tobiのブログ

 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。


テーマ:

 下記の仲間。 

日本語アレコレの索引(日々増殖中)【16】 

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1945401266&owner_id=5019671 


mixi日記2011年03月日から 


 直接的には下記の続きだろうな。 

400)【「できる」「得意」「上手(じょうず)」「うまい」──ほめ言葉の迷宮 日本語】〈1〉〈2〉 

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-1805.html 

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1736896154&owner_id=5019671 

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1609878393&owner_id=5019671 


 下記も少しは関係するかも 

1355)【抜群 圧倒的 ずば抜けてetc.……──ほめ言葉の迷宮〈3〉】 

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3229.html 

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1939158898&owner_id=5019671 


1328)【「得意」と「上手(じょうず)」の使い分け〈2〉】 

http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-3203.html 

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1937882756&owner_id=5019671 


 テーマサイトは下記。 

【上手だ、下手だ、得意だ、苦手だ】 

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9142997.html 

==============引用開始 

タイトルにある4つの言葉について 

それらの違いを、外国人に解説する方法が見つかりません。 


主観的か客観的か? 

一人称に使えるか使えないか? 

など、文法的な解釈はあると思いますが、 


「私は数学が ×下手だ ○苦手だ」 

「私は日本語が ○下手だ ○苦手だ」 


についてはどうしても説明できません 

==============引用終了 


 以前書いたことがとっちらかっている気がするんで、少し整理して書いておく(煩雑なので「だ」は省略する)。 

●「上手(じょうず)」「下手(へた)」は客観で、「得意」「苦手」は主観──そんなホニャララな 

 質問者が〈主観的か客観的か?〉と書いているのは、〝例の〟論理だろう。〈一人称に使えるか使えないか〉もほぼ同じこと。 

「上手」⇔「下手」、「得意」⇔「苦手」がそれぞれ反対語になっているという前提で書く。厳密に言うと違う場合もありそうだが、それを言い出すとキリがなくなる。 

 世間では〈「上手」「下手」は客観で、「得意」「苦手」は主観〉という説が根強い。 

「得意」「苦手」は主観だから自分のことにも使える……らしい。 

 そういう考え方でもいいと思う。とくに外国人や日本語の初心者に教えるなら、それでもいいと思う。そのほうが類似の資料もたくさんあるから、教えやすいだろう。 

 しかし、当方は違うと考えている。もしそれが本当なら、自分のことに「上手」「下手」は使えず、他者のことに「得意」「苦手」は使えなくなる。そんなことはない。 

「羽生選手が{得意/苦手}のジャンプで失敗した」

「私は話すのが下手なのが悩みです」

 どちらもアリだろう。主観/客観にこだわっていると、このあたりが説明できない。

 このあたりは、〈1〉〈2〉に書いた。〈ほめ言葉を自分に使うとおかしいけど、「得意」は例外〉で他者にも自分の使える……ということだろう。 

 Web辞書で「上手」と「得意」を比べると、「得意」の辞書の記述には「自信」という言葉が出てくる。 

 そのあたりにも、「得意」が主観という考え方が反映されているような。これは辞書が悪い。 

「上手」「下手」は自信に関係ないのか。

 自分があることを「上手」と考えている人は「自信がある」だろう。

 自分があることを「下手」と考えている人は「自信がない」だろう。

「下手」が使えるか否かは、主観/客観とか、自信の有無とかの問題ではないだろう。


●自分のことをムヤミにほめると子供っぽく見える 

「得意」は、なぜか自分のことにも使える便利なほめ言葉。 

 ただ、履歴書などで「○○が得意」と自己アピールするのはいいけど、ムヤミに口にしないほうがいい。子供自慢話のようになる。いい大人は「○○に関しては多少自信があります」とか言うんじゃないかな。これは「上手」だって同じこと。 

 ついでに書いておくと、目上の人の技能を「上手」とか言うのは要注意。妙に上から目線になる。このあたりも〈1〉〈2〉でクドく書いた。ほめ言葉全般が要注意だけど、「上手」はとくに危険。 


●「下手」と言えるもの、言えないもの 

 以下は、主観だ客観だって話は無効という前提で……。 

「上手」「得意」の話だとほめ言葉の制約があってまぎらわしいので、「下手」「苦手」で考える。 

 おそらくここが、今回の質問の主眼になる。 

〈1〉の【追記】で書いたことを、「下手」と「苦手」限定で見る。 

 理由はよくわからないが、「下手」が使いにくい場合がある。 

 全体の傾向としては、漠然と全般を指すと「下手」は使いにくく、細分化して限定するほど「下手」が自然に感じられることが多い。しかし、例外も多々。 


・運動全般を「下手」というのはヘンだが、限定の種目(たとえば「ゴルフ」)をあげると、「下手」でもおかしくない(ちょっとひっかかるけど)。さらに限定して「パット」なら「下手」がOKになる。ただし、いくら限定していても「走るのが下手」はおかしい。おそらく、「テクニカル」なイメージのあるものほど「下手」が自然になるのでは。 「ベースランニングが下手」ならおかしくないだろう。「盗塁が下手」はちょっとヘン。

・「仕事(全般)」と「営業(限定)」の違いはナゾ。「仕事(全般)」は「苦手」が不自然なレアケース。「苦手」とか考えるべきではないのかも。「嫌い」ならアリ? 

・「仕事」の一部である「事務(全般)」は「下手」はヘン。さらに限定した「計算」でも「下手」は疑問。 

・「計算」を「電卓(操作)」まで限定すると「下手」でもOK。 

・「勉強(全般)」は、パターンどおり。「限定」(と言うより「科目」)になっても、「下手」は使いにくい。ただし「国語」は△でも、さらに限定して「作文」なら「下手」がOKになる。 

・「英語」だけは「科目」の段階で世間では「下手」がOKの印象がある(個人的には疑問)。これは「科目」と言うより「語学」「一般教養」のニュアンスがあるからかも。 

 さらに限定した「英会話」とか「ヒヤリング」なら、「下手」もOKだろう(ちょっと微妙かな)。 


         苦手  下手   

運動(全般)   ○   △    

ゴルフ(限定)  ○   ○    

仕事(全般)   △   △    

営業(限定)   ○   ○    

事務(全般)   ○   △    

計算(限定)   ○   △    

電卓(超限定)  ○   ○    

勉強(全般)   ○   △ 

国語(限定)   ○   △ 

作文(超限定)  ○   ○    

英語(限定)   ○   ? 

英会話(超限定) ○   ○ 

運転(全般)   ○   ○    

指圧(全般)   ○   ○    

鍼灸治療     ○   ○    

家事(全般)   ○   △    

料理(限定/全般)○   ○ 

スピーチ     ○   ○ 


 で、本題を見ると、「数学」は科目なので「国語」と同様。 

 科目の段階では、「下手」は使いにくい。これが「文章題(を解くこと)」まで限定すれば、「下手」もOKになる。 

「日本語」は、「科目」と考えるなら「国語」と同様。 

 ただし、「英語」と同様と考えるなら微妙になる。 

「科目」と考えるか、「語学」「一般教養」と考えるか。 

 日本人の場合は「日本語が下手」「母国語が下手」とはあまり言わない。もっと限定して「話すのが下手」ならフツーだろう。 

 これが外国人だと日本人にとっての「英語」と同様で、「語学」「一般教養」のニュアンスがあるから「日本語が下手」がさほどおかしくないのでは。



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