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瓜田純士
<日刊サイゾー『歌舞伎町激震! “元アウトローのカリスマ”瓜田純士が「ヒキオタニート」になっちゃった!?』(12.22)より>



 逮捕されたり、襲われて刺されたりなどで、何かとスキャンダルの多い、アウトローのカリスマこと瓜田純士氏。


 僕がまだ右翼を始めたてだった8年前。ライブハウス新宿ロフトで、元住吉会幹部が開催した暴走族イベントに、出所したてだった瓜田氏が顔を出していた。一人だけ若いのに登壇していて、カッコ良いなと思った。僕は客席の遠くから見ていた。


 それから、瓜田氏は「ドブネズミのバラード」(太田出版刊)という自伝を出し、数多くの本や映画を発表して活躍をしている。ちょっとだけ面識があり、僕もその生き方に負けじと、右翼活動や作家業を頑張ってきた。



■ドトールコーヒー出禁の原因はタトゥー?

 そんな瓜田氏がブログで、ドトールコーヒーに入店したら出入り禁止になったという内容の記事をアップしている。

瓜田純士氏公式ブログより


 記事を読むと出入り禁止になった原因はタトゥーらしい。瓜田氏行きつけのドトールだったようだが、店長が新しい人に変わったみたいで対応が変化したようだ。

 瓜田氏といえば全身タトゥーだらけで、顔面にまでタトゥーがびっしり入っているという超強面な容姿だ。


 プール、温泉、サウナ、銭湯などでは昔から入れ墨が入っている人間の利用を断っているところが多い。だが、一般の飲食店ではタトゥーが入っているという理由で入店拒否という話はまず聞かない。

 飲食店に暴力団員入店禁止の張り紙などはよくあるが、瓜田氏は元ヤクザだが現役のヤクザではない。どうして出入り禁止になったのか。一体なぜそうなったかを調べてみることにした。



■ドトールコーヒー側の言い分

 僕は真相を聞くべく、さっそくドトールコーヒーのお客様電話相談室に電話をかけてみた。僕は自分の名前と出版社関係者であることを明かす。

「瓜田純士氏という著名人がブログでタトゥーが理由でドトールコーヒーを出入り禁止になったと書いているがそれは本当ですか? またドトールコーヒーにはタトゥーが入っている客を来店拒否したりするマニュアルや内規はあるんですか?」と尋ねた。


 対応した人は、おそらく中年の男性。とても丁寧な言葉遣いである。しかし、瓜田氏の名前を出した瞬間、とても嫌そうな声色に変わった。瓜田氏のことを明らかに知っているなと感じた。どうやら、瓜田氏がドトールコーヒーと揉めたことは本当らしい。


『お答え致します。ドトールコーヒーには、お客様のタトゥーで出入り禁止をするという規則自体はありません。しかし、瓜田純士という人間が、他のお客様に迷惑をかけたりしていた場合は出入り禁止に各店舗の判断ですることもあります』

いまいち分かりづらい回答だ。僕はさらに問う。


「他のお客さんに迷惑とはどんなことですか? 瓜田氏の場合はタトゥーが他のお客さんの迷惑になっていたということですかね?」

『そこは色々ございます。各店舗の判断に任せています』

 曖昧な返事だ。もうちょっと頑張って突っ込んでみる。

「瓜田氏じゃなくて、他の人が顔にタトゥーが入っていてお客さんの迷惑になっていたらどうなんですか?」

『各店舗の判断に任せています』


 もう駄目そうだ。ねじ込んでもオウム返しになるだけだろう。最後に聞いてみた。

「タトゥーのお客さんを出入り禁止にする規則はないんですよね?」

『はい。ありません』

「かしこまりました。ありがとうございます」

『ありがとうございます』


 こんな感じで電話は終わった。瓜田氏がドトールコーヒーに出入り禁止になった原因はタトゥーだとはっきりは教えてもらえなかったが、瓜田氏の話が歓迎されていないことだけはよく分かった。



■我が国における入れ墨の歴史

 瓜田氏の件だけでなく、日本ではタトゥー、つまり入れ墨がある人間のことを不良と見なすことが多いように感じる。その人物がどんな人間だか中身を見ることをせずに、そう思われてしまうのだ。

 そもそも入れ墨とは何なのだろうか。調べてみると、歴史は縄文時代にまでさかのぼる。当時の入れ墨は、身分や所属を表すようなものだったという。


 奈良時代には刑罰としての入れ墨刑の存在ができるが、江戸時代には職人をはじめとする一般市民の間でブームになった。しかし、流行に伴い、幕府が入れ墨禁止令を出す。昭和23年のGHQによる解禁まで、入れ墨は処罰の対象とされたのだ。


 現在は、日本でもアーティストなどがタトゥーを入れることが多くなり、若者ファッションの一形態となっている。外国人でも、日本の伝統文化である入れ墨の和彫りを入れる人が沢山いて、世界的にも日本の入れ墨文化は高い評価を受けているのだ。


■日本に入れ墨差別はあるのか?

 しかし、日本国内では入れ墨を見る目はまだまだ冷ややかだ。それは入れ墨がヤクザの象徴のようなものになっているからだろう。暴対法や暴排条例を見れば、どれだけヤクザが嫌われているか分かるはずだ。


 暴対法や暴排条例ではヤクザは部屋も借りられないし、銀行口座も作れない、ピザも頼めないなんていう、とんでもない人権無視の法や条例である。それなのに一部の著名人が反対をしているだけで、何ら世間から反対の声が出ない。


 逮捕経験がある人なら分かるだろうが、留置所に入る時には入れ墨の有無をチェックされる。それぐらい日本では反社会的な人間のシンボルとして、入れ墨の立ち位置はある。

 実際、入れ墨に対する偏見は、僕も身を持って味わってきた。僕は反差別運動をしている。「カウンター」と呼ばれる抗議行動を、ヘイトスピーチを撒き散らす人種差別団体の在特会(在日特権を許さない市民の会)らにしているのだ。


 その時に僕は、ガラ悪くカウンターをする集団にいる。仲間たちは入れ墨を出しながらカウンターをしていたりする。僕はそのことについて全然気にしていなかったのだが、世間から結構批判を受けてきた。カウンター界隈からも一部批判があった。


 そんなことがあり、僕は入れ墨があるだけで、白い目で見られてしまうことをとても悲しく感じた。瓜田氏の件も同様だろう。瓜田氏がどんな人間だか関係なく、タトゥーがあるだけで差別をされてしまうのだ。


 日本には入れ墨差別はあると感じる。最近では入れ墨を消す人も多いらしい。医療技術の進歩もあるだろうが、おそらく消す理由としては入れ墨があることで生き辛くなってしまったからだろう。


 なので、今回の出来事でとても想うところがあったので文章を書いた。日本でも、どんどん入れ墨文化が受け入れられていくことを願ってやまない。

(取材・文 山口祐二郎)
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