父じいじの最期を看取ったのは、父とイトコ(２５歳・男)と私の三人でした!!!その時イトコと「まさか、この三人で看取らんよね～」と言っていた矢先に祖父が急変し、三人で看取ったのを覚えています。
でもね・・・・娘ながら・・・・父の天然!?はじけっぷりに、涙はどこ!?ってな位の私とイトコだったのですよ～～～～～～
祖父の死に対して不謹慎かと思う人もいるかと思いますが・・・・伝説っぽい父のキャラが強すぎて・・・・・(笑)ココから先、不謹慎と怒る人もいるかと思います。が…これが我が家族なのです
ご了承下さい。脳梗塞に糖尿病、Ｂ型肝炎に…と患っていた祖父は、入退院を繰り返していました。その度にお医者さんから『次はどうなるかわかりませんので、覚悟していて下さい』と言われておりました。
そんな時、２年前の１月７日の朝からいつもと違う祖父。でも父やオバ(父の妹)、祖母は・・・『前の日に老人ホームに入れようと思って言ったけん・・・・こりゃ寝たふりしよるとばい!!』と祖父の異変に気付かず、本当に寝たふりと思っていたようです^^；(都合悪くなると聴こえないふりしたり、寝たふりしていた祖父でした・笑)
で、一時して「ん！？おかしい！？」とそれぞれが異変に気付き救急車を呼んで病院へ・・・。そして、お医者さんからは「今夜か明日かは言えませんが・・・覚悟しておいてください。」と言われたそうです。
そしたら、父は何て言ったと思います!?!?!?
「こっちも仕事の段取りのあるけん、いつ位になるね!?」ってお医者さんに聞いたそうですーーーーー。
ちちーーーーーーー(苦笑)
実の父親が危篤状態なのに、なんじゃそりゃ～!?です
父にちょっと!!と言ったら・・・『人間、死ん時は死ぬ。じいちゃんは、もう意識の無かけん、苦しまんでよか方たい。お父さんは、従業員さん達とか仕事を待ってる相手の人たち、今生きとる人たちの事ば考えよると。みんな生活のあるけんね!!』と社長としての意見を言いいました。
まあ、元々・・・竹を割ったような性格ですし、みんながアタフタしている時は一人冷静だったり、わざと笑わせようとオモシロイ事を言ったりします。(わざとでない所・・・天然もありますが・笑)
だから、祖父が息を引き取った時も父と私とイトコで良かったと思っています。娘(おば)達だったら、泣き崩れて正気でなかっただろうし・・・・。
祖父が息を引き取ろうとした時、『何か!?息おかしくない!?やばくない!?呼ぶ!?』とナースコールのボタンを押したのは私です。でも看護師さんもお医者さんも間に合わずに、祖父の息が止まりました。
その瞬間、、、、、『〇〇時〇〇分、息引き取りました。お父さんが確認しました。』って腕時計見ながら言う父・・・・・・イトコと『え!?アンタ医者かよ!?』と不謹慎ながら突っ込みました。
まるでドラマ・・・・・いや、コントだよーーーーーー!!!(笑)
で、父は母に電話しました。『今、じーちゃんが死んだぞ。今から連れて帰ってくるけん』
電話口で泣き出す母。『しっかりせろ!!!』と言うまでは良かったよ。父。
その後の発言・・・『酒ば用意しとけ!!!早くぞ!!!』って、お酒の心配か～～～～い!!!と隣で突っ込んだ娘でした。田舎なので…お通夜も葬式も家でします。島中の人たちがお通夜に来て、特に男性人は帰りません。夜中過ぎまで、ずっとお酒呑んでいます。その酒が心配だって・・・・・
斎場にもお酒を持っていくので・・・葬式が始まる直前までも『酒はちゃんと用意しとるとか!?』と母に言ってしまい、母から『いい加減にせんね!!』と言われたのは言うまでもありません(笑)
葬式は・・・家で和尚さんがお経を上げてから、お棺にお花を入れたりして最後のお別れをします。
そして、そこからお寺に行ってお寺でお経を上げてもらって、喪主の挨拶になり、斎場に向かいます。お寺に行くまではリアカーに乗せてからみんなで連なってお寺まで歩いて行きます。
そのお寺に行っても・・・酒の心配をする父。小突く母。本当にコントでした。
斎場から帰ってきて、酒の席になり・・・・ドンチャンドンチャン♪
祖父も大酒呑みだったので、よかよか!!みたいな盛り上がり(笑)
そして、霊感強いパテシエ弟が、タバコを吸いに外に出たら・・・祖父を見たと戻ってきて報告。
『じいちゃんの出てきた!!何かね・・・これからカネキ水産もうかるぞって言って消えたばってん・・・・ウソぽかった!!』って弟・・・・・
信じてあげてーーーーー(笑)せっかく、じいちゃん出てきてくれたや～～～ん!!!じいちゃんのコトバ信じようよ(笑)と、弟に言いましたが・・・
『いや～。何かねーーーーマジにウソぽかったって!!元々、ケチかったたい』と笑う弟でした。
じいちゃん・・・・。私は信じてるよ・・・・
でも、確かに２年経ってるけど、そんな儲かってないかもしれん(笑)
ゴメンネじいちゃん。でも、私はじいちゃんの事ダイスキやったばい
子ども大好きなじーちゃんが生きてる内に、ひ孫の生まれてたらどんなに喜んでいたかな～と思います。って言うか、姪っ子が樺島に来る度に、みんな口々に言います
酒飲みで息子夫婦(私の親)には厳しかったけど、孫には優しかったじいちゃん。たくさん、色んな所に連れて行ってくれて、遊んでくれてありがとう♪とても感謝しています
カネキ小川水産にもろ養子(祖母のおばに子どもが居なくて、祖母と結婚して小川家の跡を継いでくれたそうです)となり、イリコ製造業としてどん底にいた小川水産を『ＮＯ１にする！！』と宣言し、我武者羅に働き、有限実行ＮＯ１になった、した努力・かっこよさは、スゴイな～と尊敬しています。じいちゃんのような粘り強さを私も見習いたいと思います
ＰＳ；本が大好きな私に・・・小学校高学年の頃プレゼントしてくれた小説・・・じいちゃんは、絵を見て、多分ホラー小説と思ってプレゼントしてくれたみたいけど・・・・官能小説だったよ(笑)ビックリしすぎて、ゴミ箱にすぐ捨てちゃった私です(笑)