みかづきくらげのカデンツァ 夏目恭宏のブログ

ピアノ、音楽、音楽教育等に関する個人的見解を気の向くままに書いています。

こんにちは。

夏目恭宏のブログみかづきくらげのカデンツァ にお越しいただきありがとうございます。

ピアノの話、音楽の話、日常の戯言もちらほらと…

くだらない記事ばかりですが、もしかしたらお役に立てることなどもあるかもしれません。

好きなことだけやって生きるノン・ストレスな人生を目指しています。

それは現実逃避だとか言わないでくださいね(笑)


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音間違いは絶対に許さない。

僕自身ストイックでありたい。生徒さんには一音たりとも間違えずに弾く事を強要する。

とか言ってみたり(笑)

いや、実際そうなんだけど、ただし、それは家でひとりで練習する時のみの話。

その代わり、本番ではいくら間違えてもいい。ノーミステイクであることは重要視しない。そもそも本番てのは何かしら間違いが起こる。緊張しているし、環境も違うのだからそれは当然。そこで新たに練習には無かった何かを創造していくのが本番の醍醐味である。

こんな考えでいると、意外と本番でも間違わない。もし仮に間違えたとしても心理的ダメージは少ない。

音を間違えた?ああ、◯◯を弾くはずが△△を弾いてしまったのか、この音の方が斬新でいいじゃないか!隣の音を引っ掛けた?そいつは装飾音ということで!暗譜が飛んだ?即興パーティーの始まりだ!

僕の経験では、家でのストイックな練習に耐えた曲目のみ、この感覚を味わうことができる。(そうでない曲では焦りしか生まれない。笑)


*****


練習と同じように間違えずに弾けた。

こんなのを目指しても仕方ない。本番での間違いは起こりうるものとして受け入れるしかない。だからこそ、自分がリラックスできる家では一音の間違いも許さない。

練習と本番は別物。練習をはるかに超えたところに行かなくては!



Yasuhiro Natsume


☆夏目恭宏ピアノレッスン

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これカッコ良すぎだろ。。こんな爺さんいたら惚れるわ。




ショパンもだけど、この時期のグルダが帽子なしでネクタイしてピアノ弾いてるのもまた新鮮。

そしてこの曲順、くっそ真似したくなる(笑)


*****


最後の来日公演は93年、テレビで見た。オーチャードホールだったかな。

スタインウェイと電子ピアノを並べ、音色変換と音量ツマミを巧みに駆使して、それはそれは見事なバッハを弾いた。映像は何処かにあるはず。あれを見ると電子ピアノが弾きたくなる。

あの時もプログラムにはショパンがあって、確かノクターンとイケイケの舟歌を弾いていた。

ポーランド的な素朴さとはまるで違うけれど、そんなことはどうでもいい。この人には音楽の在り方そのものを教わったなあ。

アンコールの辻馬車の歌を弾き終えるやピアノの蓋を叩きつけるように閉めて舞台袖に引っ込んだ。

あの瞬間、中学生の僕はグルダのファンになった。



Yasuhiro Natsume


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モーツァルトの音楽は青空のように美しく、哀しい。

音楽で感情を表現する場合、例えば、喜ばしいフレーズは喜ばしげに、悲しげなフレーズは悲しげに演奏できることが求められる。

では、そのフレーズが喜ばしく、または悲しげに、そう聴こえるためには、具体的に何をすればよいのか。そこが問題。


*****


「ここではどんな音が必要ですか?」と生徒に質問したら「夢と希望に満ちた音です」という答えが返ってきてズッコケたという有名な先生の話がある。

夢と希望、それも大変結構だが、先生が望んだ答えは、「ソプラノが強くて他が弱い音」だった。

ピアノの練習、演奏には客観視が必要なのである。演奏者が弾きながら喜んだり悲しんだりしていても仕方がない。

とある友人のリサイタルにて、リストのバッハ変奏曲で彼が強烈な減7和音の連続を弾きながらニヤニヤと恍惚の表情を浮かべていたものだから、終演後に、あの深刻な和音であんな嬉しそうな顔するやつがあるか!と言ってやった。

そしたらこんな答えが返ってきた。

「いや、あの和音を延々と聞かされるお客さんも可哀想だよなあと思ってさ。皆が苦悶の表情を浮かべてるのを想像してたら笑っちゃった」

こいつは本物だと思った。


*****


学生の頃、師事していた教授のリサイタルに大変感銘を受けた僕は、どうしたらそのような音楽を演奏できるのか、秘訣は何かと聞いてみた。

答えは一言、「タイミングだ」と。

さらに「よく音を聴いて、最良のタイミングを探すことだ。やってみろ」と。

この頃僕は、演奏家はステージで演奏しているときにいったい何を考えているのだろうか、何を考えればよいのだろうかと暗中模索していたものだから、この一言は金言であった。

何の音をどのくらいの音量でどのタイミングで鳴らすのか。演奏家の仕事はそれだけだ。


*****


音楽は人のこころを動かし、魂を揺さぶる。僕も常に音楽に突き動かされている。

しかし、音楽を聴いて感動することと、その感動を人に届けることは似て非なるもの。


「私はおよそのところを描く(弾く)のであって、絵を完成させるのは、聴衆の役目なのです」  F.ショパン


なるほど、演奏者が絵を完成させようとし過ぎると少々あつかましい演奏になることがある。この言葉の意味がようやくわかるようになってきた。



Yasuhiro Natsume


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