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2006-05-30

嫌われ松子の一生 サントラCD

テーマ:CD

映画を見て以来、「まげてのばして」 の歌が耳にこびりついてしまって離れなくなってしまい、ついにCDを購入してしまいました。


充実のソング・コレクション。聞いているだけで、映像が脳裏に甦ってくる。やっぱり映画の興奮が醒めないうちに、聞きまくるのがいいですね。


最近、仕事で追いつめられることが多くてヘトヘトになっています。つらい時にこの歌を口ずさんで、がんばろうと思います。


“自分らしく” 生きるために。

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2006-05-29

嫌われ松子の一生

テーマ:邦画

美紀姉ェ、渾身の一撃! 女優魂が炸裂しまくりの一本。 笑いも涙も全て、スクリ-ンにぶつけます!


中谷美紀、会心の演技でした。こんな彼女を見たかった。大満足の出来です。間違いなく、彼女の代表作となるでしょう。やっぱり映画って素晴らしい。


原作は、山田宗樹の同名小説。監督・脚本は、中島哲也。「下妻物語」 はわざとらしくてちょっと好みではありませんが、この映画は、俺的にヒットです。今年見た中では、ダントツのベストワン!


主演は、われらが中谷美紀。もう、魅力全開。彼女、死ぬんじゃないかって思うほど、凄い演技してました。これほど迫力のある映画は、「蒲田行進曲」 以来かも。決して言い過ぎじゃないですよ。


共演は、瑛太、黒沢あすか、伊勢谷友介、市川実日子、柄本明、ゴリ、武田真治、荒川良々、劇団ひとり、マギー、片平なぎさ、角野卓造、カンニング竹山、本田博太郎、渡辺哲、あき竹城、嶋田九作、濱田マリ、山田花子、土屋アンナ、蒼井そら、BONNIE PINK,阿井莉沙、谷中敦、AI、木村カエラ、宮藤官九郎、香川照之、柴崎コウ…。 何だかすげえいっぱい出てます。


さて、映画ですが、あまりの素晴らしさに、感動してしまいました。描写はかなり過激でヒドい表現もありますが、作品のバランスから決して逸脱しない、一貫性のある、完成度の高い傑作です。こういう映画をカンヌ映画祭とかに出して欲しいなあ。


てっきりコメディかと思ってのけぞって見ていたんですが、途中から身を乗り出して見ている自分に気がつきました。この映画は、間違いなく自分に力を与えてくれる作品であると、確信が持てました。


この映画は、懸命に生きている人にオススメです。報われないかもしれないけど、自分の生き方を信じてがんばっている人は、絶対見て欲しい。彼女の生き様に、何か感じるところがきっとあるはず。


自分らしく生きるって、はたから見たらバカみたいかもしれないけど、とても大事なことだと思うんです。俺自身、バカみたいな生き方してるから、いろんなこと言われるけど、一度きりの自分の人生。後悔だけはしたくないから、誰に何と言われようと、己の生き方を貫くのみです。


しかし、中谷美紀は大したもんです。つかこうへい演出くらいのシゴかれ方をされたんじゃないかと思うほど、壮絶な演技でした。しばらく、休んだ方がいいでしょうね。ご苦労様でした。


でも、一番脂がのっている時に、これだけの作品が残せて、役者冥利につきるというものかもね。きっと、生涯最高の役になるかもしれない。


何たって、全身で演技している。指先の一つ一つまで、躍動している感じ。…美しかった。感無量です。


後半、嶋田九作が牧師として登場しますが、彼の言葉が胸にしみます。聖書をこういう風にとらえられる人は、立派だと思います。 (当然、神父と牧師は言うことが違うけどね。) …お聞き逃しなく。


とにかく、この映画には、教わるところが大きい。迷っている人には、きっと何か答えのヒントが見つかるでしょう。だまされたと思って見てみて下さい。あなたの人生にプラスになる要素がきっとあります。


この作品は、理屈をこねてはいけません。自分の感性で感じた世界を、自分の心に照らし合わせて、自分の頭で考えるべきです。そして、自分に合った結論が出るまで考え抜いて欲しい。


この映画を劇場でいち早く見ることができたことは、幸福なことだと思いました。こういう体験があるから、映画はやっぱりやめられないですね。 …生きててよかった。


これからも、こういう映画に出会えるように、がんばって生きたいと思います。


俺からのメッセージはこれだけです。後は、みなさんがそれぞれ劇場で感じた世界を大切にして下さい。




【エンドクレジット】

普通に終わります。途中で席を立っても大丈夫ですが、劇場では、みんな涙を拭いていました。女性が大半でしたが、かなり号泣していた人もいました。できれば、余韻に浸っていただきたいところです。


【トイレに行くタイミング】

はっきり言って、ありません。ムダなシーンが一つもないからです。行きたい人は、ダッシュで行って、お早くお戻り下さい。


【オススメ類似作品】


約三十の嘘

中谷美紀主演。昨年の映画熱邦画ベストワン映画。大人の女を演じます。


電車男

中谷美紀がエルメス役で出演。泣き顔がグッときます。


「愛の新世界」

鈴木砂羽主演。女子大生とSMの女王は両立するか。お水系のお姉ちゃんは必見。


「ソフィーの選択」

メリル・ストリープ主演。イカレた男に尽くす女には、悲しい過去がありました。


「トゥルー・ロマンス」

クリスチャン・スレーター、パトリシア・アークエット主演。命がけで抵抗する様は、この映画に通じるところがあります。ちなみに、脚本はクエンティン・タランティーノ。監督はトニー・スコット。


疾走

SABU監督。出番は少ないですが、中谷美紀がヤクザの女を好演しています。お見逃しなく。


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2006-05-28

水霊 (ミズチ)

テーマ:邦画

巧みな “技” が光る、イキのいい秀作。井川遙は、だんだんイイ感じの女優になってきました。


“水霊” と書いて、“ミズチ” と読みます。広辞苑によると、正しくは “蛟” と表記。古くは “ミツチ” と発音したそうで、ミは水、ツは助詞、チは霊。つまり、水の霊ということになります。いわゆる、想像上の動物。


原作は、田中啓文の同名小説。(角川ホラー文庫) 監督は、「ほんとにあった!呪いのビデオ」 のシリーズ構成を担当した新鋭・山本清史。地味~でオーソドックスな演出が冴えわたる!


主演は、井川遙。「樹の海」 での好演が印象的だったので気にはなっていたんですが、どうやら女優としてしっかり訓練しているようで、なかなかよかったです。これからの活躍が楽しみ。


共演は、渡部篤郎、星井七瀬、山崎真実、松尾政寿、入江昌樹、矢沢心、鈴木美生。それからゲストキャラとして、三輪ひとみ、柳ユーレイ、でんでんといった面子も出ていますので、ホラーファンにはうれしい。


さて、映画ですが、はっきり言って全然期待していなかったので、最初から斜めに構えて見ていたんですが、これがなかなかどうして、完成度の高い作品でした。


スタイルとしては、シングルマザーで、別れた夫に協力してもらうのはモロ 「リング」 だし、暗い廊下は 「呪怨」、水を通してうんぬんは、「仄暗い水の底から」 を連想してしまう。


でもね、これがいいんです。何と言うか、アレンジなんでしょうね。こういうゴッタ煮スタイルは、韓流ホラーに多かったんですが、日本もいい感じで吸収したのかも。


この映画の真の主役は、ズバリ、水です。普段何気なく当たり前に使っている水。でも、よく考えたら、水って不思議なもの。身近なのに、わからないことがいっぱい。


よく、霊は水に集まるなんて話を聞きますが、優れたホラー映画は、水を効果的に使用しています。恐怖演出の基本なのかも。


イメージシーンでも、人間の心理描写に水のイメージを重ねることはよくあります。「シャイニング」 での廊下の血の洪水のスローモーション、「機動戦士ガンダムⅢ」 でアムロがララアを殺した後の場面とか。


それから、闇。暗闇から何かが出てくるといったありふれたものではなく、ここでは、“わからないもの” や“得体の知れないもの” に対する恐怖を指します。わからないんだけど、“何か” がある。


最後に、“弱点”。ヒッチコックのサスペンスでよくある手法として、主人公の弱いところを攻める恐怖演出が、映画盛り上げることはよく知られていることです。例えば、「めまい」 という作品では、主人公が高所恐怖症なのに、クライマックスでビルの屋上に登らねばなりません。これもハラハラドキドキ。


井川ちゃんが演じるのは、母親。生まれてまもない子供がいます。そこに、水の不安がくれば、どういう心理構造になるか。アルカリイオン水を狂ったように買いまくるのもうなづけます。


ちなみに、「仄暗い水の底から」 で母親を演じた黒木瞳は、俺的にはダメです。彼女、生活感がないから、母親に見えない。ハリウッド版の 「ダーク・ウォーター」 に出ていたジェニファー・コネリーの方がまだまし。


井川ちゃんは、母親としての線は弱いけど、懸命にがんばっている感がいい。何というか、健気さみたいなものがひしひしと伝わってくる。しかも、オーバーアクションにならない、自然な表情。


彼女の、不器用そうな微妙な表情は、「樹の海」 でも感じたけど、今回の映画で彼女の実力が証明される一つの結果になればと思います。


この映画は、具体的なものはあまり示しません。だからこそ余計に、それ以外の部分が際立ってしまう。面白い効果だと思いますよ。こういうの、「女優霊」 とか 「呪怨・ビデオ版」 以来かも。


ノロイ」 は、ギャグ路線で成功したけど、ホラーとしてはあまり恐くなかった。「輪廻」 は巨匠の貫禄で、安心して見られた。でも、安心して見るホラーってどうよ。で、この間見た 「サイレン」 が最悪の出来だったので、もうJホラーも下火かな、なんて思っていたんですが、そこにこの映画が登場。 …いいじゃん。


やっぱり、日本のホラーって、あんまり派手じゃない方がいいと思うんですよ。地味で結構。その細かな演出の技で、観客を魅了する。 …いよっ、職人芸! みたいな感じがいい。


こういう映画がドンドン出てくるといいですね。さて、Jホラー、次はどう出るか。 …楽しみです。




【エンドクレジット】

普通に終わります。でもわりと短めだから、できれば最後まで席を立たずに、余韻に浸りたいところ。


【トイレに行くタイミング】

“水モノ” はトイレが近くなるもの。中盤では、井川ちゃんが “捜査” を始めた時あたり。後半は、渡部くんと医者の友人がドライブしているあたりがベスト。


【オススメ類似作品】


「プルシアンブルーの肖像」

玉置浩二主演。人の心の闇を表現したホラー映画。水を効果的に使用した演出が印象的だった。


「ブラック・ジャックOVA版」

いくつ目かは忘れましたが、確か水をモチーフにした謎の奇病の話が2本くらいあったと思うんです。興味ある方は、探してみて下さい。


「猛獣大脱走」

1983年イタリア映画。動物達が突如狂いだし、人を襲い始める。その原因は、アレだった…!

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2006-05-27

レオン完全版 & ニキータ DTSスペシャルパック (DVD)

テーマ:DVD ・ 洋画

やっぱり買っちゃいましたねえ。だってこの2本はオイシイもん。


レーザーディスクでは持っていたんですが、やっぱりDVDでも欲しいところ。どちらも捨てがたい名作なので、発売日に購入してしまいました。やっぱり、何度見てもいい。


「ニキータ」 は、俺がリュック・ベッソンの名前を覚えた最初の映画でした。アンヌ・パリローのいっぱいいっぱいな表情が、たまらなく魅力的だった。


チェッキー・カリョを見たのもこれが最初。「ドーベルマン」では、アタマを地面で削られた男として有名ですが、俺としてはこっちの方が原点。


「レオン」 は、「ニキータ」 のスピンオフ映画とでもいうべきでしょうか。「ニキータ」 の中盤で登場する、“掃除屋ヴィクトール” の話を膨らませたもの。


参考までに、「ニキータ」 のハリウッド版は、ブリジット・フォンダが主演した、「アサシン暗殺者」。でもこっちだと、ブリジットが可愛いすぎて、どうにもウソっぽい。やっぱり俺としては、ケバいアンヌの方がいい。ちなみに、“掃除屋ビクター” を演じるのはハーヴェイ・カイテル。


「レオン」 完全版がオリジナルと違うのは、マチルダとのいくつかの場面が追加されている点にあります。訓練するシーン、酒飲んで酔っ払うシーンなど。(ホントに酔っ払ったらしい)


でも、オリジナルにはオリジナルのよさがあるので、どちらがいいとは言えません。お好みで。


「レオン」 で俺が気に入っている場面は、ゲイリー・オールドマンがクスリを “服用” するところ。市川昆監督の金田一耕助シリーズに出ていた、加藤武の薬プハーくらい好きです。


リュック・ベッソンの作品には作家性がある。自分独自のスタイルを持ち続けている人は、やっぱりカッコいいです。「アンジェラ 」 もよかったしね。


彼の作品に出てくる主人公は、苦悩する人が多い。彼自身、物事を深く考える人なんだろうと思います。生みの苦しみというものが感じられます。


彼のような人は、何かを作ろうとして作っているのではなく、作らずにはいられない衝動というものが原動力なんじゃないかなって、俺なんかは思います。


苦悩も多いけど、いい仕事した後は気持ちいい。きっと、みんなそうなんでしょうね。

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2006-05-25

ミズシネマが面白い

テーマ:

先日、行きつけの美容院で髪をカットしていた時、何気に月刊少年ジャンプを読んでいたら、面白いマンガを見つけました。


みずしな孝之の、「ミズシネマ」。たまたま読んだのが、「トム・ヤム・クン 」 の紹介マンガだったんですが、これが結構面白い。爆笑でした。


さっそく単行本の1、2巻を購入して、一気に読みました。


毎回3ページ。素朴で親しみやすいキャラで笑わせてくれます。映画会社からこう書けと言われてるなとミエミエの内容が鼻につくのを差し引いても、充分面白いです。


“ファミ通” にも連載している人だとか。劇団にも所属しているマルチな漫画家のようです。


みずしな先生、これからもがんばって下さい。応援します。

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2006-05-24

映画コラム その5 「感動のススメ」

テーマ:映画コラム

感動は、気持ちいい。


“感動” とは、広辞苑によれば、“深く物に感じて心を動かすこと” とあります。だから、映画を見て感動するということは、映画というモノに心を動かされた、ということになります。


心が、“動くもの” であるということは、感覚的にわかるような気がします。心が動くことが “衝動” となり、それが行動に結びつく原動力となります。


俺も映画を見始めの頃は、“感動屋” でした。だって、何もかもが新鮮で面白いから。ワケわかんねえけど、マジですげえとか言って喜んでいたように思います。


実は、そういう子供みたいな純粋な反応こそが、感動の原点なんです。


極端に言えば、何に感動したかなんてどうでもいい。感動した事実こそが大切。まず感じるが最初。それから考えればいい。この感じは、一体何だろう、という具合。


映画で感動するというのは、何も感動的な映画に限ったことではありません。むしろ、いかにも感動的だよといったフレコミだと、俺なんかは冷めてしまうたちなので、そういう映画にそういうものはあまり期待しません。感動作とは無縁の映画の中にこそ、ピンポイントな感動があったりする。


感動ポイントは、人によって違うもの。“私、こういうの弱いの” なんて言ったりするでしょ。そういうアレです。みんなが感動するから、あんたも感動しなさいっていうのは、やっぱりおかしいって。感動するかどうかは、人の勝手というもんでしょう。


どんな映画にも、一つくらいは心を奪われるシーンがあるもの。映画を数多く見続けていると、そういうものを感じ取れる感性が育ってきます。


感動は、感性を育てます。そして、感性が豊かになれば、集中力も高まり、直感が鋭くなる。


心と体のバランスは、とても大事です。(運動不足の俺が言えた義理じゃありませんが)


心が動くものである以上、自分の心の性質は知っておく必要があるでしょう。何に反応し、何を拒否するのか。それには、普段から柔軟性を保てるような心掛けが大切です。それが、感動のススメ。


感動するというのは、ある意味 “バカになる” ことでもあります。バカみたいに笑い、バカみたいに怒り、バカみたいに泣き、バカみたいに悲しむ。そして、バカみたいに喜ぶ。これって結構、素敵なことかも。


ヘタに感情を押さえ込むより、健全でいい。もっとも、周りの迷惑にならない範囲でやるべきですが。


感情って、無理に押し込むと、かえって噴き出してくる場合もある。生まれてから一度も恋をしてこなかった男が、晩年になって激しい恋愛感情を体験すると、始末が悪かったりするでしょ。それから、真面目な人間がキレると、手がつけられないなんていうのもある。


これって、自分でもどうしようもないくらい、コントロールがきかなくなってしまう。まして初めての感情だったりすると、どうにもならない。


だから、普段から自分の感情の癖みたいなものを、ある程度把握しておかなきゃ。そのためにも、映画を見た直後の感触を大事にしましょう。人のものでない、自分の感じ方。


人が感動すると、自分も感動したような気分になる。それもいいでしょう。でも、その時できれば自分の心にもう一度問い掛けてみて下さい。本当に感動したのか。


人からどう思われようと、自分が感じた世界に自信を持って下さい。それがたまたま人と同じだったら、それはそれでOK。でも、周りに合わせようとして、自分に嘘をついてはいけません。


自分が感じたことは、自分自身の心の宝です。誇りを持って下さい。そういう自分にまた、感動して欲しいのです。自分の感情を認めてあげて下さい。こういう感じ方ができるんだって。


自分がしっかり見えてくれば、周りも次第に見えてくる。そして、自分が行きたい方向も見えてくる。

映画は、人の心を育てる。人の中に感動する心がなかったら、映画もただの情報に過ぎません。人の心に作用して初めて、映画の真の力が発揮されるというもの。


一本の映画が、人生を変えることだってある。そういう男のロマンを、これからも追いかけて、命ある限り、一つでも多くの作品を、心に焼き付けていきたいです。


人の心は、美しいものに反応します。なぜなら、その美しいものが人の心の中にあるから。相田みつをさんの言葉に、『美しいと感じるあなたの心が美しい』 とありますが、まさにその通り。


自分の中にある美しい部分を、対象を通して感じることができる。それこそが、感動。そして、美しいと感じられる自分に、また感動。それがうれしい。汚れてしまったと思っていた自分の心に、光があたったように思えて、なんともいい気分。それを与えてくれる映画は、自分にとってかけがえのない名作なんです。


だから、若者たちよ。感性が若いうちにドンドン感動するべし。遠慮はいりません。感動とは、その時だけの限定モノ。後からも思い出せるけど、同じ気持ちはその時しか感じることができない。貴重な、心の宝。


二度と帰らない “今” を大切に。心が素直に反応するのは、健全な証拠です。その純粋な心を、大人になっても持ち続けたいって、俺は今でも強く思うんです。


感動は、人の心を開放します。だから、気持ちいい。気持ちいいから、またしたくなる。すればするほど、生きる力が湧いてくる。あ~ら、不思議。


気持ちいいことやって、スッキリしたら、明日からの現実にまた立ち向かいましょう。

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2006-05-21

映画コラム その4 「映画の賞味期限」

テーマ:映画コラム

映画には、賞味期限があると思うのです。


永遠の名作なんていう映画はたくさんありますが、それをみんなが同じように感動するかどうかは別モノ。年寄りであればあるほど、昔の話が好きなように、若者であればあるほど、“今の話” が好きなんです。


だから、若者よ、堂々と “今の映画” を見るべし。年寄りに媚びる必要はない。自分が一番見たいものを見ればよろしい。


昔のクラシック映画にもいいものはたくさんあるけど、その当時見た人と同じ感動は、きっと得られないと思うんです。


旬のものは、おいしさが逃げないうちに食すべし。そして、最高の状態で味わいたい。俺が劇場にこだわる理由は、まさにここにあります。


もちろん、映画の歴史を知るために、昔の映画を見るのはいいことです。でも、それはあくまでも “勉強” という位置付けで充分。名画に感動できなかったからといって、落ち込む必要などありません。


ただでさえ、今どきの人間は時間がない。子供のうちから、分刻みで行動させられている。昔みたいに、娯楽が少ない時代とはワケが違う。それに加えて、情報の氾濫。だからこそ、今の若者は、昔の人より判断力が優れているはずだと、俺は単純に思うんです。


若者は、考えるスピードも、行動も早い。その感性が健在なうちに、貴重な “今” を映し出した作品を堪能すべきだ。今しか味わえない、心の宝物をドンドン蓄えなさい。


俺みたいに、ちょっとくたびれた年代になって、物事をじっくり考えてみたくなったら、落ち着いた作品を少しずつ見始めても大丈夫。だから、若いうちは突っ走ってOK。


誰でも、若い頃に見た映画って忘れないでしょう。それは、それを見た時の自分の感性がまだ敏感で、しかも旬な映画だったからじゃありませんか?


映画は、こうしている間にも、名作がドンドン生まれています。それを、最高の状態で味わうことのできる特権を誰よりも持っているのは、今現在を生きる若者なんです。


だから、若者は劇場へ走れ。彼女との甘酸っぱいひとときを、友達との楽しい思い出を、その胸に刻みつけろ! …そして、その関係がたとえ失われたとしても、映画を見ることでその心は甦る。


ビデオが出たら、なんて呑気なこと言うな!その時には、今ほど見たくなくなってるかもしれないぞ。あの時ちょっと勇気出して劇場に行ったら、永遠に残る感動を味わえたかもしれないのに…。


俺くらいになると、俺が見たい映画は、映画の方でも俺に見てもらいたがってると、勝手に思い込んでいます。 …わはは、どうだ、まいったか! (やっぱりアホなナルシストのB型男)


そういうわけで、ビデオ党のみなさん、たまには劇場で見るのもいいですよ。そのうちに見よう、なんて思っているうちに、ドンドン時間が経過して、自分の感性の賞味期限を切らさないようにね。 (余計なお世話か)


ただし、映画の “消費期限” は永遠です。映画を愛する人が生き続ける限り。



──ここで、小話を一つ。


ある男が、公開されてからだいぶ経った映画を、レンタルビデオで借りて見たそうです。


予想以上にいい映画だったので、男は劇場に行かなかったことを、ちょっぴり後悔しました。


そしたら、ビデオの中の映画が言うんです。


『…できればもっと早く出会いたかった。こんなになるまで、どうしてあたしをずっと放っておいたの?』


男は、もう二度と、映画を不幸にしないって誓いました。 …チャンチャン。



まあ、これは極端なアホ話ですが、俺はこれくらいの情熱を映画に抱いているいうことです。


映画が女だとすれば、やっぱり若くて美しいうちに見てあげないとね。…ねえ、お兄さん。


逆に、映画が男だとすれば、やっぱり若くてたくましいうちに…ねえ、お姉さん。


見ないで後悔するよりは、見て後悔する方がいい。恋愛と同じですね。


最高の映画を見た後の、エンドクレジットの心地よさは最高です。仕事の後のビールの最初の一口、湯船に浸かった瞬間の最初のため息に通じるような、至福のひととき。 (…俺もオヤジだなあ)


そういうわけなんで、いい映画は、色あせないうちに、なるべくお早めにお召し上がり下さい。


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2006-05-21

映画コラム その3 「恋愛映画が苦手な理由」

テーマ:映画コラム

実は、昔は恋愛映画、よく見ていたんです。


それが、いつから見なくなってしまったのか。それはたぶん、自分が本気で恋愛したからだと思います。


映画には、“擬似体験” の要素が少なからずあると思うんです。冒険ファンタジー、宇宙旅行、恐怖、サスペンス、犯罪、金儲け、病気、精神崩壊、ジャンキー、アル中、不倫、グルメ、音楽、大自然…。


いろんなジャンルがありますが、その中でも恋愛モノというのは、特殊な部門だと思うのです。


どんなに頭のいい人でも、人間の心の中まではわかりません。人の心を覗くエスパーだって、ホントにその人の気持ちの奥底まではわからないと思うんです。


恋愛ほど複雑なものはなく、また、恋愛ほど単純なものはありません。それは、本気で恋をした人にはわかるんだと、俺は思います。


以前の俺自身は、女性に全くといっていいほど相手にされない男でした。「アンジェラ 」 の主人公ほどではありませんが、確かにさえない男だと思います。


だからこそ、恋愛映画で自分を磨こうと思ったのかもしれませんね。こうすれば彼女をクドける、なんて本気で思ってたみたい。 …ははは、青いなあ。我ながら恥かしいです。


で、25歳の時に初めて恋愛をしたんです。遅いでしょ。でも、ホントの話。


彼女とは、3年で終わってしまったんですが、その3年間が、俺を変えました。彼女の名誉のために、詳しいことは書きませんが、ある意味、彼女は俺にとって、“アンジェラ” だったんだと思います。


恋愛は、頭で考えるような言葉だけでは、うまくいかないことも多い。まして、映画にあったセリフなんて、借りものの言葉でしかないから、相手の心に響くはずもない。


あくまでも、“自分の言葉” で伝えるべきなんです。それが、人の心を打つ愛の言葉になる。これはホント。


それを知った時、今まで見た恋愛映画が、全て色あせて感じました。


恋が終わった後は、しばらく無気力でしたが、乗り越えた後の自分は、確実に何かが変わっていました。普通に、自然に、女性と会話できるようになったんです。当たり前のことなんだろうけど、俺にとってはすごいことなんですよ!


そしたら、恋愛映画の見方が変わっちゃったんです。


うそくさいセリフ、うそくさい展開に嫌悪感を感じるようになってしまったんです。以前ならジーンとくるであろう場面でも、それはないだろうってシラケるようになってしまいました。こうなると、もうダメですね。


だから、あの映画どうだったって聞かれて、つまんないよって言うのも面倒だから、次第に見なくなっていったんですね。 …たぶん、きっとそうだと思う。


でも、映画ってやつは、ほとんどの作品に恋愛の要素が入っているもんで、それを無視するわけにもいかず、あればやっぱり見ちゃうし、批評もしたくなる。…ああ、いやだなあ。


そういうわけで、恋愛映画はしばらく敬遠していたんですが、最近になって妙な現象が起こり始めました。


それは、必要以上にのめりこむ傾向が出てきたこと。「変身 」 の時、こだわって記事を3つも書いてしまったので、覚えている人もいるでしょう。


昔から、考え始めると止まらない性格なので、困ったもんです。でも、自分なりの結論が出ればスッキリしちゃう。そうやって映画を消化して、自分の栄養にしていくのが、俺のやり方。


やっぱりねえ、何でも好き嫌いなく食べないとダメなのかなあ。でも、たまに食うから刺激的でウマいってもんもある。恋愛映画は、そういう位置付けにしたいところですね。


あくまでも、恋愛映画は、苦手なものであって、キライなものではないんです。


アンジェラ 」 で、天使が耳元で囁くシーンがあるんです。その時、いろんなことを思い出しました。自分に力を与えてくれたアンジェラを、男は忘れてはいけません。


今の自分があるのは、今まで出会ったアンジェラ達がいたから。みんなに感謝しています。


…やっぱり、恋愛映画見なきゃダメかな。でもやっぱり苦手なんだよう。…こりゃ、まいったね。

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2006-05-20

ダ・ヴィンチ・コード

テーマ:洋画

股間が異様に光る死体の謎は、最後までわかりませんでした。…残念。


予告編からずっと気になっていたんです。何故あんなに股間が光ってるのか?ひかりごけでも塗りたくったのか、もしかして発光ダイオードでも仕込んであって、天井にメッセージが映し出されるのか。


いろんなことを想像しながら劇場に行ったんですが、特に何もありませんでした。…まあ、ボカシやモザイクじゃマヌケな映像になるってことなんでしょうね。 ああ、つまらん!


まあ、それは冗談ですが、そんなことも言いたくなるくらい、大した作品ではありません。驚愕の結末だって聞かされても、なんだ、そんなもん?って感じ。驚愕でないということ自体が驚愕だし、話題になり過ぎていること自体が、話題になっている。


“ダ・ヴィンチ” はレオナルド・ダ・ヴィンチのこと。“コード” は暗号や符号を意味します。何だか最近、レオナルド・ダ・ヴィンチがノストラダムスみたいな扱いになっていると感じるのは、気のせいでしょうか。


原作は、ダン・ブラウンの同名小説。監督は、ロン・ハワード。音楽は、ハンス・ジマー。


出演は、トム・ハンクス、オドレイ・トトゥ、イアン・マッケラン、ジャン・レノ、ポール・ベタニー、ユルゲン・プロホノフ、アルフレッド・モリーナ。


さて、映画ですが、思ったよりマトモな映画でした。というか、思いっきり普通の映画。そんなに変なことは言ってないから、上映禁止運動でがんばっている人は、きっとお金もらってやってるんだろうなあ。


だいたい聖書なんていう書物は、もともとがうさんくさいんだから、解釈も想像もいろいろあって当たり前。その方がロマンがあって面白いと、俺なんかは思うんですけど。


この程度の話で、いちいち腹立ててたら、それこそ教会の権威が揺らぐってもんだ。もっとどっしり構えて、『ははは、面白いこと言ってらあ。でも信仰は別だよ。』 ってくらいの身構えでいた方がいいですよ。


つまんないことで怒るから、すぐ戦争まで発展しちゃう。しかも終わらない。映画でも言っていたけど、唯一絶対神という考えのもとに、たくさんの殺人が行われてきた。聖書自体にも、誰々を殺せって神がじかに命令している箇所があるんです。まあ、血なまぐさい神だこと。


聖書って、いいこともたくさん書いてあるけど、ヒドいこともいっぱい書いてあるから、両刃の剣みたいに柔軟に受け取らないと、ムチャクチャになりますって。


歴史研究と信仰は、直結ではなく、どこかで切り離して考えたいものだって、俺は思います。では、愚痴はこれくらいにして、映画の話に移りましょう。


ストーリーは、ある不可解な殺人をきっかけに、様々な謎が判明して宝探しすることに…ってなんじゃそりゃ。かなり強引ですな。「ナショナル・トレジャー 」 とあんまり変わらん。


謎解きの手法としては、暗号を一つクリアすると、またそこに暗号が…って感じ。一本杉の根元から東へ10歩、みたいなことを延々とやってる。一生懸命解いてくれる人がいてよかったねえ、神様。


俺としては、途中から謎の闇集団に召集がかかり、一大プロジェクト・チームを結成して、数々のトラップをくぐり抜け、凶悪な怪獣と戦い、最後にたどり着いたその先に見たものは…ってものを見たかったんだけど、全然違いましたね。


だから、映画としては、地味です。しかし、知的好奇心をくすぐるサスペンスな展開はマル。おっさんと聡明なお姉ちゃんの組み合わせもナイス。だから、単なる謎解き映画として見れば面白いです。


ただ、話の内容がねえ…。どうも俺好みじゃないんです。神を冒涜するようなすごい展開があるのかとある意味期待していたもんだから、かなり不満です。


だいたい、イエスをめぐる解釈なんて昔からかなりあったから、今さらこの話に新鮮味は感じませんでした。

だから、史上最大のミステリーとか言って、威張るなよ、おっさん。


ベストセラーということは、いわゆる流行りモノということになるわけで、これを読んでいれば知的だって思われる、みたいなものがあったのかも。昔流行ったサリンジャーとかね。


最近は、宣伝がすごい映画ほど、内容がコケているようにも思うなあ。まあ、俺がひねくれ者だからでしょうねえ。普通に宣伝したものが面白いと得した気分になるけど、すごいと言われたものが普通だと、何だか損したような気分になってしまうもの。


でも、そういったストーリーの不足を差し引いても、この映画はそれなりに面白いと思うんです。それは、俳優達の熱演によるところが大きい。みんな、いい演技してました。


トム・ハンクスは、ロン・ハワード監督とは息がピッタリって感じで、動きにムダがない。もともと若い頃に、表情豊かなキャラクターを演じることが多かっただけに、最近ではあまり動かなくなってきたみたい。侍でいうところの、“見切り” に近い領域。今回も、きちんと教授らしく振舞っています。


オドレイ・トトゥは、「アメリ」 が有名ですが、俺が注目したのは、「愛してる、愛してない」 のストーカー役。今どきの言葉で言うと、彼女には “目ヂカラ” があります。あの瞳で見つめられると、動けなくなってしまいそう。それと、「ロング・エンゲージメント 」。今回のキャラは、これと同様ですね。


そして、イアン・マッケラン。このじいさん、なんでこんなにカッコいいんだろう。確か 「XMEN」 で変な帽子かぶってた悪役、このじいさんじゃなかったか?今回は足が不自由な役ですが、なかなか強い。江戸川乱歩の小説にもこんなのがいたっけなあ。とにかく、イカすジジイです。水戸黄門やらせたい。


残念なのは、ジャン・レノ。脇役のまま終わりました。刑事役だっていうから、「クリムゾン・リバー」 のニューマンス刑事くらいの熱血男かと思いきや…あららって感じ。ファンの方には残念。


むしろ、ポール・ベタニーの方が目立ってた。実行犯の変態男を本気で熱演。そうか、聖書ってSMにも使えるんだ。すげえ。聖句で痛ぶったら、コーフンするのかな。ある意味、禁断の世界。


とにかく、主演の2人とじいさんと変態男の駆け引きが面白い。けっこうマヌケで笑えます。おいおい、そりゃおかしーだろ!って好きなだけツッコんで下さい。


そして警察のユル~い捜査も手伝って、みんな堂々と謎解きしながらのびのびと逃亡できます。そういう意味では、緊張感が足りない。最後まで、警察はどうでもいい存在です。ああ、かわいそうなジャン・レノ。ハリウッド・ゴジラの時の、記者役の方がまだよかったね。


監督も一流、役者も一流、撮影した所も本物のルーヴル美術館とこれまた一流の場所。これでストーリーが面白ければねえ。 まあでも、全部一流だとかえって息苦しくなるので、これもご愛嬌かと。


この映画、俺的にはかなりコケたので、年末のワーストランキングの時に、ネタバレ交じりでコケおろしてやろうかと思っています。


…それにしても、何故死体の股間はあんなに光るんだろう。 (まだ言うか)


…もしかして、原作に書いてあるとか。 (ないでしょう、たぶん)


…というわけで、それは “永遠の謎” ということにしましょう。




【エンドクレジット】

普通に終わります。途中で席を立っても大丈夫です。


【トイレに行くタイミング】

2時間30分という長丁場なので、チャンスは3回。最初は、ジャン・レノが車の中を調べるところ。次は、ロンドンでバスに乗ったところ。最後は、隠し階段を降りるあたりです。でも、謎解きが退屈だったら、その時にどうぞ。


【オススメ類似作品】


「レイダース/失われたアーク」

ハリソン・フォード主演。やっぱこれでしょう、秘宝モノは。


奇談

諸星大二郎原作。どうせ聖書モノなら、このくらいムチャクチャやって欲しい。みんなでぱらいそさ行くだ!


「第七の予言」

デミ・ムーア主演。今の彼女からは想像もできないくらい、清楚な役です。作品の緊張感がいい。


「最後の誘惑」

マーティン・スコセッシ監督。イエスがユダにひっぱたかれるシーンは爆笑でした。

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2006-05-20

アンジェラ

テーマ:洋画

ストレートな映画です。 己の魂と対話しながら見て下さい。


“アンジェラ” は、天使 angel の女性名。ちなみに神学では、天使の階級は9つあり、その中で angel は9番目、つまり最下級になるらしい。つまり、俺を含む底辺の人間にとっては、親しみやすい存在と言えるかもしれませんね。  (参考文献:東京書籍 アドバンストフェイバリット英和辞典)


監督・脚本は、リュック・ベッソン。おお、ついに山が動いたって感じ。テレンス・マリックほどではないにしろ、彼もデビューして25年経つというのに、本作でやっと10本目という “寡作” な監督。


この映画のネタは、「レオン 」 の後に考えたそうな。デリケートな題材だけに、作品にするまでに相当な時間が必要だったんだと思います。画面からもそれが伝わってくる。


主演は、ジャメル・ドゥブーズとリー・ラスムッセン。基本的にこの2人しか出てこないので、他は省略。


撮影監督はおなじみディエリー・アルボガスト。でも、音楽はエリック・セラではなく、ノルウェーの女性ボーカリスト、アンニャ・ガルバレク。 (ちなみに、新潟弁でアンニャは、兄ちゃんという意味。関係ないけど)


さて、映画ですが、最初にお断りしておきますが、全編モノクロです。途中からカラーになるんだろうとタカをくくってはいけません。華やかで綺麗な映画をごらんになりたいという方は、ご遠慮下さい。


物語もいたってシンプル。わかりやすく、ゆっくり展開していきます。でも、この地味な映像の奥底にある、監督からの強烈なメッセージを受け取って欲しいと思います。


この映画は、きっと賛否両論でしょう。好き嫌いがはっきり出るかも。ベッソンファンを自認する人の中にも、これは好きになれないという声が上がるかもしれません。


でも、俺は、この映画を、紛れもないベッソン映画だと思うんです。彼の映画に共通するテーマは、主人公が孤独な戦いをするということ。その中で、何かを見つけ、乗り越えて行く。


その中で出会った真実こそが、彼らが生きた証しであり、かけがえのない大切なものだと思うんです。


本作の主人公は、どうにもならんダメ男。でも、俺は彼の中に自分を見ました。いろんな意味で。


対する “天使” の女は、なんと180センチのスレンダーな女。なんでまたこんな女にしたんだろう?これじゃ主人公が余計にコンプレックス感じちゃうじゃん。…でも、これも計算なのかも。


余談ですが、過去にデカい女とつき合ったことがあるんです。これがねえ…どうも落ち着かなくて。身長差なんて関係ないじゃん、というあなた、一緒に歩いてみればわかりますって。あの威圧感!てめえ、2階からしゃべんじゃねえ!って感じ。結局、彼女とはすぐ破局しました。…性格の不一致ですね。ホントだって!


その理屈でいうと、この映画の天使は、“3階の女” になります。2階でもイヤなのに3階は耐えられるか?


あっ、でもそういう映画じゃありませんからね。誤解しないで下さい。なにしろシンプルなストーリーをネタバレせずに書くって、結構大変なんですよ。


つまり、どうにもならないダメ男が、天使に出会って、本当の自分と向き合う。これ以上は言えません。


俺自身、何度も挫折したことがある男なのでわかるんですが、自分の情けない部分と正面から向き合うことなくしては、立ち上がることはできないし、人は変われない。意地だけでやっていけない世界もあるんです。


そういう純な心を、この映画は思い出させてくれました。いい作品だと思います。


…ん、そうすると昔つき合ったあのデカい女はもしかして天使だったのかも?おーい、俺のアンジェラ。お前、元気にやってるか?


…だけど、力を込めて言います。天使だろうがなんだろうが、デカい女はキライだ!




【エンドクレジット】

普通に終わりますので、途中で帰っても大丈夫です。


【トイレに行くタイミング】

1時間30分しかないので、できるだけがんばって全部見て下さい。どうしても行くとしたら、前半はバーで飲んだくれるシーン、後半はチンピラが再登場するシーンあたりかと。


【オススメ類似作品】


「ベルリン 天使の詩」

ヴィム・ベンダース監督。モノクロ映像も効果的です。


「マイケル」

ジョン・トラボルタ主演。この天使は、甘いものとダンスが大好きです。


「素晴らしき哉、人生!」

フランク・キャプラ監督。自殺を考えている人は、2時間だけ思いとどまって、この映画を見て下さい。

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