子供心の大人

ブログネタ:どんな子どもだった? 参加中
Ameba×TBS アナCAN 連動ブログ

もちろん漫画ばっかり読んでましたよ。

しかし私の子供の頃というのはいわゆる漫画バブル黄金期であり、漫画を読んでること自体は常識でしかなかったので、すなわちインドアとかオタクということにはなりませんでした。スポーツをする子も勉強する子もみんな漫画を読む時代、未だに漫画の売り上げが落ちながらも漫画を買ってるのは、生活の中に漫画が必需品になってるこの世代です。

そして好きな漫画は描いてしまうもの、好きなキャラの絵くらいなら誰でも描いてました。
模写程度ですが。うまい下手は別として、絵描き歌などで描きますよね。
そこにポーズをつけたりストーリーをつけたりする人が表れると、それはもう一般の漫画好きよりはちょっとランクが上がってきます。オリジナルのキャラなんか作るようになったらかなりのマンガっ子ですね。

そして、それがそのまま大人になったような人が多い、それが漫画家です。
もちろん漫画よりも美術寄り、映画寄りな人などいろいろいますが、漫画そのものに興味がなくてはなるのが難しいというか、なろうとも思わない職業ですから。

青年・大人向けの漫画を描く人は特に、最初から大人向けの漫画が好きで漫画に引き込まれる人も多いです。やっぱり自分が好きだったものを描きたくなるものですし。美術造詣が深くて博識、でも架空の人間をまるで生きてるように生み出して描写する部分には、現実社会に冷めきらない純粋な想像力(創造力)が必要です。

読者が主に子供である児童誌や少年誌でを描く場合は、本当に子供心が残ってないとなかなかできません。

ですが、じゃあ本当に子供な考えのまま好きなことだけ描いてればいいのかというと、それだけでは読者は面白いと思ってくれません。そういうアドバイスをするのも編集の仕事です。漫画家は子供心を失わないまま、それでも読者がこれを読んでどう感じるか、どう喜ぶかまでいろいろ考えながらお話を作ります。学校の成績や学歴は関係ありませんが、かなり頭を使う仕事であり、思考力がないと成功は難しいでしょう。

ですから、漫画家はそんなに馬鹿じゃないんです。少なくともちゃんと漫画家になれてる人は。
だから、編集のウソとかは実は結構気づいてるものです。締め切り早めに言ってるな、とか。自分も(本当にヤバくないほうの)締め切り守れないこともあるし、できてないネームを「もうできてる」と言ってみたり、そういうのは折込済みで分かって付き合ってる、それも漫画家なのです。

ただそれは信頼関係が前提である日本特有ななあなあ関係でもあるので、そのほうが円滑にいくなら見逃しあう共犯関係でもあり、それが崩れたらやはりトラブルの種にもなりえると思います。ただそれが一方だけの非なのかどうかは正直判断が付きません。漫画家にも編集にも、尊敬できる人もいればかなり困った人もいます。それでも相性が合ったり、別に仲良くなくても結果的に面白いものができたり、本当にケースバイケースなんで、結局は当事者でなければ分からないことに下手な口出しをしても、飲みの席ならともかく公の場で残る記述などしても、それ自体が正しく解釈される保証もなくいいことは何もないのです。

この編集ダメだなあ、いい大学出てるのに、と思うことも結構みんなあるけど、それでも仕事ができてしまう漫画家が頭悪いわけないです。そうじゃなければそれこそとっくに編集につぶされてしまいますよ。

だから、編集の流した噂を鵜呑みに信じたり、編集に仕事を盾に脅されたり、みんながそうなってるわけではない、ということも知っておいてください。純粋な人もいるんで誰も信じていないとも言えませんが、漫画家同士のネットワークもあるし、そんなウソついてたらすぐバレます。バレるのは編集も分かってるんでそんなこともしません。編集もいろいろいるんでそういうことする人がいないとも言えませんが、それこそそんな編集は「あいつはいつもウソつくから」というほうが先に流れる、そんなものです。

悪い噂が流れる作家さんは、アシスタント経由なんでそっちに何かしてるか、あとはTVとかで敵つくるようなこと言ってるとか、そんなんです実際は。インタビュー記事などマスコミ経由は編集する側の意図によってどうとでも作ってる場合は多々ありますが、こちらも作り手側の人間、そうやすやすと騙されませんて。

なんかあまりにも漫画家が弱者・被害者として同情されてるのも違和感があるんですよね。
そんな会社で何度も仕事する作家いるわけないと思うんですけど。
今どきたいがいの作家がいろんなとこの作家や編集と交流してますから、安心してくださいね。

TVウワサの眞相/岡留 安則

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