tobiのブログ

 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。


テーマ:
 下記の仲間。 
日本語アレコレの索引(日々増殖中) 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-306.html 


mixi日記2016年月日から 

 直接的には下記の続き。 
【人称と接尾語のラの関係 辞書】 
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12158222469.html 

『記者ハンドブック』つながりがち下記の続き。 
【表記の話25────組みする 与する 組みしやすい 与しやすい】辞書 記者ハンドブック 
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12169013017.html 

 元々の発端(重言?)は下記。こういうのをメモしておかないと、すぐに行方不明になる。FBのコミュ?はトピ一覧がないからなぁ。管理人が自力でつくるしかないのかなぁ。 
https://www.facebook.com/akira.takahashi.14/posts/1174122649278141 
 そこから派生したのが下記。 
https://www.facebook.com/groups/honyaku/permalink/858648374245460/ 


「これら」「それら」はフツーに使っていいいのか悪いのか。
 こういう問題を考えるのはけっこうむずかしい。
 個人的にはあまり使いたくないけど、使う人は使う。それだけのことだろう。Xにする論理的な理由はないだろうな。
 最近出た『記者ハンドブック』(13版)の下記の記述は参考になる。●常用漢字表外の音訓を表わす。
==============引用開始
ら (等●)→ら 彼ら、これら、われら、○○さんら
〔注〕人や代名詞にだけ使う。人の場合、丁寧な表現に「○○さんをはじめ」がある。
==============引用終了

 辞書の記述の傾向をおおざっぱにまとめると、「こう使っても間違いではない」という目安だと思う。一方、こちらは実践的なハンドブックだから、この記述は貴重だと思う。
 ただ……簡潔と言えば簡潔だけど、相当言葉足らず。ハンドブックはそういうことをグタグタ解説するものではない、と言われたらそれっきりになるけど(泣)。
「代名詞」には使う。つまり、「これら」「それら」が使えない理由はない。
 問題は「人」が何を示しているか。「○○さんら」のことだろうか。
「彼ら」「われら」の場合は「人称代名詞」とか言うはず。

 個人的には、人称代名詞につく「僕ら」「彼ら」はフツーに使う。
「○○さんら」は使わない。「○○さんたち」あたりだろうか。
「要人ら」「警官ら」なんて使うのは新聞くらいって気がする。「要人と○○」と書きなさいよ。
「○○さんをはじめ」が丁寧な表現になる理由は不明。何を根拠にこんなホニャララなことを書くのかは知らない。
 おそらく「○○さんをはじめ」はニュートラル。「さん」がつくから丁寧とか言ってもダメ。「○○さんら」だって「さん」がついている。
「さん」をつけずに「○○をはじめ」と使うこともできる。要するに、なんとなく蔑視のニュアンスがある「○○ら」に比べれば丁寧ってことだろう。
 少しよけいなことを書くと、「○○さんを筆頭に」だとよいことが多い気がするので丁寧度が上がる。

 ふと気になって『記者ハンドブック』の12版(2010年刊)を見て可愛らしく小首を傾げる。(←オイ!)
==============引用開始
ら (等●)→ら 彼ら、われら、○○さんら
〔注〕人については一般に「ら」を使うが、より丁寧に言うときは「○○さん(を)はじめ」などとする。
==============引用終了
 
 ウーム。
「これら」はこの数年の間に急に使われるようになったのか?
 どちらかと言うと、「これら」「それら」が抜けていることに気づいたのでは。
 それにしても、この当時から〈より丁寧に言うときは「○○さん(を)はじめ」などとする〉と書いてあるのね。
 そうか「より」もOKなのか(笑)。
 あのさ。詐欺グループが逮捕されたときに「主犯の○○をはじめ~」と書けば、〈より丁寧〉なのか? 「さん」がないとダメなら「さん」を付けようか。
「新郎の○○さんをはじめ」って〈より丁寧〉なのか?
〈より丁寧〉ってことは「新郎の○○さんら」も〈丁寧〉なのか。勘弁して。
「新郎の○○さんら」とはまず言わないのでは。やはり「ら」にはヤナ感じがある。
「運転していた○○さんら5名が死亡」……こんな書き方をするのは新聞だけなのでは……。

 勢いで第6版(1990年刊)を見る。
==============引用開始
ら (等●)→ら 彼ら
==============引用終了

 こうやって違う版を見比べるとやはりおもしろいが、普段はこういうことは極力しない。
 多くの辞書を見比べるのもできるだけ避ける。
 労力が大きい割には得るものが少ない。よほどうまく書かないと、何が書きたいかわからなくなる。読む人はすんごく疲れる。
 そういうのは、そういうのが好きな人にまかせる。(←オイ!)






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