tobiのブログ

 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。


テーマ:

 下記の仲間。 

日本語アレコレの索引(日々増殖中) 

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html 



mixi日記2016年月日から 


 テーマトピは下記。 

【誤りやすい語句】 

http://mixi.jp/view_bbs_comment.pl?comment_number=10&community_id=125916&bbs_id=80129957 

==============引用開始 

【百歩譲って】 

→「一歩譲って」 

大袈裟だけどうまいこと言うなあ、大譲歩したつもりなんだろうなあ、と思っていたらいつの間にか多数派少数派が逆転していて、今じゃあ『一歩譲って』の方こそ誤用と言い出す人まで現れてもう泣きそう。 

と思っていたら信じていたの(後略) 

==============引用終了 


 そうかあ。考えたこともなかった。 

 まず「百歩譲って」の意味。 

https://kotobank.jp/word/%E7%99%BE%E6%AD%A9%E8%AD%B2%E3%81%A3%E3%81%A6-368509#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88 

==============引用開始 

大辞林 第三版の解説 

ひゃっぽゆずっても【百歩譲って】 


相手の主張を大幅に認めるにしても。 

==============引用終了 


 ふーむ。「譲って」と書いて「ゆずっても」と読むのか。近年の日本語は、辞書を見ても奥が深い。 

 これは前にどこかで書いたが、覚えていない(泣)。 

「百歩譲って」の意味は、↑のとおり「相手の主張を大幅に認めるにしても」でよいのかもしれない。ただ、これはホントに素直に譲る気があるときには使わない気がする。 

 言いかえるとすると、「たとえ」で、後ろに「~しても」の含意がある(明文化されていることも多い)。ここまでは譲ってやってもいいけど、それ以上はダメ、ってニュアンスでは。まあ、「百歩」自体が誇張(ちいさい「誇張」だな)表現だしなぁ。 

 自分の使用例を検索してみた。 

http://1311racco.blog75.fc2.com/?q=%E7%99%BE%E6%AD%A9&charset=utf-8 

 ほとんどが「五十歩百歩」で、「百歩譲」は下記あたりがわかりやすいかも。 

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-44.html 

〈百歩譲って「重言」であったとしても「誤用」ではない〉 

 やはり言いたいのは〈「誤用」ではない〉の部分だろう。 


 で、本題。 

「百歩」は「一歩」から生まれた誇張表現か否か。 

 これは言葉の神様でなければわからないのでは。 

 これに「五十歩百歩」をからめると、何が鶏やら卵やら。 

 百歩譲って語源は一緒だとしても(興味がないのがバレバレ)、現代での使われ方は大きく違う。まったく違う言葉、って印象さえある。 


「一歩譲って」だと慣用句ではなく、そのまんま。「一歩引いて」くらいの意味だろう。 

「年長者は、後輩に一歩譲って、成長を見守る気持ちが必要」のような用法が浮かぶ。この場合「半歩」でもほぼ同義では。 

 一方で「両者一歩も譲らず」なんて使い方もある。 

 この場合は「退かず」かな。 

 昔聞いた、「三歩下がって、師のハゲに飛び蹴り」ってネタが好き。(←オイ!) 



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