金沢ネタ、もうちょっとだけ引っ張ります(笑)。
去年はお義理母さんが東京に遊びに来てくれたりして、
金沢には一度も帰らなかった。
正月、お義理母さんと電話していたら、無性に金沢に行きたくなって、
よーし、1月3週目はエビカニブリだ!
というわけでマイルで参る。
17日、土曜日の朝出発。
そ氏、今回の旅で、飛行機は9~10回目。
すれ違うCAさん全員にとびきりのスマイル。
オモチャをもらったら「ありがとう」と頭を下げて
CAさんの心をわしづかみしたり……。
着々と空のナンパ師経験値、重ねております……。
長野の松本を過ぎたあたりから、景色が激変する。
震度2~3の揺れが続く。
シートベルトサインが点灯し、CAさんたちも座っちゃった。
空のナンパ師は、揺れる機内、CAさんが来なくてつまらないからと、
機内誌をめくっていた。
私に似ず読書家の息子は、家でもずっと本ばかり読んでいる。
雲が晴れ、日本海が見えた。めちゃくちゃ荒れている。
冬の金沢に来るたびに思う。
エグさんたら、すごく厳しい場所で生まれ育ったんだね、と。
横風がかなり強く、もしかしたら羽田に引き返すかも。
なんてアナウンスが流れていたけど、なんとか無事、小松空港に到着。
着陸した瞬間、強風で機体がぐいーんと横に滑っていった。
ちょっとだけあせったけど、おつかれさま、機長!
荒れ狂う日本海。
陸地には雪はまったくなかった。想定外。
レンタカーのなかで、テンションあげあげのナンパ師。
手はピース。
あ、寝た。
お義理母さんちに着くや、ランチはいきなりの甘エビ!
甘~い! おいしい~!!
あわてて食べたら、口のなかにトゲが刺さった(汗)。
食後、雪が見たくて山方面へ。
金沢市内から約30分のところにある湯涌(ゆわく)温泉。
プレイボーイな日本画家、竹久夢二が逗留したので有名。
ちょっと山を上っただけで別世界。いいねいいね。
お義理母さんはさすが雪国育ち。
そ氏を抱っこして、雪が積もった急な階段、スタスタ上がる。
エグさんと私、ただただビックリ。
そ氏、初足湯体験。
でも足が短くてお湯に届かない(笑)。
そ氏を見ててあげるから、あなたたち夜遊びしてきなさいと、お義理母さん。
金沢一の繁華街、片町でエグさんの同級生呑み会に、
飛び入り参加することに。
いいんですかぁ、ありがとうございます! と、ガラガラのバスに乗りこむ。
ところが、エグさんの出身校の前で、後輩たちがなだれこんできた。
もう満杯なので、次のバスに乗ってください! というアナウンス。
待ち合わせより少し早めに着いたので、武家屋敷で夜のデートなど。
しかしものすごいことに気づく。
せっかく羽田で買ってきたお土産、お義理母さんちの玄関に忘れた(汗)。
手ぶらで行くなんて私の気が済まない!
というわけで、ドラッグストアで転ばぬ杖の先的なモノ、人数分買っていく。
エグさんの同級生や後輩がわらわらと集まってきて、
1軒目では焼き鳥や海鮮などいただく。
2軒目行こうぜ~と、皆さんノリノリで(笑)、
後輩がやっているという、金沢らしい
しっとりした小料理屋
に連れて行ってくれた。
私より3つ下の彼ら。
話題はもっぱら「毛髪」のこと(笑)。
36歳。気になるお年頃なのでしょうか。
月/3万円出せば、ハゲは治る。
飲み薬で治る!
おのおののオデコを見せ合っては大笑い。
話題こそ違うけど、学生時代もこうやってみんなで、
ワイワイがやがや、楽しく過ごしたんだろうな。
いい仲間を持って、幸せ者だね、エグさん。
私は別に、ハゲても気にしないから大丈夫だよ(笑)。
その代わり、年相応に、かっこよくハゲてよね。
翌日は、金沢らしからぬいい天気。
お義理父さんのお墓参りへ。
そ氏はジイチャン、ふたりとも居ないんだな。
その後、庶民の台所、
金沢港いきいき魚市
をチラ見して、
11時半から、お義理姉さんの家族とランチ。
ちなみにお義理姉さんは私と同い年。
そ氏、3人のいとこたちとセッション。
やっぱり子どもは子ども同士。楽しそうね。
ランチ後、彼らの家に遊びに行った。
たくさんめんどう見てくれた。
そ氏はなぜだかわからないけど、乗り物のなかでバスが一番好き。
最近、ローカル路線バスで芸能人が旅する番組、流行っているでしょう。
例に漏れず、その番組が大好きなそ氏。
たまたまテレビでやっていて大興奮。
激しいはしゃぎっぷりに、みんなビックリしているよ(笑)。
新幹線開通してちょっとしたころ、うちのリフォームも終わっているから、
みんなで泊まりにおいでね。
こんな夕飯しか出せないけど……と、お義理母さん。
何をおっしゃいますか。
ブリにコブ締めに、大変美味しゅうございました。
いやぁ、しかしほんと金沢って魚、いけてるよね。しみじみ。
3日目。最終日は飛行機が夕方なので金沢観光など。
古い街並みが広がる東茶屋街にて。
そ氏がバスと同じくらい好きなのはイヌ。
見かけるイヌすべてに手を振る。足はバタバタ。
外からは見えないけど、なかからはばっちり見えてるのよ。
と、お義理母さんに格子戸の説明を受けたり、
金箔が貼られた蔵を見学したり、
すてきな場所が第二のふるさとになってよかったなぁ。
なんて思うのだった。
金沢冬の名物、雷が轟いて、瞬く間にどしゃ降りに。
でも、お義理母さんはあわてない。
第一、傘も持ち歩いていない。
「弁当忘れても傘忘れるな」の土地で!
「ほら、止んだでしょ」
おみごと!
金沢市内を流れる2本の川、氾濫を繰り返す“男川”は犀川(さいがわ)で、
この、穏やかな浅野川は“女川”と呼ばれていると、
お義理母さんが教えてくれた。
そ氏ももう少し大きくなったら、金沢のこといろいろ
お義理母さんに教わりな。
それどころじゃないみたい(汗)。またバス発見。
金沢市内が一望できる卯辰山
でランチ。
さっきまで青空がのぞいていたのに、
いきなりの雨に。THE金沢。
そ氏が生まれてから、食事処は個室の有無で選ぶようになった。
緊迫の間。
あ、違った(汗)。金箔の間に通された。
そ氏は掘りごたつの常連。
上ったり降りたり、熱心にやっております。
その間、私たちはノンビリ食事。これもまた個室だからできること。
今日もまた、金沢の幸満載。
平日特典、食後のスイーツが2つついてきた。
のんびりいただけて2700円とは、なんともお値打ち。
帰る時間が近づいてきた。
豊を見てくれている母上と番長に、お土産買いに近江町市場
へ。
眠そうなそ氏。
ベビーカー出しますよと行ったら、おんぶが一番! とお義理母さん。
元気いっぱい65歳。負けてるな、私……。
エビカニブリ!
この旅たくさん食べました。
立派なイカと赤魚の干物も買えました。
おまけにナントカの干物を付けてもらい、
しかも200円引いてもらいました。 やったね。
お義理母さん、たくさんお世話になりました。
また来ます、金沢。
荷物が多い私たちは、新幹線じゃなくて、飛行機でマイルで参る、かな。
その方が安いし、飛行場までクルマでラクだし、
なにより飛行機好きのヒコちゃんだしね(笑)。
お義理母さんとの別れでは、プイッとそっぽを向いて、
あっちを向いたまま涙を流していたそ氏。
1歳児、いろいろわかってるんだね。
今回もいい旅でした。