ふと思い出したら、この話がピッタンコじゃないですか。
オーストリアであいさつがないと言われた話2
http://ameblo.jp/kuragon-room/entry-12074723679.html
ニュルブルクリンクで優勝したオレがわざわざ1週間以上も時間を作って、ホテルも移動手段もまともに準備できない選手&チームのサポートにオーストリアまで行ったら「あいさつがねえ」と言われたファンキーエクスぺリエンスです。
あいさつにもイロイロありますんでねえ(笑)。軸の通った前腕であいさつとか。
通常モードのオレ(通常=全開)なら、その場で即撤収が最も平和的な解決です。
それはそうです。日本代表だか何だか知らんが、オレには一切関係ないんだから勝手にすればいい。知らんがなです。
しかしそれでは短気なんですよ。短気はアレだということわざもあります。
オーストリアまで自力で手伝いに行った別の業界の選手に向かって「あいさつがない」とか、そんな人智を超えて無礼な行いは、まともな教育を受けた人類ならまずないことです。
シャーロック・ホームズ的に思考すれば、まずないことが起こるということは、それなりのアレがある、ともいえます。
「コレはオレの知らない事情が裏にあるやもしれん」
例えとしては完全にアレですが、会社とかでよくあるじゃないですか。なんでこんなの雇ってるのかわからないくらいクソ使えない社員が、実は社長のアレだったとか(笑)。
仕事上のアレだから仕事の関係で判断したくなるんだけど、キモは裏の人間関係というパターンです。
具体的には何も知らないけど、状況からしてそっち方面の可能性を考えましてね。
普通はアタマに血が上ってムキーとなるもんです(笑)。
そういう状況にあって、アレな事情まで考えて対応できたのは、鍛錬が進んで意識の総量が増えたといえるでしょう。
多方面に考えが及ぶと、結果として最適な対応をしやすくなるべ。
仕事でも人間関係でも、裏事情というか、相手の都合に合わせて何かいい作戦を思いつくこともあるでしょう。
ちなみにモーターレーシングは、相手の事情を探った上で、相手の都合に一切合わせない種目です(笑)。
キレるのはいつでもできるから最後でいいんですよ。ぜんぜんキレてないけど。オレをキレさせたら大したもんです。
ただオレも当時はまだ鍛錬が足りなくて、本当に能力の低い人をまだ甘く見てました。
今の対応はといえば、軽く請求書を送るかな。何もできないけど面倒を見て欲しいなら、ギャラが発生するのは社会の常識というヤツですので。そういう労力を周囲が負担するのが当然と思っているのが、本当に度し難い。
クラゴン部屋出稽古の定価が1日10万円。能力からするとさらに使っているわけでして、そこそこまとまった金額になりますかのう。
ぬこ様のための労力は人類の義務ですが。
ごろにゃーん。
KURAGON RACING