乞食いじめ

ストックホルムで電車に乗ると、必ず出会うのが乞食。

紙コップを持って、乗客にぶつぶつとをかけながら歩き回る。もうあまりにも慣れっこになった光景なので、何かあげてる人はほとんどいない。それでも電車や駅から乞食は絶えたことがないので、それなりの収入はあるのだろう。彼らはルーマニアなど東欧から来たジプシーで、むこうでは月5千円もあれば暮らせるそうだから、きっと何ヶ月かスウェーデンで乞食をしてお金を貯めて、故郷へ帰るのだろう。

 

最近、私が乗る路線にわりとしつこい若い男性乞食が現れるようになった。

乞食をしている人はたいてい中年以上で、あまり押しが強くなかったが、彼は道行く人に積極的に挨拶をし、関係を深めることによって何かを得ようとしているようだった。新しいアプローチの試みとしては悪くないかもしれない。今やただ座ったりウロウロしているだけでは、もらいはないのだから。

 

チューリップ

 

昨日、駅の階段を降りたところにその積極派乞食の彼がいて、50代ぐらいのスウェーデン人の婦人に何か話かけているところに出くわした。婦人は彼がなんども話しかけてくるのに怒り、いつも駅に置いてある無料新聞メトロで彼を叩いた。すると彼は何も言わず、さっさとプラットホームの方へと退散した。

 

機嫌が悪そうな顔の婦人がその時、私の顔色を伺うようにちらりとこちらを見た。

私が近づいてくるので、何か言われるかもしれないと思ったのか。

 

私は何も言う気はなかったけれど ・・・ あのしつこい乞食男に腹が立つ気持ちはよくわかるので ・・・ 彼女は私が通り過ぎるまで緊張しただろう。ここには乞食を嫌う人と同じぐらいたくさんの「乞食を擁護する人」たちがいるのだ。

 

そういう人たちは、街頭で乞食をいじめる人の姿をケータイで写し、それをYouTube やフェイスブックで拡散する。私もそんな動画を何度か見たことがある。汚い毛布を纏って街角の地べたに座った男性を罵りながら、何度も蹴りを喰らわす小太りの女。男性は全くの無抵抗。

不思議なことに、日本でホームレスを襲うのは若い男と相場が決まっているが、こちらで乞食をいじめるのは、たいてい中年以上の女性なのである。これは何か社会学的なバックグラウンドの違いとか何かがあるのだろうか。ひょっとして、「ストレスが溜まっているけれど、その十分な発散場所がない」人が、日本では若い男で、スウェーデンでは中年以上の女、なのだとか?

 

みーたん 話変わって はーと1

 

ストックホルム市の南に位置するソーデルマルムには、エコロジーを意識したお店がたくさんあると前にも書いたが、ヴェーガン(乳製品や卵も食べないベジタリアン)のお店に行った時の写真が出てきたので、ここに紹介。

 

 

Bliss cafe っていうお店です。これはお店の中から入り口を撮ったのでちょっと暗い写真だけど、ボヘミアン調で明るく心地よい雰囲気。

http://blisscafe.se

 

とてもにこやかなお兄さんが迎えてくれました。上のHPによると、ヨガのクラスや、ホメオパシーの指導もしているようです。これがヴェーガン料理。ふうむ・・・

 

 

見た所、ずいぶん少しに見えますが、食べたらお腹いっぱい! もっと暖かくなったら、また訪ねてみようと思います。

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