見える化の要素には「知の共有」ということが挙げられますが、これと同時に
「情の共有」がある、という言葉を最近うかがいました。
これはなるほど!と思わされました。

そこから派生して、今まで説明しきれずにいた「見える化と可視化の違い」を少
し考えてみました。

見える化が「情の共有」を含むものなのであれば、可視化はどうなのか。
「知の共有」については見える化と同じだと思います。その他には
「状の共有」が可視化には求められるのではないか。
「状」とは「ものごとの有様」を表していて、属人性を廃して見えてくる
静的なものごとの構造、のようなものでしょうか。

客観的なデータを集め、客観的にプロジェクトの状況を測る。
そこから過去の統計データを参考にした仮説をたて、プロセスの改善を
検討する。
可視化されたデータの活用場面としては、こんな感じでしょうか。

「情の共有」を経て「知」が生まれ、それをまた共有する。これが見える化で
あるとすれば、可視化は「状の共有」から生まれる「知」に価値を持っている。

そしてこの「知」ですが、これにも実は2つの知があるのではないかと。
可視化からは「知識」で、見える化からは「知恵」が主に得られるのでは
ないでしょうか。

ここに「知識を活かすための知恵」という関係ができる。
見える化推進派にとって、可視化は相反するもののように思われることも
ありますが、実はこうやって考えて使いこなせば、全てはチームのために
動いてくれるツールになってくれるでしょう。

そう思って多少面倒でもメトリクス収集などを行えば、きっと効果を
感じることができると思いますよ。今苦労しているみなさま。
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