2009-11-23 22:41:03

PFP関西 第20回記念ワークショップに参加してきました。

テーマ:今日の出来事
ただいま、帰路の新幹線の中から書いております。N700サイコー!電源横のA席サイコー!

と、どうでもいいですね。

さて。今日は朝から「PFP関西ワークショップ」に参加してきました。記念すべき20回です。
午前と午後に2セッションずつ企画され、セッションの最後は全員でのふりかえりです。
なので、ひとりでは全部のセッションに参加できないので、レポートが十分できなくてすいません。

セッションの選択は、他に参加されるみなさんの競争率が高くならないよう、募集人数の多いほうを選択させていただきました。その結果、何度かご一緒したことのある前川さんや、平鍋さんの100回記念講演など、もうよく聞いたお話をまた拝聴する、ということになったのですが、今回はちょっと違う感覚の感想を得ました。これは「気づき」というほどのものではありませんが、自分なりの「進化」だと思ったので書いておきます。

PFを理解する人の共通認識として「モチベーションの向上のためのツール」ということが挙げられます。わたしもこれまではこのツールを「個人」を対象として用いて、「個人」のモチベーションを高めるために有効だと思っていました。そこにあるのは「個々の人は向上したいという思いがある」ということが前提だったと思います。

しかし、最近は人事の仕事などをしていると、そうでもないと思うようになりました。

個人は自分や家族の幸せを追求するのですが、その「幸せの定義」はそれぞれで異なるということ。

例えば、ある人の幸せは「仕事で認められ、ある程度の地位を得ること」かもしれません。その一方で「家族と自分が生活するのに十分な収入を得ることができれば、仕事での地位はそこそこでいい。」と考える人もたくさんいるのです。

これはどちらが正しくて、どちらが間違っているというものではありません。どちらも自分の思う幸せです。

このように、異なる価値観のある人が同じチームで仕事をするとき、モチベーションの定義も同じでいいのでしょうか?
わたしは、モチベーションというのは「個人」が持てなくても、「チーム」にモチベーションが見えていればよいのではないかと思います。

具体的にどのような状態かというと、あるメンバーはどうしてもそのチームの仕事が好きになれない。例えば、本当はwebのような仕事をしたいのに、テストの仕事ばかりやっているようなケースなど。

やらされ感のある人はいるけれど、その人がチームの「お荷物」にならないような仕掛けをする。

例えば、どんなにやらされ感たっぷりで仕事をしていても、少しでも成果が出せているのであれば、それをきちんと褒めること。それも他のメンバーの前で。そうすることで、他のチームメンバーは「あの人も仕事をしているんだな」ということが理解できて、お荷物にはならないでしょう。

以前にも属人性の排除ということに対する考え方を書いています。


このような活動において、個人もモチベーションを高めるきっかけになることもあるでしょうが、わたしが思うもっと強い効果は「個人の状況をチームが受容する」ことだと思うのです。人には感情があり、それに対する波もある。それを否定したり改造したりすることを考えるのではなく、いろんな人がいてもなんとかやっていけるからチームなんだ、という共通理解がPFの中にもあるように、わたしは感じました。

そしてセッション終了後の懇親会では、クリエイトシステムの太田さんから急なご指名でLTまでしてきました。

先日、弊社社長から紹介された動画を紹介しました。



この動画を見て、どのように感じるかはそれぞれの感性かと思います。
わたしが感じたのは、これはプロジェクトそのものなんじゃないかということです。

1個1個の動画は解像度も低く、動きもプロとは違い粗雑なものです。
しかし、これが何枚も集まり、ある1つのものを表現するときに、見る人に強いインパクトを与える。
プロジェクトも、個々の能力は高くなくても、それぞれが全体に対する自分の役割を把握して個々の動作を展開すれば、プロジェクトとしての成功を見出すことができる。

なんてことをLTで伝えてみようと思いました。
いかがでしたでしょうか?

毎回記念イベントにはお声がけいただくPFP関西スタッフのみなさん。そして同じ時間を共有していただいた参加者のみなさん。ありがとうございました。
また次の機会も、呼んでくださいね。ティアラは関西に常設することにしました。

追記:
PFP関西スタッフの西河さんがPSPを使ったLT(?)をされていました。
かの有名なソフト「モンスターハンターポータブル2G」の中の、強いことで知られている「リオレウス」を5分以内に倒す!というLTです。
見事、5分以内に倒しました!

と、わかる人にしかわからないのですが、今度はぜひご一緒にLTさせてください。
2009-11-01 22:26:38

ワークプレイスラーニング2009に行ってきました。

テーマ:今日の出来事
10月30日(金)東大安田講堂にて開催された「ワークプレイスラーニング2009」に参加してきました。

ワークプレイスラーニング2009
http://www.educetech.org/wpl2009/index.html

当初の参加上限数は800人だったのですが、盛況につき最終的には申込者が1450人にもなったそうです。おそらく全員はいらっしゃらなかったと思いますが、1000人は軽く超えていると思います。その状況は貼り付けてある動画をご覧ください。

《概要》
このイベントは、企業における人材育成の事例を企業の担当者自らが紹介し、それをアカデミアの代表として4人の教授陣がそれぞれの専門分野の側面から事例からの知見を解説するという内容です。1つの事例はこのような構成で発表されます。

1.ケーススタディ(企業の人材育成担当者による自社事例発表)
2.解説・コメント(4人の先生による事例への解説とコメント)
3.参加者のペアディスカッション(近い席数人で事例に対してディスカッションする)
4.質疑(1.および2.の間に携帯電話で会場から送った質問に答える)

先生方の専門分野は「経営学」「心理学」「社会学」「教育学」とバラエティに富んでいますが、企業の実践においてはそれぞれの知見が均等に参考になるものだと思います。

《事例からの気づき》

個々の事例について細かい気づきはあるのですが、少々長くなりそうなので今回は割愛します。またこれらがプロセス改善と近づくものに昇華したとき、引用したいと思います。

3つの事例それぞれに共通した言葉が「自主性」でした。自分の仕事を自分で決めていく、自分のキャリアを自分で決めていく。そのような場をどうやって作っていくか、ということが事例全てに共通した内容でした。
人材育成とは、企業が牽引して人を「引き上げる」ことではなく、自ら学びたい、育ちたい人に対して如何に適切な環境を提供するか、ということがテーマになってきているのだとわかりました。

わたしは、プロセス改善という取り組みは、人に自主性を提供できるよい教育環境だと思っています。ですから、プロセス改善を教育の機会として企業が利用して、多くの「得」を得て欲しいと思っています。人材教育の核を知り、知見を持ち込むことで、プロセス改善がより価値の高い活動にできそうだと感じました。

《全体に対する気づき》
1)アカデミアの解説が「事例の皮をむく」
よく事例発表で聞かれることが「あれはこの会社だからできたこと」とか「自分の会社では同じことはできない」といった意見です。それは確かですが、事例はそのまま自社に持ち込むことが目的で聴くものではありません。そこから自分たちに置き換えられる何かを見つけることが目的なのです。
しかし、事例発表を聴く機会が多くない方には、このような目的であることを理解すること自体が知識としてないのでしょう。

そこで、事例に対してアカデミアの見地から様々な解説がされることで、事例の核が見える形で提示されます。(各先生方はちゃんと説明用のスライドを準備されていました)

わたしたちIT業界では、コミュニティ活用やカンファレンスの開催が活発なので事例を聴く機会はとても多いので、これらの「電波の受け方」をよく心得ているのだと思います。しかしこのような人材育成担当の方などは、社員を研修に出す機会は多くても、自分が研修を受ける機会は少なく、咀嚼の仕方がよくわからないようなのです。そういう方には「これが核です」という提示までされるこの方法は、カンファレンスの出席者満足度を非常に押し上げるものだと感じました。そして、初参加者にはとても優しい仕組みでもありますね。このホスピタリティはわたしたちもお大いに学ぶべきかと思います。「常連向けイベント」抑止とか。

2)イベントの反芻「リアルタイムドキュメンテーション」
イベントの開始前から終了直前に至るまで、夥しい数の写真と動画が撮影されており、それをイベント最後に5分程度の動画としてまとめられ、会場に流されました。
「リアルタイムドキュメンテーション」自体の詳しい解説は、中原先生のブログをご参照ください。
NAKAHARA-LAB.NET
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/10/2009_10.html



この動画をイベントの最後に見ることで、わたしもイベント全体を自分の中に刷り込むことができたように思います。10時から17時という、とても長い時間のイベントは、最初のほうにあったことがなんとなく薄れてしまったり、最後のほうは疲れもあって見落とすところがあったりと。しかし、それは意識的に記憶できる部分であって、人間の体というのは「無意識」といううまい機能が補ってくれている記憶もあるものです。
それをこのリアルタイムドキュメンテーションが引き出してくれて、意識できる記憶に持ち込んでくれたように感じます。これは大変な作業だと思いますが、どこかで実践できるとおもしろいですね!動画作成好きの方、いかがですか?

ということで、最も多く出没している「IT関連イベント」ではなく、自分の違うレイヤーで様々なことを学ぶことができました。人材育成担当という自分の新しい側面を、少しステップアップさせることのできた、いい機会でした。

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