tobiのブログ

 フリーランスの編集者兼ライターです。
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 下記の仲間。 

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【17】 

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1950899196&owner_id=5019671 


mixi日記2016年10月20日から 


 テーマサイトは下記。 

【石原さとみの「校閲ガール」を校閲 「ウチなら不採用」】全文は末尾に。 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161020-00513657-shincho-ent 


 なんなんだろ。この記事は……(泣)。 

「おもむろに」を誤用する人がいるって話は聞いたことがあった。 

 元々話題になっていたのは「やおら」。 

 これが「急に」の意味に誤用されることが多いことは昔から言われていた。 

http://dic.search.yahoo.co.jp/search;_ylt=A2RivcnHKQhYgBkAoDdUmfd7?p=%E3%82%84%E3%81%8A%E3%82%89&stype=prefix&aq=-1&oq=&ei=UTF-8 

==============引用開始 

デジタル大辞泉の解説 

やおら〔やをら〕 


[副] 

1 ゆっくりと動作を起こすさま。おもむろに。「―立ち上がる」 

2 静かに。そっと。 

「姫君、御硯(すずり)を―引き寄せて」〈源・橋姫〉 

[補説]文化庁が発表した平成18年度「国語に関する世論調査」では、「彼はやおら立ち上がった」を、本来の意味とされる「ゆっくりと」で使う人が40.5パーセント、本来の意味ではない「急に、いきなり」で使う人が43.7パーセントと、逆転した結果が出ている。 

==============引用終了 


〈本来の意味とされる「ゆっくりと」で使う人が40.5パーセント〉はかなり怪しい。「国語に関する世論調査」の数値はどうもあやちい。知らない言葉だったのでヤマカンで答えた人が相当いるのでは。選択式ではなく、記述式にしたら違った結果が出るのでは。当方は言葉関係の本で知るまでは「急に、いきなり」の意味だと考えていた。 

 おそらく、言葉の響きか「やにわに」との混同なんだろう。だって、「ゆっくりと」に比べると「やおら」って焦ってる感じがない? おりませんかそうですか。 

 ただ、自分でどういう意味で使うかと言うと、話は別。こんな言葉は使わない。目にしたのは、言葉関係の本を別にしたら、ないのでは。なんだか時代劇のイメージさえある。 

 で、「やおら」の話を読んでいると、近年は「おもむろに」を「急に、いきなり」に使うほぼ真逆(←オイ!)の現象があると書いてあった。そんなヤツはいないだろう……と思っていたが、いるのね。しかも記者が。これが実話なら、校閲室でお笑い草(死語か?)になっている(はず)。 


 ビックリしたのは、〈前クールに放映された、全てのドラマの平均視聴率を上回っています〉って記述。 

 この日テレ関係者はバカ? そうでなければ相当の知能犯。 

 ドラマの視聴率は、初回と最終回は「平均」を上回るのが一般的だから、そういうことがあっても不思議ではない。 

 まぁ、前クールは悲惨だったから……と調べてみた。 

http://artv.info/ar1607-max.html 

 そうか前クールの初回の最高値は『家売る女』の12.4%だから。買っている(「売買」つながりか?)。 

 でもさぁ。フツーは今クールで比較するのでは。 

http://artv.info/ar1610-max.html 

 そうするとさぁ。もはやお化けコンテンツになりつつある『ドクターX』が20.4%。『IQ246』が13.1%だから3位なのよ。それを隠して〈前クールに放映された、全てのドラマの平均視聴率を上回っています〉ってのはどうなんだろう。 

 全米No.1の映画が何作ある、って話に近い。 


 で、少しだけ本題について書くと……。 

「校閲」の適正が何かと言うと、大きく分けて2つあるのでは。 

 1つは、根気? これはたしか第1話で校閲部の部長役の岸谷五朗がふれていた。一応ここはクリアしていことにしよう。 

 もう1つがもっと重要で、やはり言葉に関する知識(「興味」と言うべきだろうか)。あのヒロインにはこれがないよね。それは無理じゃないかな。 

 ドラマだから許されるのかな。実は中学くらいまではバキバキの文学少女で……くらいの設定は欲しい。 



【ネタ元】デイリー新潮 

【石原さとみの「校閲ガール」を校閲 「ウチなら不採用」】 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161020-00513657-shincho-ent 

==============引用開始 

デイリー新潮 10月20日(木)5時56分配信 


 石原さとみ(29)主演の新作ドラマが高視聴率を叩き出し、おもむろに巻き起こった“校閲”ブーム。と、書いたところで小誌(「週刊新潮」)の校閲担当者から指摘が入った。〈「おもむろに」は、「不意に」や「急に」ではなく、「ゆっくりと」の意味です〉。……失礼しました。かくも厳格な言葉のプロにドラマを校閲してもらうと――。 


 *** 


 そもそも、出版社における校閲部とは、原稿の誤字脱字はもちろん、時に文章の矛盾点まで洗い出す職人集団のことだ。もっとも、作品のクオリティを支える重要な部署ながら、黒子のイメージが強いのも事実。 


 にもかかわらず、今月5日にスタートした「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」(日テレ系)は、予想外のド派手なスタートを切った。日テレ関係者も、うれしい悲鳴を上げる。 


「まさか初回に12・9%の高視聴率をマークするとは考えていなかった。何しろ、前クールに放映された、全てのドラマの平均視聴率を上回っていますからね。日テレの“水曜22時”枠は、北川景子の『家売るオンナ』といった、女性主人公の職業モノで支持を集めてきました。とはいえ、馴染みの薄い校閲がテーマのドラマでこの数字は驚く他ない」 


 今回のドラマで石原は、ファッション誌の編集者を希望して出版社に入ったものの、なぜか校閲部に配属されてしまうヒロインを演じている。編集者を「このタコ!」と叱り飛ばす、勝ち気なキャラクターが人気の一因だそうだが、 


「校閲は、原稿の最初の1文字から最後の1文字まで同じテンションで読むことが何よりも大事です。石原さんが演じるキャラクターは落ち着きに欠けるし、編集者になりたいと公言しているので、うちの校閲職では採らないと思います」 


 と苦笑するのは、小社(新潮社)の飯島秀一校閲部長である。 


■記憶力頼みはミスの元 

 手前味噌で恐縮だが、新潮社の校閲部と言えば、出版業界では“超一流”として知られた存在。ドラマの放映に際しても、新聞社やテレビ局からの取材依頼が殺到した。 


 そんなプロ集団を率いる飯島氏に“不採用”を通告されたヒロインだが、ドラマには10年以上前のファッション誌の内容を諳んじるシーンがある。この記憶力は校閲向きではないのか。 


「中途半端に記憶力が良いと、原稿を読み流してしまうので却って怖い。たとえば、徳川の6代将軍が誰かなど、自分が“知っている”と思ってしまう部分は間違えがちなのです」 


 一方、校閲担当者が小説に登場する家の模型を作って、ストーリーの誤りを指摘するシーンについては、 


「さすがに模型を作ることはないですが、見取り図は大半の人が描きます。また、小説で描写される風景を確認するために、現地を訪れることも現実にはまずありません。地図を広げれば、等高線から“この位置だと対象物が見えない”と判断できるし、一方通行を避けるルートも調べられます。最近は、グーグルストリートビューを参考にすることも多いですね」 


 他にも、 


「ドラマで指摘された“満天の星空”は、“一番最初”と同じく意味が重複します。ただ、本来の意味を飛び越えた強調の表現とも取れる。ら抜き言葉を含め、頭から全てを間違いとするのはどうかな、と思います」 


 視聴率は合格点でも校閲のプロの採点は厳しかった。 


ワイド特集「君の名は」より 


「週刊新潮」2016年10月20日号 掲載 

==============引用終了


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