2017-05-29

映画 「メッセージ」

テーマ:アニメ・特撮

記憶と予測は、感性と思考で連動している。

 

 

ポール以来、久々の2連休になったので、

 

家の雑用の合間をぬって、映画館に行くことができました。

 

 

実に、不思議な映画です。

 

あまりネタバレしたくないので、多くは語りませんが、

 

何にも予備知識がなさ過ぎると、かえって期待値が上がってしまって、

 

油断すると、睡魔に襲われそうな、ヤバい作品。

 

 

俺は、「複製された男」を見ていたので、

 

ヴィルヌーブ監督の作風を、ある程度想像していたこともあって、

 

純粋に、楽しんで見ることができました。

 

 

しかしまあ、変てこな映画ですな。

 

これは、ヤラレました。

 

 

 

SF映画というジャンルは、俺的には“何でもあり”だと思っています。

 

派手なアクションバトルだけが好きな人には、オススメしません。

 

ジャンルとしては、不気味なアート・テイストが濃厚。

 

例えて言うなら、「複製された男」は、「ウルトラセブン」の世界。

 

本作は、「ウルトラQ」の世界と言ってよろしいかと。

 

 

クラシカルなSF映画で言うなら、「光る眼」とか、「原子人間」。

 

比較的最近のSF映画で言うなら、「コンタクト」とか、「インターステラー」。

 

 

宇宙というものは、時間と空間を超越している。

 

そういうことを、深くどこまでも考えてみたくなる、刺激的な題材ですね。

 

 

 

主人公は、言語学者のおねえさん。

 

しかし、決して若くはない彼女には、どうやら、複雑な精神構造が、見え隠れ。

 

冒頭から、ずっと、彼女の視点で、物語を追ってみて下さい。

 

 

 

暗めで、湿気のあるようで、実は乾いた空気が、物悲しさを感じさせる。

 

アンドレイ・タルコフスキー監督のような、独特の、あの感覚…

 

 

何かが起きそうで起きない、ダルい緊張感。

 

 

 

これ、SF映画マニアの方なら、ゾクゾクするんじゃないかな。

 

 

 

 

 

 

ある日、突然、巨大な何かが、地球上の12箇所に出現。

 

「V」じゃん! 「インディペンデンス・デイ」じゃん! と思った人は、ハズレでございます。

 

 

まず、あの“宇宙船”の形が、素晴らしい。

 

曲線で、まあるくデザインされた造形って、

 

不思議と、安心感を与えるんですね。

 

例えば、資生堂のマークを思い出してみて下さい。

 

全部、曲線だけで構成されています。

 

直線が多いと、緊張感や警戒心を誘発するんです。

 

 

 

そして、船体のくたびれ感にご注目。

 

何とも、い~い感じですねえ。

 

焼き物に詳しい人に、ちょっと感想を聞いてみたくなります。

 

 

で、極めつけは、あの宇宙人!

 

 

俺、ずっと笑いっぱなしでした~

 

 

 

「サイン」とか、「クローバー・フィールド」とか、「ロボットモンスター」とか、

 

マヌケなデザインは数あれど、

 

これは、なかなか、イケてるんじゃないでしょうか(笑)

 

 

トム・クルーズの「宇宙戦争」は、クソ映画でしたが、

 

その仇を、“今”とってもらったような気分になりました。

 

(「パイレーツオブなんとか」のタコなんて、もうどうでもいいっ!)

 

 

 

そんな感じの、映画です。(全然わかんないか)

 

 

 

 

では、ここからは、俺の個人的な心象風景のお話。

 

 

 

 

 

 

本作の原題は、「Arrival」。

 

これは、「到着」「到着」という意味。

 

で、邦題が、「Message」。

 

これは、「伝言」「情報」という意味。

 

 

「mess」は、「送られた」

 

「age」は、単独だと、「時代」「年代」になりますが、

 

接尾辞だと、「集合」「状態」「行為」「場所」といった、様々な意味を持ちます。

 

「エージェント」は、「代理人」という意味ですよね。

 

 

「メッセージ」は、深い捉え方として、

 

「教訓」「意図」「ねらい」という解釈もできます。

 

 

(以上、広辞苑、アドバンストフェイバリット英和辞典を参考)

 

 

 

 

彼らは、何故、地球にやって来たのでしょうか。

 

彼らは、何故、あのような乗り物で訪れたのでしょうか。

 

彼らは、何故、彼女とコンタクトしたのでしょうか。

 

 

よく、考えてみて下さい。

 

 

選んだのか。

 

選ばれたのか。

 

 

たまたま、だったのか。

 

最初から、そのつもりだったのか。

 

 

 

不安。

 

緊張。

 

誤解。

 

敵意。

 

恐怖。

 

憎悪。

 

 

何が、人をそうさせてしまうのか。

 

過去の嫌な経験が、行動を左右させてしまうのか。

 

 

未知の世界に対して、

 

好奇心と警戒心と、恐怖心が交差していく。

 

 

 

思考のベースには、知識と経験が多くを占める。

 

しかし、その根底には、その人の感性が左右されることが多い。

 

 

だから、同じ情報に触れても、その「深み」に個人差が出てくるのだ。

 

 

 

感動している人にとっては、何であの人にはわからないんだろう、と感じる。

 

つまらないと感じた人にとっては、感動している人がバカに思える。

 

 

それは、仕方のないこと。

 

だって、感性のチャンネルが、それぞれ違うんだもん。

 

 

 

映画は、バクチみたいな側面がる。

 

面白いと思う人が多ければ、大ヒットした名作となり、

 

つまらないと思う人が多ければ、大コケした駄作となる。

 

 

そして、観客にとっては、

 

個人的に、面白いか、つまんないか、だけなのだ。

 

 

 

ただ、

 

俺的に言わせてもられば、

 

面白いと思った映画が、後から見たらすごくつまんなかったり、

 

つまんないと思った映画が、後で見たらすごく面白かったり。

 

 

そういうことって、よくあるんです。

 

 

今の自分がこういう状態だったから、この映画を楽しめた。

 

今の自分がこういう状態だったから、この映画を楽しめなかった。

 

 

 

人の気持ちとか、気分って、常に変動しているもの。

 

普遍的な尺度は、はっきり言って、ないと思った方がいい。

 

 

 

 

地球にやって来たエイリアンも、

 

コンタクトを試みた人類も、

 

人選を指示した者も、依頼を受けた者も、

 

全ては、

 

運命的な賭けだったのかもしれない。

 

 

偶然は、必然。

 

ピンチは、チャンス。

 

不運の中に、幸運があり。

 

どん底の奥に、光がある。

 

 

 

真の闇を経験した者でなければ、

 

光のありがたみはわからない。

 

 

失ったものが多ければ多いほど、大きければ大きいほど、

 

感性は、深くなっていくのだ。

 

 

 

 

映画を見る前と、

 

映画を見た後。

 

 

 

物事の見方が、少しだけ、変わるかもしれません。

 

何にも、変わらないかもしれません。

 

時間の無駄だったと言って、文句を言うかもしれません。

 

 

 

だから俺、この映画を、人にオススメしません。

 

 

ただ、俺にとっては、心の教材になりました。

 

 

 

…刺激的で、エキサイティングで、優れた傑作だと思います。

 

 

 

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2017-05-20

U-NOTE Ⅱ 「時間の経ち方」

テーマ:ケガ・病気

休日というのは、大事なんだと思う。

 

自分がうまく“休息”できているのか、時々わからなくなる。

 

 

7勤して、2日休み。

 

4勤して、1日休み。

 

これを繰り返すのが、俺のシフトなんだけど、

 

出荷があれば、休日出勤になり、他の日に代休を取る。

 

 

規則正しくないから、体調のコントロールが、うまくいかないこともしばしば。

 

 

それでも、何とかがんばって、仕事は休まずに行っている。

 

 

 

俺はたぶん、休むのが下手なんだと思う。

 

上手に、休憩が取れない。

 

基本的に、落ち着きがないんだろう、と。

 

 

子供の頃から、

 

不安と焦燥感の中で生きて来たから、

 

ほんの一瞬、安心や安らぎを得ても、

 

次の瞬間には、また不安に追い立てられるように、やみくもに動いてしまう。

 

 

恐怖をごまかすように、やたらと話し続けたり、

 

相手が気持ちよく過ごせるように、道化を演じたり。

 

 

そういう自分が、嫌になってしまう時が、よくある。

 

 

だから、

 

ひとりの時間が必要。

 

 

だけど、

 

ひとりぼっちが続くと、誰かが必要。

 

 

我ながら、面倒くさい男である。

 

 

 

今日は、休み。

 

本来なら、映画館をはしごするくらいのパワーがあるはずなのに、

 

家の雑用と、いくつかの用事を済ませたら、出かけるのが面倒になった。

 

 

ダラダラとDVDを見ながら、しばし、うたた寝。

 

まるで、普通のおっさんである。

 

 

東京に行った時のパワーを考えたら、

 

そんなもんか、と思う。

 

やっぱり、たくさん動けば、それなりに疲れる。

 

それが、当たり前。

 

 

休日は、映画館へ。

 

休みの前の夜は、飲み屋へ。

 

 

気持ち的にはそうしたいけど、

 

体が、ついていかない時もあるのだ。

 

 

時間の使い方は、もっともっと、自由でいいはず。

 

 

何もしたくない時は、何もしない。

 

何かがしたくてたまらない時は、思う存分、行動すればよろしい。

 

 

 

楽しい時間は、あっという間。

 

苦痛な時間は、延々と長く感じる。

 

 

映画「タクシー・ドライバー」で言うところの、“心の持ち方次第”だ。

 

 

楽しまなきゃ。

 

ちゃんと、休まなきゃ。

 

心は、理屈でねじ伏せられるほど、単純じゃない。

 

 

その時の精神状態に合った、楽しみ方があるし、

 

その時の精神状態に合った、休み方がある。

 

 

こういう時は、こうしなくちゃ。

 

そういう思考パターンを繰り返していると、

 

型にはまった生き方しかできなくなって、

 

気がつくと、窮屈な人生になってしまう。

 

 

 

俺は、たくさん、失敗した。

 

先週も、失敗したし、今週も、失敗した。

 

今日という休日も、もしかしたら、過ごし方を失敗したかもしれない。

 

 

 

俺は、基本、失敗した人を責めない。

 

失敗した悔しさを、人一倍知っているから。

 

反省は必要だけど、後悔はしなくていい。

 

失敗したからこそ、深い世界を理解できるのだから。

 

 

他人の評価なんて、変動的なもの。

 

自画自賛したところで、それはただの傲慢。

 

 

優れていたり、劣っていたり、普通だったり。

 

全部それは、ただの思い込み。

 

 

大勢の人が認めるから、才能があるとか、

 

お金をたくさん稼げるから、偉大な人物だとか、

 

そういうところで、俺は人を見ていない。

 

 

 

俺は、人と違った視点でしかものを見られないし、

 

常識なんていうのは、時と場所が変われば、180度違うってわかっている。

 

 

 

誰かに合わせたり、

 

やりたくないけど、やらなきゃいけないことは、最小限にしたい。

 

人の期待に応えるよりも、あえて裏切る方法を考えたい。

 

 

 

おっさんなんだから、愚痴って当たり前。

 

説教くさくならない程度に、嫌味にならない程度に、

 

自分の考えや意見を、静かに主張してもいい。

 

相手を、よく選んだ上で。

 

 

 

若い頃は、

 

こういう大人になりたい、とか、

 

こういう大人にはなりたくない、とか、

 

そういうことが、明確に言えたような気がする。

 

 

でも今は、

 

若者でも、おっさんでも、じいさんでも、

 

気持ちのいい会話ができる人は、カッコいいと思うし、

 

見た目がいくらよくても、品性に欠ける人は、カッコ悪いと思う。

 

 

心が柔軟な人は、

 

感性が純粋な人は、

 

いいオーラを放っているのだ。

 

 

 

そういう人たちと、いいコミュニケーションが取れれば、

 

生命力が、自然と湧いてくる。

 

楽しいひとときを過ごせれば、嫌なことを、一時、忘れられる。

 

 

普段、酷使している部分を休ませる。

 

それが、上手な休息の取り方だと思う。

 

 

俺には、幸いにして、友達がいる。

 

みんな、俺にはない魅力をたくさん持った、ちゃんとした大人である。

 

俺の子供っぽい悩みを、年下の飲み仲間が、真摯に聞いてくれる。

 

俺がかつて経験した悔しさを語る人の話を、俺はしっかり聞く。

 

 

 

悩むのは、生きている証拠。

 

痛みを感じるのも、生きている証拠。

 

疲れを感じるのは、がんばっている証拠。

 

 

そして、休息が許されるのは、ありがたいこと。

 

 

 

俺は、時間を使うのが、下手である。

 

だから、限られた時間を、大切にしたい。

 

 

いい映画を見たい時は、映画館へ。

 

いい音楽を聴きたい時は、ライブへ。

 

いい酒を飲みたい時は、バーへ。

 

 

今は、疲れているので、静かなジャズを聴きながら、家でゴロゴロ。

 

 

おっさんなんだから、元気でいる必要なんてない。

 

基本、疲れているか、すごく疲れているか、のどちらかでいい。

 

 

この、くたびれ具合が、おっさんの魅力。

 

 

“落ち着いている”のではなく、“早く動けないだけ”。

 

 

でも、心だけは、いつも、縦横無尽に駆け巡る。

 

落ち着きがない、50歳の男。

 

 

今日も、不器用な時間を過ごして、晩酌をして、

 

明日から、7勤。

 

 

 

動けるだけ、ひたすら動いて、

 

働けるだけ、黙々と働いて、

 

飲めるだけ、深く飲み、

 

休めるだけ、静かに休む。

 

 

 

時間は、どんどん過ぎて行く。

 

焦ったり、落ち着いたり、どんよりしたり、

 

流れの勢いは変わるけど、確実に、時間は過ぎて行く。

 

 

予定は狂うし、物事は思うように進まない。

 

全部が自分のせいってわけじゃない。

 

全部が人のせいってわけじゃない。

 

 

誰にも、どうにもできないこともある。

 

人の気持ちも、自分の気持ちも、

 

人の命も、自分の命も、

 

人の生き方も、自分の生き方も、

 

思うようには、いかないものなのだ。

 

 

 

だから、

 

少しでも、

 

ほんの一時でも、

 

気持ちよく生きられるように、

 

 

いい時間を、過ごしたい。

 

 

 

 

以上、おっさんの愚痴でした。

 

さあ、これから、晩酌タイム♪

 

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2017-05-15

映画 「わたしは、ダニエル・ブレイク」

テーマ:洋画

自分に厳しく、人には優しく。 …そして、ユーモアを忘れない男。

 

 

一ヶ月以上も映画館に行っていなかったので、もう死にそうでした。

 

色んな映画を見逃して、ようやくたどり着いた本作は、

 

イギリスの巨匠、ケン・ローチ監督の最新作。

 

いったん引退したんだけど、やっぱりもう1本撮るわ、ってことで、

 

2016年に公開され、カンヌでパルム・ドールを獲得しちゃったそうな。

 

 

ダニエル・ブレイク…、おお、007ですか!

 

いやいや、そっちは、ダニエル・クレイグ。こっちは、ブレイク。

 

ダニエル・ブレイクは、主人公の名前。

 

タイトルの意味は、映画を見ればわかります。

 

 

 

この映画、すごいですねえ。

 

シンプルな物語だけに、心にしみます。

 

社会から弾かれた者にしかわからない、痛みと苦しみと悲しみにあふれています。

 

しかしながら、暗い気分にならないから、不思議。

 

 

俺、このじいさん、カッコいいと思う。

 

こういう男って、いそうで、いなさそうで、実は、身近にいたりするんです。

 

 

その魅力に、気づく人がいないだけかもしれない。

 

本人が、いちいちアピールしないからかもしれない。

 

 

俺が感じるのは、

 

彼の言動や行動が、すごく自然であること。

 

喜怒哀楽の感情は、誰にでもある。

 

その、出力の仕方が、実に絶妙。

 

 

ユーモアというのは、痛みをやわらげる特効薬。

 

どんな状況にあっても、笑い飛ばすことができたら、無敵である。

 

 

しかし、いかに優れた能力を持った人間も、やっぱり生身である。

 

心に余裕があれば、人を助けることもできるけど、

 

疲れ切って、体調が悪化すれば、力が出なくなる…

 

 

 

今日、食べるものがない。

 

明日を生きるための、お金がない。

 

働きたいのに、仕事がない。

 

医者からは、就労は無理、と言われるが、

 

役所からは、就労可能だから、社会保障の給付金は出せない、と言われる…

 

 

じいさんは、どうなる?

 

 

 

 

 

俺も、精神病になって、会社をクビになり、

 

労働基準監督所に行った時の、冷たいあしらいとか、

 

ヤブ医者に引っかかって、いきなり抗うつ剤を点滴されて、

 

地獄の苦しみを味わったこととかを、思い出しました。

 

 

生活できなくなる、不安と恐怖。

 

死の誘惑。

 

家族を守らなきゃという、薄っぺらな責任感。

 

 

 

追い詰められた状況で、ユーモアを発揮するのは、実に困難。

 

無理なことをやり続ければ、心が破綻してしまう。

 

 

 

ダニエルは、聖書に登場する名前であり、

 

映画「ベスト・キッド」の主人公の名前。(たしか、ラルフ・マッチオが演じた)

 

 

ダニエルじいさんは、基本、強い男である。

 

しかし、生身の人間には、限界がある…

 

 

ジョニー・デップが演じた「エド・ウッド」を、思い出す。

 

 

 

 

俺は、こう考えるんです。

 

無邪気な人は、基本、誰かを楽しませずにはいられない。

 

 

弱い者には、優しく接する。

 

強い者には、厳しく意見を言う。

 

 

ダニエルじいさんみたいな生き方は、できそうで、なかなか、できない。

 

身近にいそうで、いなさそうで、いるような、いないような。

 

 

きっと、真のヒーローは、こういう人なんじゃないか、って思う。

 

 

がんばれば、なれそうで、なかなか、なれない。

 

一時的には真似できても、やり続けることは、難しい。

 

 

さあ、じいさんの運命は?

 

 

気になる人は、ぜひご覧下さい。

 

 

今の俺には、ジーンとくる映画でした。

 

 

 

今日も、つらくて悔しいことが、たくさんあったけど、

 

きっと、ダニエルなら、こういう風に乗り切るだろうって思いながら、生き抜きました。

 

 

 

映画は、今日を生き抜く原動力であり、

 

明日をしっかりスタートさせるための、エネルギー源である。

 

 

 

正しいか、間違っているか、ということよりも、

 

もっと、大事なことがある。

 

 

選択肢がたくさんあっても、選ぶのは、たった1つであり、

 

行動を決めるのは、自分自身である。

 

 

自分の生き方は、自分で決めていい。

 

ダニエルが、そう教えてくれます。

 

 

 

…俺は、桑畑五十郎。

 

自分が本当にやりたいことを、残りの人生の中で、やり続けるのみ。

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2017-05-12

U-NOTE Ⅱ 「また、やせました。」

テーマ:ケガ・病気

先日、健康診断を受けまして、

 

びっくり。

 

 

去年より、6キロもやせてしまいました。

 

63キロあったのが、57キロ…

 

 

ちょっと、やせ過ぎですよね。

 

 

やっぱり、

 

お袋が死んだ前後のゴタゴタが、尾を引いて、

 

ダメージが蓄積されたのかもしれません。

 

それから、感染症に立て続けに罹ったせいもあるかもしれません。

 

 

生命力が、ダウンしているのかも。

 

でも、ちゃんと仕事はしているので、とりあえずは大丈夫かな、と。

 

 

これから、がんばって、太りたいと思います。

 

 

あと一日勤務すれば、7日ぶりの休みが来ます。

 

そしたら、映画に行くつもりです。

 

 

ずいぶん、映画記事がありませんでしたが、

 

それは、見ていないから。

 

DVDで映画を何本か見たけど、

 

劇場で見ていない作品は、記事の重みがまるで違うから、書きません。

 

 

もうすぐ、スクリーンで、映画を見られる。

 

それを楽しみに、生きる励みにして、明日もがんばります。

 

 

 

桑畑は、ちゃんと、まだ生きております。

 

 

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2017-05-03

お悔やみ申し上げます。

テーマ:死・お悔やみ

読者さんが、またひとり、亡くなられました。

 

 

その人は、心を病んだ人のサイトで知り合い、

 

俺のブログを熱心に読んでくれて、コメントもたくさんいただきました。

 

 

俺がおススメした映画「言ノ葉の庭」も、見て下さった人です。

 

プライバシーに関することは言えませんが、

 

その人も、俺の想像を絶する苦しみを味わい、

 

深い悲しみを背負って生きていました。

 

 

俺の存在が、役に立ったのかどうか、

 

今となっては、確かめようがありませんが、

 

いい関係であったと思いたいです。

 

 

 

ご家族から、知らせを受けたのは、東京に行く2日前。

 

本来なら、こちらの記事を先に書くべきなんですが、

 

故人への思いが整理されないままでは、文章にできなくて、

 

ポールの生歌を聴いて、

 

俺自身が抱えている、ごちゃごちゃした思いも、ようやく浄化されてきて、

 

今やっと、こうしてごあいさつができました。

 

 

遅くなってすみません。

 

でも、その人は、俺を責めないと思います。

 

 

もしかしたら、あの世でも、俺のブログを読んでくれてるかも。

 

その人はきっと、天国に行くことができるでしょう。

 

亡くなった最愛のお母さんと、きれいな場所で再会していることでしょう。

 

 

あなたは、よく、がんばりました。

 

えらいです。

 

あなたのお子さんも、きっと誠実な生き方をするでしょう。

 

だからどうか、安心して、心置きなく、旅立って下さい。

 

 

 

今夜は、新しいウイスキーを開けます。

 

あなたらしく生きた人生に、乾杯。

 

 

 

あるがままに。

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2017-05-01

ポール・マッカートニー LIVE (東京ドーム)

テーマ:ライブ

4年ぶりに、東京に行って来ました。

 

 

ブログでは言いませんでしたが、

 

実は、今年の1月に、すでにチケットをゲットしていたのです。

 

紅白歌合戦を見ていたら、突然、ポールが画面に映って、

 

ヘ~イ、来年もジャパンに行くぜ! みたいなことを言いました。

 

 

なんですと~?

 

去年は、行きたかったけど、経済的にも精神的にも肉体的にも、逼迫していて、

 

残念ながらあきらめて、ようし、次こそは絶対に行こう、と。

 

そしたら、もう来るんだ!(笑)

 

 

1月1日の朝に、パソコンを開いて検索したら、もうエントリーが始まってました。

 

これはもう、速攻で申し込むしかねえっ!

 

 

で、29日のS席が当たりました~☆

 

上司にあからじめ、この日に休めるようにお願いして、

 

飲み代やら、色々節約して、チケット代と高速バス代を捻出。

 

 

何とか、行くことができました~☆

 

 

 

東京ドームは、行ったことがないけど、

 

水道橋駅の近くだってことはわかる。

 

高速バスが池袋に着くので、

 

そこから丸の内線で後楽園まで行けばいいのかな、と思っていたんですが、

 

運よく、横浜にいる親友が、池袋まで駆け付けてくれました。

 

 

ヤマダ電機の7階の中華料理店で、一緒に昼食。

 

プレミアムモルツの生ビールを、3杯飲みました。

 

だって、せっかくだし、車の運転しなくていいし、ライブまでに抜けるから…と。

 

ゆっくりメシ食った後で、いざ、ドームへ。

 

 

彼が言うには、山手線で新宿に出てから中央線に乗り換えればいい、と。

 

なるほど、歩く距離が少なくてすむ。

 

水道橋駅を出ると、目の前にドームが!おお!

 

これなら、絶対に見失わないわ(笑)

 

 

6時半に開演で、4時半に開場。

 

時間がまだあったので、デニーズでコーヒーを飲んで、

 

彼にお礼を言って別れ、いざ、22番ゲートへ。

 

 

デカい。

 

ドーム、デカいわ。

 

まあ、野球やるところなんだから、そりゃ広いわな。

 

 

座席を、慎重に探す。

 

案外、すんなり見つかりました。

 

 

俺の席は、1階の、後ろから5列目くらい。

 

運よく、通路側の端で、トイレにもわりと近い。

 

いい場所だわ~

 

 

開始までまだ1時間くらいあるので、とりあえず、本を読む。

 

何やら、前座の兄ちゃんが何か演奏している様子。

 

で、だんだんと、照明が強くなって、客席は暗くなっていく。

 

30分前には、もう、本を読むのはつらい。

 

本を閉じて、周りをもう一度、見渡す。

 

 

最初はほとんどいなかったけど、徐々に埋まってくる。

 

どうやら、俺の周辺は、シニアの人が多いみたい。

 

で、みんな、すでに酒くさい(笑)

 

 

6時20分くらいには、ぎっしり埋まって、ビールの匂いがプンプン。

 

こりゃあ、俺が数時間前に飲んだビールなんて、かわいいもんだ。

 

 

ジイさんたちの、ファッションもすごい。

 

久々に来たようなスカジャンとか、ジージャンとか。

 

リーゼントとか、ど根性ガエルみたいなサングラスとか。

 

熟年カップルやら、ワケあり的な年の差カップルやら、バラエティに富んでます。

 

 

ビールは、売店ではサントリープレミアムモルツ。

 

会場の売り子は、キリン一番搾り。

 

ドームの外には、エビスビールのバーもあったっけ。

 

こりゃあ、ビール飲み比べしたくなりますわな。

 

 

でも、ライブ中にトイレに行きたくなると嫌なので、

 

俺は、会場では、ビール飲みませんでした。

 

 

で、6時半を過ぎても、なかなか始まらない。

 

まあ、よくあることですわな。

 

15分経っても、まだ始まらない。

 

20分経っても、まだなので、念のため、もう1回トイレに行っておく。

 

で、7時直前くらいに、ようやく始まった。

 

 

ポールが、登場。

 

うわあ~

 

遠い(笑)

 

遠過ぎて、豆粒みたい(涙)

 

でも、そこにいることは、わかる。

 

 

ステージは、バックスクリーンの真下くらい。

 

そりゃあ、遠いわ。

 

これなら、2階席でも、おんなじかも。

 

 

だけど、俺の席からは、ほぼ、正面の角度。

 

照明機材とかで、隠れて見えない人も、いっぱいいるでしょう。

 

何の障害物もなく、直接、存在を確認できるのは、幸運だと思いたい。

 

 

憧れのポールに、会えた。

 

 

ジャ~ン!

 

1曲目は、ハーズ・デイ・ナイト。

 

観客総立ち! …じゃない(笑)

 

 

俺の近くのシニアたちは、座ってくつろいでおります。

 

通路を挟んだ、右側のエリアは、若い観客が、立って両手を振り回してます。

 

こっちは、ユルくて、楽ですな(笑)

 

 

何だか、こっちのグループでよかった。

 

 

おっさんたちは、自由です。

 

すでに、4曲目くらいで、トイレに立ちます。

 

連れが帰って来ると、もう1人が行くって感じ。

 

すげえなあ、俺も飲んじゃっていいみたい。

 

でも俺は、ちゃんと全曲をしっかり聴きたいから、ライブ中は、楽曲に集中。

 

 

ライブの細かい部分は、色んな人が記事を書いていると思うので、

 

詳しい解説は、他の人のを読んで下さい。

 

 

俺がよかったのは、アンド・アイ・ラブ・ハーあたりから。

 

これは、スナックLのママさんの、お気に入りの曲。

 

間奏で、ポールが後ろを向いて、お尻をフリフリする姿が、チャーミング(笑)

 

この様子は、近いうちにママさんに教えてあげよう。

 

 

カッコいいギタープレイだなあ、と思ったら、

 

今のは、ジミ・ヘンドリックスに捧げます、とか。

 

ジョンに拍手を、とか。

 

死んでいった仲間に、敬意を払っている姿勢が、素晴らしい。

 

 

中でも、ジョージのサムシングのアレンジは、鳥肌立ちました。

 

そして、オブラディ・オブラダでは、会場が大合唱。

 

 

いいなあ~ 楽しい~

 

 

で、やっぱり、俺が一番好きなのは、

 

レット・イット・ビー。

 

アナ雪のレット・イット・ゴーは、ありのままに、行きなさい。

 

ビートルズのレット・イット・ビーは、あるがままに、生きてみたらいいじゃん。

 

 

本来、君が持っているいいものを、君の本来の魅力を、

 

君のやり方で、君が一番気持ちいいと思う方法で、やってみたらいい。

 

その時に、君は、本当の自分になれるんだ。

 

 

そういうメッセージを、感じるんですね。

 

 

 

ポールは、74歳。

 

歌声は、若い頃とは、違います。

 

もっともっと、深くなっているように思います。

 

 

彼の歌い方は、独特。

 

基本、無邪気で、優しい。

 

そして、人を楽しませようとしているし、喜ばせてあげたいという雰囲気がある。

 

 

 

彼の生歌を聴いて、俺が感じたことは、

 

哀しみや、生きるつらさを人一倍知っているからこそ、

 

こんなに深い歌い方が、できるんじゃないか、ってこと。

 

 

 

俺は、かつて何年か前には、自殺しようとした男。

 

その時に、死んでいたら、この日を迎えることもなかった。

 

 

俺には、彼の歌が、こう聴こえた。

 

 

お前は、お前らしく、あるがままに、生きてみせれば、それでいい。

 

 

レット・イット・ビー。

 

ゼイ・ウィル・ビー・アン・アンサー、レット・イット・ビー。

 

 

ヘイ・ジュードも、優しい歌。

 

 

甘く切なく、あたたかくて、やわらかい歌唱力。

 

 

人を楽しませることが大好きで、やんちゃで、無邪気で、

 

人が笑顔になってくれることで、自分もまた、生きる力を得る。

 

 

俺が感じるイメージは、そんな感じ。

 

 

品格があって、礼儀正しくて、ユーモアを忘れない男。

 

憧れますね~

 

 

約2時間半、ほぼノンストップでした。

 

 

レット・イット・ビーのメロディを口ずさむ度に、涙がこぼれます。

 

今はまだ、できないけれど、

 

そうなれるように、がんばってみたい。

 

 

せっかく、ポールが伝えてくれたメッセージを、ムダにしたくないから。

 

 

 

彼のように、生きられるように。

 

彼のような、魅力的な男に、少しでも近づけるように。

 

 

俺は、男を磨きたいと思いました。

 

 

 

このツアーの名前は、ワン・オン・ワン。

 

意味は、一対一。

 

ホール&オーツの歌にもあったけど、

 

一対一で、ゆっくりと。(ワン・オン・ワン、ソー・スロウ)

 

 

映画「バック・ビート」のエンディングは、スロウ・ダウンだった。

 

生き急いだサトクリフ。彼の死後に、ベースを弾いたのは、ポール。

 

 

ジョンも、ジョージも、ジミも、かつての仲間たちは、この世にいない。

 

しかし、ポールは、今日もこうして、ステージに立っている。

 

 

その意味を、俺は、ずっと考えています。

 

 

水道橋の、安い居酒屋で、プレミアムモルツのジョッキを傾けながら、

 

何度も何度も、自分が感じたことを、心に刻むように、ビールを流し込みました。

 

 

 

個人的に、ポールのソロで好きなのは、

 

ノウ・モア・ロンリー・ナイト。(邦題:ひとりぼっちのロンリーナイト)

 

 

 

俺は、ビートルズが来日した後に、生まれた世代。

 

中学生の頃に、FMラジオから流れる洋楽を、カセットテープに録音した世代。

 

だから、ビートルズを語れる立場にはないんだけど、

 

自分が感じたことを、自分の言葉で表現する権利くらいは、あっていい。

 

 

 

だから、若者たちが、楽しそうに聴いている姿が、頼もしかった。

 

彼らは、10代、20代の感性で、ポールの音楽を、体感している。

 

 

ビール飲んで酔っ払うジイさん。それもまたよし。

 

純粋に、汗をかいて、全身で聴く若者。それもまたよし。

 

 

余計な解説なんて、いらない。

 

映画だって、音楽だって、自分の感じ方で掘り下げていくのが、一番楽しいのだ。

 

 

 

貴重な、いい時間を過ごすことができました。

 

興奮して、気分が高揚して、心も体も、熱くなりました。

 

 

彼から受けたメッセージを、大切にしたいと思います。

 

 

 

レット・イット・ビー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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