ロ-レ・アンダリックさんのお話を聞いてきました。彼女はドイツでモンテッソ-リ教育(※1)を長年やってこられた方です。
彼女は「子どもでも、高齢者でも、病気の人でも、みな同じように、自らの意思でやりたいことを決め、自分の力でやり遂げたいと思っている。なぜなら、それは生きることの証しと言ってもいいからだ」
「すべて人の助けを借りてやりたいと考えるものはいない。だから一部でも自分の力でやり遂げたときの表情は達成感にあふれる」と言います。
子どもたちと接していて、ほんとにそう思います。なんたって、教えてる途中に「わかった。もういいから、あっちいってて」と、小学生から高校生まで異口同音に言いますから。
「教えて」って自分から言い出したときでもそうです。「一人でできる」と思った瞬間に助けがいらなくなるんです。「自分の力でやり遂げたい」とみんな思っているのが、ひしひしと伝わってきます。
私も含めて、みんな一人でやり切りたいという欲求が強いようです。子どもたちはよく「私ってすごくない?」「俺って天才?」と言います。やり切ったときには自分で自分を認めたくなるのでしょう。
※1 モッテソーリ教育とは、イタリアの女性医学博士マリア・モンテッソーリによって体系化された教育法。ヨーロッパ全土の学校教育に影響を与えているほか、障害児治療教育、認知症などの高齢者の生活支援の方法としても広く活用されている。