tobiのブログ

 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。


テーマ:

 下記の仲間。 

日本語アレコレの索引(日々増殖中) 

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html 


 テーマサイトは下記。よくわからない展開になっているので、手を引くのが正解だろうな。 

【「いただき」乱用について 相手(自分以外)の行為のことをいうのに、「~ください」「くださり」……】 

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9303949.html 

 さらには下記に飛び火した。 

【失礼な敬語の例文 ?】 

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9318338.html 

 リンク先のサイトはやたらといろいろ並んでるけど、誰が書いているんだろう。 

 相当、危ういよ。よくある敬語のトンデモサイトじゃないのかね。 


 テーマサイトというわけではないが、↑で「ご来店いただく」のような「尊敬語」+「謙譲語」の例がないかというコメントがあり、考えてみた。 

 とりあえずネット検索してみようと思ったが、これが検索しにくい(泣)。 

「謙譲語 尊敬語」で検索すると、一般的な敬語のサイトのほとんどがヒットする(そりゃそうだ)。 

「謙譲語 尊敬語 組み合わせ」でも、ほとんど事情はかわらない。 

「謙譲語 尊敬語 おられる」でもダメ。 

「謙譲語 尊敬語 混用」だとちょっとマシになった。 

 一般には謙譲語と尊敬語の混用は典型的な誤用とされるので、そのテの話が多い。 


 まず注目すべきは下記かな。 

【1】【敬語マスター 編 特殊な敬語表現】 

http://homepage3.nifty.com/bunpou/keigotoku1.htm 

 この指摘もよく見聞する。基本的には古語の世界だと思う。 


【2】ご存じ/ご確認してくださる 

【「ごぞんじ」は、謙譲語と尊敬語の混在する誤用?】 

http://dora0.blog115.fc2.com/blog-entry-76.html 


 当方が思いついたのは、「(~て)おられる」「お/ご○○してください」「お/ご○○していただく」。 

 順番に見ていこうか。基本的には敬語連結だと思うが、そうではないものから。 


■(~て)おられる 

 謙譲語の「おる」+尊敬語「(ら)れる」の組み合わせと考えるなら、「尊敬語」+「謙譲語」になる。 

 これは下記で見るような「敬語連結」(別の動詞を助詞の「て」でつなぐ形)ではない。あえて言えば「二重敬語」に近いけど、違う種類の敬語の組み合わせは、通常「二重敬語」とはしない。ただ、「(~て)おられる」は「間違い」ではないけど、おすすめはできない。あえて方言らしさを出すためや、ジジくささを出すためならとめはしない。 

【「おられる」「~ておられる」という言葉を使いますか?】 

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9154673.html 


■ご存じ 

 ↑の【2】の話。 

 これに関しては、『続弾! 問題な日本語』の記述を信じることにする。〈「存じ」は謙譲語だが、「ご」を付けて全体で尊敬語に転用したもの〉か。ちょっと異論もあるが、メンドーなのでパス。 

【ネットが広めた誤用……etc.2──「ご存じのとおり」か「ご存知のとおり」か】 

http://ameblo.jp/kuroracco/entry-11799602654.html 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 

==============引用開始 

「ご存知」vs.「ご存じ」、どっち? 


動 詞「存ずる」の連用形「存じ」の上に接頭語「ご」を付けたもので、「ご存じ」が正しい。「存じ」は謙譲語だが、「ご」を付けて全体で尊敬語に転用したもの である。一般には「存知」と書かれることも多いが、当て字。ただ、心得えている、という意味の「存知(ぞんち・ぞんぢ)」という語も中世から使われてお り、それと混同したものと見られる。(小)(p.94) 

==============引用終了 

読書感想文/『続弾! 問題な日本語 』(北原保雄編/大修館書店/2005年11月3日初版第1刷発行)【1】~【3】 

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1717.html 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 


■お/ご○○してください 

 これに関しては、『敬語再入門』のP.96に〈47 聞手を低めていい場合/二方面敬語〉って項目がある。 

 聞き手やしかるべき第三者を主語にして謙譲語を使うのは誤用。これは大原則。 

 ところが、下記のような場合は例外になる。 

【「ご説明していただく」「ご説明をしていただく」Yahoo!知恵袋】 

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2486.html 


■お/ご○○していただく 

 これがさらにわからない。 

 ↑の「お/ご○○してください」と同様に考え、リンク先の下記から例文をもってくる。あまり認めたくないけど「ください」は聞き手に対する尊敬語と考えるのが一般的。 

235)【「お○○してください」「ご○○してください」「お~してください」「ご~してください」☆日本語教師☆】玉石混交 

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1332.html 

==============引用開始 

不自然でない「お○○してください」の例を思いついた。 

 女将(上司)が仲居(部下)に言う。 

「お客様にお願いしてください」 

 これは、 

・お願いする…話者と聞き手の「客」に対する謙譲 

・してください…話者の聞き手に対するお願いまたは命令 

 の形になっている。 

==============引用終了 


 これが「お客様にお願いしていただけますか」だとどうなるか。 

・お願いする…話者と聞き手の「客」に対する謙譲 

・いただけますか…話者の聞き手に対する謙譲 

 ということなんだろう。 

 ただ……。この「いただけますか」は「~してもらっていいですか」に近いにおいがする。依頼の皮をかぶった命令だろうな。 

 対象を考えるとこれも二方面敬語。謙譲語+謙譲語だけど、対象が違う。いずれにしても本題には関係ないからこれ以上は踏み込まない。 


 ちなみに『敬語再入門』のP.149には「お(さし)あげになる」なんて二方面敬語も紹介されている。謙譲語+尊敬語になっている。これもレアケースだろうな。

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