tobiのブログ

 フリーランスの編集者兼ライターです。
 主として日本語関係のことを書いています。


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 下記の仲間。 
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【16】 
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1945401266&owner_id=5019671 

 直接的には下記の続きだろうな。 
【「~させていただきます」の正しい使い方〈1〉】 
http://ameblo.jp/kuroracco/entry-12105786722.html 

 ↑の〈1〉に出てきた例文を、当方の判定法で見てみる。 
Q1:「僭越ながらごあいさつさせていただきます」 
Q2:「こちらの商品は私が企画・開発させていただきました」 
Q3:「長年勤務させていただいております」 
Q4:「ご案内させていただきます」 
Q5:「出席させていただきます」 

 当方の判定法は下記。 
【よくある誤用32──敬語編2「~させていただく」「~させていただきます」「~(さ)せていただく」「~(さ)せていただきます」】 
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n132890 
 以下は一部の抜粋(重言)。 
==============引用開始 
①「許可」「恩恵(受益)」の2つの要件を満たしているか 
②「~いたします」で十分ではないか 
③敬語ではない形にして考えてみる 
==============引用終了 

 ↑のQ1~Q5はすべて①を満たしているらしい(いろいろ制約はありそう)。 
 よく考えると、微妙な場合もある。 
 Q1などは、自然な使い方の筆頭格と言ってもいい。 
 でもね……。 
 たとえば結婚式のスピーチと考える。 
「許可」のわけがない。新郎新婦(もしくはそれに準じる人間)が「依頼」しているのだから。このあたりは菊地康人先生の言う「見立てて述べる」例なのだろう。 
【読書感想文/『敬語再入門』(菊地康人/講談社学術文庫/2010年3月10日第1刷発行)】 
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2327.html 
==============引用開始 
 ところで、日本語には、「実際はそうでなくても、あたかも相手から恩恵や許可を得たかのように見立てて述べるのが、相手を立てることになる」という発想があります(→§4)。実際には「案内してやる」のでも、「ご案内させていただきます」と言うようなのが一例で(謙譲語I「ご案内する」に「させていただく」が続いたもの)、これは、相手を貴人に見立て、許しを得て案内させてもらう光栄に浴するという発想です。パーティーの案内を受けて「出席させていただきます」と答えたり、「本日休業させていただきます」と掲示したりするのも、パーティーの案内を“出席許可の恩恵”ととらえ、実際には自分で勝手にする休業を“お客様のお許しを得て”と捉える発想です。 
==============引用終了 

 偶然か必然か、全部②の形にできる。だったらそのほうがスッキリしている、という考え方もできる。このパターンできるのなら、③の出る幕はない(泣)。 
Q1-2:「僭越ながらごあいさついたします」 
Q2-2:「こちらの商品は私が企画・開発いたしました」 
Q3-2:「長年勤務いたしております」 
Q4-2:「ご案内いたします」 
Q5-2:「出席いたします」 

「~させていただく」がいいのか「いたします」がいいのか、簡単には判断できない。 
 個人的な感覚では、Q1、Q5は、「~させていただく」のほうが自然に感じる。このあたりは慣習の問題もかかわり、一概には言えない。 
 もしかするとQ1は、「僭越ながらごあいさつさせていただきたいと思います」のほうが自然かも。こうなると理屈ではどうにもならない(泣)。
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