tobiのブログ

 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。


テーマ:

 下記の仲間。 

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【16】 

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1945401266&owner_id=5019671 


mixi日記2016年01月09日から。 


309)【「~のか」「~か」「行く?」「行くの?」「~の?」】日本語教師 

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1596795250&owner_id=5019671 


 テーマトピは下記。 

【「違うかもしれない」「違うのかもしれない」】 

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=79218938&comment_count=23&comm_id=1243991 

==============引用開始 

表題のとおりですが、 

「違うかもしれない」と「違うのかもしれない」の違いについてご意見を聞きたく投稿しました。 

この「の」は何を表しているのでしょうか。 


『ニューアプローチ中級日本語 基礎編』という教科書の本文 (p.30)最後に、 

「でも、彼の話を聞いて、公共の場所についての考え方が国によって違うのかもしれないと思いました。」とあります。 


本文だけなら、そのまま読み流しそうですが(教科書にこの「の」の説明はありません)、 

付属の文型練習帳に、しれっとこの「の」を選ばせる問題があるのです。 

だいぶ前に、この教科書の著者のHPに問い合わせたのですが、返事がきません。 

==============引用終了 


 質問の段階では、「の」の働きは限定できない。 

1)いわゆる「のだ」の変形 

2)「物」の意味の準体助詞 


 ただ、2)準体助詞であることをハッキリさせるいい例文が思いつかない(泣)。 

 以下、おそるおそる……。 

「AとBは同じ製品かと思ったが、違うのかもしれない」 

 1)とまぎらわしいかもしれないが、この「の」は「物」に書きかえられる。「同じの」あたりと同じ。「もっと安いのはありませんか」の「の」と同じと言えばわかるだろうか。 

 さらに話がややこしいのは……。 

「のだ」は、「準体助詞」の「の」に断定の助詞の「だ」がついたもの。 

 だからどっちに転んでも「準体助詞」になる。だから同じようなもん、と言われたら「そうですね」と言うしかない。 


 実際の例文は下記らしい。 

==============引用開始 

でも、彼の話を聞いて、公共の場所についての考え方が国によって違うのかもしれないと思いました。 

==============引用終了 

 これは明らかに〈1)いわゆる「のだ」の変形〉だろう。 

 ここで「のだ」の話を書くのなら、論文を多数読まなければならない。そんな趣味はない。(←オイ!) 


 しかしなんと言うか、この「の」は変幻自在だね。 

 〈1〉のときに出てきた〈~に行くのか?〉も準体助詞でいいのかもしれない。個人的には、これは終助詞だと考えたい。これは〈1〉に書いたとおり。 

「行く」に「の」をつけて、さらに「か」をつけた形。 

「行くのだろうか」なら「のだ」の推量形だろう。 

「行くのかもしれない」だと……やはり「のだ」かな。 

「行くのかどうかはわからない」だと……終助詞じゃないのかね。 


 もうひとつの問題。 

「違う(の)かもしれない」 

 の「の」の有無の違い。 

 これがまたわからない。 

 トピのコメント[12]の解説でいいのかもしれない。 

==============引用開始 

これは、<説明の「の」>ということで説明できると思います。 


例1 

A:彼女、まだ独身かなぁ? 

B:いや、もう結婚している{×の}かも知れませんよ。 


C:彼女、いくら食事に誘っても「うん」と言ってくれないんだけど。 

D:じゃあ、もう結婚している{の}かも知れませんよ。 


例2 

A:彼女、1時ごろに出かけたけど、もう向こうに着いているかな? 

B:今日は渋滞してるから、まだ着いてない{×の}かもしれませんよ。 


C:彼女、向こうに着いたら連絡するって言ってたけど、電話あった? 

D:いいえ、まだありません。まだ着いてない{の}かもしれません 


つまり、 

「Xかもしれません」は、単に<Xという事態に対する推測を述べる表現>であるが、 

「Xのかも知れません」は、<Aという事態に対する理由の推測(つまり「説明」)を述べる表現>である、 

とは言えないでしょうか? 

==============引用終了 


 ただ、例2はよくわかるけど、例1はどちらも「の」があってもなくてもおかしくない気がする。 

 これは接続の違いかもしれない。 

 例2は形容詞についている。 

 例1は動詞についている。 

 そんなことが言える(の)だろうか。 

 ↑もあってもなくてもOKのような。 

 これが「おもしろいのだろうか」だと。「おもしろいだろうか」でなければならない文脈がある(の)だろうか。「~かもしれません」と「~だろうか」の違いがどの程度影響しているのかは不明。 

  

 個人的に、悩んだことがある。 

 たいていつけている。ナシだとなんか落ち着かない。考えだすとわからなくなるので、ほぼ機械的につけている気がする。そう考えると、例2もわからなくなってきた……(泣)。 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

kuroraccoさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。