TED日本語>健康と医学>健康>TED日本語 - ガイ・ウィンチ: 感情にも応急手当が必要な理由 

から抜粋引用

(色づけしています。笑いながら読める17分のスピーチです。)  

 

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・・・・・・・・まだ靴紐も結べないほど 幼い子供でも 傷口を保護する必要性を知っていました 感染症にかからないようにです

また歯のケアも1日に2回必要です

 

僕達は皆 身体の健康を管理したり 歯の衛生を保つ方法を 知っています よね?

 

でも心の健康管理については 何か知っているでしょうか?
全く知りません

僕達は感情の「衛生」について 子供に何か教えているでしょうか? 全く何も

 

なぜ身体の健康を こんなに重視するのに 
心の健康には そうしないのでしょうか?

 

僕達の心は 身体よりも頻繁に傷つくのに

 

例えば失敗とか 拒絶されるとか 孤独とかです

 

そういった傷つきは 無視すると悪化する場合があり 
僕達の人生に劇的な影響を 与えることがあります

 

科学的に証明された 技法を使って 

この類の心の傷を 手当てできるにもかかわらず そうしません

そうすべきだと 思いさえしません

 

「 ああ 落ち込んでるの?

 気にするな そんなの気の持ちようさ 」

 

脚を骨折した人に そんなこと言いますか?

「 ああ 歩いてみろよ そんなの脚の持ちようさ 」

 

今こそ健康に関する 身体と心の ギャップを狭める時です

 

 

事情を説明しようとする僕に 彼は言いました

「理解できない 僕が電話をしないようなら

なんで自分からかけないんだ?」

 

もっともです なんで電話しなかったんだろう?

 

当時は分かりませんでしたが 今なら答えられます 
単純なことです ― 孤独感です

 

孤独感は心に 深い傷を負わせます


人の知覚を歪め 考えを混乱させます

 

人から大事にされていないんだと 
実際よりも強く信じ込んでしまいます

 

人と関わるのが とても怖くなります


拒絶されたり 傷つけられたり しかねないからです


これ以上耐えられないほどの痛みを

心は既に抱えているんです
 

孤独感は免疫系の機能を 抑制さえします


あらゆる病気に 脆弱になるのです

実際 それらを総合して

科学者達はこう結論しています


慢性的な孤独感が 長期的健康と寿命に及ぼすリスクは


喫煙によるものと同程度である と

 

孤独感だけが 心を傷つけ 知覚を歪め 
誤った方向に 人を導く訳ではありません

 

失敗もそうです

 

実際 欲求不満や行きづまりに遭遇するたびに

誰しも決まって抱くことになる

一定の感情や信念があります

 

失敗に対して自分の心が

どう反応するか把握していますか? 

知っておかねばなりませんよ

 

なぜなら もしあなたの心が 
自分に能力がないと信じ込ませようとして


あなたがそれを信じてしまったら


さっきの2人の子供のように 無力感にとらわれて

すぐに挑戦をやめたり

試すことさえ しなくなるでしょうからね

そして成功なんて できやしないと

もっと信じ込むようになるでしょう

 

だからこそ非常に多くの人が

本来の実力を発揮できないでいるのです

 

この道筋に従っていると たった1回の失敗だけでも

「 成功なんてできないよ 」と説得され

そう信じ込むからです

 

一度何かを信じ込むと 変更は非常に難しいのです

心は変更が難しいんです
一度何かを信じ込んでしまうとね

 

ですから失敗すると意気消沈し

挫折感を覚えるのは至極当然です


しかし自分は成功できないと 信じ込んではいけません

無力感( helplessness)と 闘わねばなりません

状況(situation)を

あなた自身が コントロールしなくてはなりません

 

そしてこの種の悪循環が始まる前に、

断ち切らなくてはなりません

 

心や感情は

自分が思うほど 信頼のおける友ではありません

 

彼らは実に気分屋で

強い心の支えになってくれるかと思えば

 

次の瞬間には 実に嫌な実に嫌な奴になります 

 

 

これこそ僕達が皆していることです 
拒絶された後は特にです

 

自分の失敗や欠点ばかり 考え始め


「 どうだったらな 」

「 どうでなければよかったのに 」


自分自身に 話しかけるのです

皆 こういうことをしています

 

興味深いのですが、

それは 自尊心が既に傷ついているからなんです

 

なぜ僕達はそれをもっと

傷つけようとするのでしょうか?

 

身体の傷なら わざと 悪化させはしないでしょう

 

腕を切って

「 ああ 分かってるよ 

ナイフでどこまで深く切れるか 見てみるんだ 」

と言いはしないでしょう

 

しかし僕達は 心の傷に対しては

常にそんなことをしているのです

 

なぜかって?

感情の「 衛生 」を おろそかにしているからです

 

僕達が 心の健康を 優先して考えないからです

 

あなたが拒絶されたら 一番にすべきことは 
自尊心の回復です


映画みたいに 人を殴り倒すんじゃなくてね

 

苦しい気持ちの時には

親友がしてくれるのと同じように

自分を思いやりで癒してあげましょう

 

不健康な心のクセを把握し

それを変えねばなりません

 

最も不健康かつ 一般的なクセは 反すうです

反すうとは 何度も噛み続けることです

 

上司に怒鳴られた時

教授に授業で馬鹿にされた時

友達と大喧嘩をした時

その場面を何日も

頭の中で 繰り返さずにいられません

時には数週間です

 

こういった腹の立つ出来事の反すうは

簡単にクセになり

しかも その代償は とても大きいんです

 

非常に多くの時間が 腹立たしくて

ネガティブな思考への集中に使われ

自分を大きなリスクに さらすことになるからです 
 

研究によると たとえ2分間でも

気を紛らわすと良いんです

するとその瞬間は 反すうの衝動から解放されます

 

ですから不安や動揺

ネガティブな思考に おそわれた時は


いつも 僕は衝動が去るまで

他の事に集中するようにしていました

 

1週間もしないうちに 物の見方が変わりました

もっとポジティブになり

希望をもてるようになりました

 

孤独な時 何か行動を 起こすことによって

 

失敗に対する反応を 変えることによって

 

自尊心を 保護することによって

 

ネガティブな思考と 対決することによって

 

あなたは心の傷を 癒せるだけでなく


感情の抵抗力を身につけ 成長できるのです 

 

 

 

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2017.4月 記
 
これは、前のブログから移したものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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