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2006-05-31

R12対応代替フロン

テーマ:カーエアコン
平成18年度、暑い季節の到来。

旧フロンR12の在庫が僅少になってきたので
新たに調達すべく八方手を尽したのですが、
予想以上に状況は厳しいようです。
製造中止になって随分経ちますからね。。

どうしてもR12を使いたい時のための仕入ルートは
確保できたので、2006年度中の心配は消えました。
しかしサービス缶1本当りの単価は相当上がります。

去年までは代替フロンなど歯牙にもかけなかった弊社
なのですが、先行き不透明な状況に対処すべく・・・
今更ながら代替案を模索し始めることに相成りました。

「信頼性の高い代替フロンの選定」
「レトロフィットに関するノウハウの蓄積」
上記2点を今年の重点目標に掲げたいと思います。



R-SP34E vs. COLD12  : R-12 / R-134a 両方に対応可能な代替フロン

現行クーラーガスR134aよりも地球温暖化影響度の小さい次世代冷媒の候補には、
「二酸化炭素CO2」 と 「炭化水素HC」 があり、自動車用としてはCOが最有力です。

今までより圧縮圧力を高める必要のあるCOと、可燃物質であるHCを比較検討した結果、
世界の主要自動車メーカーは、よりコストアップにつながっても安全性を優先するようです。
( 2001年、日本のDENSOは全世界に先駆けて二酸化炭素冷媒での実用化に成功 )
このような情勢下、HCを主成分とする 「COLD12」 に関する資料集めは一旦見送ります。

以下この記事では、R134aを主成分とする 「R-SP34E」 について述べてみましょう。

R134a用コンプレッサーオイルは、ガスとの相溶性の関係で、POE ( ポリオールエステル ) か、
PAG ( ポリアルキレングリコール ) の2種類の内のどちらかで選択するしかないのが現状です。
そして両者の性質を比較してみると・・・・・
POEには加水分解してスラッジの発生や内部腐食を誘発するという痛恨の欠点があるために
吸水性が非常に高いながらもPAGが主流の座を獲得することになったという背景があります。

ところが、鉱物油であるR12用のコンプレッサーオイルとPAGは相溶性がありません。
皮肉なことにもPOEは、そのどちらとも不具合がなく、加水分解を抑える各種添加剤を加えて
「代替フロン専用エアコンオイルコンディショナー」 としてラインナップされているのです。
ガスの種類を問わず潤滑剤は必須です!  必ず相応しいオイルを適量足してあげましょう。


ここから先は暗中模索。
「R-SP34E」 は、弊社懇意の部品商が過去2年間に1000本以上出荷したらしい比較的信頼に足る商品。
若干あった不具合例を調べると、ガスだけを足した場合や、完全にガスが抜けきったケースばかりだったそうです。
諸悪の根源はやはり水分? 加水分解の予防処置 = 十分な真空引きとレシーバータンク交換は大事でしょう。

ところで、専用コンプレッサーオイルの配分量に関して、信頼するに足りる記述がまだどこにも見つかりません。
メーカーHPの資料や商品の説明書きを読む限り、非常にアバウトな対応と思わざるをえないのです。
また、どの代替フロンも、過充填を強く戒めているのが印象的でした。
過充填すると正規品のガスの場合でもコンプレッサーに大きな負担をかけ、下手をすると異音が出ます。。

締め括りに、代替ガス種類不特定の全く別件で、私が今回体験した下記事例は注目するに値するでしょう。
「1990年 ホンダプレリュード BA5 、 ホンダディーラーにて代替フロン充填後、約2年かけて異音レベル増大」
修理のご依頼を承り、コンプレッサー交換のためにリビルトメーカーに問い合わせたところ・・・
ホンダ車搭載のナショナル製コンプレッサーは、代替フロン使用時における異音発生率が高すぎる為、
正規R12を使うと約束するまではお互いの信頼維持のためと称して出荷を渋ってきたのです!

サイコロを2個振ってピンゾロが出る確率は3%弱です。
これを大きいと感じるか、まぁ大丈夫と考えるかは、人それぞれの個性の問題であり私は従うのみであります。

覚悟の上の御依頼であれば対応いたします♪
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2006-05-29

P/W SYSTEM ( 2 )

テーマ:スーパーヅガン


上の画像は、1989年 日産グロリア Y31 、 運転席用パワーウインドメインスイッチ。

機能面に多少の違いはあるものの、メーカー車種を問わず概念的には似たような構成です。
過去記事 「 2000年 マツダデミオ DW3W、P/W SYSTEM ( 1 ) 」 も御参照下さいますように。

  ブログでの一貫した姿勢に反して、超安上げ車検のご依頼があると迷わずお引き受けしてしまいます。
  その際、保安基準適合証発行に差し支えのない不具合は、まず修理の御許可を頂けないのが通例です。

  「何々したらアカンけど、何々ならば大丈夫やし、そのまま置いといて!」
  一見有り得なさそうにも思える微妙な壊れかけという事例は、決して少なからず実在します。
  そして往々にして、そのような特殊なケースであるがゆえの事件が起るべくして起ってしまうのですね。。

  実はこのY31グロリア君、随分前から運転席パワーウインドを一番下まで完全に降ろしきってしまうと
  上がらなくなってしまうという困った症状があるとの事。  しかし下から5センチまでの操作だと問題皆無?
  不具合箇所はモーター接点かレギュレーターか、はたまたガラスランチャンネルか・・・
  何はともあれ修理される気は全くないそうで、点検すら不要とのお達しでありました。

  ところがですね、父である社長が不用意にもオートボタンを押してしまったのですよ! ウィンウィンウィーン。
  自動的に一番下まで窓が下がりきってしまい・・・ 祟り神さまがお目覚めになられたのであります。 (爆)
  ドア内張りを脱着し、なんとか窓を上げれば済むはずが、元々動いていた位置でも全く上には動かず。。
  以後、尻拭いで私は延々悶え苦しむことになりました。  スーパーヅガン! (ToT)

何故か倉庫の中に同型車のP/Wメインスイッチがあり、それに交換すると窓が上がりました。
しかしそのスイッチは完全な良品ではなく、残念にも集中ドアロック機能が死んでいたのです。
いや、不良品をわざわざ大事に残しはしないので、テストした途端に壊れた可能性もあり?!

いずれにしても修理費は請求出来ませんので、なんとかコストをかけずに復帰させるべく尽力。
とりあえずはスイッチ電子基板に組み込まれた閉方向用パワーリレー ( 写真の白い小箱 ) を
移殖するとともに、問題のオートボタンを万一押しても反応しないようにして手術成功♪

熱に弱い周囲の電子パーツに気を配りながら、注意深くハンダ吸取り線でハンダ接合部を除去。
私は決してトランジスター技術に通暁しているわけではないので、ただひたすらに・・・・・
「福沢君2人分! 諭吉君2人分!!」 と念じながら、時間をかけたのが功を奏したようです。 w

無事に元の状態にしておクルマお返しすることが出来たのですが、
同じ修理するのであれば、根本部分を本修理したいですねぇ。 (^_^;
でも本格修理すると5万円は要りそう。。 (>_<)ヽ
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2006-05-27

グランドハイエース

テーマ:クルマの燃費を良くする方法


上の画像は、2000年 トヨタ・グランドハイエース VCH10W 、 V型6気筒 3400cc 5VZ-FE 。

プラドにも同型エンジンを搭載したバージョンがありますが、あちらは完全なボンネットタイプ。
グランドハイエースの場合は、エンジンの大半がボディーに隠れてしまっているだけでなく、
室内側にはサービスホールも設けられていないようでした。  整備性はかなり低そうです。

そのような決して安易ではないエンジンでしたが、鋭意アーシング設計施工に奮励努力!
ここに仕上がり写真を掲載出来ることを誇りに思います。  ご依頼ありがとうございました。



実はアーシングのご依頼の時、場合によっては前もってご説明することがあります。
それは排気量と効果の期待度の関係で、小排気量である方が変化を体感しやすいということ。

3L以上のエンジンは元々のトルクが大きいので、トルクアップの比較が難しいように思います。
また、大排気量のエンジンを搭載したクルマは往々にして高級車であるため、アース系統にも
そこそこ太い線材が採用されるのが一般的で、費用対効果は小型車に比べると小さいようです。
メーカー、車種、エンジンレイアウトによって効果に個体差が出てしまうのも仕方ない事でしょう。

と、聞かれた3000cc以上のオーナーの方が多少なりとも怯まれるのは、むしろ当然のこと。。
であるにもかかわらず、今回の御依頼主は総てを理解下さった上で敢えて・・・・・
「クルマ屋さんの触れたエンジンにしたい」 とおっしゃられて、大阪府池田市から御来店。

こんな整備士冥利に尽きることはないでしょう。
ボンネットを開いた時に最もインパクトあるように、種々のメンテナンス作業の妨げにならぬように。
丸一週間お預かり出来たからこそ為し得た会心のレイアウトだと信じています♪ (^_-)v
果して結果は如何♪
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2006-05-25

祖母 齢92

テーマ:日々のこと
私には今年92歳になる祖母がいます。
大正3年の生まれというから、西暦1914年。
第一次世界大戦の勃発やパナマ運河開通という、混沌とした20世紀の象徴的な年ですね。

この祖母は、日本赤十字病院で婦長職を務めていたらしく、良く言えば往年のハイカラさん?
嫁の立場だった母からこぼれ聞く話しの中では、それはそれは厳格な人のようでした。
そのせいか、孫である私の印象も、どちらかというと少し怖いお婆さまという感じだったのですが、
よく何かの送迎の時などに、ポーンと気前良く万札握らせてくれる嬉しい人でもありました。 ww

そんな矍鑠とした祖母も寄る年波には勝てず、数年前の骨折を境に一気に衰えが目立ちだし、
とうとう自分では食事どころか水分までとれなくなるほど衰弱してしまったとの連絡が入りました。

ただ、そのようなこととは全く無関係に、本当にたまたま偶然、関東や大阪の親類数組が、
それぞれ違う用事ながら京都に来る予定になっており、日曜日に見舞いという形で集うことに。。
まだ危篤というわけではないのですが、なんだか祖母が呼んだような気がしてなりません。

92なら十分天寿全うですよね
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2006-05-23

DVDプレーヤー追加

テーマ:電装・カーアクセサリー
  

上の画像は、2003年 日産スカイライン CPV35 、 助手席グローブボックス上の収納スペース。
「DVD」 と表示されているのは純正カーナビユニットで、ライン装着品だけにさすが絶妙です。

しかしこれは地図ディスク専用で、映画などは再生不能。 なんだか詐欺みたいですよね?
そのくせTV画面には拡張機能としての外部ビデオ入力モードがちゃんとあったりします。
だからなのか、オーナーの方は何が何でもDVDを観れるようにしたいと決意されたのでした。

御用命事項 :
ETC車載器追加、カーナビユニット移設、社外品DVDプレーヤー取付、ボディーコーティング


 ETCに関しては純正オプション用の取付スペースがあり、コネクターも裏までちゃんときてました。
 但し、システム適合品を敢えて選ばず、日産車にトヨタ製を設置。  それでも見た目違和感全くなし? (^_-)v
 穴のない所をゴーリゴリ削って精密に加工するというのは中々勇気が要るものです。 裏には特設ブラケット。

 カーナビユニットに関しては・・・ これはかなり四苦八苦してしまいました!
 というのも合計6個のコネクタが使われており、電源や入出力信号用に数十本もの配線が!!
 普通の電線を延長するのは簡単ですが、GPSとFM多重用の同軸ケーブルや丸型専用端子は厄介です。
 結果、元のコネクタが届く範囲での移設をさんざん試みるも、良い智恵浮ばず。。

 センターコンソール左側面に縦置きするというのが最有力候補だったのですが、動作保証出来ないと思い断念。
 残念ながら、素直に他の場所に社外品DVDを設置するのが穏当という結論に達したのでありました。 (ToT)

   

ALPINE DVD VIDEO/CD/MP3 PLAYER DVE-5207

リモコン受光ユニットはルームランプ部に設置。  ETCと同時作業だからこそ選べる場所かも。
赤外線方式は直接当らなければ反応しませんが、シフトレバーに反射させる作戦でどうぞ。(笑)

DVDプレーヤー本体は、悩んだ末に後席中央の収納式カップホルダーを取り外して設置。
前後スペースが数センチ足らず突出しますが、運転席から問題無くディスク交換可能です。
こちらは随分削る必要がありましたが、ご覧のように前方から見ると横幅ドンピシャ♪ (^-^)

まずまずの仕上がりでしょうか♪
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2006-05-21

スカートめくり? (爆)

テーマ:MY PETS♪
   

  上の画像は、我家の愛犬クーちゃん。  ♀ 、 27キロ 、 推定 2歳と4ヶ月。

  去年の記事を読み返してみると、この1年ほどで更に4キロも大きくなったようです。
  また心なしか毛足も伸びて、少しだけお姉さんぽくなったかも知れません。

  最近、少し気温が上がってきたので、ご覧の玄関、事務所入口階段踊り場スペースが
  クーちゃんの専らお気に入りの場所になっているようです。 少しでも寒いと嫌がりますが。 w

  右の方をじっと見つめているのは、近所の人と思われるおじさんが通っていったから。
  人が本当に大好きな犬で、きっとこの場所に陣取ってマンウォッチング気分でいるのでしょう。
  そして誰にでも尻尾を振ります。  ご飯以外には滅多に吠えないので番犬にはなりません。
  まぁ、看板娘、アイドル的存在なので、それはそれで全く問題はないのですが。。

  ただ、クーちゃんにはちょっと困った癖があるようです。

  普通の犬は鼻の周りは敏感なので上から触られるのを嫌うのですが、彼女は全く平気。
  いやむしろ長い鼻を器用に使い、摺り上げるような戯れ付き方をして人の注意を引きます。
  また一方、人間を自分と同族であると疑いなく思っているようで・・・・・
  犬同士がするのと全く同じように人の股間をクンクンしなければ気が済まない模様。

  これが合せ技になった時、場合によっては非常にまずいことになってしまうようです。。
  実は先日、奈良からプジョーのコーティングご依頼でお越し下さった御夫婦がおられまして。
  美しい奥様は、割りと短めのひらひらっとしたスカートを穿かれていたのであります!

  クーちゃんの行動は素早過ぎて、私は止めに入るタイミングを逸し、戸惑うばかりでありました。
  あたかもスカートめくり?! 真横で傍観する形になっていたこと、本当にごめんなさい。 (^^;;
  弊社へお越しの女性の方は、なるべくならスカートは避けられることをお勧めします。
本人は全く悪気はないのですが。。 (^_^;
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2006-05-17

ポイント式ディストリビュータ

テーマ:電装・カーアクセサリー


上の画像は、1977年 シトロエン CX2400 PALLAS 、後輪が半分覆われているのが印象的です。
  もうすぐ車歴30年を迎えようかというおクルマなのですが、外観には特に錆もなくまだまだピカピカ♪
  ですが日常の足として現役で使っておられるとのこと。  整備を含め余程手入れをされているのでしょうね。
  それもそのはず、親子孫三代で乗り継ぐ決心をしておられるのだそうです。  素晴らしい!

  そのような美談をお聞かせ願えたのも、長きに渡ってブログを書き続けてきたお陰でしょうか。
  実はこのシトロエンオーナーの方は、私のブログ更新を楽しみにして常々読んで下さっているそうで、
  近くにお住まいのこともあり、以前にも一度お立寄りになられ WAKO'S ESC を御購入頂いておりました。
  そしてこの度、時々エンストするとの御相談があり初めておクルマ拝見と相成った訳であります。

右の画像は、ディストリビュータの中身。
今回エンジン不調の最大の要因はここであろう
との直感を信じ、徹頭徹尾調べ尽くしました。

非常に古風なニ分割タイプのポイント点火式。
バキューム進角なしのメカニカルガバナのみ。

一番最後までポイント式のままだった4ナンバー貨物が
まだ頑張って駈け回っていたのは1980年代までのこと。
だから経験数15年未満の整備士にとっては、テスター
を用いずにギャップ間隙目視だけで一発ポイント調整!
などというのは、普通ならちょっと無理かも知れません。

しかし幸いなことに、弊社のお得意様の中には今でも
ポイント仕様の三菱ミニカ H14V にお乗りの方がおられ
6ヶ月毎にご入庫して下さるお陰により、私はまだ若輩
ですがそこそこの熟練度を得る事が出来たのです。

また、このような時に何よりもありがたいと思うのは、健全な視力を全く失っておらず物がよく見えるということでしょう。
今でも裸眼で両目 1.5 というのは・・・ こんなふうに生んでくれた両親に大感謝♪



さて、このタイプのディストリビュータの注意点を述べてみましょう。

A) ポイント関連のメンテナンス ( フルトラ化すると解消する項目 )
  接点の荒れ、当り具合、ギャップ ( ドエル角 ) 、グリス塗布量、取付の状態、配線・アース
  どれ一つ見逃すことなく注意深く観察し、適正な状態に管理する必要があります。

  中でも特筆事項はグリスに関して。  ポイント接点は油脂分を非常に嫌います!
  しかし整備士という稼業をしていると、判っていても極少量のグリス塗布では不安になります。
  結果ついつい塗りすぎてしまい、熱と遠心力によってディストリビュータ内がオイルまみれに。
  余分な古いグリスは全て拭取り 新品グリスを必要最小限だけ塗布 するのが正解でしょう。

  新品ポイントキットに添付されている専用グリスも、今となっては超貴重品かも知れませんね。
  私のキャディーの中には未開封のものがまだ残っているのですが、それもあと5袋のみ。。

B) 進角装置 ( フルトラ化しても解決出来ない項目 )
  固着およびガタがなく、円滑に作動するかどうか。  これは案外と盲点になり易いようです。
  メカニカルガバナは構造上グリスを必要とするのですが、それは前記A項に矛盾します。
  ですのでトラブルでも発生しない限り、通常のメンテナンスではまず注油作業は行いません。
  以上の理由から、この部分は固着や摩耗が起りやすい宿命にあるようにも思います。

  また、遠心力とバランスをとっているガバナスプリングの折損や衰損なども要注意。
  点火時期をモニターしながらエンジン回転数を変化させると、おおよそのことが見えてきます。

と、このような流れで手が届く範囲内で可能な限り、点検・清掃・修正・脱脂・注油・調整を行ったのでありますが・・・
既に大きな内部のガタが出来てしまっているようであり、アイドリングで点火時期が前後10度ほどもバラつきます。
これでは急激なアクセル操作をした時に非常に都合が悪いことになってしまうのですね!
私は今回、正規の点火時期を無視して最も調子の良い位置でセットしたのですが果してエンスト解消なるでしょうか。
もしダメならば、新品ディストリビュータの調達は相当難しいらしいので再び頭を悩ませることになりそうです。。

エアコン修理も御依頼下さったのですがそれは後日に!
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2006-05-15

燃料噴射ポンプ 車上整備 ( 2 )

テーマ:クルマ屋 奮闘中!


上の画像は、1996年 マツダ・ボンゴフレンディー SGLR 、ディーゼルエンジンの燃料噴射ポンプ。
軽油が漏れるとのことで一旦綺麗に洗浄し、テスト後に判明したのはちょっと厄介な箇所でした。

この噴射ポンプは 「分配型」 といい、各気筒用の高圧パイプが後端に集中するのが特徴です。
そして高圧パイプの中心には、プランジャーストロークを測ることで噴射時期を調整するための
サービスプラグが必ず設けられています。  ( 余談 : 分配型噴射ポンプの開発元はドイツBOSCH社 )

ところが一部のマツダ車のサービスプラグ土台部分は非常に特殊な形状で ( 三角おにぎり状 )
ゴム製Oリングを使ってシールされているのですが、ここから稀に漏れることがあるのです。
今回の軽油漏れもまさにそこだったのですがモンキーレンチでは決して緩まず難渋しました。。

通常、不用意に緩められては困る肝心部分のみ
特殊工具を要するなどの処置で注意を促します。

しかし部品図を調べた限りでは・・・
特に祟りは無さそうに思え、単にメーカーの意地悪?
いいえ、「規定トルク厳守」 とのお達しなのでしょう!

こういう事を関西弁でケッタクソ悪いと言います。
いまいましいの意。 だから万難排して奮闘調達!!

右の画像がその問題の おむすび型ソケット
出来ればこのような攻撃はやめて欲しぃ~~。
これは整備士共通の願いだと思うのですが。。 (^_^;

追記 :
このSSTが入手困難だからといって、お客さまにASSYオーバーホールの選択肢しか与えないというのは
少々恥ずべき行為と思われても仕方がありませんが、車上整備で噴射ポンプを修理するのも問題点多々あり。

1箇所のOリングから軽油が漏れ出したということは、他の個所も推して知るべしなのです!
過去記事 「 燃料噴射ポンプ 車上整備 ( 1 ) 」 の定番アッパーカバー部以外にも、漏れ出す可能性のある場所が
幾つもあったりするのですが、車上整備では100%交換してしまうことが不可能なのです。。

これは言い替えるならば、修理後に別の箇所からいつ漏れ出すか全く予測不能だということを意味します。
車上整備で済ませた場合、費用的には軽く7~8万円は安くなるものの、ギャンブル性が少なからずあるのです!
唯一、一例のみですが・・・ 車上整備後僅かに2週間で、痛恨の最深部から漏れ出したことがありました。。
とはいえこの10年の間、いきなり外注に出してフルオーバーホールする完璧コースの御依頼は皆無。 ww

皆様悩まれますが結局車上整備を選ばれます
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2006-05-13

走行10万キロ! ( 4 )

テーマ:職人気質
右の画像は、1996年 三菱レグナム EC5W
横置きV6ターボエンジン 6A13 ( DOHC )
走行10万キロで整備中の風景です。

タイミングチェーンならば交換不要で断然有利!
と考えそうなものですが、果たしてそうでしょうか。。
チェーン式の場合、ケース接合部からのオイル漏れ
が非常に多く、タイミングベルトよりも更に厄介です。
まぁ本格修理する事例は極端に少ないですが。
( 脱脂後、液体パッキン塗り塗り大作戦?! w )


このテーマは今回で4度目になります。
過去記事 走行10万キロ! ( 1 ) ( 2 ) ( 3 )

どれも御予算は大台に乗るものばかり!
これに対して、唯一タイミングベルト1本だけを
交換する見積りならば相当安くなるはずです。

御依頼主のお考え、受け手側の商売方針・・・
一体何を正解とするか、また別の問題があるようにも思います。 商売って難しいですねぇ。。

しかしそんな話しとは無関係に、直向きな姿勢を認めて下さる方は必ずおられると信じています。
このレグナムの御依頼主も、ブログ記事で私を気に入って下さった京都市山科区の方なのです♪

 左の画像は、タイミングベルト交換に付随して脱着した各パーツ。

 カムギヤ、クランクギヤを脱着してオイルシール交換。
 これをするかしないかで、作業時間に雲泥の差が出るのです。
 今回の事例では、2個のカムシールからオイルが滲んでいました。
 しかし他の3個のシャフトシールは非常に綺麗なものでした。

 このような場合、触らぬ神に祟りなしという噂もあるのですが・・・
 私はお客様の予算が許す限り必ず交換すると決めています。
 なぜならば、次のタイミングベルト交換までの約10万キロの間、
 絶対にオイルが漏れ出さないという保証はどこにもないからです!


しっかり圧入されたオイルシールを抜いて、新品シールをシャフトに対して垂直に打ち込むのは、
中々どうしてある程度の技量が要るのですが、これはまたの機会に記事にしたいと思います♪


上の画像は、取外したウォーターポンプの裏側。
アルミボディーや羽根車 ( インペラー ) はとても綺麗なものの、接合部は液体パッキン方式。

鋳鉄製シリンダーブロックの赤茶けた錆が転写されているのがお解りになりますでしょうか?
向って左端の部分が特にひどく、冷却水が漏れ出す一歩手前だったのだろうと推測いたします。
外見上はまだまだ大丈夫そうに見えたのですが、やはり無条件で交換するのが良いようです!

かなりの手間なのですが! (^_^;
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2006-05-11

DIAGNOSTICS

テーマ:工具等あれこれ


上の画像は、自動車用故障診断装置 : HITACHI Diagnostic Monitor "HDM-2000"

平成12年度排出ガス規制適合車には、国際標準化機構・ISO規格に合致するところの
OBDが備えられています。 ( OBD : On Board Diagnosis / 車載故障診断装置 )

 車載ECUと外部モニタとの接続方法は、SAE ( アメリカ自動車技術会 ) 規格であるJ1962コネクタが採用され、
 通信方式はほぼ共通化。  故障診断表示もメーカー問わず、ISO・SAE準拠4桁の世界統一コードに。
 以上のような流れであるために、日立製作所から汎用診断装置が発売されているのであります。

 但し、完全統一化されているのではなく、メーカーごとに独自性を打ち出しており、個別ソフトカートリッジが必要。
 それにより診断可能な車種メーカーは国内全メーカー及び米国ビッグ3のみ。  欧州車は不可?!ww
 日米同盟がこんな所に表れているようでとても興味深いですね。。 (爆)

 他にも日立製と同様の外部モニタは、
 デンソー製 ダイアグテスター DST-1 / DST-2 、 インターサポート製 ビークルモニタ VM-II
 などがあり、多少の使い勝手の違いはあるでしょうが、どれを使っても故障診断が可能です。



上記各機種では対応不能の欧州車についても、御心配には及びません。
オートランド製 ビーディス VeDiS-BU + 欧州車用カートリッジ + 変換ケーブル
これらを一式揃えることにより、ほぼ全ての主要な自動車メーカーを網羅出来るようになります。

実はこの度、弊社からクルマで5分の距離にある 「京都府自動車整備振興会 教育課」 にて、
前述5機種が合計7台に増設され、従来からの無料貸出制度をより一層拡充して下さいました。
これで他社貸出中で借りれないなどという心配は、まずしなくて済みます。  大感謝♪

裏技?として、各診断機には・・・・・
オシロスコープ機能があるので、これも密かに嬉しかったりします。 o(^-^)o
上のモニター画像は正常なO2センサー出力波形です♪
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