8月のつぶやき・・・カリフォルニアワイン王 長沢鼎
テーマ:ハワイ
カリフォルニアのワインは、ナパ・バレーが有名ですが、そこからちょっと北西に位置するサンタ・ローザのワイナリーのパイオニ
アがなんと日本人であった、ということはまだまだ知られていません。
その人が、長沢鼎 (ながさわ かなえ アメリカではKanaye Nagasawa )。
私の大学時代の友人(サンフランシスコ在住アメリカ人)が、ハワイ島のタイムシェアにバケーションで毎年友人たちを連れてやってくるのですが、
ワインショップを40年やっており、必ずここハワイ島に来るときには私たち夫婦にもワイン1ケース(12本)をもってくるのです。
彼のワイン知識は相当なもので、その中でも日本人でカリフォルニアワインのパイオニアである長沢の話をとくとくと説明され、
この7月にサンフランシスコを所用で訪ねたときに、とうとうその長沢のワイナリー跡を訪れることになったわけです。
江戸末期1865年、当時13歳の長沢少年は他数名と一緒に薩摩藩からイギリスに留学。(有名な貿易商グラバーの実家でもお世話にな
ったとか)
その後、アメリカに渡ることになり、アメリカ人のトーマス・ハリス(キリスト教)とその後共に歩むこととなる。
ニューヨークでワイン醸造を学び、その後カリフォルニアへ。
サンタローザで、ワイン農園を開始。
ワインの品質向上に努力を重ね、後には彼の「ファウンテングローブ・ワイナリー」のワインはアメリカでも有名になるほどに。
イギリスに輸出された最初のカリフォルニアワインもナガサワ・ワインだったそうです。
しかしながら、戦争と排日政策もあり、ワイナリーもできなくなり彼の功績もうずもれていったために、あまり世に知られることなくきたわけです。
近年、長沢の功績をたたえ広めようとする動きが出て、Nagasawa Community Park ができたり、私が訪れたような資料館もあったり。
後に日本からのアメリカ移民が多くなったときにも、いろいろとお世話をしたようです。
武士として生まれた人が、アメリカでこのような功績を残したというのですから、素晴らしいです。
長沢は生涯独身。日本から甥をよびよせてワイナリーを継承させたということ。
現在は、パラダイスリッジ・ワイナリー(Paradise Ridge Winery) の一部として残っているそうです。
先月のマウイ島での442部隊のお手伝い
のすぐあとに、この長沢ワイナリー跡訪問と続き、
アメリカにおける日本人で素晴らしい功績を残した人のお話でした。
実に日本人パワーの素晴らしさを感じさせられました。
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