赤い鳥
バードウォッチャーの中で「赤い鳥」といえば、コイツ。
「ベニマシコ」
冬の間、この子に出会うとなんともホンワカした幸せな気分になれます。
「ピッポ」っていう可愛い声と小柄な体のせいでしょうか。
マシコって猿の顔のこと。って♪鳥くんが教えてくれました。
背中は鹿の子模様のような縦班があって、ここが意外と見たくなる(‐^▽^‐)
これは神奈川の宮ケ瀬湖で撮ったんだけど
つがいで、なにやら実をずっと食べていました。
何の実だか、どなたかわかりますか?
渡りも体力いるから途中でもいっぱい栄養を摂るのかな。
赤いオスはメスが実をついぱむ時は、食べながらもまわりをよく見張っています。
気のせいか、2羽が同時に実をついばむのってなかったような気がします。
人がいるとちょっと身をかがめて食べるのも、カワユス(=⌒▽⌒=)
コゲラッチョ
冬になるとシジュウカラやエナガの群れに交じって、住宅地でも見かけられる
日本最小のキツツキ、コゲラっ。
「ギィギィ」という声を聞くと、うれしくなってしまいますよね。
私はいつもコゲラッチョ、と呼んでいます。
この写真は家の近くで撮ったものですが、頭の毛が風に逆立って、なんか
可愛いでしょ!
木だけではなく、背の高い草地などでも採餌するらしくて、アブラムシ、昆虫の
幼虫や成虫を食べています。
ハゼ、ヤマウルシ、ヌルデ、ハリギリ、ミズキ、ウコギの果実も食べたりして、
木の芽をつついたりしてるのもよく見かけます。
コゲラにはエゾコゲラやツシマコゲラとかシコクコゲラ、キュウシュウコゲラと
地域によって、少しずつ違うコゲラがいるのも興味深いです。
コゲラの幼鳥を今度見てみたいと思いますっ。
カラス考
みなさん、おなじみのカラス。
鳥の中では一番賢いんじゃないかと思うくらい、いろんなことしてくれます。
学生の頃、酒屋さんが飼っていて、そのカラスはモノマネがとっても上手っ(‐^▽^‐)
「おかあちゃーん!」と叫んで子供たちの人気者でした。
他の鳥の鳴きまねもよくしますね。
こちらはハシボソガラスですが、なにやら河原の石をひっくり返しています。
そう。カワムシを探しては食べていたんです。
こうしてエサ捕りの工夫をしたり、遊びも生活の中に取り入れたりするそうです。
電線にぶら下がったり、スベリ台をすべったり。
みなさんはそんなヒョウキンなカラスを見たことありますか?
さて、時々水浴びをした後に、羽づくろいをしたりアタマをかいたりしているのを
見かけるけど、さあ、アタマを掻くときには足はドコからだしているでしょう?
で、この写真。
足をそのまま前に出すんじゃなくて、下から尾っぽの方に回して、それから羽の上を
またぐようにして、足をまわして顔に持っていっています。
これはどうしてなのか。
たぶん、羽を利用して足を高くあげ、角度をつけているんでしょう。
そうしないと、アタマに届かないんでしょうか。
骨格がとっても柔軟なんですねぇ。
面白いでしょ?
さて最後の写真。
いきなり口を大きくあけたかと思うと
なにやら口の中からカプセルのようなものを出しました。
そう。ペリットです。消化しきれなかったものをこうして出すんですね。
どうしてこんな風にきれいに固まっているんでしょ?
フクロウとかよくやりますね。
このハシブトガラスは、この自分のペリットを分解してしばらく遊んでました。
双眼鏡で覗くと、ただの黒ではなくて紫や緑の光沢があって
とてもきれいなカラス。
じっくり見てると、おかしなことをしだすヒョーキン者。
キラワレ者のレッテルが貼られてるけど
なかなかどうして。カワイイやつです。