• 22 Apr
    • スウェーデンの乞食考

      ちょっと更新が途絶えてしまいました。 Påsk(イースター)が終わったというのに、相変わらず寒い今日この頃。でもサマータイムになったので、夜は午後8時ぐらいまで明るいのがうれしい。   さて、その午後8時頃、駅から自宅まで数分のところを歩いていたら、すれ違ったスウェーデン人のお兄さん(推定年齢40代半ば)が、突然あれこれ話しかけて来た。 あまり健康に見えないそのお兄さんは、寒い天候を嘆きながら、 「スーパーでなんとかを買おうと思ったらさあ、ちょっとお金が足りなくてさ。あれは19クローネするんだがなあ」 などと早口に話した。   ああ、この人物乞いだったんだ ・・・ とわかった。このお兄さんみたいなタイプの人は昔からいた。しかしルーマニアからのジプシーがスウェーデンの乞食業界を席巻している今日この頃、彼のような人はビジネスチャンス?を失い、どんどん隅に追いやられている。   以前にも何度も書いたことだが、東欧からの乞食はすでに、ストックホルムの街の風景として定着している。うちの駅に近いスーパーの前に座っている乞食には、紙袋いっぱいの空き缶をくれる固定客がいるようだ。(スウェーデンでは、空き缶を一本13円から26円ぐらいで換金できる) 彼女らは皆、同じ子供たちの写真を持っていて、自分の席の前に飾っている。(皆、親戚なのかなぁ・・・ そんなはずはない)   私は自分が病気になって初めて、高い税金のありがたさを知った。 自分の払った税金のみならず、今働いたり買い物したりして税金を払っている人たちにも心から感謝している。(スウェーデンでは、日本の消費税に当たるmomsは25パーセント。ただし食料品や本などはもっと税率が低い)生活保護で暮らしている人たちも、もらう生活保護費から税金は払っているし、何かを買えばそこに消費税が発生する。   しかし、あの東欧の乞食たちは、小銭をもらっても所得税を払っていない。食べ物は出来合いの弁当(グリルしたチキンやサラダなど)をスーパーで買って食べているようだが、それらの消費税が唯一の税金支払い。電車はいつもキセル。 他人の払った税金にただ乗りするが、自分からは決して社会に何も寄与しない存在に疑問を感じる。しかも彼らには元締めがいて、街角の乞食は管理されている存在だという。あのお決まりの子供の写真も同じ文句の立て看板も、全て元締めから支給されているのだろう。   乞食はただ貧しいだけのかわいそうな存在だ、と言う人もいるけれど、それは小銭や空き缶をあげることで解決できることはない。本心では皆、彼らに街角や駅からいなくなってほしいと思っている。そのためには、彼らに何もあげないことだと思う。スウェーデンでの乞食稼業が銭にならないとわかれば、このビジネスを止めるだろう。     私は、スウェーデン人の物乞い兄さんのことを気の毒に思ったが、言われた通りの金額をあげるのもしゃくなので5クローナ玉をあげた。彼は丁寧に礼を言って去った。 しばらく歩いて振り向くと、彼は他の人にも同じように話しかけていた。予定していたものが買えるほどの金額が集まったらいいね。     最近ストックホルムの街中でよく見かけるストリートフードの屋台。私も買ってみました。ベジタリアン料理で少しお安く、約千円。そのうち消費税は120円。(食料品12パーセント)  

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  • 11 Apr
    • テロの後。

      今日病院に行き、中のレストランで昼食を取っていたら、正午12時前病院の広場に、スタッフたちがわらわらと集まって来るのが見えた。   ガラス越しに彼らの写真を撮ってみた。 そのうち通りがかりの人たちも足を止めて、12時きっかりになると黙祷を始めた。 何なのかな ・・・先週金曜のテロの関連なのかな。          それから用事のため、ストックホルム市の中心部へ行った。 あの暴走トラックが走った歩行者天国の大通りに、人々が今日も次々と献花していた。 特に人が亡くなった場所に。 「テロに宗教はない」「お互いを思いやろう」   犯人はやはり、イスラム国の支持者だったようだ。居留ビザを更新できず、国外退去命令が出ていたらしいが、それでも退去せずスウェーデンに住み続けている外国人はたくさんいる。もちろん犯人もその一人。   知り合いに聞いた話だが、犯人と同じ国から来た女性で、同じくビザ更新できなかった人がいる。しかしその子供達は普通に学校に通い続けているし、彼女は病院で出産もしていて、何の問題もなさそう。だったら居留ビザとか労働許可証とか何の意味があるのかなと思う。 ちなみに彼女の仕事は「闇のマッサージ嬢」。税金は払っていないはず。ああ。

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  • 10 Apr
    • ストックホルムのテロ。

      日本のニュースでも流れたそうなので、皆さんご存知かもしれませんが、一昨日(7日金曜日)の午後3時前、ストックホルム市内でテロと思われる事件が起こりました。   日本の朝日新聞の記事:  http://www.asahi.com/articles/ASK4876RRK48UHBI02B.html   この事件が起こった時、私は現場から二百メートルぐらいのところにある会議場の中にいました。 会議が長引いて、やっと終わったのがちょうど午後3時ごろ。ケーキを食べながら呑気に談笑をしているところに家族から電話があり、すぐ近くで起こった悲惨な大事件を知ったのでした。   その時にはもう、安全のため会議場のあるホテルからは誰も出られなくなっていました。何しろ最初はトラックがデパートに突っ込んだということだけではなく、銃を持った輩が大通りを走り回って無差別に通行人を銃撃している、という噂まで出ていたのです。幸い、そのようなことは実際にはなかったそうですが。   それから2時間少々経ってやっと、ホテルから出ることを許可されました。しかし地下鉄は不通、普段見ないほど多くの人々が街をぞろぞろと歩いていました。          犯人は39歳のウズベキスタン出身の男、それに共犯者もいて、イスラム国のシンパ・・・ と、事件の背景がどんどん明らかになっています。   しかし、スウェーデンでテロはないだろうなと思っていた私 ・・・ だって、フランスとかではよくテロ関連の事件が起きているけれど、それは彼らは断固としてテロと戦う強行な態度を示しているからじゃないかなと思ってたの。その点、スウェーデンはわりと優柔不断であまい印象。ある女性政治家なんか、イスラム国から帰国した兵士に種々のお手当で手厚く迎えるなんて言ってるぐらいだから、この国がテロに狙われることってあまりないんじゃないか、と思ってた。   でも、その考えは間違っていましたね。私こそ甘かったわ。        今日(日曜日)には、市の中心の広場に約二千人が集まり大集会が開かれました。残念ながら私は参加できずテレビで見ただけですが、テロに屈しない人々の思いと、11歳の少女やベルギーからの観光客を含む亡くなった四人の方への祈りが、平和への大きな力を生むのを感じました。          そういえば昨夜うちに遊びに来た人が、犯人とされる人物と同じメースタという町に住んでいて、犯人とは友達ではないけれどすれ違ったら挨拶する程度の知り合いだったと言っていた。 わ! 世の中って狭い ・・・ って、そんなことで思いたくはないけれど、危険人物はけっこう身の回りに、全く普通の人の顔をして住んでいるものなのだなあ。   しかしこれできっと、極右とされるスウェーデン民主党がまた支持者を増やすのだろうな ・・・ 今年2月に行われた新聞の調査で、もう既に一番人気の政党になっているというのに・・・ http://www.metro.se/artikel/yougov-moderaterna-rasar-efter-sd-utspel-sämsta-siffran-någonsin   恐ろしや、恐ろしや・・・。

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  • 06 Mar
    • エコな昼下がり

      先週、学校が休みの娘と一緒に街をうろついた。 ストックホルムでは、毎年2月の最終週は小中高校がお休み。Sportlov(スポーツ休暇)というので、一応スポーツをするための休みなのだろうが、今年はあまり雪が降らなかったのでね。   そこで二人でストックホルム市の南、ソーデルマルム地区を散策。 この辺りにはエコロジーを意識した人気のレストランやカフェがたくさんある。   しかし、ランチタイムをとうに過ぎ、夕方とも言えない昼下がりだというのに、エコを全面に押し出したカフェはどの店も満員御礼。大学生や社会人はスポーツ休暇じゃないはずなのに、昼間っからこんなにたくさん暇な人たちがいるのね!   ちなみにエコを全面に押し出していない普通のカフェには、この時間ほとんど人は入っていない。エコの力恐るべし!   少し前にもここで書いた、エコロジーなスーパー「Paradiset」もここに元祖がある。     このスーパーではエコな商品だけではなく、エコなお惣菜も豊富に売っていて、けっこう高いけど外食するよりは絶対安いので、この近所に住んでいる、または近隣で働いている人たちには大人気なのだろうなと思う。     日本の人がよく口にする「食生活の欧米化がよくない」だが、日本の食ってそんなに欧米の、というか私は米の食生活のことはよく知らないのだが、欧の食生活に比べていいのかな、私にはわからない。なぜなら、私は欧州の中に長年住んでいるけれど、日本にいた時に比べて肉や乳製品を取っているとは思わないし、果物や野菜は日本にいた時よりずっとたくさん食べている。また、こちらに来て気づいたのは、食べ物が腐りやすいということだ。日本の食べ物はなかなか腐らない ・・・ これは添加物が多く使われているということではないだろうか。     一人暮らしをしていた二十代の頃、残業が多かったり、一人だと夕食なんか作る気が しなかったりで、よく外食したりコンビニで買ったものを食べたりしていたけれど、今思えば恐ろしいことだった。すぐに風邪を引いていたし、もう青春という年でもないのにニキビがあちこちに出たりしていたのは、食べ物のせいだったのだと思う。 でもその頃は、コンビニの弁当とか出来合いの調理済食品やインスタントに、どんな保存料や着色料が含まれているかなんて考えもしなかった。恐ろしや・・・。   しかし、仕事や学校から帰宅して、いちから食事を作るのは面倒だし、第一残業が多い仕事をしているときには、買い物をすること自体が一苦労だった。食材の宅配サービスは、今スウェーデンの都市部ではかなり浸透しているようだけれど、日本ではどうなのかな。   忙しく仕事していれば収入は多いかもしれないが、のんびり自炊している暇などないだろうし、仕事がなくて収入が少なければ、エコな食材(びっくりするほど高い)は買えない。一体どうすればいいのだろうか (ノ_-。)     街で見つけたチョークアートのカフェ看板。ワッフルが800円、ホットチョコレート、470円弱。マシュマロやホイップクリームを入れるとそれぞれ約67円増しになるそうです。けっこう安い方ですね。  

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  • 19 Jan
    • 日々雑感

      スウェーデン、特にストックホルムに在住の皆さん。最近また物価が上がったと思わない? 電車や地下鉄・バス共通の切符や定期も上がったし、レストランもかなり値上げしているね。街中に行くと、ランチの一番安いレベルでも、100クローナ(1300円ぐらい)以上するのにびっくり。これじゃディナーの安いアラカルトとあんまり変わらないのでは? しかも内容は思い切りしょぼいー。「これで100か・・・ 信じられん!」インドレストランを例に簡単に説明すると、お皿一枚にライスとカレー。後はビュッフェ形式でサラダを取りにいく。それはレタス、トマトときゅうりの切ったのとか。たいてい飲み物(150mlのコーラとかファンタとか)と食後のコーヒーがついている。これだけ。で1300円ぐらいよ。それでも安い方なの。インドレストランはいつも良心的価格だから。この間、駅のSUSHIを買ったら、10センチぐらいの長さのカリフォルニア巻が400円ぐらい・・・ 数ヶ月前に比べて、いつの間にか60円ぐらい値上げしていたね・・・。 郊外に住んでいて、あまり街中にいかないから気が付かなかったけど、ああ、恐ろしいインフレ!皆んな、そんなにいい給料貰っているの  昨日、病院に行って来た。病院の建物から出て5メートルほど歩いたとき、後ろから「もしもし、ご婦人」と声をかけられた。60歳ぐらいの、目がとても青い、痩せたスウェーデン人の男性だった。「何とか番のバスがあちらから出ていると聞いたが場所がわからず、それからあちらの何とか番のバスを探して行ってみたら・・・ 云々」という話が延々と続き、私にバスの乗り場を聞いているのかな? と思ったが、ここにバスで来ていない私には全然わからない。しかし彼の長々とした話にはオチがあった。「 ・・・ で、わかったのは、私の切符ではそこに行くには20クローナ足らないってこと。すみませんが、20クローナ(260円ぐらい)援助していただけませんか」 あー、そういうことか ・・・ おじさん、その手は桑名の焼き蛤! ・・・ と言ったって彼にはわかるまい。でも、今月9日からストックホルム市の切符のゾーン制は廃止されたんだよ。その前までは市内が3つのゾーンに分かれていて、ゾーンをまたいでバスや電車に乗る時は余分に料金を取られていたんだが、今はもうそういう追加料金はなくなって、代わりに初乗り料金が高くなったんだ。 私は彼に「すみません」とだけ言ってその場を立ち去ったが、後から思えば100円ぐらいあげとけばよかったかなと思った。でも260円はちょっとなあ。(しかも明らかに嘘なのに) 自分の住む駅に着いてみれば、駅前のスーパーに新人の乞食が座っていた。そこはしばらく空席だったので、ここのコミューン(市)の政治家が本気出して乞食一掃に乗り出したのか・・・たまには彼らもやるもんだね、と思ったが、やはり口だけだったか ・・・ 彼女は寒空の中、必死に愛想を振りまいていたが、なんか物乞いされるのもストレスを感じる。  ネットのニュースでは首相が「スウェーデンの悪いイメージが外国に広がるのを懸念する」なんて言ってたが、このブログもまさしくその一端を担っているんだろうなあ。(首相には読めないからいいけど) 国や企業は、持ってる人からどんどんお金を巻き上げ、同時に物乞いやキセル乗車せざるを得ない人もどんどん増えるってのも怖いんだよな。あ、でもこれってひょっとして、格差のない社会を目指しているの? トランプさんに見習ってもらわなくっちゃね

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  • 15 Jan
    • 言論の自由・・・ 

      ああ、また・・・。 スウェーデンにカテリーナ・ヤノウシュという有名な女流作家がいる。彼女がチェコでテレビインタビューに答え、スウェーデンの昨今の難民受け入れ政策について批判したのだそうだ。その内容がスウェーデンの新聞に載り、今度は彼女自身が批判された ・・・ というのはありそうなことだが、 それを受けて今度は、ウプサラ市にある某書店が、ヤノウシュの本を販売停止にしたというのがニュースになった。ヤノウシュの本を商品陳列棚から一掃した女性店主は、その理由を「ヤノウシュのような意見を持っているような作家の作品は、私の店で販売するのにふさわしくないから」みたいなことを発言して、とてもうれしそうに記事の写真に納まっていた。 なんか、それってすごく変だと思うんですけど・・・。  店主が難民政策についてヤノウシュと意見を同じにしないというのはわかる。でも、だからって彼女の本を販売禁止にする権利があるのだろうか(まー、そこは彼女の店なんだけど)彼女の本を買うかどうかは、読者が決めればいいのではないかと思うけど。私と同じことを思っている人は、けっこう多かったみたいで、フェイスブックでは「まるで全体主義だ」と書店の決定を批判する人もいれば、「まったく正しい判断だ」と書店を支持する人もいた。 私個人的には、スウェーデンの人たちって、自分と意見を同じくしない人たちに対してとても厳しいな、と思う。数日前のニュースでは、ナイトクラブで極右政党の政治家に会ったからって、シャンパンをぶっかけて英雄気取りの若い女性がいた。(その女性は一応逮捕された)この書店店主の女性も、同じような気持ちだったのじゃないか。 ああ、嫌だ嫌だ。もっと人に寛容になれないのかな。でも、何を言っても批判されるのが怖くて面倒だから、みんな貝のように黙っちゃうんだよね。

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  • 08 Jan
    • 2017 ショッピングの傾向

      前回の投稿で、昨年ぐらいから目につくようになったスウェーデンの新しいトレンドについて書いたのだけれど、もう一つ気付いたことがあった。 といっても、前回のものほどひどくはないけど。 それは、お店やレストランで会計をしてもらうとき、店の人(主に若い男女)は客を無視して自分たちだけで個人的なことをしゃべくり続けているということだ。仕事をしていないわけではない。会計はするし、商品を袋に入れたりとかはちゃんとするのだけれど、その間中、ずっと同僚とぺちゃくちゃ喋っているのだ。もちろん会計係が一人でいるときには誰とも喋らないし、HアンドMみたいな国際的な企業なんかだと、社員教育は比較的ちゃんとしているので、そんな店員には出会わない。でもそのへんの中途半端な店だとなんかこの手の客無視タイプの店員が多いんだよな〜。 もちろん私はそんな店を見つけると、何も買わないようにしている。たぶん他の消費者もそうしているだろう。スウェーデンで、レストランや店を潰すのはたやすい。皆何も買わなければいいのだ。それでなくてもテナント代も人件費もべらぼうに高く、大資本の企業でないと息長く続けていけるものではない。そうして、小規模の店は消えていき、どこのショッピングセンターにも同じ全国チェーン店だけが並ぶようになるのであった。  どこのショッピングセンターに買い物に行っても、あるものは同じ。この事実が定着してきた昨今、やはり多くの人はネットで買い物を選ぶでしょう。以前はネットでの買い物はお店での買い物より高めだと言われていたが、今はそうでもないように感じている。大手のネットショップには服から家具から何でも揃っているし、いつも何かと理由をつけて、割引のお知らせをしょっちゅうメールしてくる。契約しているネットショップで買い物すると、キャッシュバックがされるというサイトもあって、同じ商品でもお店で買うよりもちょっと安くなる。例えば https://www.bonusway.se(アフェリではないので、安心してクリックしてください)  今は銀行の支払いとかも全部ネットでできるし、何か質問があったら電話やメールで事足りる。ネットが今のように一般的になる前の90年代、ちょっとした用事でもいちいち銀行に行かなくてはいけなくて、態度の悪い窓口にいらついていたのが夢のよう。ストレスに弱いスウェーデン人の係員が、不機嫌を撒き散らす場面に出会う機会はすっかり減った。空港でも然り、最近はあっという間に出券され、座席も前日までには決まってしまう。こんなにスムーズで良いのかなぁと思うぐらいだ。電算化万歳! IT万歳!  んー、こんな便利な世の中になってありがたいんだけど、・・・ 唯一難を言えば、人間のやる仕事がどんどん減って、失業者はさらに増えて行くってことだよねえ・・・。どうなる、2017! 

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  • 27 Dec
    • クリスマスの孤独

      クリスマスイブやクリスマスって、日本ではまだ師走の忙しさの真っ盛りだから、子供や若い人でない限り、あまり大事な年間行事じゃないかもね。  しかしスウェーデン人にとっては、クリスマスイブは年間の最大行事。家族や友人が集まってパーティーをするこの日を、一人孤独に迎える人も、実はたくさんいる。 ホームヘルパーとして一人暮らしの家庭を巡回する仕事をしている女性によると、一人でクリスマスを迎えなくてはいけない中高年の理由は、主に経済的なものだという。子供や孫のところへ行きたくても、電車代や飛行機代はない。彼女らは映画を観に行くお金もないくらいなのだから ・・・ ということだけど。 でも、それってちょっとおかしくない? お母さんがそんなにお金に困っているなら、子供はどうして電車代ぐらいあげないのだろうか。それとか、子供と孫がお母さんを訪ねて来るとかしないのかな。まあ、子供や孫たちもお金に困っているなら別だけど ・・・。 今スウェーデンでは、自殺で亡くなる人の数は、交通事故で亡くなる人の数よりずっと多いらしい。孤独で自殺する人というと、若い子かすごく年配の人を想像するけれど、実際は45歳以上の男性が多数なのだそうだ。数年前「人生で何が一番つらいか」、というアンケートがスウェーデンでなされた時、その回答で一番多かったのは、女性は「貧乏」、男性は「孤独」だったそうだ。男性の方がよほど孤独に弱いのだろうか。      私は離婚してから数年間、クリスマスには行く所もなかったので老人ホームでバイトをしていた。それから10年以上経ち、色々紆余曲折があった挙句、今は元夫の家族と私の子供たち、そして私の現在のボーイフレンドが一緒にクリスマスを祝っている。今はクリスマス料理は元お姑さんとその妹、デザートは私の子供が担当しているが、お姑さんたちももう80代なので、私もいい加減にはクリスマス料理を作れるようにならなくっちゃね⭐️ 

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  • 17 Dec
    • 2億2千万円の当選者

      どうでもいいけど、ちょっとびっくりしたこと。 私のフェイスブックに、知らないスウェーデン人男性から友達申請があった。共通の友達もいないし、写真もついていないが、フェイクでもなさそうだ。いったい、誰かしら? さっそく、彼の名前をネットで検索してみた。スウェーデンでは、暴力夫に追われているとか、特別の事情があってアイデンティティーを匿名にすることを認められている人以外は、住所などの情報がネット上で簡単に検索できるのである。 そこでわかった。その男性トミーさん(仮名)は、5年ほど前私が成人サークルで日本語を教えたことがある人だった。なんだ知っている人だ、承認しちゃおう。・・・ しかし彼の名前をネット検索して、わかったのはそれだけではない。トミーさんと彼の奥さんは、1年半ほど前、高額の宝くじに当選していた。スウェーデンに住んでいる方ならご存知の、土曜日の夜にやっていた郵便番号でなんとかかんとか、のアレである。当選額はトミーさん夫婦だけで2億2千万円ぐらい。私はあの番組にまったく興味なかったから、知らなかったわー。あの番組で当たると、こんなふうに全国民に知られてしまうのね。大丈夫なのかな? と思うのは私がプライバシーを大事にする日本人だから? 数年前、私のお姑様の妹がロット(キオスク等で売っている宝くじ)で当たりを出し、テレビ出演を請われたことがあった。テレビのスタジオでもう一度ロットを引くと、1千5百万円から5百万円ぐらい当たることになっているのだ。しかしお姑様の妹は、高齢を理由に代わりに息子を出演させた。本当のことを言うと、教会でボランティアをしている彼女は、周囲に当選を知られるのが怖かったのだ。 それにしても、私の知り合いの中では、トミーさんほどの高額当選者は初めてだ。彼と奥さんは今70代半ば、もう一生かけても使い切れないだろうな。 私も昔ロットを何度か買ったことがあったが、最高当選額で1万3千円ぐらいだった。よーし、私もこれからもっとロットを買うぞ! と思ったが・・・ トミーさん夫婦も、お姑様の妹も、一生かけてロットを買い続けて、やっと当たったのだ。不動産価格は常に上昇し、よい金融商品もあるスウェーデンのことだから、その分他のことにお金を投資しても良かったかもしれない。 でもやっぱり、ある日突然2億2千万円が自宅に転がり込んできたらびっくりするだろうな! トミーさん、おめでとう!! 宝くじが当たったら (講談社文庫)680円Amazon 最強運を呼ぶ「掃除と片づけ」 (斎藤一人さん、DaiGoさん、小林正観さんが伝授!)864円Amazon 

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  • 28 Nov
    • スウェーデンのモンペア

      わぁ、こりゃひどいわ・・・。 数日前、自分のフェイスブックに流れて来た色々な記事を見ていたら、私の知り合いのお母さん(スウェーデン人)が「いいね!」を押した関係上、私のページでも見られるようになった、別のお母さん(スウェーデン人、私は面識なし)のこんな投稿を見つけた。 それによると、彼女の最愛の娘9歳が、学校の健康診断で学校の看護婦さん(日本風に言うと保健室の先生)に「最近太って来たと聞いたのだけど ・・・」 と言われてショックを受けたのだそうだ。「ママ、私は学校で太っていると言われたよ」と娘がしょんぼりしていたのを見て、写真を見る限りとても柄が悪そうな母親は、ファイスブックにこう書いて、学校の名前と娘の写真と一緒に大々的に拡散したのだ。 私の娘はぽっちゃりしているけれど、太ってなんかいません。40年も学校で働いていて、よくもそんな無神経な発言ができたもんだ、どんな頭をしているんだか・・・ 私は怖いわ、こんなに同情心に欠けた大人がうようよしている世の中に、私たちの子供が生きていかなくてはいけないなんて ・・・ うんぬんかんぬん (この辺はすっごく汚い言葉で罵っていたので、日本語に翻訳しません) 今は日本でもモンペアとかいるらしいが、スウェーデンではモンペアはかなり普通にいる。そして自分がモンペアだとは夢にも思っていない。このお母さんは娘が太っていると言われただけで、学校を訴えると息巻いていた。そして、フェイスブックの投稿を読んだ、幾多の無責任な人々は、いいね! を押したり、「本当にひどい話だわ」「娘さんは全然太ってなんかいないのにね」と、適当にコメントを入れたりして、モンペアの怒りの拡散に協力する。これって、本当に正しい対応だろうか。娘さんの一件は、お母さんが学校に話すだけで十分なのではないだろうか。どうして知らない人にまで知らせる必要があるのだろう。  ある識者によると、インターネットの普及には様々な利点があるものの、その最大の欠点は バカな人にも発言権を与えたこと  だそうだ。それは言えてるな ・・・ それに、ツイッターもそうだけど、よく推敲せず、怒りに任せた発言がキーを一押しで世界中に延々と際限なく広がっていく、これって怖いことだと思う。  とはいえ、このお母さん、本当に学校を訴えたのかな? その結果どうなったか知りたいような気もするんだけど。 もしそれで賠償金かなんか貰えたとかいうんなら、本当にスウェーデンってやったもん勝ちの怖い国だわ。

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プロフィール

ケータイ作家さよこ☆スウェーデン在住

性別:
女性
自己紹介:
子供が生まれてから、十代の頃好きだった文筆を再開。 2000年 第72 回 コスモス文学新人賞 ...

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