今日キオスクに荷物を取りにいったら(スウェーデンでは、大型郵便物は自宅に配達してくれません。最寄のキオスクやスーパーに自分で取りに行きます)、すごく混んでいた。そのとき、なじみ客と店員の、こんな会話が聞こえてきた。

客「あの女性、今日はいないの?」
店員「あの人、やめちゃったのよ。もう働きたくないんだってさ。ああ見えて、けっこう年だったの。もう40歳よ」

それを聞いて、どっひゃ~っ 汗 と一人でウケた。

40歳ならもう働かなくていいんですか~。じゃあ、あたしも働かないよ!!

ちなみにそのキオスクは、働いている人は皆中東系だった。もしスウェーデン人なら、40歳で引退は早すぎると思っただろう。でもそんなこと口では言いながらも、せこせこと働かなくてすむならそれに越したことはないと思っているスウェーデン女性は、実は多い。


私はつくづく思う。
男女平等の良し悪しは、それがどんな状況の下に語られるかによる、と。
そのキオスクの仕事は恐らく、単調な上にストレスが多く、おまけに給料安く、ずっと立ちっぱなしは40には堪えるのだろう。
そんな仕事なら、辞めたいと思っても不思議はない。

そんな仕事でも、男なら辞めることは許されない・・・ なんという男女不平等だろう。(っていうか、スウェーデンなら病気?を理由に辞める男はいるけど)

給料は安くても、仕事そのものが楽だったら、定年(スウェーデンでは65歳)でも辞めずにパートタイムで働く人も多い。すると後で年金の額が増えるからである。
同じ店員でも、国営薬局のレジのおばちゃんなどは、楽でストレスもあまりないので定年になってもなかなか辞めないそうだ。

ああ、いいなあ。
今から目指すなら、給料どうのこーのより、そんな楽な仕事がいい。
40の声を聞いてから、本当に体力が衰えたと思うもの。
楽な仕事なら、ボケるまでできるしね。 べーっだ!

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