”摩文仁の丘” | クジラ怪人の琉球釣り日記

クジラ怪人の琉球釣り日記

2011年3月11日
世界は変わってしまいました。

現在進行中の危機への対処を考えていきたいと思ってはいるのですが。

正直、うまい回答は無いのが現実ですね。
一緒に考えていきませんか。
少しは何かできることがあるんじゃないでしょうか。

平和祈念公園を訪れたわけ。


日本っていう国がどんな国なのかを再確認したかったこともあるのです。


311まで、戦争は過去のことだと思った。

日本は変わったと思った。


でも、考えても見てください。

どうして、同じ人間がそんなに簡単に変わるのでしょうか?


何も変わっていない。

いや、より巧妙に国民をだます仕掛けに進化している。


国民に手榴弾を渡して死ねという。

子供が泣くから、米兵に見つかる。だから、注射をして殺してしまう。

最後は、がけから飛び降りろという。


軍国主義ってなんて非道なのか。


ああ、戦後、平和な時代に生まれてきてよかった。


しかし、沖縄の人は、長い占領時代を経て、さらに、続く基地問題、事実上の占領の継続を見ながら、何も変わっていないんだよ、と教えてくれている。


我々ないちゃーも311を経て、民主主義の隠れ蓑にかくれていた軍国主義がいまだに健在であることに気が付いた?いえ、ごく一部の人だけですが。



国民に手榴弾を渡して死ねという > 放射能汚染は無かったことにして、放射線管理地域以上の汚染地に住民を帰還させて死ねという。


子供も泣くから、注射をして殺してしまう。>放射能は体にいいのだから、くよくよしないで、元気で校庭で遊びなさいという。


最後は崖から飛び降りろという。 >蓄積した放射のの体内被曝で、重篤な健康被害に見舞われても何の保証もしない。因果関係は証明できないから。最後は…


どうでしょうか?


そして、すべては、、お国のため…


お国のためなら、少々の放射能くらい我慢しろ。

地震ごときでおたおたするな、原発は再稼働だ。アメリカ様のご命令だ。原子力マフィアのご要望だ。

産軍複合体というものが世界を支配しているという話を遠い昔に大学で聞いたなぁ。

あのころは、そんなバカなことがあるものか、政治学者の妄想だと思っていました。


何一つ変わっていなかった。


愚かにも私も、311まで、何も気が付かなかった。


気が付いたからと言って、何もできはしない。


以前、来た時と何かが違う。


そう、以前来た時は、311の前だったのです。

犠牲者の慰霊碑を前に、日本は変わりましたよ、平和な時代が来たのです、と言えるような気がした。

今は…

何も変わっていない。


青く見える空も海も、見せかけだけ。

東日本の空には、今も、放射性物質がまっている。

子供たちは、いや、大人も、毎日、見えない手榴弾を抱えさせられている。


お国のためだ!