俺的良ゲーその87『かまいたちの夜』 | 俺的糞ゲー処刑ブログ

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※このブログは、独断で決めた糞ゲー(クソゲー)を処刑し、良ゲーを褒め称えるゲーマーのためのレビューブログ(たまにゲームと関係ない話あり)である

推理作家の我孫子武丸がシナリオを手掛けたこのサウンドノベル、良ゲーである。

かまいたちの夜プレイ動画
このゲーム、彼女とスキー旅行に来た主人公がペンションで殺人事件に巻き込まれる推理ADVで、選択肢を選ぶだけで
サクサク進むのは良く、不気味な殺人予告や怪しい客、警察が介入できない状況、疑心暗鬼になり互いを疑い出す展開
などミステリの王道的流れやユーモアのある選択肢は面白く、選択肢によっては犯人を突き止めて被害を最小限に食い
止められるが次々と死んでいくバッドエンドルートはホラー映画のような恐怖感があるなど、なかなか良く出来た
サスペンスゲームに仕上がっている。

しかし、SFC版はフローチャート機能がないのは遊びにくく本編以外は悪霊編やスパイ編などがあるが特に面白味はなく、
PS版はフローチャート機能で一度見た選択肢に飛べるようになったが新シナリオの真理の探偵物語編は右利きか
左利きかで犯人を推理するだけのつまらない内容でちょっとエッチなかまいたちの夜編は音声を聞くだけの手抜き
だったり、ピンクのしおりなどを出すにはバッドエンドを何個も見なければならないのは非常に面倒くさい。
他のシナリオを入れるならやはり犯人やトリックを変えたようなものにすべきであり、普通にタイトル画面から○○編
などを選択できるようにして欲しいところだろう。

とは言え、本編は良くできている今作。
我孫子武丸の小説は0の殺人やメビウスの殺人などは独特のユーモアもありまあまあ面白かったが、かまいたちの夜の
続編はろくなものがないのは残念である。