FUJITA'S BAR
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2005-10-26

ドミノ

テーマ:洋画

トニー・スコット監督もマンネリになってきたみたい。軽くて安っぽい映画。


実在の人物を映画にしたのはいいけど、これではどうにもならんでしょう。ドミノ本人はつい最近亡くなってしまったらしい。浮かばれるかなあ。


トニー・スコットの最高傑作は、やっぱり 「トゥルー・ロマンス」 だと思うんですが、今回の映画、そっくりなシーンがいっぱい。パクリじゃん!…と言ってもあんたの映画かい!


主演はキーラ・ナイトレイ。今売り出し中ってところでしょうか。「スター・ウォーズ エピソード1」 でアミダラ姫の影武者役を演じた後、 「パイレーツ・オブ・カリビアン」 「キング・アーサー」 で一躍メジャーに。


この人、特徴があるようでないような、よくわからん女優です。セリフをあまり言わない方が存在感あるかも。バウンティ・ハンター (賞金稼ぎ) としては、少しキナ臭さが足りない。カワユイ顔が、かえってマイナス要因になっている感じがします。


実際の本人はもともとモデルだったそうですが、キレイなモデルに成りきれなかった、スレた感じがもう少し欲しいところ。セリフの言い方に重みをつけたら、もっとよかったはず。ヌンチャクを持ったのはよかったけどね。手裏剣も見たかったなあ。


共演陣は豪華。ミッキー・ローク、ジャクリーン・ビセット、クリストファー・ウォーケン、ルーシー・リュー、デルロイ・リンドといったベテラン揃い。ミッキーは普通の人なので、「シン・シティ 」 の迫力はなし。


そしてミーナ・スヴァーリ。おおっ、「アメリカン・」ビューティー」 の彼女ですね。場合によっては、この娘が主役はった方が面白かったかも。横でキーナがガム噛みながらヌンチャク振り回す!…いいかも。


トニーの演出は、細かいカット割りとスピード感が特徴ですが、始まってからずーっとこの調子だと、いいかげんユルく感じてしまうんです。静と動のバランス考えましょうよ。


トニーの兄は、「エイリアン」 「ブレードランナー」 「グラディエーター」 のリドリー・スコット。巨匠の兄を持つと何かと大変だと思いますが、めげずに自分の映像を極めて、“巨匠” になって欲しいです。


今回の映画は、オリバー・ストーン監督と、マーティン・スコセッシ監督の物マネのように見えます。残念。


大体、冒頭のシーンからして、ナイフが車のフロントガラスに突き刺さるってどうよ。プラスチックじゃあるまいし!これで一気にテンションダウン。後はひたすら長い127分。…ああ、退屈でした。

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2005-10-23

チャーリーとチョコレート工場

テーマ:洋画

思ったよりマトモな映画でした。 テーマは、 『子供のしつけ』 です。


ティム・バートン監督だから、きっと変な映画だろうという先入観は、この際捨てましょう。彼はこの映画で、ある意味 “勝負” しているような気がするんです。


映画の内容は、チョコレートの当たりくじを持った5人の子供が、謎の工場に招待されるというお話。ところが、そのガキ共がヒドいのなんの。


そんな “憎らしいガキ代表” みたいなやつらが次々と懲らしめられるのは、一種の爽快感があります。バートン特有の悪ノリ演出が炸裂。 でも、みんな金持ちの子供だから、訴えられるだろうなあ。


さらに、保護者と二人一組で参加してるもんだから、まさに “この親にしてこの子あり” って感じ。でも、笑い事じゃないなあ。俺にも娘が一人いるんですが、今から気をつけようと思います。 “我慢させる”って大切なことなんですね。肝に命じましょう。


主演は、われらがジョニー・デップ。バートン監督とはもう古い付き合いだけあって、息はぴったり。今回は、「ネバーランド」 の時より楽しそうだった。この人、やっぱり器用な俳優です。


それから、ジョニーの親父役が、ドラキュラ俳優クリストファー・リー。なんと歯科医です。なるほど、吸血鬼にとって歯は命だもんね。異様に長い犬歯の入れ歯とかあったりして。


チャーリーの母親は、怪女優へレナ・ボナム・カーター。(ちなみに監督の奥さんです。) この人のフィルモグラフィーは、バラエティに富んでいて実に楽しい。なんでも演じてくれるいい人です。


一番気に入ったシーンは、やはり 『リス軍団』 ですね。これ、全部本物だそうで、カカオの皮むきの手際のいいこと。集団で襲いかかるところも凄い。 「千と千尋の神隠し」 のまっくろくろすけ軍団も真っ青。あえてCGでやらなかったところに、監督の本気さがうかがえます。…いいねえ、粋だねえ。


バートン監督はもともとディズニーの会社にいたので、こういう作品もちゃんと撮れるんだなあ。感心しました。これからも、自分の信じる道を進んで下さい。


心の汚れた子供は淘汰されていって、 “善良な子供” であるチャーリーは幸せに…。


…あれっ! そういえばお前、拾った金でチョコ買ったよな。しかも、何のためらいもなく。お前んちって、そういう “しつけ” だったの?

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2005-10-20

ルパン

テーマ:洋画

胸毛&モミアゲ祭り。下品でショボい。そして長い。拷問のような映画。君は耐えられるか?


ルパン100周年だとかで製作された超大作。見事なまでに、天下無敵のアホ映画に仕上がりました。


主人公が貧相。変装してもそのまんま。アクションはただのダンス。かなりドジ。いくら駆け出しでも、少しは知性というものを感じさせるべきでは? これじゃ、コソ泥って言われても仕方ないです。


ヒロインは、田舎のイモ娘とシワクチャババア。どっちにも魅力はゼロ。絶対こんなのに惚れないって。


極めつきは、胸毛とモミアゲのオンパレード。出てくる人全員あるんじゃないかって思うほど、出まくりです。胸毛大男と、胸毛ルパンの、上半身裸の決闘シーンあり。…ああ、見苦しい。


一体、この映画は何がしたかったんでしょうか? 原作を読んだことがないのでよくわかりませんが、やっぱり胸毛小説なんでしょうか。誰か教えて下さい。


唯一の笑いは、逃げる時のマヌケな走り方が、ルパン三世みたいだったことかな。 アララーッてね。


まあ、ルパン三世もサル顔なので、原作ファンには怒られそうですけど。


自分に胸毛がないもので、カッコいい胸毛には多少憧れたりしますが、これは美しくない。品性がない。カッコ悪い。ドキドキしない。すっきりしない。華麗さはかけらもない。…ああ、何も残らない。


見終わった後に残ったのは、下品な胸毛のイメージだけでした。

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2005-10-18

モディリアーニ ~真実の愛~

テーマ:洋画

ドラッグ&アルコール中毒版 「フランダースの犬」 といったところです。


35歳の若さでこの世を去った、天才画家アメディオ・モディリアーニの物語。彼の描く女性たちは、みんな独特のスタイル。うなじを強調しているかのような長い首。そして、瞳を描かないことによって、憂いを感じさせるようにも思えます。


日本にも、竹久夢二という画家がいましたが、彼の描く女性もまた、共通のスタイルでした。作者が永遠に追い求めるものが、キャンバスの向こうにあるかのようです。


監督は、もともと脚本家のミック・デイヴィス。主演は、アンディ・ガルシア。もともとは10年前に、アル・パチーノに出てもらうつもりで脚本を書いたそうですが、映画化の話が流れてしまい、ようやく実現にこぎつけて、アンディにオファーしたそうです。なるほど、「ゴッドファーザーⅢ」 のこの二人なら、イタリア人画家をうまく演じられると思ったんでしょうか。


さすがにアルは、老けすぎで35歳の役はちょっと無理でしょう。アンディだってもうすぐ50に手が届きそうな年代だから、無理っぽいんだけど、そこは彼の熱演で見事にクリアしてくれました。ただ、ちょっと血の気が多いかな…と。


銃で脅されても全然恐れない。目の前で発砲があっても、くわえタバコで平気で笑っている。うーん、なかなか度胸の据わった画家だ。モディリアーニって、こんなキャラでいいんだろうか?もっと繊細な人なんじゃないのかな。でも、面白いから許す。モディリアーニファンの人にはゴメンナサイ。


アンディの自慢の胸毛は健在です。チラッとですが、ちゃんと見られます。思えば、「ゴッドファーザーⅢ」 のヴィンセント役の時の胸毛の量は異常でした。熊の毛皮でも貼り付けてるんだろうかと思うくらい、真っ黒。その胸毛の森に、気持ちよさそうに顔を埋めてるブリジット・フォンダが痛々しかったなあ。


アンディは、生まれはキューバだから、本来なら陽気なラテン系。でも、イタリアの血の気の多い雰囲気も抜群で、ピタリとはまる。不思議ですねえ。おどけて踊るシーンもあるけど、余計に貫禄を感じてしまいます。アル・パチーノからいいものを受け継いだかな。


ただ、アンディって、好きだと言う人と嫌いだと言う人が、はっきり分かれている俳優でもあるので、その辺のところはご了承下さい。


なにしろ、絵を描く以外は、ロクデナシ野郎です。酒とドラッグはもちろん、ケンカも日常茶飯事。引き受けた仕事も、気に入らないとすぐに投げ出してしまう。描いた絵は売れない。貧乏で、いつも金に困っている。


仲の悪いピカソは、彼と対象的に、金持ちで、社会的信用もある。しかし、モディリアーニは女にモテる。犬と猫にも好かれる。友達も多い。なんかこの二人、お互いに自分がもっていないものに嫉妬し合っているみたいです。いわゆる、ライバルというやつですね。


パリには、たくさんの画家たちが集まって来ますが、それぞれ酒もドラッグも一通りやる連中ばかり。あんまり気品のある人はいないみたいです。映画の前半は、飲んだくれて、ドラッグのやりすぎでつかまって病院入れられたり、女とケンカしてばっかり。芸術映画って感じは全然なし。


ところが、中盤からコンペ出品作を描き始める、画家たちの仕事ぶりがなかなか凄い。ラテン系の哀しいような美しい旋律に乗って、みんなが “芸術家” の顔になる。 …カッコいい。 真剣に、そして楽しんで自分の世界を創造していく。今までの “タメ” があったから、このシーンが生きてくる。


美しいものは、美しい心から生み出されるもの。やっぱりこいつら、一流なんだわ。そう思わせるのも、役者の演技力であり、監督をはじめとする、作品の力というものでしょう。


そして、普段はいがみあっている者同士も、お互いの作品を讃えあう。いいですねえ。おまいら、なかなかいいじゃん。


だけど、肝心な時に、モディリアーニは…。雪の降る路上で…ああ、なんてこったい。まさに 「フランダースの犬」 のような展開。パトラッシュはいないけど、ヒロインがアロアみたいで可哀相。


芸術家としては、生きてるうちに評価されなかっただけ不幸だったかもしれないけど、ひとりの男の生き方としては、幸せな人生だったんじゃないかなあって俺は思います。


この映画、仏・英・伊合作だそうで。アメリカ映画とは違うリアルな感じがわりとよかったです。


そうそう、怪優ランス・ヘンリクセンがバイヤーの役でチラッと出演してました。 「エイリアンVSプレデター」 以来ですね。 最初は違うかなって思ったんだけど、頬の “ヘンリク線” があったので間違いないッス! ちゃんとエンドクレジットに名前がありました。 しかし、「エイリアン…」 を思い出す度に、ナスの炒め物が食いたくなるなあ。これって、後遺症?


とにかく、この映画は、普段だらしない男でも、いざっていう時は輝くもんなんだぜってことを再確認できます。あなたの彼氏だって、きっといつかキラリと光る時が来る。…その瞬間をお見逃しなく!

最後に、印象的なセリフを紹介。


 「…どうして瞳を描いてくれないの?」  「…本当の君の魂が見えたら、その瞳を描こう。」



 …ダルマかい!

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2005-10-15

ウルトラマンマックス 三池監督バージョン (TV)

テーマ:TV

ウルトラ史上に残る珍作登場。三池ワールド炸裂です。


「漂流街」 「ゼブラーマン」 「妖怪大戦争 」 など、今をときめく三池崇史監督が、ウルトラマンマックスを手掛けました。あまりに面白かったので、レポートします。



第15話 「第三番惑星の奇跡」 (10月8日放送分) 完全生命体イフ登場


こちらは、 『感動編』 といったところです。長く忘れていた、“ウルトラ” の原点を思い出させてくれるような、いい話でした。


いたいけな少女が泣いているだけで、男は胸が痛むものです。この少女を助けるために、あの怪獣をやっつけよう! と思うのですが、なかなかうまくいきません。


なにしろ、攻撃した分だけ反撃してくる恐ろしい奴。DASHもマックスも、全く歯が立ちません。


もうだめか、と思った時、意外なところから突破口は開けてくるのでした。この女の子、大したものです。


初代ウルトラマンの、「怪獣墓場」 に通じるような懐かしいテーマ。見た後で、親子で色々話し合ってみてもいいかもしれませんね。



第16話 「わたしはだあれ?」 (10月15日放送分) 宇宙化け猫タマ・ミケ・クロ登場


こちらは 『爆笑編』 です。ひたすらショートコントで笑えます。


怪獣のせいで、みんな何もかも忘れてさあ大変。昔、「人造人間キカイダー」 で、日本中をもの忘れさせるアホな作戦がありましたっけねえ。 忘れさせてどうするつもりなのかわかりませんが。


DASHは戦い方を忘れてしまいます。戦闘機に乗ったはいいが、どうやって動かす? 動いたはいいが、どうやって戦う? ミサイルはこれかな…あっ、脱出装置だった。…バシュン! ダメだこりゃ。


マックスは変身の仕方を忘れてしまいます。 こうだったっけ? いや、こうかな。 ああだこうだとやっているうちに、なんとか変身。でも、何と寝そべったまま登場。 うわー、カッコ悪。 光線を出そうにも、どう構えたらいいやらで悩む。アイスラッガーは落とすし、どうにもなりません。


唯一、DASHのアンドロイド隊員だけが影響を受けずにいたので、彼女の指示で、マックスは何とか戦えました。  『…マックス、左は茶碗持つ方の手よ!』


怪獣も、猫のシッポや肉球がついていたり、ちょっとかわいいです。妻と娘は大ウケでした。


全編お笑いですが、大切なことは、“仲間を守るために戦う” ということのようです。


とにかく、「マックス」は楽しい。エレキング、ゼットン、キングジョー、レッドキング、ピグモンなど懐かしい怪獣がたくさん出てくるので、つい見てしまいます。


子供の頃に憧れた、ヒーローのような大人になるために、これからも勉強して努力します。

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2005-10-13

ステルス

テーマ:洋画

設定はデジタル、ストーリーはアナログ。ハイテクなのにド根性。変てこな映画です。


てっきり、スピード感溢れるハイテク映画だと思っていたんですが、コテコテのB級映画でした。


…でも、見方を変えると結構面白いですよ。


まず、この映画の主役は誰なんだろう。ズバリ、ステルスです。人間たちは、はっきり言ってどうでもいい。というか、アホばっかりです。軍隊なのに、全然指令系統がまとまってない。行動力もない。モメてばっかりで、みんな自分勝手。命令は聞かない。命令出す方もイカれている。…だめだ、こりゃ。


パイロットの3人も、あまり存在感がありません。


ジョシュ・ルーカスは一応 “主役” で、それなりの活躍もするんですが、一度見たら二度と思い出せないくらい、顔が地味。映画館を出たら、もう思い出せない。 誰かいたなあ、って感じ。


ヒロインのジェシカ・ビールは、「テキサス・チェーンソー」 にも主演していたマッチョ女優。今回は体を鍛えすぎて、水着姿が恐ろしかった。怯えて逃げ惑う姿は説得力ゼロ。


「レイ」 でレイ・チャールズを演じてオスカーを獲ったジェイミー・フォックスは、いてもいなくてもいいキャラでした。ちょっともったいないなあ。


さあ、こんなアホばかりの人間達に囲まれたら、学習能力の高いステルス “エディ” はだんだんとストレスが溜まっていく…。当然でしょう、やっぱり。


そして、ついに命令違反を犯して暴走してしまう。 “盗んだバイクで走り出す” 思春期のような心境。ある意味、わかるような気がします。自分を試したかったんだですねえ。


でも、マシンがトラブったりして困ってしまうと、とたんに素直になります。そして、助けてもらった後は、忠実な部下になる。ワン公と同じですな。


しかしこの映画、適当なストーリー展開でなかなか笑わせてくれます。


エディが “敵をやっつけに” 行ったって。 どこへ? …ロシア。 いきなりかい!


墜落したがパイロットは脱出。 どこへ落ちた? …北朝鮮。 おい! そりゃねーだろ。


救出部隊は? …出してない。 じゃあ、俺が行く。 ステルスでか? 二人乗れるの?


市街地の作戦で、被害が出ないようにしつこく計算していたのに、北朝鮮の奴らは皆殺し状態。森は焼くわ、人間相手にミサイルは撃つわ、思いっきり “戦争” しています。


サム・シェパードが、「ブラックホーク・ダウン」 に続いて、無能な指揮官ぶりを好演しています。「ライトスタッフ」 でオスカー候補になった名優なのにねえ。もったいない使い方。


ジョー・モートンが唯一いい役なんですが、出番が少なく、あまりカッコよくありません。


とにかく、最初に言ったように、エディに感情移入できれば、楽しめる作品だと思います。北朝鮮の田園風景を飛ぶシーンは、なかなかカッコよかったです。


エンドクレジット終了後の映像で、続編を作れる終わり方になっていたから、ヒットすればまた作るんでしょう。人間総入れ替えにして、エディが主役。それなら見たいかも。


どうせなら、横田めぐみさん達を救出して来て下さいな。 エディのド根性で。

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2005-10-07

電車男 もう一つの最終回 (TV)

テーマ:TV

須藤理彩、なかなかいいですね。 グッときました。


やっぱり見てしまうんだなあ。恋愛モノは守備範囲じゃないんだけど。


今回は、“電車男” 山田君のオタク仲間の松永氏が主人公。最終回でロ-リング・ソバットをくらって見事に振られたんですが、今回もう一度アタックします。


ほとんどギャグの連続で、さえない男をやっていましたが、やはり告白シーンはキメました。オリジナルの歌はヒドかったけど、真心は伝わったと思います。


告白って、どんな言葉であろうと、気持ちが伝わればいい。逆に、気持ちが伝わらなければ、どんな立派な言葉を言ったとしても、空回りしてしまう。


自分の心に正直に、純粋な気持ちから出た言葉が一番なんだと思います。人からの借り物の言葉じゃなく、自分の言葉で伝えることが大切。一番伝えたいことを、心をこめて…。


山田君も、勇気を振り絞って告白したように、松永君もがんばりました。


「…あなたの、あの言葉で僕は立ち直ることができた。ありがとう。」


それを聞いた須藤理彩の表情。素晴らしかったです。


こらえていた涙が、いままでずっと強がってばかりいて、忘れかけていた感情とともに、あふれ出すように頬を伝う。同時に、温かいものがこみ上げてくる。


「…まだ、間に合うかな。」


くーっ、いいなあ。あんた、主役やりなさい。もう29歳だからトレンディ・ドラマは無理かもしれないけど、色モノドラマだったら十分主役をはれます。少なくとも、見た目ONLYの伊東ナントカよりはずっといい。


そして、このシーンで、『シー・オブ・ラブ』 という挿入歌が使用されていましたが、サントラ盤の中でも俺のお気に入りの曲だったので、さらに盛り上がりました。


須藤理彩のいい演技を見ることができて、やっと俺の中の 「電車男」 が終わったという感じがします。恋愛モノにハマるって久しぶりだったから、かなり新鮮な3ヶ月でした。


…でも、個人的には、やっぱりエルメスは、映画版の中谷美紀がいいなあ。告白された後の彼女のセリフがまたいいんです。 気になる方は、ビデオが出たら確認して下さい。 以上です。

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2005-10-06

シン・シティ

テーマ:洋画

ぎゃあああ! タマが引きちぎられるー! 痛そう…。


この映画のテーマは、 『正義とは何か』 だと思います。ただし、 相当マニアックな作品なので、一般人の方は、それなりの覚悟をして見て下さいね。かなりエグいです。残酷シーンも満載。


それにしても、ロバート・ロドリゲス監督は偉い。よくぞここまでやってくれました。


フランク・ミラー原作のコミックを映画化するために、本人と共同監督で製作。しかし、全米監督組合の規制では、 “一つの映画に一人の監督” ということになっているらしい。 そこで彼は、組合をあっさりやめてしまいました。  『さあ、フランク、思う存分やってくれ!』  …カッコいいねえ。 男だねえ。


その結果、非常に風変わりな映画が誕生しました。


今までCGというものは、本物らしく作ってもどこかウソっぽいなあと思っていたんですが、はなっからウソっぽいものを作ってしまえば、これがまあ、ピタリとハマるもんなんですねえ。感心してしまいました。


映画自体は、ほぼ全編モノクロで、部分的に色がついている、いわゆる “パートカラー” というやつです。    (古くは黒澤明監督の 「天国と地獄」 が代表的。 その後、愛弟子のフランシス・フォード・コッポラが 「ランブル・フィッシュ」 で、スティーヴン・スピルバーグが 「シンドラーのリスト」 でパクッてました。)


その効果が、まさに漫画みたいでピッタリ。赤や黄色といった原色だけが強調されて、視覚効果バツグン。


そして、役者もすごい。ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、ルドガー・ハウアー、ベニチオ・デル・トロ、イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネット、クライヴ・オーウェン、マイケル・マドセン。 うわー、なんじゃこりゃ。出すぎ、キャラ多すぎ。しかも濃ゆい人ばっかし。ゲップが出そうです。


ブルースは 「ダイ・ハード」 ネタでクスリとさせてくれるし、ミッキーは、特殊メイクでマッチョな怪物を好演。もう猫パンチじゃないよ。熊パンチです。ルドガーの顔は相変わらずコワい。一度見たら忘れられない顔を持つベニチオは、いっそう気色悪かったです。


そして、「ロード・オブ・ザ・リング」 のイライジャは一番すごい。ハリー・ポッター眼鏡をかけた殺人鬼を、生き生きと演じていました。これって、藤子不二雄のマンガ 「魔太郎がくる!」 の浦見魔太郎ですな。


女性陣もいろいろ出ていますが、わりときれいな人ばっかりでニンマリ。最近見た 「ファンタスティック・フォー 」 で透明女を演じたジェシカ・アルバも出ています。原作ではストリッパーですが、さすがに脱ぐのはイヤだそうで、セクシーなダンスでがんばってます。


それから、デヴォン青木がいい。彼女、スーパーモデルだそうですが、死刑執行人をストイックに好演。セリフはありませんが、存在感バツグン。 「キル・ビル」 で使用した刀をまんま借りたそうで、二刀流で戦ってました。卍型の手裏剣もナイスです。この女、後ろにいつも置いときたいなあ。


バイオレンスも凄い。斬るわ、刻むわ、食うわ、絞めるわ、撃ちまくるわ、楽しいこと。見ているとだんだんトランス状態になっていくのがコワい。


極めつけは、キンタマ引きちぎりのシーン。 ブチーッ! ぐわー、こりゃたまらん。 「キル・ビル2」 で、くり抜いた目ん玉を踏み潰したシーンがありましたが、それより痛そうだったッス。


そしてそして、やっぱり出ました。今年の排泄物シリーズ、第7弾。今回は糞尿です。どこかはあえて書きません。興味ある人は探して下さい。


この映画、えらい安く作ったそうな。ちなみにゲスト監督のタランティーノは報酬1ドル。他の出演者たちも、ほとんどノーギャラか、最低賃金で出演してくれたらしい。いいねえ、みんな、粋だねえ。


みんなの情熱で作り上げた極上の映画。しかも面白い。もうすでに製作費はラクラク回収済みとのこと。続編の製作も決まっているらしく、楽しみだなあ。


アメリカ映画、ちょっと元気になってきたかな。

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2005-10-04

セブンソード

テーマ:洋画

ドニー・イエン最強。 斬って、斬って、斬りまくれ!


ツイ・ハーク監督最新作。骨太な中国武術映画です。宣伝では、「HERO」 「LOVERS」 に続くなどと言ってますが、全然違う系列だと思います。


前2作は、華麗できれいなアクションでしたが、本作は、血なまぐさい、汗臭い、いわゆる “野郎” ムービー。 上品なお姉様方は、ご遠慮下さい。


時代設定は、明王朝が滅びて、清王朝が誕生した頃の1660年代。新政府は 『禁武令』 を発布して、武術の訓練を禁じることで反乱軍の鎮圧を図る。しかし、賞金目当てのバウンティ・ハンターの出現により、罪のない人々が次々と犠牲になっていった…。


映画の雰囲気は、「マッドマックス」 みたいでした。悪役がパンクなメイクしていたし、“空飛ぶギロチン” も出てきます。武器マニアは喜びそう。開始直後から、殺戮のオンパレード。


そこで、壊滅寸前の村に救世主が現れる。つまり、「七人の侍」 です。 ただし、スタイルは全然違います。もともと4人のところに、頼みに来た3人を入れちゃって7人。そのうち2人は戦い方もわからんのに無理やり剣を渡されて、とりあえずがんばろうよ、ってか。おいおい。


でも、さすがに強い、強い。一人で50人くらい斬れそうな勢い。あっという間に撃退。


最初の敵を追っ払った直後に、全員で敵陣まで出かけていって奇襲かけるし。(その間、村は放っぽらかし)村人を訓練する気はないみたいです。何をするにもやたらと全員で動くのもどうかと。


面白いのはまず、剣そのものに力が宿っていて、それを使いこなしていくうちに、自分の腕も磨かれ、一人前に成長して行くということ。 


それから、剣がやたらデカい。重そう。これを振り回すのは、相当の腕力が必要。狭い場所でも、自由自在に操って戦ってました。


“由龍剣” の使い手、楚昭南を演じるのが、われらがドニー・イエン。 「ドラゴン危機一髪’97」 でムチャクチャなアクションを見て以来、すっかり彼のファンになってしまいました。ちなみに 「HERO」 では、主役のジェット・リーを完全に食っています。


やっぱり彼は、香港では最高のアクション・スターだと思います。超アナログ的な顔も、腰の入った剣さばきも実に魅力的。彼が出ているだけで、最近のチャラチャラしたアクション映画とは、一線を画しているように思えてくる。 原点って感じかな。


映画自体は、やたらと長い。なんと158分。 もっと短くできたろうに。うまくのれないと退屈かも。アクションからアクションまでの、異様に長い時間は、ある意味 “タメ” なのかも。


それだからこそ、いざ斬り合いになると、とたんにテンションが上がる! 男の子は燃えてください。個人的に、銃撃戦よりはチャンバラが好きなので、シビレました。


それから、音楽がなんと日本の川井憲次。押井守作品や、Jホラー作品の第一人者である彼が、これまたカッコいい楽曲を提供しています。エンディング・テーマは特にカッコいいッス。


ストーリーや細かい描写は、難があるものの、大筋ではOKでしょう。殺陣の力技で最後まで持っていかれた感じですね。それもまたよし。


かつて “香港ノワール” の代表作と言われた 「男たちの挽歌」 シリーズは、ツイ・ハークとジョン・ウーが生み出した作品。今となってはライバルの2人。そのかつての相棒ジョン・ウーが、今度 「三国志」 の映画を撮るそうな。それも期待ですね。





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2005-10-02

蝉しぐれ

テーマ:邦画

いろんな意味で、美しい映画です。丁寧に作られた、渾身の力作。


この間見た 「シンデレラ・マン 」 がアメリカ人の美しい心を描いたものであるとすれば、この作品は、日本人の美しい心を表現したものであると言えます。


原作は、「たそがれ清兵衛」 「隠し剣 鬼の爪」 の藤沢周平。監督は、前2作の山田洋次監督ではなく、長渕剛お抱え監督の黒土三男。実は、NHKのドラマで既に映像化はされていて、その時も黒土監督が手掛け、モンテカルロ国際テレビ祭・ドラマ部門のグランプリを受賞しています。


その作品を、満を持して映画にしたのが本作。監督生命の全てを注ぎ込んだ、良質の映画です。


主演は、市川染五郎。歌舞伎役者だけあって、佇まいの美しさは絶品。立ち回りから殺陣まで、うっとりするくらい、いい感じです。ただし、それは映画の後半からですので、ご了承を。


映画の前半を盛り上げるのは、子役の二人です。石田卓也と佐津川愛美。この二人の熱演で、観客の心をグッと掴み、後半へ持っていくのです。毒ヘビにかまれた指を吸われる時の愛美ちゃんの表情、恐怖と恥ずかしさがよく伝わってきます。いいシーンでした。


この映画は、全編を通して、微妙な心理描写がところどころに出てきます。その一つ一つが、さり気なく、時には激しく、見ている者の心を揺さぶります。いじらしいというか、奥ゆかしいというか、ふだんの生活で忘れかけていたことを、思い起こさせてくれるんです。


かつて、黒澤明監督の 「生きる」 「赤ひげ」 を見た時の感じに似ています。アニメで言うと、杉井ギサブロー監督の 「銀河鉄道の夜」 TV版「タッチ」 といったところ。


こういう微妙な部分を感じ取れる自分もまた、日本人だなあって思います。相手を思うからこそ、口に出せない、変に言い訳しない。そして、潔い。だからこそ、余計に美しい。


もちろん、全てにおいていいというわけではありません。役者でうーんなのが一人。ヒロインの木村佳乃。この人、「ISORA」 の頃とあまり変わってないような…。俺的にいうと、能面女優です。表情が固い。あのいたいけな少女が、成長するとこれかい。…じゃあ、いいかなって思うじゃん!もちっと何とかならんかなあ。でも、出番もセリフも少ないのでセーフかと。


後は、主人公の友達二人が成長すると、今田耕司とふかわりょうになります。何で? まあいいか。二人ともそれなりにがんばって演じていたから、そんなに違和感はありませんでした。これもセーフ。


色々難点はありますが、それを帳消しにしてしまうのは、やはり映画自体にパワーがあるからでしょう。黒土監督、いい仕事しました。素晴らしい作品、ありがとうございます。心が洗われました。


そして、俺的には一番の楽しみが、殺陣のシーン。これまたスゴい。刀さばき、カッコいいです。時間は短いけど、堪能させていただきました。最後の斬り方、シビレます。


何もかもが美しい。そして、その美しさを感じられる自分もうれしい。日本人でよかった。今日は、日本酒にしよう。熱燗でキューッと…。


余談ですが、映画館にいったのがギリギリの時間だったので、ゴハン抜きで見たんです。そしたら、静かな場面でお腹がグウ…。いわば、“腹しぐれ”ですな。たまらず、お腹を押さえて見ていたんですが、やっぱり恥ずかしかった。 こんな俺も奥ゆかしい…? 違うって? どうもすいません。

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