tobiのブログ

 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。


テーマ:

 ウーン。電波は下記だけで十分なんだけど、またよくわからないキャラが……。 

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1946407703&owner_id=5019671 


http://mixi.jp/view(略) 

==============引用開始 

『凄く』と『とても』の使い方を、以前どこかのサイトで読みましたので、書かせていただきます。 


『凄く』は驚く出来事や悪い出来事の時に使うそうです。 

例としては、『凄く残念な話なのですが、~』『凄く申し訳無いのですが、~』 


一方、 


『とても』は嬉しい出来事などの良い出来事の時に使うそうです。 

例→『とても嬉しいです』『とても喜びます(ました)』 

==============引用終了 


「以前どこかのサイト」で読んだだけのいい加減な話を、曖昧な記憶だけで垂れ流すのはやめてもらえないかな。 

「垂れ流す」が言いすぎなら「拡大再生産」でも「ウノミ」でも「デマ」でもなんでもいいけど。 

 そのなんの根拠もなさそうなデタラメに対して、どう感じて紹介しているの? 

 まぁ、賛成なんだろうね。感心したのかもしれない。だからまことしやかに紹介しているんだよね。 

 少しは調べたのかな。根拠のない説を、検証もせずに紹介するのは、やはり「垂れ流す」としか言いようがない。 

https://kotobank.jp/word/%E5%87%84%E3%81%84-541501#E3.83.87.E3.82.B8.E3.82.BF.E3.83.AB.E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.B3.89 

==============引用開始 

デジタル大辞泉の解説 

すご・い【▽凄い】 


[形][文]すご・し[ク] 

1 ぞっとするほど恐ろしい。非常に気味が悪い。「―・い目でにらむ」 

2 びっくりするほど程度がはなはだしい。大層なものだ。「―・い人気」 

3 (連用形を副詞的に用いて)程度のはなはだしいことを表す。「―・く寒い」「―・くおもしろい」 

[派生]すごさ[名]すごみ[名] 

[用法]すごい・ひどい――「すごい(ひどい)嵐」「すごい(ひどい)寒さ」「すごく(ひどく)速い」など、はなはだしいの意では相通じて用いられる。◇「すごい」は俗語的な言い方で、「すごく険しい」「すごくおいしい」「すごく悪い点数」など副詞的に幅広く用いられる。また「すごい評判だ」「すごいあばら家」などプラス、マイナス両面の評価に使う。◇「ひどい」は「ひどい人」「ひどい仕打ち」「ひどいことを言う」のように、マイナス評価について用いられる。◇俗に連体形を副詞的に用いて「すごいおもしろい人だ」のような言い方もある。 

==============引用終了 


 ちなみに、〈「すごい」は俗語的な言い方〉ってどういう意味で使っているのだろう。この記述は2通りにとれなくはない。 

1)〈「すごい」は俗語的な言い方〉で、かつ〈「すごく険しい」「すごくおいしい」「すごく悪い点数」など副詞的に幅広く用いられる〉 

2)「すごい」は〈俗語的な言い方で、「すごく険しい」「すごくおいしい」「すごく悪い点数」など副詞的に幅広く用いられる〉 

 1)なら、「すごい」の段階で俗語的な言い方。2)なら、「すごい」は俗語的ではなく、俗語的なのは〈すごく〉。1)と考えるのが素直だとは思うけど、2)の可能性もなくはない。辞書にこういう記述をされると困る。 

 たしかに、「すごく」は俗語っぽく思えなくはない。もしかすると「すごい」も俗語っぽいのかもしれない。でもそんなこと言われてもなあ。このテのことは根拠を示すのがむずかしい(はず)。まぁいいか。「俗語的」ってことは、「俗語」ではないんだから問題はないだろう。 

 歴史的なことを考えるといろいろあるのかもしれないが、現代では、「すごく」だって〈幅広く用いられる〉。それよりもまともな言葉っぽい「すごい」も、当然、〈幅広く用いられる〉。 

〈また「すごい評判だ」「すごいあばら家」などプラス、マイナス両面の評価に使う〉って、この書き方だと、か「すごく」は〈両面の評価〉には使わないのかな。なんだか記述がグチャグチャ。〈プラス、マイナス両面の評価に使う〉のは、「すごい」にも「すごく」にもあてはまるよね。 


「とても」も、辞書で見る限り、プラスでもマイナスでも使える。 

https://kotobank.jp/word/%E8%BF%9A%E3%82%82-584164#E5.A4.A7.E8.BE.9E.E6.9E.97.20.E7.AC.AC.E4.B8.89.E7.89.88 

==============引用開始 

デジタル大辞泉の解説 

とて‐も【×迚も】 


[副]《「とてもかくても」の略》 

1 (あとに打消しの表現を伴って用いる)どのようにしても実現しない気持ちを表す。どうしても。とうてい。「―食べられない量」「―無理な相談」 

2 程度のはなはだしいさま。非常に。たいへん。とっても。「空が―きれいだ」 

3 結局は否定的な結果になるという投げやりな気持ちを表す。どうせ。しょせん。 

4 よりよい内容を望む気持ちを表す。どうせ…なら。 

[補説]「迚」は国字。 

「―お留守だろうと思ったんですけどね」〈里見・多情仏心〉 

「―、地獄は一定すみかぞかし」〈歎異抄〉 

「―我をあはれみ給ふ上は」〈仮・伊曽保・上〉 

==============引用終了 


 こちらは歴史的なことを言うと、昔は「あとに打消しの表現を伴って用いる」ものだったらしい。芥川龍之介が『澄江堂雑記』の中で書いている。 

【「全然」「まったく」「とても」知恵袋〈1〉】 

http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12031030297.html 


 そうは言っても、現代ではプラスでもマイナスでも使えるし、打ち消しの表現を伴わない形もアリ。 


「すごい」と「すごく」の話は、深入りするととんでもないことになる(泣)。 

【すごい すごく すごい+用言〈1〉~〈4〉】 

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3363.html

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