良いゲームバランスとは何か? | 俺的糞ゲー処刑ブログ

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※このブログは、独断で決めた糞ゲー(クソゲー)を処刑し、良ゲーを褒め称えるゲーマーのためのレビューブログ(たまにゲームと関係ない話あり)である

主にゲームの難易度を表すゲームバランス。
では、良いゲームバランスとは何なのか?考察してみよう。

良いゲームバランスとは、簡単に言えば、簡単すぎず難しすぎずの丁度良いゲームバランスのことである。
ゲームというものは、基本的に勝ち負けがある。ゲームをクリアできれば勝ち、ゲームオーバーになれば
負けである。プレイヤーが勝ちすぎても負けすぎても良いゲームバランスとは言えない。
そして、プレイヤーが勝ちすぎるならまだぬるゲーとしてそれなりの満足感は得られるが、
負けすぎればゲームを楽しむどころではなくなり、糞ゲーとなってしまう。

例えば、難しいとよく言われるゲームに魔界村があるが、このゲームは、敵に2回当たると死亡である。
これだけなら、マリオと大して変わらないが、このゲームには難易度を高める多くの要素がある。
その一つが、敵の攻撃の激しさである。
魔界村の1面は墓場ステージだが、序盤からゾンビが次々と地面から出現する。
更に、少し進むとレッドアリーマーという強敵が出現する。
この敵は、耐久力が4もあり、おまけに動きが速く、プレイヤーに空から急襲してくる。
明らかにゲームの序盤には相応しくない強敵である。
そして、二つ目が操作性である。このゲームは、1度ジャンプをすると着地地点を調整できないという
仕様がある。従って、敵の頭上を飛び越えたり足場を渡る際に無事に成功するか否かはジャンプをどこで
開始したかで決まってしまう。
また、プレイヤーの武器は色々あるが、ナイフ以外はほぼ役に立たないという欠陥もある。
序盤から襲い掛かる無数の敵とやりにくいジャンプ等々。これでは、プレイヤーが死にまくるのも当然である。

このように、難易度の高いゲームというものは、プレイヤーが死にやすい要素が散りばめられている。
しかも、大抵は序盤から難しい作りになっている。
もちろん、どんなゲームも繰り返しリトライすればいつかはクリアできるかもしれない。
しかし、序盤からやたら難しいゲームがゲームバランスが良いとは言えない。
ゲームを開始した時点では、プレイヤーの技術はほぼ0である。
それならば、それ相応の敵の配置などを考えるのは当然である。
そして、プレイヤーがステージを進めていく内に、徐々に強い敵が出るように調整していけば、
プレイヤーの技術とゲームの難易度の差が少なくなり、良いゲームバランスのゲームとなっていく。

比較的最近のゲームに、世界樹の迷宮、デモンズソウル、ドンキーコングリターンズなどがあるが、
どれも序盤から難易度が高い。
世界樹の迷宮であれば、格段に強い敵がステージ内を徘徊する上、雑魚も強い。
デモンズソウルは、雑魚が強く、ステージが長い上に途中にセーブポイントがない。
ドンキーコングリターンズは、操作がやりにくい上に、敵や足場もわかりづらく、落下死のオンパレードである。

ゲームの開発者は、ゲームを作る際、何度も何度も同じステージをプレイする。
また、当然敵の動きのパターンや攻略法は最初から熟知している。
そのため、難しいステージでも簡単だと思い込みやすく、難易度の高すぎるゲームを作ってしまいやすい。
しかし、それでは初めてプレイするユーザーや、よほどゲームが得意なユーザー以外はついていけない。
最近はイージーモードを搭載したりと、その辺の配慮ができるゲームも増えてきたが、
まだまだできていないゲームは多い。
フリーゲームならともかく、商品として出すゲームであるならば、その辺のバランスは当然よく考えて
ゲームを作るべきである。
ゲームは儲けるためだけに作るのではない。多くのユーザーに楽しんでもらうために作るのである。
開発者は、多くのゲームをプレイし、適切な難易度とは何かをよくつかんでもらいたいものである。