リレー回路 | クルマ屋 奮闘記

リレー回路

今日の相手は、ローバー・ミニ XN12A でした。

中古で買った当初からだったそうですが、夜間に長時間走行すると
ヘッドライトスイッチが触れないほど熱くなり、何度もスイッチを交換したそうです。
今回、他の作業のついでに、ヘッドライトも修理することになりました。


左は、焼けてキツネ色に変色してしまった
ヘッドライトスイッチのコネクターです。

ロービーム側の、配線被覆のビニールも
少し溶けかかって来てます!


危ない!!  車両火災予備軍です ww



そこでまず、ショートの有無を調べ、異常なし!  次にリレー回路・・・
あれれ?  リレー回路が使われていません?!

元々はノーマルタイプのシールドビームだったものを、ハロゲンタイプに変更?
事故修理の際に、配線を誤接続してるのかな?

どちらにしても、室内へ 約10A もの比較的大きな電流が流れてしまっているのが
スイッチの内部熔損の原因と断定。
ユーザーと相談の結果、一番安く修理できる方法を選ぶことになりました。


その方法とは!  リレー回路の挿入です。

本来、ロー用・ハイ用、2個のリレーが要るのですが
滅多にハイビームは使わないそうなので・・・
ロー側回路だけにリレーを追加することにしました。

左は、エンジンルーム内にリレーを設置しましたの図

かなり見にくいですが、赤矢印の黒い小箱がそうです





          右は、その拡大図です。

左下に見える黄色い小箱は、元々の品。


大電流にも耐えられるよう、
MAX 30Aのボッシュ製を使いました。

配線は、許容電流 15A ( 芯線 2.0mm ) の線が、合計4本被覆されたものを使用。


作業完了後にチェックすると・・・
室内側配線には、0.1A 未満の微弱な電流しか流れていません。

ロスなくヘッドライトに電気が供給されるせいか、心なしか明るくなったような気が!
まぁまぁの出来といったところでしょうか (^-^)

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