評論家江崎道朗さんの『コミンテルンの謀略と日本の敗戦』を読んだ。これは多くの方にぜひ読んでもらいたい本です。

 

なぜ、日本が自滅の道へと進んでしまったということがよくわかります。本当であれはもっと複雑なんでしょうが、明治維新からの社会構造を「庶民の日本」と「エリートの日本」に分け、「エリート」は「左翼全体主義」「右翼全体主義」「保守自由主義」の3つのグループに分かれているとしたことでとてもわかりやすくなった。そして「エリート」が富国強兵のため祖国の伝統を軽んじることを教えられていたことがとても重要である。

 

第五章では、「保守自由主義」VS「右翼全体主義」「左翼全体主義」と題しているが、「保守自由主義」の代表の一人に描かれている小田村寅二郎がとても魅力的な人物であった。小田村寅二郎は吉田松陰の妹と結婚した楫取素彦(かとり もとひこ)の曾孫、です。余談ですが、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』では大沢たかおが楫取素彦を演じています。

 

この中で小田村寅二郎たちが聖徳太子の十七条憲法、五箇条の御誓文を勉強し大日本国憲法の精神を守ろうとしていたということはとても重要なことだと思いました。「右翼全体主義」「左翼全体主義」の人たちは帝国憲法の精神を守らなかったためにコミンテルンの謀略の影響を受けて自滅への道へ進んでいった、そして「保守自由主義」の人たちが弾圧を受けて正論が通らない世の中になっていった事実をしっかりと勉強すべきと感じました。

 

本書の中で、戦後日本社会の重鎮となった横田喜三郎、宮崎俊儀が戦前にどのようなことしたが書いてあることも注目すべき点です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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