• 30 Apr
    • すわ、気管支炎?!

      ここ数日、心臓がバクバクしたり息をするのが苦しかったりした。 こちらでは無料で電話で健康相談を受けることができる。さっそく電話をかけて自分の状況を話すと、 気管支炎では?! といわれた。 そういえばこのところ風邪っぽかったけれど、それを無視していたんだね。 それとちょっとストレスがたまる出来事も連続して起きたので、そのせいもあったかもしれない。 いずれにしてももう若くないのだなあと実感してしまった。 ところで 日本は今ゴールデンウィークの最中。 ネット人口もこの時期はどっと減ると聞いている。スウェーデンではヴァルボリ祭という、枯れ木を積み上げて野火を炊き、春の到来を祝う祭りがあったり、国王が60歳の誕生日を迎えたりするのがこの週末である。 王様も還暦! 赤いちゃんちゃんこを着なくてはね。 私が還暦を迎えるまでにはまだウン十年ある。 年取ったなんていっている場合ではない。まだまだ責めの体勢で生きねば。 今考えていることがある。 それは電子書籍をダウンロードできるサイトを構築すること。 電子書籍を売っているサイトは、私が既にお世話になっているでじたる書房 始め、今もたくさんあるのだけれど、私はロマンス小説や女性向け実用書籍に特化したサイトを作りたいのである。 なぜなら、今のところは大手の電子書籍販売サイトも品目が少ないせいなのかもしれないけれど、 私が読みたいな! と思えるような書籍はなぜか電子書籍化されていない。 書籍出版には大変な費用がかかる。 費用の関係で出版には至らない本にもよいものがたくさんあるはずだ。いずれは他の方が書いたそういった作品を発掘し、電子書籍化することができたらなおいいなあとも思っている。 ヨーロッパ在住者のランキングに私も参加しています。 応援お願いします。 ↓ 人気blogランキングへ

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  • 29 Apr
    • 同情するなら、金をくれ!

      昨日はまた老人ホームに呼び出された。急に人手が足りなくなったので手伝いに来てほしいとのことだった。あまり気が進まなかったが、拘束時間が短かったのでとりあえず行くことにした。 そこには気難しいおばあさんがたくさん住んでいる。 一人、アルツハイマーで身体は不自由だが頭はしっかりしていて、やたらと細かいことにうるさいおばあさんがいる。今回たまたま私が一人で彼女の世話をしたので、なんとなく昔話をすることになってしまった。 とてもやせて小さなそのおばあさん、若いときの職業を聞くと、なんと 食肉解体作業員 「賞をもらったこともあるのよ」 と言う。 父親は貧しい木こりだったので、14歳からすべて自分で経済をまかなっていたのだそう。 結婚して子供が6人できたが、夫が気に入らなかったので追い出し、一人で働きながら子供を育てた。 強い女だったんだね~ と私はおばあさんの我がままな見かけによらないタフな経歴に感心した。 そうよ、私は強かったの。今は病気でこんなになっちゃったけどね。 と彼女は平然と言った。 私はこのおばあさんの足許にも及ばないが、一人で海外で暮らして働いて子供を育てていると言うと、大変だね~ とか言われる。 でもそんな人に限ってなぜか アレを買わないかとか、コレをやってくれないか、とか そんなに私が大変だとわかっているなら、なんでそんな要求するの? みたいなことばかり言って来る。 「大変だね~」は口先ばかりだということがよくわかる。 そんな人たちに私も言ってみたい。 同情するなら、金をくれ! と。 本当に大変なとき、口先だけで「大変だね」と言われても不愉快になる。 そんな言葉だけかけるのなら、せめて私がこのおばあさんみたいに何もかもやり遂げてから「大変だったんだね」と感心してほしい。 ヨーロッパ在住者のランキングに私も参加しています。 応援お願いします。 ↓ 人気blogランキングへ

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  • 28 Apr
    • ホントに長い間気になっている・・・コト。

      長い間とても気になっていることがある。 それは、このブログのタイトルである。私が「女流官能作家」を標榜してこのブログを始めたのは他でもない。自分の特技(笑)というか、ウリを分析して、希少性?があるものを打ち出すのが一番面白いのではないかと思った結果である。 「スウェーデンの生活」とか「地球の果てで暮らして」とか「オーロラ物語」とかじゃ、似たようなブログはたくさんあるだろうし、今ひとつインパクトに欠ける。 たまたま光文社の「女性が書く女性のための官能小説」公募に入選したことがあったので、 そんじゃあ「女流官能作家」を自分の肩書きにしてみようじゃないか! ということになったわけだ。 でも、自分が実際書きたい!ものはいわゆる「官能小説」ではない。 どちらかというと、ロマンス小説に近いものだ。 あくまでロマンスが主体で、ハーレクインのデザイアシリーズみたいに刺激もあって、といったものだ。 男性が読む官能小説とはちょっと違うのである。 個人的には作家の男性・女性問わず、官能小説は面白い。エンターテインメント作家は本当に筆力がなくてはならないとよく言われているが、その通りだと思う。官能小説だからと言って、ヤッタ、ハメタ、ヌイタだけでワードドキュメントが埋まっていくわけではない。まあ、読まない人にはわからないかもしれないけど・・・。 とは言いながら 本業の忙しさにかまけている私は最近何も書いていない。 これじゃあいかん! 名前が泣くで!! しかもこんなふつつか者の私を、本当の「女流官能作家」だと思って応援してくださる方がいるのだから恥ずかしくて穴があったら入りたくなってしまう。 最近とみに思うことだが、 時間がないというのはいいわけにはならないのだなあ・・・ つまりはやる気なのだなあ・・・ まずは自分のHPを作ることから始めようかと思っている。 最近はサーバーもいろいろとあるようだけど、ブログを作るように簡単に、ネットショップも作れるようになったと聞いてちょっと驚いている。 これを読んで ↓ 国内最大級の個人向けホスティングサービス「ロリポップ!レンタルサーバー」を提供している 株式会社paperboy&co.が、オンラインショップ業界に殴り込みです。 オンラインショップ運営支援サービス「Color Me Shop! pro」 は、 ロリポップで提供しているショッピングカート機能の上位版にあたり、 簡単にショップが作れるだけでなく、商品管理や決済方法の支援までと、 初めてオンラインショップを立ち上げる方にも、非常に使いやすくなっています。 また、「Color Me Shop! pro」 は、 これまで運営支援サービスにありがちだった、「ダサイデザイン」とはさよならです。 【Pop】【Cute】【Cool】【Elegant】【Simple】とブログサービス「JUGEM」で培われた テンプレート技術とクリエイティブスタッフが、 オンラインショップ向けに最高のデザインをご用意しました。 高品質のサービスと納得のプライスで「Color Me Shop! pro」 は、 オンラインショップ業界に革命を起こします! だそうです。 私もちょっと興味ありです。 ヨーロッパ在住者のランキングに私も参加しています。 応援お願いします。 ↓ 人気blogランキングへ

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  • 27 Apr
    • 皆心が寂しいのじゃ・・・

      少し前、孤独のあまり料金も省みず夜中に在宅ケア職員を呼びつけるおばあさん について記事を書いた。 それを読んだニックさんから 自分などそのおばあさんよりひどいかも・・・ だって若いときだって寂しさから誰かと話がしたくなり、ついキャバクラをはしごして一晩に4万といわず散財していた。 というメールをもらった。 そっか・・・寂しさに年齢は関係ないんだね・・・ 先日日本の老人ホームで活躍する介護ロボットを紹介したスウェーデンのTV番組を見た。 身体の不自由な人が椅子に座ったままスイッチ一つで入浴できるシャワーカプセル。 気の合わない人に手で洗ってもらうよりよっぽど気持ちがいいだろうね。 センサーで反応するペットロボット。 撫でたり、毛をといてやったりするとまるで生きているように反応するアザラシのぬいぐるみである。 このアザラシを可愛がっていたおばあさんたちは ほんまにええもんを作ってくれはって~ みたいなことを笑顔でインタビューに答えていたけれど でもなんかちょっと怖い・・・  だって いくら生き物みたいに反応するからって、所詮ただの機械なんだよ? スウェーデンのTVは さすが先端技術を愛する日本人ですね♪ みたいに紹介していたけれど ぬいぐるみはエサもいらないし、ウ○コもしない。それに自分にはむかうこともなく、面倒なことが起きればすぐスイッチを消せばすむのだし、プログラミングで思い通りに動かすことができる。 これでお年寄りの孤独を癒すことができれば、それもいいのかもしれないけど そのうち、こちらでも好評な日本の漫画Chobits みたいな世界が当たり前になっていくかもしれないな。。。 皆心が寂しいのじゃ・・・ ヨーロッパ在住者のランキングに私も参加しています。 応援お願いします。 ↓ 人気blogランキングへ

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  • 24 Apr
    • 因果な貧乏性

      スウェーデンもやっと春らしくなって来ました。 この冬は長かった・・・ ほんっと~に長かった。80歳を過ぎたお年寄りに言わせると こんな寒い冬は1942年以来!!  それも数人の方から同じことを聞いたのです。数字がバッチリ出てくるあたり、皆さんまだまだお達者なようです。 季節の変わり目ということもあり、今月は掃除をするぞ! とはりきったのですが、あと1週間を残すところとなり、あまりできていません・・・。 新しい物を取り入れるには、古いものを捨てなくてはならない これが風水の鉄則なのですが(笑) それと今月はあまり仕事しない! というのも目標だったのですが、急な依頼が来たりして、それを貧乏性なもんでついつい断らずOKしちゃったりするんですよね~。 でもって後から「思ったようなことができる時間がない!!」と後悔。 むむむ・・・。 ヨーロッパ在住者のランキングに私も参加しています。 応援お願いします。 ↓ 人気blogランキングへ

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  • 22 Apr
    • 熟女ヌードと母の日・・・

      日本では浦島太郎な私、アダチユミさんというとカレーのCMに出ていた女の子しか頭に思い浮かばないのだけれど、今はもう成人して結婚し赤ちゃんもできたのだそうだ。 それで、なのかどうなのか知らないけれど、そのユミさんのお母さんのユリさん(48歳)という方が熟女ヌード写真集を出版したのだそうだ。 もう孫がいるので「おばあさんヌード」と言うこともできよう。巷の評判では「見てはいけないものを見てしまった」という声が高いようだが、同年代の女性に比べるとやっぱりとても美しいんじゃないですか。 まだご覧になってない方は こちら っていうか、この世には「老け専」とか「熟女フェチ」もいるんだからねぇ。 若い人は確かにきれいだと思う。でも色気というのは、完璧に美しいものからはなかなか感じないものではないかしら。少し崩れた不細工なところに手作りの味があるように、ちょっと美の基準から外れたところにその人なりのたまらない魅力を感じるときがあるんじゃないかな。 例えば、私はハゲオヤジが手元の書類を見るために眼鏡をかけ直すとき胸がキュンとする。 もちろんそれは老眼のせいでもあるのだけれど、その様子が大人の男性らしくてセクシーに見えるのだ。人によっては「年取ったな」としか感じられないしぐさなのだけれど。 だから、ユリさんの乳首や口元に、熟れ切って腐る直前の果物のような妙味を感じる人がいたって全く不思議はないではないか。 来月の母の日まで少し時間があるけれど、セクシーなお母さんやおばあさんに美しい花束と特別なお菓子を贈ってあげるというのはどうでしょう。 ↓のサイトは私のお薦めです。  もちろん私も何か購入する予定。だけど目移りしすぎてまだ決められません(笑)  生花のブーケ↓ 3色ローズが特に可愛くて素敵 どれもおいしそう・・・ ↓ やっぱり日本っていいなあ・・・

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  • 21 Apr
    • お金は感情とデータ

      今日は電車に乗っている時間が長かったので、何か日本語の読み物を持って行こうと思い、手にしたのがこれだった。 ザビエル, ラーニングエッジ株式会社 世界一読みたかった お金の聖書(バイブル) 幸せで豊かになる力が、絶対身につく本 昨年アマゾンで何週間も1位を保持していたベストセラーだ。 出版前からこの著者ザビエルさんのメルマガを購読していてとても感じ入っていた私は、この本はもちろん出版と同時に手に入れた。 1回目はざっとしか読まなかったが、今回さらに項目ごとにじっくり読み返して惚れ直した。 しかし、この本に書いてあることを理解し、そして実行に移せる人がいったい何パーセントいるのだろうか。簡単な言葉とふんだんな図・イラストを使って、できるだけわかりやすく書かれたというこの「聖書」だが、自らの懐の経済問題に何の関心も持ってこなかった人が書店でいきなりこれを手にとって読んでも、恐らく雷に打たれたような啓示は受けないのではなかろうか。 中でも面白かったのが、 お金とは「感情」と「データ」である と言い切っていること。 銀行に押し入ったからといって必ずしも現金が強奪できるわけではない。 お金とは往々にして通帳上の数字にすぎないのだから。 ならば、感情とは? その答えは詳しくはこの本に書いてありますぅ(ネタバレ禁止)・・・が 靴を何千足持っていようが、履けるのは一回につき一足きりである。 お金がたくさんあるという満足感とか、ないという喪失感とか、それは結局のところ自分の心が作り出す「感情」に過ぎないのだ。 その他にもこの本にはお金にまつわるいろいろためになるお話や、サラッと書かれているようで具体的かつ役立つアドバイスが一杯つまってる。 ゴールデンウィークに読む、生活に役立つ本を探している方におすすめしたい一冊。 ヨーロッパ在住者のランキングに私も参加しています。 応援お願いします。 ↓ 人気blogランキングへ

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  • 20 Apr
    • 親の務め

      久々にある同僚に会った。彼女は私と同年代のシングルマザーで、中学生の息子さんが一人いる。 その彼女がうれしそうにある手紙を見せてくれた。 息子さんはアイスホッケーを熱心にやっているそうだが、この冬の試合でスカウトマンに見初められ、スウェーデンのジュニアリーグ入部を許されたのだそうだ。その手紙はスウェーデンアイスホッケー協会からの手紙だった。 この栄誉に預かれる彼と同年のプレイヤーは全国でも30人しかいないという。 トリノオリンピックで金メダルを取ったほど、スウェーデンはアイスホッケーがさかん。 それだけ選手の裾野も広い。そんな中でジュニアリーグの選手に選ばれるというのはどれだけすごいことだろう。 彼女はアメリカで結婚してその息子さんをもうけ、彼がまだ小さいときに離婚して二人でスウェーデンに戻って来た。 彼女の仕事は決して高給ではない。そんな中で彼に費用が特別かかるアイスホッケーをさせるのは経済的にも精神的にも大変だと思う。お金はアメリカにいるお父さんが援助しているのだろうけれど、それでも彼のホッケーのために年間最低50万円はかかるというのは、基本的に教育が無料であるこちらでは恐るべき事実である。息子のホッケー費用を捻出するため、スウェーデン人ならたいてい誰でもエンジョイする夏期休暇の旅行も、彼女にはありえない。 そこで思い出したのは、タイガー・ウッズ一家のこと。 確か新聞には、息子にゴルフをさせるのに非常に費用がかかったため、一家はタイガーの子供時代夏期休暇旅行をしたことがなかったと書いてあった。 子供の教育にはお金がかかる。 残念ながらよい教育を受けさせようと思うと、ひたすらひたすらお金がかかる。 ウッズ一家はその投資を取り戻すことができたけれど、多くの家庭は投資の見返りがあるかどうか不確かだからためらうのかもしれない。 息子さんのためにがんばっている彼女には頭が下がる思いがする。 同時に私も子供のためにかかるお金につい溜め息をつくことがあるので、もっと将来を見据えて投資してあげなくてはいけないのだなと思った。どうせたいした財産など残してやることはできないのだから、せめて将来の糧になるような教育をできる限り与えてやるのが親の務めではないか? 彼女の息子さんがいつかアメリカでプロのアイスホッケー選手になって、お母さんにしっかりと孝行をしてくれることを祈っている。 ヨーロッパ在住者のランキングに私も参加しています。 応援お願いします。 ↓ 人気blogランキングへ タカラジェンヌが開発した化粧品だそうです  これを使うと、あなたもタカラジェンヌならぬ 「ジェンヌ肌」 に!!  ↓ 母の日のプレゼントに必ず喜ばれるプレゼントは、やっぱり美しいブーケ・・・ ↓

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  • 17 Apr
    • 都会のエアポケット

      ストックホルムで一番ハイソな地域の、ハイソなストリートにあるアパートメント。 日本の近代的なビルと違い、建築後百年以上経っているのが当たり前の石造りの建築物は、アンティークで味があり、おしゃれである。(パリあたりの町並みを想像してください) 重いドアを押して中に入ると、内部はつい最近改装されたらしく壁は真新しいカナリアイエロー。建物自体は古くても、改装さえしっかりしていればいつまでも新しく住むことができるのがこちらのアパートだ。 でもエレベーターがまた前世紀初頭から変わっていない風のレトロなスタイルが健在なんだなこれが。 古い物とモダンな物が折衷された西洋の都会の建築物にはいつもながら魅了されてしまう。 さて、その年代物のエレベータに乗ってついた○階。 目指すアンナ(仮名)のドアを、在宅ケアチームが所有する合鍵で開けようとすると、反対側の部屋のドアが大きく開いた。最近大金をかけて改装されたであろう北欧スタイルの明るい部屋から、美しい女性がテリア犬を連れて出て来た。なんだかリッチそうな雰囲気だ。 こんばんわ、とにこやかに挨拶を交わす私たち。 私は夜間在宅ケアチームの相棒である男性と話す。 素敵な部屋だね。ここ買うといくらぐらいするんだろね。 国内最高のレベルじゃない? なにしろ住所がいいもんね。 私たちはいつも通りアンナの部屋の鍵を開け中に入った。 鼻をつくすえた臭い。電気をつけると、倉庫かと見間違うほど灰色にすすけた壁と古ぼけた家具。 ソファやタンスの上には大人用おむつのダンボール箱が積み重ねられ、飾りだなの上には埃が溜まっている。 少なくとも1940年ごろから一度も改装されたことがないであろう、今どき博物館にしたくなるような部屋である。 奥の暗い部屋に猫のように光る目がある。 狭いベッドルーム中央にどんと置かれた介護用ベッド。 そこに相棒の男性が知る限り3年間は寝たきりでいる、96歳のアンナがいた。 「ヘーイ、アンナ」 真夜中だというのに私たちは明るく声をかける。 「今何時?」 アンナの言うことは毎回決まっている。 「1時だよ」 「昼の?」 「夜のだよ」 「そう・・・」 日もほとんど当たらない部屋に一日中寝ていたら、昼も夜もわからなくなるのは当たり前である。 おむつを替えて飲み物を渡す。 「ありがとう」 これ以上の言葉を彼女は話さない。 アンナには子供はいない。 一番近い親戚は甥らしいが、彼ももう高齢なのだろう。この部屋に訪ねてくる人間は在宅ケアの係員しかいない。 居間の机の上に古ぼけた白黒の子供の写真と、70年代に撮ったと思われる中年の男性の写真がある。これがその甥なのだろうか。この写真以外に、彼女の若かった頃の生活を連想するあてはない。 この世には病気や怪我、中には自殺などで若くして亡くなる人もたくさんいる。 中にはもっと長く生きたかったと思う人も大勢いると思う。 骨と皮に痩せて、アンナは生きている。 病気や怪我で亡くなる人が不思議なくらいに、ベッドの上で心臓は毎分脈打ち、臓腑は機能している。 そしてこれからも、その細胞ひとつひとつが機能することを止めない限り、アンナは恐らくは何も考えることなく、ずっとベッドの上に横たわっていなくてはならない。 「ヘイドー(さよなら)」 私たちはアンナの部屋から出て行く。所要時間約5分の訪問である。 スケジュールはいつもいっぱいなのだ。次の訪問先に急がなくてはならない。 ドアに鍵をかけるとそこは別世界。 通りではタクシーが忙しく走り回り、パブ帰りの午前様の若い男女が楽しげにはしゃいでいる。 都会のエアポケット、などという表現があるとしたら、アンナの部屋こそふさわしいのではないかと 私たちは思っている。 ヨーロッパ在住者のランキングに私も参加しています。 応援お願いします。 ↓ 人気blogランキングへ

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  • 16 Apr
    • シンプルライフ

      タンスの中、台所の食器棚は定期的な点検が必要だ。 あれ、こんなものもあったのか! と思えるものがたくさん入っていたりする。 それが賞味期限の切れた食物であったり、もう流行おくれの服だったりするとアジャパー(古い・・・ってかこれが何か知っている人は35歳以上?)である。 私はいつも家賃が高いことを嘆いている。 もっと広い所に住めたらなあといつも思っている。 だが タンスやバルコニー、物置の内部にはたくさんのデッドスペースがあり 私はそれらのデッドスペースを持つために高い家賃の一部分を払っているのである。 もったいない、もったいない・・・・。 なんともったいない話だろう。 今と同じ広さの部屋でも、ある物をきちんと整理することによって、ずっとずっとゆとりを持って住むことができるはずだ。 ヨーロッパ在住者のランキングに私も参加しています。 応援お願いします。 ↓ 人気blogランキングへ

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プロフィール

ケータイ作家さよこ☆スウェーデン在住

性別:
女性
自己紹介:
子供が生まれてから、十代の頃好きだった文筆を再開。 2000年 第72 回 コスモス文学新人賞 ...

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