2011-08-27 11:27:54

森崎先生のセミナーはどこでも大人気らしい。

テーマ:ひとこと。

これも古いネタの完了報告なのですが、次につながるのでお知らせ。


ソフトウェアレビュー改善の着眼点・ 段階的な取り組みにむけた事例分析


6月3日に、静岡大学情報学部/奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科助教の

森崎修司先生によるワークショップが開催されました。


内容は、レビュー手法そのものというよりも、レビューを段階的に改善していくことへの着眼点などの議論でした。ただ、レビューには参加者のみなさんも様々な課題・問題を抱えているようで、セミナーおよびワークショップはテーマを超えて大変白熱したものになった、と聞いております。


わたしは当日参加できなかったのですが、このセミナーを主催するワーキンググループのメンバーでして、昨日のミーティングではこのセミナーのまとめを(今更ながら!)みんなでやっておりました。


ちなみにまだ準備段階なのですが、また森崎先生をお迎えしてセミナーを開催するようです。


このワーキンググループが主催するセミナーの特徴ですが、参加人数が少ないことと、参加者のみなさんにポジションペーパーを事前に提出していただくことになっています。

そしてメーリングリストを立ち上げ、講師と参加者が事前にディスカッションしてから、当日のセミナーに臨みます。


どうですか?おもしろそうじゃないですか?


SECのセミナーは参加者層がちょっと高めなので、ぜひ若い方のご参加もお待ちしております。

次回はどうやら、わたしも何か役がまわってくるらしいです。まだリアルにお会いしてない方も、ぜひいらしてください。

2011-08-27 11:11:33

SECで「アジャイル型開発を推進するための活動成果を公開」

テーマ:ひとこと。

すごーくお久しぶりです。


ちょっと事情がございまして、公の発言を自粛しておりましたが、今月からめでたく再開できましたので、たまっていたお知らせ関係からご紹介したいと思います。


アジャイル型開発を推進するための活動成果を公開


すいません。とーっくに発表されてる資料なのですが、やっぱり立場上何か書いておかないと気が済まなくて。


わたしはプロセス改善部会の委員なので、この活動には全く関与しておりませんが、今SEC内部でも注目のワーキンググループではあります。


10年前は「日本でアジャイルなんて不可能」とまで言われ、アジャイルを推進しようとする人たちは異端児の如く扱われたこともありました。


ワーキンググループ名は「非ウォーターフォール型」とし、アジャイルという言葉を使っておりませんでした。成果発表の段階で「アジャイル」を使ったことだけでも、わたしたちアジャイラー(って言葉も好きじゃないですけど)には成果のひとつだと、思っています。


ただ、アジャイルを推進する人たちに、この成果発表やその後発表されている「実証実験参加企業募集」が、良い印象を持たれてはいないようです。雑感なのですが。


またここから、日本のアジャイルが新たな展開になっていくことは間違いないと思います。

2009-09-20 01:44:56

「ビジネス」という言葉への誤解もしくは先入観

テーマ:ひとこと。
XP祭り2009も、懇親会を含めて無事に終了いたしました。ご参加いただいた沢山のみなさま、そしてこのイベントを作ってくれたスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。

というと、まとめを書きそうに思えますが、今回はtwitterにて多くの中継をしたのでブログでの総括は割愛。
ちょっと適当すぎますかね?

いつもながら懇親会は大変な盛況でした。人数的なものではなく、人の集まりとしての盛況感。とても熱く濃厚な懇親会でした。

その中で、同じようなことでわたしの講演に問いかけをいただきました。それは「ビジネス」について言及することの違和感でした。質問の詳細な文言は失念してしまったのですが、要点としては「アジャイルは人との繋がりといっておきながら『金儲け』に言及するのは、どうも違和感がある」というものでした。

はい、そこでちょっと価値観の違いがあるな、とすぐに感じました。

ビジネス=金儲け

早速辞書で調べてみました。それも英英辞典で。

1.TRADE
2.WORK
3.COMPANY
4.RESPONSIBILITY
5.IMPORATANT MATTERS
6.EVENT
7.BEING A CUSTOMER

この中でいえば「TRADE」が金儲けに相当するだろうか。
でも、辞書ではどこにも「金儲け」という言葉は載っていなかった。

そしてわたしの思うビジネスとは、こういうことです。

自分たちが一生懸命顧客のことを考え、提供したサービスに対して、顧客は「ありがとう」という言葉の代わりに「対価」を支払う。その相互関係が「ビジネス」なのだと。

そう言うと、この疑問を投げかけてくれた方はとても納得してくれました。
社会の持つシステムとして、通貨というのは単純に「物と物を共通に表現する単位」なだけではなく、「思いと思いを共通に表現する単位」なんじゃないでしょうか?

そう考えないと、毎日一生懸命働いた対価として得ているお給料が、なんか悲しくなっちゃいますよね。

そんなことを考えているなか、思い出したことがあります。

「信者とかいて儲かる」という言葉です。
これは、近く那須界隈で開催される「とちぎRuby会議02」の開催テーマになっています。
わたしもとちぎRubyのMLには参加させていただいています。集まりに参加して聞いたわけではないので、この言葉の真意は図れないのですが、それでも「しんじるもの」という件には、何かを感じないわけにはいきません。

今日の経緯があると、この「とちぎRuby会議02」に参加したくなってきました。
とちぎRuby会議02

儲かるということと、ソフトウェアの幸せな関係。ここにエンジニアの幸せも見え隠れしませんか?


2009-09-14 14:25:57

計画された混乱

テーマ:ひとこと。
先日のSECでのプロセス改善に関するミーティングで出た話題。

プロセス改善を始めようとする現場が、混乱しないようにフレームを提供する。

なんとなく理解はできますが、少々ひっかかることも。

ここでいう「混乱」って何だろう?
新しいことをはじめようとすれば、多少の混乱は起きるものではないだろうか。
それは「試行錯誤」であって、「混乱」ではないのじゃないだろう?

プロセス改善は計画的に試行錯誤をする活動だと思う。だから現場に戸惑いが生まれても仕方ないが、それを乗り越えるために「目的・目標の共有」がある。

試行錯誤を拒否する現場が、常に「改善の回答」を求めて、そのままでは使えないプロセスをコンサルタントから買い取るのだろう。
一朝一夕にプロセスをよくすることなんてできるとは思えない。場合によっては何年もかかるし、何度も間違えるものだと思う。それを「混乱」と片付けて、さもその状況が望ましくないように言うケースがあるが、それはプロセス改善というより、プロセスを甘くみているように感じる。

技術的側面だけでなく、プロセスを変えていくことも、時には大きなイノベーションになるはずだ。

プロセス改善は経営にも関わる一大事であったりする。プロセス改善を甘くみるなよ。
2009-08-03 16:23:08

ペアプロの情景

テーマ:ひとこと。
最近、弊社ではペアワークが厳格に行われています。

目の前で社長も、なにやら文句を言いながらもペアで見積作ってます。

その後ろでは、まだプログラミングの何たるかもわかってない新人が、先輩エンジニアと一緒にペアプロしています。

ペアプロしている後姿は、社長も新人も変わりなく見えます。ちゃんと一所懸命やってる感じです。

まだ至ってはいないだろうけど、一人前に見えるような仕事をするっていうことは、本人にとって大事なことのように思います。
2009-07-14 01:06:30

アジャイルの適用しやすさは、ITを「投資」とみるか「原価」とみるかの違いにある。

テーマ:ひとこと。
自分のブログ史上、最長のタイトルになった気がする。
どういうタイトルにしようかと思ったのですが、そのままでいいやと思って長くしたまんまにしました。

以下に書くことは、これからどこかでしゃべろうと思っていることのネタにしたいものですが、論点が完全ではないかもしれません。自分でも整理しきれていないところもあるので、できれば多くの方からのフィードバックをいただいて洗練したいと思いブログに書きました。

弊社ではアジャイルを「ビジネスモデル」だと捉えています。
どういうことかというと、顧客のビジネス上も問題点を解決するために弊社はITを提供するのですが、まだリリースされたばかりの段階では、まだ顧客にとっての価値はゼロだと思っています。しかし、顧客がビジネスの中で弊社が作ったITを利用することで、ビジネスそのものの価値が増大していくことがITの本質的な価値だと考えるのです。

もう少しわかりやすく説明すると、こういうことです。

ある人が通信販売を始めようとしています。当初は雑誌に商品を掲載し、申し込みは葉書か電話で受け付けます。このようなビジネスモデルで得られる利益が1000万円だとしましょう。
この「通信販売」というものを、ITによって実現したら、ビジネスそのものはどう変わるでしょうか。
商品はweb上で紹介され、検索エンジンからも見つけられるようになり、申し込みもwebでできるようになれば、欲しいと思った瞬間、つい「ぽちっ」としてしまう環境ができる。
そうなったら、同じ「通信販売」というビジネスなのに、ITを利用することでマーケットやユーザが拡大し、2000万円とか3000万円になってしまう可能性があるわけです。

このように、ITが「あるビジネスに価値を付加できる」場面では、常に利用可能なITをリリースすることで、いつも「新鮮なビジネス」がマーケットの要求に遅れることなく、価値を生み続けることができるわけです。だから、アジャイルで実践することでより早くビジネスの価値を提供できる、というわけです。

それに対して、製造業におけるITの位置づけはかなり異なります。
わたしも育ったドメインである組込みなどでは、ITの技術は「製品の一部」になります。つまり製品の原材料のようなものでしょうか。
これを簿記でいうところの「製造原価」で考えると、よくわかります。

ある製品を作るために、原材料はAとBとCがあります。
Aは100円、Bは100円、Cは200円だとします。合計して400円の原価で、これに利益を100円加えると、この製品の価格は500円になります。

しかし、ライバル企業の競合製品が450円で販売されていたら、それよりも安く売ることが必要になります。最初に削られるのはおそらく「利益」かもしれません。単価あたりの利益が少なくても、今までより多く売れば利益は確保できるかもしれませんから。
しかし、これにも限界があります。利益0で製品を作り続けるわけにはいきません。そうなると次に考えられるのは「コストダウン」です。原材料であるA、B、Cいずれかのうち、どこかの原価を下げなければ市場競争には勝てない。このような原理が働いたとき、部品であるソフトウェアもコストダウンの対象になりやすいのです。

つまり、どちらのケースでもITが投資額もしくは原価として100円だったとしても、前者は200円、300円の価値に膨れる可能性がありますが、後者は100円以上の価値になる可能性がほとんどないのです。

だからといって、製品に含まれるITの価値が低い、と言っているわけではありません。その場合はリリースの段階でその価値が決定するので、リリース以降は別のものとして新しいライフサイクルにのせていく必要があると思うのです。

価値を重ねてシステムを育てていく、という考え方のほうがアジャイルの本質には近いと思います。だから、ITを投資としてみることのできる金融や流通などのビジネスラインでの適用のほうが、アジャイルの価値を理解しやすいのだと思います。

2009-07-09 16:32:14

プロセス改善を研究するということ

テーマ:ひとこと。
ちょっとしたところのMLにあった、大先輩のお言葉が真っ当であり、背が伸びる思いになったので書いておきます。

・技術としてみたときの「良いプロセス」とはどのように考えればよいのか
・ソフトウェアの現場実践としてよいプロセスを志向するにはどのようなアプローチがよいのか
・現実の市場の中でプロセスの良し悪しはどのように評価され淘汰されていくか

などの問題を冷静に見つめる研究的な活動もやはり必要ではないかといいう気がしてきました。

擦り寄るばかりの普及活動ではなく、研究すべきは直接現場の役に立つこと。
そういうことなんだと思った。
2009-06-01 00:50:38

長い歴史の一端で。

テーマ:ひとこと。
先日、SECから9冊の本が送られてきました。昨年度の1年間で「SEC Book」として出版されたもの全てだそうです。中にはわたしも関わった「プロセス改善ナビゲーションガイド ~虎の巻編~」もあります。

SECの委員会に参加して約2年。諸先輩方からよく「プロセス改善はまだ十分普及していない」とか「理解されていない」という言葉を聞くことがありました。わたしもそう思って、本の出版やセミナーの開催などを通して、少しでもプロセス改善を理解していただき、それぞれの現場を良くするための一助になればと思って活動してきました。

それでもやっぱり、まだ十分に理解されていないと思うことは多いです。また、自分が思うプロセス改善の重要性とは違うことを、プロセス改善の価値として考えている方もいらっしゃいます。
そんな状況をときには憤懣やるかたない思いになることもあったのですが、この頃はちょっと考え方を変えています。

最近、宮大工の西岡常一さんとそのお弟子さんの話の本を読んでいるのですが、宮大工という仕事は飛鳥時代あたりには既にあった仕事で、それを今の時代に生きている人も受け継いでいます。そんな長い歴史を受け継いで仕事をしている宮大工の人たちは、実際に自分たちができる仕事の数はそんなに多くありません。1つの建物の修復工事ですら2年とか3年などとても長く、現役の大工でいられる間に手がけることができる仕事の数は、宮大工の歴史に比べればとても少ないのです。

これをアジャイルでいうところのイテレーションで考えてみると、宮大工という1つのストーリーの中で、ある宮大工が関われるのはせいぜい1イテレーション。もしかしたらそれ以下かもしれない。

だから、宮大工の人たちは自分たちの技術を生涯かけて磨くのですが、それは自分の代で完成させるということは考えていなくて、自分が学んできた技術が次の世代に受け継がれ、そしてその時代に合わせて宮大工という仕事が「食える仕事」として残っていくことに、今は尽力されているそうです。

以前とあるセミナーでドラッガー研究をされている大学の先生が「まだまだIT業界は始まってせいぜい50年。これからもっと長い歴史の中でも産業として成長していくのですから、まだいろいろうまくいかないことがあったって当たり前ですよ。」とおっしゃっていたことを思い出しました。そう、まだITは産業として生まれたばかりと言ってもいいぐらいのものなのです。

まだIT業界にも、様々な変化があると思います。ソフトウェアがハードウェアの一部として生産されていただけの時代から、ようやくソフトウェアに価値がある、ということが普及してきた今。ビジネスだけでなく社会の重要なインフラとして認められるようになってきた今。
そしてようやく、このソフトウェアを作る人たちが「よりよく働く」ということでよいソフトができる、という考え方が生まれてきたばかり。だから、まだ普及していないことを嘆く段階には早いのかもしれない、と思うようになりました。

だからここで「普及」ということを自分の中で再定義しようと思いました。
より多くの現場にプロセス改善を理解してもらい、自分たちの仕事をよりよくしてもらいたいという気持ちは大切なのですが、たとえ幅広くなくてもいいから、自分たちのこのプロセス改善への思い入れが、次の世代にも価値のある考え方として、確実に誰かに残していければいいのではないかと。

自分たちの代で全てが叶うほど、世界を変えるって簡単なことではないと思います。でも、それを諦めることなく、そして次の世代を信じて自分の役割をしっかり果たしていけば、いつかはきっと世界は変わる。

ひと一人の人生は短いものですけど、それがまだ見ぬこれからこの業界を背負っていく人たちと繋がっていけることって、すごいと思うんですよ。それを大切にしていきたいと、今は強く思っています。

木のいのち木のこころ―天・地・人 (新潮文庫)/西岡 常一
¥900
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2009-02-25 00:01:21

「手間をかける」と「迎えにいく」

テーマ:ひとこと。
「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ていて、とても印象に残る言葉を聞きました。
新橋の京料理店「京味」の料理長、西健一郎さんでした。

西さんの料理は、手間をかけて「だし」をとる。そして、くせのある素材であっても、手間をかけて下ごしらえをする。そのように手間をかけることで、様々な「ムダなもの」を取り去るのだそうです。

ここで思ったことは、ムダとりとは実は手間をかけてすることなんじゃないだろうか、と。
何がムダなのか?ということを見極めるのは、容易なことではありません。最終的に求めるものが「シンプルなプロセス」であっても、改善に取り組む前は、いろいろなものが複雑に絡み合った状態で存在するわけです。だから、丁寧にプロセスを見てみないと、本当に改善すべき部分を見逃してしまうし、本質的な改善ができなかったり。

そして「迎えにいく」という言葉。
また西さんの言葉に戻ります。「手間をかけて作っただしは、素材(のよさ)を迎えにいくんです。」
よく「素材の持ち味を引き出す」という言葉は聞くと思います。でもこの「迎えにいく」という言葉で、だしの力量やつつましさが、すごく伝わってきました。

プロセス改善を推進するとき、推進担当者やチームリーダーは、この「迎えにいく」という感覚でチームと接すると、本当の意味での「自律」を導けるのではないだろうか?と思いました。
チームはそれを構成するメンバーによって、既に力量や特徴を持っています。それを考慮しつつ、やり方や考え方を調整していくことで、チームの持ち味をより多く発揮できることを目指すのが、現場の改善だと思います。そのとき、メンバーがまだ気づいていない自分たちの力を、力づくで引っ張り出すのではなく、迎えにいく。入り口まで迎えにいったら、そこまではチームが寄ってくるのを待つ。そういう場面も必要なんじゃないかと思います。

このように、迎えにいく/来るまで待つという姿勢でいることが、自律や自働を促すことができるんじゃないでしょうか。やっぱり、引っ張られているあいだは、引っ張られ続けないと止まってしまいますし。

2009-02-17 22:58:11

アジャイルとプロセスモデル(などなど)

テーマ:ひとこと。
そろそろ、SECのプロセス改善部会に参加させていただいてから2年ぐらいになろうとしています。
参加当初から加わっていたSEC Bookの執筆もようやく終わり、刷り上りを待つばかりとなりました。長いような短いような。
これまでは「執筆」という明確なミッションがあったので、月に1回程度集まるミーティングは、充実した回が多かったです。その中で学ばせていただいたことも多々あり。目的が明確であるということは、そのプロセスも充実するものですね。

それに対し今はというと、編成や運営が大きくかわったSECの部会で、これからどのような成果物を出そうかというのを検討している段階なのですが、やはりビジネスでないところだと、スピード感が出てきません。ミーティングが3時間という長い設定であるにも関わらず、半分過ぎても脱線の連続。途中で何を話し合ってるのかわからなくなるような始末で。会議のゴールがぼやけたままの進行では、まるで「茶話会」のようです。まあ、それでも何とか途中で「今回のゴールの確認」をして、妥当な結果は出しました。なんせ遠まわしでも税金使って会議してるのですから。

それでも先日のミーティングでは、これからの国際的な動向などのお話も出てきて、ちょっと興味深かったです。
SEIがリリースしている「CMMI」ですが、これはもしかしたらもう改定されないかもしれないとのこと。その前身であった「CMM」は、もう数年前に改定されないことは明言されていますので、CMMIがその後を追うように役目を終えることもそう遠くはないことでしょう。

では、その次の動向は?というところが気になります。やはり、という感じですが「アジャイル」が取り上げられる方向にある、との話です。
これがアセスメントモデルの中に盛り込まれるのか、それともプロセスモデルの一部となるのか、詳細はよくわかりません。しかし、多くの企業がアジャイルを取り入れた開発およびビジネスを展開するようになったアメリカですから、SEIは無視するわけにはいかないでしょう。

もし、SEIから何らかのリリースがあれば、それが日本にも渡ってくることは確実です。

ちょっと怠惰なミーティングの中にも、気づくことがありました。
プロセス改善の場面でアジャイルが取り上げられるようになったとき、それを「誤解されることのないよう、モデルの説明をする」ということが、わたしがSECのプロセス改善部会に関わり続ける、新しい意味なんじゃないかと。

プロセス改善と出会ったこと。アジャイルを愚直に実践する企業へ転職したこと。そこが新たに繋がって自分に意味をもたらされた気がします。

といっても、まだまだ先の話だと思います。それまで現役でこの業界に残ることができれば、の話ですが。
それまで、どうぞみなさまよろしくお願いいたします。

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