くさまです。
がれき担当委員会ですので
昨日は、東京都のがれいき広域処理の現場を個人的なつながりで視てきました。
大田区の高俊興業 という、
1つの工場だけで横浜市が持っている以上のバグフィルターを抱える
この廃棄物処理会社では、昨年11月に
岩手最北の宮古市からの瓦礫を東京都の入札で受け入れました。
1日8トン。可燃物とそれに付随する汚泥の処理がメインのようです。
宮古の瓦礫を再処理するときは、
普通に処理している他の廃棄物と混じらないように処理するということですが
現地でかなりの仕分けをしてから東京に来るらしく
現地でリサイクルできそうなものは取り除かれてくるそうで
しかも宮古なので放射線量も0.03μシーベルトと低く
東京のごみより安心だということでした。
ここで再処理して火力発電の燃料にするほか、どうしようもないものは埋め立てます。
東京23区では、宮城県の女川からの木くず等も受け入れ焼却していますが
宮古からの再処理物の焼却灰も含め、埋め立てるのが
羽田空港の目と鼻の先にある中央防波堤埋立地です。
今だけで横浜の南本牧の20倍くらいある埋立処分場に
23区からの他のごみ焼却灰と共にガンガン入れています。
女川からのごみより23区からのごみの放射線濃度の方が高いので
処理方法はまったく変えていないということ。
それよりびっくりしたのが、下水汚泥焼却灰の処理。
199haある区画に
穴掘って、トラックでガンガンぶちこんでいます。
シートもなにもしていませんし、とにかく入れてるだけです。
一方の横浜は、6億円+各センター1億円の保管業務委託費をかけて
厳重に保管しています。
昨日からは、安全性と収納能力をあげるために
コンテナ保管↓も始まりました。
放射線濃度が高い汚泥焼却灰の処理については
全額東電に請求するということですが
東京や他の自治体でやっていないことを横浜だけやって
はたしてまともに返ってくるのでしょうか。
情報時代のいいところは、
他の自治体の事例を市民の皆さんが
気軽にスピーディーに見れるところにあります。
これからも、横浜市・そして市民のために広く視察を重ねたいと思います。
4月には、瓦礫処理をめぐる被災地視察に出かけたいと思います。