深さで決まる。


多くの異性をモノにすることよりも、たった一人を愛し抜く方が尊い。それと同じように、映画を1000本見たって、何も残らなければ価値はない。たった1本でも、心に刻まれているなら、それだけで幸せというもんです。


そういう1本に出会いたくて、俺は映画館に通い続けます。


秋って、ものを考えるのにいい季節。皆様も、それぞれに秋の夜長をお楽しみ下さい。では、来月もよろしく。



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2006-09-29

もしも昨日が選べたら

テーマ:洋画

「ドラえもん」 というよりは、「笑ゥせえるすまん」 でした。 ウルトラバカな主人公にイライラしっぱなし!


このタイトルは、厳密に考えるとおかしいと思う。ちなみに原題は、“CLICK”。要するに、リモコンをクリックするって事。変なリモコンを手にしたバカ男が、トンデモな人生を送ることに…。


監督は、フランク・コラチ。脚本は、スティーヴ・コーレン、マーク・オキーフ。お前ら、藤子不二雄先生にちゃんとことわったか?


主演は、アダム・サンドラー。妻役に、ケイト・ベッキンセール。“喪黒福造” 役は、なんとクリストファー・ウォーケン!アホな上司役は、「ナイトライダー」 シリーズでおなじみの、デヴィッドハッセルホフ。


さて、映画ですが、序盤は 「ドラえもん」、中盤は 「笑ゥせえるすまん」、終盤は 「素晴らしき哉、人生!」 といったところ。実に都合の良い、能天気なバカ炸裂ムービーに仕上がりました。


生き急ぐ現代人。無駄な時間を省いて効率よく生きたいと願う人は多い。でも、いくらなんでもこれはないでしょう。全く、この主人公は、一体何をどうしたいんだか。映画を見ている間、こんな奴、さっさとくたばっちまえってずっと思ってました。


「映画秘宝」 では、コイツをのび太くんだと言っていましたが、まだのび太の方がマシだ。同様に、ケイトはしずかちゃんにはなれない。存在感ゼロな妻も、キャラクター的に弱い。しずかちゃんなら、のび太をビシッと叱れるはずだもんね。ああ、「アンダーワールド・エボリューション」 の時のセクシーな鎖骨が恋しい。今回の役はハズレです。


「ドラえもん」でも、時間を操る道具ってたくさんあった。タイムマシン、タイムふろしき、タンマウォッチ、人生やり直し機、時間貯金箱…などなど。そのどれよりも魅力がないのが、本作に出てくるリモコン。その名も、“万能リモコン”。


大体、デザインがダサい(死語)。それに、余計な機能がたくさん。よく考えると、この道具は絶対おかしい。きっと頭悪い奴が考えたんだ、きっと。使えそうで、使えない。ちっとも万能じゃないじゃん!通販でも、“万能” なんて名前が付くものに限って、不便だったりするものです。


このリモコンの鍵を握るのが、喪黒ウォーケン。ノリノリで演じてますけど、何か頼りない。「トゥルー・ロマンス」 で、デニス・ホッパーを撃ち殺した時の威厳はどこに行った?これじゃ、「バック・トゥ・ザ・フーチャー」 のクリストファー・ロイドといい勝負か、むしろ負けてるかも。まあ、こういう役だからしょうがないけど、せめて 「ディアボロス」 のアル・パチーノ風にやって欲しかったなあ。


とにかく、ストーリーはかなりいい加減なので、真面目に見なくていいです。ただ、小ワザがかなり効いているので、クスッと笑えるところはたくさんあります。そういう、パチンコの玉を拾う感覚でお楽しみ下さい。


時間を使うのがヘタな野郎が、こんな道具持つな!…と言いたい。くれぐれも、バカに万能リモコンを与えてないで下さい。




【エンドクレジット】

普通に終わります。早く劇場を出て、現実の時間に戻りましょう。


【トイレに行くタイミング】

どこで行ってもいいです。何なら、早送りボタンを押して3秒くらいで行って来ますか?


【オススメ類似作品】


「サマー・タイムマシン・ブルース」

瑛太、上野樹里主演。やっぱ “リモコン物” と言えばコレでしょう。


「クローンズ」

マイケル・キートン主演。自分がもう一人いたら、楽なのに…と思っている人にオススメ。


「インナー・スペース」

デニス・クエイド、メグ・ライアン主演。「ミクロの決死圏」 のリメイク。バカっぽさが面白い。ひたすら笑えます。




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2006-09-26

フラガール

テーマ:邦画

いい感じの映画でした。 ひたむきに踊る姿が、神々しく、美しく、そして…カッコいい。 どうか見てくんちぇ!


福島県いわき市にある 「常磐ハワイアンセンター」 の誕生秘話を映画化。昭和40年の日本ですが、現代感覚でも充分楽しめるので、幅広い層にウケると思います。仲のよい友達を誘って行きましょう。


監督は、李相日(イ・サンイル)。新潟県出身の在日三世だそうで、実力派らしい。彼の作品を初めて見たもんで、まだよくわからないのですが、映像センスはかなりのものだと思います。撮影監督は、ベテラン山本英夫。音楽は、ジェイク・シマブクロ。


出演は、松雪泰子、蒼井優、豊川悦司、岸部一徳、富司純子、山崎静代、徳永えり、池津祥子、三宅弘城、高橋克実、寺島進、志賀勝。実力派揃いです。


さて、映画ですが、正統派スタイルでありながら、遊び心も満載な、楽しい作品に仕上がりました。今週は本命がなかったのと、蒼井優が出ているという理由だけで、勢いで見に行ってしまったんですが…、見事にアタリでした。


たまたまTVをつけたら、ドキュメントみたいな番組やっていて、蒼井優が腰を痛そうに引きずっている場面だったんです。直感的に、「フラガール」 だなって思いました。へえ、と思ってその番組を見続けようかと思ったんですが、何だか見ちゃ悪いような気もして、見るのをやめたんです。同時に、映画が見たくなってしまった。


足腰が立たなくなるほど、激しい動きをしたんだろうか。そんなに一生懸命やった映画なら、見てあげなきゃいけないね。


この映画は、実話である以上に、役者たちの生き生きとした表現力が結集したことによって、臨場感がよく出ていると思います。


主役は、松雪泰子。彼女の演技って、今までマトモに見たことがなかったので、今回はじっくりと見させてもらいました。彼女、なかなかいいですねえ。’60年代のファッションがよく似合うこと。オバチャン世代は大喜びですね。


豊川悦司も、押さえ気味な感じがよかった。やっぱり彼は、口数の少ない役柄がいい。富司純子は、炭鉱の女だけあって、タンカをきるところがカッコいいですねえ。“緋牡丹お竜” を思い出します。


で、俺的にはやっぱり蒼井ちゃんです。彼女の演技には、“凄み” がある。何というか、こみ上げる情熱のようなもの。きっと精神的に辛い経験をいっぱいしているのか、あるいは想像力が豊かなのか、それはわからないけど、彼女の心から沸きあがってくる何かが、彼女自身を動かしているのかもしれませんね。


でも、それなのに、彼女の演技は、しなやかで、美しい。自然に不自然。さりげないわざとらしさ。ベタベタでも生き生きとしている。ヘンな表現で恐縮ですが、とにかく彼女は、もうしばらく注目したいです。応援してあげるから、暴走しない程度に今後もがんばって欲しい。


この映画の最大の魅力は、“ひたむきさ” だと思います。一生懸命という言葉は、彼女たちにこそふさわしい。生きるために、未来を生き抜くために、新しいことに挑戦する姿勢は、素晴らしいと思うんです。


今の世の中、昨日まで当たり前だと思っていたことが、一晩で変わってしまうこともある。時代の移り変わりについていけなくなることもある。もちろんこだわりは大事ですが、時には新しいことに寛容になることも大切。


そう思うと、彼女たちの持つ “しなやかさとしたたかさ” というものに、学ぶべき点があります。過去に縛られて滅びるよりも、新しい世界を選択した、勇気と好奇心こそが必要なのかも。


何もないところに、新しいものを作ることは、大変だけどやりがいがある。出る杭は打たれるけど、出すぎた杭は、もう打たれない。都会も田舎も関係ない。むしろ、田舎のよさってものもある。…そうだ、イナカもんは美しいのだ。


同じ事情を抱えた者同士が、同じ目的を持つと、団結しやすくなります。そして、それは大きな力になる。自分で勝ち取ったものは、時代が変わっても少しも色あせない。それが、アイデンティティになる。


涙も、悲しみも、悔しさも、全てを背負って彼女たちは踊ります。渾身のダンスシーンを見逃すなかれ。


スポ根のようでいて、華麗な世界。日常生活で悩んでいる人、迷っている人は、この映画をご覧下さい。きっと何かを教えてくれます。 …あ、そうそう、腰痛をお持ちの方は、くれぐれもお気をつけて。




【エンドクレジット】

普通に終わります。途中で帰っても大丈夫ですが、ジェイク・シマブクロの楽曲がいい感じで流れます。


【トイレに行くタイミング】

中盤は、宣伝キャラバンツアーが始まったくらい。後半は、ストーブがどうのこうの言う場面くらいがベスト。


【オススメ類似作品】


「フル・モンティ」

ロバート・カーライル主演。街を立て直すために、男がストリップせにゃならんという、トンデモ映画。でも、面白いから不思議。切なくて笑える、忘れられないイギリス映画。ある意味、本作の男版ですね。


「フットルース」

ケビン・ベーコン主演の青春映画。踊ることが街を救ってしまう、都合のいい展開がナイス。


「コーラス・ライン」

マイケル・ダクラス主演のミュージカル。何のためにオーディションを受けに来たかを、一人一人が話す場面が面白い。テーマ曲の 「ワン」 は、キリン一番搾りのCMで有名。



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2006-09-22

ワイルド・スピード×3 TOKYO DRIFT

テーマ:洋画

ドリフトはすごいけど、ストーリーと役者はボロボロ。サスペンションがガチガチすぎる、柔軟性のない映画。


B級映画もシリーズ化すれば、立派なメジャー作品。3作目の舞台は、トーキョー・ジャパン。でも、ただロケしただけ。日本人はほとんど活躍しません。くそう、だまされた。


監督は、台湾出身のジャスティン・リン。アジア系ですが、アメリカ映画なので、どこまで自分の演出ができたことやら。俺的には、特に腕がいいとは思えない。大味でテキトーな演出でした。…はっきり言って、ヘタです。


主演は、 ルーカス・ブラック。「ジャーヘッド」 に出ていた印象の薄い俳優。今回も見事に存在感がありません。きっと誰にも顔を覚えてもらえないかも。演技力は、限りなくゼロに近い。ご愁傷さまです。学生服を着た姿が、何だか悲しかった。


共演は、ナタリー・ケリー、BOW WOW、ブライアン・ティー、サン・カン。はい、誰も知りません。覚える気もなし。


日本人は、“ソニー” 千葉真一、“セーラーマーズ” 北川景子、真木よう子、妻夫木聡、柴田理恵、KONISHIKI。でも、みんなチョイ役です。こちらもご愁傷さま。


さて、映画ですが、日本人を完全に無視した作品に仕上がりました。やっぱり、ただのアメリカ映画です。日本でロケしただけの、薄っぺらな内容。だから、この映画の主役は車です。人間は、背景に等しい。


ドリフトの技術が素晴らしい。CGではなくてホンモノです。ドリフトが好きな人にはオススメしていいでしょう。確かに、ドリフトだけはよかった。山道、駐車場、渋谷の交差点。どのシーンも目を見張るものがあった。


ただ、一般の人にはあんまりウケないかも。俺自身、車に疎いせいもあって、さほど興奮しませんでした。ただ、車がすべるだけだもんね。 …それをいっちゃあ、おしめえよ。


俺的には、お前ら真っ直ぐ走れんのか、って感じ。タイヤが減ってもったいないでしょ。どうしても早く走らなきゃならない理由があって、ワケわかんないうちにすごい技が出ましたってんならわかるけど、これだけのためにやるってのがどうも理解できん。


「頭文字D」 は、ドライバーの個性が走りに影響するところが面白かった。自分の走り方というものがある、という点だけで作品に奥行きが広がった。ところが、この作品は、マシンもキャラも適当。やっぱりアメリカっぽいよなあ。せめてマシンの説明とかしないの?


ドリフトという技は、日本発なんだそうで。だったら、そのルーツをもうちょっと堀り下げるとか、いろいろやるべきだったと思う。ただ、ドリフトって技があるから、おい、ちょっと教えろって言って覚えてマスターしちゃう。…そんな簡単なもんなの?


山道とか、坂道とか、狭くてカーブの多い日本の道路だからこそ生まれた “技”。広い大地で育った大陸野郎に、そんなに簡単にわかってたまるか!日本人ナメるのも大概にしろよ。


確か、以前TV番組で、「ワールドレコード」 っていうのが放映されていたんですが、その中で、“ドリフト駐車”っていう対決があったと記憶しています。あれはカッコよかったけどなあ。


この監督もかなりのコミックファンらしい。当然、「頭文字D」 は知ってるんだろうけど、これじゃいくらなんでもヒドいって。親父が豆腐屋じゃなく職業軍人ってのも、泣けてくる。すごく狭い家に住んでるから、高給取りじゃないんですね。


主人公に、最後まで感情移入ができませんでした。だって、ただのバカなんだもん。アメリカの高校生ってみんなこんななんでしょうか?イメージダウンだなあ。


悪役のブライアン・ティーは、沖縄出身だそうだけど、2歳でアメリカに移住しているから、アメリカ人と同じ。容貌はどちらかというと、韓国人みたいに見える。サン・カンも香港人みたいな顔しているから、日本人には見えなかった。で、二人とも日本語ができないらしく、吹き替えのようでした。カッコ悪いことこの上ない。


で、いかにもな日本人は、みんなマヌケな扱いだった。千葉真一は、ヤクザの親分に見えなかった。やさしいオジサンでした。そう思うと、「ブラック・レイン」 に若山富三郎を起用したリドリー・スコット監督は、お目が高いと言えます。


妻夫木くんも、柴田さんも、ただのお飾り。ストーリーとほとんど関係ありません。日本人にウケるからという理由で出したんなら、勘違いも甚だしい。「アルマゲドン」 の松田聖子とか、「ローラーボール」 の伊藤アナとおんなじです。


ただ、真木よう子だけはよかった。たった一場面で、セリフも一言だけなのに、インパクトがあった。…いいじゃん。リン監督、あんたの目にはどう映ったかな?ヒロインのナタリー・ケリーより絶対いいと思うよ。一瞬なので、お見逃しなく。


一番かわいそうだったのは、北川景子。せっかくクレジットまでされているのに、はっきり言ってエキストラ扱い。セリフがほとんどない。メカニック担当の役らしいけど、全編、驚いているかガム噛んでいるだけ。「映画秘宝」 の情報によると、一日中ガムを噛む特訓したとか。…もう、しょうがねえなあ。


俺的には、彼女をもうちょっと効果的に使って、日本人とのつながりというか、ルーツの手がかりにするとか、作品に奥行きをもたせられる重要なキャラにできたはず。途中で死んでもいいから、主人公を際立たせるのに役立たせて欲しかったなあ。残念。


もしかして、セリフ読みがヘタでカットされたのかな。いやいや、だったらセリフ少な目でも演出できるでしょう。やっぱり、はなから使う気なかったんですね。 出番だけはやたら多いから、余計に悲しくなってしまう。


「美少女戦士セーラームーン」 (実写版) で、セーラーマーズを演じていた時は、無愛想な感じがよかった。でも表情は豊かじゃないので、あんまり笑わない方がいい。だから、ワケありの謎の女として使えばよかったと思う。真木よう子と姉妹にするとかね。で、ヤクザの親分に借金をしていて…おお、なんだかこっちの方が面白いかも。


だいたい、メカニック担当なのに、ロン毛を垂らしたまんまなのも落ち着かなかった。作業の邪魔になるから束ねたりしないんですか?あれじゃ、レンチを回す時に引っ掛かって危ないですよ。ストイックさを表すのにも効果的だと思いますけど。


とにかく、この映画は、ドリフトシーン以外はみんなダメです。せっかくカッコいいスタントしてるのに、場面が生きてこない。


ストーリーも演出も、ガチガチ過ぎて、何とも座りが悪い。動きだけでガンガン見せていくので、モノを考えない人にはいいかも。ちなみに、「ゲド戦記」 をコケ下ろした会社の後輩には、大ウケでした。 …やっぱり、俺向きじゃないんだなあ。クルマを扱う時は、モノを考えちゃいけないんですね。


というわけなので、車とドリフトとヒップホップ系音楽が好きな人にはいいでしょう。そういう彼氏がいたら、誘ってあげて下さい。


ドリフトって、それだけだとあんまり魅力がないことがわかりました。何のためにそれをするのかが明確でないと、ただすべるだけだもんね。ドリフトですべって、映画もすべりました。 …てなワケで。




【エンドクレジット】

普通に終わります。ただ、“よい子はマネしないでください” のメッセージを、ちゃんと見てからお帰り下さい。


【トイレに行くタイミング】

中盤、主人公とヒロインが、地下鉄に乗る場面あたりがちょうどいいかと。後半は、ボロ車を改造する場面あたりで。


【オススメ類似作品】


「頭文字D」

やっぱり、こっちの方がいい。香港映画だけど、日本の心をわかってくれる作品であるような気がする。


「ミシェル・ヴァイヨン」

サガモール・ステヴナン主演。中盤、レーシングカーで一般道路を走るシーンはカッコいい。スピード感も最高。


「TAXi 2」

サミー・ナセリ主演。クルマを楽しむ心が全編にあふれているところが気に入った。気持ちのいい作品。


「ブリット」

スティーブ・マックイーン主演。カー・アクションは、俺的にはこれが原点。



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2006-09-22

空き巣犯人、逮捕。

テーマ:怒りと悲しみ

先月の後半、我が家に空き巣が入ったことは、すでにお伝えした通りですが、何とその犯人がつかまりました!


犯人は、隣り町に住む30代の男だそうです。盗品を売ろうとして足がついたみたい。ウチ以外にも5~6件余罪があるとのことで、現在取り調べ中。


聞いた話では、けっこう裕福な家らしく、親から小遣いをもらえないので遊ぶ金欲しさの犯行だとか。まあ、平日の昼間にウロウロしているくらいだから、働いていないんだろうなあ。 …ああ、嘆かわしい。


空き巣を始めたのはこの8月からだそうです。つまり、初心者のド素人ということになりますわな。 …くそう、余計に腹が立つ!


別件でとっつかまって、余罪を調べたら、ウチの通帳が入れ物ごと出てきたということらしい。そんなもん、よく後生大事に持ってたもんだ。で、明確な証拠を目の前にしても、『知らない』 と言ったそうです。 …とことんバカです。


でもまずは、きちんと仕事をしてくれた警察に感謝します。日本の警察は優秀ですね。ありがたい。俺も将来は警察官になろうかな。


ヘンな話ですが、ちょっとホッとしています。未成年だったらどうしようとか、あるいは、追いつめられた年寄りとか、組織的なプロのチームとか、昔の女とか、想像力豊かなこの脳は、激しいイメージを次々と生み出していました。


そしたら、いい年したアホでした。…つまらん。こんな奴、このばかちんがって言って、ゲンコツくらわして終わりじゃん。案の定、娘の3000円は既に使ってしまってないそうです。子供のお金を盗る奴って、よっぽど生活に困っているんじゃないかって、ちょっと同情したりしていた自分が馬鹿に思えます。


バカ野郎!お前なんか、肥溜めに全身浸かって溺死しろ!金をかせぐってことがどれほど大変か、その足りない脳みそでじっくり考えろ、ウスラバカ!


しかしまあ、これでやっと安心して眠れるってもんです。夜中に物音で起きたことも何度かありました。傍らの木刀を何度握ったことか。もう一回来たら、脳天を叩き割ってやるつもりでした。家族が殺されるくらいなら、俺が殺人犯になってやる。


金持ちの息子なので、弁護士がついているそうな。おめでたいなあ。こんな奴、戸塚ヨットスクールみたいな激しい施設で矯正した方がいいんじゃないの?


あ、そうそう、個人的に提案したいのは、“百叩きの刑”。死なない程度に痛めつける罰則。被害者がかわりばんこに好きな武器でいたぶる刑。これ、絶対いいですよ。口で言ってわからないバカには有効だと思います。ちなみに俺は、釘バットがいいな。


というわけで、我が家にも久々に明るさが復活しました。現在、家具の配置換えをして、侵入しにくいように工夫しています。皆様にもご心配をおかけしました。もう大丈夫です。お騒がせしました。


…戸締り用心、火の用心。昔からある言葉ですが、やっぱり大事ですね。世の中物騒ですから、どうかお気をつけて。





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2006-09-18

出口のない海

テーマ:邦画

中途半端な作品でした。 普通に、地味に進んで、静かに終わります。 …ああ、寂しい映画。


内容は、人間魚雷 “回天” に搭乗した若い兵士の物語。原作は、横山秀夫。監督は、佐々部清。このコンビは、「半落ち」 で一回成功しているので、割と安心して見に行ったのですが…。


主演は、市川海老蔵。ええっ? あのNHKドラマ 「武蔵」 で醜態をさらしたあいつか!この名前を聞いただけで、気分が萎えます。このボンクラデクノボウ俳優が映画デビュー?大丈夫なのか?


しかし、佐々部監督の腕が確かなら、それなりのものになるかも…というかすかな期待を込めて、こっそり見に行こうと思った次第です。


ヒロインは、“ジャズやるべ” 上野樹里。 共演は、“キャシャーン ”伊勢谷友介、“ハリケンレッド” 塩谷瞬、柏原収史、伊崎充則、黒田勇樹、永島敏行、田中実、高橋和也、平泉成、香川照之、三浦友和、古手川祐子。


さて、映画ですが、何とも後味の悪い仕上がりとなりました。それを覚悟した上でご覧下さい。


何がイカンかというと、“普通の男” にこだわり過ぎ。そりゃ中途半端になるわな。脚本を書いたのが山田洋次というのも、何となくうなづける気がします。毒のない、おとなしい作品になってしまうのも無理はない。


「半落ち」 が面白かったのは、寺尾聡の熱演によるところが大きい。佐々部監督は、静かな演出が好きなのかもしれませんね。それに合った作品またはシナリオ、そしてそれに合った俳優が揃わないと、それぞれのいい要素が生きてこない。


市川海老蔵は、本業が歌舞伎役者なので、存在感もあり、決めポーズもできるし、セリフ読みの技術もそれなりにある。でも、何かが足りない。力が入れば入るほど、大味な感じがしてしまうのは何故だろう?


きっとそれは、ジャニーズ勢の演技がイマイチな理由と似ているような気がするんです。具体的にはもう言うのも嫌なので、自分で考えろ、オッサン!みんなにホメられていい気になっている場合じゃないぞ。


まあ確かに、ガッチリしているから、自衛隊に誘われそうな体格ではある。でもなあ、なんか違うんだよなあ。学生服も、あんまり似合わない。宴会でコスプレするオヤジみたい。「高校三年生」 とか歌いそう。松平健の影武者って感じ。ああ、イヤだ。


というわけで、この映画、主役以外は…って、今年はこんなのばっかりじゃん!このままいくと、年末のランキングには項目を一つ追加しなきゃならなくなりそう。すっかり今年のキーワードになっちゃった。


でも、安心して下さい。この映画、ストーリーもしっかりダメですから。そのうち、ストーリー以外はみんなよかった映画、なんていうのも出てくるかもね。あ、そうそう、主題歌もヘンです。


大体、このタイトルのセンスはどうよ。何だか違うものを想像してしまいそうです。娘がこのタイトルを聞いてすかさず、『出口がないんだったら、入ったところから出ればいいじゃん!』 とツッコミました。まあまあ、どうなるか映画を見ればわかるよ、といって劇場に入ったのですが…、未だに出口が見つからない気分です。トホホ。


まあ、役者的には収穫もありました。伊勢谷友介は、キザでストイックな役が板についてきました。「ハチミツとクローバー」 とキャラがかぶりそうですが、今回もいい感じ。もう、キャシャーンの…なんて言えなくなるかもね。


それから、特筆すべきは、塩谷瞬です。戦隊ヒーローの時の長髪をバッサリ切り、実直な整備兵を熱演しています。彼の持つ素直な部分が、役に生かされている。好感の持てる、いい役でした。もし俺が乗るんだったら、彼に整備してもらいたいです。


あ、それから、伊崎充則も懐かしかった。黒澤明監督 「夢」 で、黒澤少年を演じた彼です。相変わらず、泣き顔が絵になる。悔し泣きをする場面がよかった。やっぱり、泣かしてナンボの俳優ですな。


というわけで、オススメできる映画ではありませんが、潜水艦に乗った時の “息苦しさ” だけは、間違いなくリアルに体験できるでしょう。できるだけ狭い映画館で、冷房を止めてご覧下さい。


この映画の教訓は、けじめをしっかりつけるということでしょう。何を書いてもネタバレになるので今は書けませんが、年末には全てお話します。その時まで俺の魂は、出口を求めてさまようことにします。




【エンドクレジット】

普通に歌が流れて終わります。でも、竹内まりやの歌、この映画に合わないなあ。この歌を効果的に使うなら、上野樹里にナレーションさせた方がいいと思います。


【トイレに行くタイミング】

出兵してから、一度帰省する場面があるので、その時が最適かと。


【オススメ類似作品】


「ザ・コクピット」

松本零士原作のアニメ。3話オムニバスの内の第2話がオススメ。こちらは人間魚雷 “桜花” の物語です。


「U-571」

潜水艦アクションでは、一番好きな作品。「宇宙戦艦ヤマト」 のようなクライマックスは、手に汗を握ります。


「連合艦隊」

本作にも出ている永島敏行の若き日の主演作品。中井貴一のデビュー作でもある。主題歌の 「群青」 はあまりにも有名。「男たちの大和」 もいいけど、こっちの方が心にしみます。


「ローレライ」

ムチャクチャな映画だけど、このくらいやってくれると、逆に気持ちがいい。トンデモ海洋アクション映画です。肩の力を抜いて、気楽にご覧下さい。

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2006-09-17

よみがえる空 (DVD)

テーマ:DVD ・ アニメ

このアニメ、なかなか出来がいいです。 関西弁の地獄少女もなかなかよろしい。


まだ2巻目までしか見ていないんですが、何だかこれもいい作品っぽい。この後すぐに3巻目を借りに行こうかと思います。


シリーズ構成は、高山文彦。この名前を聞いただけで、何だか胸が熱くなる。彼の手掛けた作品は、心にしみるものが多いから、これももしかして…という感じがしたもんで。ていねいに作られた、良質の作品。


それからもう一つ、能登麻美子がヒロインを演じているから。彼女は、声優の中で一番気になっている存在。「MONSTER」 でニナを演じていた時から、透明感のある声に魅了されていました。 「地獄少女」 の閻魔あいも、ニセ者女子高生ぶりがよかった。今回は、関西弁で大人の女性を演じています。


内容は、自衛隊のお話。パイロット資格のある主人公が、小松基地の災害救助隊に配属されて、うんぬんといったストーリー。マジメで真っ直ぐな新人と、鬼軍曹という組み合わせは、よくある話です。


しかし、そこは高山作品。ていねいな演出で、こだわりや苦悩といった “空気” を見事に描写している。こういう地味な作品って、 “実写でもできそうじゃん” って言われがちだけど、そんなことはありません。アニメでしか出来ない表現というものも確かにある。そういう細かい部分をじっくり見たいところです。


第3話の苦悩ぶりはとても印象に残りました。「め組の大吾」 を思い出しますね。あれは確か、パイロット版くらいしかアニメ化されていなかったと思うから、シリーズ化したら、ぜひ高山監督にやって頂きたいところです。


日本のアニメは、技術的には世界レベル。だからこそ、内容の方も一流の演出を目指して欲しい。伝える内容が充実してこそ、初めて手段が生きてくるというもの。


高山演出は、さり気なく、力強く、心に残る。まあ、今回はどこまで携わっているのかわかりませんが、“空気” はしっかりと伝わってきます。若手のクリエイター達は、存分に技を磨いて下さい。


もう少し話が進んだら、また記事にしたいと思います。…では、レンタル屋にダッシュ!

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2006-09-17

うつせみ (DVD)

テーマ:DVD ・ 洋画

ある意味、“幽霊” のような物語。 今回はわりとソフトな演出だっただけに、違った魅力がある作品になりました。


絶好調、キム・ギドク監督の最新作。やっぱり劇場で見たかったなあ。このタイトルは絶妙でした。まさに、その通りの映画。


韓国映画の監督たちの中でも、特に異彩を放つ変り種の男。彼の作風は、きっと誰にも真似できないスタイルだと思います。毎回、違ったアプローチで、“玄人” の仕事をしています。


出世作 「悪い男」 と同様、この映画に出てくる主演二人は、全くと言っていいほどセリフがありません。表情と仕草だけで感情を表現しています。見事な演出という他ないですね。


この映画の男の職業は、空き巣。俺的にはコノヤロですが、彼は、物を盗んだりしない。ただ不法侵入して、住人が帰って来るまで、風呂入ったり飯食ったりしてくつろぐだけ。しかし、彼はとんでもないものを盗んで…って、「カリ城」 かい!


今回は、笑いの要素も入っていて、何だか見ていて楽しい気分になる。彼の作風から思うと、少し肩の力を抜いて撮ったような印象も受けます。ラストのオチは爆笑でした。それだけに、次回作はドロドロだったりして。SABU監督が、「ホールドアップ・ダウン」 の後に 「疾走」 を撮ったみたいに。


セリフのない映画というと、真っ先に思い浮かべるのが、リュック・ベッソンの 「最後の戦い」。これは画期的な手法で、字幕なしで世界中が楽しめる極上の作品でした。他には、「原始人」 というアホ映画もありますが、これはうなり声を上げているだけの下らんシロモノ。


サイレント映画でもないのに、セリフをカットしてしまう斬新な手法はなかなか思い切りがいい。ベッソンの 「アンジェラ」 も、モノクロ映画でしたが、あえてカラーでは表現できない何かを狙ったと思えます。


そう思うと、この二人は、映画に対する姿勢が似ているようにも思える。もちろんタッチは違うけど、心をえぐるようなギリギリの描写は、作家性あふれる人にしかできません。


「魚と寝る女」 も、「サマリア」 も、心をえぐるような、情念の世界を表現した作品でした。限界ギリギリまで観客を引き込む演出力は、やっぱりすごいと思う。 …そして、パッと手を放して、観客は置き去りにされてしまう。 『 …後は、自分で考えて下さい 』


以前にインタビューで、『演出をする側も、心が痛む』 と言っていたのが印象的でした。そのくらいでなきゃ、表現できないもんですよね。心がぶつかるって、けっこう痛いもんだから。産みの苦しみっていうものでしょう。


それだけに、彼の作品には魂がこもっている。きっとこれからも、苦しみながら悩みながら、いい作品をたくさん生み出すことでしょう。それがまた、一人の男の生き様。


ポン・ジュノ監督、キム・ジウン監督、そしてキム・ギドク監督。この3人は、俺が認める天才です。(ちなみに、パク・チャヌク監督のスタイルは好きじゃないので、彼はあくまで普通の人) 彼らは、それぞれに違う個性を持っている。韓流ブームに関係なく、これからもがんばって欲しいです。



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2006-09-13

X-MEN ファイナル・ディシジョン

テーマ:洋画

ビジュアルは派手ですが、ストーリーは地味です。 だから、視覚的に楽しむのがよろしいかと。


“X-MEN” とは、プロフェッサーXが率いる超能力者集団のこと。決して “離婚歴のある男の集団” ではありません。


さすがにシリーズ3作目ともなると、キャラがウジャウジャいて、さっぱりワケがわからん。主要キャラだけでもう20人以上。もう、勝手に戦って下さい。


原作は、スタン・リー、ジャック・カービーのコンビによるアメコミ。監督は、ブレット・ラトナー。1,2を監督したブライアン・シンガーは、「スーパーマン・リターンズ」 の方に行ったので、彼がメガホンを取ることになりました。


出演は、ヒュー・ジャックマン、ハル・ベリー、パトリック・スチュワート、イアン・マッケラン、ファムケ・ヤンセン、アンナ・パキン、ジェームス・マーズデン、ケルシー・グラマー、ショーン・アシュモア、エレン・ペイジ、ヴィニー・ジョーンズ他。


さて、映画ですが、原作にこだわりすぎて、大味なで仕上がりになりました。でもまあ、しょうがないでしょう。小ワザはかなり効いているので、細かいところで楽しめます。


“2” で死んだはずの女が生き返った!…と思ったら、あいつがあっさり死んだ。強いはずのこいつも死んだ。あらら、もう出だしからムチャクチャです。うーむ、はっきり言って、考えるのやめましょう。…どうにでもなれ!


なんたって、みんなタフだから、ピンチになっても全然ハラハラしない。どうせ生き返るんだろう。…えっ、死ぬの?またまたあ。だまされないよ。はいはい、どうぞ好きなだけ殺し合って下さい。


時間も、1時間45分くらいしかないので、慌ただしいこと。「ポセイドン」 といい勝負ですね。それもあってか、ストーリーは極めて単純。だから、キャラの個性を楽しめばよろしい。


それにしても、ハル・ベリーは、この役が一番いい。ハマリ役ですね。「キャット・ウーマン」 がヒドくて、オスカー女優台無しでしたが、これを見たらちょっと安心しました。彼女が扮する “ストーム” は、気象を自在に操り、雷を落とす女。つまり、“お天気お姉さん” です。白目ひんむいて、髪が逆立つ容貌が、なかなか素敵。


他にも、無限回復鉤爪男、目から怪光線男、生命吸い取り女、針千本男、火男、水と氷男、壁抜け女、壁ぶち抜き男、テレポート女、分身男…と楽しい能力がいっぱい。キミはどの超能力がお好みかな。


しかし、マグニートーを演じるイアン・マッケランは、すっかり “インチキ俳優” として定着した感があります。「ダヴィンチ・コード」 の時も、ノリノリで演じていました。今回も楽しそうだったなあ。だけど、超能力使う時に、やたら腕を振り回すのはどうかと。安っぽくなってイカンでしょう。もっとスマートにキメて下さいな。


個人的には、アンナ・パキンにもっと見せ場が欲しいと思いました。彼女は、「ピアノ・レッスン」 でオスカーをもらっているだけあって、演技力はお墨付き。ホリー・ハンターから受け継いだ “目ヂカラ” は健在。もっと彼女に仕事をあげて下さいな。


このシリーズの根底に流れるテーマは、偏見による差別と、善と悪の戦いです。今回も、人間と、ミュータント (善) と、ミュータント (悪) との3つ巴のバトル。でも、それぞれの心の中に善と悪の対立があるところがいい。だから、誰が正しくて誰が間違っているのかわからない。単純なようでいて、意外と複雑だったりする。


彼らは、超人的な力がある分、普通の人間が当たり前にできることができなかったりする。だから、広い意味では、みんな平等なのかもね。足りない部分をお互い協力し合えばいいんだよね。


それもあってか、今回は合体技も出てきました。映画なんだから、原作のワクにこだわらず、画期的なことをドンドンやって欲しいな。ストームの雷をウルヴァリンの鉤爪に落として、スタンガンにする手も面白いかと。


映画ごとに人数も増え、みんなでワーッと戦う。なんだか “となり町とのケンカ” みたいですね。今回は、誰が病院送りになったとか、せいぜい自慢し合って下さい。まあ、みんな強いから、仲良くケンカしてたくましく育って下さい。


なんか、いくらでも続きがありそう。 …次は、合体ロボでも出しますか?




【エンドクレジット】

長い長いエンドロールの後に、オマケ映像あり。次回が気になる方は、要チェック。


【トイレに行くタイミング】

中盤、アンナ・パキンが学校を出て行くあたりがベストかと。


【オススメ類似作品】


「X-MEN 1,2」

とりあえず、未見の方は見ておいて下さい。


「デッドゾーン」

デヴィッド・クローネンバーグ監督。超能力者の悩みがよくわかる傑作。


「NIGHT HEAD」

飯田譲治監督のTVシリーズ。超能力兄弟が、数々の “仲間” に会う前半がオススメ。


「幻魔大戦」

平井和正原作、りんたろう監督、キャラは大友克洋。視覚的に面白いアニメ。江守徹が演じるベガがカッコいい。




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2006-09-10

アキハバラ@DEEP

テーマ:邦画

寺島しのぶの “極上フトモモ” にずっと釘付けでした。 山田優とのバトルシーンは必見です!


タイトルは、“アキハバラ・アット・ディープ” と読みます。5人のオタク達が設立した会社の名前。


たまたまちょうどいい映画がなくて、仕方なく見たんですが、これがけっこうアタリでした。ちょっと得した気分。


原作は、「池袋ウエストゲートパーク」 の石田衣良による同名小説。マンガ化して、ドラマ化して、今度は映画化。彼の作品が映画になるのは、これが初めてだそうです。監督・脚本は、「東京タワー」 の源孝志。


出演は、成宮寛貴、山田優、忍成修吾、荒川良々、三浦春馬の5人が@DEEPのメンバー。悪役は、佐々木蔵之助。そのボディガード役に、なんと寺島しのぶ!その他、萩原聖人、松尾政寿、今井朋彦、板谷由夏、神取忍、田口トモロヲ、森本レオ。


さて、映画ですが、思ったよりなかなかよい仕上がりでした。「電車男」 とはまた違った魅力がある。ストーリーの根底にあるのは、「昭和残侠伝」 と、「緋牡丹お竜」 の世界。さすが、東映が配給しただけあります。


この映画の何がすごいかというと、弱い者が強い者に立ち向かうところです。もちろん、スケールは小さいかもしれませんが、ある意味深い世界。自分の大切なものを奪われたら、やっぱり人は戦うもんじゃないでしょうか。


「電車男」 は、オタク男と一般人の女性の交流を描きました。本作では、いいオタクと悪いオタクの対決。これが金持ちとビンボー、権力者と弱者の構図にもなり、ある意味、昭和時代の反権力闘争にまで発展していく。


山田優は、悲しいくらいメイド服が似合わない。それはもう、予告編でわかっていたから覚悟していたけど、映画を見てみると、それがかえっていい効果を出しているみたい。


彼女の設定は、オタクなのではなく、オタクと付き合える一般人、ということのようです。それならOK。でも、無愛想なので友達があまりいない。自分の相手をしてくれる彼らが、唯一の仲間。それって、おいしいじゃん。こういう女性は大切にしたいところです。


山田優の演技を初めてみたのは、TVドラマ 「ほんとにあった怖い話」 だったと記憶していますが、恐がり方が全然ダメで、こりゃアカンと思い、ずっと無関心でした。そりゃそうだ、そういうキャラじゃないもん。


彼女の場合、不器用な役が合うと思う。今回じっくり見てみたけど、全体的には悪くない。そりゃ、未熟なのはもちろんだけど、少しだけキラッと光るものがあった。実力は未知数だけど、磨けばもっと輝くかもね。


俺が気に入ったのは、みたらしダンゴをヤケ食いする時の、足をガバッと開いた座り方。なかなかイカしてました。


で、特筆すべきは、寺島しのぶです。フトモモファンの皆様、どうぞお見逃しなく。ボディガードのコスチュームがいい。ボタンは、サイボーグ009風、“絶対領域” もバッチリです。ストイックでカッコよくて、なかなかセクシー。役どころもいい。映画を盛り上げてくれるキャラクターでした。


物語の中盤、山田優とリング上で対決するシーンがあるんですが、これがまたいい。若い女と成熟した女の、プライドを懸けた熱い戦い!手に汗握る名場面です。


それから、小技もなかなか効いています。ガンダムネタ、そこら中に出ますのでお楽しみに。


この映画は、華奢なようで骨太。弱々しいようで力強い。最初に言いましたが、東映のよき時代を再現するような演出は見事。始めは斜めに構えて見ていた俺も、次第に姿勢を正しました。これ、結構真面目なテーマなんです。


オタクと呼ばれる人にも、いろんなタイプがいます。それぞれに個性がある。彼らの特徴は、得意な部分が異常にせり出している反面、それ以外の部分がことごとく普通以下であるところ。長くオタクをやっていると、少なからずこうなってしまう傾向があるもんです。


当然、俺もその一人。だから、ずっと続けていくには、それなりの社会性が必要になってくる。自分の大切な世界を守るために、“武器” をたくさん持つということ。やるべきことをきちんとやらねば、好きなことはできない。 …それが、世の中。


この映画の彼らは、自分の大切なものを守るために、必死で戦います。やらねばならないというより、やらずにいられない。突き動かされる力が原動力となり、強い行動力となる。自分の意志で動くから、覚悟も責任も生まれる。 …それがいい。


動機が素晴らしいから、結果も気持ちいいものになる。これは道理。責任を持とうとするからこそ、自由は守られるのだ。


きっとこれが、彼らの突破口であり、スタートラインになると思います。実はこれからが大変だけど、若者はそんなこと考えているヒマなんかない。そのまま気の済むまで突っ走るべし! …それこそが青春。


おとなしい奴が怒ると、すっげえ恐いんだぞ。世の中の悪者ども、よく覚えとけ!




【エンドクレジット】

普通に終わります。のどかな音楽で、ちょっともの足りないなあ。できれば、もっと元気のいい歌で締めくくって欲しかった。


【トイレに行くタイミング】

中盤、山田優が街をさまよい、演歌レコード店に入る場面あたりがベストだと思います。


【オスス類似作品】


「電車男」 (映画版)

山田孝之、中谷美紀主演。オタク恋愛映画の金字塔です。ちなみにTV版は、伊東美咲がダメ過ぎでNG。


「陽気なギャングが地球を回す」

大沢たかお、鈴木京香主演。発想の豊かな若者は、見ていて気持ちがいいもんです。


「スニーカーズ」

ロバート・レッドフォード主演。いい心を持った泥棒チームのお話。今は亡きリバー・フェニックスも出ています。



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