2009-03-11

介護と家族の心情について

テーマ:4世代同居の話

皆様こんにちは。

春の気配を感じる今日この頃、

いかがお過ごしでしょう?



我が家でも、進級の時期だからでしょうか?


ちょっとした変化が起こっています。




おばあちゃんが、


ついに


自分の入れ歯を






異物と判断するようになりました。





∑(゚∇゚|||)




これまでも、何度も

洗浄のために取り出した入れ歯を、

はめるのを嫌がることがあり、


その度に、なだめたり、説得をしたり、

大人2人がかりで、スキをついてはめてたり

していたのですが、


それも限界がきたようです。




家族で話し合った結果


「入れ歯はあきらめよう。」


って事になりました。




おばあちゃん、






入れ歯の卒業です。



ああ、季節感のある話ですねえ。


この決断は家族にとってけっこう

重いものとなりますよ。




だって、


入れ歯をやめるってことは、




食事の介助難度が上がる。


ってことですから。




とりあえず、

家族のご飯とは別に

お婆ちゃん専用のおかゆを用意

しなくてはなりません。


「おかずはどうしたらいいのかしら?

栄養バランスってどうするの?」


今日の夕飯はお刺身だ、揚げ物だ、

と、今まで気にせずに用意できていても、

お婆ちゃんの食事のことを考えると


「いや、やっぱ煮物にしちゃう?

おかずは刻んじゃう?」


と、お義母さんは頭が痛い様子です。




すると、我が家の頼れるティーチャー

訪問看護士のBさんが

アドバイスをくれましたよ。



「そんな、深刻に悩まずに、





歯茎でつぶせるアレとか、



利用したらいいわよ。」






歯茎でつぶせるアレ。




またまた、未知なる介護ワールドの



扉がギギギ~っと開きましたね。





その界隈では話題?のグルメな世界。



ちゃんとありましたよ。


おばあちゃんの好きな



けんちんうどんも。





しかし、




初めての世界のはずなのに、



初めてな気がしないのは


やっぱり




ついこないだまで息子がお世話になっていた






離乳食シリーズと、くりそつ


ラインナップのせい?




つ~か、



メーカーが同じなんですね。


なんか微妙な気分よ…。




左上の可愛いキャラマークが

キューピーちゃんに似てるようで、


じつは、


まったく違う方向に


いっちゃってる気がするのは気のせい?






こんな便利なグッズですが、


「でも、毎日のことでしょう?

費用のことを考えたら、

そこまで頼れないわよねえ…。」


と、義母は思案顔。


確かに、

どんどん成長する赤ちゃんのものなら、

「今の時期だけ」と割り切って、活用もしやすいですが


先の見えない介護生活の場合、

それ以外にもかかる費用もいろいろあるので、

贅沢品に感じてしまうのかもしれませんねえ…。




ぶっちゃけ、




介護はお金がかかります。



基本的にお家で介護をしていても



レンタルベッド代金、

ベッドにつける柵、器具レンタル代金、

床ずれ防止マットレンタル代金

車椅子のレンタル代金、

デイサービスの送迎、介護、入浴代金、昼食、

ショートステイ代金、

訪問看護士代金、薬代

紙おむつ代金、などなど



ありがた~い一割負担であっても、


その請求額は



月5~6万円



∑(゚∇゚|||)ワオ。




いくら、お婆ちゃんの年金から払っているとはいえ、

今まで無かった出費ですから

家族にとっちゃ痛いですよねえ。。。



でも、これらを省くということは

こちらの負担がモロに増えるとゆ~ことですから

そのバランスを見極めるのが難しいもんです。



入れ歯の卒業一つとってみても、

いろいろ奥が深いんだなあ~ザ・介護。



そして、


入れ歯をはずしたお婆ちゃんにとって、

もう一つ浮上した問題が。



それは…




人相がかわっちゃった。


ってこと。




なんてゆ~か、お口がいつも…







梅すっぱい人


みたいな?





この家に嫁にきて10年足らずの

私としては、ついつい



「う~ん…。


やっぱ似てるなあ。




くしゃおじさん…」



って感想が出ちゃうくらいの、

冷たいあっさり割り切りぶりですが、



長年一緒に暮らしてきた、

義父さんや義母さん、


ましてや、小さい頃から

可愛がってもらった主人にとって、

こんな風に、

お婆ちゃんの老いていく姿を

目の当たりにするのは、

さぞかし寂しい気がすることでしょう。




最近のおばあちゃんは、


名前だって思うように出てきません。


数十年も一緒に暮らしてきたのに、すっかり

どこかに名前がいっちゃった様子です。



そんなお婆ちゃんの姿をもどかしく思ったのか、

義父が、




「俺だよ、俺、


お婆ちゃん、わかるかい??」



と、自分のことを指差して

大声をはりあげたりします。




そうするとお婆ちゃんは顔をしかめて




「この人…





嫌い。(゚Д゚)




とだけ答えたりするのです。





息子としては、


あまりの返事に言葉もありません。




もはや、この人は誰か?って事じゃなく

お婆ちゃんにとっては、


声が大きくて低くて、嫌な感じ。

ってことだけが残ってしまったんですね。



まあ、もともと義父は

おばあちゃんが元気だった頃から

ケンカもよくしていたので、

こんなもんなのかもしれませんが…。



すると、


ここはやっぱり、俺の出番ではなかろうか?



そう思ったらしき、

お婆ちゃんにとってたった一人の孫、

主人がお婆ちゃんの前に、

ズイッと出てきましたよ。


そして、


優しい笑顔でお婆ちゃんに話しかけました。



「おばあちゃん。僕だよ。


わかる?」




すると、お婆ちゃんは表情を少し和らげて


ゆっくりと口を開きました。



「ああ…


ああ、久しぶりだねえ…。」



お婆ちゃんの言葉に、

主人の顔もパア~っと明るくなります。



「そうそう。


おばあちゃん、わかるんだねえ~。」

やはり、いくつになっても孫の力は

偉大なものなんでしょうか。



そして、


お婆ちゃんはこう続けました。




「久しぶり…


ええと…






16番。





∑(゚∇゚|||)





16番?



ば、番号??




呆然とする、主人に向かって

お婆ちゃんは何度もその番号を繰り返し、


そして、後は


何事もなかったように


口を閉ざしてしまいました。




(;´Д`)



もはや、せつないを通り越して…



なんつ~か…


家族一同






笑うしかない。


って感じ?




てなことで、大爆笑。



主人も、ここまできちゃうと


「いやあ、うちのお婆ちゃん、

やっぱ笑わせてくれるなあ。」


と、知人に笑い話として紹介するくらい。




せつないだの、なんだのって感情が

無いっていえばうそになりますが、


そこばかりに気持ちを残していても

仕方がありません。



なんせ介護は現在進行形。



私たちの意志とは関係なく、

状況はどんどん変化しているのです。



90年以上も前に赤ちゃんで生まれた

お婆ちゃんが、

また赤ちゃんに戻っていくってことは

ある意味人間として、自然なことで、

いつかは自分たちも通るであろう道ですから

あたふたしてもしょうがありません。


ありのままに受け入れるしかないですよね。



そんな、


おおらかな気持ちになりながらも


たまには




ペットボトルのコーラを



フタがついたまま


口でモゴモゴさせているお婆ちゃんを

発見して、





「おばあちゃん(^^)








ボケもたいがいに


せえよ!



と、ついつっこまずにはおれない、


家族一同でございます。











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