罪と罪 | 今日も世界は美しい

罪と罪

ああ、また僕は。

空を見上げなければならないのか。


言えばいいのか。

『空を見上げるような気持ちです』と。


美しい執着などは存在しないし、清らかな怒りなど、存在しない。


もういいだろう。

美しくなくても、清らかではなくても。

もう、いいだろうよ。

僕らは美しくもなく、清らかなどでもないのだから。


今更、この僕の何処を雨から庇う?

深海で傘を差す馬鹿はいないぜ。