ヴァレンタインデーの思い出
テーマ:フェチ約束の場所に車を停め、現地に着いた旨をメールで報告すると、数分後にその方から電話が入りました。
今から、この場所にある女性が現れるので、その女性を拾って、別の場所まで来てほしいとのことでした。
てっきり、その方が現れるとばかり思い込んでいた私は、肩透かしをくらい少々がっかりしたのですが、今度はその方の代わりに現れるという別の女性が誰なのか分からず、かなり困惑していました。
缶ジュースを飲んだり、たばこを吸ったり、落ち着かなく時間をつぶしていると、見覚えのある女性が早足でこちらに近付いてきました。
その女性は、以前あるサイトのオフ会で、そのS女性のパートナーとして紹介されたことのあるM女さんでした。
一度会ったことがあるとはいえ、ほとんど初対面の女性とのドライブは果たしてぎこちなく始まったのですが、お互い同じ趣味(SM含む)を持っていることが分かり、和やかな雰囲気のままS女性の待つ場所まで辿り着くことができました。
今思えばそれは、そのS女性独特の茶目っ気と二人のM同士の正式な顔合わせ、みたいなものだったのでしょう。
「それじゃ、ホテルへ行って。今日はあまり時間がとれないから」
その方のその一言で、車内には再び緊張がはしりました。これから何が始まろうとしているのか?
助手席のM女さんも、顔を見合わせることはなくても同じ気持ちだったと分かります。
適当なホテルに入ると、少々の世間話の後、「それじゃKちゃん(仮称)服脱いでみようか」とS女性。
「・・・は、はい」と突然の命令に驚きを隠せないながらも返事をして、その場で服を脱ごうとするKちゃんでしたが、ほとんど初対面の男(私)がいる前で、そう簡単に従える訳もなく、困惑した表情を露にするばかりでした。
私も目のやり場に困り、そそくさと横を向うとしたのですが、「ちゃんと見てなさい」とS女性に一喝され、それも許されませんでした。
その場にいた全員の何かが張り詰めた状況でしたが、決していやな雰囲気ではありませんでした。
その声に呼応するかのように、意を決したKちゃんはスルスルと服を脱ぎ始めました。主の命令には絶対服従。例えそれがどんな状況下であっても。頭では分かっていてもそれを目の当たりにすると、いつも背筋が伸びる思いがします。
「今度はあなたの番」と私にも服を脱ぐように命じられました。M女性がいる前での全裸は初めてで少々抵抗がありましたが、拒める状況でないのは明らかでした。下着を脱ぎ終え、前を手で隠す私に「手は横」の声が飛びました。
その方が、持ってきた黒い大きな鞄から何組もの麻縄を取り出すと、あっと言う間に高手小手縛りを施された、全裸のMの男女の出来上がりでした。その様子を満足そうに眺めていたS女性は、もう一つの手荷物だった白い箱を引き寄せると、その中からチョコレートケーキを取り出して言いました。
「もうすぐヴァレンタインデーだから」
私は耳を疑いました。S女性からヴァレンタインデーのチョコをいただけるとは夢にも想っていませんでした。M男冥利につきるとは、正にこういうことを指すのでしょうか。しかし、S女性とM男の間柄。そのまま素直にいただける訳がありませんでした。
その方は床にケーキを置き、そのままの格好で食べるように言われました。もちろん手は縛られたままで、犬のようにです。
もちろん逆らえる訳がありません。私はお尻を突き上げ、恥ずかしい格好のままで食べ始めました。
そして、なんとか半分くらい食べ終わった頃、突然ベッドに座ったS女性の足がケーキの中に入り込みました。
驚いて見上げると、無言で微笑みながら、クリームだらけの爪先を私の口元に差し出すS女性がいました。
「指の間も忘れないでね」笑いながら、注文を出すS女性。足の親指から小指までびっしりと張り付いた黒いチョコレートクリームを、それぞれの指の間に舌を入れ、丹念に舐め取りました。
私がケーキを食べている間中、高手小手で身動きの出来ないKちゃんは、一番敏感なところをS女性に触られっぱなしでした。
ほとんど初対面の私に、自分の喘ぎ声を聞かれないように懸命に息を押し殺そうとしているのですが、そう広くはない室内なので、嫌でも耳に入ってきました。
指のクリームが粗方取れたころ、S女性はKちゃんの縄を解き、ベッドに横になるように命じ、残ったチョコレートクリームを彼女の両乳首、臍、太股、そして局部周辺に塗りはじめました。すべてのクリームを塗り終えると、私の縄も解き、それらを全部舐め取るように命じました。
ベッドに横たわり、チョコレートクリームでデコレーションされた全裸の女性。しかも彼女とは数時間前にやっと打ち解けたばかりの間柄です。
かなり抵抗はありましたが、意を決して「失礼します」と声をかけ、右側の乳首についたクリームを舐め取りました。次は左、そしてお臍。次第に体の下の方へ舌が降りていくのですが、押し殺しているKちゃんの声がなんとも痛々しく、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。甘いとか、美味しいとか、正直味なんかほとんど覚えておりません^^;
いや~ヴァレンタインデーということで一番鮮烈に記憶に残っている出来事を書いてみましたが、長っ!!!!
長文にお付き合いしていただき、ありがとうございました(礼
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