おはようございます(*^^*)
今日もお越し頂き、ありがとうございます。
お誕生日の朝は、一面の雪景色
さて今日は、昨日買い物から帰って車から降りる瞬間に、
突如として思い出された事を書きます。
今の私をたぶんとても支えている、10年以上前に受けた価値観の教育についてです。
筆にまかせて書いてみようと思います。
なんでこんなこと思い出したのか、まったく分かりません(  ̄▽ ̄)
他に書きたいことも沢山あるのに…
なんか今日は、この事を書こうと思ってしまって消えなくて…
なので、書きますO(≧∇≦)O
どうぞお付きあいくださいませ♡
私は、20代半ばの日々、とあるエステサロンで働いていました。
幾度か書いたこともありますが、そのエステサロンは、全国展開されてるエステサロンで、当時業界で1、2を争う大手エステサロンでした。
ですので、社員教育がとてもしっかりとしていて、
私はそこに何よりも惹かれて入社したんです。
そこで学んだ沢山のこと ―
その全てが今の私をつくっていると思っています。
あの時、ヘトヘトになるまで頑張ってよかった。
そう思っています。
その沢山の学びの中から、昨日車を降りる瞬間に思い出されたこと ―
それは…
「相対意識(あいたいいしき)」
ということについてでした。
多分、辞書とは少し違う意味なのかもしれません。
社内でだけの共通意識として、この言葉が当てはめられていただけなのかもしれません。
私達が認識していた「相対意識」とは、
相手の為に最善を尽くす姿勢のこと。
それは、まず目の前のお客様へ。
そして、共に働くスタッフへ。
その事をいつも確認していたように思います。
新入社員研修でもまず教えられた値観じゃないかと思います。
なぜこの言葉に支えられていたのか。
それは、エステといっても、やはり業界最大手のひとつの大きな組織ですから、
お客様に技術や知識、サービスをご提供することと、
日々収益を上げていくことが、いつも切り離せないでいたからです。
日々、予約のお客様のメニューをただひたすらにやっているだけでは、会社は存続していかない。
つまり、売り上げをあげていかなくてはいけないんです。
私達スタッフは、一人一人売上げの目標を持って動いていました。
みんながその目標を達成していくことが、お店の経営を支えている。会社に貢献している。
その意識をみんなが持っていました。
スタッフの多くは20代前半。
十代のスタッフもいました。
24歳で入社した私も、決して若い新入社員ではありませんでした。
その目標が達成出来るか否かということが、
時にとても苦しくなりました。
スタッフルームでは、スタッフが泣いている姿を見かけることも珍しくありませんでした。
いつもどこかで、自らが掲げている目標のプレッシャーに押し潰されそうだったのです。
でも、だからといって、目標達成だけを頭に置くと、それはお客様との関わりにすごく影響します。
売り上げが上がるのは結果であって、売り上げを上げる為にお客様に関わるのではありません。
目の前のお客様がキレイになるために、最善を尽くし、
心地よく過ごして頂く為に心を尽くす。
その結果として、お客様の満足があり、
その結果として、
私達の技術や商品をお金を払って求めて下さる訳です。
文字にすると、なんか正論すぎて、当たり前じゃん?何エラそうに言っちゃってんの?
って感じですよね(^^;
でも、 売り上げの目標を掲げ、そのプレッシャーと闘いながら、
その当たり前の姿勢を貫くということは、やっぱり意識していないと出来なかったと思います。
実績が苦しい時ほど、売り上げを上げることにも気をとられ、
目の前のお客様に美容のプロとしてまっさらな心で関わることが難しくなることもありました。
でも、
売り上げを上げたいとか
顔馴染みのお客様だからおすすめしにくいとか
私の話をどう受け取られるのか怖いとか
そういう事はおいといて、
目の前のお客様に相対意識で関わり、
そして、プロとしてしっかりとその方に必要な情報をお伝えする。
結局それでしか売り上げは上がらないんですよね。
スタッフの中には、お客様に必要な情報をお伝えすることが、こわくなって何も言えなくなるという試練を乗り越えなければならない人もいました。
お客様によっては、特に全国チェーンのエステへのイメージがポジティブなものだけではないのも現実としてあったからだと思います。
でもだからこそ、目の前のお客様への「相対意識」と「プロ意識」をもってそこに存在しなければ、
決して低くはない目標を達成していくことと、お客様に満足をして頂くこととは、両立していかなかったんです。
初めてのお客様であっても、
何度もお会いしている方であっても、
ひとたびそのお客様の接客に入ると、
「この方の為に」
そこからしか、売り上げはあがりませんでした。
24歳の私は、とても大切なことを教えてもらいました。
そして、その姿勢は、その後業界を変えてもとても役立ちました。
その後私が働いたのは、日用品メーカーでしたので、
お店でスタッフしてたエステ時代のように、
使用者のお客様のお顔が見えるというポジションではありませんでした。
この頃私を突き動かしていたのは、取引先のお店の為にということでした。
このブログでも何度も何度も書いてきた会社員時代の私 ―
評価されて安心
必要とされて安心
確かにこのこともあったのですが、それだけではなくて…
目の前の人の為に、今この状況の為に、
自分の評価のことよりもう少し以前に、もうやっちゃってたのだ。。。
身体が先に動いていたというか。
取引先のお店の為に力を尽くしたその先にお客様がいて…
直接顔は見えないけれど、今お店の為に一生懸命やることが、きっとお客様の為になるのだろう。
そう思ってやっていました。
で、結果として会社の売り上げが上がる、と(^^)
私はぺーぺーでしたから、最初から会社の為に!!というマインドになっていたわけではないなぁ、正直(^^;
そして今…
更に職業は変わったけれど、
相変わらず変わらないのは、あの頃身に付いた相対意識なのかもしれない。
なんか…
書くと長いけど、これだけのことを車を降りる瞬間にバァ~っと思ったんです、昨日。
で、なんでその事を書く衝動にかられたのか…
書きながら分かってきました。
たぶん、ずっと変わらない信念があるってことを確認したかったんだ。
過去の自分は決して否定はしない。
でも、反面教師のように、教材のように、
“あの時は○○だったけど、今こうだ”
って、位置付けたいことの方が多く、そのように語ることも多い。
でも、そんな過去の私でも、今に誇れることがあるってことを、きっと自分に気づかせたかったのかもしれないな。。。
そんな風に感じました。
ちゃんと認めてねぎらったら、魂はホッと安心して、
スイっと進んでいくからな。。。
だからお誕生日の今日だったのだな(*^^*)
はいはい、分かったよ(*^^*)
そんな眼差しを自分に向けた今日なのでした。
Om Shanti