津軽らしいラーメンを食べた後は、弘前市の中心街から西側、旧岩木町方面へ向かう。
この旧岩木町方面は弘前市の中でも名湯の宝庫なのだが、まず訪れたのが「桜温泉」。
湯的には花咲温泉からの桜温泉、何だかよい流れだ
前田観光という観光バス・タクシー会社が偶然に掘り当てた源泉らしい。
見た目は地味系の建物だが、立寄りだけでなく「ニュー桜旅館」で宿泊もできる温泉宿である。
立寄りはやはり6時からと、青森標準の早さ
桜温泉
立寄り入浴料は350円と、どこまでも青森は安いようだ
3人まとめてなら1000円。
ちなみに一泊二食付きで6500円。
素泊まりだと3500円。
さらに湯治用のコースだと一泊二食付きで4500円、二泊三日7食付きで9800円とかがあるから、リーズナブルである。
土産物コーナーは一般的な品ぞろえ。
こちらは食堂。
食事と入浴付きの設定もあるようだ。
広い館内はロビーも余裕。
それでは浴場へ。
男女別の浴場はそれぞれ露天風呂付である。
先客はそれなりの数のようだ。
実際こんな↑感じであった。
粘りつつ、以下展開。
ヒバ材の浴槽と石材の床などが、一般的青森の公衆浴場とはかなり違った高級な雰囲気を醸し出しているが、メイン浴槽は例によって区切られている。
写真↑の向こう側がぬるめ、手前側が熱めの浴槽。
石材がクリーム色系に見えるのは、源泉のオーバーフローによる沈着。
洗い場はカラン&シャワーが10セット以上並ぶ。
シャンプー類はここでもなかったと記憶している(違っていたらスミマセン)。
カランからも源泉が出てたはず(違っていたらスミマセン)(^^ゞ
こちら↑はぬるい方の浴槽だが、見た目では加水せずにかけ流されているが、温度を考えると若干加水されているかもしれない。
緑黄白色ささ濁りの湯は、源泉名はそのまま「桜温泉」。
源泉温度52度、pH6.6のナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。
成分総計は7.181g/kg。
しっかりとしたスベスベ感があった。
炭酸水素イオンは1376mgある。
では熱い方の浴槽。
44度の表記があったが、実際は45~6度はあったと思う。
こちらは完全かけ流しであろう。
淡いアブラ臭と淡いアブラ味がある。
僅かな金気臭も。
塩味と鉄味、苦味、そしてダシ味があり、なかなかイカしたブレンド具合
それでは露天風呂へ。
丸い樽の浴槽は2~3人ぐらいなら入れるか。
ただし他人とだとちょっと遠慮するぐらいの大きさ。
露天と言っても小さな中庭が見えるぐらいで外の景色は臨めない。
露天から内湯の壁は大きなガラスとなっており、内湯の開放感に繋がっている。
いずれにせよ350円でこの雰囲気の露天風呂まであるのは、何とも贅沢。
露天は熱め適温で、なかなか人気があった。
もちろん水風呂も完備
こちらはキンキンに冷えていたが、水道水か井水。
別源泉という感じではなかったものの、やはり十分活用させてもらった。
次はさらなる名湯エリアへ。
桜温泉
青森県弘前市賀田2-10-1
0172-82-4332
立寄り入浴料 350円
<源泉:桜温泉>
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性・中性・高温泉)
52度
pH6.6
成分総計 7.569g/kg
緑黄白色ささ濁り
淡アブラ臭、微金気臭あり
淡アブラ味、塩味、ダシ味、淡苦味、淡鉄味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
完全かけ流し(加水浴槽あり?)
2016年10月入湯
※数値はH27の分析表より